JPH06335812A - 電動工具の金属検知装置 - Google Patents

電動工具の金属検知装置

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JPH06335812A
JPH06335812A JP412294A JP412294A JPH06335812A JP H06335812 A JPH06335812 A JP H06335812A JP 412294 A JP412294 A JP 412294A JP 412294 A JP412294 A JP 412294A JP H06335812 A JPH06335812 A JP H06335812A
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power
power supply
electric
relay
tool
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JP412294A
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Koji Yamashita
浩二 山下
Takahiro Akimoto
隆広 秋本
Tadao Kanayama
忠雄 金山
Satoshi Yamamoto
諭 山本
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Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、かつ迅速に電源回路の遮断状態を解
除できるとともに、警報器の作動を自動的に停止できる
電動工具の金属検知装置の提供。 【構成】 電気ドリル10の刃部11が金属物体42に
接触したことを検知する検知手段24と、この検知手段
24の検知に応じて電気ドリル10の電源回路を遮断す
る電源遮断手段25と、この電源遮断手段25の遮断動
作を保持する保持手段26と、前記の電源回路が遮断さ
れるとき作動する警報器5と、この警報器5の作動を停
止する警報停止手段とをコードリール内の本体20に備
えるとともに、この本体20と別体にリセット釦22を
設け、このリセット釦22からリセット信号を信号線2
3を介して電源遮断手段25および警報停止手段に入力
するようにした。 【効果】 電気ドリルの使い勝手や作業効率の向上を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動工具の金属検知装
置に係わり、特に、建物のコンクリート壁などの構造物
に穴をあけるダイヤモンドコアドリルや電気ドリル等の
電動工具に好適な金属検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤモンドコアドリル等の電動
工具を用いて建物のコンクリート壁などに穴をあけると
き、このコンクリート壁などに埋設される金属管を破壊
することにより、この金属管内の電線を切断する事故が
発生したり、前記の金属管などに電動工具の刃部が突き
刺さることにより、この刃部を破損する事故が発生する
ことがあった。
【0003】従来、このような問題を解決する一手段と
して、電動工具、例えば電気ドリルの錐が金属物体に接
触したことを検知する検知手段と、この検知手段の検知
に応じてそれぞれ作動する警報器および電源遮断手段と
を有する電動工具の金属検知装置が実用化されている。
【0004】図6はこの種の従来の金属検知装置を示す
斜視図である。図6に示すコードリール1に金属検知装
置2が設けられ、この金属検知装置2は、コードリール
1に内蔵される図示しない検知手段および電源遮断手段
と、コードリール1の側部に装着され、これらの検知手
段および電源遮断手段などを覆うパネル3とを備えてい
る。このパネル3には、コンセント4、警報器5、およ
び機能切り替えスイッチ6などが設けられている。この
コードリール1に巻取られる電源コード7の先端には、
図示しない交流電源および接地体にそれぞれ接続される
プラグ8、接地端子9が設けられている。
【0005】この金属検知装置2にあっては、前記の電
源コード7のプラグ8、接地端子9をそれぞれ交流電源
および接地体に接続するとともに、前記のコンセント4
に図示しない電動工具のコードプラグを接続した状態
で、電動工具を作動させる。そして、この電動工具の刃
部が図示しない金属管などの金属物体と接触するとき、
検知手段が検知して電源遮断手段により電動工具の電源
回路を遮断するとともに、警報器5が鳴動するようにな
っている。これによって、電動工具の刃部の回転動作が
停止することから、上述した金属管内の電線を切断する
事故や、電動工具の刃部が破損する事故などが防止され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の金属検知装置2では、この金属検知装置2の設置場
