JPH06324610A - ブラシクリーニング装置 - Google Patents

ブラシクリーニング装置

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JPH06324610A
JPH06324610A JP5114314A JP11431493A JPH06324610A JP H06324610 A JPH06324610 A JP H06324610A JP 5114314 A JP5114314 A JP 5114314A JP 11431493 A JP11431493 A JP 11431493A JP H06324610 A JPH06324610 A JP H06324610A
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JP
Japan
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brush
roller
brush roller
cleaning
core bar
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JP5114314A
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English (en)
Inventor
Shingo Hirota
眞吾 廣田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置における静電潜像担持体上の残
留現像剤を清掃除去するブラシローラを有するクリーニ
ング装置であって、該ブラシローラに取り込まれた現像
剤を、格別のスペースの増加やコストアップを要するこ
となく、従来の同種のクリーニング装置におけるよりも
効率良く除去でき、特にブラシ毛根元部分に滞溜する現
像剤を効率よく除去でき、それによって長期にわたり高
いクリーニング性能を維持できるようにする。 【構成】 クリーニングブラシローラ61を備えてお
り、該ローラは回転芯棒611の周囲に多数のブラシ毛
612を設けたものであり、該芯棒611は内部通気路
611aを有するとともに該内部通気路からブラシ毛6
12の根元部分に連通する多数の通気孔611bを有し
ているブラシクリーニング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式の複写機、
プリンタ等の画像形成装置に使用する静電潜像担持体ク
リーニング用のブラシクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、プリンタ等の画
像形成装置によると、静電潜像担持体の表面が帯電装置
により帯電され、その帯電域に光学系から原稿画像に対
応する画像露光がなされて静電潜像が形成され、この静
電潜像が現像装置により現像されて可視像となり、これ
が転写装置により転写材上に転写され、定着装置により
定着される。可視像転写後、静電潜像担持体上に残留す
る現像剤は、クリーニング装置により清掃除去される。
【0003】かかるクリーニング装置としては、種々の
タイプのものが知られているが、一般的には静電潜像担
持体表面に接触して該表面との相対移動に基づいて残留
現像剤を清掃除去するものが広く知られており、その代
表例としてクリーニングブレードを静電潜像担持体表面
に接触させるもの、回転するクリーニングブラシローラ
を静電潜像担持体表面に接触させるものを挙げることが
できる。
【0004】このうちクリーニングブレードを用いるも
のは、ブレードエッジにより静電潜像担持体の表面が摩
耗し、表面粗れが発生し易く、また、静電潜像担持体表
面の移動速度が高速になると対応し難い面があり、ま
た、ブレードエッジに残留トナーが溜まり、凝集し易い
等の問題がある。この点、ブラシローラは、ブレードク
リーナにおける前記問題点を解決し易い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ク
リーニングブラシローラを用いるクリーニング装置にお
いても、なお次のような問題がある。すなわち、一般
に、クリーニングブラシローラBRは図10に示すよう
に、いくつかのプロセスで残留現像剤を除去する。第1
のプロセスとして、回転してきたブラシ毛fが静電潜像
