JPH06338119A - 記録媒体ローディング装置および記録媒体搬送制御方法 - Google Patents

記録媒体ローディング装置および記録媒体搬送制御方法

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JPH06338119A
JPH06338119A JP6037199A JP3719994A JPH06338119A JP H06338119 A JPH06338119 A JP H06338119A JP 6037199 A JP6037199 A JP 6037199A JP 3719994 A JP3719994 A JP 3719994A JP H06338119 A JPH06338119 A JP H06338119A
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disc tray
gear
signal
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Kenichi Saito
健一 斉藤
Kanji Mita
勧至 見田
Hajime Sugano
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクトレイを所望の位置で滑らかに停止
させる。 【構成】 光ディスクをローディングまたはアンローデ
ィングのために搬送するディスクトレイを移動させるた
めに、ローディング用モータ32により回転されるメイ
ンギア29にエンコーダ101を取り付ける。エンコー
ダ101には、ディスクトレイの移動位置を検出できる
ように、所定のパターンを形成しておく。コントローラ
102は、エンコーダ101の出力からディスクトレイ
の移動位置を検出し、ディスクトレイの停止位置の前
で、ローディング用モータ32にブレーキをかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体ローディング
装置と記録媒体搬送制御方法に関する。特に、本発明
は、記録媒体が載置され、それを搬送する搬送部材を有
する記録媒体ローディング装置と、その制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクのようなディスク状
記録媒体(以下、簡単にディスクと称する)を用いるデ
ィスク再生装置には、ディスクを装置本体内にローディ
ングまたは装置本体内よりアンローディングするための
ローディング装置が設けられている。このローディング
装置は、所謂コンパクトディスクプレーヤに見られるよ
うに、装置本体に設けられた開口部より引き出された位
置(ディスク交換位置)と、開口部より装置本体内に引
き込まれた位置(再生もしくは演奏位置)との間を移動
するディスクトレイを備えている。
【0003】ディスク再生装置の使用者は、装置内のデ
ィスクを交換する場合、もしくは装置にディスクをロー
ディングする場合には、装置本体に設けられているディ
スクトレイの移動を制御するためのスイッチを操作し
て、ディスクトレイを装置本体の開口部より引き出す。
そして、装置本体より引き出されたディスクトレイの凹
状のディスク載置部上にディスクを載置する。その後、
再び前述の操作スイッチを操作して、ディスクトレイを
装置本体内に引き込ませる。
【0004】ディスクトレイは装置本体内の再生位置に
到達すると、移動が停止される。その後、ディスク再生
部とディスクトレイが相対的に移動して、ディスクトレ
イ上のディスクを、光ピックアップとともにディスク再
生部を構成するディスクテーブル上に載置する。この状
態で、チャッキング部材とディスクテーブルとによっ
て、ディスクが狭持される。
【0005】再生指令が入力されると、ディスクテーブ
ルが回転駆動されることによってディスクが回転する。
ディスクが所定の速度で回転する状態となったら、光ピ
ックアップより光ビームが照射されてディスクに記録さ
れている情報信号が読み出される。
【0006】ディスクトレイをアンローディングする際
には、再びディスク再生部とディスクトレイが相対的に
移動して、ディスクテーブルとチャッキング部材による
ディスクの狭持を解除する。その後、前述の通り、ディ
スクトレイが装置本体の開口部より引き出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなディスクトレイを有するディスク再生装置では、デ
ィスクトレイを所望の位置、すなわちディスク交換位置
と演奏位置に、できるだけ正確に停止させる必要があ
る。特に、演奏位置にディスクトレイが到達した時点
で、ディスクトレイとディスク再生部とが相対的に移動
するため、位置はできるだけ正確であることが望まし
い。
【0008】このため、上述したディスク再生装置で
は、ディスクトレイの位置を検出するために検出スイッ
チが設けられている。検出スイッチは、ディスクトレイ
自身もしくはディスクトレイと一体となって移動する部
材によって操作される。検出スイッチはディスクトレイ
の交換位置と演奏位置に各々設けられている。
【0009】これらの検出スイッチは、ディスクトレイ
が交換位置または演奏位置に到達したとき、オンもしく
はオフへ切り換えられ、その出力信号がコントローラに
供給される。コントローラはこれらのスイッチのオンも
しくはオフの切り換え操作に対応する出力信号に基づい
て、ディスクトレイを移動させる移動機構の駆動源とし
てのモータの回転を停止させる。
【0010】このため、検出スイッチが操作されるまで
の期間、モータは一定の速度で回転しているため、検出
スイッチがディスクトレイ等によって操作されると、モ
ータは突然急激に停止することになる。これは、ディス
クテーブルが、交換位置または演奏位置に到達したこと
は検出できるものの、その間においては、ディスクトレ
イがどこに位置しているのかを検出できないためであ
る。従って、ディスクトレイを交換位置または演奏位置
に到達する以前に、ディスクトレイの移動速度を制御し
て、交換位置または演奏位置で滑らかに、またはゆるや
かに停止させることができなかった。
【0011】これを解決するために、複数の検出スイッ
チをディスクトレイの移動軌跡上に設けることも考えら
れるが、そのようにすると、コストの上昇を招くだけで
なく、各検出スイッチの操作されるタイミングを調整す
る必要があり、組立作業性が悪くなるといった問題が発
生するおそれがあった。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、コストの上昇や組立作業性の悪化をもた
らすことなく、ディスクトレイを所望の位置で滑らかに
停止させることができるようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体ローデ
ィング装置は、記録媒体(例えば図1の光ディスク7
a,7b)を、記録媒体の交換位置と記録媒体の記録ま
たは再生位置との間で搬送する搬送手段(例えば図1の
ディスクトレイ2)と、搬送手段を駆動する駆動手段
(例えば図18のローディング用モータ32)と、検出
信号に基づいて駆動手段を制御する制御手段(例えば図
18の駆動回路103)とを備え、この駆動手段は、搬
送手段を駆動する回転駆動手段(例えば図18のメイン
ギア29)と、回転駆動手段の回転量を連続的に検出
し、検出信号を出力する検出手段(例えば図18のエン
コーダ101)とを備えることを特徴とする。
【0014】また、本発明の記録媒体搬送制御方法は、
PWM信号が供給される駆動手段(例えば図18のロー
ディング用モータ32)からの駆動力に基づいて、記録
媒体(例えば図1の光ディスク7a,7b)を記録媒体
の交換位置と記録媒体に対する記録または再生位置との
間で搬送する搬送手段(例えば図1のディスクトレイ
2)を用いて記録媒体の搬送を制御する記録媒体搬送制
御方法であって、駆動手段の可動部(例えば図18のメ
インギア29)の移動にともなって、搬送手段の位置を
検出手段によって連続的に検出し、検出手段からの検出
信号に基づいて、搬送手段の位置に対応する制御信号を
生成し、生成された制御信号に基づいて、PWM信号の
デューティを変化させて、搬送手段の移動速度を変化さ
せることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成の記録媒体ローディング装置において
は、メインギア29の回転量がエンコーダ101により
連続的に検出され、その検出結果に対応してメインギア
29の回転が制御される。従って、コスト高を招くこと
なく、又、作業性の悪化をもたらすことなく、カセット
トレイ2を所望の位置で滑らかに停止させることができ
る。
【0016】また、上記構成の記録媒体搬送制御方法に
おいては、メインギア29の移動にともなって、エンコ
ーダ101によりディスクトレイ2の位置を連続的に検
出し、その検出結果に対応してメインギア29を駆動す
るローディング用モータ32に供給されるPWM信号の
デューティが変化される。従って、簡単、且つ、確実に
カセットトレイ2を所望の位置で滑らかに停止させるこ
とが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を図1乃至図2
6を用いて詳細に説明する。この実施例は、本発明に係
わる記録媒体ローディング装置と記録媒体搬送制御方法
を、記録ディスクの一具体例としての光学式オーディオ
ディスクの再生を行うためのディスクプレーヤ装置に適
用した場合のものである。
【0018】このディスクプレーヤ装置は、図1に示す
ように、外匣体1を備えて構成されている。外匣体1
は、前面側に開口した箱型をなすボックス本体1aと、
このボックス本体1aの前面の開口を閉じる前面パネル
1bとを有し、前面パネル1bの略中央部には横長の開
口部1cが形成されている。この前面パネル1bの開口
部1cには、略四角形をなす平板状のディスクトレイ2
が出し入れ可能に装着されている。
【0019】また、前面パネル1bには、外部電源から
供給される電力をオン・オフするための電源釦3aと、
ディスクトレイ2を出し入れするとき操作するための操
作釦3bと、ディスクトレイ2に回転可能に保持された
ターンテーブル4を回転するとき操作するためのスキッ
プ釦3cと、その他の押し釦等が操作可能に露出されて
いる。3dは、入力状態や演奏状態等を表示するための
表示部である。
【0020】外匣体1内のボックス本体1aの底面部に
は、図3乃至図5に示すように、ディスクトレイ2と略
同じ大きさのベース部材5が取付けられている。ディス
