JPH06322755A - 柱状体の継手装置及びその製造方法 - Google Patents

柱状体の継手装置及びその製造方法

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JPH06322755A
JPH06322755A JP13653893A JP13653893A JPH06322755A JP H06322755 A JPH06322755 A JP H06322755A JP 13653893 A JP13653893 A JP 13653893A JP 13653893 A JP13653893 A JP 13653893A JP H06322755 A JPH06322755 A JP H06322755A
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elliptical
groove
projection
columnar
joint device
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JP13653893A
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Kunio Iwabori
邦男 岩堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柱状体の継手装置において、非溶接で、極め
て強力に接続することができ、さらに作業性が優れるこ
と。 【構成】 柱状体1の一端に楕円状突部2を有した楕円
状突部体Aと、別の柱状体1の他端に楕円状溝部5を有
した楕円状溝部体Bとからなること。楕円状突部2に内
側溝条3が、楕円状溝部5に外側溝条6が少なくとも一
方に形成されていること。前記楕円状突部2を楕円状溝
部5に挿入した後にカシメ固着されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非溶接で、極めて強力
に接続することができ、さらに作業性の優れた柱状体の
継手装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在でも、コンクリート製継パイルは、
溶接によって接続している。具体的には、実公昭39−
18126号に記載のように、コンクリート製パイル端
を筒状鉄板で巻き、該筒状鉄板端に鉄平板を一体的に設
け、このようにした隣接する柱体の端の鉄平板相互を重
ね合わせ、鉄平板相互の合わせ部外周を溶接にて接続し
たものである。この継パイルは、施工性,強度性が優れ
ているため、現在でも使用しているコンクリート製継パ
イルである。
【0003】また、前述の溶接継手以外では、螺子式の
継手が多く開発されているが、直径の小さいものに採用
されているに留まり、直径の大きなパイル(直径約1m
内外)は依然として溶接にてコンクリート製継パイルが
製造されている。
【0004】さらに、実公昭51−14401号では、
継箇所に突片を複数設け、他の継箇所に溝部を形成して
継パイルを施工しているものも存在している。また、実
公昭51−19283号では継手箇所に別のリングを設
けて突片とテーパ溝部とが係合するように構成されたも
のが存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、溶接継手で
は、雨天には作業できない最大の欠点があることと、溶
接した強度を単に外観のみで判断すると危険性があるた
め、溶接強度を溶接検査装置にて測定して強度性の確保
を図っていた現状である。さらに、その溶接を確実に行
なうにはかなりの熟練度を必要とし、中々初心者では施
工できない不都合もあった。
【0006】また、螺子式の継手では、何回も回転させ
なければならず、直径の大きなものでは、装置が大型化
し、強度が得にくい欠点があった。
【0007】さらに、実公昭51−14401号では、
突片と溝部との係合箇所が僅かであり、単に挿入係止で
あり、強度が得られない欠点があった。また、実公昭5
1−19283号では、部品点数も多くなり、構成が複
雑であり、強度的にも充分とは言えない欠点があった。
【0008】このような事情から、構成が簡単で且つ強
度的に優れた非溶接継手が業界では要望されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、柱状体の一端に楕円状突部を有した楕円状突部体
と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した楕円状溝部
体とからなり、楕円状突部に内側溝条を、楕円状溝部に
外側溝条を何れか一方に形成し、前記楕円状突部を楕円
状溝部に挿入した後にカシメ固着してなる柱状体の継手
装置としたり、或いは、柱状体の一端に楕円状突部を有
した楕円状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を
有した楕円状溝部体とからなり、楕円状突部に内側溝条