担持体PC上の現像剤d1を掻き落とし、の方向へ排
出する。第2のプロセスとしては、静電潜像担持体PC
上の現像剤d1を一度ブラシ内に取り込み、掻き落とし
板pにブラシ毛fが当たったとき、の方向へ該ブラシ
内の現像剤d2が叩き出される。第3のプロセスは、第
2のプロセスと同様に掻き落とし板pにブラシ毛fが当
たり、ブラシローラBRの回転に伴ってブラシ毛fが撓
み、はねて再び真っ直ぐになるときに現像剤d2がの
方向へ弾き出される。以上の3つのプロセスが主なもの
であるが、その他、ブラシ毛fが静電潜像担持体PCに
接触するとき、遠心力等によってブラシ内の現像剤d2
が除去される。
【0006】本来、前記第1〜第3のプロセスで静電潜
像担持体PC上の残留現像剤をほぼ100%除去しなけ
ればならないのであるが、いくつかの原因でブラシロー
ラBRの下流側へ現像剤d3が多く抜けてしまい、問題
となる場合も少なくない。そのため、ブラシローラBR
の下流側に更にブレードやブラシのクリーナを設けるな
どしているが、これはコストアップ、占有スペースの拡
大、別のトラブルを引き起こし易いなど、多くの問題が
ある。
【0007】例えば、ブレードやブラシを下流側に設け
ていたとしても、主たるブラシローラBRのクリーニン
グ状態がそれに合った良好なもので、且つ、長期にわた
りその状態を維持しなければ、結局のところ、下流側の
ブレードやブラシの負担が増し、それらにおいても十分
な清掃を行えなくなるのである。つまり、ブラシローラ
BRがなるべく初期の状態を維持していることが必要な
のである。
【0008】かかるブラシローラBRの問題として次の
ものを挙げることができる。まず、第1の問題点とし
て、静電潜像担持体PC上の残留現像剤d1を取りきれ
ず、それがそのまま下流側に抜けて行く現象である。こ
れは、初期の場合と耐刷後(画像形成後)の場合があ
り、初期の場合は、根本的にクリーニング能力が不足し
ているので、ブラシローラBRに関し全体的に見直す必
要がある。
【0009】しかし、耐刷後の場合は何か経時的に変化
するものが原因となる。例えば、ブラシ毛fの摩耗によ
る当り量の減少、ブラシ毛fの倒れによる当り力の減
少、ブラシローラ内滞溜現像剤の増加による現像剤捕獲
能力の低下等々である。第2の問題点は、ブラシローラ
BRから静電潜像担持体PCへの現像剤の再付着現象で
ある。これは、ブラシローラから現像剤を除去する能力
が不足しているためで、かなり不足している場合は初期
から発生し、第1の問題点と間違い易く、やや不足して
いる場合は耐刷と共に再付着量が増加し問題となる。
【0010】第1の問題点でこれが初期から発生する場
合はシステムそのものの見直しが必要だが、耐刷後に発
生する場合、ブラシローラBRの経時変化抑制のためブ
ラシ毛材料に丈夫なものを使用するとか、当り力を弱く
する方法がとられる。しかし、ブラシ毛材料はクリーニ
ング能力を最優先しなければならず、丈夫な材料になる
程、静電潜像担持体を傷付け易いので、材料の選択に限
界がある。当り力を弱くするとクリーニング能力やブラ
シローラBR内からの現像剤除去能力が不足するなどの
問題が発生する。
【0011】第2の問題点に対しては、ブラシローラB
R内の現像剤除去能力を高めるため、掻き落とし板pの
喰い込み量を多くしたり、数を増やす方法があるが、い
ずれもブラシ毛fを傷め易い。また、エアー等で積極的
に吸引する方法や、バイアスを印加したローラで吸着除
去する方法などがある、コストやスペースの面で問題が
ある。
【0012】そこで本発明は、帯電させた静電潜像担持
体表面に画像露光して静電潜像を形成し、該潜像を現像
して可視像とし、該可視像を転写材上に転写し、定着さ
せ、前記可視像転写後静電潜像担持体上に残留する現像
剤を清掃除去する画像形成装置に使用する前記残留現像
剤清掃除去用のブラシクリーニング装置であって、特に
前記第2の問題点を解消できるもの、すなわちクリーニ
ング装置におけるクリーニングブラシローラに取り込ま
れた現像剤を、格別のスペースの増加やコストアップを
要することなく、しかし従来の同種のクリーニング装置
におけるよりも効率良く除去でき、特にブラシ毛根元部
分に滞溜する又はその恐れのある現像剤を効率よく除去
でき、それによって長期にわたり高いクリーニング性能
を維持できるブラシクリーニング装置を提供することを