クトレイ2の下面両側部には、前後方向に延びるガイド
溝2a,2aが形成されていると共に、これらガイド溝
2a,2aに摺動可能に係合されるガイド突起5a,5
aがベース部材5の上面に形成されている。
【0021】これら2箇所のガイド溝2a,2a及びガ
イド突起5a,5aの係合により、ベース部材5に対し
てディスクトレイ2が前後方向へ直線的に進退移動可能
に構成されている。6a,6bは、ベース部材5に取付
けられた押え片であり、これら押え片6a,6bはディ
スクトレイ2の側面に設けた横溝2b,2bにそれぞれ
係合し、引き出し時におけるディスクトレイ2の浮き上
がりを防止している。
【0022】ディスクトレイ2が出し入れされる奥行方
向であるボックス本体1aの後部には、光ディスク7
a,7bを保持して回転動作させるための回転駆動機構
8と、この回転駆動機構8により回転駆動される光ディ
スク7a,7bに対向されて当該ディスク7a,7bか
ら情報信号の読出しを行うピックアップ装置である光学
ピックアップ装置9とが配設されている。
【0023】ディスクトレイ2の後部には略四角形をな
す切欠部2cが形成されていて、その切欠部2cには揺
動部材10が挿脱可能に配設されている。揺動部材10
の後部両側部には軸部10b,10bがそれぞれ突設さ
れており、これら軸部10b,10bを切欠部2cの両
側部に回動自在に嵌合することにより、揺動部材10が
ベース部材5に対して上下方向に揺動可能に構成されて
いる。
【0024】回転駆動機構8は、スピンドルモータ11
と、このスピンドルモータ11の駆動軸に取付けられた
ディスクテーブル12と、このディスクテーブル12と
の間で光ディスク7a,7bを挟持するチャッキングプ
レート13とから構成されている。スピンドルモータ1
1は、その駆動軸を上方に向けた状態で揺動部材10の
前端側に取付けられていて、ディスクテーブル12の上
面中央部分には、光ディスク7a,7bを調心して保持
できるように、略円錐状をなす凸部分が形成されてい
る。
【0025】また、チャッキングプレート13は、ディ
スクテーブル12の上方に対向するようアームブラケッ
ト14によって回転自在に支持されている。アームブラ
ケット14はその縦断面形状が略L字状をなしており、
その一片側をボックス本体1aの後面に固定して、他片
側を水平方向に展開させるように取付けられており、そ
の水平側の先端部にチャッキングプレート13が浮上可
能な状態に支持されている。
【0026】光学ピックアップ装置9は、レーザダイオ
ード等の光源、ビームスプリッタやコリメータレンズ等
の所定の光学デバイス、及びフォトダイオード等の光検
出器等を内蔵した光学ブロック部と、この光学ブロック
部の上面部に取付けられた対物レンズ駆動装置とから構
成されている。対物レンズ駆動装置は、光学ブロック部
より射出された光束を、光ディスク7a,7bの信号記
録面上に集光させるための対物レンズを移動操作可能に
支持している。
【0027】光学ピックアップ装置9は、揺動部材10
の上面部に取付けられたガイドシャフト16に支持され
てディスクテーブル12の後方側に配設され、ディスク
テーブル12に対して接続する方向である前後方向に移
動可能に構成されている。この光学ピックアップ装置9
の対物レンズは上方に向けられており、この対物レンズ
の光軸がスピンドルモータ11の駆動軸と略平行をなし
ている。
【0028】ディスクトレイ2の上面側には、直径を異
にする複数種類の光ディスク7a,7bを位置決めして
収納するためのターンテーブル4が配設されている。タ
ーンテーブル4は、ディスクトレイ2の厚みよりも薄い
円盤状に形成され、当該ディスクトレイ2の上面部に形
成された円形の凹部内に装入されている。そして、ター
ンテーブル4は、ディスクトレイ2の中心部に設けた中
心軸2dに回転可能に軸支されていて、当該ディスクト
レイ2に対して相対的に回転可能に構成されている。
【0029】このため、図2に示すように、ターンテー
ブル4の半径方向内側部分には周方向の全周に渡って内
ギア部4aが形成されていると共に、この内ギア部4a
を介してターンテーブル4を回転駆動するためのテーブ
ル回転機構17が、ディスクトレイ2の中心軸2dの近
傍に配設されている。
【0030】テーブル回転機構17は、図2と図5に示
すように、駆動軸に駆動プーリ18aが取付けられたテ
ーブル回転モータ18と、駆動ベルトを介して駆動プー
リ18aと動力伝達可能に連結された従動プーリ19a
が一端に取付けられたウォームギア19と、このウォー
ムギア19に噛合するピニオン20と、このピニオン2
0と一体に回転駆動されてターンテーブル4の内ギア部
4aと噛合するテーブル回転ギア21とから構成されて
いる。
【0031】そして、テーブル回転モータ18,ウォー
ムギア19,ピニオン20,及びテーブル回転ギア21
は、ユニットプレート17aによって固定または回転可
能に支持されており、このユニットプレート17aを介
してテーブル回転機構17がディスクトレイ2上に載置
されている。
【0032】複数種類の光ディスク7a,7bのうち、
例えば、大径の光ディスク7aとしては、直径が12cm
の光学式オーディオディスクが、また、小径の光ディス
ク7bとしては、直径が8cmの光学式オーディオディス
クが、それぞれ適用される。
【0033】このような光ディスク7a,7bを位置決
めして装着するために、図1と図2に示すように、ター
ンテーブル4の上面部には、大径の光ディスク7aの直
径に対応した複数の大径ディスク位置決め用の大径凹部
22が、周方向に所定間隔あけて同一円周上に配列され
て形成されている。さらに、各大径凹部22の底面部分
には、小径の光ディスク7bの直径に対応した小径ディ
スク位置決め用の小径凹部23が、各大径凹部22と同
心状をなすように形成されている。
【0034】そして、各大径凹部22及び小径凹部23
に関連して、ターンテーブル4には、ディスク位置決め
用の大径凹部22または小径凹部23により位置決めさ
れた光ディスク7a,7bの中央部分にディスクテーブ
ル12を臨ませると共に、同じく光ディスク7a,7b
の信号記録面に光学ピックアップ装置9の対物レンズ駆
動装置を臨ませるためのスリット状の切欠溝24が、そ
れぞれ形成されている。これらの切欠溝24は、各大径
凹部22及び小径凹部23の中心部分が回転駆動機構8
の上方へ回転変位したときにディスクトレイ2の出し入
れ方向、即ち、このディスクプレーヤ装置の前後方向に
延在するように、当該大径凹部22及び小径凹部23の
中心部分からターンテーブル4の周縁部まで延在されて
いる。
【0035】また、各切欠溝24の底部には、ターンテ
ーブル4の回転を防止するためのスリット24aが形成
されている。このスリット24aには、揺動部材10の
揺動側先端に設けたストッパ15が挿脱可能に係合され
る。即ち、ターンテーブル4が所定位置にあって揺動部
材10がアップされてディスクチャッキング状態となっ
たときに、ストッパ15がスリット24a内に係合さ
れ、これによりターンテーブル4の回転が防止されるよ
うになされている。なお上記ディスク収納用凹部には、
各組毎に、予め所定の番地を割当てておくようにする。
本実施例では、番地1から番地5までを付している。
【0036】このようなターンテーブル4の位置制御等
を行うために、ディスクトレイ2上には、光ディスク7
a,7bの有無を検出するディスク検出用光センサ26
と、大径凹部22及び小径凹部23の各組に割り当てら
れた番地を検出する番地検出用光センサ27とが設けら
れている。
【0037】ディスク検出用光センサ26は、ターンテ
ーブル4の各大径凹部22または小径凹部23のいずれ
かに光ディスク7aまたは7bが存在するか否かを検出
するものである。そのため、ターンテーブル4の各小径
凹部23内には、中心軸2dを中心として等角度間隔と
なるように、ディスク検出用透孔25がそれぞれ穿設さ
れている。ディスクトレイ2上の、ディスク検出用透孔
25の下方側となる位置に、ディスク検出用光センサ2
6が配設されている。この光センサ26は、ターンテー
ブル4が所定の回転角度位置となされたときに、ディス
ク検出用透孔25のいずれか1を透して、上方側に臨む
位置に載置された光ディスク7a,7bを検出し、その
検出信号を出力する。
【0038】このディスク検出用光センサ26は、LE
D等の発光素子と、PD(フォトダイオード)等の受光
素子とを有し、当該発光素子により発した光束の検出対
象物による反射光を当該受光素子により検出するように
構成されている。この光センサ26は、ターンテーブル
4が所定の回転角度位置となされたとき、即ち、光ピッ
クアップ装置9の上方に、いずれかのディスク収納用凹
部が位置するときに、そのディスク検出用透孔25を透
して、大径凹部22内に載置された大径の光ディスク7
aまたは小径凹部23内に載置された小径の光ディスク
7bの存在を検出するようになされている。
【0039】また、ディスクトレイ2には、図5乃至図
8に示すように、前後方向に延びるラック部2eが形成
されている。このラック部2eには、リバースギア28
に設けたラック側ギア28aが噛合している。そして、
メインギア29に設けたラック側ギア29aが常時は離
脱した状態にあって、当該メインギア29が所定角度回
転した後、ラック部2eに噛合し得るように構成されて
いる。
【0040】リバースギア28には、図17に拡大して
示すように、そのラック側ギア28aとピッチ円は異な
るが、1歯当たりの角度θを等しくして歯数を同一にし
た入力側ギア28bが、軸方向に所定間隔をあけて形成
されている。この1歯当たりの角度θを等しくするため
に、入力側ギア28bは、モジュールを小さくして1歯
の大きさを小さくすることにより形成されている。この
リバースギア28の入力側ギア28bには、メインギア
29に設けたリバース側ギア29bが、常時は離脱した
状態であって、所定角度回転した後に噛合し得るように
構成されている。
【0041】リバースギア28は、リバースギア用枢軸
30によってベース部材5に回転自在に軸支され、メイ
ンギア29はメインギア用枢軸31によって同じくベー
ス部材5に回転自在に軸支されている。このメインギア
29には、内ギア部29cが周方向の全周に渡って形成
されており、この内ギア部29cに噛合する歯車伝達機
構を介して、単一の駆動源であるローディング用モータ
32が動力伝達可能に接続されている。
【0042】ローディング用モータ32は、駆動軸を下
方へ向けた状態でベース部材5に取付けられており、そ
の駆動軸には駆動プーリ32aが取付けられている。駆