所、すなわちコードリール1からかなり離れた場所で作
業者が電動工具を用いて作業を行なう場合、金属検知装
置2の電源遮断手段および警報器5が作動する時ごとに
コードリール1までわざわざ移動し、機能切り替えスイ
ッチ6の切り替え操作を行なうことにより電源回路の遮
断状態や警報器5の鳴動動作を解除しなければならず、
この手間が煩わしいばかりか作業効率が低下するという
問題があった。
【0007】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、作業者が
電動工具の電源回路の遮断状態を容易に、かつ迅速に解
除することのできる電動工具の金属検知装置を提供する
ことにある。
【0008】また、その第2の目的は、前記第1の目的
に加えて、警報器の作動停止を自動的に行なうことので
きる電動工具の金属検知装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るため、本発明の請求項1に記載の発明は、構造物中に
埋設される金属物体に電動工具の刃部が接触したことを
検知する検知手段と、この検知手段の検知に応じて前記
電動工具の電源回路を遮断する電源遮断手段とを有する
電動工具の金属検知装置において、前記電源遮断手段の
動作を遠隔的に操作する遠隔操作手段を設け、この遠隔
操作手段の操作により前記電源遮断手段の遮断動作を停
止する構成にしてある。
【0010】さらに、前記第1の目的を達成するため、
本発明の請求項2に記載の発明は、前記検知手段および
電源遮断手段が、前記電動工具の接続コードが着脱可能
に接続されるとともに電源コードを巻き取るコードリー
ルに、設けられ、前記遠隔操作手段が、前記コードリー
ルと別体に設けられ前記電源回路の遮断状態を解除する
リセット信号を出力するリセット釦と、前記コードリー
ルに接続され前記リセット釦から出力されるリセット信
号を伝送する信号線とを備えた構成にしてある。
【0011】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明の請求項3に記載の発明は、前記電動工具の電源回
路が遮断されるとき作動する警報器と、リセット信号の
出力に応じて前記警報器の作動を停止する警報停止手段
とを備えた構成にしてある。
【0012】さらに、前記第2の目的を達成するため、
本発明の請求項4に記載の発明は、前記電源遮断手段
が、前記検知手段の検知に応じて付勢するリレーと、前
記電源および電動工具間に介設され前記リレーの付勢に
より開く常閉接点とからなり、前記リレーの付勢により
閉じる常開接点が、前記電源および警報器間に介設さ
れ、前記遠隔操作手段が、前記リセット信号の出力に応
じて付勢するリセットリレーと、前記電源および前記リ
レー間に介設され前記リセットリレーの付勢により開く
他の常閉接点とを含む構成にしてある。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明は上記のように
構成したので、金属物体との接触により検知手段が検知
して電源遮断手段により電動工具の電源回路が遮断され
たとき、遠隔操作手段を介して操作することにより、前
記の電源遮断手段の遮断動作が停止されることから、前
記の電源回路の遮断状態が解除される。これによって、
電動工具の電源回路の遮断状態を解除する際に作業者が
わざわざ電源遮断手段の設置場所まで移動する必要がな
くて済み、したがって、容易に、かつ迅速に前記の遮断
状態の解除を行なうことができる。
【0014】さらに、本発明の請求項2に記載の発明は
上記のように構成したので、作業者が電動工具を使用す
る際、コードリールと別体に設けられるリセット釦を作
業者の近くの場所、例えば作業者自身に装着して作業を
行なう。そして、金属物体との接触により電源遮断手段
が作動して電動工具の電源回路が遮断されたとき、前記
のリセット釦を操作すると、このリセット釦からリセッ
ト信号が信号線を介して出力されるので、このリセット
信号の出力に応じて前記の電源遮断手段が当初の状態に
復帰して電源回路の遮断状態が解除される。これによっ
て、電動工具の電源回路の遮断状態を解除する際に作業
者がコードリールまでわざわざ移動する必要がなくて済
む。
【0015】また、本発明の請求項3に記載の発明は上
記のように構成したので、電動工具の電源回路の遮断に
伴い警報器が作動するとき、リセット信号の出力に応じ
て警報停止手段により前記の警報器の作動を停止する。
これによって、警報器の手動操作を要せずに、この警報
器の作動停止を自動的に行なうことができる。
【0016】さらに、本発明の請求項4に記載の発明は
上記のように構成したので、金属物体との接触を検知手
段により検知したとき、リレーの付勢に伴い電動工具の
電源および電動工具間に介設される常閉接点が開くこと
により、電動工具の作動が停止するとともに、前記の電
