JPH06347641A - 新規な偏光フィルム - Google Patents

新規な偏光フィルム

Info

Publication number
JPH06347641A
JPH06347641A JP13616393A JP13616393A JPH06347641A JP H06347641 A JPH06347641 A JP H06347641A JP 13616393 A JP13616393 A JP 13616393A JP 13616393 A JP13616393 A JP 13616393A JP H06347641 A JPH06347641 A JP H06347641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thickness
polyvinyl alcohol
polarizing film
polarizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13616393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Otsuka
清人 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP13616393A priority Critical patent/JPH06347641A/ja
Publication of JPH06347641A publication Critical patent/JPH06347641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏光フィルムをクロスニコルの状態に設置し
た場合、斜め方向における漏れ光の少ない偏光フィルム
を得る。 【構成】 複屈折率が0.22以上で、かつ厚さが1μ
m〜20μmのポリビニルアルコール系基材フィルムに
二色性色素を均一に吸着配向させた単層構造からなる偏
光子を用いた偏光フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏光フィルムをクロスニ
コルの状態に設置した場合において斜め方向における漏
れ光の少ない新規な偏光フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来液晶表示装置等に用いる偏光フィル
ムは、延伸配向した偏光膜基材フィルムに二色性色素を
吸着させて作製する。偏光フィルムには両面に光学的に
透明で異方性の無いフィルムを保護膜として使用するの
が一般的である。保護膜としては光学的に透明なトリア
セチルセルロースフィルム(以下、これを「トリアセテ
ートフィルム」と略称する)が通常用いられている。基
材フィルムとしてはポリビニルアルコール系重合体が一
般的に使用されている。
【0003】従来使用されている偏光フィルムの一般的
な作り方は延伸したポリビニルアルコール系フィルムに
ヨウ素を吸着させ、ホウ酸を含む固定水溶液で処理した
後、トリアセテートフィルムからなる保護フィルムを張
り合わせたものが一般的である。染料系偏光膜の一般的
な製法としては高分子系フィルムに二色性染料を吸着さ
せる方法が使用されている(例えば特開平3−6890
2号、特開平3−89203号公報参照)。この場合に
使用される高分子系フィルムとしてはポリビニルアルコ
ール系フィルムが好適に用いられている。特にポリビニ
ルアルコール系フィルムにヨウ素を吸着させた偏光フィ
ルムが透過率および偏光度の点で最も優れており、偏光
フィルムとして最も一般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】偏光フィルムは基材ポ
リマーであるポリビニルアルコール系フィルムを一軸延
伸し、そのポリマーの分子配向に従って二色性色素が一
軸に配向することにより偏光性能が得られる。従来、ポ
リビニルアルコール系基材フィルム中へ二色性色素を吸
着させるには、ポリビニルアルコール系基材フィルムを
二色性色素を含む液体に浸漬処理することによって行な
われている。この方法によって得られるポリビニルアル
コール系基材フィルムの断面を光学顕微鏡で観察する
と、フィルムの表面に近い部分は二色性色素で染色され
ているが、フィルムの中間部分は二色性色素で染色され
ておらず、その境界は明瞭ではないが、フィルムの厚さ
方向に明らかな3層構造となっている。現在の偏光フィ
ルムの有する問題点として、偏光フィルムをクロスニコ
ルの状態に設置した場合において、偏光フィルムを光軸
以外の方向に傾斜させた場合に偏光フィルムからの漏れ
光が増大するという点が挙げられる。偏光フィルムをク
ロスニコルに設置し方位角および迎角を変化させて漏れ
光を測定した場合、偏光軸に対して方位角45°の場合
に最も漏れ光が増大する。近年液晶ディスプレイの普
及、それに伴う技術の進歩によって偏光フィルムからの
漏れ光の問題が液晶ディスプレイの視覚特性を悪化させ
る要因の一つとして指摘されており、この点の改良が要
望されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために偏光フィルムの漏れ光と偏光フィルム
の構造について鋭意検討したところ、ポリビニルアルコ
ール系基材フィルムと二色性色素からなる偏光子を用い
た偏光フィルムにおいて、該基材フィルムの複屈折率と
該基材フィルムの厚さを制御した偏光フィルムを見出し
た。さらにまた、ポリビニルアルコール系基材フィルム
の厚さ方向に二色性色素が均一に吸着された単層構造で
あり、かつ該基材フィルムの厚さを制御した偏光フィル
ムを見出した。
【0006】すなわち、本発明はポリビニルアルコール
系基材フィルムに二色性色素を吸着配向させた偏光子か
らなる偏光フィルムにおいて、該基材フィルムの厚さが
1μm以上20μm以下(好ましくは1μm以上13μ
m以下)であってかつ該基材フィルムの複屈折率が0.
