JPH06333023A - 年齢推定装置 - Google Patents

年齢推定装置

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JPH06333023A
JPH06333023A JP5146945A JP14694593A JPH06333023A JP H06333023 A JPH06333023 A JP H06333023A JP 5146945 A JP5146945 A JP 5146945A JP 14694593 A JP14694593 A JP 14694593A JP H06333023 A JPH06333023 A JP H06333023A
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嘉行 村田
Yoshito Yamaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作成された顔画像から客観的に年齢を迅速か
つ容易に推定可能で、かつ平均的な年齢との対比結果を
容易に知る。 【構成】 各パーツ毎のパーツパターンを読み出して組
み合せることにより、顔画像(例えば、自分の顔あるい
は他人の顔)をCPU1で自動的に作成する。作成した
顔画像について年齢を知りたいと思うとき、年齢推定ス
イッチ6を押すと、CPU1は作成した顔画像について
の年齢に応じた特徴データ(例えば、顔の輪郭および目
の位置)を検出し、この検出データを入力パラメータと
してテーブルROM12に格納されているファジールー
ルA〜Cに従ってファジー推論を行い、その推論結果に
基づいて作成した顔画像の年齢を推定し、表示部13に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、年齢推定装置に係わ
り、詳しくは作成された顔画像からファジー推論によっ
て年齢を指定可能な年齢推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、人間は他人の顔を見てあたら
ずとも遠からずの年齢を推測することができる能力をも
っているものの、自己の健康管理などの見地から、自己
の顔の年齢が平均的な人物の顔の年齢と近似の年齢であ
るか、あるいは極端に離れた年齢になっているかを客観
的に確認したいことがある。また、犯罪捜査では犯人の
検挙の実効を期する上で、犯人目撃者により作成された
モンタージュ写真からその犯人の年齢を推定したいこと
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このような要望を満足することができるものはなかっ
た。したがって、例えば顔画像から対応する客観的な年
齢を迅速かつ容易に知ることはできなかった。また、平
均的な年齢との対比結果を容易に知ることもできなかっ
た。
【0004】そこで本発明は、作成された顔画像から客
観的に年齢を迅速かつ容易に推定可能な年齢推定装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による年齢推定装置は、顔画像を表す各パーツ毎の
パーツパターンを記憶するパーツパターン記憶手段と、
顔特徴データを記憶する顔特徴データ記憶手段と、顔特
徴データを前記顔特徴データ記憶手段から読み出し、そ
の顔特徴データに応じて前記パーツパターン記憶手段か
ら対応する各パーツ毎のパーツパターンを読み出し組み
合せて顔画像を作成する顔画像作成手段と、顔画像作成
手段によって作成された顔画像について、年齢に応じた
特徴データを検出する特徴データ検出手段と、この特徴
データ検出手段によって検出された特徴データを入力パ
ラメータとして所定のファジールールに従ってファジー
推論を行い、該推論結果に基づいて顔画像作成手段によ
って作成された顔画像の年齢を推定する年齢推定手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、前記顔特徴デ
ータ記憶手段は、年齢に応じた顔特徴データとして顔の
縦横比、顔の全体に対する目の高さ、目の大きさ、しわ
の本数、髪際の後退度を記憶するようにしてもよい。前
記特徴データ検出手段は、前記顔画像作成手段によって
作成された顔画像の年齢に応じた顔特徴データとして、
顔の縦横比、目の高さ、目の大きさ、しわの本数、髪際
の後退度のうちの少なくとも1つを検出するようにして
もよい。前記年齢推定手段は、顔の縦横比および目の高
さデータを入力パラメータとして所定のファジールール
に従ってファジー推論を行い、前記顔画像の年齢を推定
するようにしてもよい。前記顔画像作成手段によって作
成された顔画像を表示する表示手段を、さらに備えるよ
うにしてもよい。
【0007】本発明による別な年齢推定装置は、顔の特
徴を検出する顔特徴検出手段と、この顔特徴検出手段に
より検出された顔の特徴を表す顔特徴データを入力デー
タとして所定のファジールールに従ってファジー推論を
行い、該ファジー推論の結果に基づいて前記顔の推定年
齢を推定する年齢推定手段と、を備えている。また、本
発明によるさらに別な年齢推定装置は、前記年齢推定手
段によって推定された年齢と前記顔特徴検出手段によっ
て検出された顔とを表示する表示手段を、さらに備えて
いる。また、本発明によるさらに別な年齢推定装置は、
実年齢を指定する実年齢指定定手段と、この実年齢指定
手段によって年齢された実年齢と前記年齢推定手段によ
り推定された推定年齢とを表示する表示手段を、さらに
備えている。なお、前記顔特徴検出手段は、顔を撮影す
る顔撮影手段と、この顔撮影手段により撮影された顔の
縦横比、顔の全体に対する目の高さ、目の大きさ、しわ
の本数、髪際の後退度のうちの少なくとも1つを顔の特
徴として検出する検出手段と、を備えて構成されてもよ
い。
【0008】
【作用】本発明では、顔特徴データが顔特徴データ記憶
手段から読み出され、その顔特徴データに応じてパーツ
パターン記憶手段から対応する各パーツ毎のパーツパタ
ーンが読み出されて組み合せることにより、顔画像(例
えば、自分の顔あるいは他人の顔)が自動的に作成され
る。次いで、特徴データ検出手段によって顔画像作成手
段によって作成された顔画像についての年齢に応じた特
徴データが検出され、この検出データを入力パラメータ
として所定のファジールールに従ってファジー推論が行
われ、その推論結果に基づいて顔画像作成手段によって
作成された顔画像の年齢が推定される。
【0009】また、別な本発明では、顔特徴検出手段に
より顔の特徴が検出されると、その顔の特徴を表す顔特
徴データが年齢推定手段に対し、入力データとして入力
されるため、所定のファジールールに従ってその入力デ
ータがファジー推論される。そのため、該ファジー推論
の結果に基づいて前記顔の推定年齢が推定される。した
がって、特殊な技能を必要とすることなく、顔から客観
的な年齢を迅速かつ容易に推定することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る年齢推定装置の一実施
例を示す構成図である。図1において、年齢推定装置は
大きく分けてCPU1、特徴スイッチ2、カーソルスイ
ッチ3、表示スイッチ4、位置修正スイッチ5、年齢推
定スイッチ6、年齢入力キー7、プログラムROM8、
ワークRAM9、パーツ画面ROM10、VRAM1
1、テーブルROM12および表示部13によって構成
される。
【0011】CPU1は装置全体を制御するもので、特
徴スイッチ2、カーソルスイッチ3、表示スイッチ4、
位置修正スイッチ5、年齢推定スイッチ6、年齢入力キ
ー7によって顔のパーツや特徴等の指定操作が行われる
と、その操作情報に応じてプログラムROM8に格納さ
れているプログラムに従い、年齢データに応じた顔特徴
データをテーブルROM12から読み出し、その顔特徴
データに応じてパーツ画面ROM10から対応する各パ
ーツ毎のパーツパターンを読み出して組み合せることに
より、顔画像(例えば、自分の顔あるいは他人の顔)を
作成する処理を行う。また、作成された顔画像について
の年齢に応じた特徴データを検出し、この検出データを
入力パラメータとして所定のファジールールに従ってフ
ァジー推論を行い、その推論結果に基づいて作成された
顔画像の年齢を推定する処理を行う。CPU1は顔画像
作成手段、特徴データ検出手段、顔特徴検出手段、実年
齢指定定手段および年齢推定手段としての機能を有す
る。
【0012】特徴スイッチ2は顔の特徴を指定するスイ
ッチであり、顔を構成する各パーツ(例えば、髪型、顔
の輪郭、眉、目、鼻、口等)を順番に指定するものであ
る。本実施例では顔を構成する各パーツとして6個用意
されている。カーソルスイッチ3は表示部13に表示さ
れた顔画像について、顔を構成する各パーツ(例えば、
髪、眉、目、鼻、口等)を択一的に選択するものであ
る。具体的には、画面上のカーソル位置(例えば、点滅
状態で表される)を動かすことにより、パーツを選択す
