JPH0633365U - 電気コネクタ構造 - Google Patents

電気コネクタ構造

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Publication number
JPH0633365U
JPH0633365U JP7329892U JP7329892U JPH0633365U JP H0633365 U JPH0633365 U JP H0633365U JP 7329892 U JP7329892 U JP 7329892U JP 7329892 U JP7329892 U JP 7329892U JP H0633365 U JPH0633365 U JP H0633365U
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JP
Japan
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terminal
housing
antenna
outer conductor
insulator
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Application number
JP7329892U
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Inventor
健策 佐藤
晃 白井
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Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アンテナ接触端子の取付(組み付け)が容易
になる電気コネクタ構造を提供する。 【構成】 ケーブル側コネクタ3のアンテナ接続端子を
中心端子65aと外部導体75と絶縁体とで構成すると
共に、外部導体75を、円筒部77と電線取付部76及
びハウジング取付部79とで構成し、絶縁体は基板側コ
ネクタ2のハウジング34と一体でハウジング34の基
部より突出されていて、絶縁体の中心に中心孔44を有
するアンテナ端子絶縁体43を設け、アンテナ端子絶縁
体43の中心孔44に中心端子65aを取り付け、外側
に外部導体75の円筒部77を取り付け、電線取付部7
6にシールド電線71を圧着結線により取り付けると共
に、ハウジング取付部79をハウジング34の面部34
aに取り付けて外部導体75とシールド電線71をハウ
ジング34に固定し、且つハウジング取付部79により
シャーシに接触可能にして電気的アース接続するもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アンテナ接続端子同志の接続と接触端子同志の接触を行う電気コネ クタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気コネクタは、自動車などの移動体が備えるアンテナが受信した信 号を受信機器に伝送するケ−ブルの接続に用いられるものである。
【0003】 しかし従来のこの種の電気コネクタは一本のアンテナのケ−ブル接続に使用さ れるものが主であった。
【0004】 従来のこの種の電気コネクタは、図21乃至図24に示すようにケーブル側コ ネクタ(この場合は雄コネクタ)80と基板側コネクタ(この場合は雌コネクタ )81とより成り、ケーブル側コネクタ80はハウジング82を備えており、こ のハウジング82には嵌合部83が形成してあり、嵌合部83内には2つの絶縁 板部84が平行にして一体に形成されており、また、嵌合部82内には絶縁板部 84の左方に位置させてアンテナ端子取付部85が設けてある。前記絶縁板部8 4の両面側には信号端子用及び電源端子となる雄端子86が所定のピッチ間隔で 多数個形成してあり、また、アンテナ端子取付部85にはアンテナ雄端子87が 装着してある。
【0005】 また、アンテナ雄端子87は、その中心に雌中心端子87−1を、その外側に 弾性を有する雄外部導体87−2をそれぞれ有している。この雄中心端子87− 1は、その結線側(図22参照)にてシールド電線99aの中心導体99−1と 接続されるようになっており、雄外部導体87−2は、その結線側にてシールド 電線99aの外部導体99−2と接続されている。