022以上(好ましくは0.025以上)であることを
特徴とする偏光フィルムである。さらにまた、本発明は
ポリビニルアルコール系基材フィルムに二色性色素を配
向吸着させた偏光子からなる偏光フィルムにおいて、該
基材フィルムが厚さ方向において均一に二色性色素で染
色されていることにより、該基材フィルムの断面を光学
顕微鏡を用いて観察した場合に、該偏光子が厚み方向に
おいて単層構造であってかつ該偏光子の厚さが2μm以
上20μm以下であることを特徴とする偏光度が99.
80%以上の偏光フィルムである。
【0007】ヨウ素を吸着配向させたポリビニルアルコ
ールの偏光フィルムをクロスニコルの状態にした場合垂
直方向からの漏れ光の量は通常1%以下である。ハイコ
ントラストタイプの偏光フィルムの場合ではこれを0.
1%以下まで低下させることができる。しかしこのよう
な高性能を有する偏光フィルムも斜めからの光に対して
は漏れ光が大幅に増大する。例えば方位角45°、迎角
60°の条件においては通常3%以上の漏れ光が存在す
る。
【0008】本発明の偏光フィルムではクロスニコルの
状態における漏れ光を大幅に低減させることができ、例
えば方位角45°、迎角60°の条件における斜めから
の光に対する漏れ光を2%以下、あるいは1.5%以下
に低減させることができる。加えて本発明の偏光フィル
ムは漏れ光を低減させるという特徴を有しているにもか
かわらず、漏れ光の色調が変化しないという特徴も有し
ており、漏れ光の波長依存性が無いという特徴を有す
る。
【0009】本発明の偏光フィルムに用いるポリビニル
アルコール系基材フィルムの厚さは20μm以下好まし
くは16μm以下さらに好ましくは13μm以下であ
る。従来使用されているポリビニルアルコール系基材フ
ィルムの厚さが21μm以上、一般的には28μm以上
であることを考慮すれば本発明の偏光フィルムに用いる
基材フィルムの厚さは従来使用されている基材フィルム
と比較し格段に薄い。
【0010】該基材フィルムの複屈折率は0.022以
上であることが必要である。偏光子の基材フィルムの複
屈折が0.022未満の場合には偏光フィルムをクロス
ニコルの状態にした時の垂直方向における漏れ光の量が
ヨウ素を吸着させた場合においても3%以上になるため
に好ましくない。
【0011】本発明におけるポリビニルアルコール系基
材フィルムとは例えばポリビニルアルコールフィルム、
ポリビニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタール
フィルム、ポリビニルブチラールフィルム、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム等のフィルムであ
る。該ポリビニルアルコール系基材フィルムはフィルム
を構成する樹脂のケン化度を85モル%以上にするのが
良い。特に好ましくは90モル%以上、最も好ましくは
95モル%以上にするのが良い。85モル%未満の場合
には延伸性と染色性が劣るので好ましくない。
【0012】本発明において用いる二色性色素とは分子
内で可視光領域における吸光係数の異る光学軸を2つ以
上有するものであれば特に限定されない。例えばI3 -
5 -等のヨウ素、コンゴーレッド等の二色性染料、ポリ
エン等を使用することができる。あるいはこれらを組み
合わせて使用しても良い。これらの中でもヨウ素は高偏
光度および高透過率の偏光フィルムを得ることができる
ので好ましい。
【0013】本発明の偏光フィルムは例えば以下に記載
する方法で作ることができるがこれに限定されるもので
は無い。すなわち平均重合度1500〜3500(ケン
化度85モル%以上)のポリビニルアルコールを水ある
いは水と有機溶媒との混合溶媒に溶解した原液を流延製
膜することによりポリビニルアルコールフィルムを得
る。この場合に使用される有機溶媒としてはジメチルス
ルホキシド(DMSO)、グリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、エチレンジアミン等を使
用することができる。有機溶媒を使用する場合には有機
溶媒の混合量は10〜90%(水の含有量は90〜10
%)とするのが良い。原液中のポリビニルアルコールの
濃度は20%以下にするのが良い。好ましくは3〜15
%とするのが良い。従来、偏光子用のポリビニルアルコ
ールフィルムを得る場合に、原液中におけるポリビニル
アルコールの濃度が20〜40%であったことを考慮す
れば本発明に用いるポリビニルアルコールフィルムは薄
いポリビニルアルコール濃度の原液を使用している。ポ
リビニルアルコール濃度の低い原液を使用することによ
り、薄くかつ均一な構造のポリビニルアルコールフィル
ムを得ることができる。
【0014】また、本発明の偏光フィルムに用いる偏光
子は、予め二色性色素を溶解した液体にポリビニルアル
コール、例えば平均重合度1500〜3500(ケン化
度85モル%以上)のポリビニルアルコールを溶解した
後に、この溶液を用いて流延製膜することによっても製
造することができる。この場合、使用される溶媒として
は、前記のように水あるいは水と有機溶媒との混合溶媒
が用いられる。この場合、二色性色素の濃度は溶媒に対
して0.05〜5重量%の濃度とするのが良い。
【0015】従来一軸延伸を行なうポリビニルアルコー
ルフィルムの厚さは最低でも50μm、好ましくは75
μmが必要であった。75μmのフィルムが最も一般的
に使用されているがこのフィルムの延伸倍率は6倍が限
界であり、ネックインするためにフィルムの厚さから求
めた通常の延伸倍率は約2.9倍であった。6倍以上延
伸した場合には均一な構造の一軸延伸フィルムを得るこ
とができず、また延伸倍率7倍付近でフィルムが切断し
た。6倍延伸したポリビニルアルコールフィルムの厚さ
は26μmとなった。一軸延伸前のポリビニルアルコー
ルフィルムを薄くした場合にはより薄い一軸延伸を得る
ことができるが、フィルムが薄くなった場合には延伸が
実施しにくくなり、厚さ50μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを使用した場合には5倍延伸が限界であっ
た。その時のフィルムの厚さは22μmとなった。
【0016】ポリビニルアルコールの原液の濃度を20
%以下にすることによりより均一な構造のポリビニルア
ルコールフィルムを得ることができた。この原液を用い