動プーリ32aに一端が掛けられた駆動ベルト33の他
端は、ベース部材5に回転自在に軸支された支軸34の
一端に取付けられた従動プーリ34aに掛けられてい
る。支軸34の他端には入力ギア35が取付けられてい
て、これら入力ギア35,支軸34,および従動プーリ
34aは一体に回転駆動される。この入力ギア35に
は、ベース部材5に回転自在に軸支された中間ギア36
の入力ギア部36aが噛合されていると共に、この入力
ギア部36aと一体に形成された出力ギア部36bが上
記メインギア29の内ギア部29cに噛合されている。
【0043】また、メインギア29の上面部には、メイ
ンギア用枢軸31を中心として略円形に形成された内カ
ム部29dと、この内カム部29dの一部と同心をなす
よう所定の隙間をあけて、外匣体1の前面側に形成され
た略円弧状をなす外カム部29eとが設けられている。
これら内カム部29dと外カム部29eとの間には、デ
ィスクトレイ2の下面に突設されたカム凸部2fが挿脱
可能に介在されている。
【0044】このカム凸部2fは、ディスクトレイ2の
出し入れ方向に延在されていて、当該ディスクトレイ2
が外匣体1内に完全に収納された状態では、内カム部2
9dと外カム部29eとの間に介在して、ディスクトレ
イ2の引出しを阻止する。メインギア29が適宜角度回
転したところで、外カム部29eがカム凸部2fから離
れるように回転変位し、これにより、ディスクトレイの
引出しが可能となるように構成されている。
【0045】さらに、メインギア29には、アップダウ
ン部材37のギア部37aに噛合可能なアップダウン側
ギア29fが設けられている。このアップダウン部材3
7は、ベース部材5に取付けられたアップダウン用枢軸
38に回動自在に軸支されている。アップダウン部材3
7は、揺動部材10の揺動側先端に突設されたガイド突
起10aが摺動可能に係合される傾斜摺動部37bを有
する。この傾斜摺動部37bはギア部37aと反対側に
形成されている。なお、ギア部37aの両端に位置する
各端部歯37dは、その全高を他の歯の全高よりも高く
設定しており、これによりメインギア29のアップダウ
ン側ギア29fとの噛み合いを良くするようにしてい
る。
【0046】また、傾斜摺動部37bは、アップダウン
用枢軸38を中心として螺旋状に形成されており、この
傾斜摺動部37bの最上部にガイド突起10aが位置す
るときは、図3に示すように、揺動部材10は略水平状
態に保持される。この状態が、光ディスク7aが回転駆
動機構8によってチャッキングされた状態である。一
方、ガイド突起10aが下降して傾斜摺動部37bの最
下部に位置するときは、図4に示すように、揺動部材1
0は後部両端に突設された軸部10bを中心に前側が下
方へ揺動される。この状態が、回転駆動機構8による光
ディスク7aのチャッキングが解除された状態である。
【0047】揺動部材10は、傾斜摺動部37bの上記
回転範囲内で揺動すればよく、それ以外では固定されて
いる必要がある。そのため、アップダウン部材37のギ
ア部37aと、これに噛合するメインギア29のアップ
ダウン側ギア29fとは、上記傾斜摺動部37bの最上
端から最下端までガイド突起10aを移動させるのに必
要な数の歯が設けられている。
【0048】そして、メインギア29のアップダウン側
ギア29fを除く部分には円柱面29gを設けていると
共に、アップダウン部材37のギア部37aの両側に
は、円柱面29gと摺接する円弧面37cが設けられて
いる。これら円弧面37cと円柱面29gとを用いるこ
とによってアップダウン部材37の回転止め機構が構成
されている。
【0049】図5と図6に示す、40はロックレバーで
あり、このロックレバー40は、その一端が支持軸41
によってベース部材5に摺動可能に取付けられていると
共に、他端にはストッパ部40aが設けられていて、前
面パネル1bの開口部1c側に延在されている。このロ
ックレバー40の中途部には、メインギア29側に突出
するカム入力部40bが形成されており、このカム入力
部40bはメインギア29の外周面に接触されている。
42は、ロックレバー40を付勢してカム入力部40b
をメインギア29に押圧するスプリングである。
【0050】かかるメインギア29の外周面には、アン
ローディング時に、ターンテーブル4のいずれかのディ
スク収納位置が、光ピックアップ装置9と対応する位置
から回転変位している時に、カム入力部40bを押圧し
てロックレバー40の先端のストッパ部40aを、ディ
スクトレイ2の移動軌跡上に突出させるカム部29hが
設けられている。このため、ディスクトレイ2の下面に
はL字形をなすストッパ受部2gが形成されていて、カ
ム部29hによってロックレバー40が突出された時
に、図8に示すように、ストッパ受部2gがストッパ部
40aに係合されてディスクトレイ2の挿入が阻止され
る。このロックレバー40とメインギア29のカム部2
9hとディスクトレイ2のストッパ受部2gとで、再生
中のディスク交換時におけるローディングを防止するロ
ック機構が構成されている。
【0051】このロック機構の作動を確保するために、
リバースギア28とラック部2eとに関連させてロック
操作機構を設けている。ロック操作機構は、ラック部2
eと同一のラックを有し、且つ、当該ラックの一部をラ
ック部2eの端部に重ね合わせるようにしてベース部材
5に前後方向へ摺動可能に取付けられたスライドギア4
3と、このスライドギア43を後方へ付勢するリターン
スプリング44と、スライドギア43に設けた突起に係
合して、初期状態におけるスライドギア43の前後動を
阻止する抵抗レバー45と、この抵抗レバー45を突起
側に付勢して抵抗力を生じさせる捩りバネ46とを有す
る。
【0052】このロック操作機構は、再生動作中にリバ
ースギア28の回転力により、ディスクトレイ2を前方
へ移動させる動作と、当該ディスクトレイ2の動きを止
めた状態でメインギア29を回転させて、ロックレバー
40を揺動させる動作とを行うために設けたものであ
る。
【0053】而して、図8において、メインギア29が
反時計方向に回動するときには、カム部29hが開口部
1c側からカム入力部40bに当接し、他端のストッパ
部40aがメインギア29側に引き付けられる。これに
より、ストッパ部40aが受圧部2gの移動軌跡上から
外れることになり、このときディスク収納位置は光ピッ
クアップ装置9と略同一位置にあるため、ディスクトレ
イ2の摺動操作による押込み及び引出しが可能となる。
【0054】一方、メインギア29が時計方向に回動
し、カム部29hがカム入力部40bに当接してこれを
押し上げると、他端のストッパ部40aがメインギア2
9から離反される。これにより、ストッパ部40aが受
圧部2gの移動軌跡上に移動することになり、従って、
ディスクトレイ2の押し込み操作が不能となる。
【0055】また、図6乃至図8に示す47はセットレ
バーであり、支持軸48によってベース部材5に揺動部
材に軸支されている。このセットレバー47は、通常ロ
ーディングにおいて、メイキンギア29がラック部2e
から外れてニュートラルポイントができた時に、当該メ
インギア29に係合してその回転を防止する等するため
のものである。セットレバー47の一端には係合突起4
7aが形成されており、この係合突起47aが他端を引
張するスプリング49によってメインギア29に当接さ
れている。この係合突起47aに対応して、メインギア
29にはV字状に凹んだ突起受部29iが3箇所に設け
られている。
【0056】上記メインギア29のラック側ギア29a
とディスクトレイ2のラック部2eとで第1のギア列が
構成され、この第1のギア列とアップダウン部材37と
で第1の動作機構が構成されている。また、メインギア
29のリバース側ギア29bとリバースギア28とラッ
ク部2eとで第2のギア列が構成され、この第2のギア
列によって第2の動作機構が構成されている。
【0057】また、このディスクプレーヤ装置は、後述
するようにROM(記憶装置)等を有するコントローラ
制御装置を備えている。このコントローラには、ディス
ク検出用光センサ26,番地検出光センサ27,操作釦
3bとスキップ釦3c,及びその他の装置等から各種の
信号が入力される。これらの入力信号に基づいて、この
コントローラがテーブル回転モータ18とローディング
用モータ32等に制御信号を出力し、後述するようにデ
ィスクローディングや再生演奏等を実行させる。
【0058】上述のように構成された本発明に係わるデ
ィスクプレーヤ装置において、ターンテーブル4の大径
凹部22に収容された大径の光ディスク7a,または小
径凹部23に収容された小径の光ディスク7bを再生す
る場合には、通常のローディング操作と、演奏中のロー
ディング操作とを選択的に行うことができる。ここで、
通常のローディング操作とは、再生前にターンテーブル
4の大径凹部22または小径凹部23に光ディスク7a
または7bをセットして再生可能な状態とすることをい
う。演奏中のローディング操作とは、再生中に任意の大
径凹部22または小径凹部23に光ディスク7aまたは
7bをセットしたり、予めセットされていた光ディスク
7a,7bを他の光ディスクと交換して再生可能な状態
とすることをいう。
【0059】通常のローディング操作は、図6,図7,
図9乃至図12に示すように、次のような動作によって
行うことができる。なお、図6は、ディスクトレイ2が
外匣体1内に完全に収納されたローディング状態を示す
ものであり、この状態の概略図を図9に示している。ま
た、図7は、通常のローディング状態からディスクトレ
イ2を完全に引き出したアンローディング状態を示すも
のであり、この状態の概略図を図11に示している。
【0060】まず、外匣体1の前面パネル1bに表れた
電源釦3aをオンし、本ディスクプレーヤ装置に電力を
供給した後、操作釦3bをオンとする。これにより、コ
ントローラの作動を介して、ローディング用モータ32
に電力が供給され、その駆動軸の回転力が駆動プーリ3
2aから駆動ベルト33を介して従動プーリ34aに伝
達され、さらに、この従動プーリ34aと回転方向に一
体をなす入力ギア35から、中間ギア36の入力ギア部
36a及び出力ギア部36bを介して内ギア部29cか
らメインギア29に伝達される。
【0061】これにより、メインギア29が、図6にお
いて反時計方向に回転駆動される。まず、メインギア2
9のアップダウン側ギア29fがアップダウン部材37
のギア部37aに噛み合い、それらの歯数分だけアップ
ダウン部材37を、図6において時計方向に回転駆動さ
せる。その結果、揺動部材10のガイド突起10aがア