【0006】 このように構成されたケーブル側コネクタ80は、図23に示すようにケーブ ル側コネクタ80のハウジング82をシャーシ89の開口部89aに挿入して取 り付けられ、且つビス90aにてハウジング82とシャーシ89の間にラグ付ワ ッシャー87bを挿入し、ビス90aを埋込金具87aにねじ締め付けして固定 してある。さらにハウジング82はシャーシ89の対向する方向に基板88がビ ス90aとナット90bによって取り付けてある。
【0007】 前記ラグ付ワッシャー87bの先端部は、リード線99bによりアンテナ雄端 子87の雄外部導体87−2の結線側に接続してあって、アース接続されている 。
【0008】 基板側コネクタ81はハウジング91を備えており、このハウジング91は板 状の絶縁板部92が2対突設してあり、これらの絶縁板部92の側面部には電源 端子および信号端子である雌端子93が所定のピッチ間隔で多数個設けてある。
【0009】 絶縁板部92の側方にはアンテナ端子取付部94が形成してあり、アンテナ端 子取付部94には雌中心端子94−1と雄中心端子94−2とを有するアンテナ 雌端子95が取り付けてある。
【0010】 そして、基板側コネクタ81がケーブル側コネクタ80に結合された状態では 、基板側コネクタ3の絶縁板部92がケーブル側コネクタ80の嵌合部83に嵌 入されて、基板側、ケーブル側コネクタ81、80の信号端子同志が、また電源 端子同志が互いに接触し合い、アンテナ雌端子95が、アンテナ雄端子87に接 触する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電気コネクタ構造にあっては、ケーブル側コネクタ80 において、アンテナ雄端子87の外部導体87−2とシャーシ89とをアース接 続するのは、リード線99bとラグ付ワッシャー87bとを介し、各リード線9 9bの端部を半田付けをしていた。
【0012】 このように、アース接続するのに半田付けが必要であり、部品点数も多く、不 経済で、コスト高になっており、ア−ス接続が繁雑になるという問題点があった 。又さらには、シールド線99aとアンテナ雄端子87との接続において、シー ルド線の中心導体99−1と外部導体99−2が全く裸状となり、機械的に弱く なり、且つシールド効果がなくなるという不都合があった。
【0013】 本考案は上記のこの問題点に着目した成されたものであって、その目的とする ところは、従来のアンテナ接触端子の取付けに必要であった半田付けが不要にな り、経済的で、コストを軽減することができるばかりか、アンテナ接触端子の取 付け(組み付け)が容易になる電気コネクタ構造を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、ケーブル側コネクタのハウジングに 嵌合するハウジングと、アンテナ接続端子を有する相手側コネクタと、結合時に 相手側コネクタのアンテナ接続端子に接続するアンテナ接続端子を有するケーブ ル側コネクタとを備えた電気コネクタ構造において、ケーブル側コネクタのアン テナ接続端子を中心端子と外部導体と絶縁体とで構成すると共に、この外部導体 を、円筒部と電線取付部及びハウジング取付部とで構成し、前記絶縁体はケーブ ル側コネクタのハウジングと一体でハウジングの基部より突出されていて、この 絶縁体の中心に中心孔を有するアンテナ端子絶縁体を設け、このアンテナ端子絶 縁体の中心孔に中心端子を取り付け、アンテナ端子絶縁体の外側に外部導体の円 筒部を取り付け、電線取付部にシールド電線を圧着結線により取り付けると共に 、ハウジング取付部をハウジングの面部に取り付けて外部導体とシールド電線を ハウジングに固定し、且つ前記ハウジング取付部によりシャーシに接触可能にし て電気的アース接続を可能にしたことを特徴とする。
【0015】
