JPH06323909A - メロンの表面色評価装置 - Google Patents

メロンの表面色評価装置

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Publication number
JPH06323909A
JPH06323909A JP13302393A JP13302393A JPH06323909A JP H06323909 A JPH06323909 A JP H06323909A JP 13302393 A JP13302393 A JP 13302393A JP 13302393 A JP13302393 A JP 13302393A JP H06323909 A JPH06323909 A JP H06323909A
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JP
Japan
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melon
color
evaluation
color difference
image
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13302393A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
Mina Kawaguchi
三奈 川口
Senkichiro Hayakawa
千吉郎 早川
Shigeo Umeda
重夫 梅田
Eiichiro Sakaguchi
栄一郎 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP13302393A priority Critical patent/JPH06323909A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メロンの表面色の良否の評価の自動化を図ると
ともに、その評価の安定化を図ること。 【構成】この発明は、メロンの表面色の評価について、
検査員と同等の評価が色差を活用することにより可能で
あるという知見に基づくものであり、以下のような評価
を行う。温室メロンのカラー画像を入力し(S1)、そ
の画像を2値化してメロンを抽出し(S2)、その抽出
したメロンの重心位置を算出する(S3)。その算出し
た重心を利用し、メロンの複数の測定領域を求める(S
4)。求めた複数の測定領域の色測定を行ない(S
5)、その測定結果から色差を計算する(S6)。その
算出した色差を、あらかじめ設定した基準値(しきい
値)と比較し、メロンの表面色の良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メロンの表面の色を測
定し、その測定結果に基づいて表面色の良否を評価する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メロンの表面の色は外観品質とし
て重要な評価要素であるので、その評価は検査員の目視
により一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は検
査員が目視検査により評価していたので、かなりの熟練
を必要とするという問題が生じていた。さらに、検査員
の疲労に伴い評価基準が変化するなどして、評価が不安
定になるという問題も生じていた。
【0004】そこで、本発明は、メロンの表面色の良否
の評価の自動化を図るとともに、その評価の安定化を図
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、以下のように構成した。すなわち、本発
明は、メロンの複数の所定部分の色を測定する色測定手
段と、その複数の測定値から各部分間の色差を算出する
色差算出手段と、その算出した色差を所定の基準値と比
較してメロンの表面色の良否を判定する判定手段と、を
備えてなるメロンの表面色評価装置である。
【0006】
【作用】本発明は、以下の知見に基づくものである。す
なわち、収穫して検査員がA、B、C、Dの4階級に等
級付けをした温室メロンについて、その一側面における
果梗部と赤道部の色をそれぞれ測定して両測定値から色
差を求めるとともに、果痕部と赤道部の色をそれぞれ測
定して両測定値から色差を求めた。さらに同一のメロン
において上記の一側面とは反対の側面おける同様の色差
を求め、これら色差の平均を図示すると、例えば図1に
示す結果が得られた。ここで、等級Aは「優の上限」、
等級Bは「優の下限」、等級Cは「良の上限」、等級D
は「良の下限」である。
【0007】図1から、等級A、B、C、Dではそれぞ
れ色差の分布が異なり、メロンの表面色の色むらを評価
するために色差のしきい値を例えば「3」にし、このし
きい値を越えるものを色むらがあるものとして色むらが
あるメロンが占める割合(以下、色むら玉の混入率とい
う)を等級A、B、C、Dごとに求めると、次のような
結果になった。
【0008】等級Aにおける色むら玉の混入率:3/1
1×100=27% 等級Bにおける色むら玉の混入率:7/13×100=
54% 等級Cにおける色むら玉の混入率:9/10×100=
90% 等級Dにおける色むら玉の混入率: 7/9×100=
78% この結果は、実態を反映しているものと考えられ、等級
が優れたメロンは色差が小さく色むらがなく、逆に等級
が劣るメロンは色差が大きく色むらがあるという知見が
得られた。
【0009】さらに、この知見に基づき、上述のように
求めた色差をメロンのサンプルごとにグラフ上にプロッ
トすると図2に示すようになり、その回帰式を求めると
同図に示す結果が得られた。そこで、例えば色差「3」