ることにより従来のものと比較し格段に薄い40μm以
下のポリビニルアルコールフィルムを得ることができ
る。このフィルムを5倍以上に一軸延伸することにより
膜厚が16μm以下の基材フィルムを得ることができ
た。また、厚さ20μmのフィルムを5倍延伸すること
により膜厚10μmの一軸延伸フィルムを得ることがで
きた。
【0017】本発明においてはポリビニルアルコール系
フィルムを一軸延伸した後に二色性色素を染色するかあ
るいは延伸前のフィルムをあらかじめ二色性色素で染色
した後に一軸延伸を行なうのも良い。二色性色素を吸着
した状態における一軸延伸フィルムの複屈折率を可視光
領域において測定することは光の吸収が大きいために困
難である。このために二色性色素を吸着しない状態にお
ける基材フィルムの複屈折率を測定するのが良い。二色
性色素を吸着したポリビニルアルコール系フィルムの複
屈折率は基材フィルムの複屈折率と一致していると推定
される。
【0018】ポリビニルアルコール系フィルム中への二
色性色素の吸着はポリビニルアルコール系フィルムを二
色性色素を含む液体に浸漬処理することにより行なう。
二色性色素を溶解する液体としては水、エタノール、メ
タノール、エチレングリコールおよびこれらの混合溶媒
を使用するのが良い。二色性色素は0.05〜5%の濃
度で使用するのが良い。二色性色素の吸着処理は未延伸
あるいは延伸後のフィルムに対して実施するかあるいは
液浴中で延伸と同時に行なうのも良い。
【0019】また、二色性色素の溶液中には架橋剤を含
有するのが良い。二色性色素をポリビニルアルコール系
フィルムに吸着させた後に架橋剤を含む溶液中で処理し
ても良い。この場合に使用する架橋剤としては、ホウ
酸、ホウ砂、ジルコニウム化合物等が用いられる。二色
性色素の吸着および架橋剤による架橋処理温度は30〜
110℃の温度で行なうのが良い。
【0020】一方、本発明の偏光子を得る方法として、
予め二色性色素を溶解した液体にポリビニルアルコール
を溶解させた溶液を用いて流延製膜する方法を採用する
と該溶液中のポリビニルアルコールの濃度を30重量%
程度まで大きくしても流延製膜後の偏光子はその厚み方
向において均一な単一構造を有している。
【0021】本発明における具体的な例をポリビニルア
ルコールフィルムを用いて説明する。本発明の偏光子は
ポリビニルアルコールの未延伸フィルムを水中において
縦方向に4〜6倍に延伸し、この後にヨウ素を含むヨウ
化カリウム水溶液に浸漬し、さらにヨウ化カリウムを含
むホウ酸の水溶液中で処理することにより得ることがで
きる。またヨウ素を含むヨウ化カリウム水溶液にポリビ
ニルアルコールの未延伸フィルムを浸漬した後に該水溶
液中において4〜6倍に延伸した後にヨウ化カリウムを
含むホウ酸水溶液中で処理することにより得ることがで
きる。得られた偏光子の片面あるいは両面に保護膜層を
形成して偏光フィルムが得られる。
【0022】
【実施例】以下実施例において本発明をさらに詳細に説
明する。 参考例1 重合度1900、ケン化度99.5モル%のポリビニル
アルコール5部を水95部に溶解し、ポリビニルアルコ
ール濃度が5重量%の溶液を得た。この溶液をポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に流延後乾燥し、膜厚が
25μmのポリビニルアルコールの原反フィルムを得
た。また膜厚が20μmおよび35μmのポリビニルア
ルコールの原反フィルムも得た。次にこれらの原反フィ
ルムを用いて実施例1〜6及び比較例1〜4の実験を行
なった。
【0023】実施例1 膜厚25μmのポリビニルアルコールの原反フィルムを
水中に浸漬した後に縦方向一軸に5倍延伸を行ない膜厚
11μmの一軸延伸フィルムを得た(ポリビニルアルコ
ールフィルムの膜厚は乾燥後測定した)。このフィルム
の複屈折率は0.027であった。このフィルムの緊張
状態を保ったままヨウ素0.5重量%およびヨウ化カリ
ウム5%を含む水溶液に浸漬し二色性色素を吸着させ
た。さらに、ホウ酸10%およびヨウ化カリウム10%
からなる50℃の水溶液中で緊張状態下に5分間架橋処
理を行なって偏光子を得た。架橋処理を行なった後の偏
光子の膜厚を乾燥後測定したところ膜厚は12μmであ
ってヨウ素の吸着前の一軸延伸フィルムと比較して膜厚
の変化はほとんど無かった。最後にこのフィルムの両面
に厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(富
士写真フィルム製、フジタック)をポリビニルアルコー
ル系接着剤を用いて貼りあわせて偏光フィルムを得た。
【0024】この偏光フィルムの透過率と偏光度を測定
したところ、単独透過率は41%、偏光度は99.9%
であった(クロスニコルの状態に設置した場合垂直方向
における透過率は0.05%以下であった)。
【0025】この偏光フィルムのクロスニコルの状態に
おける漏れ光の量を方位角45°、迎角60°の条件に
おける漏れ光(斜め透過率)は1.6%であった。ま
た、波長400nm〜700nmの範囲における漏れ光
の波長依存性の測定を行なった。この結果を図1に示
す。図1から明らかなように透過光の波長依存性は無か
った。
【0026】なお、透過率は日本電子機械工業界規格
(LD−201)に準じて測定した(400nm〜70
0nmの波長域において10nm毎に測定した分光透過
率から算出した)。偏光度は下記の式1より求めた値で
ある。 偏光度=[(H1−H2)/(H1+H2)]1/2 ただし、 H1;平行透過率(2枚の偏光フィルムの配向方向が同
一方向になるようにした場合の透過率) H2;垂直透過率(2枚の偏光フィルムの配向方向が直
行した場合の透過率) 複屈折率の測定には島津製作所エリプソメーターAEP
−100を使用した。測定に使用した波長は632.8
nmであった。
【0027】実施例2 参考例で得た膜厚が20μmのポリビニルアルコールフ
ィルムを用い実施例1と同様にして5倍一軸延伸を行な
った。5倍延伸後のポリビニルアルコールフィルムの膜
厚は9μmであった。またこのフィルムの複屈折率は
0.028であった。この一軸延伸フィルムを用いた以
外は実施例1と同様にして偏光フィルムを得た。この偏
光フィルムの透過率41%、偏光度99.9%であっ
た。この偏光フィルムの方位角45°、迎角60°にお
ける漏れ光は1.3%であった。また漏れ光の波長依存
性は実施例1の場合と同様に無かった。