る。なお、カーソルスイッチ3の他に、マウス等を用い
てもよい。マウスの使用は他のスイッチについても同様
である。
【0013】表示スイッチ4は顔画像を表示部13に表
示させて修正したり、作成した顔画像が所望の状態であ
るとき、でき上がり画面としてセットしたりするときに
操作されるものである。位置修正スイッチ5は顔を構成
する各パーツ(特に、眉)の位置を修正するときに操作
されるもので、例えばアップおよびダウン式の押しボタ
ンたタイプのスイッチからなる。年齢推定スイッチ6は
作成された顔画像の年齢を推定するときに操作されるも
のである。年齢入力キー7は年齢に関するデータを入力
して指定するもので、年齢に関するデータとしては実際
の年齢、生年月日、何年先、何年後がある。年齢入力キ
ー7は、例えば年齢あるいは生年月日を簡単に入力でき
るようにテンキーが用いられる。年齢入力キー7により
入力された年齢は図16に示すように表示部13に表示
される。
【0014】プログラムROM8はCPU1の制御プロ
グラムを格納しており、その内容は後述の各図に示され
る。ワークRAM9はCPU1の行う制御においてワー
クエリアとして用いられる。パーツ画面ROM10は顔
画像を表す各パーツ毎のパーツパターンを記憶してお
り、パーツパターン記憶手段を構成する。ここで、パー
ツ画面ROM10に記憶されている顔のパーツ種類
(N)としては顔を構成する各種のものがあり、例えば
髪型、顔の輪郭、目、眉毛、鼻、口というに複数種用意
されている。なお、この他、肩、胸部、胴部、足などの
パーツ種類(N)を用意してもよい。
【0015】パーツパターンは各パーツの変形態様(特
に、年齢に応じた特徴を有する形状のパーツパターン)
であり、例えば男性の髪型について各種のタイプに対応
して複数種のものが予め設けられ、パーツ画面ROM1
0に記憶されている。この場合、顔画像を構成する各種
のパーツパターンは、顔の輪郭、目、眉毛などの各パー
ツ毎で、かつ年齢に応じて複数用意されている。また、
各パーツパターンについては、さらにそのバリエーショ
ンが予め用意されて記憶されており、例えば顔の輪郭パ
ターンのバリエーションとして16種類の各輪郭パター
ンがある。これらは多様な顔の輪郭が存在するという実
情に合せて設けられているものである。
【0016】VRAM11は顔画像を作成するときに、
その作成画像を1画面単位で記憶するもので、VRAM
11としては、例えば半導体メモリが用いられる。テー
ブルROM12は年齢に応じた顔特徴データを記憶する
もので、顔特徴データ記憶手段を構成する。年齢に応じ
た顔特徴データとしては、顔の縦横比、顔の全体に対す
る目の高さ、目の大きさ、しわの本数、髪際の後退度等
がある。テーブルROM12に記憶されている顔特徴デ
ータを具体的に説明すると、例えば縦軸に顔の特徴を表
すパーツとして目尻のしわ、額のしわ、ほおのしわ等・
・・を配置し、横軸に30歳から順次5歳ずつ年齢を区
切って100歳までの特徴を配置するような構成で顔特
徴データが予め用意される。この場合、例えば目尻のし
わに着目すると、30歳では目尻のしわがないが、年齢
が上がるに従って目尻のしわが増えるように年齢に応じ
た顔の特徴(この場合は目尻のしわ)が予め記憶されて
いる。また、テーブルROM12は後述するファジー推
論において使用するメンバシップ関数を表すテーブルデ
ータを記憶している。
【0017】表示部(表示手段)13はCPU1によっ
て作成処理される顔画像および推定された年齢等を表示
するもので、VRAM11との間でデータの授受を行い
ながら、作成途中で各パーツを選択したあとの顔画像を
表示したり、完成した顔画像および推定年齢等を表示し
たりする。表示部13は顔画像等を表示するために、例
えばTVディスプレイを有している。なお、画像等を表
示する部分はTVディスプレイに限らず、例えば専用の
モニタ装置、あるいはCRTを有するものでなく、LC
D等の液晶によって画像を表示するものでもよい。ある
いは、他の用途にも兼用されているものを用いてもよ
い。
【0018】ここで、年齢推定処理のファジールールに
ついて説明する。図2(a)、(b)は前件部のメンバ
ーシップ関数で、そのうち図2(a)は顔の縦横比に関
するメンバーシップ関数、図2(b)は目の位置に関す
るメンバーシップ関数である。また、図2(c)は後件
部におけるファジー出力で、年齢に関するメンバーシッ
プ関数である。
【0019】なお、各メンバーシップ関数におけるラベ
ルの意味は、次の通りである。 FS:「顔の縦横比が小さい」 FM:「顔の縦横比が中くらいである」 FL:「顔の縦横比が大きい」 EL:「目の位置が低い」 EM:「目の位置が中くらいである」 EH:「目の位置が高い」 YY:「年齢が若い」 YM:「年齢が中年」 YO:「年齢が高い」 なお、「年齢が中年」は基準とする年齢(例えば、30
歳)は対象となる人物層に応じて適切に定めればよい。
【0020】ファジィルールは、いわゆるIF、THE
N(もし、ならば)の形式で表現される。本実施例で
は、以下の3つのルールを採用している。 ルールA:IF 顔の縦横比=FL AND 目の位置=EL THEN ファジー出力=YY(年齢は若い) ファジィルールAは、「もし、顔の縦横比が大きく、かつ目の位置が低い場合 には年齢は若い。」という意味である。 ルールB:IF 顔の縦横比=FM AND 目の位置=EM THEN ファジー出力=YM(年齢は中年) ファジィルールBは、「もし、顔の縦横比が中くらいで、かつ目の位置が中く らいの場合には年齢は中年である。」という意味である。 ルールC:IF 顔の縦横比=FS AND 目の位置=EH THEN ファジー出力=YO(年齢は高い) ファジィルールCは、「もし、顔の縦横比が小さく、かつ目の位置が高い場合 には年齢は高い。」という意味である。
【0021】次に、作用を説明する。図3は顔画像作成
・年齢推定処理のメインプログラムを示すフローチャー
トである。このプログラムがスタートすると、まずステ
ップS10で初期設定を行う。初期設定では各種レジス
タ、ワークRAM9、VRAM11のクリア、サブルー
チンのイニシャライズ、フラグのリセット等が行われ
る。次いで、ステップS12でポインタMを[0]にク
リアする。ポインタMは顔の特徴、年齢等の情報を入力
するときの指定用として用いられるもので、その値はC
PU1内の対応するレジスタに格納される。
【0022】次いで、ステップS14でVRAM11の
内容を表示部13に表示させる。これにより、例えば作
成途中で各パーツごとの所要のパーツパターンの組み合
せで作成された顔画像や完成した顔画像、さらにはファ
ジー推論結果が出た場合と、その推定結果に基づいて推
定した年齢とそのときの顔画像とが表示部13に表示さ
れる(図16参照)。そして、以後はこのステップS1
4に待機し、このとき各スイッチからの割り込み信号に
基づいて必要な処理が行われる。すなわち、各パーツを
選択するときの処理等は、全て以下に示す割り込みルー
チンで実行される。
【0023】図4は特徴スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。特徴スイッチ2が操作される
と、この特徴スイッチ割り込みルーチンに移行する。こ
の割り込みルーチンに移行すると、まずステップS20
でポインタMを[1]だけインクリメントする。次い
で、ステップS22でポインタMが[9]に等しいか否
かを判別する。ここで、ポインタMを[9]と比較する
のは、顔の特徴を表す顔特徴データとして8個あるの
で、8個を超えた値である[9]になったか否かを判断
するためである。
【0024】ポインタMが[9]に等しくなければ、ス
テップS26に進んでワークRAM9における(M+O
FFSET1)番地のデータをスタートアドレスとして
画面データの内容をVRAM11に転送する。例えば、
M=1のときには(1+OFFSET1)番地のデータ
がスタートアドレスとなってワークRAM9の画面デー
タの内容がVRAM11に転送される。
【0025】ここて、ワークRAM9には図5に示すよ
うに、(OFFSET1+1)番地から主にOFFSE
T4番地までの間に各種の必要なデータが一時的に格納
される。例えば、(OFFSET1+1)番地をアドレ
スとするエリアは、ポインタM=1によって指定される
ADD1なるデータが格納され、このデータはパーツ画
面ROM10に記憶されている各パーツ毎のアドレスに
対応する。同様に、(OFFSET1+2)番地をアド
レスとするエリアは、ポインタM=2によって指定され
るADD2なるデータが格納され、以下、(OFFSE
T1+7)番地をアドレスとするエリアは、ポインタM
=7によって指定されるADD7なるデータデータが格
納される。
【0026】ワークRAM9の他のエリアを説明する
と、(OFFSET2+1)番地、(OFFSET2+
2)番地・・・・はカーソル位置に対応するデータが格
納される。(OFFSET3+1)番地、(OFFSE