源および警報器間に介設される常開接点が閉じることに
より警報器が作動する。その後、リセット釦からリセッ
ト信号が出力されるとき、リセットリレーの付勢に伴い
前記の電源および前記のリレー間に介設される他の常閉
接点が開くことにより、前記の警報器の作動が停止す
る。これによって、警報器の手動操作を要せずに、この
警報器の作動停止を自動的に行なうことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の電動工具の金属検知装置の実
施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の電動工具
の金属検知装置の請求項1、2、3に記載の第1の実施
例を示す電気回路図、図2は図1の金属検知装置に備え
られるリセット釦を作業者自身の腕部に装着した状態を
示す説明図である。なお、図1および図2において、前
述した図6に示すものと同等のものには同一符号を付し
てある。すなわち、1はコードリール、3はパネル、4
はコンセント、5は警報器、6は機能切り換えスイッ
チ、7は電源コード、8はプラグ、9は接地端子であ
る。
【0018】図2に示す電動工具、例えば電気ドリル1
0は、錐などの刃部11、操作スイッチ12を有し、接
続コード13のプラグ14が前記のコンセント4に着脱
可能に接続される。この電気ドリル10の内部には、図
1に示すように、交流電源16から電源コード7、コン
セント4、プラグ14、接続コード13を介して供給さ
れる電気により作動するモータMと、このモータMおよ
び接続コード13間に介設され、前記の操作スイッチ1
2の押圧操作により閉じる常開接点12aと、刃部11
と電気的に接続される端子Eとを備えている。なお、コ
ンセント4の接地端子(図示せず)と刃部11とは端子
Eを介して電気的に接続されている。
【0019】そして、同図1に示す本実施例の金属検知
装置は、コードリール1に設けられる本体20と、この
本体20と別体に設けられ、作業者21の近傍、例えば
作業者21自身の腕部に装着されるリセット釦22と、
このリセット釦22を本体20に接続する約5mの長さ
の信号線23とを備えている。上述した本体20は、電
気ドリル10の刃部11が金属物体に接触したことを検
知する検知手段24と、この検知手段24の検知に応じ
て電気ドリル10の電源回路を遮断する電源遮断手段2
5と、この電源遮断手段25の遮断動作を保持する保持
手段26とを備えている。
【0020】上述した検知手段24は、一次巻線側が交
流電源16に接続される変圧器31と、この変圧器31
の二次巻線側の端子Vと一端が接続され、他端が抵抗器
32を介して端子Eに接続されるフォトダイオード33
と、このフォトダイオード33と並列接続され、逆方向
の電流を流すダイオード34とを備えている。
【0021】上述した保持手段26は、入力側の一方が
交流電源16に接続され、他方がリセット釦22および
リレー35を介して交流電源16に接続されるダイオー
ドブリッジ36と、このダイオードブリッジ36から電
流を供給されるフォトサイリスタ37と、このフォトサ
イリスタ37の電源を持続させる抵抗器38、39およ
びコンデンサ40とを備えている。
【0022】上述した電源遮断手段25は、前記のリレ
ー35と、交流電源16およびモータM間に介設され、
前記のリレー35の付勢によって開く常閉接点35bと
からなっている。また、警報器5には、リレー35の付
勢によって閉じる常開接点35aが接続されている。な
お、前記のリセット釦22および信号線23によって、
電源遮断手段25の動作を遠隔的に操作する遠隔操作手
段が構成され、前記のリレー35および常開接点35a
によって、前記のリセット信号の出力に応じて警報器5
の作動を停止する警報停止手段が構成されている。さら
に、前記のリセット釦22は常時閉じており、押圧操作
により開くようになっている。
【0023】この第1の実施例にあっては、作業者21
が電気ドリル10を使用する際、リセット釦22を例え
ば作業者21自身の腕部に装着して、電気ドリル10の
操作スイッチ12を押圧すると、常開接点12aが閉じ
て交流電源16−常閉接点35b−モータM−常開接点
12a−交流電源16の回路が閉成され、その結果、モ
ータMが起動して刃部11が回転駆動される。そこで、
作業者21は、刃部11を構造物、例えばコンクリート
壁41に押し当てて穴をあけるようになっている。
【0024】そして、前記のコンクリート壁41に埋設
される金属物体42に刃部11が接触したとき、接地端
子9−変圧器31の二次巻線側の配線U−配線V−フォ
トダイオード33−抵抗器32−端子E−刃部11−金
属物体42−接地体GNDの回路が閉成され、フォトダ
イオード33が発光し、その結果、フォトサイリスタ3
7がターンオンする。これに伴い、交流電源16−リセ
ット釦22−リレー35−ダイオードブリッジ36−フ
