JPH06322106A - ポリケトンの製造方法 - Google Patents

ポリケトンの製造方法

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JPH06322106A
JPH06322106A JP6736394A JP6736394A JPH06322106A JP H06322106 A JPH06322106 A JP H06322106A JP 6736394 A JP6736394 A JP 6736394A JP 6736394 A JP6736394 A JP 6736394A JP H06322106 A JPH06322106 A JP H06322106A
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JP
Japan
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prepolymer
polyketone
catalyst
carbon monoxide
palladium
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JP6736394A
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Neil A Cooley
アンドリュー クーリー ニール
Philip Geoffrey Lodge
ジェフリー ロッジ フィリップ
Kevin G Smith
ジェラルド スミス ケビン
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BP Chemicals Ltd
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BP Chemicals Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応器の汚れを伴わないポリケトンの製造方
法を得る。 【構成】 第1工程で一酸化炭素と1種または2種以上
のオレフィンとの混合物を適当な触媒の存在下で接触さ
せて上記触媒の混入する粒状形態でポリケトンプレポリ
マを得、このポリケトンプレポリマを触媒がポリケトン
プレポリマにほぼ化学的に結合したままであるような条
件下で単離し、第2工程で一酸化炭素を1種または2種
以上のオレフィンとポリケトンプレポリマの存在下で接
触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1種または2種以上のオ
レフィンを一酸化炭素と適当な触媒、例えばパラジウム
触媒の存在下で反応させることによりポリケトンを製造
する方法に関するものである。特に、本発明はこの方法
を触媒するためにプレポリマを使用することに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】
(a)1種または2種以上のオレフィンと(b)一酸化
炭素をメタノール、エタノールまたはプロパノール溶媒
中パラジウム触媒の存在下で重合させる液相(スラリ
ー)法によって(a)オレフィンと(b)一酸化炭素の
線状交互重合体であるポリケトンを製造することは知ら
れている。例えば欧州特許第121965号および欧州
特許第314309号に比較的詳細に開示されている。
このような方法は代表的には(a)パラジウム化合物
(b)パラジウムに配位していないかまたは僅かに弱く
配位しているアニオンの給源および(c)式R
−R−PR(式中のR〜Rは個々にアリール
基を示しこれらのアリール基は随意に極性置換されるこ
とができ、Rは2価の有機橋状基、例えば−(CH
−(n=2〜6)を示す)で表わされるビスホスフィ
ンから誘導された触媒を使用する。アニオンの給源は代
表的にはその共役酸である。
【0003】この従来法を、特にアルコールに基づくス
ラリ相で実施する際に伴われる問題は、反応器の汚れが
生ずることである。汚れにより一般に反応器の湿潤表面
全体を覆う紙状物質の薄層を形成し、次いでこの上に粒
状生成物が堆積する。この汚れは特に好ましい連続法の
操作を著しく制限する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この汚れの問題を克服
する種々の方法が試みられてきた。可溶性添加剤を用い
ることができる。しかしこれらの添加剤では汚れを低減
するのに極めて好結果が得られず、さらに触媒系の複雑
さを増す。方法を開始する際反応器に播種することは汚
れのレベルを減ずる効果を有する。特に種物質はそれ自
体ポリケトンとすることができる。しかし汚れは減ずる
が、このような方法によって汚れは取り除かれない。
【0005】
【課題を解決するための手段】今回反応器の汚れが、ポ
リケトンの製造方法を触媒する“リビング”ポリマ(プ
レポリマ)を使用することによって、減ずるかまたは全
て取り除かれることを見出した。
【0006】従って本発明においては、第1工程で一酸
化炭素と1種または2種以上のオレフィンとの混合物を
適当な触媒の存在下で接触させて上記触媒の混入する粒
状形態でポリケトンプレポリマを得、ポリケトンプレポ
リマを触媒がポリケトンプレポリマにほぼ化学的に結合
したままであるような条件下で単離し、第2工程で一酸
化炭素を1種または2種以上のオレフィンとポリケトン
プレポリマの存在下で接触させることを特徴とするポリ
ケトンの製造方法を提供する。
【0007】本発明はポリケトンを製造する際に触媒と
して作用する“リビング”ポリケトンプレポリマを用い
ることによって反応器の汚れがかなり減ずるかまたは取
り除かれることで従来技術の問題を克服する。
【0008】ポリケトンとは、−CO−単位と−X−単
位を交互に有する線状重合体を意味するもので、但しX
は一酸化炭素とエチレンを共重合する場合には−CH
CH−あるいは一酸化炭素とエチレンと少なくとも1
種のC〜C10アルファオレフィンを重合する場合に
は−CHCH−と−CHCH(R)−(RはC
〜Cアルキル、フェニルもしくはメチルもしくはエチ