【0028】実施例3 参考例で得られた膜厚が25μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを実施例1と同様な条件で6倍一軸延伸を行
なった。得られたフィルムの膜厚は10μmであった。
またこのフィルムの複屈折率は0.030であった。こ
のフィルムを用いた以外は実施例1とまったく同様にし
て偏光フィルムを作製した。この偏光フィルムの透過率
は40%であって、偏光度は99.9%であった。この
偏光フィルムの方位角45°、迎角60°における漏れ
光は1.7%であった。また漏れ光の波長依存性は無か
った。
【0029】実施例4〜6 原反フィルムの膜厚と延伸倍率を変化させて実施例1と
同様の方法を繰り返すことにより数種の偏光フィルムを
得た。この性質を表1に示した。
【0030】参考例2 重合度1900、ケン化度99.5%のポリビニルアル
コール30部を水70部に溶解し、ポリビニルアルコー
ル濃度が30重量%の溶液を得た。この溶液をポリエチ
レンテレフタレートフィルムに流延後乾燥し、膜厚が7
5μmのポリビニルアルコール原反フィルムを得た。ま
た膜厚が50μmのポリビニルアルコールの原反フィル
ムを得た。
【0031】比較例1 参考例2で得られた膜厚75μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを実施例1と同様な方法で5倍一軸延伸を行
なった。得られたフィルムの膜厚は32μmであった
(フィルムの膜厚は乾燥後測定した)。このフィルムの
複屈折率は0.027であった。このフィルムに実施例
1と同様な条件でヨウ素を染色し、その後ホウ酸による
架橋処理を行なった。この偏光子の両面にトリアセチル
セルロースフィルムを接着し偏光フィルムを得た。この
偏光フィルムの透過率と偏光度を測定したところ、透過
率は40%、偏光度は99.9%であった。この偏光フ
ィルムのクロスニコル状態における漏れ光を方位角45
°、迎角60°の条件で測定した結果、漏れ光は3.8
%であった。また漏れ光の波長依存性は無かった(図1
参照)。
【0032】比較例2 参考例2で得られた得られた膜厚50μmのポリビニル
アルコールフィルムを実施例1と同様な方法で5倍一軸
延伸を行なった。得られたフィルムの膜厚は21μm、
複屈折率は0.028であった。このフィルムを用い実
施例1と同様な方法で偏光子および偏光フィルムを得
た。この偏光フィルムの透過率と偏光度を測定したとこ
ろ、透過率は40%、偏光度は99.9%であった。ま
た、方位角45°、迎角60°における漏れ光は3.4
%であった。
【0033】比較例3 参考例2で得られた厚さ75μmの原反フィルムを6倍
延伸することによって厚さ30μmの一軸延伸フィルム
を得た。このフィルムの複屈折率は0.030であっ
た。このフィルムを用い実施例1と同様な方法で偏光フ
ィルムを得た。この偏光フィルムの単独透過率は41
%、偏光度は99.9%、方位角45°、迎角60°に
おける漏れ光は3.4%であった。
【0034】比較例4 参考例1で得た膜厚20μmのポリビニルアルコールフ
ィルムを4倍延伸することより膜厚12μmのフィルム
を得た。このフィルムの複屈折率は0.021であっ
た。このフィルムを用い実施例1と同様にして偏光フィ
ルムを得た。この偏光フィルムの偏光度は96.3%で
あった。また方位角45°、迎角60°における漏れ光
は6.2%であった。
【0035】以上実施例1〜6および比較例1〜4の結
果をまとめて表1に示した。
【表1】 この表1の結果から明らかなように本願発明の実施例1
〜6によって得られた偏光フィルムはクロスニコルの状
態に設置した場合に、比較例1〜4の偏光フィルムに較
べて斜め方向における漏れ光が少なかった。
【0036】実施例7 ヨウ素0.1重量%、ヨウ化カリウム0.5重量%の水
溶液を作製し、この溶液85部にポリビニルアルコール
(重合度1900、ケン化度99.7%)15部を溶解
した。この溶液をポリエチレンテレフタレートフィルム
に流延後乾燥し、膜厚が40μmのヨウ素で染色された
ポリビニルアルコールの原反フィルムを得た。この原反
フィルムを水中に浸漬した後に縦方向一軸に5倍延伸を
行なった。さらに緊張状態を保持したままで、ホウ酸1
0%、ヨウ化カリウム10%からなる50℃の水溶液で
5分間架橋処理を行なった。このようにして偏光子を得
た。最後にこのようにして得られた偏光子の両面に80
μmのトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フィ
ルム製、フジタック)をポリビニルアルコール系接着剤
を用いて貼りあわせた。この偏光フィルムの透過率と偏
光度を測定したところ、単独透過率は39%、偏光度は
99.94%であった(クロスニコルの状態に設置場
合、垂直方向における透過率は0.02%であった)。
この偏光フィルムの偏光子の断面を光学顕微鏡を用いて
観察したところ偏光子はヨウ素で均一に染色されてい
た。すなわち厚み方向において偏光子は単層構造であっ
た。また偏光子の膜厚は16μmであった。この偏光フ
ィルムのクロスニコルの状態における漏れ光を方位角4
5°、迎角60°の条件で測定したところ、漏れ光は
1.4%であった。また、波長400nm〜700nm
の範囲における漏れ光の波長依存性の測定を行なった。
この結果を図2に示す。図2から明らかなように漏れ光
の波長依存性は無かった。なお、透過率は実施例1と同
様にして、日本電子機械工業界規格(LD−201)に
準じて測定した。また、偏光度も実施例1と同様にして
求めた。
【0037】実施例8 ヨウ素で染色された厚さ50μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを実施例7と同様な方法で得た。この原反フ
ィルムを実施例7と同様にして5倍延伸を行なった後に
トリアセチルセルロースフィルムを両面に接着し偏光フ
ィルムを得た。この偏光フィルムの単独透過率は37
%、偏光度は99.97%であった(クロスニコルの状
態に設置した場合、垂直方向における透過率0.01%
であった)。この偏光フィルムの偏光子の断面を光学顕
微鏡を用いて観察したところ偏光子はヨウ素で均一に染
色されていた。すなわち厚み方向において偏光子は単層
構造であった。また偏光子の膜厚は20μmであった。
この偏光フィルムのクロスニコルの状態における漏れ光
