JPH063430Y2 - 透視性を有する装飾表示体 - Google Patents
透視性を有する装飾表示体Info
- Publication number
- JPH063430Y2 JPH063430Y2 JP16021888U JP16021888U JPH063430Y2 JP H063430 Y2 JPH063430 Y2 JP H063430Y2 JP 16021888 U JP16021888 U JP 16021888U JP 16021888 U JP16021888 U JP 16021888U JP H063430 Y2 JPH063430 Y2 JP H063430Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
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- layer
- sensitive
- transparent
- light
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、透視性を有する装飾表示体に関する。
（従来の技術） 従来の透視性を有する装飾表示体としては、透明な合成
樹脂板、あるいはガラス板等の基材表面に、所望着色剤
を用いて絵柄、文字など適宜画像を印刷、塗装によって
表示していた。しかしながら、これらの表示板は、一方
側から見たときは、正向きの画像が観視できても、他方
側から見たときは左右逆向きの画像が観視されることに
なる。このため、透明基材表面に、逆向きの適宜画像、
文字を印刷などにより形成した後に、その上よりホワイ
トインキなどの明色隠蔽性の着色剤を用いてベタ状の隠
蔽層を形成し、さらにその上から正向きの適宜画像を印
刷などにより施して表示体を形成することによって、表
裏の画像がオーバーラップして観視されず、又、互いの
画像が正向きに観視できるようにしていた。しかしなが
ら、この場合、画像の形成された領域にはベタ状の隠蔽
層があるため、その画像領域を透して反対側は透視でき
ないものであった。
樹脂板、あるいはガラス板等の基材表面に、所望着色剤
を用いて絵柄、文字など適宜画像を印刷、塗装によって
表示していた。しかしながら、これらの表示板は、一方
側から見たときは、正向きの画像が観視できても、他方
側から見たときは左右逆向きの画像が観視されることに
なる。このため、透明基材表面に、逆向きの適宜画像、
文字を印刷などにより形成した後に、その上よりホワイ
トインキなどの明色隠蔽性の着色剤を用いてベタ状の隠
蔽層を形成し、さらにその上から正向きの適宜画像を印
刷などにより施して表示体を形成することによって、表
裏の画像がオーバーラップして観視されず、又、互いの
画像が正向きに観視できるようにしていた。しかしなが
ら、この場合、画像の形成された領域にはベタ状の隠蔽
層があるため、その画像領域を透して反対側は透視でき
ないものであった。
（考案の目的） 本考案は、透明基盤と着色剤を用いて表示体を形成する
場合に、表示体に形成される画像領域を透して反対側が
透視でき、しかも表示体の表裏の画像は互いにオーバー
ラップして観視されることがなく、又、感熱又は感光発
色変色消色性の着色剤を用いて画像を形成した新規な装
飾表示体を提供するものである。
場合に、表示体に形成される画像領域を透して反対側が
透視でき、しかも表示体の表裏の画像は互いにオーバー
ラップして観視されることがなく、又、感熱又は感光発
色変色消色性の着色剤を用いて画像を形成した新規な装
飾表示体を提供するものである。
（考案の構成） 本考案は、透明基材上に第１着色層と隠蔽層、又は第１
着色層と隠蔽層と第２着色層を順に積層した網状、点状
の着色層を設けた透視性を有する表示体において、該第
１着色層又は／及び隠蔽層又は／及び第２着色層に、感
熱又は感光発色変色消色領域を設けたことを特徴とする
装飾表示体である。
着色層と隠蔽層と第２着色層を順に積層した網状、点状
の着色層を設けた透視性を有する表示体において、該第
１着色層又は／及び隠蔽層又は／及び第２着色層に、感
熱又は感光発色変色消色領域を設けたことを特徴とする
装飾表示体である。
又、本考案は、前記感熱又は感光発色変色消色領域を互
いに異なる温度又は異なる波長の光に作用する感熱又は
感光色材を用いて形成したことを特徴とする透視性を有
する装飾表示体である。
いに異なる温度又は異なる波長の光に作用する感熱又は
感光色材を用いて形成したことを特徴とする透視性を有
する装飾表示体である。
（考案の作用） 本考案は、透明基盤に第１着色層と隠蔽層、又は、隠蔽
層を挟んで第１着色層と第２着色層とを積層した網状、
点状の積層着色層を設けてあるので、該網状、点状の積
層着色層の逆パターンの透視部を透して表示体の反対側
を透視できるものである。又、積層着色層の隠蔽層の表
側あるいは表裏側に同一又は異なる絵柄、文字を表示し
た第１着色層又は第２着色層、あるいは隠蔽層は、感熱
又は感光発色変色消色性の着色材料を施して形成してあ
るので、表示体の表面あるいは裏面から着色領域に手指
を接触させたり、加温空気を接触させたり、又、紫外光
線を点灯照射したりすることによって、着色剤が発色あ
るいは変色したり、消色したりして、表示画像を可変画
像として楽しむことができるものである。
層を挟んで第１着色層と第２着色層とを積層した網状、
点状の積層着色層を設けてあるので、該網状、点状の積
層着色層の逆パターンの透視部を透して表示体の反対側
を透視できるものである。又、積層着色層の隠蔽層の表