を、楕円状溝部に外側溝条を何れか一方に形成し、前記
楕円状突部を楕円状溝部に挿入し、次いで相互に約60
度以内回転させ、その後楕円状突部と楕円状溝部とをカ
シメ固着し、且つ溝内に他側の肉厚部の一部を圧入せし
め、約180度近くカシメ接合してなる柱状体の継手装
置の製造方法としたことにより、構成が簡単で、極めて
強力に接続することができ、さらに作業性の優れたもの
にでき、前記の課題を解決したものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、柱状体1は、鉄筋コンクリート製パイル、鉄筋
コンクリート製継ポール、鉄筋コンクリート製柱、鉄筋
コンクリート製継梁、鋼製パイル等が含まれる(図1,
図40,図41等参照)。
【0011】その柱状体1の一端には、楕円状突部体A
が設けられ、他方の柱状体1の他端には楕円状溝部体B
が設けられ、前記楕円状突部体Aの楕円状突部2には内
側溝条3が、楕円状溝部5には外側溝条6が少なくとも
一方に形成され、その楕円状突部体Aと楕円状溝部体B
とが回転にてカシメ固着して接続されるように構成され
ている。
【0012】前記楕円状突部体Aは金属製で、内側溝条
3を有することもある楕円状突部2と金属製座板4とが
一体形成され、該金属製座板4の外表面側に楕円状突部
2が突出形成されている。該楕円状突部2に内側溝条3
が形成された場合を本発明の第1実施例とする。この場
合には、金属製座板4側の突部外径部と内側溝条外径
部とが異なる径にて形成され、その楕円状突部2の端
面は平面状に形成されている。
【0013】前記楕円状溝状体Bは金属製で、外側溝条
6を有することもある楕円状溝部5と金属製座板7とが
一体形成され、該金属製座板7の外表面側に楕円状溝部
5が穿設形成されている。該楕円状溝部5に外側溝条6
が形成された場合を本発明の第2実施例とする。この場
合には、溝部内径部と外側溝条内径部とが異なる径
にて形成され、その楕円状溝部5の底面は平面状に形成
されている。
【0014】その楕円状突部2は略垂下状(蟻形状を除
く。)の柱片で、楕円状溝部5は略鉛直状(蟻形状を除
く。)の穴部であり、且つその楕円状突部2の高さと楕
円状溝部5の深さとも略同一(同一を含む。)である。
また、その楕円状突部2と楕円状溝部5との一方が先端
にゆくに従って窄まるように構成されることもある(図
9及び図27参照)。
【0015】また、その楕円状突部体A及び楕円状溝部
体Bの端の外周にはそれぞれ金属製筒体8が固着され、
該金属製筒体8は前記柱状体1を抱持するようにして固
着されている。さらに、その楕円状突部体Aの金属製座
板4及び楕円状溝部体Bの金属製座板7には、緊張され
た鉄筋9の端が係止され、すなわち、鉄筋9に引張応力
が生ずるようにして楕円状突部体A及び楕円状溝部体B
が柱状体1端に取り付けられている。
【0016】前記楕円状とは、この明細書においては、
非円形をなし、弧状が連続したものや、或いは短い直線
の集合された楕円に近いものをも含む。具体的には、そ
の楕円状にする場合に、図36に示すように、その複合
楕円とした適宜の箇所に点を設けて全体を分割するよう
にして、その点を相互に短い直線にて結ぶと複合楕円に
内接した多角形が形成される。このように複合楕円に内
接した多角形も楕円状と称する。
【0017】また、その楕円状にする場合に、図37に
示すように、その複合楕円とした適宜の箇所より複数の
接線を設け、複合楕円となるべく離れないようにして隣
接する相互の接線を結ぶ(比較的短い線分)と楕円に外
接した多角形が形成される。このように楕円に外接した
多角形も楕円状と称する。
【0018】また、楕円状を理論的に説明すると、図3
5(a)に示すように、例えば、短軸及び長軸を直交さ
せ、基礎円(真円半径r0 )に対して、0°(2π)、
π、2π(0°)位置で、適宜の間隔hだけ小さくなる
ようにし、且つπ/2、3π/2位置で、適宜の間隔h
だけ大きくなるようにして曲線を求めたものである。す
なわち、これは、図35(b)に示すような、h cos
〔2(θ+π/2)〕=h cos(2θ+π)なる余弦曲
線をその基礎円(真円半径r0 )に巻き付けて形成した
ものであり、これが楕円の概念である。
【0019】さらに、この楕円の理論式は、図35
(a)において、基礎円の中心点から楕円の任意の位置
の曲線(軌跡)までの長さをyとすると、y=r0 +h
cos(2θ+π)として表される。この楕円は、数学上
の一般式ではないが、簡易に製造するための式である。
【0020】次に、前述したように、楕円状突部2に内
側溝条3が形成された本発明の第1実施例(図1乃至図
9参照)について説明するに、突部外径部の最大外径
1、内側溝条外径部の最大外径R2 、溝部内径部
の最大内径R3 とそれぞれすると、 R2 <R1 <R3 (1) を満足させることが必要である。これは図6(a)から
明らかである。
【0021】また、突部外径部の最小外径r1 、内側
溝条外径部の最小外径r2 、溝部内径部の最小内径
