JPH06341583A - 管保持機構 - Google Patents

管保持機構

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Publication number
JPH06341583A
JPH06341583A JP5130785A JP13078593A JPH06341583A JP H06341583 A JPH06341583 A JP H06341583A JP 5130785 A JP5130785 A JP 5130785A JP 13078593 A JP13078593 A JP 13078593A JP H06341583 A JPH06341583 A JP H06341583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
ring
inner edge
holding ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5130785A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Shimada
晴示 島田
Katsunori Okunishi
功憲 奥西
Hiroaki Hashimoto
裕明 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Moore Co
Original Assignee
Nitta Moore Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Moore Co filed Critical Nitta Moore Co
Priority to JP5130785A priority Critical patent/JPH06341583A/ja
Publication of JPH06341583A publication Critical patent/JPH06341583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より大きな管の引抜力が働いても管の保
持状態を維持することができる管保持機構を提起するこ
と。 【構成】 弾性材により形成した環状体から成ると共
に、前記環状体の内縁10から外縁11の方向へ複数の
放射状の切込み12が形成され、継手本体内に一定範囲
進退可能に配設される管保持リング1であって、前記環
状体は同心円状の折り目線13に沿って屈曲されている
と共に、その外周部分はその軸線Zに直交する平面に対
して管Tの挿入方向に屈曲され、前記内縁10を管Tの
外壁を係止する係止端とすると共に、前記内縁10から
形成された切込み12の頂部が前記折り目線13より外
方にある管保持リング1と、管Tの抜去方向への前記管
保持リング1の移動により、管保持リング1の係止端を
縮径させる内周テーパ面2とを具備することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は管保持機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】実公平2−45597号公報に、図4に
示すような構造の管保持リング5を用い図5及び図6に
示すような機構で管Tを保持する管保持機構が開示され
ている。管保持リング5は弾性材により形成した環状体
から成り、継手本体30内に設けられた環状溝36に挿
入して保持され、前記環状体の内縁10及び外縁11の
それぞれから複数の放射状の切込み12が交互に形成さ
れる。そして、前記環状体は同心円状の折り目線13に
沿って屈曲されていると共に、その外周部分15はその
軸線Zに直交する平面に対して管Tの挿入方向に屈曲さ
れている。また、前記内縁10を管Tの外壁を係止する
係止端とすると共に、前記内縁10から形成された切込
み12の頂部が前記外縁11から形成された切込み12
の頂部よりも外方にある。
【0003】そして、その内縁10が管Tの外壁に係止
する管保持リング5は、挿入した管Tの抜去方向への移
動と共に、その外縁11を中心として内縁10が管Tの
抜去方向に向けて回動し、これにより管保持リング5の
内縁10が管Tの外壁に更に食い込んで管Tを保持す
る。しかし管Tに抜去方向への大きな引抜力が働くと、
管保持リング5の内縁10は管Tの外壁に最も食い込む
位置を越えて許容範囲以上に回動することにより、その
内周部分14が過剰な変形をして破壊にいたり、管Tの
保持状態が解除される虞れがあるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、従
来より大きな管の引抜力が働いても管の保持状態を維持
することができる管保持機構を提起することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。この
発明の管保持機構は、弾性材により形成した環状体から
成ると共に、前記環状体の内縁から外縁の方向へ複数の
放射状の切込みが形成され、継手本体内に一定範囲進退
可能に配設される管保持リングであって、前記環状体は
同心円状の折り目線に沿って屈曲されていると共に、そ
の外周部分はその軸線に直交する平面に対して管の挿入
方向に屈曲され、前記内縁を管の外壁を係止する係止端
とすると共に、前記内縁から形成された切込みの頂部が
前記折り目線より外方にある管保持リングと、管の抜去
方向への前記管保持リングの移動により、管保持リング
の係止端を縮径させる内周テーパ面とを具備することを
特徴とする。
【0006】また、この発明の管保持機構は、弾性材に
より形成した環状体から成ると共に、前記環状体の内縁
及び外縁のそれぞれから複数の放射状の切込みが交互に
