JPH06347419A - 装着部品検査装置 - Google Patents

装着部品検査装置

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JPH06347419A
JPH06347419A JP5138216A JP13821693A JPH06347419A JP H06347419 A JPH06347419 A JP H06347419A JP 5138216 A JP5138216 A JP 5138216A JP 13821693 A JP13821693 A JP 13821693A JP H06347419 A JPH06347419 A JP H06347419A
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靖司 水岡
Toshihiko Tsujikawa
俊彦 辻川
Kenji Okamoto
健二 岡本
Kazuhiro Ikurumi
和宏 王生
Yoichiro Ueda
陽一郎 上田
Masanori Yasutake
正憲 安武
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品装着後のプリント基板における接着
剤のはみ出しによるフロー後の半田付け不良を事前に検
査する。 【構成】 接着剤の色分布内の色を呈する部分を接着剤
の部分と判断して抽出する色抽出手段５と、抽出された
データに対して接着剤のはみ出しを検出する適宜窓枠を
設定して窓枠内のデータを切り出す窓枠部切り出し手段
７と、窓枠内の抽出された接着剤の色分布内の色を呈す
る部分の外接四角形を検出する手段８などの接着剤の色
を呈する部分の寸法や面積より接着剤のはみ出しの有無
を判定する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に使用される
プリント基板の検査装置に関し、特に接着剤を塗布して
電子部品を装着したプリント基板においてフロー工程前
に部品装着状態を検査する装着部品検査装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来のプリント基板における装着部品の
装着状態の検査装置を図８及び図９を参照しながら説明
する。
【０００３】図８において、５１はプリント基板、５２
は装着された電子部品、５３は撮像部、５４はカラー映
像信号、５５は色抽出手段、５６は色抽出部消去手段、
５７は画像記憶手段、５８は窓枠部切り出し手段、５９
は投影手段、６０は微分手段、６１は制御部である。
【０００４】動作を説明すると、図８、図９において電
子部品５２を装着した後のプリント基板５１を撮像部５
３にてカラー撮像し、色抽出手段５５にて予め与えられ
たプリント基板５１の色とシルク６４の色とランド６３
の色の色分布内の色を呈する部分をプリント基板５１や
シルク６４やランド６３の部分として判断してそのカラ
ー映像信号５４から抽出し、色抽出部消去手段５６にて
カラー映像信号５４から抽出した部分を消去し、残った
カラー映像信号を画像記憶手段５７に記憶する。次に、
残ったカラー映像信号に対して被検出部分に窓枠切り出
し手段５８にて図９に示すように窓枠６５を設定し、こ
の窓枠６５内のカラー映像信号を投影手段にて投影し、
この投影された画像のデータを微分手段６０にて微分処
理してエッジを求め、このエッジの位置より電子部品５
２の位置や傾きや寸法を求め、装着状態の良否を検査し
ていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装着部品検査装置では、接着剤のはみ出しを検査する機
能がないため、接着剤のはみ出しにより電子部品の電極
部がランドから浮いてしまって、フロー後半田付け不良
となってしまうような場合でも、電子部品の位置が正し
ければ良品と判定してしまうという問題を有していた。
【０００６】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、接着
剤のはみ出しによるフロー後の半田付け不良を事前に検
査できる装着部品検査装置を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本願の第１発明は、部品
装着後のプリント基板を撮像し、その映像信号による画