3 とそれぞれすると、 r2 <r1 <r3 (2) を満足させることが必要である。これは図6(b)から
明らかである。
【0022】 また、r3 <R1 (3) この式を満足させるのは、図8(b)及び図9に示され
ている。上記の式において、(1)式乃至(3)式を満
足させることが必須である。
【0023】特に、(1)式乃至(3)式の全ての条件
を満足する場合の式を統合すると、材料の食い込み量が
少ない場合は、 R2 <r3 <R1 (4) となる。これは図8(b)から明らかである。
【0024】また、かなり食い込む場合には、図9
(c)に示すように、その式を統合すると、 r3 <R2 <R1 (5) となる。
【0025】さらに、特に、(3)式は、溝部内径部
の最小内径r3 よりも突部外径部の最大外径R1 が大
きい条件であり、これも、図8(b)に示すように、溝
に突状が相互に食い込み状態となってカシメられるもの
である。
【0026】このように、(3)式を満足させるとカシ
メ固着が可能である。
【0027】前述のような式を満足する楕円状突部体A
と楕円状溝部体Bとを係合固着する場合に、まず、楕円
状突部体Aの突部外径部の最大外径R1 及び内側溝条
外径部の最大外径R2 と、楕円状溝部体Bの溝部内径
部の最大内径R3 とが放射方向に略一致し、且つ楕円
状突部体Aの突部外径部の最小外径r1 及び内側溝条
外径部の最小外径r2 と、楕円状溝部体Bの溝部内径
部の最小内径r3 とが放射方向に略一致するようにし
てその両者を面接合する。これは、(1)式及び(2)
式を同時に満足することができるために、特に、楕円状
突部体Aの内側溝条外径部の最大外径R2 よりも楕円
状溝部体Bの溝部内径部の最大内径R3 が大きいこと
と、且つ楕円状突部体Aの内側溝条外径部の最小外径
2 よりも楕円状溝部体Bの溝部内径部の最小内径r
3 大きいことから、何等の抵抗や、つっかかり等もな
く、極めてスムーズに挿入且つ面接合できる。
【0028】そして、楕円の長軸が4箇所存在する場合
については、約45度回転させる。この回転力(トル
ク)は、材質や楕円状突部体Aの突部外径部の最大外
径R1と楕円状溝部体Bの溝部内径部の最小内径r3
との食い込み量や又は楕円状突部体Aの内側突条3に対
して楕円状溝部5が食い込み、該食い込み量等によって
異なるが、カシメ状態を得るためにはかなり大きなトル
クが必要である。
【0029】このカシメ状態を、材料力学的に判断する
と、図8(b)に示すように、例えば、楕円状突部体A
と楕円状溝部体Bとを金属製で同材質にし、その楕円状
突部2と楕円状溝部5とは該当箇所(肉厚部)が他方箇
所(肉厚部)によって潰されるごとくに食い込まれ、且
つその箇所が他方に対して押圧状態となる。すなわち、
その楕円状突部2はその中心方向に対して強力なる圧縮
荷重が加えられ、且つ楕円状溝部5は外方に向かって引
っ張るような引張荷重が加えられつつこれが力の均衡を
保持しつつカシメ固着されている。これによって両者の
傾斜境界線は、楕円状突部2はR1 からR10に、R2
らR20にそれぞれ縮小され、且つ楕円状溝部5はr3
らr30に、且つ楕円状溝部5はr3 からr30に、且つそ
の楕円状溝部5の一部は前記内側溝条3内に肉厚部がは
み出しr′30となったり〔図4(a)及び図7(b)参
照〕、或いは楕円状突部2の一部が前記外側溝条6内に
肉厚部がはみ出しR′10となって〔図22(a)及び図
26(b)参照〕それぞれ拡張されてカシメ固着され
る。これによって材料力学的には両者が略一体的にでき
る。
【0030】また、相互の柱状体1,1の軸芯c1 ,c
2 を出すのに、図34に示すように、その楕円状突部2
に偏平テーパー部2aを、楕円状溝部5には前記偏平テ
ーパー部2aに面接合する被偏平テーパー部5aをそれ
ぞれ形成することもある。図34(a)の場合は、偏平
テーパー部2aが凸型で、被偏平テーパー部5aが凹型
に形成され、図34(b)の場合は、偏平テーパー部2
aが凹型で、被偏平テーパー部5aが凸型に形成されて
いる。
【0031】以上のように、接合施工は、両者を面接合
した後に、少なくとも約45度(カシメにて力が加わる
角度は実験的には約30度である。)回転させることの
みでカシメ固着が完了し、柱状体の継手装置を施工する
ことができる。そのカシメ固着箇所は、円周の約半分
(180度)となる。この場合、楕円の長軸が円周に設
けられたものが等間隔や不等間隔も同様である。
【0032】次に、楕円状溝部5に外側溝条6が形成さ
れた本発明の第2実施例について説明するに、突部外径
部の最大外径R1 、溝部内径部の最大内径R3 及び
外側溝条内径部の最大内径R4 とそれぞれすると、 R1 <R3 <R4 (6) を満足させることが必要である。これは図24(a)か
ら明らかである。
【0033】また、突部外径部の最小外径r1 、溝部
内径部の最小内径r3 及び外側溝条内径部の最小内
径r4 とそれぞれすると(ここでも、楕円の長軸が偶数
