JPH0632263Y2 - 油圧クランプのクランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置 - Google Patents

油圧クランプのクランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置

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JPH0632263Y2
JPH0632263Y2 JP3176588U JP3176588U JPH0632263Y2 JP H0632263 Y2 JPH0632263 Y2 JP H0632263Y2 JP 3176588 U JP3176588 U JP 3176588U JP 3176588 U JP3176588 U JP 3176588U JP H0632263 Y2 JPH0632263 Y2 JP H0632263Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ワーク等の被固形物を固形又は固定解除する
ために、油圧クランプに対して圧油を供給・排出する油
圧給排装置のうちでも、油圧クランプのクランプ用圧力
を高圧クランプ用圧と低圧クランプ用圧とに切換えるこ
とができるようにするクランプ用圧力切換え可能な油圧
給排装置に関し、クランプ用圧力の切換え操作時にワー
ク等の被固定物がずれ動くのを防止するとともに、切換
え操作時間を短縮する技術である。
《前提となる基本構造》 例えばガソリンエンジンのクランクケース蓋等の変形し
やすいワークをマシニングセンタ等の工作機械で加工す
る場合には、そのテーブルにワークを油圧クランプでク
ランプして、まず荒切削加工を施した後、引き続き仕上
げ切削加工を施すことがある。
この場合、荒仕上げ加工時には、油圧クランプを高圧で
クランプ作動させて、クランプ力を大きくすることによ
り、切削深さを深くして、切削加工速度を速める。
そして、仕上げ切削加工時には、油圧クランプを低圧で
クランプ作動させて、クランプ力を小さくすることによ
り、ワークの歪みを小さくして、ワークの仕上げ寸法精
度を高める。
このように、油圧クランプのクランプ用圧力を切換えら
れるようにする油圧給排装置には、基本的な構造が次の
ようになっているものがある。
例えば第1図から第4図、又は第9図と第10図に示す
ように、 油圧クランプ3のクランプ作動油室9と給圧路17との
間に、高圧クランプ用操作弁12を設ける。その高圧ク
ランプ用操作弁12を、上記の給圧路17から上記クラ
ンプ作動油室9への圧油の流出を許容して同上クランプ
作動油室9を高圧クランプ用圧Pに設定する開弁状態
と、同上の圧油の流出を阻止する閉弁状態とに切換え可
能に構成する。また、前記のクランプ作動油室9と排圧
路18との間にアンクランプ用操作弁13を設ける。そ
のアンクランプ用操作弁13を、前記クランプ作動油室
9から上記の排圧路18への圧油の流出を阻止する閉弁
状態と、同上の圧油の流出を許容する開弁状態とに切換
え可能に構成する。
《従来の技術》 上記の基本構造において、クランプ圧力を高圧クランプ
用圧Pから低圧クランプ用圧Pに切換えるための構
造として、従来では、第9図と第10図に示すものがあ
る。
即ち、前記の給圧路17と前記のクランプ作動油室9と
の間に低圧クランプ用操作弁14を設ける。その低圧ク
ランプ用操作弁14を、上記の給圧路17から上記クラ
ンプ作動油室9への圧油の流出を許容して同上クランプ
作動油室9の圧力を所定の低圧クランプ用圧Pに設定
する開弁状態と、同上の圧油の流出を阻止する閉弁状態
とに切換え可能に構成する。
そして、高圧クランプ用操作弁12で高圧クランプ用圧
をクランプ作動油室9に供給した高圧クランプA状
態から、まず高圧クランプ用操作弁12を閉じるととも
にアンクランプ用操作弁13を開いてクランプ作動油室