形成され、継手本体内に一定範囲進退可能に配設される
管保持リングであって、前記内縁を管の外壁を係止する
係止端とすると共に、前記内縁から形成された切込みの
頂部が前記外縁から形成された切込みの頂部よりも外方
にあり、前記環状体は同心円状の折り目線に沿って屈曲
されていると共に、その外周部分はその軸線に直交する
平面に対して管の挿入方向に屈曲された管保持リング
と、管の抜去方向への前記管保持リングの移動により、
管保持リングの係止端を縮径させる内周テーパ面とを具
備することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。その内縁が管の外壁に係止する管
保持リングは、挿入した管の抜去方向への移動により内
周テーパ面からその係止端を縮径せしめられる。つま
り、環状体の内縁から外縁の方向へ形成された複数の放
射状の各切込みの幅が縮むように変形し、管保持リング
の係止端が縮径するので管の外壁に更に食い込む。
【0008】ところで抜去方向への大きな引抜力が管に
働き管が管保持リングと共にこの方向に移動すると、係
止端が食い込む管の外壁と内周テーパ面との間の間隙が
減少していくので、これらの間に介装される管保持リン
グはその変形しうる領域が制限されていく。すなわち管
の移動に伴い管保持リングの更なる変形が制限されてい
くと共に、縮径の度合いを増す管保持リングの係止端が
益々深く管の外壁に食い込む。
【0009】そして最終的に管の移動も管保持リングの
変形もできない状態となり管は固定される。また、他の
手段によると、その内縁が管の外壁に係止する管保持リ
ングは、挿入した管の抜去方向への移動により内周テー
パ面からその係止端を縮径せしめられる。つまり、環状
体の内縁及び外縁のそれぞれから形成された複数の放射
状の各切込みの幅が縮むように変形し、管保持リングの
係止端が縮径するので管の外壁に更に食い込む。
【0010】ところで抜去方向への大きな引抜力が管に
働き、管が管保持リングと共にこの方向に移動すると、
係止端が食い込む管の外壁と内周テーパ面との間の間隙
が減少していくので、これらの間に介装される管保持リ
ングはその変形しうる領域が制限されていく。すなわち
管の移動に伴い管保持リングの更なる変形が制限されて
いくと共に、縮径の度合いを増す管保持リングの係止端
が益々深く管の外壁に食い込む。
【0011】そして最終的に管の移動も管保持リングの
変形もできない状態となり管は固定される。
【0012】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。図1乃至図3に示すように、
この実施例の管保持機構は管保持リング1と、前記管保
持リング1の移動により、管保持リング1の係止端を縮
径させる内周テーパ面2とを具備している。
【0013】管保持リング1は弾性材により形成した環
状体から成る。環状体の内縁10及び外縁11のそれぞ
れからは複数の放射状の切込み12が交互に形成されて
いる。環状体の内縁10からは外縁11の方向へ複数の
放射状の切込み12が形成されている。また、前記環状
体は同心円状の折り目線13に沿って屈曲されており、
その内周部分14と外周部分15とはいずれもその軸線
Zに直交する平面に対して管Tの挿入方向に屈曲されて
いる。そして、前記内縁10を管Tの外壁を係止する係
止端としている。また、前記内縁10から形成された切
込み12の頂部は前記外縁11から形成された切込み1
2の頂部よりも外方にある。更に、内縁10から形成さ
れた切込み12の頂部は折り目線13より外方にある。
この実施例では管保持リング1をステンレス鋼の環状薄
板に対しパンチングして形成した。
【0014】この管保持リング1は後述する管継手3の
継手本体30内に一定範囲進退可能に配設される。ま
た、内周テーパ面2は後述する継手本体30内に固定し
たカラー31に形成している。以上の構成を有する管保
持機構は、例えば次のような構造の管継手3に適用され
る。この管継手3は、継手本体30の内部に形成した段
部32から開口に向かって順に、シール材33と、前記
シール材33を押圧保持するバックリング34と、管T
を係止して保持する上記構成の管保持リング1と、前記
バックリング34を保持する前記継手本体30内に固定
されたカラー31と、前記カラー31に沿って移動可能
に支持された開放リング35とから構成されている。カ
ラー31には管Tの抜去方向に向けて縮径する内周テー
パ面2が形成されている。開放リング35はその段部が
カラー31の段部に当接するため抜ける虞れがない。
【0015】管保持リング1は前記継手本体30内のバ
ックリング34とカラー31との間に一定範囲進退可能
に配設される。そして、前記カラー31に形成された内
周テーパ面2は管Tの抜去方向への管保持リング1の移
動により、管保持リング1の係止端を縮径させる。ま
た、内縁10及び外縁11を管Tの挿入方向に傾斜させ
ている。
【0016】開放リング35を押込むと管Tを引抜くこ
とができる。つまり、押し込まれた開放リング35の先
端が管保持リング1の折り目線13近傍を押圧し、管保
持リング1が管Tの挿入方向に変位するとその内縁10
が拡径するので、管Tの外壁との係止が解除される。こ
の状態で管Tを引張ると引抜くことができる。上記のよ
うな構造の管継手3に適用した管保持機構は、管Tに抜
去方向への引抜力が働くと次のように機能する。その内
縁10が管Tの外壁に係止する管保持リング1は、挿入
した管Tの抜去方向への移動により内周テーパ面2から
その係止端を縮径せしめられる。つまり、環状体の内縁
10及び外縁11のそれぞれから形成された複数の放射
状の各切込み12の幅が縮むように変形し、管保持リン
グ1の係止端が縮径するので管1の外壁に更に食い込
む。
【0017】ところで抜去方向への大きな引抜力が管T