をしきい値にして、色差がしきい値を下回るメロン中
に、等級A、Bに属するメロンが占める割合を求める
と、13/16×100=81.3%になった。また、
色差がしきい値を上回るメロン中に、等級C、Dに属す
るメロンが占める割合を求めると、16/27×100
=59.3%になった。
【0010】この結果から、表面色にむらが無く全体に
色付きが良く、検査員によって等級A、Bに属すると判
定されているメロンは、色差がしきい値以下になる傾向
が強いといえる。逆に、表面色にむらがあり全体に色付
きが悪く、検査員によって等級C、Dに属すると判定さ
れているメロンは、色差がしきい値以上になる傾向が強
いといえる。
【0011】そこで、本発明者らは、検査員が温室メロ
ンなどのメロンの表面色を評価する際に、メロンの表面
色を良い悪いの2つに区分しているようであり、この検
査員と同等の評価を、色差の活用により実現できるとい
う知見を得た。
【0012】従って、本発明では、この知見に基づき、
色測定手段は、メロンの複数の所定部分の色を測定す
る。そして、色差算出手段は、その複数の測定値から各
部分間の色差を算出する。評価手段は、その算出した色
差を所定の基準値と比較してメロンの表面色の良否を判
定する。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について、以下に図面を参照
して説明する。
【0014】図3において、1は撮影評価対象である温
室メロンなどをカラー撮影する画像入力装置である。
2、2は温室メロンを照明する照明装置である。画像入
力装置1は、カメラコントローラ3を介して画像処理装
置4に接続する。画像処理装置4は、後述のように所定
の画像処理を行う。画像処理装置4は後述のようなデー
タ処理を行うコンピュータ5に接続し、コンピュータ5
には出力装置として表示装置6を接続する。
【0015】次に、このように構成する実施例のメロン
の色評価の一例について、図5のフローチャートを参照
して説明する。
【0016】まず、画像入力装置1が撮影する温室メロ
ンのカラー画像を入力し(S1)、R、G、Bのいずれ
かの画像を2値化してメロンを抽出する(S2)。次
に、その抽出したメロンの重心位置を算出する(S
3)。引き続き、その抽出したメロンの色の測定領域
を、次のように算出する(S4)。
【0017】すなわち、図4に示すように、メロンの重
心からy方向の距離をそれぞれ算出し、その算出距離に
一定値a(a<1)を掛けて位置y1、y2を求める。
そして、例えば、位置y1、位置y2をそれぞれ色測定
の中心とし、あらかじめ設定したウィンドウを色の測定
領域D3、D2とする。なお、この測定領域の組み合わ
せは、前記以外に、重心を中心とする測定領域D1と測
定領域D2、測定領域D1と測定領域D3、あるいは測
定領域D1、D2およびD3の組み合わせでもよい。
【0018】次に、上記のように設定した測定領域D
2、D3の色測定を行う(S5)。そして、異なる測定
領域D2、D3の色測定の測定結果から色差を計算する
(S6)。さらに、その算出した色差を、メロンの表面
色の良否を判定するためにあらかじめ設定した基準値
(しきい値)と比較し、基準値以下であときにはメロン
の表面色は「良」と判定し、基準値以上であるときには
メロンの表面色は「不良」と判定する。
【0019】以上のように本実施例によれば、メロンの
2つ異なる領域の色を測定し、その2つの測定値から2
つの領域間の色差を算出し、その算出した色差を所定の
基準値と比較してメロンの表面色の良否を判定するよう
にしたので、検査員と同等の評価の自動化が図れて評価
作業の省力化が実現できるとともに、その評価の安定化
が図れる。
【0020】次に、本発明に関連する発明として、ネッ
ト系メロンのネットの類似性を総合的に評価するネット
の評価装置の一例について、図6を参照して説明する。
【0021】図6において、11は評価対象であるネッ
ト系メロンをのせる回転台であり、この回転台11は、
モータを内蔵する回転台駆動部12により回転できるよ
うに構成する。13は回転台11上のネット系メロンを
撮影する画像入力装置である。画像入力装置13は、カ
メラコントローラ14を介して画像処理装置15に接続
する。画像処理装置15は、後述のように所定の画像処
理を行う。画像処理装置15には、出力装置として表示
装置16を接続する。
【0022】以上のように構成する装置の画像処理の一
例について、図7のフローチャートを参照して説明す
る。ここでは、評価対象としてアンデスメロンの場合に
ついて説明する。
【0023】まず図6に示す位置のメロンを画像入力装
置13で撮影して画像を入力するとともに、さらに回転
台11を180度回転させて反対位置で停止し、この位
置のメロンを画像入力装置13で再び撮影して画像を入
力する(S11)。そして、これら入力した2つの画像
をそれぞれ2値化処理し、ネットをそれぞれ抽出する
(S12)。
【0024】ところで、ネットが抽出された一方の画像
Aを画素数nだけ水平方向および垂直方向に移動したと
きの画像Anを求め、画像Aとその求めた画像Anとの
論理積により一致する画素数(縞の構成画素数)を算出
し、移動画素数nとそれに対応する縞の構成画素数の関
係を図に示すと、図8の(1)または(2)に示すよう
になる。さらに、ネットが抽出されたもう一方の画像B
についても同様に求めると、その結果は図8の(1)ま
たは(2)に示すようになる。この結果から、画像Aに
かかる縞の構成画素数の変化状態と、画像Bにかかる縞
の構成画素数の変化状態とが同じであれば、ネットパタ
ーンに類似性があるといえる。なお、8図中の各矢印
は、後述する比率算出のポイントである。
【0025】そこで、このネットパターンの類似性を評
価するために、ステップS12でネットが抽出された両