の場合には直径、奇数の場合には半径とする。)、 r1 <r3 <r4 (7) を満足させることが必要である。これは図24(b)か
ら明らかである。
【0034】 また、r3 <R1 (8) この式を満足させるのは、図26(b)及び図27に示
されている。
【0035】上記の式において、(6)式乃至(8)式
を満足させることが必須である。また、前記楕円状突部
2の垂直度が同一の場合には、(6)式乃至(8)式の
全ての条件を満足することが必要である。
【0036】特に、(6)式乃至(8)式の全ての条件
を満足する場合の式を統合すると、材料の食い込み量が
少ない場合は、 r3 <R1 <r4 (9) となる。これは図27(b)から明らかである。
【0037】かなり食い込む場合には、図27(c)に
示すように、その条件式を統合すると、 r3 <r4 <R1 (10) となる。
【0038】さらに、特に、(8)式は、溝部内径部
の最小内径r3 よりも突部外径部の最大外径R1 が大
きい条件であり、これは、図26(b)及び図27に示
すように、溝に突状が相互に食い込み状態となってカシ
メられる。このように、(8)式を満足させるとカシメ
固着が可能である。
【0039】このような取付方やこの製作方法等につい
ては,前述の第1実施例と同一であるため、その記述を
省略する。
【0040】また、前記楕円状突部体Aと楕円状溝部体
Bとを硬質材ではあるが同等硬度材質で構成することが
ある。このようにすると、カシメ固着した場合には、そ
の相互の肉部が互いに食い込み状となるように固着でき
る〔図8(b)参照〕。
【0041】また、前記楕円状突部体Aを硬度材で構成
し、楕円状溝部体Bとを比較的軟質材にて構成し、且つ
楕円状突部体Aに内側溝条3を形成した場合〔図15参
照〕。このようにすると、カシメ固着した場合には、そ
の楕円状溝部体Bが楕円状突部体Aに比較してより多く
潰れてその内側溝条3に楕円状溝部体Bの肉厚の一部が
食い込み状となるように強固に固着できる。
【0042】次に、前記楕円状突部2の内側溝条3に
は、図10に示すように、楕円の長軸箇所が他部分とは
僅かに上昇するようにして全体として偏平山形が3つ以
上形成されるように構成され、この場合の楕円状溝部5
は垂下状の溝のみにて構成されている。このように形成
することにより、楕円状溝部体Bを有した柱状体1に対
して、楕円状突部体Aを有した柱状体1を面接合後に回
転させると、その偏平山形の傾斜度ゆえに、楕円状突部
体Aの内側溝条3に楕円状溝部体Bの肉厚の一部が食い
込みする量につれて、図12に示すように、楕円状突部
体Aは垂下方向に、楕円状溝部体Bは鉛直方向に対して
力が作用して両者が互いに引き合う力が生ずる。すなわ
ち、カシメ状態となるにつれてその柱状体1,1相互は
圧着状態となり、柱状体1,1c1 ,c2 の軸芯が自ず
から一致することとなる。具体的には、図13(a)か
ら(b)となるように、圧着状態が保持されると同時
に、その相互の軸芯c1 ,c2 も一致するようになる。
【0043】また、その楕円状溝部体Bの外周に、補強
リング11を設けることもある(図16参照)。該補強
リング11は、隣接する柱状体の継手装置相互をカシメ
固着する前に、一方側に、緩く嵌めておき、その後にカ
シメ固着すると、前記楕円状溝部体Bが僅かながらでは
あるが、外周が大きくなり、このとき補強リング11
は、楕円状溝部体Bの外周に固く嵌め合い状態となって
固定される。その補強リング11にも常時、引張応力が
作用している。
【0044】さらに、前記補強リング11に対して、そ
の内周面に、環状突条11aを1又は複数設けることも
ある〔図17(a)参照〕。この断面は、三角形状、半
円、四角形状等が存在する。このようにすると、一般に
は、カシメ固着すると、前記楕円状溝部体Bに引張応力
が作用し、この外周が僅かに大きくなると、その環状突
条11aに食い込み状態となり、その補強リング11に
は引張応力が生じない程度で保持され、長期に亘って脆
性破壊又は金属疲労を生ずることを少なくでき、耐久性
を維持できる。
【0045】また、その環状突条11aに換えて、別部
材の強度に耐えうる比較的軟質材の金属製のリング12
を前記楕円状溝部体Bと補強リング11との間に設ける
こともある〔図17(b)参照〕。
【0046】また、楕円状溝部5に外側溝条6を形成
し、楕円状突部体Aを比較的軟質材で、前記楕円状溝部
体Bを硬度材とすることもある。このようにすると、カ
シメ固着した場合には、その楕円状突部体Aが楕円状溝
部体Bに比較してより多く潰れてその外側溝条6内に楕
円状突部体Aの肉厚の一部が食い込み状となるように強
固に固着できる。
【0047】また、前記楕円状溝部5の外側溝条6に
は、図11に示すように、楕円の長軸箇所が他部分とは
僅かに上昇するようにして全体として偏平山形が3つ以
上形成され、全体で僅かな高さΔhを変化するように構
成されている。この場合の楕円状突部2は垂下状の溝の
みにて構成されている。このため、楕円状溝部体Bを有
した柱状体1に対して、楕円状突部体Aを有した柱状体