を方位角45°、迎角60°の条件で測定した。漏れ光
は1.7%であって、漏れ光の波長依存性は無かった。
【0038】実施例9 ヨウ素で染色されたポリビニルアルコールの原反フィル
ムの厚さを25μmとした以外は実施例7と同様にして
偏光フィルムを作製した。延伸倍率は実施例7と同様に
5倍とした。この偏光フィルムの透過率と偏光度を測定
したところ、単独透過率は42%、偏光度は99.85
%であった(クロスニコルの状態に設置した場合、垂直
方向における透過率は0.05%であった)。この偏光
フィルムのクロスニコルの状態における漏れ光を方位角
45°、迎角60°の条件で測定した漏れ光は1.2%
であって透過光の波長依存性は無かった。この偏光フィ
ルムの偏光子の断面を光学顕微鏡を用いて観察したとこ
ろ偏光子はヨウ素で均一に染色されていた。また偏光子
の膜厚は10μmであった。
【0039】比較例5 重合度1900、ケン化度99.7%のポリビニルアル
コール30部を水70部に溶解し、ポリビニルアルコー
ル濃度が30重量%の溶液を得た。この溶液をポリエチ
レンテレフタレートフィルムに流延後乾燥し、膜厚が7
5μmのポリビニルアルコール原反フィルムを得た。こ
のフィルムを水中に浸漬した後に縦方向一軸に5倍延伸
を行ない延伸フィルムを得た。このフィルムの緊張状態
を保持したままヨウ素0.5重量%、ヨウ化カリウム5
%からなる水溶液に浸漬し二色性色素を吸着させ、さら
にフィルムの緊張状態を保持したまま、ホウ酸10%、
ヨウ化カリウム10%からなる50℃の水溶液で5分間
架橋処理を行なった。最後にこのフィルムの両面に厚さ
80μmのトリアセチルセルロースフィルム(富士写真
フィルム製、フジタック)をポリビニルアルコール系接
着剤を用いてはりあわせた。この偏光フィルムの単独透
過率と偏光度を測定したところ、単独透過率は40%、
偏光度は99.90%であった(クロスニコルの状態に
設置した場合、垂直方向における透過率0.03%であ
った)。この偏光フィルムについて、クロスニコルの状
態における漏れ光を方位角45°、迎角60°の条件で
測定した漏れ光は3.8%であって、漏れ光の波長依存
性は無かった(図2を参照)。この偏光フィルムの偏光
子の膜厚は30μmであった。この偏光フィルムの偏光
子の断面を光学顕微鏡を用いて観察したところ偏光子の
両面はヨウ素で染色されていたが、厚み方向において中
間の部分はヨウ素で染色されていなかった。すなわち従
来の方法で偏光子を作製した場合偏光子の構造は、厚み
方向において順番に記述すれば、ヨウ素で染色された部
分、ヨウ素で染色されない部分、ヨウ素で染色された部
分の3層構造であった。ヨウ素で染色された部分と染色
されない部分の境界は明確では無く、偏光子の表面はヨ
ウ素で十分に染色されており、偏光子の内層に行くにし
たがってヨウ素の染色の度合いは少なくなっていた。
【0040】比較例6 ヨウ素で染色されたポリビニルアルコールの原反フィル
ムの厚さを80μmとした以外は実施例7と同様にして
偏光フィルムを作製した。延伸倍率は5倍とした。この
偏光フィルムの透過率と偏光度を測定した。単独透過率
は34%、偏光度は99.97%であった(クロスニコ
ルの状態に設置した場合、垂直方向における透過率は
0.01%であった)。この偏光フィルムの漏れ光を方
位角45°、迎角60°の条件で測定した漏れ光は3.
1%であった。また偏光子の膜厚は34μmであった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば偏光フィルムをクロスニ
コルの状態に設置した場合において、斜め方向における
漏れ光の少ない偏光フィルムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および比較例1によって得られた偏光
フィルムの斜め透過率の波長依存性を測定したグラフで
ある。
【図2】実施例7および比較例5によって得られた偏光
フィルムの斜め透過率の波長依存性を測定したグラフで
ある。
【符号の説明】
1 実施例1によって得られた偏光フィルム 2 比較例1によって得られた偏光フィルム 3 実施例7によって得られた偏光フィルム 4 比較例5によって得られた偏光フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール系基材フィルムに
    二色性色素を吸着配向させた偏光子を用いる偏光フィル
    ムにおいて、該基材フィルムの複屈折率が0.022以
    上であってかつ該基材フィルムの厚さが1μm以上20
    μm以下であることを特徴とする偏光フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアルコール系基材フィルムに
    二色性色素を吸着配向させた偏光子を用いる偏光フィル
    ムにおいて、該偏光子が厚み方向において単層構造であ
    って、かつ該偏光子の厚さが2μm以上20μm以下で
    あることを特徴とする偏光度99.80%以上の偏光フ
    ィルム。
JP13616393A 1993-06-07 1993-06-07 新規な偏光フィルム Pending JPH06347641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13616393A JPH06347641A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 新規な偏光フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13616393A JPH06347641A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 新規な偏光フィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06347641A true JPH06347641A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15168800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13616393A Pending JPH06347641A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 新規な偏光フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06347641A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343522A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルム及びその製造方法