T3+2)番地・・・・は顔の特徴を表すデータが格納
される。具体的には、(OFFSET3+1)番地をア
ドレスとするエリアは、髪型に関するデータが格納され
るもので、データの最上位ビット(aで示す部分)には
男性あるいは女性を区別する性別パラメータが格納され
る。性別パラメータは1ビット単位であり、[1]のと
き男性を表し、[0]のとき女性を表す。
【0027】また、(OFFSET3+1)番地をアド
レスとするエリアのうち上位側のビット領域(上位ビッ
ト群)bには髪型に関するデータが格納され、同エリア
のうち下位側のビット領域(下位ビット群)cには髪型
に関して年齢に応じた特徴データが格納される。(OF
FSET3+2)番地をアドレスとするエリアは、顔の
輪郭に関するデータが格納されるもので、データの最上
位ビットaには性別パラメータが格納される。(OFF
SET3+2)番地をアドレスとするエリアのうち上位
ビット群bには顔の輪郭に関するデータが格納され、同
エリアのうち下位ビット群cには顔の輪郭に関して年齢
に応じた特徴データが格納される。(OFFSET3+
3)番地をアドレスとするエリアは、目に関するデータ
が格納されるもので、データの最上位ビットaには性別
パラメータが格納される。(OFFSET3+3)番地
をアドレスとするエリアのうち上位ビット群bには目に
関するデータが格納され、同エリアのうち下位ビット群
cには目に関して年齢に応じた特徴データが格納され
る。
【0028】以下、同様にして(OFFSET3+4)
番地をアドレスとするエリアは、眉に関するデータが格
納されるという具合に順次データ(例えば、鼻、口等)
が格納される。なお、顔の特徴パーツのうち、年齢に応
じて変化が著しいパーツは上述した髪型、輪郭、目の3
種類であり、したがって、年齢に応じた特徴データとし
ては、これら3種類(髪型、輪郭、目)について年齢に
応じて変化した態様が特徴データとして格納される。O
FFSET4番地には年齢に関するデータが格納され
る。
【0029】さて、例えば前述したようにポインタM=
1のときには(1+OFFSET1)番地のデータがス
タートアドレスとなってワークRAM9の画面データの
内容がVRAM11に転送されるが、このときワークR
AM9における(1+OFFSET1)番地のデータは
ADD1であり、その内容は図6に示すようにパーツ画
面ROM10に記憶されている各パーツ毎の画面のうち
の1つである。図10において、ADD1のアドレスに
対応する画面データは性別を選択する画面であり、した
がって、M=1のときはADD1に対応して[01]:
男性あるいは[02]:女性のどちらかの指定を促す画
面が表れる。
【0030】同様に、図6においてADD2のアドレス
に対応する画面データは髪型を選択する画面であり、例
えば[01]は髪の量が豊かな七三分け、[02]は髪
の量が薄い七三分け、・・・・・というようになってい
る。このADD2に対応して髪型の選択を促す画面する
画面が表れる。ADD3のアドレスに対応する画面デー
タは顔の輪郭を選択する画面であり、例えば[01]は
丸型、[02]は四角型、・・・・・というようになっ
ている。このADD3に対応して顔の輪郭の選択を促す
画面する画面が表れる。ADD4のアドレスに対応する
画面データは目を選択する画面であり、例えば[01]
は目が丸い二重まぶた、[02]は目が卵型、・・・・
というようになっている。このADD4に対応して目の
形の選択を促す画面する画面が表れる。
【0031】ADD5のアドレスに対応する画面データ
は眉毛を選択する画面であり、例えば[01]は眉毛が
三ケ月形、[02]は眉毛がさがり型、・・・・という
ようになっている。このADD5に対応して眉毛の形の
選択を促す画面する画面が表れる。ADD6のアドレス
に対応する画面データは鼻を選択する画面であり、例え
ば[01]は鼻が大きくて高い、[02]は鼻が小さく
て低い、・・・・というようになっている。このADD
6に対応して鼻の選択を促す画面する画面が表れる。A
DD7のアドレスに対応する画面データは口を選択する
画面であり、例えば[01]、[02]、・・・・とい
うようになっている。このADD7に対応して口の選択
を促す画面する画面が表れる。また、この他にもADD
8以降のアドレスに対応する画面データが年齢の入力を
要請する画面となっており、これに対応して年齢入力キ
ー7からの年齢の入力を促す画面する画面が表れる。さ
らに、ADD8以降のアドレスに対応する画面データと
して、各パ−ツ毎のパーツパターンを格納するエリアが
ある。具体的には、髪型のパーツパターン、顔の輪郭の
パーツパターン、目のパーツパターン、・・・・という
具合に各種のパーツパターンが格納されている。
【0032】再び図4の説明に戻り、ステップS26の
処理を経ると、リターンする。そして、次の特徴スイッ
チ割り込みルーチンになると、同様の処理を繰り返す。
このとき、まずステップS20でポインタMをインクリ
メントし、ステップS22でポインタMが[9]に等し
くなると、ステップS24に進んでポインタMを[1]
に戻し、その後、ステップS26に進む。このようにし
て特徴スイッチ2が操作される度にポインタMを[1]
ずつインクリメントしていき、ポインタMが[9]に等
しくなると再びポインタMを[1]に戻すことが行われ
る。したがって、ポインタM=1に対応するワークRA
M9の(M+OFFSET1)番地のデータをスタート
アドレスとして画面データの内容がVRAM11に転送
され、以後、特徴スイッチ2が操作される度にポインタ
Mが[1]ずつインクリメントされて(M+OFFSE
T1)番地の画面データの内容がVRAM11に転送さ
れ、表示部13に表示される。
【0033】特徴スイッチ2が操作される度毎の画面デ
ータの内容は、図6のADD1からADD7に対応する
データに応じて変化する。すなわち、特徴スイッチ2を
操作すれば、その都度、特徴スイッチ割り込みルーチン
に移行し、図6のADD1からADD7に対応するデー
タに応じた画面が表れる。オペレータは、これらの画面
を見ながら性別、髪型、目、眉毛、・・・・等について
顔の特徴を選択していくことになる。
【0034】図7はカーソルスイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。カーソルスイッチ3が操
作されると、このカーソルスイッチ割り込みルーチンに
移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まずス
テップS80で顔画像データを表示中であるか否かを判
別する(例えば、表示フラグにより判断する)。これ
は、表示部13に顔画像の画面が表示されているか否か
を判断するもので、顔画像が表示されていればカーソル
が現れていないからである。したがって、画像データを
表示中であれば今回のルーチンはリターンする。
【0035】一方、顔画像データを表示中でないときは
続くステップS82に進んでワークRAM9の(M+O
FFSET2)番地のデータをカーソル位置に応じて変
更する。OFFSET2番地はカーソル位置に対応する
データを格納するものであるから、例えば、M=2のと
きは髪型に関して(OFFSET2+1)番地のデータ
がカーソル位置に応じて変更される。また、M=3のと
きは輪郭に関してOFFSET2+2番地のデータがカ
ーソル位置に応じて変更される。例えば、パーツパター
ンを選択するためにカーソルスイッチ3を操作した場合
に、輪郭に関する各種のパーツパターンのバリエーショ
ンのうちの1つをカーゾルで選択する。
【0036】次いで、ステップS84でカーソル位置の
表示を変更する。これにより、カーソルスイッチ3を操
作して動かした場合には、その表示位置が変更されて画
面に示される。次いで、ステップS86でポインタMが
[1]であるか否かを判別する。すなわち、性別を判断
する画面であるか否かを判別する。M=[1]のときは
ステップS88に進んで(OFFSET2+M)番地の
データが男を表すか否かを判別する。男を表すものであ
るときは、まずステップS90でN=1に戻す。Nは性
別ポインタである。これは、性別ポインタNを最小の
値、すなわち(OFFSET2+1)番地に対応するエ
リアから順次インクリメントしていくためである。(O
FFSET4+M)番地は顔の特徴を表すデータが格納
され、そのデータの最上位ビットMSB(aで示す部
分)には男性あるいは女性を区別する性別パラメータが
格納される。性別パラメータは1ビット単位であり、
「1」のとき男性を表し、「0」のとき女性を表す。
【0037】次いで、ステップS92に進んで(OFF
SET3+N)番地のデータのMSBを「1」にセット
する。このとき、N=1であるから、まず(OFFSE
T4+1)番地のデータのMSBが「1」にセットされ
ることになる。次いで、ステップS94で性別ポインタ
Nをインクリメントする。これにより、N=2となる。
次いで、ステップS96でN=7になったか否かを判別