9から圧油を排出して、一旦アンクランプ状態Cにし、
次いで、アンクランプ用操作弁13を閉じるとともに低
圧クランプ用操作弁13を閉じるとともに低圧クランプ
用操作弁14を開いて、低圧クランプ用圧Pをクラン
プ作動油室9に供給して低圧クランプ状態Bに切換える
ものである。
《考案が解決しようとする課題》 上記従来構造では次の問題がある。
(イ)切換え操作時にワークがずれ動く。
上記切換え操作の途中でアンクランプ状態Cになったと
きに、ワークWがずれ動いて、加工寸法誤差が発生する
おそれがある。
(ロ)切換え操作時間が長い。
切換え操作時には、高圧クランプ用操作弁12を閉じる
操作、アンクランプ用操作弁13を開く操作、この操作
弁13を閉じる操作、及び低圧クランプ用操作弁14を
開く操作の四つの操作を順次行わなければならないの
で、その操作に時間が長くかかる。このため、マシニン
グセンタ等の工作機械の稼働率が低下する。
(ハ)切換え操作の自動化のコストが高い。
上記切換え操作を自動化する場合には、上記四つの操作
を順序制御する必要があるので、自動化のコストが高く
つく。
本考案は、クランプ用圧力の切換え操作時にワーク等の
被固定物がずれ動くのを防止すること、切換え操作時間
を短縮すること、及び切換え操作の自動化のコストを安
くすることを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本考案は、上記目的を達成するために、例えば、第1図
から第4図、第5図と第6図、第7図、又は第8図に示
すように、前記の基本構造において、高圧クランプ用圧
から低圧クランプ用圧Pに切換えるための構造を
次のように構成したことを特徴としている。
前記のクランプ作動油室9と前記の排圧路18との間
に、低圧クランプ用操作弁14を上記アンクランプ用操
作弁13と並列に設けて、 その低圧クランプ用操作弁14を、上記のクランプ作動
油室9から上記の排圧路18への圧油の流出を阻止する
閉弁状態と、上記クランプ作動油室9の圧力が前記の高
圧クランプ用圧Pから所定の低圧クランプ用圧P
低下するまで同上の圧油の流出を許容するリリーフ状態
とに切換え可能に構成した。
なお、上記の低圧クランプ用操作弁14は、第1図から
第4図に示すように、直列に接続した開閉弁37とリリ
ーフ弁38とによって構成する場合や、第5図と第6図
に示すように、リリーフ二段切換え式リリーフ弁68に
よって構成する場合などが考えられる。また、第7図に
示すように、上記の低圧クランプ用操作弁14と前記の
アンクランプ用操作弁13とを、リリーフ三段切換え式
リリーフ弁88として一体に構成することも考えられ
る。
《作用》 本考案は、例えば第1図から第4図に示すように、次の
ように作用する。
即ち、高圧クランプ時には、アンプランプ用操作弁13
と低圧クランプ用操作弁14とを閉じた状態で高圧クラ
ンプ用操作弁12を開ける。すると、クランプ作動油室
9が高圧クランプ用圧Pに設定される。
上述の高圧クランプ状態Aから低圧クランプ状態Bへ切
換える時には、まず、上記の高圧クランプ用操作弁12
を閉じて、その後、低圧クランプ用操作弁14を開け
る。すると、前記クランプ作動油室9内の圧油の一部が
上記の低圧クランプ用操作弁14から逃がされて、その
クランプ作動油室9の圧力が低圧クランプ用圧Pに低
下する。
なお、上記の低圧クランプ状態Bからアンクランプ状態
へ切換える時には、前記のアンクランプ用操作弁13を
開ければよい。
上述の切換え操作時において、高圧クランプ用操作弁1
2の閉弁操作と低圧クランプ用操作弁14の開弁操作と
の間にアンクランプ用操作弁13の開閉操作が介在され
ず、クランプ作動油室9の油圧力が高圧クランプ状態P
から低圧クランプ状態Pへ連続して切換わり、その
切換え途中にアンクランプ状態が発生しないので、ワー
クWがずれ動くことが防止される。
また、上記切換え操作は、高圧クランプ用操作弁12の
