JPH06337082A - スプリンクラー用配管の固定装置 - Google Patents

スプリンクラー用配管の固定装置

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JPH06337082A
JPH06337082A JP29663393A JP29663393A JPH06337082A JP H06337082 A JPH06337082 A JP H06337082A JP 29663393 A JP29663393 A JP 29663393A JP 29663393 A JP29663393 A JP 29663393A JP H06337082 A JPH06337082 A JP H06337082A
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JP
Japan
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piece
holding
fixing
tightening screw
sprinkler pipe
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JP29663393A
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English (en)
Inventor
Kazuo Morita
一男 森田
Norito Tazaki
範人 田崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプリンクラー用配管を堅固かつ容易に固定
することができるスプリンクラー用配管の固定装置の提
供。 【構成】 所定間隔をおいて平行に設けられた天井板支
持部材2,2 間に架設される支持部材1 と、支持部材1 が
挿通する挿通部7,7 と締付けねじ保持部12,14 とを有し
スプリンクラー用配管4 を挟持するように対向する一対
の挟持片5,6 を連結してなるものであって、かつ締付け
ねじ保持部12,14 はその対向間隔が小さくなるよう形成
されている固定金具3 と、固定金具3 の締付けねじ保持
部12,14 に保持されるものであって、締め付けることに
より一対の挟持片5,6 を近接させる締付けねじ16と、を
備えるスプリンクラー用配管の固定装置において、固定
金具3 を、その締付けねじ保持部12,14 がスプリンクラ
ー用配管4 の略外径以上に離れ得るよう形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、天井裏に配設される
スプリンクラー用配管の固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリンクラー用配管としては、
鋼管を30〜60cm程度に切断した直管とエルボ継手を
適宜継ぎ足してなるものが用いられていたが、最近で
は、施工を容易に行うために、屈曲可能な可撓管の一端
にスプリンクラーヘッドを取り付けるための取付管を連
結したものが用いられるようになってきている。可撓管
で構成されたスプリンクラー用配管は、鋼管を継ぎ足し
てなる従来のスプリンクラー用配管よりも堅固に固定す
る必要があり、それに適したスプリンクラー用配管の固
定装置として、図11に示すものが存在する。この固定
装置は、支持部材1と、固定金具20と、締付けねじ16と
を備えている。
【0003】支持部材1 は、所定間隔をおいて平行に設
けられた天井板保持部材(図示せず)間に架設されるも
のであり、両端が取付金具(図示せず)によって天井板
保持部材に固定される。
【0004】固定金具20は、スプリンクラー用配管、詳
しくはスプリンクラーヘッドの取付管4 を挟持するよう
に対向する一対の挟持片20a.20a を、連結片20b で連結
してなるものである。挟持片20a,20a には、支持部材1
が挿通する挿通部として挿通孔21,21 が設けられてい
る。つまり、固定金具20の挿通孔21,21 に挿通した支持
部材1 を天井板保持部材間に架設することにより、固定
金具20は支持されるのである。また、挟持片20a,20a の
一端には、締付けねじ保持部22,22 が、対向間隔が小さ
くなるよう連設されている。一方の締付けねじ保持部22
は、雌ねじが刻設されたねじ孔を有し、他方の締付けね
じ保持部22は、貫通孔を有している。
【0005】締付けねじ16は、頭部16a と軸部16b から
なり、軸部16b の外周には雄ねじが刻設されている。こ