【作用】 かかる構成により、従来のアンテナ接触端子の取付けに必要であった半田付け が不要になり、経済的で、コストを軽減することができるばかりか、アンテナ接 触端子の取付け(組み付け)が容易になる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】 図1は本考案に係わる電気コネクタ構造の一部省略した状態の斜視図であり、 図2は本考案に係わる電気コネクタ構造における基板側コネクタの正面図である 。
【0018】 電気コネクタ構造は、相手側コネクタである基板側コネクタ(この場合は雄コ ネクタ)2とケーブル側コネクタ(この場合は雌コネクタ)3とより構成されて いる。
【0019】 基板側コネクタ2はハウジング4を備えており、このハウジング4は平面長方 形状のベ−ス部4aの面部に壁部4bを一体に形成し、この壁部4bに囲まれた 部分を嵌合部5にしている。この壁部4bは平面長方形で、その一端部に膨出部 4cを形成した非対象をなしている。この嵌合部5はベ−ス部4aの一方に寄せ てあってベ−ス部4aの他方は空きになっており、この空き部にはベ−ス部4a より一段高いヒュ−ズ取付部4dが形成してあり、ベ−ス部4aの空き部分の、 ヒュ−ズ取付部4dの左右方には孔6が形成してあり、この孔6の対向位置にス リット6aが形成してある。嵌合部5内には長短2つの絶縁板部7、8が平行に してベ−ス部4aと一体に形成されており、また、嵌合部5内には絶縁板部8の 左右方に位置させてアンテナ端子取付部9が設けてある。
【0020】 前記絶縁板部7、8の両面側には接触端子としての雄端子である信号端子用及 び電源端子用の挿入用溝10a、10bが所定のピッチ間隔で多数個形成してあ り、これらの挿入用溝10a、10bは、圧入孔17を介して面部外に貫通して いる。また、ハウジング4の壁部4bには、前記アンテナ端子取付部9と前記孔 6とを結ぶ直線上に位置させてスリット12が形成してある。
【0021】 また、アンテナ端子取付部9は、図6及び図7に示すようにアンテナ端子絶縁 体13を備えており、このアンテナ端子絶縁体13の中心には雄中心端子挿入孔 14が形成してあり、また、アンテナ端子絶縁体13の基部には引っ掛け部13 aが形成してある。面部の、アンテナ端子絶縁体13の左右には孔14aが形成 してある。また、前記ヒュ−ズ取付部4dには挿入孔15が一対設けてある。
【0022】 前記信号端子の挿入用溝10aには図8(1)、(2)に示す信号端子16が 挿入してあり、これらの信号端子16の圧入部16aは圧入孔17に圧入されて いる。また、電源端子18は信号端子16より幅広のものとされているものであ って、挿入用溝10bに挿入して圧入孔(図示せず)に圧入されている。
【0023】 また、ヒュ−ズ取付部4dの基板当接面側には端子装着部19が形成してあり 、この端子装着部19には図5に示すようにヒュ−ズ端子20が装着してある。 また、アンテナ取付部9のアンテナ端子絶縁体13の雄中心端子孔14には中心 端子21が圧入してある。
【0024】 また、このアンテナ端子絶縁体13にはアンテナ接続端子としてのアンテナ雄 端子22の外部導体22aが装着してある。すなわち、この外部導体22aは、 図9(1)、(2)、(3)に示すように円筒状の端子本体23を備えており、 この端子本体23の基部には圧入部23aと脚部23bが形成してあり、また、 端子本体23の基部には導体部24が形成してあり、この導体部24の端部には 環部25が形成してあり、この環部25には取付孔25bがまたその取付孔25 bには対向位置にスリット25aが形成してある。
【0025】 そして、外部導体22aは、その端子本体23をアンテナ端子絶縁体13に被 嵌し、脚部23bを孔14aに圧入してハウジング4に取り付けてあり、導体部 24は壁部4bのスリット12に挿入してあり、環部25は孔6に重ねてある。
【0026】 このように構成された基板側コネクタ2は基板26に実装される。すなわち、 図10に示すようにシャ−シ27に前記壁部4bの外形状に開口部を形成し、そ の開口部に壁部4bを挿入してこのシャ−シ27をハウジング4のベ−ス部4a の面部に接触させる。