ップダウン部材37の傾斜摺動部37bにガイドされて
最上部(図3の状態)から最下部(図4の状態)まで移
動する。これにより、揺動部材10が軸部10bを中心
に前側に揺動するため、この揺動部材10に載置された
光学ピックアップ装置9が下がり、同じく回転駆動機構
8のディスクテーブル12がチャッキングプレート13
から離れて、光ディスク7aのチャッキングが解除され
る。
【0062】揺動部材10が最下端まで下がると、アッ
プダウン側ギア29fとギア部37aとの噛み合いが外
れ、メインギア29の円柱面29gがアップダウン部材
37の円弧面37cに摺接する。このため、以後、メイ
ンギア29が回転を続けるのに対して、アップダウン部
材37はメインギア29により回転止めされ、揺動部材
10を最下端位置に固定して保持する。そして、メイン
ギア29が所定角度だけ回転すると、ラック側ギア29
aがディスクトレイ2のラック部2eと噛み合い、これ
により、ディスクトレイ2が前に移動する。
【0063】この際、揺動部材10が下がると、その先
端部に突設されたストッパ15がターンテーブル4の切
欠溝24の底部に設けたスリット24aから下方に離脱
する。これと同時に、テーブル回転モータ18が回転駆
動され、その駆動軸の回転力が駆動プーリ18aから駆
動ベルトを介して従動プーリ19aに伝達され、さら
に、この従動プーリ19aと回転方向に一体をなすウォ
ームギア19から、これに噛合するピニオン20に伝達
される。ピニオン20にはテーブル回転ギア21が一体
に取付けられているため、このテーブル回転ギア21に
噛合する内ギア部4aを介してターンテーブル4が、図
10に示すように、反時計方向に回転駆動される。
【0064】ターンテーブル4の回転量は、ディスク検
出用光センサ26及び番地検出用光センサ27によって
検出されている。それらの検出信号に基づいてコントロ
ーラから制御信号が出力されているため、図11に示す
ように、ターンテーブル4が所定量回転し、2ポジショ
ン移動して番地1が前面までくると、当該ターンテーブ
ル4の回転が停止される。これにより、ディスクプレー
ヤ装置がアンローディング状態となり、番地1に光ディ
スク7aまたは7bの装着が可能となる。
【0065】このように、ターンテーブル4に1枚の光
ディスク7aまたは7bを装着した状態で、当該光ディ
スク7a,7bを再生しようとする場合には、操作釦3
bをオンしてローディング状態とする。これは、アンロ
ーディング操作と逆の操作となる。
【0066】即ち、操作釦3bをオンすると、コントロ
ーラの作動を介して、ローディング用モータ32が上述
した場合とは逆回転し、メインギア29が時計方向へ回
転駆動される。これにより、メインギア29の回転力が
ラック部2eからディスクトレイ2に伝達され、当該デ
ィスクトレイ2及びターンテーブル4が、図11に示す
大きく引き出された状態から、図12に示す半分程引き
込まれた状態に変化する。すると、メインギア29のア
ップダウン側ギア29fがアップダウン部材37のギア
部37aと噛み合うようになり、アップダウン部材37
が反時計方向に回転される。
【0067】これと同時に、テーブル回転モータ18が
上述した場合とは逆回転し、番地1が当初の光学ピック
アップ装置9と対応する位置まで、ターンテーブル4を
2ポジションだけ逆方向に移動させる。これにより、図
3に示すように傾斜摺動部37bの作用を介して揺動部
材10が押し上げられ、回転駆動機構8によって光ディ
スク7aがチャッキングされると共に、その光ディスク
7aの情報記録面に光学ピックアップ装置9が臨むよう
になる。これにより、本ディスクプレーヤ装置のローデ
ィングが終了する。
【0068】次に、演奏中のローディングについて説明
する。演奏中のローディング操作は図6,図8,図13
乃至16に示すように、次のような動作によって行うこ
とができる。なお、図8は、演奏中のローディング状態
からディスクトレイ2を完全に引き出したアンローディ
ング状態を示すものであり、この状態の概略図を図13
に示している。
【0069】本ディスクプレーヤ装置が演奏中である場
合に、操作釦3bをオンすると、コントローラからの制
御信号に基づいてローディング用モータ32が、通常の
ローディングとは逆方向に回転し、図6において、メイ
ンギア29を時計方向に回転駆動させる。これにより、
メインギア29のリバース側ギア29bがリバースギア
28の入力側ギア28bに噛み合い、当該リバースギア
28を反時計方向に回転駆動させる。これにより、入力
側ギア28bと一体のラック側ギア28aに噛合するラ
ック部2eの作用を介して、図8と図13に示すよう
に、ディスクトレイ2を前方に移動させることができ
る。そして、図14に示すように、テーブル回転モータ
18によってターンテーブル4が回転駆動され、番地2
及び番地3が露出される。
【0070】その結果、外匣体1の前にディスクトレイ
2及びターンテーブル4が大きく露出され、その露出さ
れた番地2及び番地3への光ディスク7a,7bの装着
が可能となる。この場合、メインギア29とアップダウ
ン部材37とを別体に形成し、メインギア29でアップ
ダウン部材37の回転を止める構造としたため、メイン
ギア29の回転に伴って生ずる余分な振動がアップダウ
ン部材37を経て揺動部材10側に加えられるのを防止
することができる。従って、メインギア29の回転によ
る余分な振動を揺動部材10に与えるおそれがないか
ら、演奏中であっても、その演奏に悪影響を与えること
なく他の光ディスク7a,7bの交換を行うことができ
る。
【0071】このように、本実施例では、1度に2枚の
光ディスクを交換できるようにターンテーブル4の回転
角度を制御している。そのため、図14に示す状態で
は、回転駆動機構8及び光ピックアップ装置9が位置す
る場所から、最も近くにあるディスク収納位置である番
地1及び番地5の各切欠溝24が回転方向にズレてい
る。従って、このままディスクトレイ2を押し込むと、
揺動部材10が持ち上げられていて演奏状態にあるた
め、この揺動部材10に載置された回転駆動機構8等が
ターンテーブル4に当接し、当該回転駆動機構8等が破
壊されるおそれがある。かかる不具合を防止すべく、ロ
ック機構が作動することになる。
【0072】即ち、メインギア29が所定角度回転する
と、当該メインギア29に設けたカム部29hがロック
レバー40のカム入力部40bを押圧し、当該ロックレ
バー40を、図8において反時計方向に揺動してその先
端に設けたストッパ部40aを、ディスクトレイ2に設
けた受圧部2gの移動軌跡上に突出させる。これによ
り、ディスクトレイ2を押し込もうとすると、受圧部2
gがロックレバー40のストッパ部40aに当接し、当
該ディスクトレイ2の押し込みが防止される。従って、
演奏中の回転駆動機構8等にターンテーブル4が押圧さ
れ、回転駆動機構8等が破壊されるのを防止することが
できる。
【0073】上述のように光ディスク7a,7bを交換
した後、他の空いている番地、本実施例では番地4及び
番地5に光ディスク7aを装着しようとする場合には、
スキップ釦3cをオンする。これにより、コントローラ
の出力によるテーブル回転モータ18の作動を介してタ
ーンテーブル4が、図15に示すように、時計方向また
は反時計方向に回転変位し、空いている番地4及び番地
5が露出される。そのため、空いている番地に新たな光
ディスクを装着したり、当該番地4及び番地5に予め装
着されていた光ディスクを別の光ディスクと交換するこ
とができる。
【0074】このような図14や図15に示す状態か
ら、ディスクトレイ2を押し込む場合には、操作釦3b
をオンしてローディング状態とする。これは、上述した
アンローディング操作と逆の操作となる。
【0075】即ち、操作釦3bをオンすると、コントロ
ーラの作動を介して、テーブル回転モータ18が、図1
6に示すように、ターンテーブル4を上記と逆方向に回
転して図13に示す当初の位置に戻す。次に、ローディ
ング用モータ32が再び逆回転し、メインギア29が反
時計方向へ回転駆動される。これにより、メインギア2
9の回転力がリバース側ギア29bからリバースギア2
8の入力側ギア28bに伝達され、更に、当該リバース
ギア28のラック側ギア28aからラック部2eを経て
ディスクトレイ2に伝達される。その結果、ディスクト
レイ2及びターンテーブル4が、図16に示す大きく引
き出された状態から、図9に示す状態に押し込まれる。
【0076】ローディング状態において、回転駆動機構
8等と対向する位置にある大径凹部22または小径凹部
23に光ディスクが装着されている場合には、その光デ
ィスクの存在をディスク検出用光センサ26が検出し、
その検出信号がコントローラに入力される。そのため、
コントローラがテーブル回転モータ18を回転駆動し
て、光ディスクの装着されていない空いた番地が回転駆
動機構8等と対向することになるようターンテーブル4
を回転させる。従って、この場合には、演奏中の光ディ
スクは、空いた番地、本実施例では番地1に収納される
ようになる。
【0077】なお、リバースギア28のピッチ円の異な
るラック側ギア28aと入力側ギア28bの1歯当たり
の角度θを互いに等しく設定したため、組立時における
当該リバースギア28の位置出しを不要として、自由な
位置でリバースギア28の組み立てを行うことができ
る。
【0078】従って、従来の組立工程のように、リバー
スギア28の位置出し用に特別な治具を使用したり、部
品に合マークを入れる等の対策を取る必要がなく、どの
位置で取付けた場合にも、常に所定の位置関係をもって
ラック側ギア28aとディスクトレイ2のラック部2e
との噛み合い、及び入力側ギア28bとメインギア20
のリバース側ギア29bとの噛み合いを実現することが
でき、これにより、組立時の作業性を大幅に向上するこ
とができる。
【0079】次に、本発明のディスクプレーヤ装置のデ
ィスクトレイ2のローディング、アンローディング動作
のコントローラによる制御動作について説明する。
【0080】図18は、メインギア29を駆動制御する
ための構成を主とする回路構成を示すブロック図であ
る。メインギア29の下面側にはエンコーダ101が設
けられている。このエンコーダ101は、図19に示す
ように、メインギア29の下面に取付けられて、メイン
ギア29と一体的に回転する回転板(図示せず)と、装
置の固定部に取付けられる導電板11より構成されてい
る。
【0081】回転板には、導電板111のパターン11
1a,111bと当接し、パターン上を摺動する複数の
ブラシ112が設けられている。複数のブラシ112は
