JPH0632075A - 記録シート - Google Patents
記録シートInfo
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- JPH0632075A JPH0632075A JP4214792A JP21479292A JPH0632075A JP H0632075 A JPH0632075 A JP H0632075A JP 4214792 A JP4214792 A JP 4214792A JP 21479292 A JP21479292 A JP 21479292A JP H0632075 A JPH0632075 A JP H0632075A
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- ink
- crystalline cellulose
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、優れたインク吸収性を有し、か
つ、記録画像の鮮明性や保存性も良好なインクジェット
プリンター用の記録シートを提供するものである。 【構成】 基材の少なくとも片面に、結晶セルロースを
主成分として含有するインク受容層を設けたことを特徴
とする記録シート。
つ、記録画像の鮮明性や保存性も良好なインクジェット
プリンター用の記録シートを提供するものである。 【構成】 基材の少なくとも片面に、結晶セルロースを
主成分として含有するインク受容層を設けたことを特徴
とする記録シート。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
ターに好適な記録シートに関するものである。
ターに好適な記録シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】インクジェットプリンターは、記録の鮮
明さ、音の静かさ、カラー化の容易なことなどの優れた
特徴により近年普及してきている。インクジェットプリ
ンターは、インクがジェットノズルに詰まるのを防ぐた
めに、乾燥しにくいインクが用いられ、このインクの組
成はバインダー、染料、溶媒、添加剤などを水に溶解又
は分散したものが一般的である。そこで、インクジェッ
トプリンターで印刷記録を行う場合、記録シートは吸水
性を有する必要があり、通常はインクを十分吸収する性
能が付与された記録シートが用いられている。
明さ、音の静かさ、カラー化の容易なことなどの優れた
特徴により近年普及してきている。インクジェットプリ
ンターは、インクがジェットノズルに詰まるのを防ぐた
めに、乾燥しにくいインクが用いられ、このインクの組
成はバインダー、染料、溶媒、添加剤などを水に溶解又
は分散したものが一般的である。そこで、インクジェッ
トプリンターで印刷記録を行う場合、記録シートは吸水
性を有する必要があり、通常はインクを十分吸収する性
能が付与された記録シートが用いられている。
【０００３】具体的には、記録シートの水性インクに対
する受容性すなわちインクの吸収性を向上させるため
に、例えばポリビニルアルコールを主体とし、これにグ
リセリン、塩化リチウム、澱粉、ゼラチン、ヒドロキシ
エチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロース等
のインクジェットプリンター用インクに対し湿潤性のあ
る材料を含有した水性塗料を用いてインク受容層を支持
体上に設けることが提案されているが、従来の記録シー
トは実用上十分なインク吸収性は得られておらず、仮に
インク受容層に十分なインク吸収性をを付与すると、そ
の一方で吸湿等により表面がべとついてシートを何枚も
積層した場合ブロッキングを生じる等の如き保存性に問
題を有するものであった。また、シリカ等の吸水性の高
い顔料をインク受容層に添加してインクの吸収性を向上
させる提案もされているが、このような顔料により十分
な吸収性を得ようとすると画像に滲みを生じ、良好な画
像を得ることは困難であった。
する受容性すなわちインクの吸収性を向上させるため
に、例えばポリビニルアルコールを主体とし、これにグ
リセリン、塩化リチウム、澱粉、ゼラチン、ヒドロキシ
エチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロース等
のインクジェットプリンター用インクに対し湿潤性のあ
る材料を含有した水性塗料を用いてインク受容層を支持
体上に設けることが提案されているが、従来の記録シー
トは実用上十分なインク吸収性は得られておらず、仮に
インク受容層に十分なインク吸収性をを付与すると、そ
の一方で吸湿等により表面がべとついてシートを何枚も
積層した場合ブロッキングを生じる等の如き保存性に問
題を有するものであった。また、シリカ等の吸水性の高
い顔料をインク受容層に添加してインクの吸収性を向上
させる提案もされているが、このような顔料により十分
な吸収性を得ようとすると画像に滲みを生じ、良好な画
像を得ることは困難であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
状況に鑑み、優れたインク吸収性を有し、かつ、記録画
像の鮮明性や保存性も良好なインクジェットプリンター
用の記録シートを提供するものである。
状況に鑑み、優れたインク吸収性を有し、かつ、記録画
像の鮮明性や保存性も良好なインクジェットプリンター
用の記録シートを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材の少なく
とも片面に、結晶セルロースを主成分として含有するイ
ンク受容層を設けたことを特徴とする記録シートであ
る。本発明におけるインク受容層は、結晶セルロースを
主成分とするものであって、結晶セルロース単独、また
は他の高分子結着剤を併用して形成され、必要に応じて
顔料、その他添加剤を混合使用することもできる。ここ
でいう結晶セルロースとは、一般のセルロースの構造の
うち特に結晶領域を取り出し精製したものである。この
ような結晶セルロースは、例えば、一般のセルロースの
中でも特に高純度の精製パルプを選んで原料として用い
て、一定の条件下で鉱酸によって加水分解して非結晶領
域を洗滌・除去した後、磨砕、精製、乾燥して得ること