の締付けねじ16は、軸部16b の先端側から固定金具20の
締付けねじ保持部22,22 の貫通孔に貫通し、ねじ孔と螺
合して締付けねじ保持部22,22 に保持される。この締付
けねじ16を締め付けることによって、挟持片20a.20aは
近接し、取付管4 を挟持する。
【0006】この固定装置を用いた取付管4 の固定を概
略的に説明すると、まず、固定金具20の挿通孔21,21 に
挿通した支持部材1 を、取付金具を用いて天井板保持部
材間に架設する。次に、取付管4 を、固定金具20の挟持
片20a.20a 間に上方から挿入する。そして、締付けねじ
16を締め付けると、挟持片20a.20a が互いに近接し、結
果として取付管4 を挟持する。このように、取付管4 を
挟持片20a.20a で挟持することにより、取付管4 を堅固
に固定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スプリンク
ラーヘッドを天井の所定位置に配設するために取付管4
を固定する作業は、高所で行われる。すなわち、立脚し
た脚立に上るなどして、不安定な状態で作業を行うこと
になる。その際、上述した固定装置においては、取付管
4 を固定金具20の上方から下方へ導き挟持片20a.20a 間
に通さなければならないが、このような作業を不安定な
状態で行うことは容易でなく、作業の危険性が増してし
まい、転落事故等に繋がる可能性が高くなってしまう。
【0008】本発明は上記事由に鑑みてなしたもので、
その目的とするところは、スプリンクラー用配管を堅固
かつ容易に固定することができるスプリンクラー用配管
の固定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のスプリンクラー用配管の固定装置
は、所定間隔をおいて平行に設けられた天井板保持部材
間に架設される支持部材と、支持部材が挿通する挿通部
と締付けねじ保持部とを有しスプリンクラー用配管を挟
持するように対向する一対の挟持片を連結してなるもの
であって、かつ締付けねじ保持部はその対向間隔が小さ
くなるよう形成されている固定金具と、固定金具の締付
けねじ保持部に保持されるものであって、締め付けるこ
とにより一対の挟持片を近接させる締付けねじと、を備
えるスプリンクラー用配管の固定装置において、前記固
定金具を、その締付けねじ保持部がスプリンクラー用配
管の略外径以上に離れ得るよう形成した構成としてい
る。
【0010】また、請求項2記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項1記載の固定金具が、一対の挟
持片を結合、分離可能なよう連結してなる構成としてい
る。
【0011】また、請求項3記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項2記載の固定金具の、一方の挟
持片の端部に係止部を設けるとともに、他方の挟持片の
端部に係止部が係止する被係止部を設けた構成としてい
る。
【0012】また、請求項4記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項3記載の固定金具の係止部が、
突部を有し一方の挟持片の端部に連設される係止片から
なり、被係止部が、突部が嵌入する嵌入部を有し他方の
挟持片の端部に連設される被係止片からなる構成として
いる。
【0013】また、請求項5記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項3記載の固定金具の被係止部に
係止孔を設け、係止部には、係止孔に挿通して係止する
係止突片を設けた構成としている。
【0014】また、請求項6記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項1乃至5記載の固定金具の、一
方の挟持片の締付けねじ保持部に、締付けねじを回動可
能に支持する回転軸を設けるとともに、他方の挟持片の
締付けねじ保持部に、回動する締付けねじを嵌脱自在に
受け止めるねじ受部を設けた構成としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の構成によれば、固定金具を、そ
の締付けねじ保持部がスプリンクラー用配管の略外径以
上に離れ得るよう形成するので、スプリンクラー用配管
を側方から導いて挟持片間に通すことができる。
【0016】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1記載の作用の上に、固定金具が、一対の挟持片を結
合、分離可能なよう連結してなるので、締付けねじ保持
