JPH0632059Y2 - 電動切削器における外刃装着機構 - Google Patents
電動切削器における外刃装着機構Info
- Publication number
- JPH0632059Y2 JPH0632059Y2 JP1987173553U JP17355387U JPH0632059Y2 JP H0632059 Y2 JPH0632059 Y2 JP H0632059Y2 JP 1987173553 U JP1987173553 U JP 1987173553U JP 17355387 U JP17355387 U JP 17355387U JP H0632059 Y2 JPH0632059 Y2 JP H0632059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- wall
- surrounding wall
- outer blade
- cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、電動式毛玉取り器や電動式ひげそり器など、
内刃（駆動刃）に外刃（固定刃）を摺接させるようにし
た、いわゆる、電動切削器の特に外刃装着機構に関す
る。
内刃（駆動刃）に外刃（固定刃）を摺接させるようにし
た、いわゆる、電動切削器の特に外刃装着機構に関す
る。
［従来の技術］ 本体ケースに内刃を収容した外刃嵌合用の囲壁を設け、
この囲壁に外刃の刃枠を嵌合することにより該刃枠に設
けた係合孔が、囲壁の外方にバネ手段により突出付勢し
た係合突起にスナップ嵌合する外刃装着機構が知られて
いる。（例えば実開昭53-146493号公報参照） ［考案が解決しようとする課題］ 従来技術で述べた外刃装着機構は、外刃の刃枠を囲壁に
嵌合する構成なるため、刃枠の内周面と囲壁の外周面と
の間の嵌合スキ間によって内刃が高速駆動するとき、外
刃が囲壁に対し独立してブレる傾向となり、このブレ傾
向は内刃と外刃との摺接関係を不安定にする原因とな
る。
この囲壁に外刃の刃枠を嵌合することにより該刃枠に設
けた係合孔が、囲壁の外方にバネ手段により突出付勢し
た係合突起にスナップ嵌合する外刃装着機構が知られて
いる。（例えば実開昭53-146493号公報参照） ［考案が解決しようとする課題］ 従来技術で述べた外刃装着機構は、外刃の刃枠を囲壁に
嵌合する構成なるため、刃枠の内周面と囲壁の外周面と
の間の嵌合スキ間によって内刃が高速駆動するとき、外
刃が囲壁に対し独立してブレる傾向となり、このブレ傾
向は内刃と外刃との摺接関係を不安定にする原因とな
る。
また、上記囲壁には係合突起を突出するための孔を必然
的に貫通形成せねばならぬため、この孔と係合突起との
間のスキ間を通じて内刃の高速駆動によってまき上げら
れる囲壁内の毛屑が外に洩れだす憂もある。
的に貫通形成せねばならぬため、この孔と係合突起との
間のスキ間を通じて内刃の高速駆動によってまき上げら
れる囲壁内の毛屑が外に洩れだす憂もある。
そこで、本考案は、上記従来に生じた外刃のブレを囲壁
によって吸収させ、もって内刃と外刃との圧接関係を安
定化させ、併せて囲壁の毛屑が外の洩れだすような憂を
一掃することを目的とするものである。
によって吸収させ、もって内刃と外刃との圧接関係を安
定化させ、併せて囲壁の毛屑が外の洩れだすような憂を
一掃することを目的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本考案は、本体ケースに内刃
を収容した外刃嵌合用の囲壁を設け、この囲壁の外側に
外刃の刃枠を嵌合させる電動切削器において、上記囲壁
の付け根に該囲壁の周囲をとり囲む肉薄に弾性壁部を形
成するとともに、囲壁の内周に、該囲壁を外向きに拡開
付勢する棒バネを沿接せしめ、囲壁の外面全周に係合部
を所要間隔ごとに配設し、この係合部に外刃の刃枠内面
に設けた係合部を係脱自在に係止させたことを要旨とす
る。
を収容した外刃嵌合用の囲壁を設け、この囲壁の外側に