JP2002006133A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Nitto Denko Corp 偏光子、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2002174727A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Nitto Denko Corp 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2002228835A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Nitto Denko Corp 偏光子とその製造方法及びそれを用いた偏光板、液晶表示装置
JP2002333522A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Nitto Denko Corp 偏光フィルム、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2003240944A (ja) * 2002-02-14 2003-08-27 Nitto Denko Corp 偏光子の製造方法、偏光子、偏光板および画像表示装置
WO2004019086A1 (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Nitto Denko Corporation 偏光子、それを用いた光学フィルム、それらを用いた画像表示装置
JP2004094063A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Nitto Denko Corp 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2004233871A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板、偏光板の製造方法および液晶表示装置
JP2005049698A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板
JP2005521100A (ja) * 2002-03-26 2005-07-14 富士写真フイルム株式会社 偏光板および液晶表示装置
JP2005309401A (ja) * 2004-03-23 2005-11-04 Nitto Denko Corp 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
WO2005124407A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Fujifilm Corporation Polarizing plate and liquid crystal display device
JP2006039516A (ja) * 2004-06-22 2006-02-09 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板および液晶表示装置
JP2006039518A (ja) * 2004-06-22 2006-02-09 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板および液晶表示装置
JP2006072315A (ja) * 2004-05-20 2006-03-16 Fuji Photo Film Co Ltd 反射防止能付き偏光板、その製造方法、及びそれを用いた画像表示装置
JP2008216979A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Nitto Denko Corp 長尺光学積層体の製造方法、及び液晶パネル
JP2008281761A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Nitto Denko Corp 光学積層フィルム、及び長尺光学積層フィルムの製造方法、及び液晶表示装置
WO2010044218A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 日東電工株式会社 液晶パネルの製造方法
WO2010122911A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 日東電工株式会社 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
JP4751481B1 (ja) * 2010-09-03 2011-08-17 日東電工株式会社 偏光膜、偏光膜を含む光学フィルム積層体、及び、偏光膜を含む光学フィルム積層体の製造に用いるための延伸積層体
JP2015505071A (ja) * 2012-11-16 2015-02-16 エルジー・ケム・リミテッド 薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造された薄型偏光子及び偏光板
JP2015511319A (ja) * 2012-11-16 2015-04-16 エルジー・ケム・リミテッド 薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造された薄型偏光子及び偏光板
JP2016505408A (ja) * 2013-06-18 2016-02-25 エルジー・ケム・リミテッド 延伸積層体、薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造される薄型偏光子及びこれを含む偏光板