【0027】 そして、さらに図10に示すように板状のクリップ31をシャーシ27の孔2 7aに貫通するように挿入し、さらに環部25、孔6、30に挿入しクリップ3 1の脚部31aの端部の返し部31bを基板26の接地パタ−ンに接触させると 共に、クリップ31の頭部31cをスリット25a、6aに挿入し、返し部31 bを接地パタ−ンに半田付けする。また、ヒュ−ズ端子20の脚部20aは基板 26の電源回路パタ−ンに半田付けされる。
【0028】 そして、基板側コネクタ2のヒュ−ズ取付部4dには、図5に示すようにこれ の端子孔15に脚部33aを挿入してヒュ−ズ33が取り付けてあり、ヒュ−ズ の脚部33aはヒュ−ズ端子20の接触部20a、20bに接触している。
【0029】 このケーブル側コネクタ3は図11乃至図15に示すハウジング34を備えて おり、このハウジング34は板状の面部34aに、前記基板側コネクタ2の嵌合 部5と同じ平面形状の嵌合凸部34bを一体として形成して成る。この嵌合凸部 34bの面部には長短の嵌入溝35、36が平行に形成してあり、この嵌入溝3 5の側面部には電源端子および信号端子の端子挿入溝37a、37bが所定のピ ッチ間隔で多数個形成してあり、嵌入溝36の側面部には信号端子の端子挿入溝 37bが所定のピッチ間隔で多数個形成してある。そして、この嵌入溝35、3 6の底部には端子挿入溝37a、37bに連なる端子圧入孔38a、38bが形 成してある。
【0030】 端子挿入溝37a、37bの端部両側には端子支持部40が形成してあり、ま た、端子挿入溝37a、37bの面部にはランス41が形成してある。嵌合凸部 34bには嵌入溝36の左右方に位置させてアンテナ端子取付部42が形成して ある。これらのアンテナ端子取付部42はアンテナ端子絶縁体43を備えており 、このアンテナ端子絶縁体43の中心には中心孔44が形成してある。また、ア ンテナ端子絶縁体43の外側下部に係止部43aが設けてある。
【0031】 また、前記嵌合凸部34bは面部の一方に寄せてあって、面部の他方は空きに なっており、この空き部45の中央にはケーブル結束部46とこのケーブル結束 部46の左右に位置する端子係止部50が設けてある。これらの端子係止部50 は長方形状の凹部51を有し、この凹部51の両端部にはスリット状の係止孔部 52が形成してある。
【0032】 図16(1)、(2)、(3)に接触端子としての雌端子53を示す。この雌 端子53は、断面コ字形状の端子本体54を備えており、この端子本体54の基 部には外皮圧着部55と中心導体圧着部56とが形成してある。外皮圧着部55 は一対の圧着片55aを備え、導体圧着部56は圧着片56aを備えている。ま た、端子本体54の中間部には、端子本体54の両側縁部に形成した折曲げ片5 4aを折曲げて、端子本体54の中央で合わせて成るストッパ部57と、同構成 の引っ掛け部受け部58とが形成してある。また、端子本体54の先部には、端 子本体54の先端に形成した接触片59の基部を側面C字形状に曲げると共に、 中間部を側面く字形状に曲げ、さらに先端部に引っ掛け部59aを形成して成る 接触部60が設けてあり、この接触部60の引っ掛け部59aは引っ掛け部受け 部58に引っ掛けてある。さらに、端子本体54の先端部には門形の支持部61 が形成してあり、この支持部61は、端子本体54の先端部に形成した一対の舌 片61aを折曲げ、その端を合わせて成り、支持部61は、接触部60に端部を 囲み、これを保護している。
【0033】 このように構成された雌端子53は、圧着機や圧着工具(図示せず)等にて、 その外皮圧着部55でケ−ブルである信号線(または電源線)62の外皮62a を圧着し、導体圧着部56で信号線(または電源線)62の導体62bを圧着し て信号線(または電源線)62が取り付けてあり、この状態で、前記端子圧入孔 38aから端子挿入溝37aに挿入してある。この場合、雌端子53の支持部6 1の裏部は前記端子支持部40に当接し、また、雌端子53の端子本体54の裏 面に前記ランス41が当接し、このランス41に端子本体54に形成した突起6 3が接している。