導電板111のパターンに合せて、必要な数だけ(図1
9の実施例の場合、2個)設けられている。
【0082】このエンコーダ101からの出力信号はメ
インギア29の回転にともなって連続的に出力され、コ
ントローラ102に供給される。コントローラ102
は、例えば、マイクロコンピュータによって構成されて
いる。このコントローラ102には、前述したとおり、
ディスク検出用光センサ26,番地検出用光センサ27
及びキー入力部としての電源釦3a,操作釦3b,スキ
ップ釦3c及びその他の押し釦からの入力信号や、光学
ピックアップ装置9からの出力信号が供給される。これ
らの入力信号に基づいて、コントローラ102は、テー
ブル回転モータ18の制御、及び装置全体の記録または
再生動作を制御する。更に、コントローラ102は、エ
ンコーダ101からの出力信号に基づいて、駆動回路1
03にローディング用モータ32を駆動するための制御
信号を供給する。
【0083】尚、コントローラ102は、後述するロー
ディング用モータ32に供給するPWM信号のデューテ
ィを決定するためのデータが記憶されたROM102A
を内蔵している。
【0084】駆動回路103はコントローラ102から
の制御信号に基づいて、ローディング用モータ32を駆
動する駆動信号としてのPWM信号を生成し、生成した
PWM信号をローディング用モータ32に供給する。そ
の結果、ローディング用モータ32が駆動回路103か
らのPWM信号によって回転制御されることによってメ
インギア29が回転して、上述したようにディスクトレ
イ2のローディング及びアンローディング動作が行なわ
れる。
【0085】エンコーダ101においては、図示しない
回転板がメインギア29とともに一体的に回転すると、
導電板111のパターン111a,111b上をブラシ
112a,112bが摺動する。この場合、導電板11
1のパターン111a,111bは、図19に示すよう
なパターンに形成されており、パターン111a,11
1bとブラシ112a,112bの電気的接続状態がパ
ターンの形状に応じて変化する。導電板111のパター
ンの形状を工夫して、所望の形状に形成しておくことに
よって、メインギア29の回転位置に対応する位置検出
信号を連続的に得ることができる。
【0086】エンコーダ101の導電板111が、図1
9において、反時計方向または時計方向に相対的に回転
し、パターン111a,111b上を摺動した結果とし
て得られるブラシ112a,112bからの出力信号S
1,S2は図20(a)と図20(b)に示すように変
化する。図20(a)に示すように、ブラシ112aの
出力信号S1は、時刻t3 までは高レベルであり、時刻
3 の時点で高レベルから低レベルに変化する。これに
対して、ブラシ112bの出力信号S2は、図20
(b)に示すように、時刻t1 の時点で高レベルから低
レベルに変化し、時刻t2 の時点で低レベルより高レベ
ルに変化する。また、時刻t4 の時点で高レベルより低
レベルに変化する。
【0087】図20において、矢印OPの方向にディス
クトレイ2が移動する場合、即ち、アンローディング動
作時には、時刻t2 の時点をブレーキ開始点としてロー
ディング用モータ32に供給するPWM信号を制御して
ディスクトレイ2の移動にブレーキをかける。その結
果、ディスクトレイ2を外匣体1の開口部1cより突出
した位置に停止させることができる。このディスクトレ
イ2の外匣体1より突出した位置は、図20中の時刻t
1 に対応する。
【0088】これとは反対に、図20において、矢印C
Lの方向にディスクトレイ2が移動する場合、即ちロー
ディング動作時には、時刻t3 の時点をブレーキ開始点
として、モータ32に供給するPWM信号を制御してデ
ィスクトレイ2の移動にブレーキをかける。その結果、
ディスクトレイ2は、図20中の時刻t4 の位置に対応
する外匣体1内に収納された位置で停止させることが出
来る。
【0089】次に、図21と図22を用いて、コントロ
ーラ102によるローディング用モータ32の制御動作
について説明する。
【0090】ディスクトレイ2のアンローディング動作
時には、図21(a)と図21(b)に示すように、エ
ンコーダ101の出力信号S1,S2はともに高レベレ
となっている。この状態で、図21(c)に示すよう
に、コントローラ102は、駆動回路103に制御信号
を供給して、駆動回路103から第1のデューティ比の
PWM信号(PWM1)を出力させる。この第1のデュ
ーティ比のPWM信号(PWM1)によってローディン
グ用モータ32が所定の速度で駆動され、これに基づい
てメインギア29が所定の速度で回転する。その結果、
ディスクトレイ2が外匣体1の開口部分1cよりメイン
ギア29の回転速度に基づく所定の速度でアンローディ
ングされる。
【0091】図21(a)と図21(b)に示すよう
に、エンコーダ101からの出力信号S1,S2は、時
刻t2 までは高レベルとなっている。この時刻t2 にお
いて、出力信号S2は高レベルから低レベルに変化す
る。コントローラ102は、出力信号S1が高レベル、
出力信号S2が低レベルとなっていることにより、メイ
ンギア29が所定の回転位置に到達したことを検知する
ことができる。換言すればディスクトレイ2が所定の位
置に到達したことを検出することができる。
【0092】この検知結果に基づいて、コントローラ1
02は、図21(c)に示すように、駆動回路103に
制御信号を供給して、駆動回路103から第2のデュー
ティ比のPWM信号(PWM2)を出力させる。この第
2のデューティ比のPWM信号(PWM2)のデューテ
ィは、第1のデューティ比のPWM信号(PWM1)の
デューティの例えば1/2に設定される。その結果、ロ
ーディング用モータ32の回転速度は、第1のデューテ
ィ比のPWM信号(PWM1)が供給されていたときよ
りも遅くなる。同時にメインギア29の回転速度及びデ
ィスクトレイ2の移動速度が時刻t2 までの速度よりも
遅い速度となる。換言すれば、これらにブレーキがかけ
られたことになる。従って、ディスクトレイ2は時刻t
2 の時点で第2のデューティ比のPWM信号に基づく移
動速度で移動する。
【0093】その後、ローディング用モータ32が更に
回転し、図21(b)に示すように時刻t1 において、
エンコーダ101から出力される出力信号S2が低レベ
ルから高レベルに変化する。この変化をコントローラ1
02によって検知し、この検知結果に基づいて、コント
ローラ102は制御信号を駆動回路103に供給して、
PWM信号の出力を停止させてローディング用モータ3
2の駆動を停止させる。その結果、メインギア29の回
転が停止し、ディスクトレイ2の移動も停止され、ディ
スクトレイ2が外匣体1より引き出された位置、すなわ
ち変換位置に停止される。
【0094】次に、ディスクトレイ2のローディング動
作は以下のように行なわれる。コントローラ102は操
作釦3bが操作されて、ディスクトレイ2のローディン
グ指令が入力されたときには、ローディング用モータ3
2をアンローディング動作時とは逆方向に回転駆動す
る。コントローラ102はローディング指令に基づい
て、図22(c)に示すように、駆動回路103に制御
信号を供給して、駆動回路103から第3のデューティ
比のPWM信号(PWM3)を出力させる。ローディン
グ用モータ32は、第3のデューティ比のPWM信号
(PWM3)によってアンローディング時とは逆方向に
回転し、メインギア29もそれにつれてアンローディン
グ時とは逆方向に回転する。その結果、ディスクトレイ
2は外匣体1の開口部分1cより外匣体1内に引き込む
方向に移動を開始する。
【0095】その後、図22(a)に示すように、時刻
3 において、エンコーダ101からの出力信号S1が
高レベルから低レベルに変化したことをコントローラ1
01が検知すると、検知結果に基づいて、コントローラ
101は駆動回路103に制御信号を供給する。
【0096】駆動回路103は供給される制御信号に基
づいて、第4のデューティ比のPWM信号(PWM4)
を出力する。この第4のデューティ比のPWM信号のデ
ューティ比は、例えば、第3のデューティ比を有するP
WM信号のデューティ比の1/2に設定される。この第
4のデューティ比のPWM信号がローディング用モータ
32に供給されることによって、ローディング用モータ
32は時刻t3 までの回転速度よりも遅い回転速度で回
転する。その結果、メインギア29も時刻t3までの回
転速度よりも遅い速度で回転するため、ディスクトレイ
2の移動速度も遅くなる。換言すれば、アンローディン
グ動作時と同様に、これらにブレーキがかけられる。
【0097】更に、図22(b)に示すように、時刻t
4 において、エンコーダ101からの出力信号S2が高
レベルから低レベルに変化したことをコントローラ10
2が検知すると、この検知結果に基づいて、コントロー
ラ102は駆動回路103に制御信号を供給して、駆動
回路103からPWM信号が出力されることを停止させ
る。その結果、ローディング用モータ32の回転駆動が
停止され、同時にメインギア29の回転も停止するの
で、ディスクトレイ2の移動も停止される。このときデ
ィスクトレイ2は外匣体1内の所定の位置で停止する。
【0098】以上のように、ディスクトレイ2はアンロ
ーディング動作時の外匣体1の開口部1cから突出する
際、及びローディング動作時の外匣体1内に引き込まれ
る際に、滑らかに所定の位置に停止する。
【0099】以上の例においては、エンコーダ101か
ら出力される2つの出力信号S1,S2を用いて、ロー
ディング用モータ32を制御する構成であったが、図2
3に示すように、導電板111のパターンを3つとする
ことによって、エンコーダ101から3つの出力信号S
1,S2,S3を出力させることもできる。図23に示
す実施例では図21と図22に示した実施例よりも、ロ
ーディング用モータ32をより細かく制御することがで
きる。
【0100】即ち、図23に示す実施例では、図23
(d)に示すように、エンコーダ101からの出力信号
S11,S21,S31に基づいて、時刻t5 までは第
5のデューティ比のPWM信号(PWM5)によってロ
ーディング用モータ32を駆動する。
【0101】図23(a)に示すように、時刻t5 でエ
ンコーダ101からの出力信号S11が高レベルから低
レベルに変化したことをコントローラ102が検知する
と、コントローラ102は制御信号を駆動回路103に
供給して、駆動回路103から第6のデューティ比のP
WM信号(PWM6)を発生させる。この第6のデュー
ティ比のPWM信号(PWM6)は、第5のデューティ
