JPH06328464A - 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ - Google Patents

樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ

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Publication number
JPH06328464A
JPH06328464A JP5115742A JP11574293A JPH06328464A JP H06328464 A JPH06328464 A JP H06328464A JP 5115742 A JP5115742 A JP 5115742A JP 11574293 A JP11574293 A JP 11574293A JP H06328464 A JPH06328464 A JP H06328464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air knife
resin sheet
air
jet
cooling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5115742A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kusafuka
▲昇▼ 草深
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5115742A priority Critical patent/JPH06328464A/ja
Publication of JPH06328464A publication Critical patent/JPH06328464A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフにおい
て、吹き出し部のシール性を向上させ、また空気噴流の
幅を自由に変えることができるようにする。 【構成】 断面がV字形をなした吹き出し部の先端に長
手方向に形成された吹き出し口から溶融樹脂シートに空
気を吹き付けて冷却ロール3に押し付けて冷却を行うエ
アナイフ4においてエアナイフの吹き出し部の内部に両
端面から弾性を有する断面がV字形の薄板よりなるシー
ル板5を前記吹き出し部の長手方向に移動可能に挿入
し、移動用ネジ棒11によってシール板5を移動させる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸延伸フィルム製造
装置のキャスティング機用等の樹脂シート冷却固化装置
用エアナイフに関する。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に、従来の熱可塑性樹脂シ
ートの製造時におけるエアナイフの配置とその内部構造
の1例をそれぞれ断面図と平面図で示している。
【0003】従来のエアナイフ4' は、図示するよう
に、断面V字状をなす部分の先端に長手方向に設けられ
吹き出し口の両側外面に2個のサック状のアウタディッ
ケル7を装着し、両ディッケル7を互いに接近・離反す
るように動かし噴流の吹出し幅を調整している。なお、
図中1はTダイ、2は溶融樹脂シート、3は冷却ロール
である。
【0004】この装置では、Tダイ1から吹出された溶
融樹脂シート2は、エアナイフ4'から空気が吹き付け
られて冷却ロール3に押し付けられ、連続的に冷却され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のエアナイ
フにおいては、アウタディッケル7は幅調整可能な構造
となっていてエアナイフ4' との間にはスキマを有し、
両側面から支持する構造をとらざるを得ない。このアウ
タディッケル7は、吹出噴流圧力により吹出方向へ力を
受けガタを生じる。また、外面にサック状にアウタディ
ッケル7が装着されているために、吹出噴流は図6の矢
印8で示すように傾斜する。このガタ及び傾斜流は溶融
樹脂シートを冷却ロールに押し付けるシート製造工程に
おいて成形上の調装作業及び安定成形を阻害している。
【0006】一方、アウタディッケル7は、リップより
出っ張ることとなり冷却ロールとのスキマを狭くするこ
とができない欠点がある。
【0007】本発明は、以上の欠点を解決することがで
きる樹脂シート冷却固化装置用エアナイフを提供しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂シート冷却
固化装置用エアナイフは、断面がV字形をなした吹き出
し部の先端に長手方向に形成された吹き出し口から溶融
樹脂シートに空気を吹き付けて冷却ロールに押し付けつ
つ連続的に冷却する樹脂シート冷却固化装置用エアナイ
フにおいて、エアナイフの吹き出し部の内部に両端面か
ら弾性を有する断面がV字形の薄板よりなるシール板を
エアナイフの吹き出し部の長手方向に移動可能に挿入し
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】弾性を有する断面がV字形の薄板よりなるシー
ル板は、エアナイフに挿入されてエアナイフの角度迄弾
性変形して薄板のスプリングバックで吹き出し風のシー
ル性が保たれる。運転時にはシール板に吹き出し噴流圧
が加わり更にシール性が向上する。また、シール板をエ
アナイフの吹き出し部の長手方向へ移動させることによ
って、吹き出し部からの噴流の幅を自由に変えることが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図4によっ
て説明する。
【0011】1はTダイであり、同Tダイ1から吹出さ
れた溶融樹脂シート2は、エアナイフ4より吹き出され
る空気流によって冷却ロール3に押し付けられて連続的
に冷却されるようになっている。
【0012】エアナイフ2は、冷却ロール3へ向って収
歛する断面V字形の吹き出し部4aが長手方向に形成さ
れており、その先端に長手方向に連続した吹き出し口4
bが設けられている。吹き出し部4aの内部には、両側
からそれぞれ対をなし断面がV字形の弾性を有する薄板
からなるシール板5とシール板9が挿入されており、シ
ール板5はシール板9上を摺動できるようになってい
る。また、シール板5,9のV字形のなす角度は、図3
に示す吹き出し部4aの先端の角度θより5〜10°大
きいように成形加工されている。各シール板5は、同シ
ール板5に取付けられた整流板10を介して吹き出し口
4bの長手方向に配置された移動用ネジ棒11に接続さ
れており、移動用ネジ棒11は、その端部においてエア
ナイフ4に取付けられたブラケット6に螺入されて支え
られている。また、前記整流板10は、吹き出し口4b
に直角をなし、かつ、シール板5の断面を2等分するよ