部がスプリンクラー用配管の略外径以上に離れ得る構成
を容易に実現できる。
【0017】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項2記載の作用の上に、固定金具の、一方の挟持片の端
部に係止部を設けるとともに、他方の挟持片の端部に係
止部が係止する被係止部を設けるので、一対の挟持片
が、容易に結合、分離する。
【0018】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項3記載の作用の上に、固定金具の係止部が、突部を有
し一方の挟持片の端部に連設される係止片からなり、被
係止部が、突部が嵌入する嵌入部を有し他方の挟持片の
端部に連設される被係止片からなるので、係止片と被係
止片を重ね合わせた状態て締付けねじを締め付けるとと
もに挟持片が結合する。
【0019】また、請求項5記載の構成によれば、請求
項3記載の作用の上に、固定金具の被係止部に係止孔を
設け、係止部には、係止孔に挿通して係止する係止突片
を設けるので、係止孔に係止突片が係止することにより
挟持片が結合する。
【0020】また、請求項6記載の構成によれば、請求
項1乃至5記載の作用の上に、固定金具の、一方の挟持
片の締付けねじ保持部に、締付けねじを回動可能に支持
する回転軸を設けるとともに、他方の挟持片の締付けね
じ保持部に、回動する締付けねじを嵌脱自在に受け止め
るねじ受部を設けるので、締付けねじを固定金具の締付
けねじ保持部に保持させたままスプリンクラー用配管を
側方から導いて挟持片間に通すことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図5に
基づいて説明する。なお、従来のものと基本的な機能が
同じ部材には同じ符号を付している。このスプリンクラ
ー用配管の固定装置は、支持部材1 と、固定金具3 と、
締付けねじ16とを備える。
【0022】支持部材1 は、所定間隔をおいて平行に設
けられた天井板保持部材2,2 間に架設されるものであ
り、両端が取付金具(図示せず)によって天井板保持部
材2,2に固定される。
【0023】固定金具3 は、スプリンクラー用配管、詳
しくはスプリンクラーヘッドの取付管4 を挟持するよう
に対向する第1及び第2挟持片5,6 からなる。第1及び
第2挟持片5,6 は、大略短冊形の鉄板からなり、各々支
持部材1 が挿通する挿通部として、支持部材1 の断面積
よりも大きい面積を有する挿通孔7,7 を有する。つま
り、固定金具3 の挿通孔7,7 に挿通した支持部材1 を天
井板保持部材2,2 間に架設することにより、固定金具3
は支持される。
【0024】この第1及び第2挟持片5,6 は、結合、分
離可能なよう連結される。具体的には、第1挟持片5
は、その長手方向の一端が折曲し、後述の第2挟持片6
の被係止部に係止する係止部である係止片8 となってい
る。この係止片8 には、突部9が設けられる。また、第
2挟持片6 は、その長手方向の一端が折曲し、第1挟持
片5 の係止部が係止する被係止部である被係止片10とな
っている。この被係止片10には、係止片8 の突部9 が嵌
入する嵌入部として開口部11が設けられる。
【0025】これらの係止片8 及び被係止片10によっ
て、第1及び第2挟持片5,6 は、以下のように結合す
る。すなわち、突部9 が開口部11に嵌入するようにして
係止片8と被係止片10を重ね合わせた状態で、後述の締
付けねじ16を締め付ける。このとき、係止片8 及び被係
止片10の反対側にある後述の第1及び第2締付けねじ保
持部12,14 が近接する一方、係止片8 と被係止片10は互
いに離れる方向に変位しようとするが、その際、係止片
8 の突部9 が被係止片10の開口部11の周縁に係止するの
で、結局、係止片8 と被係止片10は係合することとな
る。その結果として、第1及び第2挟持片5,6 は結合状
態をなすのである。逆に、第1及び第2挟持片5,6 を分
離するには、締付けねじ16を緩めればよい。すなわち、
第1及び第2挟持片5,6 は、締付けねじ16を締め付けた
り緩めたりすることに伴って結合、分離するので、結
合、分離の手間を省くことができる。
【0026】さらに、第1及び第2挟持片5,6 の他端
は、対向間隔が小さくなるよう湾曲し、そこから第1及
び第2締付けねじ保持部12,14 が連設される。すなわ
ち、第1挟持片5 には第1締付けねじ保持部12が、第2
挟持片6 には第2締付けねじ保持部14がそれぞれ設けら
れる。第1及び第2締付けねじ保持部12,14 は、第1及
び第2挟持片5,6 が結合、分離可能なことにより、取付