側あるいは表裏側に同一又は異なる絵柄、文字を表示し
た第１着色層又は第２着色層、あるいは隠蔽層は、感熱
又は感光発色変色消色性の着色材料を施して形成してあ
るので、表示体の表面あるいは裏面から着色領域に手指
を接触させたり、加温空気を接触させたり、又、紫外光
線を点灯照射したりすることによって、着色剤が発色あ
るいは変色したり、消色したりして、表示画像を可変画
像として楽しむことができるものである。
（実施例） 本考案の一実施例を図面に従って詳細に説明すれば、第
１図は、本考案表示体の側面図であり、透明なスチロー
ル板、アクリル板、ポリ塩化ビニル板などの合成樹脂製
の透明基材１に第１着色層２、隠蔽層３、又は第１着色
層２、隠蔽層３、第２着色層４をこの順に積層して、網
状、又は点状に形成した着色層ａを設ける。そして、該
着色層ａの網状又は点状パターン部分に対して逆パター
ン部分に、着色層の施されない透視部ｂが形成される。
着色層ａの第１着色層２、あるいは隠蔽層３、第２着色
層４は、通常の印刷に使用される印刷インキと感熱発色
変色消色性の感熱インキ（サーモクロミックインキ）と
感光発色変色消色性の感光性インキ（フォトクロミック
インキ）を用い、又は通常印刷インキと、感熱インキ及
び感光インキのいずれかひとつを用いて形成される。そ
して、該感熱インキあるいは感光インキによる絵柄、文
字などの画像は、着色層ａの全領域又は部分領域に形成
される。又、通常印刷インキにより形成した着色層ａに
おける第１着色層、隠蔽層、第２着色層などの上に重ね
て形成するようにしてもよい。又、前記基材１上に、着
色層ａ側より基材１と同質などの透明保護板を重ね合わ
せ貼着するようにしてもよい。前記基材１上に形成され
る着色層ａの第１着色層２、第２着色層４としては、単
色又は多色の線画、又は階調再現画像などを表示形成す
ることができる。前記サーモクロミックインキとして
は、スピロピラン、ビスフェノールＡなどを顕色剤とす
る、あるいはそれらをマイクロカプセル化したものを顕
色剤とするインキを用い、また、フォトクロミックイン
キとしては、硫化亜鉛などの無機化合物、あるいはヒド
ラゾン、スチルベン、サリチルアルデヒド、スピロピラ
ン、ビアントロンなどの有機化合物を発色剤とする、あ
るいはそれらをマイクロカプセル化したものを発色剤と
するインキを用いることができる。
１図は、本考案表示体の側面図であり、透明なスチロー
ル板、アクリル板、ポリ塩化ビニル板などの合成樹脂製
の透明基材１に第１着色層２、隠蔽層３、又は第１着色
層２、隠蔽層３、第２着色層４をこの順に積層して、網
状、又は点状に形成した着色層ａを設ける。そして、該
着色層ａの網状又は点状パターン部分に対して逆パター
ン部分に、着色層の施されない透視部ｂが形成される。
着色層ａの第１着色層２、あるいは隠蔽層３、第２着色
層４は、通常の印刷に使用される印刷インキと感熱発色
変色消色性の感熱インキ（サーモクロミックインキ）と
感光発色変色消色性の感光性インキ（フォトクロミック
インキ）を用い、又は通常印刷インキと、感熱インキ及
び感光インキのいずれかひとつを用いて形成される。そ
して、該感熱インキあるいは感光インキによる絵柄、文
字などの画像は、着色層ａの全領域又は部分領域に形成
される。又、通常印刷インキにより形成した着色層ａに
おける第１着色層、隠蔽層、第２着色層などの上に重ね
て形成するようにしてもよい。又、前記基材１上に、着
色層ａ側より基材１と同質などの透明保護板を重ね合わ
せ貼着するようにしてもよい。前記基材１上に形成され
る着色層ａの第１着色層２、第２着色層４としては、単
色又は多色の線画、又は階調再現画像などを表示形成す
ることができる。前記サーモクロミックインキとして
は、スピロピラン、ビスフェノールＡなどを顕色剤とす
る、あるいはそれらをマイクロカプセル化したものを顕
色剤とするインキを用い、また、フォトクロミックイン
キとしては、硫化亜鉛などの無機化合物、あるいはヒド
ラゾン、スチルベン、サリチルアルデヒド、スピロピラ
ン、ビアントロンなどの有機化合物を発色剤とする、あ
るいはそれらをマイクロカプセル化したものを発色剤と
するインキを用いることができる。
前記基材１上への着色層ａの形成方式としては、例えば
スクリーン印刷方式などの印刷方式、あるいは、転写す
べき着色層ａの施された転写シートを用いて、基材１に
加熱、加圧転写を行なう転写方式、あるいはこれらの併
用など適宜手段により形成することができる。
スクリーン印刷方式などの印刷方式、あるいは、転写す
べき着色層ａの施された転写シートを用いて、基材１に
加熱、加圧転写を行なう転写方式、あるいはこれらの併
用など適宜手段により形成することができる。
第２図は、本考案表示体の一実施例における部分平面図
であり、透明基材１上に網状に着色層ａを設け、該着色
層ａに対して逆パターン（ネガパターン）の透明領域か
らなる透視部ｂを設けたものである。そして、着色層ａ
の領域内の部分領域に、感熱インキにより例えば三角形
のパターンｃを施し、その外側に例えば該パターンｃに
用いた感熱インキとは異なる温度で作用する感熱インキ
を用いて円型のパターンｄを施すものである。又、前記
パターンｃ、パターンｄは、紫外光線により発色する感
光インキを用いるようにしてもよい。
であり、透明基材１上に網状に着色層ａを設け、該着色
層ａに対して逆パターン（ネガパターン）の透明領域か
らなる透視部ｂを設けたものである。そして、着色層ａ
の領域内の部分領域に、感熱インキにより例えば三角形
のパターンｃを施し、その外側に例えば該パターンｃに
用いた感熱インキとは異なる温度で作用する感熱インキ
