JPH06347111A - 車両用空調装置の冷暖房サイクル - Google Patents

車両用空調装置の冷暖房サイクル

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JPH06347111A
JPH06347111A JP16012093A JP16012093A JPH06347111A JP H06347111 A JPH06347111 A JP H06347111A JP 16012093 A JP16012093 A JP 16012093A JP 16012093 A JP16012093 A JP 16012093A JP H06347111 A JPH06347111 A JP H06347111A
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JP
Japan
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heat exchanger
compressor
expansion valve
air
conditioning duct
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JP16012093A
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Nobuhiko Suzuki
伸彦 鈴木
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房運転時での暖房能力を高めるようにした
車両用空調装置の冷暖房サイクルを提供する。 【構成】 空調ダクト外に配された第3熱交換器15及
び空調ダクト内に配された第2熱交換器8とを介してコ
ンプレッサ13と膨張弁11とを接続すると共に、空調
ダクト内に配された第1熱交換器7を介して膨張弁11
とコンプレッサ13とを接続する経路を有している。こ
の経路に対し、コンプレッサ13と膨張弁11とを第2
熱交換器8を介して接続すると共に、膨張弁11とコン
プレッサ13とを第3熱交換器15を介して接続する経
路を設ける。暖房運転時においては、コンプレッサ13
から吐出した冷媒を第2熱交換器8を介して膨張弁11
に送り、しかる後に第3熱交換器15を介してコンプレ
ッサ13に戻すようにすれば、第3熱交換器15によっ
て空調ダクト外から吸熱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車等の車両
に利用される空調装置の冷暖房機能を有する冷暖房サイ
クルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用の空気調和装置に用いられ
る冷暖房サイクルとしては、例えば特開昭59─494
39号公報や実公昭62─18484号公報等に示され
るヒートポンプ式の空気調和装置を利用することが考え
られるが、近年においては、空調ダクトのエバポレータ
(第1熱交換器)の下流にサブコンデンサ(第2熱交換
器)を設け、メインコンデンサ(第3熱交換器)の流入
側に設けられた三方弁の切り換えによって、コンプレッ
サから流出した冷媒を、冷房運転時には第3熱交換器、
第2熱交換器、膨張弁、第1熱交換器、コンプレッサの
順で循環させ、暖房運転時には第3熱交換器をバイパス
させて、第2熱交換器、膨張弁、第1熱交換器、コンプ
レッサの順で循環させるようにしたシステムが考えられ
ている。
【0003】このシステムにおいては、暖房運転時にお
いて、コンプレッサから吐出した冷媒が空調ダクト内で
第2熱交換器によって放熱されると共に、同じ空調ダク
ト内で第1熱交換器によって吸熱されることになるが、
コンプレッサの仕事量に相当する分の熱が加えられるの
で、全体として空調ダクト内の空気を加熱できるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
システムにおいては、暖房運転時に空調ダクト外からの
吸熱がなく、実質的にはコンプレッサの仕事量のみによ
って暖房能力を確保しているので、暖房効率が悪く、暖
房能力自体も小さいものであった。
【0005】そこで、この発明においては、暖房運転時
において暖房能力を高めるようにした車両用空調装置の
冷暖房サイクルを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明の要
旨とするところは、コンプレッサ及び膨張弁と、空調ダ
クト内に配された上流側の第1熱交換器と、エアミック
スドアで通風量が調節され、空調ダクト内に配された下
流側の第2熱交換器と、空調ダクト外に配された第3熱
交換器とを少なくとも有し、前記コンプレッサと膨張弁
とを前記第3熱交換器と第2熱交換器とを介して接続す