画像(A、B)のそれぞれについて、あらかじめ設定し
た画素数n1だけ水平方向および垂直方向に移動し、移
動後の画像をA1およびB1とする(S13)。引き続
き、同様に、ネットが抽出された両画像(A、B)のそ
れぞれについて、あらかじめ設定した画素数n2だけ水
平方向および垂直方向に移動し、移動後の画像をA2お
よびB2とする(S14)。
【0026】次に、画像Aと画像A1との論理積により
両画像のネットの一致面積AS1を求めるとともに、画
像Aと画像A2との論理積により両画像のネットの一致
面積AS2を求める。同様に、画像Bと画像B1との論
理積により両画像のネットの一致面積BS1を求めると
ともに、画像Bと画像B2との論理積により両画像のネ
ットの一致面積BS2を求める。
【0027】引き続き、その求めた一致面積AS1と一
致面積BS1の比率(AS1/BS1)を計算するとと
もに、その求めた一致面積AS2と一致面積BS2の比
率(AS2/BS2)を計算する。この比率は「1」に
近似するほどメロン全体のネットパターンに均一性があ
るといえる。そこで、この算出した各比率をあらかじめ
設定した値と比較し(S17)、ネットパターンの均一
性を評価する。
【0028】以上のような処理によれば、メロン全体の
ネットパターンを総合的に評価することができる。ま
た、その評価方法としてアルゴリズムが簡単であり、処
理速度の向上が図れる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明では、メロンの複数
の所定部分の色を測定し、その複数の測定値から各部分
間の色差を算出し、その算出した色差を所定の基準値と
比較してメロンの表面色の良否を判定するようにしたの
で、検査員と同等の評価の自動化が図れて評価作業の省
力化が実現でき、しかもその評価の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】等級付けされたサンプルの色差の分布例を示す
図である。
【図2】そのサンプルと色差の関係を示す図である。
【図3】本発明実施例のブロック図である。
【図4】評価領域を設定するための説明図である。
【図5】本発明実施例のメロンの表面色評価の一例を示
すフローチャートである。
【図6】ネットの評価装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】その装置の画像処理例を示すフローチャートで
ある。
【図8】移動画素数と縞の構成画素数との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 4 画像処理装置 5 コンピュータ
フロントページの続き (72)発明者 梅田 重夫 大阪府松原市柴垣1丁目25番4号 (72)発明者 坂口 栄一郎 東京都稲城市平尾1丁目21番2号 サンパ ーク平尾6−301号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メロンの複数の所定部分の色を測定する色
    測定手段と、 その複数の測定値から各部分間の色差を算出する色差算
    出手段と、 その算出した色差を所定の基準値と比較してメロンの表
    面色の良否を判定する判定手段と、 を備えてなるメロンの表面色評価装置。
JP13302393A 1993-05-11 1993-05-11 メロンの表面色評価装置 Withdrawn JPH06323909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13302393A JPH06323909A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 メロンの表面色評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13302393A JPH06323909A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 メロンの表面色評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06323909A true JPH06323909A (ja) 1994-11-25

Family

ID=15094992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13302393A Withdrawn JPH06323909A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 メロンの表面色評価装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06323909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7953572B2 (en) 2006-09-29 2011-05-31 Konica Minolta Sensing, Inc. Measurement system, and program product for measurement system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7953572B2 (en) 2006-09-29 2011-05-31 Konica Minolta Sensing, Inc. Measurement system, and program product for measurement system

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