US10215901B2 (en) * 2015-11-04 2019-02-26 Nitto Denko Corporation Polarizer, polarizing plate, and method of producing polarizer
WO2021010351A1 (ja) * 2019-07-12 2021-01-21 日本化薬株式会社 発光性化合物又はその塩を用いた偏光発光素子、偏光発光板、及び表示装置

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343522A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルム及びその製造方法
JP2002006133A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Nitto Denko Corp 偏光子、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2002174727A (ja) * 2000-12-07 2002-06-21 Nitto Denko Corp 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2002228835A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Nitto Denko Corp 偏光子とその製造方法及びそれを用いた偏光板、液晶表示装置
JP2002333522A (ja) * 2001-05-07 2002-11-22 Nitto Denko Corp 偏光フィルム、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2003240944A (ja) * 2002-02-14 2003-08-27 Nitto Denko Corp 偏光子の製造方法、偏光子、偏光板および画像表示装置
JP2010015157A (ja) * 2002-03-26 2010-01-21 Fujifilm Corp 偏光板及び液晶表示装置
EP1615056A2 (en) * 2002-03-26 2006-01-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Polarizing plate
JP2005521100A (ja) * 2002-03-26 2005-07-14 富士写真フイルム株式会社 偏光板および液晶表示装置
WO2004019086A1 (ja) * 2002-07-24 2004-03-04 Nitto Denko Corporation 偏光子、それを用いた光学フィルム、それらを用いた画像表示装置
US8698981B2 (en) 2002-07-24 2014-04-15 Nitto Denko Corporation Polarizer, optical film using the same, and image display device using the same
JP2010152374A (ja) * 2002-07-24 2010-07-08 Nitto Denko Corp 偏光子、およびそれを用いた光学フィルム、ならびにそれらを用いた画像表示装置
JP2004094063A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Nitto Denko Corp 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2004233871A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板、偏光板の製造方法および液晶表示装置
JP2005049698A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板
JP4583982B2 (ja) * 2004-03-23 2010-11-17 日東電工株式会社 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2005309401A (ja) * 2004-03-23 2005-11-04 Nitto Denko Corp 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2006072315A (ja) * 2004-05-20 2006-03-16 Fuji Photo Film Co Ltd 反射防止能付き偏光板、その製造方法、及びそれを用いた画像表示装置
WO2005124407A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Fujifilm Corporation Polarizing plate and liquid crystal display device
JP2006039518A (ja) * 2004-06-22 2006-02-09 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板および液晶表示装置
JP2006039516A (ja) * 2004-06-22 2006-02-09 Fuji Photo Film Co Ltd 偏光板および液晶表示装置
US7951434B2 (en) 2004-06-22 2011-05-31 Fujifilm Corporation Polarizing plate and liquid crystal display device
JP2008216979A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Nitto Denko Corp 長尺光学積層体の製造方法、及び液晶パネル
JP2008281761A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Nitto Denko Corp 光学積層フィルム、及び長尺光学積層フィルムの製造方法、及び液晶表示装置
WO2010044218A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 日東電工株式会社 液晶パネルの製造方法