ができる微粉末であり、高純度の結晶セルロースであ
る。結晶セルロースの具体例としては、旭化成工業社か
ら上市されているアビセルＴＧ−１０１、ＲＣ−５９
１、ＲＣ−５０１、ＰＨ−１２０、ＰＨ−３０１、ＰＨ
−Ｍ２５、ＰＨ−Ｍ１５（以上各れも商品名）等が挙げ
られる。
とも片面に、結晶セルロースを主成分として含有するイ
ンク受容層を設けたことを特徴とする記録シートであ
る。本発明におけるインク受容層は、結晶セルロースを
主成分とするものであって、結晶セルロース単独、また
は他の高分子結着剤を併用して形成され、必要に応じて
顔料、その他添加剤を混合使用することもできる。ここ
でいう結晶セルロースとは、一般のセルロースの構造の
うち特に結晶領域を取り出し精製したものである。この
ような結晶セルロースは、例えば、一般のセルロースの
中でも特に高純度の精製パルプを選んで原料として用い
て、一定の条件下で鉱酸によって加水分解して非結晶領
域を洗滌・除去した後、磨砕、精製、乾燥して得ること
ができる微粉末であり、高純度の結晶セルロースであ
る。結晶セルロースの具体例としては、旭化成工業社か
ら上市されているアビセルＴＧ−１０１、ＲＣ−５９
１、ＲＣ−５０１、ＰＨ−１２０、ＰＨ−３０１、ＰＨ
−Ｍ２５、ＰＨ−Ｍ１５（以上各れも商品名）等が挙げ
られる。
【０００６】本発明において用いられる上記の如き結晶
セルロースは、微粒子状の粉末であって、粒度は１μｍ
以下の微粒子から数百μｍの粉体までさまざまな粒度分
布のものがあり、特に限定されることなく使用すること
ができるが、中でも平均粒径４０μｍ以下のものが分散
性、インク受容層表面の平滑性等が良好なことからより
優れた記録画像の鮮明性が得られ好ましい。このような
結晶セルロースの粉末は、かさ密度が高くて多くの空隙
を有しているため、水や有機溶媒等の吸収性が優れてお
り、インク受容層の主成分として結晶セルロースを使用
した場合には、水だけでなくエチレングリコール類とい
った溶媒類についても良好な吸収性を有するため、記録
が行われた場合にインクは速やかに吸収されることとな
る。また、結晶セルロースは水や一般の有機溶媒には不
溶のため記録前、記録後にかかわらず保存時にブロッキ
ング等の問題を生じることなく、良好な保存安定性が発
揮される。
セルロースは、微粒子状の粉末であって、粒度は１μｍ
以下の微粒子から数百μｍの粉体までさまざまな粒度分
布のものがあり、特に限定されることなく使用すること
ができるが、中でも平均粒径４０μｍ以下のものが分散
性、インク受容層表面の平滑性等が良好なことからより
優れた記録画像の鮮明性が得られ好ましい。このような
結晶セルロースの粉末は、かさ密度が高くて多くの空隙
を有しているため、水や有機溶媒等の吸収性が優れてお
り、インク受容層の主成分として結晶セルロースを使用
した場合には、水だけでなくエチレングリコール類とい
った溶媒類についても良好な吸収性を有するため、記録
が行われた場合にインクは速やかに吸収されることとな
る。また、結晶セルロースは水や一般の有機溶媒には不
溶のため記録前、記録後にかかわらず保存時にブロッキ
ング等の問題を生じることなく、良好な保存安定性が発
揮される。
【０００７】インク受容層に結晶セルロースと共に用い
ることのできる他の高分子結着剤としては、例えば、ア
クリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体樹脂、ポリビニルアルコール系樹
脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド系樹脂、酸
化でんぷん、カゼイン、ポリエチレンオキサイド、ポリ
ビニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキド樹
脂、クマロン−インデン樹脂等が挙げられ、単独あるい
はこれらを２種以上組み合わせて用いることができる。
なお、これらの中でも、結晶セルロースとのブレンド
性、記録画像の鮮明性等から、ポリビニルアルコール系
樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピ
ロリドンが特に好ましく用いられる。
ることのできる他の高分子結着剤としては、例えば、ア
クリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体樹脂、ポリビニルアルコール系樹
脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、その他のビニル系樹脂、アミド系樹脂、酸
化でんぷん、カゼイン、ポリエチレンオキサイド、ポリ
ビニルピロリドン、シリコーン系樹脂、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキド樹
脂、クマロン−インデン樹脂等が挙げられ、単独あるい
はこれらを２種以上組み合わせて用いることができる。
なお、これらの中でも、結晶セルロースとのブレンド
性、記録画像の鮮明性等から、ポリビニルアルコール系
樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピ
ロリドンが特に好ましく用いられる。
【０００８】本発明のインク受容層には、必要に応じて
顔料やその他添加剤を用いることができ、顔料として
は、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、カオリ
ン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、ア
ルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチンホワイト等の従来
使用されている充填材料、有機もしくは無機の着色顔料
等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。なお、これらの中でも、インク吸収性に優れている
シリカが特に好ましく用いることができる。また、その
他の添加剤としては、耐水性の向上やインクのニジミを
防止するためにメラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、グリオキザール、炭酸ジルコニウ