閉弁操作と、低圧クランプ用操作弁14の開弁操作との
二つの操作ですみ、従来構造の四つの操作から、アンク
ランプ用操作弁13の開弁操作及び閉弁操作の二つの操
作を省略できるので、操作時間が短くてすむ。
さらに、切換え操作を自動化する場合に、操作箇所が低
圧クランプ用操作弁14だけですむので、その自動化の
ためのコストが安い。
《考案の効果》 本考案は、上記のように構成され作用することから次の
効果を奏する。
(イ)ワークのずれ動きを防止できる。
切換え操作時に、クランプ作動油室の油圧力が高圧クラ
ンプ状態から低圧クランプ状態へ連続して切換わり、ア
ンクランプ状態が発生しないので、ワークがずれ動くこ
とが防止される。これにより、ワークのずれによる加工
寸法誤差を無くすことができる。
(ロ)切換え操作時間を短縮できる。
切換え操作時において、アンクランプ用操作弁の開弁操
作及び閉弁操作の二つの操作を省略できるので、切換え
操作時間が短い。
これにより、マシニングセンタ等の工作機械の稼働率が
向上する。
(ハ)切換え操作の自動化のコストが安い。
切換え操作を自動化する場合に、操作箇所が低圧クラン
プ用操作弁だけですむので、その自動化のためのコスト
が安い。
なお、前記の低圧クランプ用操作弁を、直列に接続した
開閉弁とリリーフ弁とによって構成した場合には、さら
に次の効果を奏する。
即ち、開閉弁とリリーフ弁とを個別に造ることができ、
開閉弁をシート弁式に構成することにより低圧クランプ
用操作弁全体をノンリーク化することが容易にできるの
で、クランプ状態での油圧供給を停止して消費エネルギ
ーを少なくすることができる。
《実施例》 以下、本考案の実施例を図面で説明する。
(第1実施例) 第1図から第4図は第1実施例を示している。
第1図の全体系統図において、切削機械用ワークパレッ
ト1の固定台2上に載置したワークWが複数の油圧クラ
ンプ3で油圧給排装置4及び油圧ポンプ(油圧源)Pを
介して押圧固定可能とされる。ワークパレット1は、ワ
ークWを押圧固定した状態で油圧ポンプPから切り離さ
れて切削機械(図示せず)のテーブル上に搬入されると
ともに、ワークWの切削加工後には、上記テーブルから
搬出されて油圧ポンプPに再び接続されて、ワークWの
押圧固定状態を解除するようになっている。
上記油圧クランプ3は、複動形油圧シリンダ6のピスト
ン7でクランプ具8を駆動するようになっており、ピス
トン7の上下にクランプ作動油室9とアンクランプ作動
油室10がそれぞれ形成される。また、油圧給排装置4
は、油圧クランプ3のクランプ作動油室9に高圧クラン
プ用操作弁12とアンクランプ用操作弁13と低圧クラ
ンプ用操作弁14とを接続してなり、第2図で示すよう
に作動させる。即ち、高圧クランプ用操作弁12から高
圧クランプ用圧P(約60kg/cm2)をクランプ作動油
室9に供給して高圧クランプ状態Aに保持し、その高ク
ランプ力状態でワークWに荒加工を施す。次いで、高圧
クランプ状態Aから、高圧クランプ用操作弁12を閉じ
るとともに低圧クランプ用操作弁14を開くことによ
り、クランプ作動油室9の圧力を高圧クランプ用圧P
(約60kg/cm2)から低圧クランプ用P(約35kg/c
m2)に減圧して低圧クランプ状態Bに切換え、その低ク
ランプ力状態でワークWの歪みを少なくして、ワークW
に仕上げ加工を施すようになっている。
以下、上記油圧給排装置4について説明する。
油圧クランプ3のクランプ作動油室9が、クランプ用給
排油路15と、クランプ用方向切換弁装置16の給圧弁
16aと、給圧路17とを順に介して油圧ポンプPに接
続されるとともに、同クランプ用方向切換弁装置16の
排圧弁16b及び排圧路18を介して油タンク19に接
続される。給圧路17には、高クランプ圧設定用減圧弁
20及び給圧用急速継手21が設けられるとともに、油
圧ポンプPの吐出口が給圧設定用リリーフ弁22を介し
て油タンク19に連通される。また、排圧路18には排
圧用急速継手23が設けられる。符号24は、ワークパ