する。N=7を判断するのは、(OFFSET3+N)
番地の最大番地まで、そのMSBを「1」にセットする
ためである。今回はN=7でないから、ステップS92
に戻って同様の処理を繰り返す。したがって、次回はN
=2であるから、(OFFSET3+2)番地のデータ
のMSBが「1」にセットされる。以下同様にして、
(OFFSET3+3)番地、・・・(OFFSET3
+6)番地の各データのMSBがそれぞれ「1」にセッ
トされていく。
【0038】そして、ステップS96でN=7になる
と、今回のカーソルスイッチ割り込みルーチンを終了し
てメインプログラムにリターンする。一方、ステップS
86でポインタMが[1]でないときは、ステップS1
06にジャンプして(OFFSET2+M)番地の内容
を{(OFFSET3+(M−1)}番地のデータのM
SBを除く上位ビット群bに転送する。これにより、カ
ーソルスイッチ3によって指定された位置のデータ内容
が顔の特徴データを格納するエリアに転送されることに
なる。ステップS106を経ると、カーソルスイッチ割
り込みルーチンを終了してメインプログラムにリターン
する。また、ステップS88でNOのとき、すなわち
(OFFSET2+M)番地のデータが男を表すもので
なく、女を表すものであるときは、ステップS98に進
んで性別ポインタNをN=1に戻す。これは、性別ポイ
ンタNを最小の値、すなわち(OFFSET2+1)番
地に対応するエリアから順次インクリメントしていくた
めである。
【0039】次いで、ステップS100で(OFFSE
T3+N)番地のデータのMSBを「0」にセットす
る。このとき、N=1であるから、まず(OFFSET
3+1)番地のデータのMSBが「0」にセットされる
ことになる。次いで、ステップS102で性別ポインタ
Nをインクリメントする。これにより、N=2となる。
次いで、ステップS104でN=7になったか否かを判
別する。N=7を判断するのは、(OFFSET3+
N)番地の最大番地まで、そのMSBを「0」にセット
するためである。今回はN=7でないから、ステップS
100に戻って同様の処理を繰り返す。したがって、次
回はN=2であるから、(OFFSET3+2)番地の
データのMSBが「0」にセットされる。以下同様にし
て、(OFFSET3+3)番地、・・・(OFFSE
T3+6)番地の各データのMSBがそれぞれ「0」に
セットされていく。そして、ステップS104でN=7
になると、今回のカーソルスイッチ割り込みルーチンを
終了してメインプログラムにリターンする。
【0040】図8は表示スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。表示スイッチ4が操作される
と、この表示スイッチ割り込みルーチンに移行する。こ
の割り込みルーチンに移行すると、まずステップS15
0で表示フラグを反転させる。したがって、表示フラグ
は、表示スイッチ4が操作される度に反転する。例え
ば、最初は表示フラグが「0」で、操作されると、表示
フラグが「1」になり、以後、操作毎に「0」、「1」
を繰り返す。このようにして、前回のルーチンに対して
表示スイッチ4が操作されたか否かを判断する。
【0041】次いで、ステップS152で表示フラグが
「1」であるか否かを判別する。表示フラグが「1」と
いうことは、例えば最初のルーチンの場合である。この
ときはステップS154に分岐して(OFFSET1+
M)番地にストアされた内容をスタートアドレスにした
画面データをVRAM9に転送する。このとき、M=1
であればワークRAM9における(1+OFFSET
1)番地のデータであるADD1が読み出される。AD
D1のアドレスに対応する画面データは性別を選択する
画面であり、したがって、ADD1に対応して最初は性
別の選択を促す画面が表示部13に表示される。この画
面に従ってオペレータはカーソルスイッチ3を操作して
[01]:男性あるいは[02]:女性のどちらかを指
定する。ステップS154を経ると、メインプログラム
にリターンする。
【0042】一方、最初のルーチンを終了した後は、表
示スイッチ4が操作される度に表示フラグが反転するの
で、次回はステップS152の判別結果がYESにな
り、ステップS156に進む。ステップS156ではポ
インタMを[1]に戻す。ポインタM=1は性別、M=
2は髪型、M=3は輪郭、M=4は目、・・・・という
ように対応しているから、ステップS156でポインタ
Mを[1]に戻すのは、最初に性別を判断し、次いで、
髪型から年齢に応じた特徴データ(例えば、パーツパタ
ーン)を順次選択して表示させるためである。
【0043】次いで、ステップS158で(M+OFF
SET3)番地にストアされた内容をスタートアドレス
にした画面データをVRAM11に転送する。このと
き、ワークRAM9における(OFFSET3+M)番
地のデータは顔の特徴データを格納するエリアである。
したがって、顔の特徴データに応じた顔画像が表示部1
3に表示される。
【0044】次いで、ステップS160でポインタMを
インクリメントし、ステップS162でポインタMが
[7]であるか否かを判別する。これは、顔の特徴デー
タとして髪型、輪郭、目の6つの全ての特徴データの選
択が終了したか否かを判断するものである。M=[7]
でなければステップS158に戻って同様のループを繰
り返す。このようにしてポインタMが[1]〜[6]の
範囲で上記処理が繰り返され、ステップS162でM=
[7]になると、今回のルーチンを終了してメインプロ
グラムにリターンする。
【0045】図9は位置修正スイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。位置修正スイッチ5が操
作されると、この位置修正スイッチ割り込みルーチンに
移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まずス
テップS200で表示フラグが[1]であるか否かを判
別する。表示フラグは、前述のごとく表示スイッチ4が
が操作されると反転する。
【0046】ステップS200で表示フラグが[1]で
ないときは表示部13に顔画像が表示されていないと判
断し、今回のルーチンを終了してメインプログラムにリ
ターンする。一方、表示フラグが[1]であると、顔画
像が表示されていると判断し、続くステップS202に
進む。ステップS202では位置修正スイッチ5の操作
結果がパーツの位置をアップさせるものであるか否かを
判別する。位置修正スイッチ5は顔を構成するパーツ
(特に、眉)の位置を修正するときに操作されるもの
で、押しボタンタイプのアップスイッチおよびダウンス
イッチからなるため、ここではアップスイッチが押され
たか否かを判別する。アップスイッチが押されていなけ
れば、ダウンスイッチが押されたと判断してステップS
204に進む。
【0047】ステップS204では(3+OFFSET
3)番地にストアされている内容をアドレスとして画面
データを順次読み出し、ステップS206で読み出され
た画面データのy座標を[1]だけデクリメントした値
に変換してVRAM11に転送する。これにより、目に
ついては位置修正スイッチ5の操作により、その位置
(特に、y座標位置)が下がるように変化し、目につい
ての配置が下方に修正された顔画像が表示部13に表示
される。一般的には、年齢が上がると、目の位置が上が
るような傾向にあり、目の位置が修正されると、年齢の
推定精度が向上する。ステップS206を経ると、今回
のルーチンを終了してメインプログラムにリターンす
る。
【0048】一方、ステップS202でアップスイッチ
が押されたときは、ステップS208に進み、(3+O
FFSET3)番地にストアされている内容をアドレス
として画面データを順次読み出し、ステップS210で
読み出された画面データのy座標を[1]だけインクリ
メントした値に変換してVRAM11に転送する。これ
により、目の位置(特に、y座標位置)が上がるように
変化し、目についての配置が上方に修正された顔画像が
表示部13に表示される。ステップS210を経ると、
今回のルーチンを終了してメインプログラムにリターン
する。
【0049】図10は年齢推定スイッチ割り込みルーチ
ンを示すフローチャートである。年齢推定スイッチ6が
操作されると、この年齢推定スイッチ割り込みルーチン
に移行する。この割り込みルーチンに移行すると、まず
ステップS300で表示フラグが「1」であるか否かを
判別する。ステップS300で表示フラグが[1]でな
いときは顔画像が表示されていないと判断し、今回のル
ーチンを終了してメインプログラムにリターンする。
【0050】一方、表示フラグが[1]であると、顔画
像が表示されていると判断してステップS302以降の
処理を実行する。まず、ステップS302では(OFF
SET3+2)番地にストアされた内容(すなわち、顔
の輪郭)を読み出し、ステップS304で読み出された
データに基づいて顔の縦横比を求め、求めた値をCPU