1を面接合後に回転させると、その偏平山形の傾斜度ゆ
えに、楕円状溝部5の外側溝条6に楕円状突部体Aの肉
厚の一部が食い込みする量につれて、図10の場合と同
様になり、楕円状突部体Aは垂下方向に、楕円状溝部体
Bは鉛直方向に対して力が作用して両者が互いに引き合
う力が生ずる。すなわち、カシメ状態となるにつれてそ
の柱状体1,1相互は圧着状態となり、柱状体1,1の
軸芯が自ずから一致することとなる。具体的には、図1
3(a)から(b)となるように、圧着状態が保持され
ると同時に、その相互の軸芯c1 ,c2 も一致するよう
になる。
【0048】また、楕円状突部2に内側溝条3を、楕円
状溝部5に外側溝条6をそれぞれ形成されることがある
(図28乃至図31参照)。このような場合、カシメ固
着すると、内側溝条3及び外側溝条6のそれぞれに他側
の肉厚部が食い込み強固にできる。
【0049】内側溝条3及び外側溝条6が存在している
場合に、硬化接合剤10が、前記楕円状溝部体Bに充填
された後に、その楕円状突部体Aが挿入且つ面接合さ
れ、その後に回転にてカシメ固着されることもある。特
に、硬化接合剤10が使用された場合には、図33に示
すように、硬化した場合の断面においては、楕円状突部
2の内側溝条3及び外側突状6内に充填され、その硬化
接合剤10とが垂直方向の引っ張りに対して引っ掛かる
ように力の作用をなす。具体的には、本発明では、カシ
メ固着箇所以外では、隙間状態となる。その箇所として
は、楕円状突部体Aの突部外径部の最小外径r1 及び
内側溝条外径部の最小外径r2 と、楕円状溝部体Bの
溝部内径部の最大内径R3 との間隔である。この間隔
箇所は大きな隙間であり、固着力の増加には寄与しえな
い。ところがその硬化接合剤10の存在にて、硬化後を
断面としてみると、楕円状突部2の内側溝条3内に硬化
接合剤10が侵入し、柱状体1の垂直方向(紙面におい
て上側方向)に対して支持するように作用し垂直方向の
軸力となる。また、楕円状溝部5の外側溝条6内に硬化
接合剤10が侵入し、柱状体1の垂直方向(紙面におい
て下側方向)に対して支持するように作用し垂直方向の
軸力となる。このような軸力が引っ張りに対しての力を
有し、引張応力が生じ、引張荷重に対して強固となる。
これによってカシメ固着箇所の約半分と、その硬化接合
剤10による固着の約半分の固着にて全体として全周に
亘って固着されることとなり、極めて強固にできる。
【0050】また、楕円状溝部体Bの外周に複数のボル
ト13,13,…にて補強固着する場合もある(図18
及び図19参照)、この場合は、周囲に等分して例え
ば、4箇所,6箇所,8箇所等に取付られている。
【0051】また、図38及び図39に示したものは、
カシメ固着以外の実施例である。すなわち、構成は本発
明と同様であるが、回転固着した際に、単に接する状態
となる場合である。具体的には、図39(b)に示すよ
うに、楕円状突部体Aの突部細径部の最大外径R1
楕円状溝部体Bの溝部細径部の最小内径r3 とが単に
接する程度に固定されるものである。すなわち、R1
3 となる。最大の隙間については、図39(a)に示
すように、本発明の場合と同様であり、この場合は、硬
化接合剤10を充填することが必要である。
【0052】
【発明の効果】まず、請求項1の発明においては、第1
に非溶接の継手であり、雨天でも作業できる利点があ
り、第2に単なる係合ではなく、カシメにて一体的にで
き、接合部が極めて強固にでき、第3に継手箇所は円周
のうち約半分は継手にでき強固となるし、第4に楕円状
の継手のため、円周に3箇所以上のカシメ固着箇所が生
じ、一定の方向からの曲げに対して対応でき、曲げモー
メントも大きくできる等の効果を奏する。
【0053】また、請求項2の発明においては、前記楕
円状突部体Aと楕円状溝部体Bとを硬質材ではあるが同
等硬度材質で構成したので、カシメ固着した場合には、
その相互の肉部が互いに食い込み状となるように固着で
きる。
【0054】また、請求項3の発明においては、前記楕
円状突部体Aを硬度材で構成し、楕円状溝部体Bとを比
較的軟質材にて構成し、且つ楕円状突部体Aに内側溝条
3を形成したので、カシメ固着した場合には、その楕円
状溝部体Bが楕円状突部体Aに比較してより多く潰れて
その内側溝条3に楕円状溝部体Bの肉厚の一部が食い込
み状となるように強固に固着できる。
【0055】次に、請求項4の発明においては、請求項
3における楕円状突部2の内側溝条3に、楕円の長軸箇
所が他部分とは僅かに上昇するようにした偏平山形を複
数形成されるように構成したので、カシメ状態となるに
つれてその柱状体1,1相互は圧着状態となり、柱状体
1,1の軸芯c1 ,c2 が自ずから一致することとな
る。すなわち、圧着状態が保持されると同時に、その相
互の軸芯c1 ,c2 も一致するようになる。
【0056】また、請求項5の発明においては、請求項
3における楕円状溝部体Bの外周に、補強リング11を
設けてあるため、カシメ固着すると、前記楕円状溝部体
Bが僅かながらではあるが、外周が大きくなり、このと