【0034】 アンテナ端子絶縁体43の中心孔44に挿入されるアンテナ接続端子であるア ンテナ雌端子65の雌中心端子65aを図17(1)、(2)に示す。この雌中 心端子65aは、中心電線71aを結線する結線部66を備えており、この結線 部66の先端には相手アンテナ雄端子22の中心端子21と電気的に接触するた めの弾性を有する接触部67とが形成してある。結線部66には中心電線71a の導体71a−1を圧着する導体圧着部66aと中心電線71aの外皮71a− 2を圧着する外皮圧着部66bが設けられており、接触部67は、その先端部が 内側に狭くされた括部67bを有するばね接触部67aで成っている。
【0035】 図18(1)、(2)にアンテナ雌端子65の外部導体75を示す。この外部 導体75は、その先側に円筒部77を備えており、円筒部77の下方にはほぼ9 0度折り曲げ可能な中間部78が、また、この中間部78の後方先端部にはシー ルド電線71を取り付けるための電線取付部76とハウジング取付部79とがそ れぞれ形成されている。
【0036】 この電線取付部76にはシールド電線71のシールド部72を圧着するシール ド圧着部76aと、シールド電線71の外皮部73を圧着する外皮圧着部76b とが設けられている。また、前記取付部79は一対の係止片79aを有している 。前記円筒部77の上半部には相手コネクタ2のアンテナ雄端子22の外部導体 22aと確実に接触するためのばね接触片77aが設けてあり、このばね接触片 77aの下方には、アンテナ端子絶縁体43に設けられた係止部43aと係止し て下方への移動を止めるランス部77bとさらにその下方に位置させて突起部7 7cが形成してある。
【0037】 そして、雌中心端子65aは、その結線部66にシールド電線71の中心電線 71を結線した後に、中心孔44に、ハウジング34の裏面側から挿入されてい る。また、アンテナ端子取付部42内に、図14に示してあるようにシールド電 線71を結線した外部導体75がハウジング34の裏面側より挿入されている。 そして、前記中間部78をほぼ90度折り曲げて前記取付部79の係止片79a をハウジング34の面部34aに設けられた係止部50の貫通孔52に貫通させ 、その凹部51内でほぼ90度折り曲げて、この外部導体75とシールド電線7 1がハウジング34にしっかりと取り付けてある。
【0038】 次に、ケーブル側、基板側コネクタ3、2の結合を説明する。ケーブル側コネ クタ3を移動して基板側コネクタ2に結合する。
【0039】 この場合、ケーブル側コネクタ3の嵌合凸部34bが基板側コネクタ2の嵌合 部5に嵌入されて、雌、基板側コネクタ3、2の信号端子同志が、また電源端子 同志が互いに接触し合い、アンテナ雌端子65が、アンテナ雄端子22に接触す る。
【0040】 このアンテナ雌端子65とアンテナ雄端子22との接触は、アンテナ雄端子2 2の中心端子21がアンテナ雌端子65の中心端子65aに接触し、アンテナ雄 端子22の外部導体22aがアンテナ雌端子65の外部導体75に接触して行わ れる。このために、シールド電線71のシールド部72は外部導体75、22a を介してシャーシ27に接続されたことになり、シールド電線71のシールド部 72はグランドに落とされる。
【0041】 上記の実施例によれば、ケーブル側コネクタ3のアンテナ接続端子を中心端子 65aと外部導体75とで構成すると共に、外部導体75を、円筒部77とこの 円筒部77の基部に折り曲げ可能な中間部78を介して連続する電線取付部76 及びハウジング取付部79とで構成し、ケーブル側コネクタ3のハウジング34 に中心孔44を有するアンテナ端子絶縁体43を設け、このアンテナ端子絶縁体 43の中心孔44に中心端子65aを取り付け、アンテナ端子絶縁体43の外側 に外部導体75の円筒部77を取り付け、電線取付部76にシールド電線71を 取り付けると共に、ハウジング取付部79をハウジング34の面部に設けられた 係止部52に貫通係止させて外部導体75とシールド電線71をハウジング34 に固定することにより、従来のアンテナ接触端子の取付けに必要であった半田付 けが不要になり、経済的で、コストを軽減することができるばかりか、アンテナ 接触端子の取付(組み付け)が容易になる。
【0042】 図19(1)、(2)にアンテナ雌端子65の外部導体75の他の実施態様を 示す。この外部導体75は、その先側に円筒部100を備えており、中間部には 折曲部110が、後方先部にはシールド電線71を取り付けるための電線取付部 101とハウジング取付部102とがそれぞれ形成されている。
