JPH06320776A - サーマルヘッド駆動装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動装置

Info

Publication number
JPH06320776A
JPH06320776A JP13912193A JP13912193A JPH06320776A JP H06320776 A JPH06320776 A JP H06320776A JP 13912193 A JP13912193 A JP 13912193A JP 13912193 A JP13912193 A JP 13912193A JP H06320776 A JPH06320776 A JP H06320776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
pulse
time
driving
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13912193A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Seya
啓一 瀬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP13912193A priority Critical patent/JPH06320776A/ja
Publication of JPH06320776A publication Critical patent/JPH06320776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド温度,発熱体素子抵抗,印字媒体の搬
送速度等の濃度ムラに寄与する要因を考慮したサーマル
ヘッド駆動を実現させて,濃度ムラのない高品質の画像
を得る。 【構成】 複数個の発熱素子からなるサーマルヘッド1
04を印字データに対応して1ライン毎に駆動するサー
マルヘッド駆動装置において,1ラインの印字時間tl
を前半部分tA と後半部分tB に分割したとき,tA
1/2tl を満たし,前記tA 時間中の駆動パルスを決
定するパルス制御部A110と,前記tB時間中の駆動
パルスを決定するパルス制御部B107と,前記パルス
制御部A110およびパルス制御部B107により出力
されるパルス数に基づいてサーマルヘッド104を駆動
するヘッド駆動部108とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コンピュータ等の出力
装置として利用されるカラーあるいは白黒の熱転写記録
装置のサーマルヘッド駆動装置に関し,より詳細には,
ヘッド温度,発熱体素子抵抗,印字媒体の搬送速度等の
濃度ムラ発生要因を考慮したサーマルヘッド駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来,例えば,特開平2−231158
号公報に開示されている「熱転写プリンタ」が知られて
いる。この熱転写プリンタは,紙送り時間中,発熱体
(サーマルヘッドを構成する発熱素子))に印画時より
も低い一定電圧を印加して余熱を行うことにより,昇華
性染料の熱転写を促進して,印画能率を向上させ,印画
の高速化を図るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の熱転写プリンタにあっては,紙送
り時間中,発熱体に印画時よりも低い一定電圧を印加し
て余熱を行うものであるが,通常,サーマルヘッドの温
度は,ヘッドの温度状態や発熱素子抵抗のばらつき等の
要因により,一定ではなく変化するものである。つま
り,一定電圧の余熱では必ずしも濃度ムラの発生を防げ
ず,かえって濃度ムラが多くなる場合があるという問題
点があった。また,サーマルヘッド余熱用のスイッチン
グ手段を電源回路に設ける場合には,何等かのノイズ除
去手段が必要となり実用上において十分でないといった
問題点がある。
【0004】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,ヘッド温度,発熱体素子抵抗,印字媒体の搬送速度
等の濃度ムラに寄与する要因を考慮したサーマルヘッド
駆動を実現させて,濃度ムラのない高品質の画像を得る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,複数個の発熱素子からなるサーマルヘ
ッドを印字データに対応して1ライン毎に駆動するサー
マルヘッド駆動装置において,1ラインの印字時間tl
を前半部分tA と後半部分tB に分割したとき,tA
1/2tl を満たし,前記tA 時間中の駆動パルスを決
定する第1のパルス制御手段と,前記tB 時間中の駆動
パルスを決定する第2のパルス制御手段と,前記第1の
パルス制御手段および第2のパルス制御手段により出力
されるパルス数に基づいてサーマルヘッドを駆動するヘ
ッド駆動手段とを具備するサーマルヘッド駆動装置を提
供するものである。
【0006】また,前記第2のパルス制御手段は,階調
を示す印字データに基づいて駆動パルスを決定すること
が望ましい。
【0007】また,前記第1のパルス制御手段は,予め
判っているサーマルヘッドの抵抗値や印字領域の端部分
であるという情報,インクシートの搬送速度,受像紙の
搬送速度,インクシートと受像紙の搬送速度差,サーマ
ルヘッドの温度に基づいて制御することが望ましい。
【0008】
【作用】本発明によるサーマルヘッド駆動装置は,1ラ
インの印字時間tl を前半部分tA と後半部分tB の2
つの時間に分割させてtA ≦1/2tl を満たすよう
に,第1のパルス制御手段により前記tA 時間中の駆動
パルスを決定し,第2のパルス制御手段により前記tB
時間中の駆動パルスを決定して,この第1のパルス制御
手段および第2のパルス制御手段により出力されるパル
ス数に基づいてヘッド駆動手段がサーマルヘッドを駆動
することによって,濃度ムラ発生のない画像を形成させ
る。
【0009】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明によるサーマルヘッド駆動
装置の構成を示すブロック図である。図において,印字
部分の構成は以下のように構成されている。すなわち,
101はロール状およびフィルム状を成して搬送するイ
ンクシートであり,Y(イエロー),M(マゼンタ),
C(シアン)等のカラー印字可能な構成となっている。
また,102はインクシート101の発熱による溶融イ
ンクが転写される受像紙,103は受像紙102を巻き