像に対して被検査部分の窓枠を設定し、この窓枠内の画
像を解析して部品の装着状態を検査する装着部品検査装
置において、接着剤の色分布内の色を呈する部分を接着
剤の部分と判断して抽出する手段と、抽出されたデータ
に対して接着剤のはみ出しを検出する窓枠を設定してそ
の窓枠内のデータを切り出す手段と、窓枠内の接着剤の
色分布内の色を呈する部分の寸法又は面積より接着剤の
はみ出しの有無を判定する手段とを備えたことを特徴と
する。
【０００８】また、第２発明は、接着剤の色分布内の色
を呈する部分を接着剤の部分と判断して抽出する手段
と、抽出されたデータに対してプリント基板のランド部
分に接着剤のはみ出しを検出する窓枠を設定してその窓
枠内のデータを切り出す手段と、窓枠内の接着剤の色分
布内の色を呈する部分の面積をカウントし接着剤のはみ
出しの有無を判定する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【０００９】また、第３発明は、接着剤の色分布内の色
を呈する部分を接着剤の部分と判断して抽出する手段
と、抽出されたデータに対して検出された部品の電極位
置に応じて電極の外側に接着剤のはみ出しを検出する窓
枠を設定してその窓枠内のデータを切り出す手段と、窓
枠内の接着剤の色分布内の色を呈する部分の面積をカウ
ントし接着剤のはみ出しの有無を判定する手段とを備え
たことを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明の上記構成によれば、カラー映像信号か
ら接着剤の色分布内の色を呈する部分を抽出して、その
寸法又は面積を求めることにより、接着剤のはみ出しの
有無を検出でき、接着剤のはみ出しによるフロー後の半
田付け不良を事前に検査することができる。
【００１１】また、プリント基板のランド部分に被検出
部分の窓枠を設定すると、ランド以外の部分にはみ出し
て、半田付け不良にならない接着剤のはみ出しに影響さ
れることなく、接着剤のはみ出しを検査することができ
る。
【００１２】さらに、部品の電極位置に応じて電極の外
側に接着剤のはみ出しを検出する窓枠を設定すると、ラ
ンド上には存在するが部品の電極部とは重ならないため
に半田付け不良にはならない接着剤のはみ出しに影響さ
れることなく、接着剤のはみ出しを検査することができ
る。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の第１実施例の装着部品検査装
置について、図１〜図３を参照しながら説明する。
【００１４】図１において、１はプリント基板、２は装
着された電子部品、３は撮像部、４はカラー映像信号、
５は色抽出手段、６は画像記憶手段、７は窓枠部切り出
し手段、８は外接四角形検出手段、９は制御部である。
【００１５】これら各構成要素の関係を動作とともに説
明すると、図１、図２において撮像部３が電子部品２を
装着した後のプリント基板１をカラー撮像し、そのカラ
ー映像信号４を発信する。このカラー映像信号４を受信
した色抽出手段５は、予め制御部９から与えられている
接着剤１３の色分布とカラー映像信号４とを比較して、
その接着剤１３の色分布内に存在するカラー映像信号４
の部分を、接着剤１３の部分と判断し、その部分を示す
色抽出データを画像記憶手段６に記憶する。
【００１６】窓枠部切り出し手段７は、この記憶された
色抽出データに対して、図２に示すような電子部品２の
ボデイ部１０と電極部１１及びプリント基板１のランド
部１２を含む部品の検査エリアに相当する窓枠１４を設
定し、逐次取り出して発信する。
【００１７】外接四角形抽出手段８は、窓枠部切り出し
手段７が発信した窓枠１４内の色抽出データより、図３
に示すような接着剤１３の外接四角形１５を色抽出デー
タの輪郭線の最小値と最大値とより求め、そのデータを
制御部９に発信する。
【００１８】制御部９は、図３に示すような接着剤１３
の外接四角形１５の左上コーナー（Ｘｇ１，Ｙｇ１）と
右下コーナー（Ｘｇ２，Ｙｇ２）の位置データが、電子
部品２のボデイ部１０の左上コーナー（Ｘｂ１，Ｙｂ
１）と右下コーナー（Ｘｂ２，Ｙｂ２）に対して次の
（１）、（２）、（３）、（４）式のいずれかが成立す
る時、接着剤１３のはみ出し有りと判定する。
【００１９】Ｘｇ１＜Ｘｂ１ ・・・・（１） Ｙｇ１＞Ｙｂ１ ・・・・（２） Ｘｇ２＞Ｘｂ２ ・・・・（３） Ｙｇ２＜Ｙｂ２ ・・・・（４） 次に、本発明の第２実施例を図４、図５を参照しながら