ると共に、前記膨張弁とコンプレッサとを前記第1熱交
換器を介して接続する経路と、前記コンプレッサと膨張
弁とを前記第2熱交換器を介して接続すると共に、前記
膨張弁とコンプレッサとを前記第3熱交換器を介して接
続する経路とを備えていることにある。
【0007】
【作用】したがって、冷房運転時においては、コンプレ
ッサから吐出した冷媒を第3熱交換器および第2の熱交
換器を介して膨張弁に導き、第1の熱交換器を介してコ
ンプレッサに戻すようにし、エアミックスドアの開度を
小さくして第2熱交換器の通風量をなくすようにすれ
ば、コンプレッサからの冷媒は、第3熱交換器によって
空調ダクト外で放熱され、膨張弁で減圧された後に第1
熱交換器によって空調ダクト内の空気から吸熱し、空調
ダクトに導入された空気を冷却する。
【0008】また、暖房運転時においては、コンプレッ
サから吐出した冷媒を第2熱交換器に直接導いてこの第
2熱交換器を介して膨張弁に送り、しかる後に第3の熱
交換器に導き、この第3熱交換器を介してコンプレッサ
に戻すようにすると共に、エアミックスドアの開度を大
きくして第2熱交換器の通風量を大きくするようにすれ
ば、コンプレッサからの冷媒は、第2熱交換器によって
空調ダクト内で放熱され、膨張弁で減圧された後に第3
熱交換器によって空調ダクト外の空気から吸熱する。従
って、空調ダクトに導入された空気は、第1熱交換器で
は熱交換せず、第3熱交換器を通過する際に加熱され
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0010】図1において、この発明に係る空気調和装
置が示され、空気調和装置は、例えば電気自動車に搭載
されるもので、空調ダクト1の最上流側に内外気切換装
置2が設けられ、内気入口3と外気入口4とがインテー
クドア5によって選択的に開口されるようになってい
る。この空調ダクト1に選択的に導入される内気または
外気は、送風機6の回転により吸引され、第1熱交換器
7および第2熱交換器8に送られ、ここで熱交換されて
所望の吹き出し口から車室内に供給されるようになって
いる。第2熱交換器8は、第1熱交換器7よりも下流側
に配置され、そこを通過する空気の量をエアミックスド
ア9の開度を調節することによって可変できるようにな
っている。
【0011】尚、エアミックスドア9は、開度100%
で第2熱交換器8の通風量が最大、開度0%で第2熱交
換器8の通風量が最小になるものとする。
【0012】前記第2熱交換器8の流出側は、リキッド
タンク10、膨張弁11、及び第1開閉弁12を介して
第1熱交換器7の流入側に接続され、第1熱交換器7の
流出側は、コンプレッサ13の吸入側(B)に配管接続
されている。また、コンプレッサ13の吐出側(A)は
第2開閉弁14を介して、空調ダクト外に配置された第
3熱交換器15の一方端(C)に接続され、第3熱交換
器15の他方端(D)は、逆止弁16を介して第2熱交
換器8の流入側に接続されている。
【0013】更に、コンプレッサ13の吐出側(A)と
逆止弁16の流出側との間には、第3開閉弁17にて開
閉され、第3熱交換器15をバイパスするバイパス通路
18が配管接続されている。また、膨張弁11と第1開
閉弁12との間は、逆止弁19を介して第3熱交換器1
5の他方端(D)に配管接続され、第3熱交換器15の
一方端(C)は、第4開閉弁20を介してコンプレッサ
13の吸入側(B)に配管接続されている。
【0014】そして、上記開閉弁12,14,17,2
0のオン・オフ、エアミックスドア9の開度を制御する
ことにより、各種運転モードが得られるようになってお
り、以下にそれぞれの運転モードを説明する。
【0015】先ず、冷房運転モードを説明すると、第1
及ぶ第2開閉弁12、14を開、第3及び第4開閉弁1
7、20を閉とし、エアミックスドア9の開度を0%
(図中、実線で示す位置)に設定する。すると、コンプ
レッサ13の吐出側(A)から流出した冷媒は、実線矢
印の流れで示す如く、第3の熱交換器15に入ってここ
で空調ダクト外の空気に放熱して凝縮液化し、第2熱交
換器8に至る。この第2熱交換器8に至った冷媒は、第
2熱交換器8への通風がエアミックスドア9により遮ら
れているので、空調ダクト内の空気と熱交換せず、この
第2熱交換器8を素通りし、リキッドタンク10を介し
て膨張弁11に至る。そして、膨張弁11で減圧されて
第1熱交換器7に送られ、ここで空調ダクト内の空気か
ら吸熱して蒸発気化し、コンプレッサ13の吸入側
(B)に戻される。このため、空調ダクト1の上流から
送られてくる空気は、第1熱交換器7によって冷やさ
れ、第2熱交換器8をバイパスしてそのまま車室内に供
給される。
【0016】これに対して、暖房運転モードにおいて
は、第1及ぶ第2開閉弁12,14を閉、第3及び第4
開閉弁17,20を開とし、エアミックスドア9の開度
を例えば100%(図中、一点鎖線で示す位置)に設定
する。この場合には、コンプレッサ13の吐出側(A)
から流出した冷媒は、破線矢印の流れで示す如く、第3
熱交換器15をバイパスして第2熱交換器8に入り、こ
こで空調ダクト内の空気に放熱して凝縮液化し、リキッ
ドタンク10を介して膨張弁11に至る。そして、膨張
弁11で減圧されて第3熱交換器15に送られ、ここで
空調ダクト外の空気から吸熱し、コンプレッサ13の吸
入側(B)に戻される。このため、空調ダクト1の上流
から送られてくる空気は、第1熱交換器7を通過するも
のの、冷媒が流れていないので冷却されず、エアミック
スドア9によって第2熱交換器8に導かれ、ここで加熱
されてそのまま車室内に供給される。
【0017】また、除湿暖房運転を望む場合には、第2
開閉弁14を閉、第1、第3及び第4開閉弁12,1
7,20を開とし、エアミックスドア9の開度を例えば
中間位置(図中、破線で示す位置)に設定する。この場
合には、コンプレッサ13の吐出側(A)から流出した
冷媒は、破線矢印の流れで示す如く、第3熱交換器15
をバイパスして第2熱交換器8に入り、ここで空調ダク
ト内の空気に放熱して凝縮液化し、リキッドタンク10
を介して膨張弁11に至る。そして、膨張弁11で減圧
されて第3の熱交換器15に送られると共に、第2熱交
換器7に送られ、第3熱交換器15に送られた冷媒は、
空調ダクト外の空気から吸熱し、コンプレッサ13の吸
入側(B)に戻され、また、第2熱交換器7に送られた
冷媒は、空調ダクト内の空気から吸熱し、コンプレッサ
13の吸入側(B)に戻される。このため、空調ダクト
1の上流から送られてくる空気は、第1熱交換器7を通
過する際に除湿され、エアミックスドア9によって一部
が第2熱交換器8に導かれてここで加熱され、乾燥され
た所望温度の温風として車室内に供給される。
【0018】尚、この実施例においては、膨張弁11と
第1開閉弁12との間が、逆止弁19を介して第3熱交
換器15の他方端(D)に配管接続され、第3熱交換器
15の一方端(C)が、第4開閉弁20を介してコンプ
レッサ13の吸入側(B)に配管接続されているが、図
2に示されるように、膨張弁11と第1開閉弁12との
間を逆止弁19を介して第3熱交換器15の一方端
(C)に接続し、第3熱交換器15の他方端(D)を第
4開閉弁20を介してコンプレッサ13の吸入側(B)
に接続するようにしても同様の作用、効果が得られる
(第2の実施例)。
【0019】但し、上述の2つの実施例においては、第
3熱交換器15が凝縮器としても、蒸発器としても用い
られるので、図1の配管構成の方が望ましい。即ち、凝
縮器にあっては、冷媒が凝縮液化作用により冷媒流出側
の口径を冷媒流入側の口径より小さくしても差し支えな
いが、蒸発器にあっては、冷媒の蒸発気化作用により冷
媒流出側の口径を冷媒流入側の口径より大きくするのが
望ましい。このため、凝縮器として用いる場合と、蒸発
器として用いる場合では、冷媒の流れを逆にするのが望
ましく、図2の構成においては、第3熱交換器15を凝
縮器として用いる場合と蒸発器として用いる場合とで冷
媒の流れが同じであるので、いずれか一方の機能を中心
に熱交換器を設計すれば、他方の機能として用いる場合
には、通路抵抗が大きくなったり、熱交換効率が悪くな
る等の不都合がある。
【0020】また、図1においては、リキッドタンク1
0の流出側に膨張弁11と第1開閉弁12を設け、この
膨張弁11と第1開閉弁12との間を第3熱交換器15
の他方端(D)に接続することで、除湿暖房運転時に1
つの膨張弁11を第1及び第3熱交換器7,15で共用
する構成としたが、図3に示すように、リキッドタンク
10の流出側を第1開閉弁12および膨張弁21を介し
て第1熱交換器7に接続すると共に、膨張弁22および
逆止弁19を介して第3熱交換器15の他方端(D)に
接続するようにしても同様の作用、効果が得られる(第
3の実施例)。
【0021】特に、図1の配管構成によれば、除湿暖房
運転時に第1熱交換器側の経路と第3熱交換器側の経路
の抵抗バランスがとれていないと、冷媒が一方に偏って
流れてしまう恐れがあるが、図3のような構成にすれ
ば、各経路の抵抗バランスがとれていなくても、それぞ
れの経路抵抗に見合った冷媒を供給することができ、冷
媒の偏流がなくなるメリットを有している。
【0022】尚、図3の構成において、第1開閉弁12
と膨張弁21との配列順序、膨張弁22と逆止弁19と
の配列順序を逆にしても差し支えないことは言うまでも
ない。
【0023】図4において、この発明にかかる第4の実
施例が示されている。
【0024】この実施例において、コンプレッサ13の
吐出側(A)は、第2熱交換器8の流入側に接続され、
第2熱交換器8の流出側は、第5開閉弁25を介して空
調ダクト外に配置された第3熱交換器15の一方端
(C)に接続されている。そして、第3熱交換器15の
他方端(D)は、逆止弁26及びリキッドタンク10を
介して膨張弁11に接続され、この膨張弁11は、第6
開閉弁27を介して第1熱交換器7の流入側に接続さ
れ、第1熱交換器7の流出側は、コンプレッサ13の吸
入側(B)に配管接続されている。
【0025】更に、第2熱交換器8の流出側とリキッド
タンク10の流入側との間には、第7開閉弁28にて開
閉され、第3熱交換器15をバイパスするバイパス通路
18が配管接続されている。また、膨張弁11と第6開
閉弁27との間は、逆止弁29を介して第3熱交換器1
5の他方端(D)に配管接続され、第3熱交換器15の
一方端(C)は、第8開閉弁30を介してコンプレッサ
13の吸入側(B)に配管接続されている。
【0026】そして、上記開閉弁25,27,28,3
0のオン・オフ、エアミックスドア9の開度を制御する
ことにより、各種運転モードが得られるようになってお
り、以下にそれぞれの運転モードを説明する。
【0027】先ず、冷房運転モードを説明すると、第5
及ぶ第6開閉弁25,27を開、第7及び第8開閉弁2
8,30を閉とし、エアミックスドア9の開度を0%
(図中、実線で示す位置)に設定する。すると、コンプ
レッサ13の吐出側(A)から流出した冷媒は、実線矢
印の流れで示す如く、第2の熱交換器8に直接入る。こ
の運転モードでは、第2熱交換器8への通風がエアミッ
クスドア9により遮られているので、空調ダクト内の空
気と熱交換せず、この第2熱交換器8に至った冷媒は、
ここを素通りして第3熱交換器15に至り、ここで空調
ダクト外の空気に放熱して凝縮液化する。そして、この
第3熱交換器15を通過した冷媒は、リキッドタンク1
0を介して膨張弁11に至り、この膨張弁11で減圧さ
れて第1熱交換器7に送られ、ここで空調ダクト内の空
気から吸熱して蒸発気化し、コンプレッサ13の吸入側
(B)に戻される。このため、空調ダクト1の上流から
送られてくる空気は、第1熱交換器7によって冷やさ
れ、第2熱交換器8をバイパスしてそのまま車室内に供
給される。
【0028】これに対して、暖房運転時においては、第
5及び第6開閉弁25,27を閉、第7及び第8開閉弁
28,30を開とし、エアミックスドア9の開度を例え
ば100%(図中、一点鎖線で示す位置)に設定する。
この場合には、コンプレッサ13の吐出側(A)から流
出した冷媒は、破線矢印の流れで示す如く、第2熱交換
器8に入り、ここで空調ダクト内の空気に放熱して凝縮
液化し、第3熱交換器15をバイパスしてリキッドタン
ク10に入る。そして、膨張弁11で減圧されて第3の
熱交換器15に送られ、ここで空調ダクト外の空気から
吸熱し、コンプレッサ13の吸入側(B)に戻される。
このため、空調ダクト1の上流から送られてくる空気
は、第1熱交換器7を通過するものの、冷媒が流れてい
ないので冷却されず、エアミックスドア9によって第2
熱交換器8に導かれ、ここで加熱されてそのまま車室内
に供給される。
【0029】また、除湿暖房運転を望む場合には、第5
開閉弁25を閉、第6、第7及び第8開閉弁27,2
8,30を開とし、エアミックスドア9の開度を例えば
中間位置(図中、破線で示す位置)に設定する。この場
合には、コンプレッサ13の吐出側(A)から流出した
冷媒は第2熱交換器8に入り、ここで空調ダクト内の空
気に放熱して凝縮液化し、リキッドタンク10を介して
膨張弁11に至る。そして、膨張弁11で減圧されて第
3の熱交換器15に送られると共に、第1熱交換器7に
送られ、第3熱交換器15に送られた冷媒は、空調ダク
ト外の空気から吸熱して、コンプレッサ13の吸入側
(B)に戻され、また、第2熱交換器7に送られた冷媒
は、空調ダクト内の空気から吸熱して、コンプレッサ1
3の吸入側(B)に戻される。このため、空調ダクト1
の上流から送られてくる空気は、第1熱交換器7を通過
する際に除湿され、エアミックスドア9によって一部が
第2熱交換器8に導かれてここで加熱され、乾燥された
所望温度の温風として車室内に供給される。
【0030】尚、この実施例においては、膨張弁11と
第6開閉弁27との間が、逆止弁29を介して第3熱交
換器15の他方端(D)に配管接続され、第3熱交換器
15の一方端(C)が、第8開閉弁30を介してコンプ
レッサ13の吸入側(B)に配管接続されているが、図
5に示されるように、膨張弁11と第6開閉弁27との
間を逆止弁29を介して第3熱交換器15の一方端
(C)に接続し、第3熱交換器15の他方端(D)を第
8開閉弁30を介してコンプレッサ13の吸入側(B)
に接続するようにしても同様の作用、効果が得られる
(第5の実施例)。
【0031】但し、上述の2つの実施例においては、第
3熱交換器15が凝縮器としても、蒸発器としても用い
られるので、前述した理由により、図4の配管構成の方
が望ましい。
【0032】また、図4においては、リキッドタンク1
0の流出側に膨張弁11と第6開閉弁27を設け、この
膨張弁11と第6開閉弁27との間を第3熱交換器15
の他方端(D)に接続することで、除湿暖房運転時に1
つの膨張弁11を第1及び第3熱交換器7,15で共用
する構成としているが、図6に示すように、リキッドタ
ンク10の流出側を第6開閉弁27および膨張弁21を
介して第1熱交換器7に接続すると共に、膨張弁22お
よび逆止弁29を介して第3熱交換器15の他方端
(D)に接続するようにしても同様の作用、効果が得ら
れる(第6の実施例)。
【0033】特に、図4の配管構成によれば、除湿暖房
運転時に第1熱交換器側の経路と第3熱交換器側の経路
の抵抗バランスがとれていないと、冷媒が一方に偏って
流れる恐れがあるが、図6のような構成にすれば、各経
路の抵抗バランスがとれていなくても、それぞれの経路
抵抗に見合った冷媒を供給することができ、冷媒の偏流
がなくなるメリットも有している。
【0034】尚、図6の構成において、第6開閉弁27
と膨張弁21との配列順序、膨張弁22と逆止弁29と
の配列順序を逆にしても差し支えないことは言うまでも
ない。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
空調ダクト内に第1及び第2熱交換器を設け、空調ダク
ト外に第3熱交換器を設け、コンプレッサからの熱交換
媒体を第2及び第3熱交換器を介して膨張弁に導き、こ
の膨張弁から第1熱交換器を介してコンプレッサに戻す
ようにしたサイクルに対し、暖房運転時には、コンプレ
ッサからの熱交換媒体を第2熱交換器を介して膨張弁に
導き、この膨張弁から第3熱交換器を介してコンプレッ
サに戻すような経路を選択できるようにしたので、空調
ダクト外からも吸熱することができ、これによって、暖
房効率がよくなり、暖房能力を向上させることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第1の実施例を示す概略構成図である。
【図2】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第2の実施例を示す概略構成図である。
【図3】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第3の実施例を示す概略構成図である。
【図4】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第4の実施例を示す概略構成図である。
【図5】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第5の実施例を示す概略構成図である。
【図6】この発明に係る車両用空調装置の冷暖房サイク
ルの第6の実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 空調ダクト 7 第1熱交換器 8 第2熱交換器 9 エアミックスドア 11,21,22 膨張弁 13 コンプレッサ 15 第3熱交換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ及び膨張弁と、空調ダクト
    内に配された上流側の第1熱交換器と、エアミックスド
    アで通風量が調節され、空調ダクト内に配された下流側
    の第2熱交換器と、空調ダクト外に配された第3熱交換
    器とを少なくとも有し、前記コンプレッサと膨張弁とを
    前記第3熱交換器と第2熱交換器とを介して接続すると
    共に、前記膨張弁とコンプレッサとを前記第1熱交換器
    を介して接続する経路と、前記コンプレッサと膨張弁と
    を前記第2熱交換器を介して接続すると共に、前記膨張
    弁とコンプレッサとを前記第3熱交換器を介して接続す
    る経路とを備えていることを特徴とする車両用空調装置
    の冷暖房サイクル。
JP16012093A 1993-06-04 1993-06-04 車両用空調装置の冷暖房サイクル Pending JPH06347111A (ja)

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JP16012093A JPH06347111A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 車両用空調装置の冷暖房サイクル

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JP16012093A JPH06347111A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 車両用空調装置の冷暖房サイクル

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