比のPWM信号(PWM5)のデューティ比の1/2と
なるように設定される。この第6のデューティ比のPW
M信号(PWM6)によって時刻t6 までローディング
用モータ32が駆動される。時刻t5 から時刻t6 まで
の期間のディスクトレイ2の移動速度は、それまでの時
刻t5 までの期間のディスクトレイ2の移動速度よりも
遅くなる。
【0102】更に、図23(b)に示すように、時刻t
6 でエンコーダ101の出力信号S21が高レベルから
低レベルに変化したことをコントローラ102が検知す
ると、コントローラ102は駆動回路103に制御信号
を供給して、駆動回路103から第7のデューティ比の
PWM信号(PWM7)を出力させる。この第7のデュ
ーティ比のPWM信号(PWM7)のデューティは、第
6のデューティ比のPWM信号(PWM6)の例えば1
/2に設定される。この第7のデューティ比のPWM信
号(PWM7)によって時刻t7 までの期間、ローディ
ング用モータ32が駆動される。時刻t6 から時刻t7
までの期間のディスクトレイ2の移動速度は、それまで
の時刻t5 から時刻t6 までの期間のディスクトレイ2
の移動速度よりも更に遅くなる。
【0103】その後、図23(c)に示すように、時刻
7 でエンコーダ101からの出力信号S31が高レベ
ルから低レベルに変化したことをコントローラ102が
検知すると、コントローラ102は、駆動回路103に
制御信号を供給して、駆動回路103からPWM信号の
出力を停止させて、ローディング用モータ32の駆動を
停止させる。このときのローディング用モータ32に供
給されるPWM信号による平均電圧は、図23(e)に
示すように変化する。
【0104】以上、図23に示した実施例では、前述の
とおり図21と図22に示した実施例よりも細かくロー
ディング用モータ32を速度制御することが出来るの
で、ディスクトレイ2をより滑らかに所定の位置に停止
させることができる。
【0105】図24(b)には、エンコーダ101の導
電板111の具体的構成の一例が示されている。この図
24(b)に示す導電板111からは、図25に示す3
つの出力信号S12,S22,S32が出力される。
【0106】この導電板111には出力信号S12,S
22,S32を生成するパターン111c,111d,
111e,並びに、接地されている共通(コモンC)の
パターン111fが設けられている。前述したように、
エンコーダ101の図示しない回転板に取付けられてい
る4つのブラシ(図示せず)は、一端が電気的に共通に
接続されており、他端がパターン111c,111d,
111e,111f上を各々摺動させられる。
【0107】パターン111f上を摺動するブラシから
の出力信号の信号レベルは低レベルとなる。パターン1
11c上を摺動するブラシからの出力信号S12は、図
25(a)に示すように、時刻t13で高レベルから低レ
ベルに変化し、時刻t16で低レベルから高レベルに変化
する。更に、出力信号S12は、時刻t17で高レベルか
ら低レベルに変化し、時刻t19で低レベルから高レベル
に変化する。パターン111cはこのような出力信号S
12が得られるようなパターン形状となるように形成さ
れている。
【0108】パターン111d上を摺動するブラシから
の出力信号S22は、図25(b)に示すように、時刻
11で高レベルから低レベルに変化し、時刻t12で低レ
ベルから高レベルに変化する。更に、出力信号S22
は、時刻t14で高レベルから低レベルに変化し、時刻t
18で低レベルから高レベルに変化する。換言すれば、パ
ターン111dは、このような出力信号S22が得られ
るような形状に形成されている。
【0109】パターン111e上を摺動するブラシから
の出力信号S32は、図25(c)に示すように、時刻
15で高レベルから低レベルに変化する。パターン11
1eはこのような出力信号S32が得られるような形状
に形成されている。
【0110】尚、本実施例では図24に示すように0°
を基準としている。図24中の0°は、図25における
時刻t15に相当する。この時刻t15は、ディスクトレイ
2が外匣体1内に引き込まれた状態で、且つ摺動部材1
0が上昇した位置にあるタイミングに対応している。よ
って、時刻t11は、図24(a)中の回転角度−200
°に相当し、以下、時刻t12が回転角度−181°、時
刻t13が回転角度−93°、時刻t14が回転角度−48
°、時刻t16が回転角度27°、時刻t17が回転角度1
00°、時刻t18が回転角度113°、時刻t19が回転
角度120±2°に相当する。
【0111】また、時刻t14ではディスクトレイ2が外
匣体1内に引き込まれた状態で、且つ揺動部材10が降
下した位置にある。時刻t16では、光ディスクの演奏中
に、ディスクトレイ2が外匣体1より引き出された状態
にあり、この状態でディスクトレイ2が外匣体1内に押
し込まれることを防止するために、ロックレバー40,
メインギア29のカム部分29h及びディスクトレイ2
の受圧部2gにより構成されるロック機構によってディ
スクトレイ2の移動が阻止されている状態にある。
【0112】また、図25の時刻t11から時刻t14まで
の範囲を、光ディスク7a,7bが演奏状態でない場合
のディスクトレイ2のローディング、アンローディング
動作時のローディング用モータ32の制御に割り合てて
いる。一方、時刻t15から時刻t19までの範囲を、光デ
ィスク7a,7bの演奏中におけるディスクトレイ2の
ローディング、アンローディング動作時のローディング
用モータ32の制御に割り合てている。
【0113】すなわち、ディスクトレイ2が外匣体1の
内部に引き込まれている状態にあるときには、時刻t14
と時刻t15との間の位置に対応する出力信号S12,S
22,S32がエンコーダ101より出力される。この
とき、出力信号S12とS22が低レベルで、出力信号
S32が高レベルを示している。これらの出力信号S1
2,S22,S32がコントローラ102に供給される
ことによって、出力信号S12,S22,S32のレベ
ルに基づいて、ディスクトレイ2の位置をコントローラ
102が検知することができる。
【0114】ディスクトレイ2は、必ずしも、電源投入
時に、外匣体1内に引き込まれているとは限らない。そ
の場合でも、コントローラ102はエンコーダ101か
らの出力信号S12,S22,S32のレベルに基づい
て、ディスクトレイ2の位置を判別することができるの
で、この判別結果に基づいてコントローラ102は制御
信号を生成し、ローディング用モータ32の回転方向
と、駆動回路103から出力されるPWM信号のデュー
ティを決定する。
【0115】いま、光ディスク7a,7bが演奏状態に
ないとする。この状態で操作釦3bが操作されてディス
クトレイ2のアンローディング動作の指令がコントロー
ラ102に入力されると、図6に示すように、メインギ
ア29は反時計方向に回転される。この場合図25にお
いて矢印OP1 で示す方向に、時間的に出力信号S1
2,S22,S32が変化する。
【0116】その結果、時刻t14において、出力信号S
22が低レベルから高レベルに変化し、時刻t13で出力信
号S12が低レベルから高レベルに変化する。前述のと
おり、時刻t14に到るまでの期間は、揺動部材10が上
昇位置から降下した位置に移動しているので、実質的に
ディスクトレイ2は移動していない。出力信号S12の
時刻t13での変化は、このアンローディング時には無視
される。実際には時刻t14の時点からディスクトレイ2
が移動しはじめる。
【0117】そして、メイキンギア29が更に反時計方
向に回転して、ディスクトレイ2が外匣体1の開口部1
cより突出する方向に移動する。図25(b)に示すよ
うに、時刻t12において、エンコーダ101の出力信号
S22が高レベルから低レベルに変化したときに、前述
のとおり、コントローラ102は制御信号を駆動回路1
03に供給して、駆動回路103から供給されるPWM
信号のデューティを小さくする。その結果、ローディン
グ用モータ32にはブレーキがかけられ、ディスクトレ
イ2の移動速度が遅くなる。
【0118】その後、時刻t11において出力信号S22
が低レベルから高レベルに変化したことを検知したと
き、コントローラ102は、制御信号を駆動回路103
に供給してローディング用モータ32の駆動を停止させ
る。その結果、ディスクトレイ2が図11に示すような
位置、すなわち、アンローディング位置に移動して停止
する。
【0119】このアンローディング状態において、ター
ンテーブル4上の光ディスク7a,7bの交換、載置動
作が終了し、操作釦3bが操作されて、コントローラ1
02にローディング指令が入力されると、コントローラ
102は、再びローディング用モータ32を前述したよ
うに駆動回路103から出力される所定のデューティの
PWM信号で駆動する。この場合、図25において矢印
CL1 で示す方向に各出力信号S12,S22,S32
が変化する。
【0120】その結果、メインギア29がアンローディ
ング動作時とは逆方向、すなわち、時計方向に回転駆動
される。メインギア29の時計方向への回転にともなっ
て、エンコーダ101からの出力信号S22は、図25
(b)に示すように、時刻t11で高レベルから低レベル
へ、時刻t12で低レベルから高レベルに変化する。この
変化は、ディスクトレイ2のローディング動作時には無
視される。
【0121】その後、図25(a)に示すように、時刻
13でエンコーダ101からの出力信号S12が高レベ
ルから低レベルに変化したことをコントローラ102が
検知すると、コントローラ102は制御信号を駆動回路
103に供給する。駆動回路103は制御信号に基づい
て、デューティの小さいPWM信号をローディング用モ
ータ32に供給する。その結果、ローディング用モータ
32はブレーキがかかった状態となり、ディスクトレイ
2の移動速度が遅くなる。
【0122】時刻t14でエンコーダ101からの出力信
号S22が高レベルから低レベルに変化したことをコン
トローラ102が検知すると、コントローラ102から
制御信号を駆動回路103に供給し、駆動回路103か
らPWM信号の出力を停止させる。その結果、ディスク
トレイ2の移動が停止され、ディスクトレイ2は図9に
示すように外匣体1に引き込まれた状態となる。この時
点でローディング用モータ32は一旦停止する。
【0123】その後、テーブル回転モータ18が駆動さ
れて、ターンテーブル4が回転し、ターンテーブル4上
の所望とされる光ディスクが光学ピックアップ装置9お
よびディスクテーブル12と対峙する位置まで移動され
る。ローディング用モータ32は再びコントローラ10