管4 の略外径以上に離れ得る。すなわち、取付管4 を第
1及び第2挟持片5,6 で挟んで固定する際、取付管4 を
側方から第1及び第2挟持片5,6 間に導いて通すことが
でき、従って、取付管4 を堅固かつ容易に固定すること
ができる。
【0027】また、第2締付けねじ保持部14は、締付け
ねじ16を回動可能に支持する回転軸15を有する。回転軸
15の中間部は、若干平坦に押し広げられ、そこに雌ねじ
が刻設されたねじ孔が設けられる。この回転軸15は、ね
じ孔の両側の軸部分を第2締付けねじ保持部14の端部で
軽くかしめることにより、回転可能に取り付けられる。
そして、第1締付けねじ保持部12には、その一端から内
方に向かって大略スリット状に切り欠くことにより、回
転軸15に支持されて回動する後述の締付けねじ16の軸部
16b を嵌脱自在に受け止めるねじ受部13が設けられる。
【0028】上述のように第1及び第2締付けねじ保持
部12,14 を構成することにより、取付管4 を側方から導
いて第1及び第2挟持片5,6 間に通すとき、予め締付け
ねじ16を取り外しておく必要がなく、締付けねじ16を回
動させるだけでよい。従って、締付けねじ16の着脱の手
間を省くことができ、取付管4 の固定作業を速やかに進
めることができる。さらに、締付けねじ16を紛失する可
能性も低減する。
【0029】締付けねじ16は、頭部16a と軸部16b から
なり、軸部16b の外周には雄ねじが刻設されている。こ
の締付けねじ16は、固定金具3 の第2締付けねじ保持部
14に取り付けられた回転軸15の雌ねじに螺合することに
より保持される。また、締付けねじ16は、回転軸15の回
転に伴って回動し、第1締付けねじ保持部12のねじ受部
13に嵌脱自在に受け止められる。そして、ねじ受部13に
嵌挿した状態で締め付けることにより、第1及び第2挟
持片5,6 が近接し、取付管4 を挟持するのである。
【0030】この固定装置を用いた取付管4 の固定作業
の概略を説明すると、まず、固定金具3 の第1及び第2
挟持片5,6 の挿通孔7,7 に挿通した支持部材1 を、取付
金具を用いて天井板保持部材2,2 間に架設する。次に、
取付管4 を側方から第1及び第2挟持片5,6 間に導き、
第1及び第2挟持片5,6 の係止片8 と被係止片10を、係
止片8 の突部9 が被係止片10の開口部11に嵌入するよう
にして重ね合わせる。次に、締付けねじ16を回動させて
ねじ受部13に嵌挿する。そして、締付けねじ16を締め付
けることにより、第1及び第2挟持片5,6 が互いに近接
し、取付管4 を挟持して堅固に固定する。逆に、取付管
4 を固定装置から外すには、締付けねじ16を緩めてねじ
受部13から離れるように回動させ、第1及び第2挟持片
5,6 を引き離すことにより、側方に導いて外すことがで
きる。
【0031】なお、固定金具の第2締付けねじ保持部の
回転軸を、例えば、T字状の部材の垂片に雄ねじを刻設
したものにして、それに雌ねじ部材を螺合させることに
より、第1及び第2挟持片を近接させるようにしてもよ
い。また、第1及び第2挟持片を、例えばひんじを用い
て連結させることにより、第1及び第2締付けねじ保持
部がスプリンクラー用配管の外径以上に離れるようにし
てもよい。さらに、係止片を第2挟持片に設け、被係止
片を第1挟持片に設けてもよく、要は、係止片と被係止
片を一方の側と他方の側に設ければよい。第1及び第2
締付けねじ保持部についても同様である。また、締付け
ねじは、例えば蝶ねじなどを用いればよく、要は、ねじ
受部周縁に係止する頭部と雄ねじの刻設された軸部とを
備えていればよい。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図6乃至図1
0に基づいて説明する。なお、第1実施例のものと基本
的な機能が同じ部材には同じ符号を付し説明を省略す
る。
【0033】異なる部分について説明すると、この固定
装置の固定金具3 は、第1挟持片5の端部が折曲し、連
結片17となっている。この連結片17は、被係止部である
第2挟持片6 の端部に係止する係止部であり、先端に係
止突片18が設けられる。また、第2挟持片6 の端部に
は、係止突片18が挿通して係止する係止孔19が設けられ
る。
【0034】係止孔19は、具体的には、短手方向の長さ
が長い挿入部19a と、短手方向の長さが短い抜け止め部
19a からなるよう、第2挟持片6 の端部を平面視大略凸
字状に切り抜いて形成される。係止突片18は、連結片17
が伸びる方向に舌片状に突出しており、基端部18a と先
端部18b からなる。先端部18b は、短手方向の長さが基