1内のAレジスタにストアする。これは、顔画像の輪郭
データによって作成顔画像の縦横比を求めるもので、基
準となる縦横比は予め持っている。顔の縦横比を検出す
ることにより、ファジー推論により年齢を推定するため
である。したがって、Aレジスタにストアされた内容
は、ファジー推論における入力パラメータの1つにな
る。なお、顔画像き縦方向(頭の頂部とあごの底部とを
結ぶ方向)の長さと横方向(顔の左右方向)の長さを当
該顔画像から実測することにより、顔画像の縦横比を求
めるようにしてもよい。
【0051】次いで、ステップS306で(OFFSE
T3+3)番地にストアされた内容(すなわち、目の位
置)を読み出し、ステップS308で読み出されたデー
タに基づいて目の位置データを求める。なお、顔画像か
ら実際に目の位置を測定することで、求めるようにして
もよい。次いで、ステップS310で求めた位置データ
を位置修正スイッチ5で修正された座標位置(y座標の
位置)によって修正し、修正した値をCPU1内のBレ
ジスタにストアする。これは、顔画像の目の位置データ
によって作成顔画像の目の位置を求め、このとき位置修
正スイッチ5が操作されていれば、その修正値も考慮に
入れて最終的に目の位置を求めるものである。なお、位
置修正スイッチ5が操作されていなければ、修正値が
[0]で何も加算されないことになる。目の位置を検出
することにより、ファジー推論により年齢を推定するた
めである。したがって、Bレジスタにストアされた内容
は、ファジー推論における入力パラメータの1つにな
る。
【0052】以上で、ファジー推論における2つの入力
パラメータ(顔の縦横比および目の位置)が求められた
ので、次いで、ファジー推論の処理を行う。まず、ステ
ップ312で顔の縦横比および目の位置に基づいて前述
したファジールールAの演算を行う。同様に、ステップ
S314、ステップS316では顔の縦横比および目の
位置に基づいてそれぞれ前述したファジールールB、フ
ァジールールCの演算を行う。これらファジールール
A、B、Cの詳しい処理内容は後述のサブルーチンで説
明する。これにより、ファジー推論における前件部の処
理が行われ、各メンバーシップ関数に対する適合度が求
められる。
【0053】次いで、ステップS318でルール演算で
得られたデータの最大値をとる処理(すなわち、MAX
演算=OR処理)を行うとともに、ステップS320で
このデータの重心計算を行って脱ファジー化する。これ
により、ファジー推論における後件部の処理が行われて
作成顔画像の推定年齢jが求められる。なお、最大値演
算および重心演算の詳しい処理内容は後述のサブルーチ
ンで説明する。次いで、ステップS320で得られた推
定年齢jをVRAM11に転送して表示部13によって
表示する。これにより、作成された顔画像から客観的に
年齢が迅速かつ容易に推定され、かつ平均的な年齢との
対比結果がわかる。
【0054】図11はファジールールA演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。まず、ステップ
S350でAレジスタの内容(顔の縦横比)をアドレス
にして、テーブルROM12における「縦横比が大き
い」というメンバーシップ関数が格納されているFLテ
ーブルからデータ(前件部データ)Daを読み出す。こ
の場合のデータは、図2(a)に示すメンバーシップ関
数FLの適合度(グレード)に相当し、0〜1の範囲の
値である。すなわち、データDaは顔の縦横比という入
力値に対してルールAが示した適合度である。データD
aは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納され、
これは後述のデータDbについても同様である。
【0055】同様に、ステップS352でBレジスタの
内容(目の位置)をアドレスにして、テーブルROM1
2における「目の位置が低い」というメンバーシップ関
数が格納されているELテーブルからデータ(前件部デ
ータ)Dbを読み出す。この場合のデータは、図2
(b)に示すメンバーシップ関数ELの適合度に相当
し、0〜1の範囲の値である。すなわち、データDbは
目の位置という入力値に対してルールAが示した適合度
である。次いで、ステップS354でデータDaがデー
タDb以上であるか否かを判別し、Da≧Dbのときは
ステップS356に進んで、値の小さい方をデータDと
して採用する。このケースではD=Dbとなる。
【0056】この処理は、各データの論理積をとるもの
で、いわゆる「MINをとる」ことに相当するものであ
る。これは、「MINをとる」ことにより、2つの入力
値に対して少なくとも両方を満足する状態を得るためで
ある。これにより、データDaとデータDbのうち、最
小のものが今回のルーチンにおいてルールAが示す判断
として採用される。一方、Da<Dbのときはステップ
S358に進んで、D=Daを採用する。このように、
ルールAに対して、その時点での2つの入力値(顔の縦
横比および目の位置)が判断され、ルールAの前件部に
対する適合度が求められる。
【0057】次いで、ステップS360でアドレスポイ
ンタiを[0]にリセットし、ステップS362でアド
レスポインタiが終了アドレスに等しいか否か判別す
る。終了アドレスでなければ、続くステップS364で
iをアドレスとしてテーブルROM12の「年齢は若
い」というメンバーシップ関数が格納されているYYテ
ーブルからデータ(後件部データ)Eを読み出す。この
場合のデータは、図2(c)に示すメンバーシップ関数
YYの適合度に相当し、0〜1の範囲の値である。デー
タEは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納され
る。
【0058】次いで、ステップS366でデータDとデ
ータEを比較し、D>EのときはステップS368に進
んでiをアドレスとしてワークRAM9に入っているP
AテーブルにデータEを書き込む。一方、D≦Eのとき
はステップS370に進んで同じくiをアドレスとして
ワークRAM9に入っているPAテーブルにデータDを
書き込む。このように、小さい方の値が採用されてメン
バーシップ関数YYをカットする処理が行われる。この
処理は、後件部たるメンバーシップ関数YYを前件部の
適合度に応じてカットする「いわゆる頭切り法」を行う
ものである。
【0059】次いで、ステップS372でアドレスポイ
ンタiを[1]だけインクリメントし、その後、ステッ
プS362に戻る。そして、ステップS362でアドレ
スポインタiが終了アドレスに等しくなるまで、同様の
処理を繰り返し、アドレスポインタiが終了アドレスに
等しくなると、図10の年齢推定スイッチ割り込みルー
チンにリターンする。アドレスポインタiを終了アドレ
スまでインクリメントすることにより、メンバーシップ
関数YYをすべてサーチすることになる。これにより、
メンバーシップ関数YYに対して前件部の適合度に応じ
た「頭切り法」が実行される。このようにして、顔の縦
横比および目の位置に基づいてファジールールAの演算
が行われ、「顔の縦横比が大きく、かつ目の位置が低い
場合には年齢は若い」という処理に対してどの程度適合
しているかが算出される。すなわち、年齢は若いという
ファジー推定値が、頭切りしたメンバーシップ関数YY
の大きさとして求められる。
【0060】図12はファジールールB演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。まず、ステップ
S400でAレジスタの内容(顔の縦横比)をアドレス
にして、テーブルROM12における「縦横比が中くら
い」というメンバーシップ関数が格納されているFMテ
ーブルからデータ(前件部データ)Daを読み出す。こ
の場合のデータは、図2(a)に示すメンバーシップ関
数FMの適合度(グレード)に相当し、0〜1の範囲の
値である。すなわち、データDaは顔の縦横比という入
力値に対してルールBが示した適合度である。データD
aは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納され、
これは後述のデータDbについても同様である。
【0061】同様に、ステップS402でBレジスタの
内容(目の位置)をアドレスにして、テーブルROM1
2における「目の位置が中くらい」というメンバーシッ
プ関数が格納されているEMテーブルからデータ(前件
部データ)Dbを読み出す。この場合のデータは、図2
(b)に示すメンバーシップ関数EMの適合度に相当
し、0〜1の範囲の値である。すなわち、データDbは
目の位置という入力値に対してルールAが示した適合度
である。次いで、ステップS404でデータDaがデー
タDb以上であるか否かを判別し、Da≧Dbのときは
ステップS406に進んで、値の小さい方をデータDと
して採用する。このケースではD=Dbとなる。
【0062】この処理は、各データの論理積をとるもの
で、いわゆる「MINをとる」ことに相当するものであ