2からの制御信号に基づいて回転して、揺動部材10を
降下した位置から上昇位置まで移動させる。その結果、
チャッキングプレート13とディスクテーブル12によ
って光ディスクが挟持される。
【0124】図25(c)に示すように、時刻t15で出
力信号S32が高レベルから低レベルに変化することに
よって、コントローラ102は制御信号を発生してロー
ディング用モータ32の回転駆動を停止させる。この状
態で再生動作がキー入力部より指令されていれば、スピ
ンドルモータ11によって光ディスク7a,7bが回転
駆動され、光学ピックアップ装置9によって光ディスク
に記録されている情報信号の読み出しが行なわれる。
【0125】この光ディスク7a,7bの再生動作中
に、操作釦3bによりアンローディング指令がコントロ
ーラ102に入力されると、コントローラ102は駆動
回路103を制御して、PWM信号を供給して、ローデ
ィング用モータ32を図6中の時計方向に回転駆動させ
る。この場合、図25において、矢印OP2 で示す方向
に各出力信号S12,S22,S32が変化する。
【0126】図25(a)に示すように、時刻t15でエ
ンコーダ101からの出力信号S32が高レベルから低
レベルに変化する。時刻t16でエンコーダ101からの
出力信号S12が低レベルから高レベルに変化する。こ
のアンローディング動作時において、これらの出力信号
の変化に基づく処理は行なわれない。
【0127】その後、時刻t17でエンコーダ101から
の出力信号S12が高レベルから低レベルに変化したこ
とをコントローラ102が検知すると、この検知結果に
基づいてコントローラ102は駆動回路103に制御信
号を発生する。駆動回路103は制御信号に基づいて、
時刻t17以前にローディング用モータ32に供給されて
いたPWM信号のデューティ比よりもデューティ比の小
さいPWM信号をローディング用モータ32に向けて出
力する。その結果、ローディング用モータ32はブレー
キがかかった状態となり、外匣体1の開口部1cより突
出する方向に移動しているディスクトレイ2の移動速度
が遅くなる。
【0128】図25(b)に示すように、時刻t18でエ
ンコーダ101からの出力信号S22が低レベルから高
レベルに変化したことをコントローラ102が検知する
と、ディスクトレイ2が、図14に示す演奏中のアンロ
ーディング位置に到達して、滑らかに停止する。
【0129】メインギア29は更に回転し、図25
(a)で示すように、時刻t19でエンコーダ101の出
力信号S12が低レベルから高レベルへ変化したことを
コントローラ102が検知した時点で、メインギア29
のカム部29hがロックレバー40のカム入力部40h
を押圧して、ロックレバー40を、図8中の反時計方向
に揺動して、ストッパ部40aがディスクトレイ2の受
圧部2gと係合し得る状態となる。
【0130】もしこの状態でディスクトレイ2が押し込
まれると前述のとおりストッパ40aと受圧部2gが係
合してディスクトレイ2がロックされる。このロック動
作には、ある程度の力が必要となる。そこで、コントロ
ーラ102はエンコーダ101からの出力信号S12と
S22に基づいて、時刻t18から時刻t19までの期間
は、ローディング用モータ32に供給されるPWM信号
のデューティ比を再び上昇させる。時刻t19において、
ローディング用モータ32の駆動が停止される。
【0131】演奏中におけるローディング動作は、非演
奏時のローディング動作と同様に行なわれる。この場
合、エンコーダ101からの出力信号S12,S22,
S32は図25の矢印CL2 で示す方向に変化する。出
力信号S12とS22の時刻t18とt17での変化はこの
演奏中におけるローディング動作時には無視される。
【0132】演奏中におけるローディング指令がコント
ローラ102に入力されると、コントローラ102から
の制御信号に基づいて、所定のデューティのPWM信号
が駆動回路103から出力される。その結果、ローディ
ング用モータ32が回転駆動されて、ディスクトレイ2
が外匣体1の開口部1cより引き込まれる。
【0133】時刻t16でエンコーダ101からの出力信
号S12が高レベルから低レベルに変化したことをコン
トローラ102が検知すると、コントローラ102は制
御信号を発生して、駆動回路103から出力されるPW
M信号のデューティを小さくする。その結果、ローディ
ング用モータ32はブレーキがかかった状態となり、デ
ィスクトレイ2の移動速度が遅くなる。
【0134】その後、エンコーダ101からの出力信号
S32が時刻t15の時点で低レベルから高レベルに変化
したことをコントローラ102が検知したときに、制御
信号を駆動回路103に供給して、ローディング用モー
タ32の駆動を停止する。
【0135】以上のようにローディング、アンローディ
ング動作を行うコントローラ102の制御動作につい
て、図26のフローチャートを参照して説明する。ステ
ップST1でローディング用モータ32を駆動した後、
所定時間、例えば3.2msecが経過したか否かが判定さ
れる。この3.2msecの経過時間の判定動作は、コント
ローラ102が、ステップST2以降の処理を3.2mse
c毎に繰り返えし実行し、ステップST2以降の処理以
外の他の処理を合せて時分割的に処理しているために設
けられているものである。従ってステップST1は省略
してもステップST2以降の処理に何ら影響を及ぼすも
のではない。
【0136】ステップST1で所定時間、すなわち、
3.2msecが経過したと判定された場合にはステップS
T2に進む。ステップST2で、エンコーダ101から
の出力信号S12,S22,S32が読み込まれ、ステ
ップST3で、各出力信号S12,S22,S32から
チャタリングの影響を除去する処理が実行される。
【0137】すなわち、各出力信号S12,S22,S
32の信号レベルが変化した直後は、信号レベルが不安
定となる。このレベルが不安定な状態で各出力信号のレ
ベル判別を行うと誤検出を行う可能性があるため、複数
回、サンプリング動作を行って、各サンプリング結果が
同じ信号レベルであるか否か、例えば、図25に示すよ
うな高レベルまたは低レベルであるか否かを検出する。
複数回のサンプリング動作によって、出力信号の信号レ
ベルが同じレベルであることを検出したとき、コントロ
ーラ102はエンコーダ101からの出力信号としてそ
のデータを取り込む。出力信号中のチャタリングが除去
されるとステップST4に進む。
【0138】ステップST4では、読み込まれたエンコ
ーダ101からの各出力信号S12,S22,S32の
レベルに基づいて、メインギア29の回転位置、換言す
るとディスクトレイ2の装置に対する位置が目標位置に
到達したか否かが判定される。図25に示すように、デ
ィスクトレイ2の位置に依存して各出力信号S12,S
22,S32の信号レベルが変化する。そこで、この各
出力信号S12,S22,S32の出力レベルが高レベ
ルなのか、低レベルなのかを判別することによって、デ
ィスクトレイ2の位置を検出することができる。
【0139】ステップST4で現在位置と目標位置とが
等しくないと判定された場合にはステップST5に進
む。ステップST5で、現在位置と目標位置を比較して
メインギア29の回転方向を決定する。各出力信号S1
2,S22,S32の信号レベルに基づいて、ディスク
トレイ2が図25中の時刻t11から時刻t19のどの位置
にあるのか、非演奏中のローディング動作なのか、アン
ローディング動作なのか、演奏中のローディング動作な
のか、アンローディング動作なのかによって、メインギ
ア29の回転方向がコントローラ102によって決定さ
れる。
【0140】例えば、光ディスク7a,7bの非演奏状
態のディスクトレイ2のローディング動作中であれば、
メインギア29は図6中時計方向に回転駆動され、アン
ローディング動作中であれば、メインギア29は反時計
方向に回転される。光ディスク7a,7bの演奏中のロ
ーディング動作中であればメイキンギア29は図6中の
反時計方向に回転され、アンローディング動作中であれ
ば時計方向に回転駆動される。
【0141】そして、ステップST6に進む。ステップ
ST6でディスクトレイ2の現在位置もしくはメインギ
ア29の回転位置と、ステップST5で決定された方向
に基づいて、ローディング用モータ32に供給されるP
WM信号のデューティを決定する。前述したようにエン
コーダ101の各出力信号S12,S22,S32の信
号レベルに基づいて現在位置が検出されるので、この検
出結果に基づいてPWM信号のdytyが決定される。
【0142】例えば、非演奏中のディスクトレイ2のア
ンローディング動作中であれば、時刻t14から時刻t12
までのPWM信号は、図21(c)の第1のデューティ
比のPWM信号(PWM1)に相当するデューティを有
するPWM信号とされ、このPWM信号が駆動回路10
3から出力される。その後、時刻t12から時刻t11まで
のデューティは、例えば図21(c)の第2のデューテ
ィ比のPWM信号(PWM2)に相当するデューティと
され、このPWM信号が駆動回路103から出力され
る。
【0143】換言すれば、上述したようにディスクトレ
イ2が外匣体1の開口部より引き出された位置に到達す
る直前の期間、及び外匣体1内に引き込まれた位置に到
達する直前の期間は、それまでの期間よりもPWM信号
のデューティが小さくなるように設定される。PWM信
号のデューティの決定は、コントローラ102内のRO
M102A内に記憶されているデータもしくは変換テー
ブルに基づいて行なわれる。
【0144】そして、ステップST7に進み、ステップ
ST6で決定したデューティに基づいて駆動回路103
からPWM信号がローディング用モータ32に供給さ
れ、モータ32が駆動される。ステップST7の後は、
再びステップST1に戻り、3.2msecが経過したか否
かが判別される。3.2msecが経過していればステップ
ST2に進み、再びエンコーダ101からの出力を取り
込む動作を行い、以下、同様の処理を繰り返す。
【0145】ステップST4で現在位置と目標位置が一
致していると判定された場合には、ステップST8に進
む。ステップST8で、ローディング用モータ32の回
転が停止される。ステップST8の状態では、ディスク
トレイ2は外匣体1の開口部より引き出された位置、す
なわち交換位置にあるか、または外匣体1内に引き込ま
れた位置、すなわち演奏位置にあるので、光ディスクの
交換、もしくは光ディスクの演奏動作が行なわれる。
【0146】上述した実施例では、エンコーダ101と