き補強リング11は、楕円状溝部体Bの外周に固く嵌め
合い状態となって抱持固定され、継手装置を安定して強
固にできる。
【0057】さらに、請求項6の発明においては、請求
項5における補強リング11に対して、その内周面に、
環状突条11aを1又は複数設けてあるため、一般に
は、カシメ固着すると、前記楕円状溝部体Bに引張応力
が作用し、この外周が僅かに大きくなると、その環状突
条11aに食い込み状態となり、その補強リング11に
は引張応力が生じない程度で保持され、長期に亘って脆
性破壊又は金属疲労を生ずることを少なくでき、耐久性
を維持できる利点がある。
【0058】また、請求項7の発明においては、請求項
5において、別部材の強度に耐えうる比較的軟質材の金
属製のリング12を前記楕円状溝部体Bと補強リング1
1との間に設たので、請求項6と同様の効果を奏する。
【0059】また、請求項8の発明においては、楕円状
溝部5に外側溝条6を形成し、楕円状突部体Aを比較的
軟質材で、前記楕円状溝部体Bを硬度材としたので、カ
シメ固着したときには、その楕円状突部体Aが楕円状溝
部体Bに比較してより多く潰れてその外側溝条6内に楕
円状突部体Aの肉厚の一部が食い込み状となるように強
固に固着できる。
【0060】また、請求項9の発明においては、請求項
8における楕円状溝部5の外側溝条6には、楕円の長軸
箇所が他部分とは僅かに上昇するようにした偏平山形を
複数形成されるように構成したので、この場合の楕円状
突部2は垂下状の溝のみにて構成されている。このよう
に形成することにより、楕円状溝部体Bを有した柱状体
1に対して、楕円状突部体Aを有した柱状体1を面接合
後に回転させると、その偏平山形の傾斜度ゆえに、楕円
状溝部5の外側溝条6に楕円状突部体Aの肉厚の一部が
食い込みする量につれて、楕円状突部体Aは垂下方向
に、楕円状溝部体Bは鉛直方向に対して力が作用して両
者が互いに引き合う力が生ずる。すなわち、カシメ状態
となるにつれてその柱状体1,1相互は圧着状態とな
り、柱状体1,1の軸芯c1 ,c2 が自ずから一致する
こととなる。すなわち、本発明では、圧着状態が保持さ
れると同時に、その相互の軸芯c1 ,c2 も一致するよ
うになる。
【0061】また、請求項10の発明においては、請求
項10における楕円状突部2に内側溝条3を、楕円状溝
部5に外側溝条6をそれぞれ形成したので、カシメ固着
すると、内側溝条3及び外側溝条6のそれぞれに他側の
肉厚部が食い込み強固にできる。
【0062】また、請求項11の発明においては、請求
項10における内側溝条3及び外側溝条6が存在してい
る場合に、硬化接合剤10を楕円状溝部体Bに充填した
ので、硬化した場合の断面においては、楕円状突部2の
内側溝条3及び外側溝条6内に充填され、その硬化接合
剤10とが垂直方向の引っ張りに対して引っ掛かるよう
に力の作用をなし、すなわち、楕円状溝部5の外側溝条
6内に硬化接合剤10が侵入し、柱状体1の垂直方向
(紙面において下側方向)に対して支持するように作用
し垂直方向の軸力となる。このような軸力が引っ張りに
対しての力を有し、引張応力が生じ、引張荷重に対して
強固となる。これによってカシメ固着箇所の約半分と、
その硬化接合剤10による固着の約半分の固着にて全体
として全周に亘って固着されることとなり、極めて強固
な継手装置を提供できる。
【0063】また、請求項12の発明においては、請求
項1における楕円状溝部体Bの外周に複数のボルト1
3,13,…にて補強固着したので、ボルト13による
固着にてさらに安定した強固なる継手装置にできる。
【0064】次に、請求項13の製造法の発明において
は、突き合わせ後は、相互に約60度以内回転にてカシ
メ固着でき、そのカシメ固着も、全周の内約半分とな
り、強固な固着であると同時に継手作業を極めて迅速に
できる大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カシメ固着する前で相互に離間した状態の本発
明の第1実施例の斜視図
【図2】カシメ固着する前で相互に離間した状態の本発
明の第1実施例の縦断面図
【図3】(a)はカシメ固着する前の相互に面接合した
状態の本発明の第1実施例の縦断面図 (b)は(a)のC−C矢視一部拡大断面図
【図4】(a)はカシメ固着した状態の本発明の第1実
施例の縦断面図 (b)は(a)のD−D矢視一部拡大断面図
【図5】カシメ固着する前の相互に面接合した状態の本
発明の第1実施例の要部横拡大断面図
【図6】(a)は図5のE1−E1矢視拡大断面図 (b)は図5のE2−E2矢視拡大断面図
【図7】カシメ固着した状態の本発明の第1実施例の要
部横拡大断面図
【図8】(a)は図7のG1−G1矢視拡大断面図 (b)は図7のG2−G2矢視拡大断面図
【図9】(a),(b),(c)はカシメ固着した状態
の本発明の第1実施例の別の実施例の要部縦拡大断面図
【図10】(a)は複合楕円状突部の内側溝条を偏平山
形に複数形成した本発明の第1実施例の一部断面とした