る。これは、「MINをとる」ことにより、2つの入力
値に対して少なくとも両方を満足する状態を得るためで
ある。これにより、データDaとデータDbのうち、最
小のものが今回のルーチンにおいてルールBが示す判断
として採用される。一方、Da<Dbのときはステップ
S408に進んで、D=Daを採用する。このように、
ルールBに対して、その時点での2つの入力値(顔の縦
横比および目の位置)が判断され、ルールBの前件部に
対する適合度が求められる。
【0063】次いで、ステップS410でアドレスポイ
ンタiを[0]にリセットし、ステップS412でアド
レスポインタiが終了アドレスに等しいか否か判別す
る。終了アドレスでなければ、続くステップS414で
iをアドレスとしてテーブルROM12の「年齢は中く
らい」というメンバーシップ関数が格納されているYM
テーブルからデータ(後件部データ)Eを読み出す。こ
の場合のデータは、図2(c)に示すメンバーシップ関
数YMの適合度に相当し、0〜1の範囲の値である。デ
ータEは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納さ
れる。
【0064】次いで、ステップS416でデータDとデ
ータEを比較し、D>EのときはステップS418に進
んでiをアドレスとしてワークRAM9に入っているP
BテーブルにデータEを書き込む。一方、D≦Eのとき
はステップS420に進んで同じくiをアドレスとして
ワークRAM9に入っているPBテーブルにデータDを
書き込む。このように、小さい方の値が採用されてメン
バーシップ関数YMをカットする処理が行われる。この
処理は、後件部たるメンバーシップ関数YMを前件部の
適合度に応じてカットする「いわゆる頭切り法」を行う
ものである。
【0065】次いで、ステップS422でアドレスポイ
ンタiを[1]だけインクリメントし、その後、ステッ
プS412に戻る。そして、ステップS412でアドレ
スポインタiが終了アドレスに等しくなるまで、同様の
処理を繰り返し、アドレスポインタiが終了アドレスに
等しくなると、図10の年齢推定スイッチ割り込みルー
チンにリターンする。アドレスポインタiを終了アドレ
スまでインクリメントすることにより、メンバーシップ
関数YMをすべてサーチすることになる。これにより、
メンバーシップ関数YMに対して前件部の適合度に応じ
た「頭切り法」が実行される。このようにして、顔の縦
横比および目の位置に基づいてファジールールBの演算
が行われ、「顔の縦横比が中くらいで、かつ目の位置が
中くらいの場合には年齢は中年」という処理に対してど
の程度適合しているかが算出される。すなわち、年齢は
中年というファジー推定値が、頭切りしたメンバーシッ
プ関数YMの大きさとして求められる。
【0066】図13はファジールールC演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。まず、ステップ
S450でAレジスタの内容(顔の縦横比)をアドレス
にして、テーブルROM12における「縦横比が小さ
い」というメンバーシップ関数が格納されているFSテ
ーブルからデータ(前件部データ)Daを読み出す。こ
の場合のデータは、図2(a)に示すメンバーシップ関
数FSの適合度(グレード)に相当し、0〜1の範囲の
値である。すなわち、データDaは顔の縦横比という入
力値に対してルールCが示した適合度である。データD
aは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納され、
これは後述のデータDbについても同様である。
【0067】同様に、ステップS452でBレジスタの
内容(目の位置)をアドレスにして、テーブルROM1
2における「目の位置が高い」というメンバーシップ関
数が格納されているEHテーブルからデータ(前件部デ
ータ)Dbを読み出す。この場合のデータは、図2
(b)に示すメンバーシップ関数EHの適合度に相当
し、0〜1の範囲の値である。すなわち、データDbは
目の位置という入力値に対してルールCが示した適合度
である。次いで、ステップS454でデータDaがデー
タDb以上であるか否かを判別し、Da≧Dbのときは
ステップS456に進んで、値の小さい方をデータDと
して採用する。このケースではD=Dbとなる。
【0068】この処理は、各データの論理積をとるもの
で、いわゆる「MINをとる」ことに相当するものであ
る。これは、「MINをとる」ことにより、2つの入力
値に対して少なくとも両方を満足する状態を得るためで
ある。これにより、データDaとデータDbのうち、最
小のものが今回のルーチンにおいてルールCが示す判断
として採用される。一方、Da<Dbのときはステップ
S458に進んで、D=Daを採用する。このように、
ルールCに対して、その時点での2つの入力値(顔の縦
横比および目の位置)が判断され、ルールCの前件部に
対する適合度が求められる。
【0069】次いで、ステップS460でアドレスポイ
ンタiを[0]にリセットし、ステップS462でアド
レスポインタiが終了アドレスに等しいか否か判別す
る。終了アドレスでなければ、続くステップS464で
iをアドレスとしてテーブルROM12の「年齢は高
い」というメンバーシップ関数が格納されているYOテ
ーブルからデータ(後件部データ)Eを読み出す。この
場合のデータは、図2(c)に示すメンバーシップ関数
YOの適合度に相当し、0〜1の範囲の値である。デー
タEは、例えばCPU1内の同名のレジスタに格納され
る。
【0070】次いで、ステップS466でデータDとデ
ータEを比較し、D>EのときはステップS468に進
んでiをアドレスとしてワークRAM9に入っているP
CテーブルにデータEを書き込む。一方、D≦Eのとき
はステップS470に進んで同じくiをアドレスとして
ワークRAM9に入っているPCテーブルにデータDを
書き込む。このように、小さい方の値が採用されてメン
バーシップ関数YOをカットする処理が行われる。この
処理は、後件部たるメンバーシップ関数YOを前件部の
適合度に応じてカットする「いわゆる頭切り法」を行う
ものである。
【0071】次いで、ステップS472でアドレスポイ
ンタiを[1]だけインクリメントし、その後、ステッ
プS462に戻る。そして、ステップS462でアドレ
スポインタiが終了アドレスに等しくなるまで、同様の
処理を繰り返し、アドレスポインタiが終了アドレスに
等しくなると、図10の年齢推定スイッチ割り込みルー
チンにリターンする。アドレスポインタiを終了アドレ
スまでインクリメントすることにより、メンバーシップ
関数YOをすべてサーチすることになる。これにより、
メンバーシップ関数YOに対して前件部の適合度に応じ
た「頭切り法」が実行される。このようにして、顔の縦
横比および目の位置に基づいてファジールールCの演算
が行われ、「顔の縦横比が小さく、かつ目の位置が高い
場合には年齢は高い」という処理に対してどの程度適合
しているかが算出される。すなわち、年齢は高いという
ファジー推定値が、頭切りしたメンバーシップ関数YO
の大きさとして求められる。
【0072】図14は最大値演算処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。まず、ステップS500で
アドレスポインタiを[0]にリセットし、ステップS
502でアドレスポインタiをアドレスとしてワークR
AM9に入っているPAメモリからデータD1を読み出
し、同名のレジスタへロードする。データD1は、ファ
ジールールAについての演算結果であり、具体的には、
「顔の縦横比が大きく、かつ目の位置が低い場合には年
齢は若い」という処理に対してどの程度適合しているか
算出して頭切りしたメンバーシップ関数YYに対応す
る。
【0073】次いで、ステップS504でアドレスポイ
ンタiをアドレスとしてワークRAM9に入っているP
BメモリからデータD2を読み出し、同名のレジスタへ
ロードする。データD2は、ファジールールBについて
の演算結果であり、具体的には、「顔の縦横比が中くら
いで、かつ目の位置が中くらいの場合には年齢は中年で
ある」という処理に対してどの程度適合しているか算出
して頭切りしたメンバーシップ関数YMに対応する。次
いで、ステップS506で同様にアドレスポインタiを
アドレスとしてワークRAM9に入っているPCメモリ
からデータD3を読み出し、同名のレジスタへロードす
る。データD3は、ファジールールCについての演算結
果であり、具体的には、「顔の縦横比が小さく、かつ目
の位置が高い場合には年齢は高い」という処理に対して
どの程度適合しているか算出して頭切りしたメンバーシ
ップ関数YOに対応する。
【0074】次いで、ステップS508で上記各データ
D1〜D3のうちの最大値を判別する。そして、データ
D1〜D3の最大値判別結果に応じてそれぞれステップ
S510、ステップS512、ステップS514に進
む。このような最大値判別を行っているのは、各ファジ