ムアンモニウム等の耐水化剤を配合することができ、更
に、記録シートの生産性、記録特性、あるいは保存安定
性等をより高めるために、分散剤、蛍光染料、ＰＨ調整
剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤等の各種添加剤をインク受
容層に混在させることもできる。なお、これらの添加剤
は、基材として透明フィルム等が用いられている透光性
記録シートの場合には、透光性を損なわない程度に添加
される必要がある。
顔料やその他添加剤を用いることができ、顔料として
は、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、カオリ
ン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、ア
ルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチンホワイト等の従来
使用されている充填材料、有機もしくは無機の着色顔料
等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではな
い。なお、これらの中でも、インク吸収性に優れている
シリカが特に好ましく用いることができる。また、その
他の添加剤としては、耐水性の向上やインクのニジミを
防止するためにメラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、グリオキザール、炭酸ジルコニウ
ムアンモニウム等の耐水化剤を配合することができ、更
に、記録シートの生産性、記録特性、あるいは保存安定
性等をより高めるために、分散剤、蛍光染料、ＰＨ調整
剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤等の各種添加剤をインク受
容層に混在させることもできる。なお、これらの添加剤
は、基材として透明フィルム等が用いられている透光性
記録シートの場合には、透光性を損なわない程度に添加
される必要がある。
【０００９】本発明におけるインク受容層は、上記の如
き組成を有するものであるが、インク受容層全固形分中
に結晶セルロースが５〜１００重量％含有することが望
ましい。ここで、結晶セルロースの含有量が５重量％未
満の場合は、本発明の目的であるインク吸収性が十分得
られないおそれがある。また、インク受容層の被膜強
度、塗料の粘度特性等から結晶セルロースの含有量は、
特に１０〜８０重量％が好ましい。
き組成を有するものであるが、インク受容層全固形分中
に結晶セルロースが５〜１００重量％含有することが望
ましい。ここで、結晶セルロースの含有量が５重量％未
満の場合は、本発明の目的であるインク吸収性が十分得
られないおそれがある。また、インク受容層の被膜強
度、塗料の粘度特性等から結晶セルロースの含有量は、
特に１０〜８０重量％が好ましい。
【００１０】本発明の記録シートを構成する基材として
は、紙、布、不織布等の不透明性基材の他に、ポリエチ
レンテレフタレート、ジアセテートセルロース、トリア
セテートセルロース、アクリル系ポリマー、セロハン、
セルロイド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ
イミド等のプラスチックからなるフィルム、板、及びガ
ラス板等を使用することができ、記録目的、記録画像の
用途、あるいはその表面に設けられるインク受容層との
密着性等の諸条件に応じて適宜選択されるもので、特に
限定されるものではない。
は、紙、布、不織布等の不透明性基材の他に、ポリエチ
レンテレフタレート、ジアセテートセルロース、トリア
セテートセルロース、アクリル系ポリマー、セロハン、
セルロイド、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリ
イミド等のプラスチックからなるフィルム、板、及びガ
ラス板等を使用することができ、記録目的、記録画像の
用途、あるいはその表面に設けられるインク受容層との
密着性等の諸条件に応じて適宜選択されるもので、特に
限定されるものではない。
【００１１】基材表面にインク受容層を設けるには、イ
ンク受容層を形成する材料を、水または適当な溶媒中に
溶解もしくは分散させて調整した塗工液をロールコーテ
ィング法、ブレードコーティング法、エアナイフコーテ
ィング法、ロッドコーティング法等の方法により塗工
し、これを乾燥させる方法や、前記のインク受容層を形
成することのできる材料を均一に混合した混合物を、前
記基材上にホットメルトコーティング法、ラミネートコ
ーティング法等により積層してインク受容層を形成する
方法などを適用することができる。本発明の記録シート
におけるインク受容層の厚さは、１〜２０μｍ程度が好
ましく、特に好ましくは５〜１０μｍである。厚さ２０
μｍ以上のインク受容層は特性上必要なく、１μｍ以下
では、十分なインク吸収性が得られないおそれがある。
ンク受容層を形成する材料を、水または適当な溶媒中に
溶解もしくは分散させて調整した塗工液をロールコーテ
ィング法、ブレードコーティング法、エアナイフコーテ
ィング法、ロッドコーティング法等の方法により塗工
し、これを乾燥させる方法や、前記のインク受容層を形
成することのできる材料を均一に混合した混合物を、前
記基材上にホットメルトコーティング法、ラミネートコ
ーティング法等により積層してインク受容層を形成する
方法などを適用することができる。本発明の記録シート
におけるインク受容層の厚さは、１〜２０μｍ程度が好
ましく、特に好ましくは５〜１０μｍである。厚さ２０
μｍ以上のインク受容層は特性上必要なく、１μｍ以下
では、十分なインク吸収性が得られないおそれがある。
【００１２】
【実施例】以下、実施例に従って本発明の詳細な説明を
行う。なお、部数はすべて重量部を表す。 実施例１ 坪量９０ｇ／ｍ2の上質紙を基材とし、下記組成よりな
るインク受容層用塗料を塗布・乾燥して厚さ１０μｍの
インク受容層を設けて、本発明の記録シートを作製し