外刃の刃枠を嵌合させる電動切削器において、上記囲壁
の付け根に該囲壁の周囲をとり囲む肉薄に弾性壁部を形
成するとともに、囲壁の内周に、該囲壁を外向きに拡開
付勢する棒バネを沿接せしめ、囲壁の外面全周に係合部
を所要間隔ごとに配設し、この係合部に外刃の刃枠内面
に設けた係合部を係脱自在に係止させたことを要旨とす
る。
［実施例］ 電動切削器の一例として、図では毛玉取り器を示し、外
観的には上部に柄部１を、かつ、下部にボデー部２を備
えた合成樹脂製の器体Ａにて構成され、ボデー部２には
電池３とこれに接続するモータ４が装置され、このモー
タ４の回転軸５は器体を構成する隔壁６を貫通して下向
きに突出し、この突出した回転軸部に内刃７が下向きに
固定され、この内刃７は上記隔壁６と該隔壁６と直交的
に垂下する外刃嵌合用の囲壁８とでなる下向き開口状の
内刃収容凹所９内に介在されている。
観的には上部に柄部１を、かつ、下部にボデー部２を備
えた合成樹脂製の器体Ａにて構成され、ボデー部２には
電池３とこれに接続するモータ４が装置され、このモー
タ４の回転軸５は器体を構成する隔壁６を貫通して下向
きに突出し、この突出した回転軸部に内刃７が下向きに
固定され、この内刃７は上記隔壁６と該隔壁６と直交的
に垂下する外刃嵌合用の囲壁８とでなる下向き開口状の
内刃収容凹所９内に介在されている。
上記囲壁８の外側には、外刃10が嵌合装着される。この
外刃10は毛玉介入孔10aを多数備えたドーム状刃板10bと
この刃板10bの外周縁に固着した刃枠10cとで形成され、
この刃枠10cの内側面が上記囲壁８の外面に嵌合され、
もって内刃７と、外刃10との摺接関係が保たれている。
外刃10は毛玉介入孔10aを多数備えたドーム状刃板10bと
この刃板10bの外周縁に固着した刃枠10cとで形成され、
この刃枠10cの内側面が上記囲壁８の外面に嵌合され、
もって内刃７と、外刃10との摺接関係が保たれている。
上記外刃10を構成する刃枠10cの嵌合始端縁には、器体
Ａの内側にガイド11により図で上下動自在に支持させ、
かつ、バネ12にて常に下向きに付勢した作動レバー13の
下端が当接され、この作動レバー13の上端には下向きの
従動部13aを設け、この従動部13aを器体Ａに設けたモー
タ駆動用のスイッチＳの相対する一方の接片S1に後述作
用するように屈撓操作自在に当接させる。
Ａの内側にガイド11により図で上下動自在に支持させ、
かつ、バネ12にて常に下向きに付勢した作動レバー13の
下端が当接され、この作動レバー13の上端には下向きの
従動部13aを設け、この従動部13aを器体Ａに設けたモー
タ駆動用のスイッチＳの相対する一方の接片S1に後述作
用するように屈撓操作自在に当接させる。
尚、上記スイッチＳは、上記接片S1とこれに対向させた
他方の接片S2とでなり、両接片は基部が固定され、か
つ、接片S2には突起部S3が折曲形成され、この突起部S3
に器体Ａにスライド自在に設けた摘み14を押圧自在に臨
ませたスライドスイッチの一般的形態である。
他方の接片S2とでなり、両接片は基部が固定され、か
つ、接片S2には突起部S3が折曲形成され、この突起部S3
に器体Ａにスライド自在に設けた摘み14を押圧自在に臨
ませたスライドスイッチの一般的形態である。
上記囲壁８は平面的にみて盾形状をなし、かつ、この囲
壁８の隔壁６に対する付け根の全周を肉薄に形成して弾
性壁部8aとなす。また囲壁８の内周開口部寄りに棒バネ
15を沿接せしめて囲壁８全体に外向きに拡開付勢力を与
え、更に囲壁８の外面全周に所要間間隔毎に係止用突起
8bを設け、一方、外刃10の刃枠10cの内面に、上記係止
用突起8bに係止する突起10dを設け、外刃10の刃枠10cを
上記囲壁８の外側に嵌合する際、上記突起8b,10d同志が
スナップ状に係止するようにしてあり、これにより、ワ
ンタッチ操作で外刃10を上記囲壁８に嵌合させ、かつ、
この嵌合により内刃７に対する外刃10の摺接関係が設定