ールールA〜C毎の推論結果を統合するために論理和
(OR論理)をとる必要がかあるからで、いわゆる「M
AXをとる」という処理に相当するものである。具体的
には、例えばある顔画像がファジールールAからファジ
ールールCまでの、どのルールに影響されるのか、少し
でも影響されるなら、それは年齢推定の判断に反映して
おきたいという要求に答えるもので、これが「OR論
理」の関係の基本の考え方である。そして、この考え方
を集合論では「和をとる」としており、本実施例では、
どれかひとつでも影響がある限り、考察の対象にすると
して上記処理が実行される。
【0075】さて、ステップS510ではアドレスポイ
ンタiをアドレスとしてワークRAM9に入っているP
DメモリにレジスタD1の内容(データD1)を書き込
む。これにより、今回のアドレスポインタi(最初のル
ーチンではi=0)の値によって指定されるファジール
ールAの演算結果である頭切りしたメンバーシップ関数
YYの一部がPDメモリに書き込まれる。なお、後述の
ように、アドレスポインタiを終了アドレスまでインク
リメントすることにより、頭切りされたメンバーシップ
関数YYがすべてサーチされてPDメモリに書き込まれ
ることになる。
【0076】ステップS512ではアドレスポインタi
をアドレスとしてワークRAM9に入っているPDメモ
リにレジスタD2の内容(データD2)を書き込む。こ
れにより、今回のアドレスポインタiの値によって指定
されるファジールールBの演算結果である頭切りしたメ
ンバーシップ関数YMの一部がPDメモリに書き込まれ
る。
【0077】同様に、ステップS514ではアドレスポ
インタiをアドレスとしてワークRAM9に入っている
PDメモリにレジスタD3の内容(データD3)を書き
込む。これにより、今回のアドレスポインタiの値によ
って指定されるファジールールCの演算結果である頭切
りしたメンバーシップ関数YOの一部がPDメモリに書
き込まれる。次いで、ステップS516でアドレスポイ
ンタiが終了アドレスに等しいか否か判別する。終了ア
ドレスでなければ、続くステップS518でアドレスポ
インタiを[1]だけインクリメントし、その後、ステ
ップS502に戻る。そして、ステップS516でアド
レスポインタiが終了アドレスに等しくなるまで、上記
処理を繰り返し、アドレスポインタiが終了アドレスに
等しくなると、図10の年齢推定スイッチ割り込みルー
チンにリターンする。
【0078】アドレスポインタiを終了アドレスまでイ
ンクリメントすることにより、頭切りされた各メンバー
シップ関数YY、YM、YOがすべてサーチされてPD
メモリにデータD4として書き込まれる。このようにし
て、各ファジールールA〜C毎の推論結果を統合するた
めに論理和をとる(「MAXをとる」)処理が実行さ
れ、頭切りされた各メンバーシップ関数YY、YM、Y
OがOR合成される。すなわち、MAX合成処理によっ
て各ファジールールA〜C毎の推論結果が重ね合わせら
れて合成出力が生成される。
【0079】図15は重心計算処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。まず、ステップS550でア
ドレスポインタiを[0]にリセットするとともに、面
積レジスタareaおよび重心レジスタhafを同様に
[0]にリセットする。面積レジスタareaは重心計
算に必要な面積areaのデータを格納するもので、重
心レジスタhafは重心計算に必要な重心値hafを格
納するものである。次いで、ステップS552でアドレ
スポインタiをアドレスとしてワークRAM9に入って
いるPDメモリからデータD4を読み出す。データD4
は、前述の最大値演算処理によって頭切りされた各メン
バーシップ関数YY、YM、YOをOR合成したものの
一部(iをアドレスとして指定された部分)で、言い換
えると、MAX合成処理によって各ファジールールA〜
C毎の推論結果が重ね合わせられた合成出力データ(後
に、OR合成関数として表す)の一部である。
【0080】今回は、i(最初のルーチンではi=0)
をアドレスとしてPDメモリから合成出力データの一部
を読み出したことになる。なお、後述のように、アドレ
スポインタiを終了アドレスまでインクリメントするこ
とにより、合成出力データがすべてサーチされて読み出
されることになる。すなわち、続くステップS554で
は面積レジスタareaの値を、今回読み出した合成出
力データD4だけインクリメントして面積areaの積
算値を算出する。次いで、ステップS556でアドレス
ポインタiが終了アドレスに等しいか否か判別する。終
了アドレスでなければ、続くステップS558でアドレ
スポインタiを[1]だけインクリメントし、その後、
ステップS552に戻る。そして、ステップS556で
アドレスポインタiが終了アドレスに等しくなるまで、
上記処理を繰り返し、アドレスポインタiが終了アドレ
スに等しくなると、ステップS560に抜ける。
【0081】アドレスポインタiを終了アドレスまでイ
ンクリメントすることにより、頭切りされた各メンバー
シップ関数YY、YM、YOのOR合成出力データがす
べてサーチされて読み出されることになる。ステップS
560では、ステップS554で求めた積算面積are
aの1/2の値を重心値hafとして重心レジスタha
fに記憶する。次いで、ステップS562で各メンバー
シップ関数YY、YM、YOのOR合成関数の横軸に対
応するjおよび面積積算エリアbalを共に[0]にリ
セットする。なお、jおよびbalの値は、例えば同名
のレジスタに格納される。
【0082】次いで、ステップS564で横軸jをアド
レスとしてワークRAM9に入っているPDメモリから
OR合成関数に対応するデータD4を読み出す。続くス
テップS566では面積積算エリアbalの値を、今回
読み出したデータD4だけインクリメントして面積積算
エリアbalを積算する。次いで、ステップS568で
積算した面積積算エリアbalを重心値hafと比較
し、面積積算エリアbalが重心値hafより小さいと
きはステップS570に進んで横軸jをインクリメント
した後、ステップS564に戻る。そして、ステップS
568で面積積算エリアbalが重心値haf以上にな
るまで上記処理を繰り返し、bal≧hafになると、
そのときの横軸jの値が重心点であると判断して、ステ
ップS572において横軸iの値を推定年齢として表示
部13に表示して、図10の年齢推定スイッチ割り込み
ルーチンにリターンする。これと同時に年齢の推定値を
CPU1内のレジスタに格納する。このようにして、O
R合成関数の重心をとり、その値を論理和の代表とする
脱ファジー化処理(ディファジファイア処理)が行わ
れ、推論処理での結論の全体が1つの確定値、すなわ
ち、この場合は年齢の推定値として算出される。
【0083】このように本実施例では、カーソルスイッ
チ3や位置修正スイッチ5等を操作して作成された顔画
像について年齢を知りたいと思うときには、年齢推定ス
イッチ6を押すと、作成された顔画像についての年齢に
応じた特徴データ(ここでは顔の縦横比および目の位
置)が検出され、この検出データを入力パラメータとし
て前述したファジールールA〜Cに従ってファジー推論
が行われ、その推論結果に基づいて作成された顔画像の
年齢が推定され、図15の重心計算処理のルーチンによ
って横軸jの値(重心点)として算出される。この算出
された推定年齢は図16に示すように、各顔画像F1〜
F4とともに表示部13に表示される。
【0084】したがって、特殊な技能を必要とすること
なく、作成された顔画像から客観的に年齢を迅速かつ容
易に推定することができ、かつ平均的な年齢との対比結
果を容易に知ることもできる。そして、年齢入力キー7
より入力された実際の年齢も図16に示すように併記し
て表示されるので、この実際の年齢と比較してその顔画
像に基づいて推定された推定年齢の大小を比較検討する
ことができるので、実際の年齢より若く見えるか、年老
いて見えるかの判断もできる。また、年齢の推定処理で
は、ファジー推論が用いられているので、推定演算に際
して膨大な処理が必要でなく、演算負担を軽減すること
ができる。その結果、既在のCPUにより容易に演算を
行うことができ、高機能の年齢推定装置を低コストで実
現することができる。
【0085】なお、上述した実施例ではカーソルスイッ
チ3を操作してパーツ画面ROM10内に格納されてい
る各パーツ毎のパーツパターンを選択し、あるいは位置
修正スイッチ5を用いて選択したパーツパターンの位置
を修正するなどして作成された顔画像に基づいてファジ
ー推論によりその年齢を推定するようにしているが、例
えばCCDカメラ20で撮像された顔画像を表す顔画像
データを顔画像RAM21に記憶し、その記憶された顔
画像データに基づいてその顔の縦横比、目の位置などを
CPU1にて検出し、これらの顔特徴データに基づいて
ファジー推論を実行してその年齢を推定するようにして