【0043】 この電線取付部101にはシールド電線71のシールド部72を圧着するシー ルド圧着部103と、シールド電線71の外皮部73を圧着する外皮圧着部10 4とが設けられている。また、前記ハウジング取付部102はシールド電線71 を包み込むU字形状の包込部105の両端部を外側に略直角に折り曲げて取付片 部106を形成し、これらの取付片部106に取付用孔107を形成したもので ある。
【0044】 また、前記円筒部100の上半部には相手コネクタ2のアンテナ雄端子22の 外部導体22aと確実に接触するためのばね接触片107が設けてあり、このば ね接触片107の下方には、アンテナ端子絶縁体43に設けられた係止部43a と係止して下方への移動を止めるランス部108とさらにその下方に位置させて 突起部109が形成してある。
【0045】 そして、このように構成された外部導体75は、シールド電線71を結線した 後、アンテナ端子取付部42内にハウジング34の裏面側より挿入されている。 そして、前記中間部の折曲部110をほぼ90度折り曲げて前記ハウジング取付 部102の取付片部106をハウジング34の面部34aにねじ111により取 り付けて、この外部導体75とシールド電線71がハウジング34にしっかりと 取り付けてある。このために、従来のアンテナ接触端子の取付けに必要であった 半田付けが不要になり、経済的で、コストを軽減することができるばかりか、ア ンテナ接触端子の取付(組み付け)が容易になる。又さらには折曲部110は、 ほぼ90度に折曲されることにより、中心導体71aをほぼ全面的に包囲するこ とにより、シールド効果がより有効となる。
【0046】 なお、以上の実施例のアンテナ雌端子の外部導体は、その中間部あるいは折曲 部をほぼ90度に折り曲げるようにされているが、本考案はそれに限定するもの でなく、通常使用される同軸コネクタの外部導体と同じようにストレート型で全 く折り曲げなしの外部導体でも有効なるものである。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、ケーブル側コネクタのアンテナ接続端子を中 心端子と外部導体と絶縁体とで構成すると共に、この外部導体を、円筒部と電線 取付部及びハウジング取付部とで構成し、前記絶縁体はケーブル側コネクタのハ ウジングと一体でハウジングの基部より突出されていて、この絶縁体の中心に中 心孔を有するアンテナ端子絶縁体を設け、このアンテナ端子絶縁体の中心孔に中 心端子を取り付け、アンテナ端子絶縁体の外側に外部導体の円筒部を取り付け、 電線取付部にシールド電線を圧着結線により取り付けると共に、ハウジング取付 部をハウジングの面部に取り付けて外部導体とシールド電線をハウジングに固定 し、且つ前記ハウジング取付部によりシャーシに接触可能にして電気的アース接 続を可能にしたから、従来のアンテナ接触端子の取付けに必要であった半田付け が不要になり、経済的で、コストを軽減することができるばかりか、アンテナ接 触端子の取付(組み付け)が容易になる。又さらには、シールド線とアンテナ接 触端子との接続で、シールド線の導体と外部導体とが別々に裸状となることがな いので、その機械的強度が弱くされたり、電気的シールドの不都合が生じる虞も なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる電気コネクタ構造の一部省略し
た状態の斜視図である。
【図2】本考案に係わる電気コネクタ構造における基板
側コネクタの正面図である。
【図3】同基板側コネクタの側面図である。
【図4】同基板側コネクタの背面図である。
【図5】図2A−A線に沿う断面図である。
【図6】アンテナ端子取付部の平面図である。
【図7】図6B−B線に沿う断面図である。
【図8】(1)は雄端子の正面図である。(2)は同雄
端子の側面図である。
【図9】(1)はアンテナ雄端子の外部導体の平面図で
ある。(2)は同外部導体の側面図である。(3)は同
外部導体の正面図である。
【図10】基板側コネクタの取付部分の断面図である。