ォトサイリスタ37−抵抗器39−ダイオードブリッジ
36−交流電源16の回路が閉成され、リレー35が付
勢され、抵抗器38、39およびコンデンサ40の作用
によりフォトサイリスタ37はターンオンし続ける。前
記のリレー35の付勢により、常閉接点35bが開いて
モータMが停止するとともに、常開接点35aが閉じて
警報器5が鳴動する。
【0025】次いで、作業者21は電気ドリル10の操
作スイッチ12の操作を停止し、リセット釦22を操作
すると、前記の操作スイッチ12の常開接点12aが開
くとともに、リセット釦22の開路によりフォトサイリ
スタ37に流れる電流が一瞬遮断され、このフォトサイ
リスタ37はターンオフし、リレー35が消勢する。こ
れに伴い、常開接点35aが開いて警報器5の鳴動が停
止し、常閉接点35bが閉じて電気ドリル10のモータ
Mに再び電気が供給される。そこで、作業者21は刃部
11が接触した金属物体42を確認して、穴あけ作業を
再開するか、あるいは中止するかを判断した後、穴あけ
作業を再開する場合、電気ドリル10の操作スイッチ1
2を再び操作すると、モータMが起動する。
【0026】このように構成した第1の実施例では、電
気ドリル10の電源回路の遮断状態を解除する際、リセ
ット釦22を介して遠隔的に操作することにより作業者
21がコードリール1までわざわざ移動する必要がない
ことから、容易に、かつ迅速に前記の遮断状態の解除を
行なうことができる。また、前記のリセット釦22から
リセット信号が出力されるとき、このリセット信号に応
じて前記の電源回路の遮断状態が解除されるとともに警
報器5の作動が停止するので、この警報器5の作動停止
を自動的に行なうことができる。
【0027】なお、この第1の実施例ではリレー35の
励磁動作を保持する保持手段として、フォトサイリスタ
37などを備えたが、このフォトサイリスタ37の代わ
りに、リレー35の自己保持用接点を備え、この自己保
持用接点によりリレー35の励磁動作を保持するように
してもよく、あるいはマイクロコンピュータを備え、こ
のマイクロコンピュータの制御によりリレー35の励磁
動作を保持するようにしてもよい。さらに、本実施例で
はリセット釦22の信号線23を本体20と直接的に接
続するようにしたが、信号線23の先端にプラグを設
け、このプラグを介して本体20と接続してもよい。
【0028】さらに、この第1の実施例では、電動工具
として電気ドリル10の場合を例示したが、本発明はこ
の電気ドリル10に限らず、他の電動工具、例えばコン
クリートの穴あけ、はつり作業を行なうハンマードリル
やダイヤモンドコアドリル等の場合も同様である。
【0029】図3は本発明の電動工具の金属検知装置の
請求項1、2、3、4に記載の第2の実施例を示す電気
回路図、図4は図3の金属検知装置に備えられるメタル
センサーを示す電気回路図、図5は図3の金属検知装置
に備えられるリセット釦を作業者自身に装着した状態を
示す説明図である。なお、図3〜図5において、前述し
た図1、図2および図6に示すものと同等のものには同
一符号を付してある。
【0030】図3に示す本実施例の金属検知装置では、
前述した図1および図2に示す第1の実施例と比べて、
本体20と別体に設けられるリセット釦47が常時開
き、押圧操作により閉じるようになっている。前記の本
体20には、リセット釦47からのリセット信号の出力
に応じて付勢するリセットリレー43、および交流電源
16およびリレー35間に介設され、リセットリレー4
3の作動により開く常閉接点43bからなるリセット信
号手段45と、信号線23が接続される集電装置46
と、メタルセンサー15と、交流電源16および電源遮
断手段25間に介設される一対のコンセント4a、4b
とが備えられている。一方のコンセント4aは、電源遮
断手段25を介して交流電源16と接続され、配線dを
介してメタルセンサー15に配線dを介して接続される
接地端子17aを有している。他方のコンセント4b
は、電源遮断手段25を介することなく交流電源16と
直接接続され、接地端子9に接続される接地端子17b
を有している。なお、その他の構成は、図1および図2
に示す第1の実施例と同様である。
【0031】上述したメタルセンサー15は、検知手段
24および保持手段26から一体的に構成されており、
このメタルセンサー15は、配線a、bを介して交流電
源16に接続され、配線c1を介して接地体GNDに接
続され、配線dを介して接地端子17aに接続され、配
線eを介して常閉接点43bに接続され、配線fを介し
てりれー35に接続されている。
【0032】この第2の実施例にあっても、作業者21
が電気ドリル10を使用する際、図5に示すように、電
気ドリル10の接続コード13をコンセント4aに接続
し、リセット釦47を例えば作業者21自身の腰部に装
着して、電気ドリル10の操作スイッチ12を押圧する