端部18a よりも長く、かつ係止孔19の挿入部19a より若
干長く形成される。また、先端部18b の角部は、テーパ
状に傾斜させてある。
【0035】これらの係止突片18及び係止孔19によっ
て、第1及び第2挟持片5,6 は、以下のように結合す
る。すなわち、係止突片18の先端部18b を、係止孔19の
挿入部19a に挿入するが、係止突片18の先端部18b は、
挿入部19a より長いので、まず、先端部18b の短手方向
の一端を挿入部19a に通し、次に、他端を挿入部19a に
通すようにする。その際、先端部18b の短手方向の角部
がテーパ状をなしていることにより、一端を挿入した
後、他端を速やかに挿入することができる。このように
して挿入された係止突片18の先端部18b は、係止孔19に
遊挿状態に係止し、結果として、第1及び第2挟持片5,
6 が結合するのである。また、第1及び第2挟持片5,6
を分離するには、結合させるときとは逆の手順を行えば
よい。
【0036】この固定装置を用いた取付管4 の固定作業
の概略を説明すると、まず、結合した固定金具3 の第1
及び第2挟持片5,6 の挿通孔7,7 に挿通した支持部材1
を、取付金具を用いて天井板保持部材2,2 間に架設す
る。次に、取付管4 を側方から挟持片間に導く。このと
き、第1挟持片5 の係止突片18は、第2挟持片6 の係止
孔19に遊挿状態に係止しているので、第1及び第2挟持
片5,6 を結合させたまま、第1及び第2締付けねじ保持
部12,14 を取付管4 の外径以上に離すことができる。次
に、締付けねじ16を回動させてねじ受部13に嵌挿する。
そして、締付けねじ16を締め付けることにより、第1及
び第2挟持片5,6 が互いに近接し、取付管4 を挟持して
堅固に固定する。逆に、取付管4 を固定装置から外すに
は、締付けねじ16を緩めてねじ受部13から離れるように
回動させ、第1及び第2締付けねじ保持部12,14 を引き
離せばよい。
【0037】ところで、上述の手順において締付けねじ
16を締め付けたとき、詳しくは、係止突片18及び係止孔
19の反対側にある第1及び第2締付けねじ保持部12,14
が近接する一方、係止突片18と係止孔19は互いに離れる
方向に変位しようとするが、その結果、係止突片18が係
止孔19の周縁に強く係止し、遊挿状態にあった係止突片
18は係止孔19と堅固に係合する。このとき、係止突片18
を、係止孔19の抜け止め部19a の周縁に係止するように
位置させておくと、係止突片18の係止孔19からの脱落を
防止することができる。
【0038】なお、固定金具の第1及び第2挟持片にそ
れぞれ設けられる係止突片と係止孔は、上述したような
形状に限らず、要は、係止突片が係止孔に遊挿状態に係
止するようなものであればよい。また、第1挟持片の端
部に連設された連結片に係止孔を設け、第2挟持片の端
部に係止突片を設けるようにしてもよい。さらに、第1
及び第2挟持片の端部に、それぞれ連結片を連設するよ
うにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のスプリンクラー用配管の
固定装置は、固定金具を、その締付けねじ保持部がスプ
リンクラー用配管の略外径以上に離れ得るよう形成する
ので、スプリンクラー用配管を側方から導いて挟持片間
に通すことができ、従って、スプリンクラー用配管を堅
固かつ容易に固定することができる。
【0040】また、請求項2記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項1記載の効果の上に、固定金具
が、一対の挟持片を結合、分離可能なよう連結してなる
ので、締付けねじ保持部がスプリンクラー用配管の略外
径以上に離れ得る構成を容易に実現できる。
【0041】また、請求項3記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項2記載の効果の上に、固定金具
の、一方の挟持片の端部に係止部を設けるとともに、他
方の挟持片の端部に係止部が係止する被係止部を設ける
ので、一対の挟持片が、容易に結合、分離する。
【0042】また、請求項4記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項3記載の効果の上に、固定金具
の係止部が、突部を有し一方の挟持片の端部に連設され
る係止片からなり、被係止部が、突部が嵌入する嵌入部
を有し他方の挟持片の端部に連設される被係止片からな
るので、係止片と被係止片を重ね合わせた状態て締付け
ねじを締め付けるとともに挟持片が結合し、挟持片の結