説明する。
【００２０】図４において、プリント基板１、電子部品
２、撮像部３、カラー映像信号４、色抽出手段５及び画
像記憶手段６は、上記第１実施例と同一であり、その説
明を援用してここでの説明は省略する。２１は窓枠部切
り出し手段、２２は面積カウント手段、２３は制御部で
ある。
【００２１】これら構成要素の関係を動作とともに説明
する。窓枠部切り出し手段２１は、記憶された色抽出デ
ータに対して、図５に示すように、プリント基板１上の
ランド部１２に対して窓枠２４を設定し、逐次取り出し
て発信する。
【００２２】面積カウント手段２２は、窓枠部切り出し
手段２１が発信した窓枠２４内の色抽出データより、窓
枠２４の中に存在する接着剤１３の面積をカウントし、
制御部２３に発信する。
【００２３】制御部２３は、面積カウント手段２２から
発信された面積値が予め設定された判定値を越えている
時、接着剤１３のはみ出し有りと判定する。
【００２４】次に、本発明の第３実施例を図６、図７を
参照しながら説明する。
【００２５】図６において、プリント基板１、電子部品
２、撮像部３、カラー映像信号４、色抽出手段５及び画
像記憶手段６は、上記第１実施例と同一であり、その説
明を援用してここでの説明は省略する。３１は色抽出手
段、３２は色抽出部消去手段、３３は画像記憶手段、３
４は窓枠部切り出し手段、３５は投影手段、３６は微分
手段である。また、３７は窓枠部切り出し手段、３８は
面積カウント手段、３９は制御部である。
【００２６】これら構成要素の関係を動作とともに説明
する。図６、図７において、カラー映像信号４を受信し
た色抽出手段３１は、予め制御部３９から与えられたプ
リント基板１の色とシルク４２（ブリッジ防止用、部品
ナンバー表示用等のシルクであり、絶縁材料の印刷塗膜
から成っている。）の色とランド部１２の色の色分布と
カラー映像信号４を比較し、カラー映像信号４における
プリント基板１とシルク４２とランド部１２の色の色分
布の部分を、プリント基板１やシルク４２やランド部１
２の部分として判断し、その部分を示す色抽出データを
発信する。
【００２７】色抽出部消去手段３２は、カラー映像信号
４と色抽出データとを受信し、このカラー映像信号４か
ら色抽出データの部分を消去し、残ったカラー映像信号
を発信する。すなわち、装着後のプリント基板１上の電
子部品２のみが残ったカラー映像信号を発信する。画像
記憶手段３３は、この残ったカラー映像信号を記憶す
る。
【００２８】窓枠切り出し手段３４は、この記憶された
残ったカラー映像信号に対して、図７に示すように、電
子部品２の電極部１１を含む部分に被検出部分の窓枠４
３を設定し、逐次取り出して発信する。
【００２９】投影手段３５は、窓枠部切り出し手段３４
が発信した窓枠４３のカラー映像データを投影する。微
分手段３６はこの投影された画像のデータを微分処理し
てエッジを検出し、制御部３９に発信する。制御部３９
は、このエッジの位置より電子部品１の電極部１１の位
置を求める。
【００３０】窓枠部切り出し手段３７は、制御部３９か
ら電子部品２の電極部１１の位置を受信し、画像記憶手
段６に記憶された色抽出データに対して、図７に示すよ
うに検出された電極部１１の位置に合わせて電極部１１
の外側周辺部に接着剤１３の有無を検出する被検出部分
の窓枠４１を設定し、逐次取り出して発信する。
【００３１】面積カウント手段３８は、窓枠部切り出し
手段３７が発信した窓枠４１の色抽出データより、窓枠
４１の中に存在する接着剤１３の面積をカウントし、制
御部３９に発信する。
【００３２】制御部３９は、面積カウント手段３８から
発信された面積値が予め設定された判定値を越えている
時、接着剤１３のはみ出し有りと判定する。
【００３３】
【発明の効果】本願の第１発明の装着部品検査装置によ
れば、以上のように、カラー映像信号の中から接着剤の
色分布内に存在するカラー映像信号の部分を、接着剤の
部分と判断してその部分を示す色抽出データを取り出
し、その寸法や面積を求め、接着剤のはみ出しの有無を
判定することにより、フロー後の半田付け不良を事前に
検査することができる。
【００３４】また、第２発明によれば、プリント基板の
ランド部分に、被検出部分の窓枠を設定することによ
り、ランド以外の部分にはみ出して、半田付け不良にな
らない接着剤のはみ出しに影響されることなく、接着剤