課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のブラシクリーニング装置は、クリーニングブラシロ
ーラを備えており、該ローラは回転芯棒の周囲に多数の
ブラシ毛を設けたものであり、該芯棒は内部通気路を有
するとともに該内部通気路から前記ブラシ毛根元部分に
連通する多数の通気孔を有していることを特徴とする。
【0014】前記ブラシローラに用いられるブラシ毛材
としては、ナイロン、レーヨン、アクリル、テフロン、
ポリプロピレン、ポリエステル等の樹脂繊維のほか、そ
れらにカーボン等の導電性材料を分散した導電性繊維や
炭素繊維等を例示することができ、形状としては直毛状
態、ループ状態、紡績糸等を例示することができる。一
方、ブラシローラの芯棒としては、金属、樹脂等で形成
され、内部が通気路を提供する中空であるパイプ状のも
のを代表例として挙げることができる。芯棒に設ける通
気孔は、ブラシローラ内の現像剤の除去効率(トナー除
去操作による除去現像剤量/初期のブラシローラ内現像
剤量)に関して言えば、図9に示すように、開孔率、通
気孔数共に大きければ大きい程良いが、逆にブラシ毛の
植毛面積の減少でクリーニング能力が低下するなどの問
題が発生する。従って、クリーニング能力の低下を招か
ない範囲で少なくとも開孔率は5%以上、通気孔数は1
cm2 当り4つ以上であることが望ましい。
【0015】
【作用】本発明のブラシクリーニング装置によると、そ
のクリーニングブラシローラの芯棒が内部通気路を有す
るとともに該通気路からブラシ毛根元部分に連通する多
数の通気孔を有するから、該ブラシローラが回転するこ
とでその芯棒の通気孔及びそれに近いブラシ毛根元部分
に流れる気流が生じ、この気流によって、ブラシローラ
に取り込まれブラシ毛根元部分に滞溜しようとする現像
剤が外方へ散らされ、その結果、ブラシローラに取り込
まれた現像剤をブラシローラから除去する手段(例えば
ブラシローラに当接する掻き落とし板)等によるブラシ
ローラからの現像剤除去が円滑に行われる状態となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の1実施例であるブラシクリーニン
グ装置6を備えた画像形成装置の概略構成を示してい
る。図1の画像形成装置は複写機であり、感光体ドラム
1を備えている。感光体ドラム1の周囲には、帯電チャ
ージャ2、像間イレーサ8、現像装置3、転写チャージ
ャ4、分離チャージャ5、ブラシクリーニング装置6及
びイレーサ7を順次配置してある。感光体ドラム1及び
現像装置3はそれぞれ図示しないモータにより駆動され
る。
【0017】感光体ドラム1の上方には原稿画像をスキ
ャンし、原稿画像に対応する画像露光Lを感光体ドラム
1表面に行う光学系9がある。転写チャージャ4の上流
側には図示しない給紙部があり、そこから転写紙Sがタ
イミイングローラ対Tに、さらに転写領域へ送られる。
分離チャージャ5の下流側には図示しない定着装置があ
り、さらにその下流側に図示しない排紙ローラ及び排紙
トレイがある。
【0018】以上説明した複写機によると、図示しない
モータにて回される感光体ドラム1表面が帯電装置2に
て帯電され、その帯電域に光学系9から画像露光Lさ
れ、静電潜像が形成され、引き続き像間イレーサ8にて
像間の電荷が消去される。この静電潜像は現像装置3に
より現像されてトナー像となり、転写領域へ到来する。
一方、送られてきた転写紙Sがタイミングローラ対Tに
より感光体ドラム1上のトナー像と同期をとって転写領
域へ送り込まれ、ここで転写チャージャ4により、トナ
ー像を転写される。トナー像を転写された転写紙Sは分
離チャージャ5にて感光体ドラム1から分離され、トナ
ー像を定着されてのち、機外へ排出される。トナー像転
写後、感光体ドラム1表面に残留する現像剤は、クリー
ニング装置6により清掃除去されその中に取り込まれ
る。
【0019】このようにしてクリーニング装置6内に回
収された現像剤は、該装置に設けた搬送コイル60が図
示しない駆動手段により駆動されることでクリーニング
装置外へ搬出される。以上、画像形成プロセスを説明し
たが、ここで本発明に係るクリーニング装置6の詳細を
説明する。
【0020】このクリーニング装置6は、図1に示すよ
うに、ファーブラシローラ61及び該ローラ61に若干
食い込み当接するフリッカ62を備え、さらに、感光体