付けるように下方より支持する平滑性の高い表面を有す
るプラテンローラ,104は基板上に複数個の微小発熱
体をライン状に配列して埋設したサーマルヘッドであ
る。
【0010】また,本装置の制御系は以下のように構成
されている。すなわち,105は印字データを蓄えるメ
モリ部,106は印字データのγ補正処理を実行するデ
ータ変換部B,107はtB 時間(図2参照)における
パルス出力を決定するパルス制御部B,108はサーマ
ルヘッド104を駆動するヘッド駆動部,109は予め
判っているサーマルヘッド104の抵抗値や印字領域の
端部情報等を付加するデータ変換部A,110はtA
間(図2参照)におけるパルス出力を決定するパルス制
御部A,111はサーマルヘッド104の発熱温度を検
出するヘッド温度検知部,112はインクシート101
の搬送速度を検出するインクシート搬送速度検知部,1
13は受像紙102の搬送速度を検出する受像紙搬送速
度検知部,114はインクシート搬送速度検知部112
と受像紙搬送速度検知部113の各出力側が接続され,
検出した各搬送速度の速度差を検出するインクシート・
受像紙速度差検知部である。
【0011】また,図2は,本発明によるサーマルヘッ
ド駆動パルス数と印字濃度との関係を示すグラフであ
る。図において,tl は1ラインの印字時間であり,前
半部分で示される余熱パルスで駆動する印字時間tA
後半部分で示される階調制御パルスで駆動するの印字時
間tB とから成り立っている。なお,印字時間tA と印
字時間tB の関係は,tA ≦tB である。つまり,tA
+tB =tl ,tA ≦1/2tl の関係となっている。
【0012】図2のグラフから明らかなように,tA
間中の余熱パルスでの印字濃度は0のままであり,tB
時間中の階調制御パルスによって印字濃度が出てくる。
濃度ムラのない印字画像を得るには,このtB 時間中の
特性を安定化しなければならない。つまり,図示の矢印
(←,→)方向にふらつかせないようにパルス制御を実
行する。そのためにはサーマルヘッド104の発熱温
度,印字媒体等の熱的な変化を,tA 時間中の駆動パル
スにフィードバック制御することにより実現することが
できる。
【0013】次に,上記図2に示した特性を踏まえて,
図1のように構成されたサーマルヘッド駆動装置の動作
について説明する。まず,パーソナルコンピュータ等の
ホストマシン(図示せず)から送信されてきた印字デー
タはメモリ部105に蓄えられる。その後,メモリ部1
05に蓄えられた印字データは,蓄熱情報としてデータ
変換部A109に送られる。また,印字データは,デー
タ変換部B106には本来の印字データとして送られ
る。また,データ変換部B106では,図2に示すよう
な印字特性(γカーブの部分)を直線に補正するための
変換処理(γ補正)を実行する。
【0014】また,データ変換部A109は,予め判っ
ているサーマルヘッド104の抵抗値や印字領域の端部
分であるという情報を付加して,パルス制御部A110
に送る。また,パルス制御部A110においては,イン
クシート搬送速度検知部112によるインクシート10
1の搬送速度情報と,受像紙搬送速度検知部113によ
る受像紙102の搬送速度情報と,この両者の搬送情報
を基にインクシート・受像紙速度差検知部114による
インクシート101と受像紙102の搬送速度差の情報
と,ヘッド温度検知部111によるサーマルヘッド10
4の温度情報が伝えらる。そして,これらの各情報に基
づいて,tA 時間中に駆動すべき余熱パルスの最終パル
ス数を決定する。なお,この駆動パルス数の数は,高
さ,幅のいずれであってもよい。
【0015】また,パルス制御部B107においては,
データ変換部B106によりγ補正された印字データを
基に,tB 時間中に駆動すべき最終パルス数を決定す
る。つまり,tB 時間中のサーマルヘッド駆動パルス
は,階調を示す印字データによって制御する。そして,
上記パルス制御部A110およびパルス制御部B107
によって決定された駆動パルス数を合計し,該合計値に
基づいてヘッド駆動部108によりサーマルヘッド10
4を駆動する。これにより,図2における,矢印(←,
→)方向へふれる要因が補正されるため,濃度ムラのな
い,印字濃度が安定した印字画像が得られる。
【0016】また,上記において,tA 時間中のサーマ
ルヘッド104の駆動パルス制御は,面順次(Y,M,
C等)のカラー印字を実行する場合には,インクの種類
によりインク感度が異なるため,色毎にエネルギーを加
えるように各面毎に対応させる。
【0017】また,上記において,高速印字を実行した
場合に,サーマルヘッド104の温度検出が追従しなく
なる場合が生じることを考慮して,tA 時間中のサーマ
ルヘッド104の駆動パルスを,累積された印字データ
に基づいて制御する。さらに,発熱素子毎の印字データ
を蓄熱情報として利用し,tA 時間中のサーマルヘッド
104の駆動パルスを,発熱素子毎に累積された印字デ
ータに基づいて制御する。これによりサーマルヘッド1
04の熱分布が均一化され,濃度ムラがなくなる。
【0018】また,発熱素子の抵抗のばらつきによる発
熱エネルギーの違いによって生じる濃度ムラの発生を防
止するために,tA 時間中のサーマルヘッド104の駆
動パルスを,発熱素子の抵抗値および印字データに基づ
いて制御する。さらに,印字領域の端の部分においては
熱が逃げやすくなって印字濃度が低下するので,tA
間中のサーマルヘッド104の駆動パルスを,印字領域
の端付近で駆動エネルギーを大きくする。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によるサー
マルヘッド駆動装置によれば,1ラインの印字時間tl
を前半部分tA と後半部分tB に分割させてtA ≦1/
2tlを満たし,第1のパルス制御手段により前記tA
時間中の駆動パルスを決定し,第2のパルス制御手段に
より前記tB 時間中の駆動パルスを決定して,この第1
のパルス制御手段および第2のパルス制御手段により出
力されるパルス数に基づいてヘッド駆動手段がサーマル
ヘッドを駆動する構成にしたため,細分化したパルス制
御が実現して,濃度ムラのない高品質の画像が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーマルヘッド駆動装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明によるサーマルヘッド駆動パルス数と印
字濃度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
