JPH063200Y2 - 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ - Google Patents

天井埋込型空調装置のドレーンポンプ

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Publication number
JPH063200Y2
JPH063200Y2 JP1987018282U JP1828287U JPH063200Y2 JP H063200 Y2 JPH063200 Y2 JP H063200Y2 JP 1987018282 U JP1987018282 U JP 1987018282U JP 1828287 U JP1828287 U JP 1828287U JP H063200 Y2 JPH063200 Y2 JP H063200Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
pump
air conditioner
main body
pump body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987018282U
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English (en)
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JPS63125196U (ja
Inventor
吉弘 塩谷
嘉朗 稲垣
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Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、天井埋込型空調装置のドレーンパンに溜っ
たドレーンを排水する天井埋込型空調装置のドレーンポ
ンプに関する。
[従来技術] 例えば実開昭60−77790号公報に示す流体ポンプ
にあっては、内面を漸次直径が増大する曲面に形成され
るとともにその曲面の小径側に吸入口が、また大径側に
吐出口が形成されたポンプ本体と、この曲面に接しない
ような間隙でポンプ本体内で回転する羽根とから構成さ
れている。そしてドレーン内にポンプ本体が水没した状
態で羽根が所要の方向へ回転されると、吸入口から浸入
したドレーンは回転する羽根の遠心力により吸い上げら
れて吐出口から排出されている。
[考案が解決しようとする問題点] 然し乍、上記した従来の流体のポンプにあっては、平板
状に形成された羽根の両端がポンプ本体の内面に対して
若干の間隙を有した状態に形成されているため、前記ポ
ンプ本体内が羽根により2分されている。このため、2
分されたポンプ本体内の容積が少なくなり、ポンプ本体
内に吸入されたドレーンが羽根の回転抵抗になってい
る。この結果、前記羽根を高速回転させることが困難に
なり、高い揚水量を得ることが出来なかった。
[考案の目的] 本考案の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、ポンプ本
体内における羽根の高速回転を可能にし、高い揚水量を
得ることが可能な天井埋込型空調装置のドレーンポンプ
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このため本考案は、天井埋込型空調装置のドレーンポン
プに溜ったドレーンを排水するドレーンポンプにおい
て、下方から上方に向って内面の直径が徐々に増大する
逆円錐形状で、下端部に吸込口を有すると共に上部の一
部外周に吐出口を有するポンプ本体と、上記ポンプ本体
に対し、上部開口を覆うように取り付けられ、中心部に
透孔を有すると共にポンプ本体に対する内面が所定曲率
で上方へ膨出した湾曲面に形成された上面カバーと、上
記ポンプ本体と内面とほぼ一致するほぼ逆円錐平板形状
で、一方の斜辺下部に切欠部を有すると共に他方の斜辺
の回転方向側面に突部を有し、かつ上部に回転方向に対
して所定の幅で放射方向へ延出する平面部を有し、上部
に透孔を挿通する電動モーターの回転軸が連結されてポ
ンプ本体内にて回転可能な羽根とからなることを特徴と
している。
[考案の作用] 本考案は上記のように構成されるため、駆動する電動モ
ータにより羽根が所定の方向へ回転されると、吸入口か
ら吸引されたドレーンは羽根の遠心力によりポンプ本体
の内面に沿って上方へ移動して吐出口から排出される。
このとき、羽根の他方側縁に形成された突部により羽根
の半径距離を長くして高い遠心力を得ることができ、ポ
ンプ本体内のドレーンを効率的に排水することができ
る。また、一方端縁に形成された切欠きによりドレーン
に対する羽根の回転抵抗を低減して高速回転を可能に
し、高い揚水量を得ることができる。
更に、上面カバーの湾曲面によりドレーンが非直交状態
で、かつ分散的に衝突されるため、騒音を低減すると共
に脈動音を少なくすることができ、空調装置自体の静粛
性を確保できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は天井埋込型空調装置のドレーンポンプの構造を
示す略体縦断面図、第2図は羽根の概略を示す斜視図で
あり、天井埋込型空調装置(図示せず)は天井の空間内
に配置され、そのドレーンパン(図示せず)にはドレー
ンポンプ1が取り付けられている。該ドレーンポンプ1
のポンプ本体3は下ケース5と上ケース7とから構成さ
れ、前記下ケース5はその内面が下方から上方に向って
直径が徐々に増大する円錐形状の中空部9を有するよう
に形成されるとともにその上部内周に湾曲面5aが形成