ドラム1の表面移動方向CCW方向においてローラ61
の上流側に前記搬送コイル60を、ローラ61の下流側
に感光体ドラム1表面に当接するクリーニングブレード
63を備えている。
【0021】ファーブラシローラ61は、図1及び図2
に示すように、芯棒としての芯金611及びその周面に
設けられた多数のブラシ毛612を有している。芯金6
11はクリーニング装置ケーシング64に図示しない軸
受により回転可能に支持され、図示しない駆動手段によ
り図1中感光体ドラム1と同じCCW方向に回転駆動さ
れる。
【0022】芯金611は、図2に示すように、中空筒
状に形成されており、その中空部は内部通気路611a
とされ、周囲壁には多数の通気孔611bが分散形成さ
れ、それら通気孔は通気路611aを芯金外に連通させ
ている。ブラシ毛612は、図2に示すように、ブラシ
毛用の繊維612aを基布612bに織り込んでブラシ
部分612cを作り、該ブラシ布612cを芯金611
の周囲に巻き付け接着して設けてある。
【0023】そして、前記芯金611の通気孔611b
は、このように巻き付け接着したブラシ布612cと共
に芯金611に穿孔加工して形成してある。なお、図3
に示すように、芯金611に予め穿孔加工を施して多数
の通気孔611bを形成しておくとともに前述の如きブ
ラシ布を帯状に形成し、該帯状ブラシ布612dを通気
孔611bを形成した芯金611の表面に螺旋状に巻き
付け接着固定すること等も考えられる。
【0024】また、予め通気孔611bを形成した芯金
611の表面に直接、接着剤を用いてブラシ毛612を
植毛することも考えられる。いずれにしても、この種の
ブラシローラ61は、図4の(A)図に示すように、そ
のブラシ毛612群の一部Xが感光体ドラム1の表面に
接触せしめられるとともに、従来同様、フリッカ62が
若干食い込み当接せしめられ、その状態で芯金611が
図示しない駆動手段にて矢印CCW方向に回転駆動され
ることで、図10に示す従来のクリーニングブラシロー
ラBRと同様のプロセスで感光体ドラム1表面の残留ト
ナーが清掃除去される。
【0025】そして、このブラシローラ61によると、
芯棒611が内部通気路611aを有するとともに該通
気路からブラシ毛612の根元部分に連通する多数の通
気孔611bを有するから、該ブラシローラ61が回転
することで、図4の(B)図に示すように、その芯棒の
通気孔611bを気流Aiが出入し、しかもその気流は
当然ブラシ毛612根元部分に流れ、この気流によっ
て、ブラシローラ61に取り込まれブラシ毛根元部分に
滞溜しようとするトナーが散らされ、その結果、ブラシ
ローラ61に取り込まれたトナーがフリッカ62やブラ
シ毛の撓みからの弾性復元等によってブラシローラ61
から円滑に放出される。
【0026】ブラシ毛根元部分にこのような通気孔61
1bを設けていない従来ブラシローラBRでは、図4の
(C)図に示すように、ブラシローラBRに対する気流
はローラ表面部を流れるだけであるから、ブラシ毛根元
部分にトナーが滞溜し易く、且つ、そのように一旦滞溜
したトナーは放出され難いが、本発明に係るブラシロー
ラ61では、このようにブラシ毛612の根元部分にト
ナーが滞溜し難いので、ブラシローラ61は常時初期の
状態を保ち易く、クリーニング能力を初期の良好な状態
に維持できる。
【0027】なお、ブラシローラ61をすり抜けるトナ
ーがたとえあったとしても、かかるすり抜けトナーは、
ローラ61下流側のクリーニングブレード63に掻き取
られる。次に本発明クリーニング装置に使用できるブラ
シローラのさらに他の例を図5から図8を参照して説明
する。
【0028】図5に示すブラシローラ65は、図5の
(A)図に示すように、ローラ芯棒がメッシュ状のパイ
プ651から形成されている。このように芯棒をメッシ
ュ状のパイプとすることで、ブラシ毛密度を低下させる
ことなく、ローラ芯棒の開効率、通気孔数を大きくし、
ブラシローラ内のトナー除去効率を向上させたものであ
る。
【0029】前記メッシュ状パイプからなるローラ芯棒
651はここでは強度の高い金属製のワイヤを編んで形
成したものであり、ブラシ毛652は複数本を一束とし
て、図5の(B)図に示すように、ワイヤ651wが交
差する部分に規則正しく挟み込んである。ブラシ毛65
2の設け方としては、このほか、ブラシ毛となるブラシ
