JPH06341592A - ダクトへの保温材取り付け方法 - Google Patents

ダクトへの保温材取り付け方法

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JPH06341592A
JPH06341592A JP13302793A JP13302793A JPH06341592A JP H06341592 A JPH06341592 A JP H06341592A JP 13302793 A JP13302793 A JP 13302793A JP 13302793 A JP13302793 A JP 13302793A JP H06341592 A JPH06341592 A JP H06341592A
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JP
Japan
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heat insulating
insulating material
duct
heat reserving
reserving material
Prior art date
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Pending
Application number
JP13302793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Hirai
久志 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ダクト底板15の内面に、繊維が一方向に並ぶ
軟質状保温材を取り付けるに際し、任意の大きさに切断
した複数の保温材片を、表面が繊維積層面に対して切断
面となるように組み合わせて保温材ブロック13を形成
し、結束帯14により保温材ブロック13を厚さ方向を除く
方向に圧縮して収縮させ、これら保温材ブロック13を、
ダクト底板15のスタッドボルト16間に配置して、結束体
14を外した後、これら保温ブロック群の表面をカバー体
17で覆い、スタッドボルト16を介してカバー体17を固定
する。 【効果】 保温材ブロックの膨張圧により、振動よる収
縮が防止できて間隙が生じることがなく、また保温材ブ
ロックの表面に沿う繊維が半減されるので、カバー体の
隙間から侵入する風に運び出される繊維を大幅に減少で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風や冷風などを送る
送風ダクトへの保温材取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダクトへの保温材取り付け構造
は、図17に示すように、ダクト板1の内面に、縦枠板
2および横枠板3を交差させて格子状に取り付け、この
枠板2,3に区画された収容空間4内に軟質状の保温材
5をそれぞれ嵌め込み、これら保温材5と枠板2,3を
カバー板6で覆って枠板2,3の交差部に取り付けた固
定ボルト7にナット8を装着してカバー板6を固定する
ものであった。また、保温材5は、多数のセラミック繊
維を積層して形成されたブランケット状のものを使用
し、ロール状の保温材ブランケットを収容空間に対応し
て矩形状に切断し使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
よれば、ダクトの振動等により保温材5が偏り枠板2,
3に当接して収縮しされ、枠板2,3と保温材5の間に
間隙が生じてこの部分の伝熱率が高くなるという問題が
あった。また、カバー板6は複数枚のステンレス製薄板
から構成されており、カバー板6の隙間から風が入る
と、表面に露出するセラミック繊維が保温材5から分離
して同伴し、保温材5表面のセラミック繊維が部分的に
運び出されるという問題もあった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、振動な
どにより保温材が偏り収縮されて間隙が生じることな
く、またカバー体の隙間から侵入する風に運び出される
ことのないダクトへの保温材取り付け方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のダクトへの保温材取り付け方法は、ダクト
の内面に、多数の繊維が積層された軟質状保温材を取り
付けるに際し、任意の大きさに切断した複数の保温材片
を、切断された断面が表面となるように組み合わせて保
温材ブロックを形成し、結束帯を使用してこの保温材ブ
ロックを厚さ方向を除く方向に圧縮して収縮させ、これ
ら保温材ブロックを、ダクト内面のスタッドボルト間に
配置し、結束体を外して膨張させた後、これら保温ブロ
ック群の表面をカバー体で覆い、スタッドボルトを介し
てカバー体を固定するものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、保温材は結束体により圧縮
された保温材ブロックが、その圧縮が開放されて膨張内
圧を有する状態でダクト板とカバー体の間に充填される
ので、振動などの力は膨張内圧により吸収されて隙間が
生じることもなく、また保温材の表面は、積層面に対す
る切断面としたので、表面に沿って露出する繊維は、従
来の積層面に比べて大幅に減少し、したがってカバー体
の隙間から風が侵入することがあっても、侵入した風に
運び出される繊維を極めて少なくでき、良好なダクトの
保温が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るダクトへの保温材取り付
け方法の第1実施例を図1から図10に基づいて説明す
る。
【0008】図2において、11はロール状に巻回され
た軟質保温材ロールから繰り出された板状の保温材で、
たとえばアルミナとシリカを原料として径が数μm程度
の多数のセラミック繊維(アルミナシリカ質ファイバ
ー)が多数層に積層されたブランケット(リーフ)状で
収縮膨張可能な軟質状のものが使用される。表面および
裏面が積層面となる板状保温材11を長さ方向に厚みa
を、さらに幅bおよび長さcを設定して切断し、保温材
片12が形成される。
【0009】図1において、13は複数(図では5個)
の保温材片12により形成された保温材ブロックで、厚
みA(=a)で幅B(=b)、長さC(=c)の直方体
状に形成され、表面はセラミック繊維の積層面に対する
切断面とし、その表面に沿って露出するセラミック繊維
は積層面に対して半減されている。この保温材ブロック
13はその周囲が結束帯14により結束されて周囲を前
後左右方向に加圧され、この様に加圧された状態で図6
に示すように、ダクト底板15に植設されたスタッドボ
ルト16間(図6)に層に結うな大きさに圧縮形成され
ている。この保温材ブロック13は、図1では5個の保
温材片12を並列させたが、図3に示すように5個並列
させた保温材片12aの両端部に沿って保温材片12b
を配置してもよいし、図4に示すようにコの字型に形成
した保温材片12c内に2本の保温材片12d,12e
を折り曲げて嵌合してもよく、さらに図5に示すように
ヘアピン状に複数回折り曲げた保温材片12fの両側に
保温材片12gを配置してもよい。
【0010】この保温材ブロック13は、図6に示すよ
うに、ダクトの底面および天面に配置されたダクト底
(天)板15の内面に一定間隔毎に格子状交点位置に植
設されたスタッドボルト16間にそれぞれ配置され、次
に結束帯14が順次切断されて拘束を解いて膨張させ、
隣接する保温材ブロック13同士が互いに押し合う所定
の膨張圧を有する状態で収容される。つぎに、上方から
ボルト孔17aを有するカバー体17で覆って固定ボル
ト18により、スタッドボルト16を介してカバー体1
7が固定される。
【0011】ダクトの側面に配置されるダクト側板21
への取り付けは、たとえば図7,図8に示すように、ダ
クト側板21の内面に一定間隔毎に格子状交点位置に植
設されたスタッドボルト22の同一水平面上に配置され
たスタッドボルト22間にわたって、各保温材ブロック
13の自重を支持する水平区画用テープ23を張設し、
この水平区画用テープ23に形成された区画空間24に
保温材ブロック13を挿入して結束帯14を解くように
構成されている。
【0012】なお、図9,図10に示すように、水平区
画用テープ23と垂直区画用テープ25を併用して矩形
状のブロック挿入用区画空間26を形成し、この区画空
間26内等単数または複数の保温材ブロック13を挿入
して結束帯14を解くようにすることもできる。
【0013】図11〜図15は第2実施例を示す。上記
第1実施例では直方体状の保温材ブロック13を使用し
たのに対して、長く切断された複数の保温材長片31を
一定間隔ごとに直角に折り曲げて正面視が階段状(ジグ
ザク状)の保温材ブロック32,33を形成し、これを
組み合わせるものである。
【0014】すなわち、図11および図12に示す階段
状保温材ブロック32は、3本の保温材長片31を、圧
縮時にスタッドボルト16(22)の1ピッチの距離で
折り曲げた状態となるように階段状に形成し、両側面に
添え板34を階段状に当て付けるとともに、両添え板の
コーナー凹部間を結束帯35で拘束して締め付けたもの
である。
【0015】また、図13に示す階段状保温材ブロック
33は、4本の保温材長片31を、圧縮時にスタッドボ
ルト16(22)の数ピッチの距離で折り曲げて階段状
に形成し、両側面に階段状の添え板35を当て付けると
ともに、両添え板34のコーナー凹部間および互いに平
行な平行部間を結束帯35で拘束して締め付けたもので
ある。
【0016】上記階段状保温材ブロック32,33は、
図14に示すように、ダクトの底部および天部に配置さ
れたダクト底(天)板15の内面で、一定間隔毎に格子
状交点位置に植設されたスタッドボルト16間の空間部
に挿入配置され、次に結束帯35を順次切断して拘束を
開放し膨張させ、隣接する保温材ブロック32,33同
士が互いに押し合い所定の膨張圧を有する状態で収容さ
れる。そして、上方からボルト孔17aを有するカバー
体17で覆って固定ボルト8により、スタッドボルト1
6を介してカバー体17が固定される。
【0017】ダクトの側面に配置されるダクト側板21
の場合は、たとえば図15に示すように、スタッドボル
ト22間にわたって、各保温材ブロック32(33)の
自重を支持する区画用テープ36を階段状に張設し、こ
の区画用テープ36間の区画空間37に保温材ブロック
32を挿入して結束帯14を解き、添え板34を抜き出
し(またはそのままで)、所定の膨張圧を有して隣接す
る保温材ブロック32(33)同士が互いに押し合う状
態で収容し、保温材ブロック32(33)の自重を区画
用テープ36に支持させた状態でカバー体17を取り付
ける。図14の保温材ブロック32,33も同様に装着
することができる。
【0018】上記第2の実施例によれば、一度に広い範
囲にわたって保温材を取り付けることができ、装着作業
を短縮することができる。図16は、保温材ブロック1
3,32,33の結束帯14の開放時に膨張圧が不足す
る場合の補修方法を示し、挿入部材41の先端部に保温
材片42を折り曲げて取り付け、ガイド板43を挿入部
に挿入して挿入部に挿入部材41を差し込み保温材片4
2を差し入れることにより、保温材ブロック13,3
2,33に所定以上の膨張圧を持たせることができる。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明のダクトへの
保温材取り付け方法によれば、保温材は結束体により圧
縮された保温材ブロックが、その圧縮が開放されて膨張
内圧を有する状態でダクト板とカバー体の間に充填され
るので、振動などの力は膨張内圧により吸収されて隙間
が生じることもなく、また保温材の表面は、積層面に対
する切断面としたので、表面に沿って露出する繊維は、
従来の積層面に比べて大幅に減少し、したがってカバー
体の隙間から風が侵入することがあっても、侵入した風
に運び出される繊維を極めて少なくでき、良好なダクト
の保温が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダクトへの保温材取り付け方法の
第1実施例において使用する保温材ブロックを示す斜視
図である。
【図2】同保温材片の切断を説明する斜視図である。
【図3】同保温材ブロックの変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】同保温材ブロックの他の変形例を示す斜視図で
ある。
【図5】同保温材ブロックのさらに他の変形例を示す斜
視図である。
【図6】同保温材ブロックのダクト底板への取り付け方
法を説明する斜視図である。
【図7】同ダクト側板のスタッドボルトに取り付けた区
画用テープを示す正面図である。
【図8】同区画用テープを示す側面断面図である。
【図9】同区画用テープの他の配設例を示す正面図であ
る。
【図10】同区画用テープの側面断面図である。
【図11】本発明に係るダクトへの保温材取り付け方法
において第2実施例で使用する保温材ブロックを示す正
面図である。
【図12】同保温材ブロックの横断面図である。
【図13】同保温材ブロックの変形例を示す正面図であ
る。
【図14】同保温材ブロックのダクト底板への取り付け
方法を説明する斜視図である。
【図15】同ダクト側板のスタッドボルトに取り付けた
区画用テープを示す正面図である。
【図16】保温材ブロックの補修方法を示す側面断面図
である。
【図17】従来例のダクトへの保温材取り付構造を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
11 板状保温材 12 保温材片 (12a〜12g) 保温材片 13 保温材ブロック 14 結束帯 15 ダクト底板 16 スタッドボルト 17 カバー体 17a ボルト孔 18 固定ボルト 21 ダクト側板 22 スタッドボルト 23 水平区画用テープ 24 区画空間 25 垂直区画用テープ 26 区画空間 31 保温材長片 32 保温材ブロック 33 保温材ブロック 34 添え板 35 結束帯 36 区画用テープ 37 区画空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの内面に、多数の繊維が積層され
    た軟質状保温材を取り付けるに際し、任意の大きさに切
    断した複数の保温材片を、切断された断面が表面となる
    ように組み合わせて保温材ブロックを形成し、結束帯を
    使用してこの保温材ブロックを厚さ方向を除く方向に圧
    縮して収縮させ、これら保温材ブロックを、ダクト内面
    のスタッドボルト間に配置し、結束体を外して膨張させ
    た後、これら保温ブロック群の表面をカバー体で覆い、
    スタッドボルトを介してカバー体を固定することを特徴
    とするダクトへの保温材取り付け方法。
JP13302793A 1993-06-03 1993-06-03 ダクトへの保温材取り付け方法 Pending JPH06341592A (ja)

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JP (1) JPH06341592A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004008017A1 (ja) * 2002-07-11 2004-01-22 Paramount Glass Manufacturing Co., Ltd. マット状無機繊維製断熱材、その梱包体およびその断熱構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004008017A1 (ja) * 2002-07-11 2004-01-22 Paramount Glass Manufacturing Co., Ltd. マット状無機繊維製断熱材、その梱包体およびその断熱構造体

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