レット1内の他の油圧クランプに連通する給圧用分岐路
で、符号25は排圧用分岐路である。また、油圧クラン
プ3のアンクランプ作動油室10が、アンクランプ用給
排油路7とアンクランプ用方向切換弁装置28の給圧弁
28aとを順に介して減圧弁20の二次側に接続される
とともに、同アンクランプ用方向切換弁装置28の排圧
弁28bを介して排圧路18に連通される。
そして、クランプ用方向切換弁装置16を排圧弁16b
側に切換えるとともにアンクランプ用方向切換弁装置2
8を給圧弁28a側に切換えることにより、クランプ作
動油室9内の圧油が排圧路18へ排出され、油圧クラン
プ3がアンクランプ作動される。これに対して、クラン
プ用方向切換弁装置16を給圧弁16a側に切換えると
ともにアンクランプ用方向切換弁装置28を排圧弁28
bに切り換えることにより、油圧ポンプPから給圧路1
7に供給される油圧を減圧弁20で設定の高圧クランプ
用圧Pでクランプ作動油室9に供給する。なお、クラ
ンプ用給排油路15からは温度補償用アキュームレータ
30および油圧力計31が分岐されているが、油圧クラ
ンプ3や油圧給排装置4の受熱量が少ない場合には、上
記アキュームレータ30を省略してもよい。
上記のクランプ用方向切換弁装置16の給圧弁16a・
減圧弁20及び給圧用急速継手21で前記の高圧クラン
プ用操作弁12が構成され、同上クランプ用方向切換弁
装置16の排圧弁16b及び排圧用急速継手23とで前
記のアンクランプ用操作弁13が構成される。
また、低圧クランプ用操作弁14は、その開弁操作状態
で、クランプ作動油室9の油圧を高圧クランプ用圧P
から低圧クランプ用圧Pに設定するようになってお
り、低圧クランプ用操作弁14の入口14aが圧抜き路
33及びクランプ用給排油路15を介してクランプ作動
油室9に連通されるとともに、その出口14bが排圧路
18に連通される。符号34はリザーバタンクである。
上記の低圧クランプ用操作弁14は、空圧シリンダ36
で開閉作動される開閉円37と、リリーフ弁38とを直
列接続したものからなり、第3図の縦断面図で示すよう
になっている。開閉弁37は、弁箱40の上部内に開閉
弁室41及び開閉弁座42を形成してなり、開閉弁室4
1に挿入した開閉弁体43が閉弁ばね44で開閉弁座4
2に閉止接当される。開閉弁体43の開弁操作は、開閉
弁体43の弁面に対向させた開弁操作具45を押圧具4
6を介して空圧シリンダ36で開閉弁体43側へ駆動す
ることでなされる。また、リリーフ弁38は、弁箱40
の下部にリリーフ弁室48及びリリーフ弁座49を形成
してなり、リリーフ弁室48に挿入したリリーフ弁体5
0がリリーフ圧設定用押圧ばね51でリリーフ弁座49
に閉止接当される。この押圧ばね51の張力調節は、ば
ね受座52を調節ボルト53で進退調節することでなさ
れる。
また、前記リザーバタンク34は第4図の縦断面図で示
すように、リザーブ用シリンダ55内に挿入したピスト
ン56の左右にリザーブ室57とばね室58とを形成し
てなる。これは、ワークパレット1を両急速継手21・
23の箇所で油圧ポンプPから切り離した状態で、油圧
給排装置4を高圧クランプ状態Aから低圧クランプ状態
Bに切換えた時に、低圧クランプ用操作弁14から排出
される圧油をリザーブばね59に抗してリザーブ室57
内に一時的に蓄えるものである。そして、その蓄えられ
た圧油は、ワークパレット1を油圧ポンプPに再び接続
したときに、排圧用急速継手23から排圧路18を通っ
て油タンク19に戻される。
第5図から第8図は他の実施例を示し、上記の第1実施
例とは異なる構成について説明する。なお、第1実施例
のものと同じ機能の部材には同一の符号を付けてある。
(第2実施例) 第5図と第6図は第2実施例を示している。この場合、
第5図で示すように、油圧クランプ3が単動形に構成さ
れ、油圧給排装置4でクランプ作動油室9から圧油を排
出することにより、クランプ具8が復帰ばね61でアン