のはみ出しを検査することができる。
【００３５】また、第３発明によれば、検出された部品
の電極位置に応じて電極の外側に接着剤のはみ出しを検
出する窓枠を設定することにより、ランド上には存在す
るが部品の電極部とは重ならないために半田付け不良に
はならない接着剤のはみ出しに影響されることなく、接
着剤のはみ出しを検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の装着部品検査装置の第１実施例の構成
を示すブロック図である。
【図２】同実施例における検査原理の説明図である。
【図３】同実施例における接着剤はみ出し判定の説明図
である。
【図４】本発明の装着部品検査装置の第２実施例の構成
を示すブロック図である。
【図５】同実施例における検査原理の説明図である。
【図６】本発明の装着部品検査装置の第３実施例の構成
を示すブロック図である。
【図７】同実施例における検査原理の説明図である。
【図８】従来例の装着部品検査装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図９】従来例における検査原理の説明図である。
【符号の説明】
１ プリント基板 ２ 電子部品 ３ 撮像部 ４ カラー映像信号 ５ 色抽出手段 ６ 画像記憶手段 ７ 窓枠部切り出し手段 ８ 外接四角形検出手段 ９ 制御部 １０ ボディ部 １１ 電極部 １２ ランド部 １３ 接着剤 １４ 窓枠 １５ 接着剤の外接四角形 ２１ 窓枠切り出し手段 ２２ 面積カウント手段 ２３ 制御部 ２４ 窓枠 ３７ 窓枠部切り出し手段 ３８ 面積カウント手段 ３９ 制御部 ４１ 窓枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 王生 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上田 陽一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 安武 正憲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 部品装着後のプリント基板を撮像し、そ
    の映像信号による画像に対して被検査部分の窓枠を設定
    し、この窓枠内の画像を解析して部品の装着状態を検査
    する装着部品検査装置において、接着剤の色分布内の色
    を呈する部分を接着剤の部分と判断して抽出する手段
    と、抽出されたデータに対して接着剤のはみ出しを検出
    する窓枠を設定してその窓枠内のデータを切り出す手段
    と、窓枠内の接着剤の色分布内の色を呈する部分の寸法
    又は面積より接着剤のはみ出しの有無を判定する手段と
    を備えたことを特徴とする装着部品検査装置。
  2. 【請求項２】 部品装着後のプリント基板を撮像し、そ
    の映像信号による画像に対して被検査部分の窓枠を設定
    し、この窓枠内の画像を解析して部品の装着状態を検査
    する装着部品検査装置において、接着剤の色分布内の色
    を呈する部分を接着剤の部分と判断して抽出する手段
    と、抽出されたデータに対してプリント基板のランド部
    分に接着剤のはみ出しを検出する窓枠を設定してその窓
    枠内のデータを切り出す手段と、窓枠内の接着剤の色分
    布内の色を呈する部分の面積をカウントし接着剤のはみ
    出しの有無を判定する手段とを備えたことを特徴とする
    装着部品検査装置。
  3. 【請求項３】 部品装着後のプリント基板を撮像し、そ
    の映像信号による画像に対して被検査部分の窓枠を設定
    し、この窓枠内の画像を解析して部品の装着状態を検査
    する装着部品検査装置において、接着剤の色分布内の色
    を呈する部分を接着剤の部分と判断して抽出する手段
    と、抽出されたデータに対して検出された部品の電極位
    置に応じて電極の外側に接着剤のはみ出しを検出する窓
    枠を設定してその窓枠内のデータを切り出す手段と、窓
    枠内の接着剤の色分布内の色を呈する部分の面積をカウ
    ントし接着剤のはみ出しの有無を判定する手段とを備え
    たことを特徴とする装着部品検査装置。
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