側面図 (b)は(a)のJ1−J1矢視断面図 (c)は(a)の内側溝条の偏平山形箇所の展開図 (d)は(b)のJ2−J2矢視拡大断面図 (e)は(b)のJ3−J3矢視拡大断面図
【図11】(a)は複合楕円溝突部の外側溝条を偏平山
形に複数形成した本発明の第2実施例の一部断面とした
側面図 (b)は(a)のK1−K1矢視断面図 (c)は(a)の外側溝条の偏平山形箇所の展開図 (d)は(b)のK2−K2矢視拡大断面図 (e)は(b)のK3−K3矢視拡大断面図
【図12】カシメ固着した状態の力の作用を示す本発明
の要部縦拡大断面図
【図13】(a)はカシメ固着する前の相互に離間した
状態の本発明の正面図 (b)はカシメ固着した状態の本発明の正面図
【図14】複合楕円状突部体を複合楕円状溝部体よりも
軟化材とし、カシメ固着した後の要部縦拡大断面図
【図15】複合楕円状溝部体を複合楕円状突部体よりも
軟化材とし、カシメ固着した後の要部縦拡大断面図
【図16】図15の構成に補強リングを付けた状態の要
部縦拡大断面図
【図17】(a)は図16の構成に補強リングを付けた
状態の別の実施例の要部縦拡大断面図 (b)は図16の構成に補強リングを付けた状態のさら
に別の実施例の要部縦拡大断面図
【図18】カシメ固着した状態に加えて外周にボルトを
4箇所固着した本発明の第1実施例の別の実施例の要部
横断面図
【図19】(a)は図18のL−L矢視拡大断面図 (b)は(a)とは別の実施例の拡大断面図
【図20】カシメ固着する前で相互に離間した状態の本
発明の第2実施例の縦断面図
【図21】(a)はカシメ固着する前の相互に面接合し
た状態の本発明の第2実施例の縦断面図 (b)は(a)のM−M矢視拡大断面図
【図22】(a)はカシメ固着した状態の本発明の第2
実施例の縦断面図 (b)は(a)のN−N矢視拡大断面図
【図23】カシメ固着する前の相互に面接合した状態の
本発明の第2実施例の要部横拡大断面図
【図24】(a)は図23のP1−P1矢視拡大断面図 (b)は図23のP2−P2矢視拡大断面図
【図25】カシメ固着した状態の本発明の第2実施例の
要部横拡大断面図
【図26】(a)は図25のQ1−Q1矢視拡大断面図 (b)は図25のQ2−Q2矢視拡大断面図
【図27】(a),(b),(c)はカシメ固着した状
態の本発明の第2実施例の別の実施例の要部縦拡大断面
【図28】カシメ固着する前の相互に面接合した状態の
本発明の第3実施例の要部横拡大断面図
【図29】(a)は図28のS1−S1矢視拡大断面図 (b)は図28のS2−S2矢視拡大断面図
【図30】カシメ固着した状態の本発明の第2実施例の
要部横拡大断面図
【図31】(a)は図30のU1−U1矢視拡大断面図 (b)は図30のU2−U2矢視拡大断面図
【図32】(a)は複合楕円状溝部内に硬化接合剤を充
填し、カシメ固着する前の相互に離間した状態の本発明
の第3実施例の一部断面とした正面図 (b)は複合楕円状溝部内に硬化接合剤を充填し、カシ
メ固着する前の相互に面接合した状態の本発明の第3実
施例の一部断面とした正面図
【図33】継手箇所に硬化接合剤を充填して硬化後で且
つカシメ固着した後の本発明の第3実施例の要部縦拡大
断面図
【図34】(a)は複合楕円状突部体と複合楕円状溝部
体とをカシメ固着した状態の本発明の第1実施例の別の
実施例の要部縦拡大断面図 (b)は複合楕円状突部体と複合楕円状溝部体とをカシ
メ固着した状態の本発明第1実施例のさらに別の実施例
の要部縦拡大断面図
【図35】(a)は本発明の複合楕円の理論説明のため
の平面略図 (b)は複合楕円の円周を横軸にとり直径方向を縦軸と
した理論説明のためのグラフ
【図36】楕円に内接した多角形なる楕円状の一部平面
【図37】楕円に外接した多角形なる楕円状の一部平面
【図38】固定した状態の別の実施例の要部横拡大断面
【図39】(a)は図38のX1−X1矢視拡大断面図 (b)は図38のX2−X2矢視拡大断面図
【図40】本発明の柱状体を四角形にして梁とし、カシ
メ固着する前で相互に離間した状態の本発明の斜視図
【図41】本発明の柱状体を四角形にして柱とし、カシ
メ固着する前で相互に離間した状態の本発明の斜視図
【符号の説明】
A…楕円状突部体 B…楕円状溝部体 1…柱状体 2…楕円状突部 3…内側溝条 5…楕円状溝部 6…外側溝条 10…硬化接合剤 11…補強リング 11a…環状突条 12…リング 13…ボルト

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状体の一端に楕円状突部を有した楕円
    状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した楕
    円状溝部体とからなり、楕円状突部に内側溝条を、楕円
    状溝部に外側溝条を少なくとも一方に形成し、前記楕円
    状突部を楕円状溝部に挿入した後にカシメ固着してなる
    ことを特徴とした柱状体の継手装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記楕円状突部体と