ル置換フェニルを示す)のランダムに混ざった基を示
す。本発明の方法は後者の組成のポリケトンを製造する
のが好ましく、特にポリケトンが一酸化炭素およびエチ
レンとC〜Cアルファオレフィンの混合物から製造
したものであるのが好ましい。一酸化炭素およびエチレ
ンとプロピレンの混合物から製造した物質が全ての内で
最も好ましい。好ましいポリケトンでは、−X−単位の
少くとも70モル%が−CHCH−であるのが好ま
しく少くとも80モル%が−CHCH−であるのが
最も好ましい。ポリケトンの正確な組成は使用する反応
体の相対的割合を適切に変えることにより調節すること
ができる。
【0009】使用する一酸化炭素の純度は、特に絶対的
なものではないが、水素のような他のガスの含量は20
容量%未満であるのが好ましい。
【0010】ポリケトンプレポリマは固体であって且つ
単離し次いで重合反応器に供給することができる形態で
ある十分高い分子量を有するポリケトンである。しかし
プレポリマは通常本発明の方法により製造される最終ポ
リケトンより低い平均分子量のものである。プレポリマ
の製造に使用される単量体は、最終重合体の製造に使用
されるものと同じかまたは異なるものとすることができ
る。例えば最終重合体が一酸化炭素、エチレンおよび第
2オレフィン、例えばプロピレンの三元重合体である場
合には、プレポリマは、例えば一酸化炭素とエチレンか
ら製造することができ、これはプレポリマの製造を簡単
にする利点を有する。
【0011】ポリケトンプレポリマが触媒を組み込んで
触媒分子がプレポリマの重合体鎖にほぼ化学的に結合す
ることは本発明の本質的特徴である。例えばパラジウム
触媒を使用する場合には、パラジウム原子のほとんど
が、炭素原子がCO基または前に定義したX基の一部を
形成するPd−Cを介して重合体鎖もしくは初期重合体
鎖に直接結合する。この方法でプレポリマの重合体鎖
は、プレポリマが一酸化炭素および1種または2種以上
のオレフィンと接触している場合生長し続けることがで
きる。プレポリマを単離する工程で触媒分子はプレポリ
マの重合体鎖から遊離しないことは重要である。これは
若干の手段で、例えば1種または2種以上の単量体の不
存在下で、プレポリマが形成された温度より高い温度で
プレポリマを処理する場合に起こり得る。従ってこのよ
うな温度は、プレポリマを単離する場合には回避しなけ
ればならない。プレポリマの乾燥または洗浄は全てプレ
ポリマが形成された温度より少くとも10℃、好ましく
は20℃、最も好ましくは30℃低い温度で行うことが
好ましい、例えばプレポリマは周囲温度で乾燥するのが
適当である。プレポリマ中に残留する触媒の分量を最大
にすることは重要である。例えばパラジウム触媒を使用
する場合は、プレポリマのパラジウム含量は少くとも5
00ppm w/w、好ましくは少くとも700ppm
w/w、最も好ましくは少くとも800ppm w/
wであることが適当である。本発明の好適例において
は、プレポリマを第1容器で製造し、次いで連続的にま
たは回分式に第2容器に送り、ここで最終重合体をつく
る。
【0012】第1工程でプレポリマを生成するのに使用
する触媒に関して、一酸化炭素と1種または2種以上の
オレフィンを重合してポリケトンを得るのに適する任意
の触媒を使用することができる。特に第VIII族の金
属触媒が好ましく、特にパラジウムに基づく触媒が好ま
しい。代表的触媒組成物は前記欧州特許第121965
号および欧州特許第314309号に記載されているも
のである。
【0013】あるいはまた、(a)第VIII族金属化
合物、(b)一般式MFnで表わされるルイス酸(但し
Mは弗素とルイス酸を形成することができる元素、Fは
弗素、nは3または5を表わす)および(c)少くとも
2つの燐、窒素または硫黄を含むデンテート(dent
ate)基を有し第VIII族金属と錯化し得るデンテ
ートリガンドを基にした触媒組成物。
【0014】これらの触媒組成物は欧州特許第5085
02号に説明されている。
【0015】ポリケトンプレポリマはスラリー相反応器
または気相反応器、好ましくはスラリー相反応器で用い
ることができる。スラリー相反応器を使用する場合には
スラリー相はプレポリマがほとんど不溶性である適当な
溶媒、例えばアルコール(メタノール、エタノール)、
ケトン(アセトン)、エーテル、ハロゲン化溶媒(クロ
ロホルム、ジクロロメタン)または飽和もしくは不飽和
炭化水素(トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサン)またはこれらの混合物を含むことがで
きる。しかし、スラリー相はほとんど溶媒を含まない液
体オレフィン、特に重合法における反応体の一つである
オレフィン、例えばC〜Cオレフィン、好ましくは
プロピレンであるのが好ましい。溶媒を含まないオレフ
ィン系を使用し、オレフィンが全体的に気相にある条件
下で、前記の型の十分な溶媒を反応器に添加して反応を
液相で行うことができる。触媒組成物が前記の如く、パ
ラジウムの給源、ホスフィン、アルシンもしくはスチビ
ンおよび強酸またはその共役塩基を含む場合には、第2
工程において付加的分量の触媒または付加的分量の酸を
添加することが可能である。
【0016】
【実施例】本発明を実施例により説明する。
【0017】材料および操作 実験を300mlの攪拌機付ステンレス鋼製オートクレ
ーブで実施した。
【0018】これに、所要に応じて薄壁ステンレス鋼内
張りを取付けた。Pd(dppp)(OAc)(dp
ppは1,3ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンで
ある)の製造を以下に示す。ボロサリチル酸(HBS
A)およびクロロボロサリチル酸(5−ClBSA)の
製造は米国特許第2568472号(ガルフ)に記載さ
れている。t−ブタノール、アセトン、プロペンおよび
一酸化炭素/エテン1:1の混合物を全て受入れたまま
使用した。
【0019】結果および討論 Pd(dppp)(OAc)の製造 1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(1.
8439g、4.49ミリモル)のトルエン(25m
l)溶液を濾過しこの溶液を、酢酸パラジウム(1.0
003g、4.46ミリモル)のトルエン(100m
l)溶液の濾過溶液にかきまぜながら5分間で添加し
た。濾過し、トルエン(10ml)で洗浄し、真空乾燥
し、Pd(dppp)(OAc)・HOを極淡黄色
/クリーム色粉末として得た。収量2.4970g(8
8%)。
【0020】以下に示す実験例は、(i)種重合体を、
TBA/アセトンの従来のスラリー相重合に添加し、
(ii)種としてプレポリマおよび触媒をTBA/アセ
トン中で使用し、(iii)溶媒を含有しない液体プロ
ペン系でプレポリマを使用したことによる反応器の汚れ
に対する影響を示すため記載する。
【0021】実験例は基準線でまた種重合体を供給し
た。種重合体の汚れに対する影響を実験例1および3と
2および4をそれぞれ比較することにより調べた。実験
例5および7はそれぞれ6および8で使用するためのプ
レポリマの製造である。後者はプレポリマをTBA/ア
セトンスラリー系および溶媒を含まない液体プロペン反
応においてプレポリマを使用することの汚染に対する影
響を示す。
【0022】実験例1 次の成分:21.1mgのPd(dppp)(OAc)
・HO、2.4002gの5−ClBSA、52m
lのTBA、28mlのアセトンおよび26.78gの
プロペンを内張りを備えた300mlオートクレーブに
供給した。容器を一酸化炭素/エテン1:1で約35バ
ールに加圧し70℃に加熱した。圧力を55バールに調
節し、この圧力に維持した。1時間後、反応器を冷却
し、排気し、4.655gの重合体を容器から洗い出す
ことができ、0.53g残った(収量は乾燥生成物の収
量である)。従って汚れのレベルは10.2%として評
価した。前者の物質を種重合体として使用するため、メ
タノールで洗浄し、ソックスレー円筒濾紙で一夜メチル
エチルケトンで抽出し、アセトンで洗浄し、真空オーブ
ンで乾燥した。
【0023】実験例2 21.4mgのPd(dppp)(OAc)・H
と2.4003gの5−ClBSAと52mlのTBA
と28mlのアセトンと27.03gのプロペンを実験
例1からの種重合体2.001gを用いて実験例1の操
作を繰り返した。5.376gの重合体を容器から洗い
出し(種を除く)、0.287g残った。従って汚れの
レベルは5.1%であった。
【0024】実験例3 実験例1で使用したオートクレーブに2.4037gの
5−ClBSA、52mlのTBAと8mlのアセトン
と26.97gのプロペンを供給した容器を一酸化炭素
/エテン1:1で約35バールに加圧し、70℃に加熱
した。圧力を55バールに調節した。21.2mgのP
d(dppp)(OAc)・HOの10mlアセト
ン溶液を注入し、次いでさらに10mlのアセトンを注
入し、圧力を55バールに維持した。1時間後容器を冷
却し排気した。3.529gの重合体を反応器から洗浄
して取り出し、0.599g残った。汚れのレベルは1
4.5%であった。
【0025】実験例4 2.4026gの5−ClBSA、52mlのTBA、
8mlのアセトン、27.01gのプロペンおよび実験
例1からの種重合体2.0107gを用いて実験例3の
操作を繰り返した。21.4mgのPd(dppp)
(OAc)・HOを10mlのアセトンに溶解した
溶液、次いで10mlのアセトンを注入した。3.78
6gの重合体(種重合体を除く)を洗浄し、容器から取
り出し、0.224g残った。汚れのレベルは5.6%
であった。
【0026】実験例5 300mlのオートクレーブに3.7038gのHBS
A、60mlのTBA、20mlのアセトンおよび23
gのプロペンを供給し、次いで一酸化炭素/エテン1:
1で約35バールに加圧し、70℃に加熱した。圧力を
49バールに調節し、150.3mgのPd(dpp
p)(OAc)・HOを30mlのTBA/アセト
ン2:1に溶解した溶液を注入し、さらに10mlのア
セトンを注入し、圧力を49バールに維持した。0.5
時間後容器を冷却し排気し、重合体を除去しエタノール
で8回洗浄し、次いで真空オーブン内で周囲温度で乾燥
した。生成物を細かい篩を通して980ppm w/w
のパラジウム分を有するリビング重合体の均一な試料を
得た。篩を通過しない物質を捨てた。
【0027】実験例6 2.3997gの5−ClBSA、27.3gのプロペ
ン、52mlのTBA、28mlのアセトンおよび3.
5800gの実験例5からの重合体を用いて実験例2の
操作を繰り返した。Pd錯体は添加しなかった。全体で
6.351gの重合体を容器から洗浄して取り出した。
極く微量の汚れが残ったがこれはきれいに除去すること
が出来ず、計量することが出来なかった。従って汚れの
レベルは測定することができない程少なかった。
【0028】実験例7 3.7007gのHBSA、23gのプロペン、60m
lのTBAおよび20mlのアセトンを用いて実験例5
の操作を繰り返した。150.3mgのPd(dpp
p)(OAc)・HOを30mlのTBA/アセト
ン2:1に溶解した溶液を注入し、次いで10mlのア
セトンを注入した。篩別した重合体は860ppm w
/wのPd含有量を有した。
【0029】実験例8 300mlのオートクレーブに実験例7からの重合体
4.002gおよびプロペン69.91gを供給し、次
いで一酸化炭素/エテン1:1を用いて約50バールに
加圧し、70℃に加熱した。圧力を90バールに調節
し、この圧力に維持した。3時間後、容器を冷却し、排
気し、全体で12.576gの重合体を取り出した。反
応器には物質が残留せず、すなわち汚れは零であった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、1種または2種以上の
オレフィンを一酸化炭素と適当な触媒、例えばパラジウ
ム触媒の存在下で反応させることによりポリケトンを製
造する際に触媒として作用する“リビング”ポリケトン
プレポリマを用いることによって反応器の汚れをかなり
減ずるかまたは取り除くことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ ジェフリー ロッジ イギリス国、ジーユー21 3エイチキュ ー、サリー、ウォーキング、ゴールズワー ス パーク、シルバースミスズ ウェイ 50番 (72)発明者 ケビン ジェラルド スミス イギリス国、ティーダブリュー18 2エイ イー、ミドルセックス、ステインズ、グレ シャム ロード 58−60、アビー ロッジ 2番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリケトンを製造するに当り、第1工程
    で一酸化炭素と1種または2種以上のオレフィンとの混
    合物を適当な触媒の存在下で接触させて上記触媒を混入
    する粒状形態でポリケトンプレポリマを得、 このポリケトンプレポリマを触媒がポリケトンプレポリ
    マにほぼ化学的に結合したままであるような条件下で単
    離し、 第2工程で一酸化炭素を1種または2種以上のオレフィ
    ンとポリケトンプレポリマの存在下で接触させることを
    特徴とするポリケトンの製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒がパラジウム触媒であることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 パラジウム触媒がパラジウム、ホスフィ
    ンおよびパラジウムに弱く配位するかまたは配位してい
    ないアニオンを含むことを特徴とする請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 ポリケトンプレポリマをプレポリマが形
    成された温度より少なくとも10℃低い温度で単離する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 ポリケトンプレポリマをプレポリマが形
    成された温度より少なくとも20℃低い温度で単離する
    ことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 プレポリマが少なくとも500ppm
    w/wのパラジウム分を有することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2工程を液相で行うことを特徴とする
    請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 第2工程でプレポリマを一酸化炭素、エ
    チレン及びプロピレンと接触させることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
JP6736394A 1993-04-06 1994-04-05 ポリケトンの製造方法 Pending JPH06322106A (ja)

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GB939307197A GB9307197D0 (en) 1993-04-06 1993-04-06 Chemical process
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JP (1) JPH06322106A (ja)
DE (1) DE69425011T2 (ja)
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GB (1) GB9307197D0 (ja)

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