【図11】ケーブル側コネクタのハウジングの正面図で
ある。
【図12】同ハウジングの同側面図である。
【図13】同ハウジングの背面図である。
【図14】図11C−C線に沿う断面図である。
【図15】図14D−D線に沿う断面図である。
【図16】(1)は雌端子の背面図である。(2)は同
雌端子の側面図である。(3)は同雌端子の平面図であ
る。
【図17】(1)はアンテナ雌端子の雌中心端子の平面
図である。(2)は同雌中心端子の側面図である。
【図18】(1)はアンテナ雌端子の外部導体の平面図
である。(2)は同外部導体の側面図である。
【図19】(1)はアンテナ雌端子の外部導体の他の実
施態様の平面図である。(2)は同外部導体の側面図で
ある。
【図20】アンテナ雌端子の外部導体の取付状態を示す
斜視図である。
【図21】従来の電気コネクタ構造における基板側コネ
クタの正面図である。
【図22】同基板側コネクタの背面図である。
【図23】同基板側コネクタの取付部分の断面図であ
る。
【図24】従来の電気コネクタ構造におけるケーブル側
コネクタの背面図である。
【符号の説明】
2 基板側コネクタ(相手側コネクタ) 3 ケーブル側コネクタ 16 雄端子(接触端子) 22 アンテナ雄端子(アンテナ接続端子) 34 ハウジング 43 アンテナ端子絶縁体 44 中心孔 50 端子係止部 52 係止部 53 雌端子(接触端子) 65 アンテナ雌端子(アンテナ接続端子) 65a 雌中心端子(中心端子) 71 シールド電線 75 外部導体 76、101 電線取付部 77、100 円筒部 78 中間部 79、102 ハウジング取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 23/02 C 6901−5E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル側コネクタのハウジングに嵌合
    するハウジングと、アンテナ接続端子を有する相手側コ
    ネクタと、結合時に相手側コネクタのアンテナ接続端子
    に接続するアンテナ接続端子を有するケーブル側コネク
    タとを備えた電気コネクタ構造において、ケーブル側コ
    ネクタのアンテナ接続端子を中心端子と外部導体と絶縁
    体とで構成すると共に、この外部導体を、円筒部と電線
    取付部及びハウジング取付部とで構成し、前記絶縁体は
    ケーブル側コネクタのハウジングと一体でハウジングの
    基部より突出されていて、この絶縁体の中心に中心孔を
    有するアンテナ端子絶縁体を設け、このアンテナ端子絶
    縁体の中心孔に中心端子を取り付け、アンテナ端子絶縁
    体の外側に外部導体の円筒部を取り付け、電線取付部に
    シールド電線を圧着結線により取り付けると共に、ハウ
    ジング取付部をハウジングの面部に取り付けて外部導体
    とシールド電線をハウジングに固定し、且つ前記ハウジ
    ング取付部によりシャーシに接触可能にして電気的アー
    ス接続を可能にしたことを特徴とする電気コネクタ構
    造。
JP7329892U 1992-09-29 1992-09-29 電気コネクタ構造 Pending JPH0633365U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010010129A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Hon Hai Precision Industry Co Ltd ソケット、プラグ、及びコネクタ装置
JP2012502435A (ja) * 2008-09-09 2012-01-26 モレックス インコーポレイテド 水平に構成されたコネクタ
TWI395380B (zh) * 2008-11-25 2013-05-01 Hannstar Display Corp Asymmetric connector structure

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