と、前述した図1の常開接点12aが閉じて交流電源1
6−常閉接点35b−コンセント4a−図1のモータM
−コンセント4a−常開接点12a−交流電源16の回
路が閉成され、その結果、モータMが起動して刃部11
が回転駆動される。そこで、作業者21は、刃部11を
構造物、例えば図1のコンクリート壁41に押し当てて
穴をあけるようになっている。
【0033】そして、前記のコンクリート壁41に埋設
される図1の金属物体42に刃部11が接触したとき、
刃部11が接続コード13を介して接地端子17aに接
続されていることから、接地端子9−変圧器31の二次
巻線側の配線c1−配線c2−フォトダイオード33−抵
抗器32−配線d−接地端子17a−刃部11−金属物
体42−接地体GNDの回路が閉成され、フォトダイオ
ード33が発光し、その結果、フォトサイリスタ37が
ターンオンする。これに伴い、交流電源16−配線b−
ダイオードブリッジ36−フォトサイリスタ37−抵抗
器39−ダイオードブリッジ36−配線e−常閉接点4
3b−リレー35−配線f−配線a−交流電源16の回
路が閉成され、リレー35が付勢され、抵抗器38、3
9およびコンデンサ40の作用によりフォトサイリスタ
37はターンオンし続ける。前記のリレー35の付勢に
より、常閉接点35bが開いてコンセント4aへの電源
回路が遮断され、電気ドリル10のモータMが停止する
とともに、常開接点35aが閉じて警報器5が鳴動す
る。
【0034】次いで、作業者21は電気ドリル10の操
作スイッチ12の操作を停止し、リセット釦47を押圧
操作することにより、交流電源16−リセットリレー4
3−集電装置46−リセット釦47−集電装置46−交
流電源16の回路が閉成され、リセットリレー43が付
勢され、常閉接点43bが開く。これに伴い、フォトサ
イリスタ37に流れる電流が一瞬遮断され、このフォト
サイリスタ37はターンオフし、リレー35が消勢す
る。その結果、常開接点35aが開いて警報器5の鳴動
が停止し、常閉接点35bが閉じてコンセント4aへの
電源回路の遮断状態が解除される。そこで、作業者21
は刃部11が接触した金属物体42を確認して、穴あけ
作業を再開するか、あるいは中止するかを判断した後、
穴あけ作業を再開する場合、電気ドリル10の操作スイ
ッチ12を再び操作すると、モータMが起動して刃部1
1が回転駆動される。
【0035】このように構成した第2の実施例でも、電
気ドリル10の電源回路の遮断状態を解除する際、リセ
ット釦22を介して遠隔的に操作することにより作業者
21がコードリール1までわざわざ移動する必要がない
ことから、容易に、かつ迅速に前記の遮断状態の解除を
行なうことができる。また、前記のリセット釦22から
リセット信号が出力されるとき、このリセット信号に応
じて前記の電源回路の遮断状態が解除されるとともに警
報器5の作動が停止するので、警報器5の手動操作を要
せずに、この警報器5の作動停止を自動的に行なうこと
ができる。
【0036】また、この第2の実施例では、リセット釦
47が常時開いている常開接点タイプであることから、
信号線23が断線した場合であっても電源遮断手段25
による電源回路の遮断動作を損なうことがなく、したが
って、検知手段24の検知に応じて電源回路を確実に遮
断することができる。
【0037】また、一方のコンセント4aは、電源遮断
手段25を介して交流電源16と接続されていることか
ら電源遮断機能を有し、他方のコンセント4bは、電源
遮断手段25を介せずに交流電源16と接続されている
ことから常時通電状態にある。そこで、一方のコンセン
ト4aに電気ドリル10などの電動工具を接続し、同時
に、他方のコンセント4bに照明器具などを接続できる
ので便利である。
【0038】また、図1に示す機能切り替えスイツチ6
を備えていないので、作業者が誤って機能切り替えスイ
ツチ6を操作することがなく、しがって、安全性を高め
ることができる。
【0039】なお、この第2の実施例でもリレー35の
励磁動作を保持する保持手段として、フォトサイリスタ
37などを備えたが、このフォトサイリスタ37の代わ
りに、リレー35の自己保持用接点を備え、この自己保
持用接点によりリレー35の励磁動作を保持するように
してもよく、あるいはマイクロコンピュータを備え、こ
のマイクロコンピュータの制御によりリレー35の励磁
動作を保持するようにしてもよい。さらに、本実施例で
はリセット釦22の信号線23を本体20と直接的に接
続するようにしたが、信号線23の先端にプラグを設
け、このプラグを介して本体20と接続してもよい。
【0040】さらに、この第2の実施例でも、電動工具
として電気ドリル10の場合を例示したが、本発明はこ
の電気ドリル10に限らず、他の電動工具、例えばコン
クリートの穴あけ、はつり作業を行なうハンマードリル
やダイヤモンドコアドリル等の場合も同様である。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、請
