JPH0633626Y2 - メンブレンスイッチ - Google Patents

メンブレンスイッチ

Info

Publication number
JPH0633626Y2
JPH0633626Y2 JP1985057856U JP5785685U JPH0633626Y2 JP H0633626 Y2 JPH0633626 Y2 JP H0633626Y2 JP 1985057856 U JP1985057856 U JP 1985057856U JP 5785685 U JP5785685 U JP 5785685U JP H0633626 Y2 JPH0633626 Y2 JP H0633626Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane switch
spacer
pattern
sheet
bent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985057856U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61174136U (ja
Inventor
滋義 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP1985057856U priority Critical patent/JPH0633626Y2/ja
Publication of JPS61174136U publication Critical patent/JPS61174136U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633626Y2 publication Critical patent/JPH0633626Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメンブレンスイッチに係り、殊にパターンシー
トの折曲部を痛めないようにしたメンブレンスイッチの
構造に関する。
(従来の技術) 電卓やリモコン、マイコン、ワープロ、電子楽器等の各
種電気機器の押しボタン式スイッチの可動接点として多
用されているメンブレンスイッチとして、第7図に示す
ように回路パターンが印刷された可撓性材料から成る絶
縁性パターンシート61を、シート状スペーサ62を間に挟
んで折曲して形成するものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらかかるメンブレンスイッチは、パターンシ
ート61の折曲部63に亀裂が入るなどして痛みやすく、ま
た折曲部63に印刷形成された回路パターンが剥げ落ちて
導通不良になる虞れがある等の問題点があった。
そこで本考案は上記従来のものの欠点を解消したメンブ
レンスイッチ、すなわちパターンシートの折曲部を痛め
たり、折曲部に印刷形成された回路パターンが剥げ落ち
たりする虞れのないメンブレンスイッチを提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) このために本考案は、回路パターンが印刷された可撓性
かつ絶縁性材料から成るパターンシートを、シート状ス
ペーサを挟んで折曲線により折曲して形成されるメンブ
レンスイッチにおいて、該折曲線に沿う上記スペーサの
側縁部に、折曲方向の曲率を所定の値に保持する膨大部
を設けたものである。
(作用) このようにメンブレンスイッチを構成することにより、
パターンシートをゆるやかに湾曲させながら折り曲げら
れるようにして、その折曲部に亀裂が入るなどして痛め
たり、折曲部に印刷形成された回路パターンが剥げ落ち
たりしないようにしたものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例の説明を行
う。
第1図は本考案に係るメンブレンスイッチを適用したキ
ーボード1を示すものであって、2は上ケース、3はメ
ンブレンスイッチであり、このメンブレンスイッチ3は
ポリエチレンテレフターレートなどの可撓性かつ絶縁性
の合成樹脂から成る一対のパターンシート3a,3bを、同
材料から成るシート状スペーサ3cを間に挟んで折曲して
形成されている。4はメンブレンスイッチ3の下方に配
設される金属プレートから成る剛性基板であり、本キー
ボード1は上ケース2の下部に基板4とメンブレンスイ
ッチ3を配置し、ネジ5により基板4を上ケース2の下
部に螺着することにより組み立てられる。20はメンブレ
ンスイッチ3や基板4等に形成されたネジ孔である。
6は上ケース2上に多数配設される箱形状キートップで
あり、このキートップ6はその下面に突設された十字形
の突子7を、上ケース2に設けられた略々円筒状の装着
部8に下方から挿入される昇降子9の上面に凹設された
十字形の溝部11に挿着して上ケース2上に配設される
(第2図(a),(b)も併せて参照)。12は装着部8
とキートップ6の間に配設されるキートップの付勢用コ
イルばねであって、キートップ6を昇降子9から取はず
したときに、自身のばね力により装着部8から不要に飛
び出さないように、装着部8に突設されたカギ型係止部
13にその下部を係止されている。またこのようにコイル
ばね12を装着部8に係止することで、キートップ動作中
にコイルばね12が不要におどるのを防止することができ
る。14,14は上記昇降子9の下部に形成されたガキ型の
ガイド子である。15はガイド子14,14の間に形成された
押圧子であり、この押圧子15の下部に上記パターンシー
ト3bを押圧する突起16が突設されている。上記ガイド子
14,14は、上記装着部8の内周面に突設されたガイド用
リブ17,17の間に遊嵌され、このリブ17,17に沿って上下
動する。上記押圧子15は左右対称な横長の略リング体で
あって、十分な可撓性を有する合成樹脂により昇降子9
と一体形成されており、キートップ6をばね12のばね力
に抗して押し下げると、突起16はパターンシート3bの上
面に当たり、キートップ6を更に押し下げると、押圧子
15は左右対称に弾性的に圧縮変形し、パターンシート3b
は突起16に押されて撓み、パターンシート3a,3bに印刷
形成された導電材から成る接点部21と接点部21は接触し
て導通する(第2図(b)鎖線参照)。
次に第3図を参照しながら、メンブレンスイッチ3の詳
細を説明する。