クランプ作動される。また、油圧給排装置4は油圧ポン
プPに常時接続しておく形式になっている。
また、高圧クランプ用操作弁12は、給圧用開閉弁63
と高クランプ圧設定用減圧弁20とからなり、アンクラ
ンプ用操作弁13は排圧用開閉弁64からなる。さら
に、低圧クランプ用操作弁14は、リリーフ二段切換え
式リリーフ弁68からなる。このリリーフ二段切換え式
リリーフ弁68は、リリーフ弁体69をリリーフロック
手段70でリリーフ状態Xとリリーフ阻止状態Yとに切
換え可能に構成され、第6図の縦断面図で示すようにな
っている。即ち、弁箱72にリリーフ弁室73及びリリ
ーフ弁座74が形成され、リリーフ弁室73に挿入した
リリーフ弁体69がリリーフ・ロック兼用押圧ばね76
でリリーフ弁座74に閉止接当される。このリリーフ・
ロック兼用押圧ばね76は、実線図で示すように、リリ
ーフロック手段70の切換レバー78でカム79を介し
てばね受座80をリリーフ弁座74側へ進出させた状態
では、その大きな張力でリリーフ弁体69をリリーフ阻
止状態Yに保持する一方、二点鎖線図で示すように、切
換レバー78でカム79を介してばね受座80を後退さ
せた状態では、リリーフ設定圧に張力調節され、リリー
フ弁体69をリリーフ状態Xに切換えるのである。
この第2実施例の構成によれば、低圧クランプ用操作弁
14は、開閉弁を省略できるので、弁箱72が小さくて
すみ、小形に造れる。
(第3実施例) 第7図は第3実施例を示し、上記第2実施例のものを次
のように変更したものである。
この場合、高圧クランプ用操作弁12が給圧用開閉弁6
3と給圧設定用リリーフ弁22とからなる。また、低圧
クランプ用操作弁14とアンクランプ用操作弁13とが
リリーフ三段切換え式リリーフ弁88として一体に構成
される。このリリーフ三段切換え式リリーフ弁88は、
前記第6図で示すものとほぼ同様に構成されており、リ
リーフ弁体89をリリーフ三段切換え手段90の切換レ
バー91でリリーフ作動状態Xとリリーフ阻止状態Yと
リリーフ開放状態Zとに択一的に切換え可能に構成した
ものである。
この第3実施例の構成によれば、低圧クランプ用操作弁
14から開閉弁を省略できることに加えて、アンクラン
プ用操作弁13の弁箱をも省略できるので、弁装置の全
体をさらに小形化して、油圧給排装置をコンパクトに造
ることができる。
(第4実施例) 第8図は第4実施例を示している。この場合、油圧クラ
ンプ3と油圧ポンプPとの間に三位置方向切換弁装置9
4を介在させ、この方向切換弁装置94は、給圧位置Q
とリリーフ位置Rと排圧位置Sとの三位置に切換え可能
に構成したものである。高圧クランプ用操作弁12は、
方向切換弁装置94の給圧位置Qの弁体と給圧設定用リ
リーフ弁22とからなり、アンクランプ用操作弁13は
方向切換弁装置94の排圧位置Sの弁体からなり、低圧
クランプ用操作弁14は、方向切換弁装置94のリリー
フ位置Rの弁体とリリーフ弁38とからなる。
なお、本考案の油圧給排装置4は、上記各実施例に限定
されるものではなく、油圧クランプ3の各形式や各操作
弁12・13・14の構成を適宜組み合わせるものであ
ってもよい。
また、油圧クランプ3の被固定物は、ワークWに代え
て、かしめ式の配管継手であってもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図は本考案の実施例を示し、第1図から
第4図は第1実施例で、第1図は全体系統図、第2図は
作動説明図、第3図は低圧クランプ用操作弁の縦断面
図、第4図はリザーバタンクの縦断面図、第5図と第6
図は第2実施例で、第5図は第1図相当図、第6図は第
3図相当図、第7図は第3実施例を示す第1図相当図、
第8図は第4実施例を示す第1図相当図である。 第9図と第10図は従来例を示し、第9図は第1図相当
図、第10図は第2図相当図である。 3……油圧クランプ、9……クランプ作動油室、12…
…高圧クランプ用操作弁、13……アンクランプ用操作
弁、14……低圧クランプ用操作弁、17……給圧路、
21……給圧用急速継手、23……排圧用急速継手、3
4……リザーバタンク、37……開閉弁、38……リリ
ーフ弁、55……シリンダ、56……ピストン、57…
…リザーブ室、59……リザーブばね、P……高圧ク
ランプ用圧、P……低圧クランプ用圧。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧クランプ(3)のクランプ作動油室(9)と
    給圧路(17)との間に高圧クランプ用操作弁(12)を設け
    て、 その高圧クランプ用操作弁(12)を、上記の給圧路(17)か
    ら上記クランプ作動油室(9)への圧油の流出を許容して
    同上クランプ作動油室(9)を高圧クランプ用圧(P1)に設
    定する開弁状態と、同上の圧油の流出を阻止する閉弁状
    態とに切換え可能に構成し、 前記クランプ作動油室(9)と排圧路(18)との間にアンク
    ランプ用操作弁(13)を設けて、 そのアンクランプ用操作弁(13)を、前記クランプ作動油
    室(9)から上記の排圧路(18)への圧油の流出を阻止する
    閉弁状態と、同上の圧油の流出を許容する開弁状態とに
    切換え可能に構成した、油圧クランプの油圧給排装置に
    おいて、 前記のクランプ作動油室(9)と前記の排圧路(18)との間
    に、低圧クランプ用操作弁(14)を上記アンクランプ用操
    作弁(13)と並列に設けて、 その低圧クランプ用操作弁(14)を、上記のクランプ作動
    油室(9)から上記の排圧路(18)への圧油の流出を阻止す
    る閉弁状態と、上記クランプ作動油室(9)の圧力が前記
    の高圧クランプ用圧(P1)から所定の低圧クランプ用圧(P
    2)に低下するまで同上の圧油の流出を許容するリリーフ
    状態とに切換え可能に構成した、ことを特徴とする油圧
    クランプのクランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した油圧クランプのクラン
    プ用圧力切換え可能な油圧給排装置において、 前記の低圧クランプ用操作弁(14)を、直列に接続した開
    閉弁(37)とリリーフ弁(38)とによって構成した、油圧ク
    ランプのクランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した油圧クランプの
    クランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置において、 前記の給圧路(17)の上流部分に給圧用急速継手(21)を設
    けるとともに前記の排圧路(18)の下流部分に排圧用急速
    継手(23)を設け、 その排圧用急速継手(23)と前記の低圧クランプ用操作弁
    (14)との間に、前記クランプ作動油室(9)から上記の低
    圧クランプ用操作弁(14)を通って流出した圧油を受け入
    れるリザーバタンク(34)を設け、 上記のリザーバタンク(34)を、シリンダ(55)と、そのシ
    リンダ(55)に油密状に挿入したピストン(56)と、上記シ
    リンダ(55)の一端壁と上記ピストン(56)との間に形成さ
    れて前記の圧油を収容するリザーブ室(57)と、上記ピス
    トン(56)を上記の一端壁へ向けて弾圧するリザーブばね
    (59)とによって構成した、油圧クランプのクランプ用圧
    力切換え可能な油圧給排装置。
JP3176588U 1988-03-09 1988-03-09 油圧クランプのクランプ用圧力切換え可能な油圧給排装置 Expired - Lifetime JPH0632263Y2 (ja)

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