JP2010117709A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Nitto Denko Corp 液晶パネルの製造方法
US8771453B2 (en) 2008-10-16 2014-07-08 Nitto Denko Corporation Method for manufacturing liquid crystal panel
CN102405427A (zh) * 2009-04-21 2012-04-04 日东电工株式会社 偏光薄膜、偏光板及液晶显示装置
JP2010271703A (ja) * 2009-04-21 2010-12-02 Nitto Denko Corp 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
WO2010122911A1 (ja) * 2009-04-21 2010-10-28 日東電工株式会社 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
JP4751481B1 (ja) * 2010-09-03 2011-08-17 日東電工株式会社 偏光膜、偏光膜を含む光学フィルム積層体、及び、偏光膜を含む光学フィルム積層体の製造に用いるための延伸積層体
JP2014078016A (ja) * 2010-09-03 2014-05-01 Nitto Denko Corp 偏光膜、偏光膜を含む光学フィルム積層体、及び、偏光膜を含む光学フィルム積層体の製造に用いるための延伸積層体
JP2015505071A (ja) * 2012-11-16 2015-02-16 エルジー・ケム・リミテッド 薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造された薄型偏光子及び偏光板
JP2015511319A (ja) * 2012-11-16 2015-04-16 エルジー・ケム・リミテッド 薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造された薄型偏光子及び偏光板
US9304239B2 (en) 2012-11-16 2016-04-05 Lg Chem, Ltd. Preparing method for thin polarizer, thin polarizer and polarizing plate comprising the same
US9612376B2 (en) 2012-11-16 2017-04-04 Lg Chem, Ltd. Preparing method for thin polarizer, thin polarizer and polarizing plate comprising the same
JP2016505408A (ja) * 2013-06-18 2016-02-25 エルジー・ケム・リミテッド 延伸積層体、薄型偏光子の製造方法、これを用いて製造される薄型偏光子及びこれを含む偏光板
US10215901B2 (en) * 2015-11-04 2019-02-26 Nitto Denko Corporation Polarizer, polarizing plate, and method of producing polarizer
US10578786B2 (en) 2015-11-04 2020-03-03 Nitto Denko Corporation Polarizer, polarizing plate, and method of producing polarizer
WO2021010351A1 (ja) * 2019-07-12 2021-01-21 日本化薬株式会社 発光性化合物又はその塩を用いた偏光発光素子、偏光発光板、及び表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06347641A (ja) 新規な偏光フィルム
JP4707146B2 (ja) 偏光子の製造方法
WO2017138551A1 (ja) 偏光フィルム及びその製造方法
JP2010026498A (ja) 偏光板及びその製造方法
JP2011100161A (ja) 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2003121644A (ja) 偏光板及び液晶表示素子
JP4740534B2 (ja) セルロースアシレートフィルム、偏光板、および液晶表示装置
WO2014162634A1 (ja) 無彩色な染料系偏光素子、及び偏光板
JP2009161761A (ja) セルロースアシレートフィルム、偏光板、および液晶表示装置
JP4594804B2 (ja) 偏光フィルムの製造方法
JPH1062624A (ja) 広視野角偏光板
JP7217359B2 (ja) 光学フィルム、円偏光板、有機エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2002022945A (ja) 楕円偏光板、その製造方法、およびそれを用いた反射型stn液晶表示装置
JP2005128520A (ja) 偏光板およびそれを用いた液晶表示装置
JPH0894834A (ja) 偏光子
JP3602555B2 (ja) 液晶表示装置
JPH07104126A (ja) 偏光フィルムの製造方法
JP2001281452A (ja) 光学フィルム、偏光板および液晶表示装置
JP4117173B2 (ja) 位相差板の製造方法およびその方法によって製造された位相差板
JP2001083329A (ja) 偏光フィルムの製造方法
JP2005206732A (ja) セルロースアシレートフィルム、偏光板、および液晶表示装置
KR20070102964A (ko) 광학 보상 시트, 그리고 이것을 사용한 편광판 및 액정표시 장치
JP7411520B2 (ja) 偏光板、位相差層付偏光板および有機エレクトロルミネセンス表示装置
JP2005309348A (ja) 偏光板保護フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置
JPH0943431A (ja) 位相差フィルム及びその用途