メンブレンスイッチ3は、上述のように一対のパターン
シート3a,3bから成るが、両シート3a,3bは接続部3dによ
り一体的に接続されており、上記スペーサ3cを間に挟ん
でこの接続部3dを折り曲げることにより、両シート3a,3
bはスペーサ3cの表裏両面に挟着され、その状態で各シ
ート3a,3bの表面に印刷形成された接点部21,21は互いに
対向する。X−Xは折曲線を示している。25はパターン
シート3a,3bを折り曲げやすいように、折曲線X−Xに
沿って上記接続部3dに開設された長孔部、22,23はシー
ト3a,3bに印刷形成された導電材から成るリード線であ
る。31aはシート3aの側縁部に一体的に延出形成された
舌片部であり、この舌片部31aには上記リード線22,22に
接続する端子26が印刷形成されている。シート3aと舌片
部31aの連接部はゆるやかなテーパ面27,27になってお
り、シート3aと舌片部31aの連接部の強度を向上させる
とともに、メンブレンスイッチ3を組み立てるときに舌
片部31aが不要にひらひらするのを防止する。
スペーサ3cのパターンシート3a,3bの接点部21,21に対応
する箇所には、開口部19が形成されている。またパター
ンシート3a,3bの折曲線X−Xに対応するスペーサ3cの
側縁部には、膨大部31cがわずかに曲面状に屈曲して形
成されている(第4図も併せて参照)。パターンシート
3a,3bは、スペーサ3cを間に挟んで折曲線X−Xから折
曲されるが、スペーサ3cの側縁部には膨大部31cが形成
されているので、パターンシート3a,3bの折曲方向の曲
率は膨大部31cにより所定の値に保持されて折れ曲がる
ことなく、膨大部31cに沿ってゆるやかに湾曲して折曲
する。したがってパターンシート3a,3bの折曲部に亀裂
が入って痛めたり、折曲部に印刷された回路パターンが
剥げ落ちたりすることはない。
(他の実施例) 第5図は本考案の他の実施例を示すものであって、スペ
ーサ3cはパターンシート3aに一体的に接続されており、
スペーサ3cをパターンシート3a上に折曲線Y−Yから折
り曲げた後、その上からパターンシート3dを折曲線X−
Xから折り曲げて重ねることにより、メンブレンスイッ
チは形成される。スペーサ3cの折曲線X−Xに対応する
側縁部には膨大部31c,31cが形成されている。これらの
膨大部31c,31cは、上記長孔部25を除く上記接続部3dの
残余部に対応する部分にのみ部分的に形成されている。
上記のようにスペーサ3cやパターンシート3bを折曲して
メンブレンスイッチを形成した場合、パターンシート3
a,3bの折曲部は第4図に示すように膨大部31c,31cに沿
ってゆるやかに折曲する。
32aは上記舌片部31aの下面に接着された補強用シート、
31bはパターンシート3bの舌片部31aに対応する位置に延
出形成された補強用舌片部であり、これらのシート32a
や舌片部31bにより、電子26が印刷形成された舌片部31a
をその表裏両面から補強する。なお舌片部31aのちぎれ
防止のための上記屈曲部26,26やシート32a,舌片部31b等
は任意に形成してよいものである。
また第6図に示すように、スペーサ3cの折曲線X−Xに
対応する側縁部に膨大部41を形成してもよい。また上記
実施例はキーボード1に適した場合を例にとって説明し
たが、本考案に係るメンブレンスイッチはかかるキーボ
ード1に限らず、他の電気機器のスイッチにも適用でき
るものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るメンブレンスイッチ
は、回路パターン21,22が印刷された可撓性かつ絶縁性
材料から成るパターンシート3a,3bを、シート状スペー
サ3cを挟んで折曲線X−Xにより折曲して形成されるメ
ンブレンスイッチ3において、該折曲線X−Xに沿う上
記スペーサ3cの側縁部に、折曲方向の曲率を所定の値に
保持する膨大部31cを設けて成るので、パターンシート3
a,3bの折曲部はゆるやかに湾曲し、折曲部に亀裂が入る
などして痛めることがなく、また折曲部に印刷形成され
た回路パターン22の剥げ落ちを防止できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであって、第1図はキー
ボードの分解斜視図、第2図(a),(b)は部分分解
図及び断面図、第3図はメンブレンスイッチの展開図、
第4図は断面図、第5図は本考案の他の実施例のメンブ
レンスイッチの展開図、第6図は更に他の実施例の断面
図、第7図は従来のものの断面図である。 3……メンブレンスイッチ 3a,3b……パターンシート 3c……シート状スペーサ 31c,41……膨大部 X−X……折曲線 21,22……回路パターン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路パターン21,22が印刷された可撓性か
    つ絶縁性材料から成るパターンシート3a,3bを、シート
    状スペーサ3cを挟んで折曲線X−Xにより折曲して形成
    されるメンブレンスイッチ3において、該折曲線X−X
    に沿う上記スペーサ3cの側縁部に、折曲方向の曲率を所
    定の値に保持する膨大部31cを設けたことを特徴とする
    メンブレンスイッチ。
JP1985057856U 1985-04-17 1985-04-17 メンブレンスイッチ Expired - Lifetime JPH0633626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985057856U JPH0633626Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17 メンブレンスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985057856U JPH0633626Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17 メンブレンスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61174136U JPS61174136U (ja) 1986-10-29
JPH0633626Y2 true JPH0633626Y2 (ja) 1994-08-31