繊維を通気性のある基布に織り込んで通気性のあるブラ
シ布とし、このブラシ布をメッシュ状パイプ芯棒651
に巻き付け接着すること等も考えられる。なお、このよ
うな通気性あるブラシ布は既述のブラシローラ61の形
成にも利用できる。
【0030】ローラ芯棒651を提供するメッシュ状パ
イプとしては、前記のもののほか、エッチング、穿孔加
工等によりメッシュ状に通気孔を形成した薄手の金属板
や金属パイプで構成することも考えられる。この場合、
ブラシ毛652の設け方としては、かかるメッシュ状金
属板やパイプに直接、ブラシ毛となるブラシ繊維を接着
剤等で植毛することが考えられる。
【0031】図6に示すブラシローラ66は、ローラ芯
棒661の内部通気路661aから芯棒通気孔661b
を経てブラシ毛662の根元部分に流れる気流を強制的
に発生させる空気排出フィン661cを芯棒661に設
けたものである。図6に示す例では、各フィン661c
は各通気孔661bの縁から内部通気路661aに向け
延在している。
【0032】フィン661cは必ずしも各通気孔につい
て設けなくてもよいが、気流の逆流を確実に防止し、ト
ナーがブラシ内に再び送り込まれることを防止するうえ
では、各通気孔に対し均等に設けることが望ましい。ま
た、該フィン661cによる排気を円滑ならしめるた
め、内部通気路661aへの空気流入を許す空気導入孔
乃至吸気孔661dを芯棒661のブラシ毛群の外側の
部分に設けてもよい。
【0033】空気排出フィンの設け方、設ける位置等に
ついては、図示例のものに限定されないが、芯棒661
の内部に設けるとフィンを設けるための余分なスペース
を別途要しない。また、別途フィンや通気パイプを必要
としないので、製作コストを抑えることができる。図6
に示すブラシローラ66によると、図6の(B)図に示
すように、ブラシローラ66が回転することで、空気排
出フィン661cの作用で芯棒661の内部通気路66
1aから通気孔661bを経てブラシ毛662の根元部
分へ、さらにローラ外周へ向け強制的気流Aiが発生す
るので、それだけトナー除去効率は向上する。ブラシロ
ーラ停止時には、フィン661cも停止するので、不必
要な気流の発生は無い。
【0034】図7に示すブラシローラ67は、図6に示
すブラシローラ66における空気排出フィン661cに
代えてローラ芯棒671の内部通気路671aの端部に
ファン671cを設けたものである。ファン671cよ
りさらに外側、且つ、ブラシ毛672群より外側の部分
には外気導入孔671dを設けてある。このブラシロー
ラ67によると、それが回転することでファン671c
も回転し、内部通気路671aから芯棒通気孔671b
を経てブラシ毛672の根元部分へ、さらにローラ外周
へ向け空気Aiが強制的に流され、それによってブラシ
内のトナーが放出される。このブラシローラ67も前記
ローラ66と同様の利点がある。
【0035】なお、このようなファン671cと共に前
述の如き空気排出用フィンを併用することも考えられ
る。図6及び図7に示すブラシローラ66、67におい
て、外気導入孔乃至吸気孔661d、671dは、そこ
から外気を芯棒内部の通気路に円滑に導入できるのであ
れば、特にその位置に限定はないが、クリーニング装置
ケーシング64内で粉煙となったトナーが再びローラ芯
棒内へ吸い込まれることを確実に防止するうえでは、芯
棒を該ケーシング外へ突出させ、該ケーシング外で設け
ることが望ましい。
【0036】なお、図6や図7に示すブラシローラの場
合も、その芯棒の材質、構造、作り方、ブラシ毛の材
質、構造、設け方等については、それらローラよりも前
に説明したブラシローラの場合と同様である。前記いず
れのブラシローラの場合でも、図9に示すように、ブラ
シ毛群Fのうち感光体ドラム1と接触する部分Xが該ド
ラム1表面を摺擦し、フリッカ62に衝突してそれを通
過することで、ドラム表面の残留トナーが除去され、ま
たそのときブラシローラ内に取り込まれたトナーは、前
記部分Xが再びドラム1との接触位置に到来する前に主
として前述の気流の作用とフリッカ62の作用にてブラ
シローラ外へ放出されるが、そのとき放出し切れなかっ
たトナーが再びドラム1に付着することをより確実に防
止するため、ローラ芯棒内の通気路Wに、遮蔽部材Bを
設け、感光体ドラム1とブラシ毛群が接触する部位では
ローラ芯棒の通気孔に気流が生じ難いようにし、また、