合、分離の手間を省くことができる。
【0043】また、請求項5記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項3記載の効果の上に、固定金具
の被係止部に係止孔を設け、係止部には、係止孔に挿通
して係止する係止突片を設けるので、係止孔に係止突片
が係止することにより挟持片が結合し、その結合状態を
維持したままスプリンクラー用配管を側方から導いて挟
持片間に通すことができる。
【0044】また、請求項6記載のスプリンクラー用配
管の固定装置は、請求項1乃至5記載の効果の上に、固
定金具の、一方の挟持片の締付けねじ保持部に、締付け
ねじを回動可能に支持する回転軸を設けるとともに、他
方の挟持片の締付けねじ保持部に、回動する締付けねじ
を嵌脱自在に受け止めるねじ受部を設けるので、締付け
ねじを固定金具の締付けねじ保持部に保持させたままス
プリンクラー用配管を側方から導いて挟持片間に通すこ
とができ、締付けねじの締付けねじ保持部への着脱の手
間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】その固定金具の斜視図である。
【図3】その固定金具の背面図である。
【図4】その固定金具の第1挟持片と第2挟持片が分離
した状態を示す平面図である。
【図5】その取付管を固定した状態を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示す固定金具の斜視図で
ある。
【図7】その固定金具の第2挟持片の側面図である。
【図8】その固定金具の第1挟持片の背面図である。
【図9】その固定金具の第1挟持片の側面図である。
【図10】その固定金具の第1挟持片の締付けねじ保持
部と第2挟持片の締付けねじ保持部が取付管の外径以上
に離れた状態を示す平面図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 天井板保持部材 3 固定金具 4 取付管 5 第1挟持片 6 第2挟持片 7 挿通孔 12 第1締付けねじ保持部 14 第2締付けねじ保持部 16 締付けねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて平行に設けられた天井
    板保持部材間に架設される支持部材と、支持部材が挿通
    する挿通部と締付けねじ保持部とを有しスプリンクラー
    用配管を挟持するように対向する一対の挟持片を連結し
    てなるものであって、かつ締付けねじ保持部はその対向
    間隔が小さくなるよう形成されている固定金具と、固定
    金具の締付けねじ保持部に保持されるものであって、締
    め付けることにより一対の挟持片を近接させる締付けね
    じと、を備えるスプリンクラー用配管の固定装置におい
    て、前記固定金具を、その締付けねじ保持部がスプリン
    クラー用配管の略外径以上に離れ得るよう形成したこと
    を特徴とするスプリンクラー用配管の固定装置。
  2. 【請求項2】 前記固定金具は、一対の挟持片を結合、
    分離可能なよう連結してなることを特徴とする請求項1
    記載のスプリンクラー用配管の固定装置。
  3. 【請求項3】 前記固定金具の、一方の挟持片の端部に
    係止部を設けるとともに、他方の挟持片の端部に係止部
    が係止する被係止部を設けたことを特徴とする請求項2
    記載のスプリンクラー用配管の固定装置。
  4. 【請求項4】 前記固定金具の係止部は、突部を有し一
    方の挟持片の端部に連設される係止片からなり、被係止
    部は、突部が嵌入する嵌入部を有し他方の挟持片の端部
    に連設される被係止片からなることを特徴とする請求項
    3記載のスプリンクラー用配管の固定装置。
  5. 【請求項5】 前記固定金具の被係止部に係止孔を設
    け、係止部には、係止孔に挿通して係止する係止突片を
    設けたことを特徴とする請求項3記載のスプリンクラー
    用配管の固定装置。
  6. 【請求項6】 前記固定金具の、一方の挟持片の締付け
    ねじ保持部に、締付けねじを回動可能に支持する回転軸
    を設けるとともに、他方の挟持片の締付けねじ保持部
    に、回動する締付けねじを嵌脱自在に受け止めるねじ受
    部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5記載のスプ
    リンクラー用配管の固定装置。
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