されるようになっている。
壁８の隔壁６に対する付け根の全周を肉薄に形成して弾
性壁部8aとなす。また囲壁８の内周開口部寄りに棒バネ
15を沿接せしめて囲壁８全体に外向きに拡開付勢力を与
え、更に囲壁８の外面全周に所要間間隔毎に係止用突起
8bを設け、一方、外刃10の刃枠10cの内面に、上記係止
用突起8bに係止する突起10dを設け、外刃10の刃枠10cを
上記囲壁８の外側に嵌合する際、上記突起8b,10d同志が
スナップ状に係止するようにしてあり、これにより、ワ
ンタッチ操作で外刃10を上記囲壁８に嵌合させ、かつ、
この嵌合により内刃７に対する外刃10の摺接関係が設定
されるようになっている。
尚、8cは囲壁８の後端に設けた切屑の放出口，16は上記
放出口8cに始端を連通開口させた切屑の回収箱，１７は
外刃10の刃枠10cの外面に上下位置調整可能に嵌合した
ハカマで、このハカマの上下位置調整によって毛足の長
短に対応させるようになっている。8dはバネ受顎であ
る。
放出口8cに始端を連通開口させた切屑の回収箱，１７は
外刃10の刃枠10cの外面に上下位置調整可能に嵌合した
ハカマで、このハカマの上下位置調整によって毛足の長
短に対応させるようになっている。8dはバネ受顎であ
る。
また、本例では電池式の器具を示したが、交流式のもの
でも勿論よい。
でも勿論よい。
［作用］ 外刃装着部、つまり、囲壁８の外面に外刃10の刃枠10c
が嵌合された第１図の状態は、刃枠10cの嵌合端面が作
動レバー13の下端をバネ12に抗して押し上げている。従
って作動レバー13は図で上方に移動され、接片S1は不動
のままである。
が嵌合された第１図の状態は、刃枠10cの嵌合端面が作
動レバー13の下端をバネ12に抗して押し上げている。従
って作動レバー13は図で上方に移動され、接片S1は不動
のままである。
この状態でスイッチ操作、つまり、摘み14をスライドさ
せることにより摘み14が接片S2の突起部S3を押すので、
接片S2は常法のように接片S1に接触して回路を閉じ、モ
ータ４は起動して内刃７を駆動する。
せることにより摘み14が接片S2の突起部S3を押すので、
接片S2は常法のように接片S1に接触して回路を閉じ、モ
ータ４は起動して内刃７を駆動する。
そこで、今、刃部の掃除などのために外刃10を囲壁８か
ら離脱させると、作動レバー13はバネ12によって図で下
方に自ずと移動し、この移動で接片S1が図で下方に大き
く屈撓される。この屈撓状態で上記同様摘み14をスライ
ド操作して、接片S2を屈撓させても、該接片S2は接片S1
に接触しないことになる。
ら離脱させると、作動レバー13はバネ12によって図で下
方に自ずと移動し、この移動で接片S1が図で下方に大き
く屈撓される。この屈撓状態で上記同様摘み14をスライ
ド操作して、接片S2を屈撓させても、該接片S2は接片S1
に接触しないことになる。
つまり、スイッチ操作はなされても回路は開かれたまま
のためモータは駆動せず、内刃７も回転しないことにな
る。
のためモータは駆動せず、内刃７も回転しないことにな
る。
また、上記外刃10の着脱操作は、棒バネ15による囲壁８
の外向き拡開付勢力に抗して行われる。
の外向き拡開付勢力に抗して行われる。
［考案の効果］ 要するに本考案によれば次の効果が得られる。
(a)外刃の刃枠を嵌合するための囲壁の付け根の全周に
肉薄の弾性壁部を形成するとともに、囲壁の内周に該囲
壁を外向き拡開付勢する棒バネを沿接したので、囲壁全
周が均等な弾性をもつことになり、この弾性により内刃
が高速駆動するときに生じ易い外刃のブレ傾向を吸収さ
せることができる。
肉薄の弾性壁部を形成するとともに、囲壁の内周に該囲
壁を外向き拡開付勢する棒バネを沿接したので、囲壁全
周が均等な弾性をもつことになり、この弾性により内刃
が高速駆動するときに生じ易い外刃のブレ傾向を吸収さ
せることができる。
(b)而も外刃の刃枠は、囲壁の外面全周にそって設けた
数個所の係合部に夫々係合し、実質的に外刃の全周が囲
壁の弾性に連結された形となるので、外刃のブレ傾向を
一層良好に吸収し、ブレ傾向により生じ易い切れ味の低
下と云う問題を解決できる。
数個所の係合部に夫々係合し、実質的に外刃の全周が囲
壁の弾性に連結された形となるので、外刃のブレ傾向を
一層良好に吸収し、ブレ傾向により生じ易い切れ味の低
下と云う問題を解決できる。
(c)併せて従来のような囲壁に外刃の刃枠のスナップ嵌
合用の孔を設けるような必要がないので、囲壁内の毛屑
の外部への洩れだしがない。
合用の孔を設けるような必要がないので、囲壁内の毛屑
の外部への洩れだしがない。
第１図は切削器の一部切欠側面図，第２図は同上正面
図，第３図は囲壁部分の下面図，第４図は同上一部の側
断面図である。 Ａ…器体，Ｓ…モータ駆動用スイッチ，S1…相対する一
方の接片，S2…他方の接片，４…モータ，７…内刃，８
…外刃装着部（囲壁）8c…肉薄の弾性壁部，10…外刃，
13…作動レバー。
図，第３図は囲壁部分の下面図，第４図は同上一部の側
断面図である。 Ａ…器体，Ｓ…モータ駆動用スイッチ，S1…相対する一
方の接片，S2…他方の接片，４…モータ，７…内刃，８
…外刃装着部（囲壁）8c…肉薄の弾性壁部，10…外刃，
13…作動レバー。
Claims (1)
- 【請求項１】本体ケースに内刃を収容した外刃嵌合用の
囲壁を設け、この囲壁の外側に外刃の刃枠を嵌合させる
電動切削器において、上記囲壁の付け根に該囲壁の周囲
をとり囲む肉薄の弾性壁部を形成するとともに、囲壁の
内周に、該囲壁を外向きに拡開付勢する棒バネを沿接せ
しめ、囲壁の外面全周に係合部を所要間隔ごとに配設
し、この係合部に外刃の刃枠内面に設けた係合部を係脱
自在に係止させたことを特徴としてなる電動切削器にお
ける外刃装置機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987173553U JPH0632059Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 電動切削器における外刃装着機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987173553U JPH0632059Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 電動切削器における外刃装着機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6455877U JPS6455877U (ja) | 1989-04-06 |
| JPH0632059Y2 true JPH0632059Y2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=31465457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987173553U Expired - Lifetime JPH0632059Y2 (ja) | 1987-11-12 | 1987-11-12 | 電動切削器における外刃装着機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632059Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53146493U (ja) * | 1977-04-22 | 1978-11-17 |
-
1987
- 1987-11-12 JP JP1987173553U patent/JPH0632059Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6455877U (ja) | 1989-04-06 |
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