もよい。さらに、上述した実施例では、予め作成された
顔画像の年齢をファジー推論により推定するにあたっ
て、顔の縦横比および目の位置を表す顔特徴データを入
力データとしているが、顔特徴データとしては、このほ
かに、顔のしわの本数、髪際の後退度(額の禿げ上がり
度合い)などを用いてもよい。また、上記実施例ではフ
ァジー推論をCPU1およびテーブルROM12を用い
てソフトによって実現しているが、例えばファジーチッ
プを用いてハード的に実現してもい。また、ファジー推
論で用いるメンバーシップ関数の値は対象となる画像、
特徴データなどに応じて適切に設定するとよい。このよ
うにすれば、年齢推定の精度が一層向上する。
【0086】なお、性別による区分をすることにより、
女性の顔をについても同様の処理で年齢に応じた顔画像
を自動的に作成することができ、作成された顔画像から
客観的に年齢を迅速かつ容易に推定することができる。
また、顔画像は自分の顔であってもよいし、あるいは他
人の顔であってもよい。例えば、他人の顔画像であると
きは、これをモンタージュ画像として作成し、その個人
データ(このとき、例えば年齢データを除く)とともに
登録する際に、その年齢を推定して個人データとして登
録することもできる。また、予め登録する顔画像は本装
置を用いて作成し、それを他の記憶手段(例えば、EE
PROMあるいは不揮発性RAM)に格納するようにし
てもよい。そのようにすると、電源を切っても最新の登
録顔画像を使用して過去又は未来の予想顔を作成し、そ
の過去又は未来の予想顔に対して年齢を推定すれば、平
均的な年齢との対比結果を容易に知ることもできる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、各パーツ毎のパーツパ
ターンを読み出して組み合せることにより、顔画像(例
えば、自分の顔あるいは他人の顔)を自動的に作成し、
この作成顔画像についてファジー推論により年齢を指定
処理しているので、特殊な技能を必要とすることなく、
作成された顔画像から客観的に年齢を迅速かつ容易に推
定することができる。また、別な本発明によれば、顔特
徴検出手段により顔の特徴が検出されると、その顔の特
徴を表す顔特徴データが年齢推定手段に対し、入力デー
タとして入力され、所定のファジールールに従ってその
入力データがファジー推論され、この結果、該ファジー
推論の結果に基づいて前記顔の推定年齢が推定されるの
で、特殊な技能を要することなく、顔からその実年齢を
迅速かつ容易に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る年齢推定装置の一実施例の構成図
である。
【図2】同実施例のファジー推論のメンバーシップ関数
を示す図である。
【図3】同実施例の顔画像作成・年齢推定処理のメイン
プログラムを示すフローチャートである。
【図4】同実施例の特徴スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】同実施例のワークRAMのデータ格納エリアの
一例を示す図である。
【図6】同実施例のパーツ画面ROMに記憶されている
各パーツ毎の画面データの一例を示す図である。
【図7】同実施例のカーソルスイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。
【図8】同実施例の表示スイッチ割り込みルーチンを示
すフローチャートである。
【図9】同実施例の位置修正スイッチ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。
【図10】同実施例の年齢推定スイッチ割り込みルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図11】同実施例のファジールールA演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】同実施例のファジールールB演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図13】同実施例のファジールールC演算処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】同実施例の最大値演算処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図15】同実施例の重心計算処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図16】同実施例の作成顔画像の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU(顔画像作成手段、特徴データ検出手段、顔
特徴検出手段、実年齢指定定手段、年齢推定手段) 2 特徴スイッチ 3 カーソルスイッチ 4 表示スイッチ 5 位置修正スイッチ 6 年齢推定スイッチ 7 年齢入力キー 8 プログラムROM 9 ワークRAM 10 パーツ画面ROM(パーツパターン記憶手段) 11 VRAM 12 テーブルROM(顔特徴データ記憶手段) 13 表示部(表示手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔画像を表す各パーツ毎のパーツパター
    ンを記憶するパーツパターン記憶手段と、 顔特徴データを記憶する顔特徴データ記憶手段と、 顔特徴データを前記顔特徴データ記憶手段から読み出
    し、その顔特徴データに応じて前記パーツパターン記憶
    手段から対応する各パーツ毎のパーツパターンを読み出
    し組み合せて顔画像を作成する顔画像作成手段と、 顔画像作成手段によって作成された顔画像について、年
    齢に応じた特徴データを検出する特徴データ検出手段
    と、 この特徴データ検出手段によって検出された特徴データ
    を入力パラメータとして所定のファジールールに従って
    ファジー推論を行い、該推論結果に基づいて顔画像作成
    手段によって作成された顔画像の年齢を推定する年齢推
    定手段と、を備えたことを特徴とする年齢推定装置。
  2. 【請求項2】 前記顔特徴データ記憶手段は、年齢に応
    じた顔特徴データとして顔の縦横比、顔の全体に対する
    目の高さ、目の大きさ、しわの本数、髪際の後退度を記
    憶していることを特徴とする請求項1記載の年齢推定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特徴データ検出手段は、前記顔画像
    作成手段によって作成された顔画像の年齢に応じた顔特
    徴データとして、顔の縦横比、目の高さ、目の大きさ、
    しわの本数、髪際の後退度のうちの少なくとも1つを検
    出することを特徴とする請求項1記載の年齢推定装置。
  4. 【請求項4】 前記年齢推定手段は、顔の縦横比および
    目の高さデータを入力パラメータとして所定のファジー
    ルールに従ってファジー推論を行い、前記顔画像の年齢
    を推定することを特徴とする請求項1記載の年齢推定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記顔画像作成手段によって作成された
    顔画像を表示する表示手段を、さらに備えたことを特徴
    とする請求項1記載の年齢推定装置。
  6. 【請求項6】 顔の特徴を検出する顔特徴検出手段と、 この顔特徴検出手段により検出された顔の特徴を表す顔
    特徴データを入力データとして所定のファジールールに
    従ってファジー推論を行い、該ファジー推論の結果に基
    づいて前記顔の推定年齢を推定する年齢推定手段と、を
    備えたことを特徴とする年齢推定装置。
  7. 【請求項7】 前記年齢推定手段によって推定された年
    齢と前記顔特徴検出手段によって検出された顔とを表示
    する表示手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項
    6記載の年齢推定装置。
  8. 【請求項8】 実年齢を指定する実年齢指定定手段と、 この実年齢指定手段によって年齢された実年齢と前記年
    齢推定手段により推定された推定年齢とを表示する表示
    手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項6記載の
    年齢推定装置。
  9. 【請求項9】 前記顔特徴検出手段は、顔を撮影する顔
    撮影手段と、この顔撮影手段により撮影された顔の縦横
    比、顔の全体に対する目の高さ、目の大きさ、しわの本
    数、髪際の後退度のうちの少なくとも1つを顔の特徴と
    して検出する検出手段と、を備えていることを特徴とす
    る請求項6記載の年齢推定装置。
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