    前記楕円状溝部体とを同等硬度材質としてなることを特
    徴とした柱状体の継手装置。
  3. 【請求項3】 柱状体の一端に楕円状突部を有した楕円
    状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した楕
    円状溝部体とからなり、楕円状突部に内側溝条を形成
    し、楕円状突部体を硬度材で、前記楕円状溝部体を比較
    的軟質材とし、前記楕円状突部を楕円状溝部に挿入した
    後にカシメ固着してなることを特徴とした柱状体の継手
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記楕円状突部の内
    側溝条に、楕円の長軸箇所が他部分とは僅かに上昇する
    ようにした偏平山形を複数形成してなることを特徴とし
    た柱状体の継手装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記楕円状溝部体側
    外周に補強リングを設けてなることを特徴とした柱状体
    の継手装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記楕円状溝部体側
    外周を、複数条の環状突条付きの補強リングにて保持し
    てなることを特徴とした柱状体の継手装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記楕円状溝部体側
    外周と補強リングとの間に複数のリングを介在してなる
    ことを特徴とした柱状体の継手装置。
  8. 【請求項8】 柱状体の一端に楕円状突部を有した楕円
    状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した楕
    円状溝部体とからなり、楕円状溝部に外側溝条を形成
    し、楕円状突部体を比較的軟質材で、前記楕円状溝部体
    を硬度材とし、前記楕円状突部を楕円状溝部に挿入した
    後にカシメ固着してなることを特徴とした柱状体の継手
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記楕円状溝部の外
    側溝条に、楕円の長軸箇所が他部分とは僅かに上昇する
    ようにした偏平山形を複数形成してなることを特徴とし
    た柱状体の継手装置。
  10. 【請求項10】 柱状体の一端に楕円状突部を有した楕
    円状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した
    楕円状溝部体とからなり、楕円状突部に内側溝条を、楕
    円状溝部に外側溝条をそれぞれ形成し、楕円状の長軸を
    全周に3箇所以上で等間隔に形成し、前記楕円状突部を
    楕円状溝部に挿入した後にカシメ固着してなることを特
    徴とした柱状体の継手装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記楕円状溝部
    内に硬化接合剤を充填してなることを特徴とした柱状体
    の継手装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、前記楕円状溝部体
    の外周面側より複数のボルトにて前記楕円状突部体を固
    定してなることを特徴とした柱状体の継手装置。
  13. 【請求項13】 柱状体の一端に楕円状突部を有した楕
    円状突部体と、別の柱状体の他端に楕円状溝部を有した
    楕円状溝部体とからなり、楕円状突部に内側溝条を、楕
    円状溝部に外側溝条を少なくとも一方に形成し、前記楕
    円状突部を楕円状溝部に挿入し、次いで相互に約60度
    以内回転させ、その後楕円状突部と楕円状溝部とをカシ
    メ固着し、且つ溝内に他側の肉厚部の一部を圧入せし
    め、約180度近くカシメ接合してなることを特徴とし
    た柱状体の継手装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018179909A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 株式会社鷺宮製作所 絞り装置、および、それを備える冷凍サイクルシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018179909A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 株式会社鷺宮製作所 絞り装置、および、それを備える冷凍サイクルシステム
CN110392799A (zh) * 2017-03-27 2019-10-29 株式会社鹭宫制作所 节流装置及具备该节流装置的冷冻循环***

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