うにシール板5の内方の部分(他方のシール板5へ向う
部分)に取付けられており、その内方の側(他方の整流
板10へ向う側)の吹き出し部4bと反対側の部分は、
図2及び図4中Rで指示した曲率半径によって面取りさ
れている。前記のシール板5,9、整流板10、移動用
ネジ棒11及びブラケット6によってエアナイフ4内に
インナーディッケルが構成されている。
【0013】本実施例では、対をなすシール板5,9
は、それぞれ吹き出し部4aの両端から吹き出し部4a
内へ挿入され、シール板9を吹き出し部4aの端部に位
置させシール板5がシール板9に一部重なるように位置
させる。この場合、シール板5,9は、弾性を有する薄
板で構成されているためにスプリングバックによって吹
き出し部4aの内面に装着してシール性を保持し、か
つ、シール板5,9の位置が確保される。従って、図2
中矢印8方向へ流れる空気の噴流のシール性が保たれ、
両側のシール板5,5間の吹き出し口4bの部分から空
気の噴流が溶融樹脂シート2へ向って噴出される。
【0014】また、この際に、吹き出し噴流の圧力がシ
ール板5,9に加わり、シール性が更に向上する。しか
も、整流板10は前記のように空気の噴流の上流側で曲
率半径Rで面取りされた形状を有しているので、空気の
噴流の端部には傾斜流が発生することがなく、幅方向に
おいて吹き出し口4bに直角に一様な噴流が発生する。
【0015】また、本実施例において、吹き出し口4b
から噴出される噴流の幅を変える場合には、移動用ネジ
棒11を回転させる。これによって、移動用ネジ棒11
は図4中矢印で示す方向へ移動し、これに伴ってシール
板5はシール板9上を摺動し、対をなすシール板5,5
の間の間隔が変化し、吹き出し口4bから噴出される噴
流の幅を自由に、かつ容易に変えることができる。
【0016】更に、本実施例では、シール板5,6等が
エアナイフ4内に収容されたインナーディッケル型式と
なっており、エアナイフ4と冷却ロール3のスキマを小
さくすることができ、空気の噴流を確実に溶融樹脂シー
ト2に吹き付けることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、弾性を有する断面がV字形の
薄板よりなるシール板によって、エアナイフの吹き出し
部のシール性を確保し、確実に空気の噴流を溶融樹脂シ
ートに吹き付けて冷却ロールに押し付けることができ
る。
【0018】また、シール板をエアナイフの吹出し部の
長手方向へ移動させることによって、空気の噴流の幅を
容易に、かつ、自由に変えることができる。
【0019】更に、シール板等はエアナイフ内に収容さ
れているために、エアナイフと冷却ロールのスキマを小
さくし、空気の噴流を確実に溶融樹脂シートに吹き付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例のエアナイフの先端部の拡大図であ
る。
【図4】同実施例のインナーディッケルの部分の斜視図
である。
【図5】従来の樹脂シート冷却固化装置用エアナイフの
側面図である。
【図6】同従来のエアナイフの平面図である。
【符号の説明】
1 Tダイ 2 溶融樹脂 3 冷却ロール 4 エアナイフ 4a エアナイフの吹き出し部 4b エアナイフの吹き出し口 5,9 シール板 6 ブラケット 8 空気の噴流 10 整流板 11 移動用ネジ棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がV字形をなした吹き出し部の先端
    に長手方向に形成された吹き出し口から溶融樹脂シート
    に空気を吹き付けて冷却ロールに押し付けつつ連続的に
    冷却する樹脂シート冷却固化装置用エアナイフにおい
    て、エアナイフの吹き出し部の内部に両端面から弾性を
    有する断面がV字形の薄板よりなるシール板をエアナイ
    フの吹き出し部の長手方向に移動可能に挿入したことを
    特徴とする樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ。
JP5115742A 1993-05-18 1993-05-18 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ Withdrawn JPH06328464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5115742A JPH06328464A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ

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JP5115742A JPH06328464A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06328464A true JPH06328464A (ja) 1994-11-29

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ID=14669943

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5115742A Withdrawn JPH06328464A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 樹脂シート冷却固化装置用エアナイフ

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JP (1) JPH06328464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043107A1 (de) * 1996-05-09 1997-11-20 Brückner Maschinenbau GmbH Vorrichtung zum anlegen eines kunststoffilms an einer walze

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997043107A1 (de) * 1996-05-09 1997-11-20 Brückner Maschinenbau GmbH Vorrichtung zum anlegen eines kunststoffilms an einer walze
US5939105A (en) * 1996-05-09 1999-08-17 Bruckner Maschinenbau Gmbh Device for laying a plastic film on a roller

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