た。 ・結晶セルロース １５０部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） 実施例２ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １０部 （アビセルＰＨ−Ｍ０６、旭化成工業社製、３％水分散液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
行う。なお、部数はすべて重量部を表す。 実施例１ 坪量９０ｇ／ｍ2の上質紙を基材とし、下記組成よりな
るインク受容層用塗料を塗布・乾燥して厚さ１０μｍの
インク受容層を設けて、本発明の記録シートを作製し
た。 ・結晶セルロース １５０部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） 実施例２ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １０部 （アビセルＰＨ−Ｍ０６、旭化成工業社製、３％水分散液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
【００１３】実施例３ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １００部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルアルコール ３２部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） 実施例４ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １５部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルピロリドン １８部 （ＰＶＰＫ−９０、General Aniline & Film 社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １００部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルアルコール ３２部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） 実施例４ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １５部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルピロリドン １８部 （ＰＶＰＫ−９０、General Aniline & Film 社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
【００１４】実施例５ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １２０部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルアルコール １８部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・メラミン系架橋剤 １．２部 （スミレーズＳＲ−６１３、住友化学工業社製、固形分８０％） ・フッ素系界面活性剤 ０．３部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
外は、実施例１と全く同様にして本発明の記録シートを
作製した。 ・結晶セルロース １２０部 （アビセルＴＧ−１０１、旭化成工業社製、３％水分散液） ・ポリビニルアルコール １８部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・メラミン系架橋剤 １．２部 （スミレーズＳＲ−６１３、住友化学工業社製、固形分８０％） ・フッ素系界面活性剤 ０．３部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製）
【００１５】比較例１ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして比較用の記録シートを
作製した。 ・ポリビニルアルコール １００部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） ・フッ素系界面活性剤 ０．１部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製） ・メラミン系架橋剤 ６部 （スミレーズＳＲ−６１３、住友化学工業社製、固形分８０％） 比較例２ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして比較用の記録シートを
作製した。 ・ポリビニルピロリドン １００部 （ＰＶＰＫ−９０、General Aniline & Film 社製、１０％水溶液） ・シリカ ２．０部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） ・フッ素系界面活性剤 ０．１部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製）
外は、実施例１と全く同様にして比較用の記録シートを
作製した。 ・ポリビニルアルコール １００部 （ゴーセノールＫＬ−０５、日本合成化学社製、１０％水溶液） ・シリカ １．５部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） ・フッ素系界面活性剤 ０．１部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製） ・メラミン系架橋剤 ６部 （スミレーズＳＲ−６１３、住友化学工業社製、固形分８０％） 比較例２ インク受容層用塗料として下記組成のものを使用した以
外は、実施例１と全く同様にして比較用の記録シートを
作製した。 ・ポリビニルピロリドン １００部 （ＰＶＰＫ−９０、General Aniline & Film 社製、１０％水溶液） ・シリカ ２．０部 （ファインシールＸ−３７、徳山曹達社製） ・フッ素系界面活性剤 ０．１部 （フロラードＦＣ−４３０、住友３Ｍ社製）
【００１６】以上の実施例１〜５、および比較例１〜２
で得られた記録シートをＡ４サイズに裁断し、インクジ