を用いて円型のパターンｄを施すものである。又、前記
パターンｃ、パターンｄは、紫外光線により発色する感
光インキを用いるようにしてもよい。
（考案の効果） 本考案は、透明基材上に適宜形状に網状、点状に第１着
色層、隠蔽層、第２着色層からなる積層着色層を設け、
該着色層の形成されていない部分は該着色層に対して逆
パターン（ネガパターン）状の透視部が形成されている
ため、基材の一方側（例えば表側）から見たときに、該
一方側の例えば第１着色層により表示された絵柄、文字
などの画像のみが観視でき、他方側（反対裏側）の例え
ば第２着色層により表示された絵柄、文字などの画像は
隠蔽層によって隠蔽され、表裏の画像がオーバーラップ
せず観視できる。又、着色層には、感熱インキ、あるい
は感光インキによる適宜パターンが施されているため、
表示体に対して温度変化を与えたり、紫外光を照射する
ことにより、表示パターンを変化させることができるな
どの効果を有し、ディスプレイ装置、展示用ショーケー
ス、インテリア、窓用透視材などに実用的価値のあるも
のである。
色層、隠蔽層、第２着色層からなる積層着色層を設け、
該着色層の形成されていない部分は該着色層に対して逆
パターン（ネガパターン）状の透視部が形成されている
ため、基材の一方側（例えば表側）から見たときに、該
一方側の例えば第１着色層により表示された絵柄、文字
などの画像のみが観視でき、他方側（反対裏側）の例え
ば第２着色層により表示された絵柄、文字などの画像は
隠蔽層によって隠蔽され、表裏の画像がオーバーラップ
せず観視できる。又、着色層には、感熱インキ、あるい
は感光インキによる適宜パターンが施されているため、
表示体に対して温度変化を与えたり、紫外光を照射する
ことにより、表示パターンを変化させることができるな
どの効果を有し、ディスプレイ装置、展示用ショーケー
ス、インテリア、窓用透視材などに実用的価値のあるも
のである。
第１図は本考案表示体の一実施例の側面図、第２図は本
考案表示体の一実施例における部分平面図である。 １……透明基材、２……第１着色層、３……隠蔽層、４
……第２着色層、ａ……着色層、ｂ……透視部、c,d…
…感熱感光パターン
考案表示体の一実施例における部分平面図である。 １……透明基材、２……第１着色層、３……隠蔽層、４
……第２着色層、ａ……着色層、ｂ……透視部、c,d…
…感熱感光パターン
Claims (2)
- 【請求項１】透明基材上に順に第１着色層と隠蔽層、又
は第１着色層と隠蔽層と第２着色層を順に積層した網
状、点状の着色層を設けた透視性を有する表示体におい
て、第１着色層又は／及び隠蔽層又は及び第２着色層
に、感熱又は感光発色変色消色領域を設けたことを特徴
とする透視性を有する装飾表示体。 - 【請求項２】前記感熱又は感光発色変色消色領域を互い
に異なる温度又は異なる波長の光に作用する感熱又は感
光色材を用いて形成することを特徴とする透視性を有す
る装飾表示体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021888U JPH063430Y2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 透視性を有する装飾表示体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16021888U JPH063430Y2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 透視性を有する装飾表示体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0281585U JPH0281585U (ja) | 1990-06-22 |
| JPH063430Y2 true JPH063430Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=31442092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16021888U Expired - Lifetime JPH063430Y2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 透視性を有する装飾表示体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063430Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1039757A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Y E Data Inc | シースルー・ウインドウディスプレイ用シートの製造方法とそのインクリボン |
| JPH10282918A (ja) * | 1997-04-02 | 1998-10-23 | Max Co Ltd | 一方向透視性イメージの表示方法 |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP16021888U patent/JPH063430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0281585U (ja) | 1990-06-22 |
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