101 インクシート 102 受像紙 104 サーマルヘッド 107 パルス
制御部B 108 ヘッド駆動部 109 データ
変換部A 110 パルス制御部A 111 ヘッド
温度検知部 112 インクシート搬送速度検知部 113 受像紙
搬送速度検知部 114 インクシート・受像紙速度差検知部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の発熱素子からなるサーマルヘッ
    ドを印字データに対応して1ライン毎に駆動するサーマ
    ルヘッド駆動装置において,1ラインの印字時間tl
    前半部分tA と後半部分tB に分割したとき,tA ≦1
    /2tl を満たし,前記tA 時間中の駆動パルスを決定
    する第1のパルス制御手段と,前記tB 時間中の駆動パ
    ルスを決定する第2のパルス制御手段と,前記第1のパ
    ルス制御手段および第2のパルス制御手段により出力さ
    れるパルス数に基づいてサーマルヘッドを駆動するヘッ
    ド駆動手段とを具備することを特徴とするサーマルヘッ
    ド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のパルス制御手段は,階調を示
    す印字データに基づいて駆動パルスを決定することを特
    徴とする請求項1記載のサーマルヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のパルス制御手段は,予め判っ
    ているサーマルヘッドの抵抗値や印字領域の端部分であ
    るという情報,インクシートの搬送速度,受像紙の搬送
    速度,インクシートと受像紙の搬送速度差,サーマルヘ
    ッドの温度に基づいて制御することを特徴とする請求項
    1記載のサーマルヘッド駆動装置。
JP13912193A 1993-05-17 1993-05-17 サーマルヘッド駆動装置 Pending JPH06320776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13912193A JPH06320776A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 サーマルヘッド駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13912193A JPH06320776A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 サーマルヘッド駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06320776A true JPH06320776A (ja) 1994-11-22

Family

ID=15237996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13912193A Pending JPH06320776A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 サーマルヘッド駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06320776A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283599A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Canon Inc 画像記録装置および画像記録方法
JP2012236326A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Canon Inc 印刷装置、その制御方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002283599A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Canon Inc 画像記録装置および画像記録方法
JP2012236326A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Canon Inc 印刷装置、その制御方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191357A (en) Method and apparatus for preheating a thermally activated printing head
US20060017764A1 (en) Method and apparatus for controlling print head of image forming device using encoder
JPH1044482A (ja) 熱転写記録方法
JPH06320776A (ja) サーマルヘッド駆動装置
JP4997828B2 (ja) プリンタ、蓄熱補正制御方法、およびプリント制御方法
JPH02145358A (ja) レジストレーション補正装置
JPH0280269A (ja) レジストレーション補正装置
JPH0776115A (ja) 熱転写プリンタ
JP2918905B2 (ja) 画像記録装置
JP2004050706A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005212344A (ja) 画像形成装置及び該画像形成装置のサーマルヘッドの熱制御方法
JPS6120470A (ja) 感熱記録装置
JPH1058732A (ja) 印写装置のシリアルヘッド駆動装置
JPH08174881A (ja) 熱転写記録装置及び中間調記録方法
JP2008162107A (ja) サーマルプリンタおよび印字制御装置
JP3007094B2 (ja) 記録装置
JPH0222082A (ja) 感熱転写型プリンター
WO2020031287A1 (ja) 熱転写型プリンタ及び印画物の製造方法
JP2589481B2 (ja) 記録ヘツドの駆動方法
JP2003276230A (ja) プリントシステム
JP2729511B2 (ja) サーマルヘッド制御方法
JPH0462063A (ja) 画像記録装置
JPH10217527A (ja) サーマルプリンタ
JPH035182A (ja) 熱記録装置
JPH032067A (ja) 記録装置