求項1および2に記載の発明では、電動工具の電源回路
の遮断状態を解除する際、作業者が電源遮断手段の設置
場所までわざわざ移動する必要がないことから、容易
に、かつ迅速に前記の遮断状態の解除を行なうことがで
き、したがって、電気ドリルを使用して作業を行なう際
の煩わしさを低減できるとともに、作業効率を高めるこ
ともできるという効果がある。
【0042】また、請求項3および4に記載の発明で
は、上記の効果に加えて、警報器の作動停止を自動的に
行なうことができることから、警報器の手動操作を要せ
ず、使い勝手の良い電動工具の金属検知装置が得られる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動工具の金属検知装置の請求項1、
2、3に記載の第1の実施例を示す電気回路図である。
【図2】図1の金属検知装置に備えられるリセット釦を
作業者自身の腕部に装着した状態を示す説明図である。
【図3】本発明の電動工具の金属検知装置の請求項1、
2、3、4に記載の第2の実施例を示す電気回路図であ
る。
【図4】図3の金属検知装置に備えられるメタルセンサ
ーを示す電気回路図である。
【図5】図3の金属検知装置に備えられるリセット釦を
作業者自身の腰部に装着した状態を示す説明図である。
【図6】電動工具の金属検知装置の従来例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 コードリール 5 警報器 7 電源コード 10 電気ドリル(電動工具) 11 刃部 13 接続コード 20 本体 22 リセット釦 23 信号線 24 検知手段 25 電源遮断手段 26 保持手段 35 リレー 35a 常開接点 35b 常閉接点 41 構造物 42 金属物体 43 リセットリレー 43b 他の常閉接点 47 リセット釦
フロントページの続き (72)発明者 山本 諭 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物中に埋設される金属物体に電動工
    具の刃部が接触したことを検知する検知手段と、この検
    知手段の検知に応じて前記電動工具の電源回路を遮断す
    る電源遮断手段とを有する電動工具の金属検知装置にお
    いて、 前記電源遮断手段の動作を遠隔的に操作する遠隔操作手
    段を設け、この遠隔操作手段の操作により前記電源遮断
    手段の遮断動作を停止するようにしたことを特徴とする
    電動工具の金属検知装置。
  2. 【請求項2】 検知手段および電源遮断手段が、電動工
    具の接続コードが着脱可能に接続されるとともに電源コ
    ードを巻き取るコードリールに、設けられ、遠隔操作手
    段が、このコードリールと別体に設けられ前記電動工具
    の電源回路の遮断状態を解除するリセット信号を出力す
    るリセット釦と、前記コードリールに着に接続され前記
    リセット釦から出力されるリセット信号を前記電源遮断
    手段に伝送する信号線とを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電動工具の金属検知装置。
  3. 【請求項3】 電動工具の電源回路が遮断されるとき作
    動する警報器と、リセット信号の出力に応じて前記警報
    器の作動を停止する警報停止手段とを備えたことを特徴
    とする請求項2記載の電動工具の金属検知装置。
  4. 【請求項4】 電源遮断手段が、検知手段の検知に応じ
    て付勢するリレーと、電源および電動工具間に介設され
    前記リレーの付勢により開く常閉接点とからなり、前記
    リレーの付勢により閉じる常開接点が、前記電源および
    警報器間に介設され、遠隔操作手段が、リセット信号の
    出力に応じて付勢するリセットリレーと、前記電源およ
    び前記リレー間に介設され前記リセットリレーの付勢に
    より開く他の常閉接点とを含むことを特徴とする請求項
    3記載の電動工具の金属検知装置。
JP412294A 1993-03-30 1994-01-19 電動工具の金属検知装置 Pending JPH06335812A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0898350A1 (de) * 1997-08-18 1999-02-24 Heinrich Kopp Ag Schaltung zur Erkennung eines geerdeten Metallteiles
CN102962493A (zh) * 2012-11-22 2013-03-13 浙江明磊工具实业有限公司 一种可伸缩式电钻

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