ェットプリンター（ＰＣ−ＰＲ８０１，ＮＥＣ社製）及
びインクジェットプリンター用インキ（ＰＣ−ＰＲ８０
１専用インキ，ＮＥＣ社製）を使用してカラー印字を行
い、インク吸収性、画質を評価した。
で得られた記録シートをＡ４サイズに裁断し、インクジ
ェットプリンター（ＰＣ−ＰＲ８０１，ＮＥＣ社製）及
びインクジェットプリンター用インキ（ＰＣ−ＰＲ８０
１専用インキ，ＮＥＣ社製）を使用してカラー印字を行
い、インク吸収性、画質を評価した。
【表１】
【００１７】評価結果は表−１に示した通りであり、本
発明の記録シートはインク吸収性に優れ、かつ該シート
を積層してもブロッキングを生ずることもなく同時に良
好な画像が得られることが確認された。なお、表−１中
の各項目の評価方法は以下の通りである。 インク吸収性：印字後印字面上にビーズ状になって残っ
ているインクの状態を目視により評価した。ほとんどイ
ンクが残らないものを○、インクがビーズ状になり多く
残っているものを×、その中間程度を△とした。 保存安定性：３０℃８０％ＲＨの環境下において、記録
シートを２０枚重ねて荷重６０ｋｇ／ｍ2の条件で２４
時間放置し、ブロッキングの発生の有無を評価した。ブ
ロッキングがほとんどないものを○、多少ブロッキング
が発生したものを△、完全にブロッキングしてしまい実
用に耐えないものを×とした。 画質：印字後のサンプルについて、画像の鮮明性等を目
視で評価した。画像が良好なものを○、不良なものを×
とした。
発明の記録シートはインク吸収性に優れ、かつ該シート
を積層してもブロッキングを生ずることもなく同時に良
好な画像が得られることが確認された。なお、表−１中
の各項目の評価方法は以下の通りである。 インク吸収性：印字後印字面上にビーズ状になって残っ
ているインクの状態を目視により評価した。ほとんどイ
ンクが残らないものを○、インクがビーズ状になり多く
残っているものを×、その中間程度を△とした。 保存安定性：３０℃８０％ＲＨの環境下において、記録
シートを２０枚重ねて荷重６０ｋｇ／ｍ2の条件で２４
時間放置し、ブロッキングの発生の有無を評価した。ブ
ロッキングがほとんどないものを○、多少ブロッキング
が発生したものを△、完全にブロッキングしてしまい実
用に耐えないものを×とした。 画質：印字後のサンプルについて、画像の鮮明性等を目
視で評価した。画像が良好なものを○、不良なものを×
とした。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、上記の如き構成を有すること
から優れたインク吸収性を示し、記録された部分に指で
触れてもインクが指に付着することがない良好な定着性
が得られ、しかも保存安定性（ブロッキングなし）が良
好で記録画像においてインクの滲みがない良好な画質が
得られるという高品質なインクジェットプリンター用記
録シートを提供するものである。
から優れたインク吸収性を示し、記録された部分に指で
触れてもインクが指に付着することがない良好な定着性
が得られ、しかも保存安定性（ブロッキングなし）が良
好で記録画像においてインクの滲みがない良好な画質が
得られるという高品質なインクジェットプリンター用記
録シートを提供するものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 基材の少なくとも片面に、結晶セルロー
スを主成分として含有するインク受容層を設けたことを
特徴とする記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4214792A JPH0632075A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4214792A JPH0632075A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632075A true JPH0632075A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16661610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4214792A Withdrawn JPH0632075A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632075A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10114147A (ja) * | 1996-08-21 | 1998-05-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 情報表示面形成用コーティング材及びその表示媒体 |
| WO2017145821A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体 |
| WO2017170575A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP4214792A patent/JPH0632075A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10114147A (ja) * | 1996-08-21 | 1998-05-06 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 情報表示面形成用コーティング材及びその表示媒体 |
| WO2017145821A1 (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体 |
| WO2017170575A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体 |
| JPWO2017170575A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-09-06 | セイコーエプソン株式会社 | 記録媒体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |