JPH06345169A - ガラス板等の板状物の前後連結式輸送具 - Google Patents

ガラス板等の板状物の前後連結式輸送具

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JPH06345169A
JPH06345169A JP13786893A JP13786893A JPH06345169A JP H06345169 A JPH06345169 A JP H06345169A JP 13786893 A JP13786893 A JP 13786893A JP 13786893 A JP13786893 A JP 13786893A JP H06345169 A JPH06345169 A JP H06345169A
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plate
base
arm
tilting
opening
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Application number
JP13786893A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ino
康 猪野
Naoki Nagakura
直毅 永倉
Noriki Kobayashi
憲紀 小林
Yukishige Nishio
幸重 西尾
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OSAKA EKON KENTETSU KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
OSAKA EKON KENTETSU KK
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ベース2が、前後方向に並列状態にされて着
脱可能に連結される複数個の単位ベース3…からなり、
使用する単位ベース3の数に応じて、ベース2の前後方
向の長さが調整されるものとなされている。 【効果】 輸送すべきガラス板Gの量に応じて、スペー
ス的に無駄なく、該ガラス板Gを収容しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス板等の板状物
の輸送に用いられる輸送具に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】例えば、加工用ガラス板など
は、一般に、各ガラス加工基地で製造されたのち、各ユ
ーザー又は各建設現場等に送られていくというようにし
て流通される。
【0003】そこで、このような流通過程を経るガラス
板の輸送には、ガラス板に損傷を与えないような安全な
輸送を実現すべく、ガラス板輸送具が使用されている。
【0004】このようなガラス板輸送具として、従来、
ガラス板を立てた状態にしてその下縁部を支承する、予
め見込まれた所定の一定広さの一体型のベースと、ベー
ス部に立設されてガラス板の傾倒を阻止するパネル状の
背受けとを備えた輸送具が提供されている。
【0005】しかしながら、上記のようなこれまでのガ
ラス板輸送具では、見込まれた枚数よりも少ない枚数の
ガラス板を輸送しなければならないような場合、ベース
上に無駄な空きスペースを生じて、これをトラック等に
積んで輸送したり、一時保管したりするなどの際に、無
駄に多くのスペースを要することとなるという問題があ
った。
【0006】また、小ロットのガラス板を複数品種、収
容して輸送を行うような場合において、その品種の数が
少ないような場合も、同じくベース上に無駄な空きスペ
ースを生じて、スペース的に効率良く輸送を行うことが
できないという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、輸送すべきガラス板等の板状物の量に応じてスペ
ース的に無駄のない収容を行うことができる、ガラス板
等の板状物の輸送具を提供することを主たる目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的において、第1
の発明は、ガラス板等の板状物の下縁部を支承するベー
スと、該ベースに立設され、板状物の傾倒を阻止する、
パネル等による傾倒阻止体とが備えられたガラス板等の
板状物の輸送具において、前記ベースが、前後方向に並
列状態にされて着脱可能に連結される複数個の単位ベー
スからなり、使用する単位ベースの数に応じて、ベース
の前後方向の長さが調整されるものとなされていること
を特徴とするガラス板等の板状物の前後連結式輸送具を
要旨する。
【0009】また、第2発明は、上記第1発明におい
て、隣り合う一方の単位ベースの対向側に、上面部に傾
倒阻止体の足の挿入を許容する開口部を有する内嵌合筒
状部が備えられる一方、他方の単位ベースの対向側に、
前記内嵌合筒状部に対応して配され、上面部に傾倒阻止
体の足の挿入を許容する開口部を有すると共に、対向側
側面部に前記内嵌合部の挿入を許容する開口部を上面開
口部と独立した状態に有する外嵌合筒状部が備えられ、
前記内嵌合筒状部が外嵌合筒状部内にその対向側側面の
開口を通じて挿入嵌合された状態で、内外両嵌合筒状部
の上面側の開口を通じて、背受け体の足が、内嵌合筒状
部内に差し込まれることにより、背受け体が立設状態に
保持されると共に、前後の単位ベース同士が連結される
ものとなされている、ガラス板等の板状物の前後連結式
輸送具を要旨とする。
【0010】また、第3発明は、上記第2発明におい
て、前記外嵌合筒状部、内嵌合筒状部及び背受け体の足
に、セットピンが通されるものとなされている、ガラス
板等の板状物の前後連結式輸送具を要旨とする。
【0011】また、第4発明は、上記第1、第2又は第
3の発明において、傾倒阻止体がベース上に複数、前後
方向に間隔をおいて立設されるものとなされると共に、
隣り合う傾倒阻止体同士を連結する連結機構として連接
アームが備えられ、該連接アームは、横断面下開きコ字
状のアーム本体と、該下開きコ字状アーム本体の両端に
おいてその上板部を外方に突出させた突出板部を有し、
該アームの一端側の突出板部は、枢着板部として、隣り
合う一方の傾倒阻止体の上面に、該上面に対して接近・
離反変位しうる態様において、揺動可能にピン枢着され
ると共に、同連接アームの他端側の突出板部の側縁には
掛止用の切欠きが設けられて、該切欠きが、アームの揺
動により、隣り合う他方の傾倒阻止体に対応して設けら
れた掛止ピンに側方より嵌合掛止されるものとなされ、
かつこの嵌合掛止状態において、連接アームの基端枢着
板部が傾倒阻止体の上面に対して接近変位状態にされる
ことにより、コ字状アーム本体の左右両側板部の基端側
の端縁が同傾倒阻止体の上面部側面に当接して連接アー
ムの揺動が阻止される一方、連接アームの基端枢着板部
が傾倒阻止体の上面に対して離反変位状態にされること
により、コ字状アーム本体の両側板部が該傾倒阻止体の
上面よりも上方に変位されて連接アームが揺動しうる状
態となるものとなされている、ガラス板等の板状物の前
後連結式輸送具を要旨とする。
【0012】
【作用】上記第1の発明では、ベースが、前後方向に並
列状態にされて着脱可能に連結される複数個の単位ベー
スからなり、使用する単位ベースの数に応じて、ベース
の前後方向の長さが調整されるものとなされていること
により、輸送すべき板状物の量に応じて、その輸送に必
要な数の単位ベースを揃え、それらを互いに連結してベ
ースを構成することができる。
【0013】従って、輸送すべき板状物の量が少ない場
合には、その量に応じて、使用する単位ベースの数を少
なくし、一方、輸送すべき板状物の量が多い場合には、
その量に応じて、使用する単位ベースの数を多くすれ
ば、板状物の量に応じたスペース的に無駄のない収容が
実現される。
【0014】また、第2の発明では、隣り合う一方の単
位ベースに設けられた内嵌合筒状部が、隣り合うもう一
方の単位ベースに設けられた外嵌合筒状部内に、その対
向側側面の開口を通じて、挿入嵌合された状態で、内外
両嵌合筒状部の各上面側の開口を通じて、背受け体の足
が、内嵌合筒状部内に差し込まれることにより、背受け
体が立設状態に保持されると共に、前後の単位ベース同
士が連結されるものとなされていることにより、これら
傾倒阻止体及び前後の単位ベースの三者の連結が、有機
一体的に、構造的に極めて簡素に実現される。
【0015】また、第3の発明では、外嵌合筒状部、内
嵌合筒状部及び背受け体の足に、セットピンが通される
ものとなされていることにより、前後の単位ベース及び
傾倒阻止体の三者の連結状態が、極めて簡素な構造にし
て、しっかりしたものになる。
【0016】また、第4の発明では、隣り合う前後の傾
倒阻止体同士を連結する場合には、連接アームの枢着部
を傾倒阻止体の上面に対して離反変位状態となし、その
状態で、該連接アームを隣り合う他方の傾倒阻止体側に
揺動させていけば、その先端の掛止用切欠きが同他方の
傾倒阻止体の掛止ピンに嵌合掛止され、これにより、両
傾倒阻止体同士が連結される。そして、その状態で、連
接アームの枢着部を傾倒阻止体の上面に対して接近変位
状態にすれば、下開きコ字状アーム本体の両側板部の基
端側の端縁が同傾倒阻止体の上面部側面に当接するよう
になって連接アームの揺動が阻止され、両傾倒阻止体
は、連結アームにてしっかりと確実に連結される。
【0017】一方、傾倒阻止体同士の連結を解除する場
合には、連接アームの枢着部を傾倒阻止体の上面に対し
て離反変位状態にすれば、連接アームは揺動しうる状態
となり、この状態で、該アームを揺動させれば、切欠き
とピンとの掛止状態が解除され、両傾倒阻止体同士の連
結状態が解除される。
【0018】
【実施例】次に、この発明の輸送具を、ガラス板の輸送
に適用した場合の実施例について、説明する。
【0019】図1(イ)に示されるように、このガラス
板輸送具(1)において、(2)はべース、(3)…は
単位ベース、(4)…は傾倒阻止体としての背受けパネ
ル、(5)は傾倒阻止体としての前面保護パネル、
(6)は単位ベース連結機構、(7)は傾倒阻止体連結
機構である。
【0020】ベース(2)は、立てられた状態のガラス
板(G)の下縁部を支承するもので、図1(ロ)に示さ
れるように1個の単位ベース(3)によって構成される
か、あるいは、図1(イ)に示されるように複数個の単
位ベース(3)…を前後方向に並列隣接状態にして着脱
可能に互いに連結して構成される。
【0021】単位ベース(3)は、小ロットのガラス板
を支承するもので、図2(イ)(ロ)に示されるように
方形の骨組み構造体からなり、その前後方向の幅はこの
ような小ロットのガラス板(G)を収容しうる程度の短
尺な寸法に設計されていると共に、その左右方向の幅は
このようなガラス板(G)を安定して支承しうる所定の
寸法に設計されている。なお、(8)は緩衝材である。
【0022】背受けパネル(4)は、ガラス板(G)の
片面を受けるもので、図2(イ)等に示されるように、
上下の方形横骨材(9)(10)の端部同士を左右の方形
縦骨材(11)(11)にて連結し、その他中間の縦骨材
(12)(12)にて剛性アップされた方形平板状の骨組み
構造体からなり、ベース(2)と略同じ幅に設計されて
いる。そして、左右の縦骨材(11)(11)の下端部は、
下側の横骨材(10)の下方に突出され、該突出部にて背
受けパネル(4)の足(13)(13)が構成されている。
これらの点においては、前面保護パネル(5)も背受け
パネル(4)と同様の構成を有している。なお、(15)
はフック、(8)は緩衝材、(16)はバンド掛けであ
る。また、前面保護パネル(5)には、図6に示される
ように、その足(13)に内方側に隣接してセットピン
(17)が備えられている。
【0023】単位ベース連結機構(6)は、隣り合う単
位ベース(3)(3)同士を連結すると共に、同時に背
受けパネル(4)をベース上に立設保持するものであ
る。
【0024】即ち、同連結機構(6)は、図4(イ−
1)(イ−2)(ロ)に示されるように、隣り合う後ろ
側の単位ベース(3)の前面側両側部のそれぞれに前方
突出状態に設けられた内嵌合筒状部(18)と、隣り合う
前側の単位ベース(3)の後面側両側部に設けられた外
嵌合筒状部(19)と、背受けパネル(4)の足(13)
と、セットピン(20)とによって構成されている。
【0025】内嵌合筒状部(18)は、方形状をなし、そ
の上面部に開口部(22)を有して、該開口部(22)を通
じて内部に背受けパネル(4)の足が適合状態に挿入嵌
合されるものとなされている。
【0026】外嵌合筒状部(19)も、同じく方形状をな
し、その後ろ側の側面部に開口部(23)を有して、該開
口部(23)を通じて内部に前記内嵌合筒状部(18)が適
合状態に挿入嵌合されるものとなされると共に、その上
面部にも、側面開口部(23)とは独立した開口部(24)
を有し、該開口部を通じて内部に背受けパネル(4)の
足(13)の挿入が許容されるものとなされている。
【0027】セットピン(20)は、単位ベース(3)に
おいて、外嵌合筒状部(19)の内側に隣り合って、左右
方向移動操作可能に備えられ、それに対応して、内外両
嵌合筒状部(18)(19)及び背受けパネル(4)の足
(13)にピン差込み孔(25)…が設けられている。
【0028】従って、図4(ロ)に示されるように、内
嵌合筒状部(18)を外嵌合筒状部(19)内に側面開口部
(23)を通じて挿入嵌合すると共に、その嵌合状態にお
いて、背受けパネル(4)の足(13)を内嵌合筒状部
(18)内に両上面開口部(22)(24)を通じて挿入嵌合
することにより、隣り合う前後の単位ベース(3)
(3)同士が連結されると共に、背受けパネル(4)が
立設状態に連結保持され、これら三者が有機一体的に連
結される。
【0029】傾倒阻止体連結機構(7)は、図5に示さ
れるように、隣り合う背受けパネル(4)(4)同士の
連結、また図7に示されるように、前面保護パネル
(5)とこれに隣り合う背受けパネル(4)との連結に
寄与するもので、その主要な構成要素として連接アーム
(27)が備えられている。
【0030】該連接アーム(27)は、下向きに開口する
所定長さのコ字状チャンネル材によるアーム本体を備え
るもので、背受けパネル(4)の上側横骨材(9)に、
その上面側から略適合状態において嵌合されるサイズに
形成されている。そして該連接アーム(27)のコ字状ア
ーム本体の一端部には、その上板部(27a )が外方に延
長突出されてそこに板状の枢着部(28)が形成されてい
る。また、連接アーム(27)のコ字状アーム本体の他端
部には、その上板部(27a )が延長突出され、該突出板
部の一側縁部に側方に開口する掛止用の切欠き(29)が
形成されたものとなされている。
【0031】一方、背受けパネル(4)の上側横骨材
(9)の一側には、ピン(30)が備えられている。この
ピン(30)は、該横骨材(9)に上下方向に貫通され、
常時は自重により下方に待機し、自重に抗して持ち上げ
ることにより上方に突出しうる態様において、抜止め状
態に該横骨材(9)に取り付けられている。連接アーム
(27)は、該ピン(30)の上方突出部分がアーム一端の
板状枢着部(28)に貫通して該ピン(30)に相対回転自
在に保持されている。
【0032】そして、連接アーム(27)は、その枢着部
(28)をピン(30)とともに上側横骨材(9)の上面か
ら上方に離反変位せしめた状態において、ピン(30)を
軸として水平面内において自由に揺動しうる状態となる
一方、連接アーム(27)を上側横骨材(9)に対して直
角に向けた状態において、その枢着部(28)を上側横骨
材(9)の上面に接近変位せしめると、アーム(27)の
両側板部(27b )(27b )における枢着部側の端縁部
(31)(31)が上側横骨材(9)の前側の側面に当接係
合し、該アーム(27)の揺動が阻止された状態に保持さ
れるものとなされている。即ち、アーム(27)の両側板
部(27b )(27b )における枢着部側の端縁部(31)
(31)が本発明における係合部を構成するものとなされ
ている。
【0033】なお、前面保護パネル(5)には、図7に
示されるように、連接アーム(27)が枢着されておら
ず、ただ、ピン(30)が、背受けパネル(4)の場合と
同様に、その上側横骨材(9)に上下方向に貫通され、
常時は自重により下方に待機し、自重に抗して持ち上げ
ることにより上方に突出しうる態様において、抜止め状
態に該横骨材(9)に取り付けられたものとなされてい
る。
【0034】上記構成の輸送具(1)は、次のようにし
てガラス板の輸送に用いる。
【0035】まず、小ロットのガラス板を、複数品種、
輸送具に積込む場合について説明する。
【0036】この場合、その品種の数に応じた数の単位
ベース(3)…を用意する。そして、図2(イ)に示さ
れるように、その中の一つの単位ベース(3)に対し、
背受けパネル(4)を取り付ける。この取付けは、背受
けパネル(4)の足(13)を単位ベース(3)の外嵌合
筒状部(19)内に、その上面開口部(24)を通じて挿入
嵌合し、その状態で、セットピン(20)を外方に突出せ
しめることにより行う。そして、図2(ロ)に示される
ように、小ロットのガラス板(G)を立てた状態にし、
その下縁部をその単位ベース(3)上に支承せしめると
共に、その片面を背受けパネル(4)に受けさせ、その
状態で、バンド(B)にて、該小ロットガラス板(G)
を背受けパネル(4)に縛り止める。次いで、次の単位
ベース(3)と次の背受けパネル(4)を用意し、図3
及び図4に示されるように、その単位ベース(3)をガ
ラス板支承中の前記単位ベース(3)の前側に隣接状態
に配置して、内嵌合筒状部(18)を外嵌合筒状部(19)
内に挿入嵌合し、背受けパネル(4)の足(13)を上方
から内嵌合筒状部(18)内に挿入嵌合し、セットピン
(20)を外方に突出せしめる。これにより、両単位ベー
ス(3)(3)同士が連結されると共に、同時に背受け
パネル(4)も立設状態に取り付けられる。更に、図5
に示されるように、後ろ側に位置する背受けパネル
(4)の連接アーム(27)を上方に変位せしめ、前側の
背受けパネル(4)側に揺動させていき、アーム先端の
掛止用掛止用切欠き(29)を前側背受けパネル(4)の
ピン(30)に、前側のアームの枢着部(28)の下面側に
おいて、嵌合せしめ、その状態で、連接アーム(27)の
枢着部(28)を上側横骨材(9)の上面に接近変位させ
た状態にする。これにより、該連接アーム(27)の揺動
が阻止され、切欠き(29)とピン(30)との掛止状態が
保持されて、前後の背受けパネル(4)がしっかりと連
結される。この状態で、上記の場合と同様に、次の小ロ
ットのガラス板(G)を単位ベース(3)に支承せし
め、バンド(B)にて縛り止める。この作業を繰り返し
て、搬送予定の全ての品種の小ロットガラス板を収容し
た後、図6(イ)に示されるように、最前部に位置する
単位ベース(3)の内嵌合筒状部(18)に、前面保護パ
ネル(5)の足(13)を挿入嵌合しセットピン(17)で
抜止め状態にする共に、連接アーム(27)にて上記と同
様に背受けパネル(4)と前面保護パネル(5)とを連
結する。この状態で、上記多品種の各小ロットガラス板
(G)の輸送を行う。
【0037】また、上記よりも少ない品種数の小ロット
ガラス板の搬送を行う場合には、上記の場合よりも少な
い数の該品種数に応じた単位ベース(3)…を用意し、
上記同様に、各品種の小ロットガラス板を収容するよう
にする。
【0038】また、小ロットガラス板を1品種、輸送す
る場合は、図1(ロ)に示されるように、単位ベース
(3)を一つ用意し、一つの背受けパネル(4)と前面
保護パネル(5)を用いて、該小ロッドガラス板(G)
を収容して搬送を行う。
【0039】なお、この場合の輸送具(1)は、前後方
向の幅が狭いものであるため、図8に示されるように、
トラックに荷積みした状態で該輸送具(1)を安定保持
すべく、治具(33)(33)を使用し輸送具(1)を前後
両方向から支持するようにするのが好ましい。この治具
(33)は、輸送具(1)の前面又は後面の高さ方向中間
部を支持するバー状の治具本体(34)と、トラックの荷
台側板(S)(S)の上縁部に掛止される下開きコ字状
の掛止部(35)とを有し、治具本体部(34)は2重筒嵌
合構造となされてトラックの側板(S)(S)間の間隔
距離に対応して伸縮調整しうるものとなされている。
【0040】このように、上記構成の輸送具(1)によ
れば、輸送しようとするガラス板(G)の量に応じて、
使用する単位ベース(3)の数を決め、該ガラス板
(G)の量に応じたサイズの輸送具(1)に組み立てる
ことができ、従って、輸送具(1)に無駄の空きスペー
スを生じることがなく、スペース的に有利にガラス板
(G)の搬送を行うことができて非常に至便である。
【0041】特に、品種の異なる小ロットのガラス板の
輸送に際しては、その品種数に応じてスペース的に無駄
のない輸送を実現することができるメリットがある。
【0042】なお、上記輸送具(1)は、金属製である
が、材質には特段の制限はなく、木製であってもよい。
【0043】
【発明の効果】上述の次第で、第1の発明の輸送具は、
ベースが、前後方向に並列状態にされて着脱可能に連結
される複数個の単位ベースからなり、使用する単位ベー
スの数に応じて、ベースの前後方向の長さが調整される
ものとなされているから、輸送すべき板状物の量に応じ
て、その輸送に必要な数の単位ベースを互いに連結して
ベースを構成することができ、板状物の量に応じたスペ
ース的に無駄のないガラス板等の板状物の収容を実現す
ることができる。
【0044】また、第2の発明の輸送具は、隣り合う一
方の単位ベースに設けられた内嵌合筒状部が、隣り合う
もう一方の単位ベースに設けられた外嵌合筒状部内に、
その対向側側面の開口を通じて、挿入嵌合された状態
で、内外両嵌合筒状部の各上面側の開口を通じて、背受
け体の足が、内嵌合筒状部内に差し込まれることによ
り、背受け体が立設状態に保持されると共に、前後の単
位ベース同士が連結されるものとなされているから、こ
れら傾倒阻止体及び前後の単位ベースの三者の連結を、
有機一体的に、構造的に極めて簡素に実現することがで
きる。
【0045】また、第3の発明の輸送具は、外嵌合筒状
部、内嵌合筒状部及び背受け体の足に、セットピンが通
されるものとなされていることにより、前後の単位ベー
ス及び傾倒阻止体の三者の連結状態を、極めて簡素な構
造にして、しっかりしたものにすることができ、安全な
輸送を実現することができる。
【0046】また、第4の発明の輸送具は、隣り合う傾
倒阻止体を連結するため、上記したような特有の構成を
有する独自のアーム式連結機構を採用したものであるか
ら、両傾倒阻止体同士は、不本意な連結解除動作を起こ
すことなく、しっかりとした確実な連結状態に連結さ
れ、とができ、ガラス板等の板状物の安全な輸送を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】輸送具の実施例を示すもので、図(イ)は小ロ
ットのガラス板を複数品種同時に収容して輸送する場合
の輸送具の全体斜視図、図(ロ)は小ロットのガラス板
を一品種収容して輸送する場合の輸送具の全体斜視図で
ある。
【図2】輸送具の組立て工程を示すもので、図(イ)は
単位ベースに背受けを取付ける工程を示す斜視図、図
(ロ)は単位ベース上にガラス板を支承せしめた状態を
示す斜視図である。
【図3】小ロットのガラス板を複数品種同時輸送する場
合における輸送具の組立て工程を示すもので、図2
(ロ)に示される単位ベースに次の単位ベースを連結す
ると共に、次の背受けパネルを立設した状態を示す斜視
図である。
【図4】前後の単位ベース及び背受けパネルの連結機構
を示すもので、図(イ−1)は単位ベース同士を分離状
態にして示す斜視図、図(イ−2)は同状態を方向を部
分的に異にして示す斜視図、図(ロ)は前後単位ベース
同士を嵌合し、背受けパネルの差込みを行おうとしてい
る状態を示す斜視図である。
【図5】前後の背受けパネル同士の連結機構を示すもの
で、図(イ)は連接アームの揺動過程を示す斜視図、図
(ロ)は連接アームの先端切欠き部とピンとの嵌合直前
の状態を示す斜視図である。
【図6】図(イ)は前面保護パネルの取り付け途上の状
態を示す斜視図、図(ロ)は前面保護パネルの足部の正
面図である。
【図7】前面保護パネルと背受けパネルとの連結構造を
示すもので、図(イ−1)は背受けパネルの連接アーム
取付け部分の正面図、図(イ−2)は前面保護パネルの
ピン取付け部分を示す断面図、図(ロ)は連接アームの
揺動過程を示す斜視図、図(ハ)は連接アームの先端切
欠き部とピンとの嵌合直前の状態を示す斜視図である。
【図8】小ロットガラス板を1品種収容した場合の輸送
具をトラックに積込んだ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…輸送具 2…ベース 3…単位ベース 4…背受けパネル(傾倒阻止体) 5…前面保護パネル(傾倒阻止体) 6…単位ベース連結機構 7…傾倒阻止体連結機構 13…足 18…内嵌合筒状部 19…外嵌合筒状部 20…セットピン 22…上面開口部 23…側面開口部 24…上面開口部 25…ピン孔 27…連接アーム 27a…上板部 27b…側板部 28…枢着部 29…掛止用切欠き 30…ピン(掛止ピン、枢着ピン) 31…端縁部
フロントページの続き (72)発明者 小林 憲紀 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エコ ン建鉄株式会社内 (72)発明者 西尾 幸重 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エコ ン建鉄株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板等の板状物の下縁部を支承する
    ベースと、該ベースに立設され、板状物の傾倒を阻止す
    る、パネル等による傾倒阻止体とが備えられたガラス板
    等の板状物の輸送具において、 前記ベースが、前後方向に並列状態にされて着脱可能に
    連結される複数個の単位ベースからなり、使用する単位
    ベースの数に応じて、ベースの前後方向の長さが調整さ
    れるものとなされていることを特徴とするガラス板等の
    板状物の前後連結式輸送具。
  2. 【請求項2】 隣り合う一方の単位ベースの対向側に、
    上面部に傾倒阻止体の足の挿入を許容する開口部を有す
    る内嵌合筒状部が備えられる一方、 他方の単位ベースの対向側に、前記内嵌合筒状部に対応
    して配され、上面部に傾倒阻止体の足の挿入を許容する
    開口部を有すると共に、対向側側面部に前記内嵌合部の
    挿入を許容する開口部を上面開口部と独立した状態に有
    する外嵌合筒状部が備えられ、 前記内嵌合筒状部が外嵌合筒状部内にその対向側側面の
    開口を通じて挿入嵌合された状態で、内外両嵌合筒状部
    の上面側の開口を通じて、背受け体の足が、内嵌合筒状
    部内に差し込まれることにより、背受け体が立設状態に
    保持されると共に、前後の単位ベース同士が連結される
    ものとなされている、請求項1に記載のガラス板等の板
    状物の前後連結式輸送具。
  3. 【請求項3】 前記外嵌合筒状部、内嵌合筒状部及び背
    受け体の足に、セットピンが通されるものとなされてい
    る、請求項2に記載のガラス板等の板状物の前後連結式
    輸送具。
  4. 【請求項4】 前記傾倒阻止体がベース上に複数、前後
    方向に間隔をおいて立設されるものとなされると共に、
    隣り合う傾倒阻止体同士を連結する連結機構として連接
    アームが備えられ、 該連接アームは、横断面下開きコ字状のアーム本体と、
    該下開きコ字状アーム本体の両端においてその上板部を
    外方に突出させた突出板部を有し、 該アームの一端側の突出板部は、枢着板部として、隣り
    合う一方の傾倒阻止体の上面に、該上面に対して接近・
    離反変位しうる態様において、揺動可能にピン枢着され
    ると共に、 同連接アームの他端側の突出板部の側縁には掛止用の切
    欠きが設けられて、該切欠きが、アームの揺動により、
    隣り合う他方の傾倒阻止体に対応して設けられた掛止ピ
    ンに側方より嵌合掛止されるものとなされ、かつこの嵌
    合掛止状態において、連接アームの基端枢着板部が傾倒
    阻止体の上面に対して接近変位状態にされることによ
    り、コ字状アーム本体の左右両側板部の基端側の端縁が
    同傾倒阻止体の上面部側面に当接して連接アームの揺動
    が阻止される一方、 連接アームの基端枢着板部が傾倒阻止体の上面に対して
    離反変位状態にされることにより、コ字状アーム本体の
    両側板部が該傾倒阻止体の上面よりも上方に変位されて
    連接アームが揺動しうる状態となるものとなされてい
    る、請求項1ないし3のいずれか一に記載のガラス板等
    の板状物の前後連結式輸送具。
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