に働き、管Tが管保持リング1と共にこの方向に移動す
ると、係止端が食い込む管Tの外壁と内周テーパ面2と
の間の間隙が減少していくので、これらの間に介装され
る管保持リング1はその変形しうる領域が制限されてい
く。すなわち管Tの移動に伴い管保持リング1の更なる
変形が制限されていくと共に、縮径の度合いを増す管保
持リング1の内縁10が益々深く管Tの外壁に食い込
む。そして最終的に管Tの移動も管保持リング1の変形
もできない状態となり管Tは固定される。
【0018】したがって上記実施例の管保持機構による
と、従来より大きな管Tの引抜力が働いても管Tの保持
状態を維持することができるという利点がある。
【0019】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。管の移動に伴い管保持リ
ングの更なる変形が制限されていくと共に、縮径の度合
いを増す管保持リングの内縁が益々深く管の外壁に食い
込み、最終的に管の移動も管保持リングの変形もできな
い状態となり管は固定されるので、従来より大きな管の
引抜力が働いても管の保持状態を維持することができる
管保持機構を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管保持機構の実施例を説明する管を
挿入する前の状態の管継手の断面図。
【図2】図1の管継手に於いて管を挿入した状態を説明
する断面図。
【図3】図1の管継手に於いて管が抜去方向に移動した
状態を説明する断面図。
【図4】従来の管保持機構を説明する管保持リングの拡
大中央断面図。
【図5】図4の管保持リングを使用した従来の管保持機
構を説明する管を挿入する前の状態の断面図。
【図6】図4の管保持リングを使用した従来の管保持機
構を説明する管を保持した状態の断面図。
【符号の説明】
1 管保持リング 2 内周テーパ面 10 内縁 11 外縁 12 切込み 13 折り目線 15 外周部分 30 継手本体 T 管 Z 軸線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材により形成した環状体から成ると
    共に、前記環状体の内縁から外縁の方向へ複数の放射状
    の切込みが形成され、継手本体内に一定範囲進退可能に
    配設される管保持リングであって、 前記環状体は同心円状の折り目線に沿って屈曲されてい
    ると共に、その外周部分はその軸線に直交する平面に対
    して管の挿入方向に屈曲され、 前記内縁を管の外壁を係止する係止端とすると共に、前
    記内縁から形成された切込みの頂部が前記折り目線より
    外方にある管保持リングと、 管の抜去方向への前記管保持リングの移動により、管保
    持リングの係止端を縮径させる内周テーパ面とを具備す
    ることを特徴とする管保持機構。
  2. 【請求項2】 弾性材により形成した環状体から成ると
    共に、前記環状体の内縁及び外縁のそれぞれから複数の
    放射状の切込みが交互に形成され、継手本体内に一定範
    囲進退可能に配設される管保持リングであって、 前記内縁を管の外壁を係止する係止端とすると共に、前
    記内縁から形成された切込みの頂部が前記外縁から形成
    された切込みの頂部よりも外方にあり、 前記環状体は同心円状の折り目線に沿って屈曲されてい
    ると共に、その外周部分はその軸線に直交する平面に対
    して管の挿入方向に屈曲された管保持リングと、 管の抜去方向への前記管保持リングの移動により、管保
    持リングの係止端を縮径させる内周テーパ面とを具備す
    ることを特徴とする管保持機構。
JP5130785A 1993-06-01 1993-06-01 管保持機構 Pending JPH06341583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5130785A JPH06341583A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 管保持機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP5130785A JPH06341583A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 管保持機構

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Publication Number Publication Date
JPH06341583A true JPH06341583A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15042626

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5130785A Pending JPH06341583A (ja) 1993-06-01 1993-06-01 管保持機構

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JP (1) JPH06341583A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015151708A1 (ja) * 2014-04-02 2015-10-08 ニッタ株式会社 管継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015151708A1 (ja) * 2014-04-02 2015-10-08 ニッタ株式会社 管継手

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