して、接触式のエンコーダを用いるようにしたが、メイ
ンギア29の回転にともなってメインギア29の回転を
連続して検出し、連続した検出信号が得られるものであ
れば、どのようなエンコーダでもよい。例えば光学式の
エンコーダを用いる場合には、導電板のパターンに相当
して、光学的に検出可能なスリットのようなパターンが
形成されたエンコーダ板をメインギア29に、メインギ
ア29と一体的に回転するように設け、この光学的パタ
ーンを光源と光センサを用いて検出するようにすればよ
い。
【0147】また、上述した実施例では、記録媒体とし
てディスク状の記録媒体としての光ディスクを用いるよ
うにしたが、記録媒体としてはディスク状の記録媒体に
とらわれることなく、テープカセットのようなテープ状
記録媒体を用いることも可能であり、本発明はその記録
再生装置にも適用することができる。
【0148】さらに、上述した実施例では、ディスクト
レイ2上に配されたターンテーブル4上に複数枚のディ
スクを載置し、ターンテーブル2を回転させることによ
って選択的に光ディスクを再生するようにしたが、光デ
ィスクの再生装置に限らず、記録可能な光ディスクを用
いる記録装置または記録再生装置に対しても本発明は適
用することができる。
【0149】
【発明の効果】以上の如く、本発明の記録媒体ローディ
ング装置によれば、回転駆動手段の回転量が連続的に検
出される。従って、コスト高を招くことなく、また、組
立作業性の悪化をもたらすことなく、搬送手段を所望の
位置で、滑らかに停止させることができる。
【0150】また、本発明の記録媒体搬送制御方法によ
れば、駆動手段の可動部の移動にともなって、搬送手段
の位置を連続的に検出し、その検出結果に対応して、駆
動手段に供給されるPWM信号のデューティを変化させ
るようにしたので、簡単、且つ、確実に、搬送手段を所
望の位置で滑らかに停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスクプレーヤ装置の外
匣体からディスクトレイおよびターンテーブルを引き出
した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すディスクプレーヤ装置のターンテー
ブルの要部とそのテーブル回転機構を示す平面図であ
る。
【図3】図1に示すディスクプレーヤ装置のディスクチ
ャッキング状態を示す縦断面図である。
【図4】図3におけるディスクチャッキングの解除状態
を示す要部縦断面図である。
【図5】図1に示すディスクプレーヤ装置から外匣体を
除去した状態を示す横断面図である。
【図6】図1に示すディスクプレーヤ装置のローディン
グ状態におけるローディング機構を示す図である。
【図7】通常のローディング状態からディスクトレイを
引き出した状態を示すローディング機構の図である。
【図8】再生中にディスクトレイを引き出した状態を示
すローディング機構の図である。
【図9】図1に示すディスクプレーヤ装置のローディン
グ状態を示す概略説明図である。
【図10】図9の状態から、ディスクトレイを若干引き
出した状態を示す概略説明図である。
【図11】図10の状態から、ディスクトレイをさらに
引き出した状態を示す概略説明図である。
【図12】図11の状態から、ディスクトレイが若干押
し込まれて図10の状態に復帰した状態を示す概略説明
図である。
【図13】図1に示すディスクプレーヤ装置の再生中
に、ディスクトレイを引き出した状態を示す概略説明図
である。
【図14】図13の状態から、ターンテーブルが若干回
転した状態を示す概略説明図である。
【図15】図14の状態から、ターンテーブルがスキッ
プされて回転した状態を示す概略説明図である。
【図16】図15の状態から、ターンテーブルが回転し
て図13の状態に復帰した状態を示す概略説明図であ
る。
【図17】図1に示すディスクプレーヤ装置のリバース
ギアを拡大して示す平面図である。
【図18】ローディング用モータを駆動する主要な回路
の構成例を示すブロック図である。
【図19】図18におけるエンコーダの構成例を示す平
面図である。
【図20】図19に示すエンコーダの出力信号を説明す
るタイミングチャートである。
【図21】図20に示す出力信号に対応してアンローデ
ィング動作を制御する場合のタイミングチャートであ
る。
【図22】図20に示す出力信号に対応してローディン
グ動作を制御する場合のタイミングチャートである。
【図23】エンコーダの他の出力信号の例を説明する図
である。
【図24】エンコーダの他の構成例を示す図である。
【図25】図24に示すエンコーダの出力信号を説明す
る図である。
【図26】図18の実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 外匣体 2 ディスクトレイ 4 ターンテーブル 7a,7b 光ディスク 9 光学ピックアップ 12 ディスクテーブル 18 テーブル回転モータ 26 ディスク検出用光センサ 27 番地検出用光センサ 29 メインギア 32 ローディング用モータ 101 エンコーダ 102 コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図11】
【図1】
【図2】
【図6】
【図17】
【図4】
【図5】
【図9】
【図10】
【図20】
【図21】
【図7】
【図8】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図19】
【図22】
【図23】
【図18】
【図24】
【図26】
【図25】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を、前記記録媒体の交換位置
    と、前記記録媒体の記録または再生位置との間で搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段を駆動する駆動手段と、 検出信号に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と
    を備え、 前記駆動手段は、 前記搬送手段を駆動する回転駆動手段と、 前記回転駆動手段の回転量を連続的に検出し、前記検出
    信号を出力する検出手段とを備えることを特徴とする記
    録媒体ローディング装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動手段は、 駆動用モータと、 前記駆動用モータからの駆動力が供給されるとともに、
    前記搬送手段と係合して、前記搬送手段を前記交換位置
    と前記記録または再生位置との間で駆動させるギヤとか
    ら構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記
    録媒体ローディング装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記ギヤの回転を検出
    するエンコーダから構成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の記録媒体ローディング装置。
  4. 【請求項4】 前記エンコーダは、 所定の固定部に取り付けられた位置検出用の複数のパタ
    ーンが設けられた導電板と、 前記ギヤの回転とともに移動する複数のブラシとから構
    成されていることを特徴とする請求項3に記載の記録媒
    体ローディング装置。
  5. 【請求項5】 ディスク状記録媒体を、前記ディスク状
    記録媒体の交換位置と、前記ディスク状記録媒体の記録
    または再生位置との間で搬送する搬送手段と、 前記搬送手段を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段からの駆動力に基づいて移動される前記搬
    送手段の位置を前記駆動手段の可動部の移動にともなっ
    て連続的に検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて前記駆動手段を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする記録媒体
    ローディング装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、 前記制御手段からの制御信号に基づいてPWM信号が供
    給されて制御される駆動用モータと、 前記駆動用モータからの駆動力が供給されるとともに、
    前記搬送手段と係合して、前記搬送手段を前記交換位置
    と前記記録または再生位置との間で駆動させる、前記可
    動部を構成するギヤとから構成されていることを特徴と
    する請求項5に記載の記録媒体ローディング装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は、前記検出手段からの検
    出信号に基づいて前記制御手段によって生成された制御
    信号が供給され、供給された制御信号に基づくデューテ
    ィのPWM信号を発生する駆動回路をさらに備えること
    を特徴とする請求項6に記載の記録媒体ローディング装
    置。
  8. 【請求項8】 PWM信号が供給される駆動手段からの
    駆動力に基づいて、記録媒体を前記記録媒体の交換位置
    と、前記記録媒体に対する記録または再生位置との間で
    搬送する搬送手段を用いて前記記録媒体の搬送を制御す
    る記録媒体搬送制御方法であって、 前記駆動手段の可動部の移動にともなって、前記搬送手
    段の位置を検出手段によって連続的に検出し、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記搬送手段
    の位置に対応する制御信号を生成し、 生成された前記制御信号に基づいて、前記PWM信号の
    デューティを変化させて前記搬送手段の移動速度を変化
    させることを特徴とする記録媒体搬送制御方法。
  9. 【請求項9】 前記検出手段から出力される複数の検出
    信号の信号レベルに基づいて、前記搬送手段の前記交換
    位置と前記記録または再生位置の到達前の所定の位置を
    検出し、 この検出結果に基づいて制御信号を生成し、 前記制御信号に基づいて前記駆動手段に供給されるPW
    M信号のデューティを小さくすることを特徴とする請求
    項8に記載の記録媒体搬送制御方法。
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