感光体ドラム1とブラシ毛群Fとの接触部位より下流側
の、ブラシローラからトナーを除去する部位においては
空気流出路を狭くして芯棒通気孔における気流をより速
くし、トナーを吹き飛ばし易くしてもよい。
【0037】なお、フリッカ62は必ずしも要しない
が、ある方がブラシローラからのトナー除去を円滑、確
実に行える。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、帯
電させた静電潜像担持体表面に画像露光して静電潜像を
形成し、該潜像を現像して可視像とし、該可視像を転写
材上に転写し、定着させ、前記可視像転写後静電潜像担
持体上に残留する現像剤を清掃除去する画像形成装置に
使用する前記残留現像剤清掃除去用のブラシクリーニン
グ装置であって、該装置におけるクリーニングブラシロ
ーラに取り込まれた現像剤を、格別のスペースの増加や
コストアップを要することなく、従来の同種のクリーニ
ング装置におけるよりも効率良く除去でき、特にブラシ
毛根元部分に滞溜する又は滞溜する恐れのある現像剤を
効率よく除去でき、それによって長期にわたり高いクリ
ーニング性能を維持できるブラシクリーニング装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例クリーニング装置を採用した
画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すクリーニング装置におけるクリーニ
ングブラシローラの一部を、そのブラシ毛の一部を省略
して示す斜視図である。
【図3】ブラシローラの他の例の一部の正面図である。
【図4】(A)図は図2及び図3に示すブラシローラの
使用状態の説明図であり、(B)図は同ローラにおいて
発生する気流を示す図であり、(C)図はブラシローラ
芯棒に通気孔を設けない場合の気流の説明図である。
【図5】(A)図はブラシローラのさらに他の例の一部
を、そのブラシ毛の一部を省略して示す斜視図であり、
(B)図は(A)図に示すローラにおけるブラシ毛の設
け方を説明する図である。
【図6】(A)図はブラシローラのさらに他の例の一部
を、そのブラシ毛の一部及び芯棒の一部を省略して示す
正面図であり、(B)図は(A)図のローラにおいて発
生する気流の説明図である。
【図7】ブラシローラのさらに他の例の一部を、一部断
面にて示す正面図である。
【図8】ブラシローラのさらに他の例の概略断面図であ
る。
【図9】(A)図はブラシローラ芯棒の通気孔開孔率と
ブラシローラ内からのトナー除去効率の関係を示すグラ
フであり、(B)図はブラシローラ芯棒の通気孔数とブ
ラシローラ内からのトナー除去効率の関係を示すグラフ
である。
【図10】従来のブラシローラによる静電潜像担持体上
からの残留現像剤清掃除去プロセスを説明する図であ
る。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 現像装置 4 転写チャージャ 5 分離チャージャ 6 クリーニング装置 60 トナー搬送コイル 61、65、66、67 クリーニングブラシローラ 611、651、661、671 ブラシローラ芯棒 611a、661a、671a 芯棒内部の通気路 611b、661b、671b 芯棒の通気孔 612、652、662、672 ブラシ毛 62 フリッカ 63 クリーニングブレード 7 イレーサ 8 像間イレーサ 9 光学系

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電させた静電潜像担持体表面に画像露
    光して静電潜像を形成し、該潜像を現像して可視像と
    し、該可視像を転写材上に転写し、定着させ、前記可視
    像転写後静電潜像担持体上に残留する現像剤を清掃除去
    する画像形成装置に使用する前記残留現像剤清掃除去用
    のブラシクリーニング装置であって、クリーニングブラ
    シローラを備えており、該ローラは回転芯棒の周囲に多
    数のブラシ毛を設けたものであり、該芯棒は内部通気路
    を有するとともに該内部通気路から前記ブラシ毛根元部
    分に連通する多数の通気孔を有していることを特徴とす
    るブラシクリーニング装置。
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