Family

ID=30582790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985057856U Expired - Lifetime JPH0633626Y2 (ja) 1985-04-17 1985-04-17 メンブレンスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0633626Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141270Y2 (ja) * 1979-10-26 1986-11-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61174136U (ja) 1986-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000322974A (ja) 押釦スイッチ
JP2008270023A (ja) タッチセンサを備えたスイッチ
JP3932762B2 (ja) プッシュスイッチ
JP2003297175A (ja) プッシュオンスイッチ
US4658104A (en) Printed wiring board
JPH0633626Y2 (ja) メンブレンスイッチ
JP2001210178A (ja) 電気スイッチ
JPH0640459B2 (ja) 押ボタンスイツチ
JPH0524101Y2 (ja)
JPH0424578Y2 (ja)
JPH0350574Y2 (ja)
JPS6343709Y2 (ja)
JPH0574266A (ja) クリツクアクシヨンスイツチユニツト
JPH071817Y2 (ja) 半導体集積回路実装機構
JP2000077124A (ja) フィルム基板の接続方法
JPH0635323Y2 (ja) 基板対向型メンブレンスイッチ
JPH01255119A (ja) 押しボタンスイッチ
JPH0587777U (ja) 2段アクション・シーソースイッチ
JPH0628754Y2 (ja) フラットキーボードスイッチ付操作パネル
JP2005183138A (ja) 二段スイッチ
JPH0448583Y2 (ja)
JP2887855B2 (ja) 押釦スイッチ
JP2574024Y2 (ja) 薄形タクトスイッチ
JPS6146556Y2 (ja)
JPH0569970U (ja) フレキシブル基板のパターン接続構造