されている。そして前記下ケース5の下端には中空部9
と連通する吸入口11が形成されている。また、前記湾
曲面5aに応じた下ケース5の上部には外部と連通する
吐出口13が一体成形され、該吐出口13の内径は前記
吸入口11の内径の約1/2以下に設定されている。
前記上ケース7の下面には前記湾曲面5aとほぼ一致し
ながら所要の曲率にて上方へ膨出する湾曲面7aが形成
されるとともにその中心部には透孔7bが形成されてい
る。
前記上ケース7の上面には2本の支持軸15が一体形成
され、該支持軸15には電動モータ17が取付けられて
いる。そして該電動モータ17の回転軸17aは前記透
孔7bに遊嵌され、その軸端が中空部9内に位置されて
いる。前記回転軸17aには羽根19が取付けられてい
る。この羽根19はポンプ本体3の内部中空部に沿った
逆三角形状の回転体19bに形成され、羽根19の上端
中心部には透孔7bの内周面に対して所定の間隙部21
を設けた外径のボス部19aが電動モータ17の回転軸
17aを挿嵌するように一体形成されている。また、羽
根19の上端部には平面部19fが、回転体19bの厚
さより幅広の所定の幅でボス部19aの外周から放射方
向へ延出するように一体形成されている。
羽根19の一方の側縁には上下方向へ延びる切欠19d
が形成されている。また、羽根19における他方の側縁
の回転方向面には突部19eが側縁に沿って上下方向へ
伸びるように一体形成されている。前記回転17aに羽
根19が取付けられたとき、前記透孔7b内にて前記ボ
ス部19aの外周面との間には外部と連通する間隙部2
1が形成されている。そして前記透孔7bの上方に応じ
た回転軸17aには円盤状の規制板23が取付けられて
いる。この規制板23は前記透孔7bから外部に飛び出
したドレーンが電動モータ17に付着するのを規制して
いる。
次に、上記のように構成されたドレーンポンプ1の作用
を第2図及び第3図に従って説明する。
第2図及びポンプ本体内におけるドレーンの状態を示す
第3図において、ドレーン受け(図示せず)内のドレー
ンがポンプ本体3の大部分が水没する水位に達すると、
水位検出器(図示せず)からの検出信号に基づいて電動
モータ17が駆動される。これにより所要の方向に対す
る羽根19の回転に伴って吸入口11から流入されたド
レーンが回転する羽根19の遠心力によりポンプ本体3
の内面に沿って上方へ移動しながら吐出口13から吐出
される。このとき、第3図に示すように回転体19bの
一側端には回転方向に向う突部19cが形成されている
ため、該羽根19の半径距離を実質的に長くして高い遠
心力を得ることができ、該遠心力によりドレーンをポン
プ本体3の内面に位置させながら吐出口13から吐出さ
せることが出来る。また、回転体19bの他側端には切
欠19dが形成されているため、ポンプ本体3内におけ
るドレーンによる回転抵抗を少なくして羽根19の高速
回転を可能にし、互い揚水量を得ることが出来る。そし
て羽根19の回転に伴って吸入孔11から吸い込まれた
ドレーンを吐出口13から排出するとき、ドレーンを平
面部19fにより吐出口13へ案内することができ、ド
レーンの吐出を効率的に行うことができる。
また、羽根19の遠心力によりポンプ本体3の上方へ流
動したドレーンは上ケース7に衝突されるが、該上ケー
ス7の湾曲面7aによりドレーンが非直交状態で、かつ
分散した状態で衝突される。これにより上ケース7に対
する衝突エネルギーを低減して騒音を低くすることがで
きると共に脈動音を少なくすることができる。尚、ドレ
ーンの排水時に、透孔7bとボス部19aとの間隙21
を通過してポンプ本体3外にとび出したドレーンは規制
板23によりはね返されることにより電動モータ17に
対する付着が防止される。
このように本実施例は、上ケース7に対してドレーンを
非直交状態で、かつ分散して衝突させることにより騒音
を低減すると共に脈動音を少なくすることができる。ま
た、羽根の一側端に形成された突部19cにより高い遠
心力を得ることが可能にし、吸入孔11から浸入したド
レーンを効率的に排水することができると共に羽根19
の回転抵抗を低減して高速回転を可能にし、高い揚水量
を得ることが可能である。
[考案の効果] このため本考案は、ポンプ本体内における羽根の高速回
転を可能にし、高い揚水量を得ることが可能な天井埋込
型空調装置のドレーンポンプを提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は天井埋込型空調装置のドレーンポンプの構造を
示す略体縦断面図、第2図は羽根の概略を示す斜視図、
第3図は作用を示す説明図である。 図中1はドレーンポンプ、3はポンプ本体、9は中空
部、11は吸入口、13は吐出口、19は羽根、19c
は突部、19dは切欠である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井埋込型空調装置のドレーンポンプに溜
    ったドレーンを排水するドレーンポンプにおいて、 下方から上方に向って内面の直径が徐々に増大する逆円
    錐形状で、下端部に吸込口を有すると共に上部の一部外
    周に吐出口を有するポンプ本体と、 上記ポンプ本体に対し、上部開口を覆うように取り付け
    られ、中心部に透孔を有すると共にポンプ本体に対する
    内面が所定曲率で上方へ膨出した湾曲面に形成された上
    面カバーと、 上記ポンプ本体の内面とほぼ一致するほぼ逆円錐平板形
    状で、一方の斜辺下部に切欠部を有すると共に他方の斜
    辺の回転方向側面に突部を有し、かつ上部に回転方向に
    対して所定の幅で放射方向へ延出する平面部を有し、上
    部に透孔を挿通する電動モーターの回転軸が連結されて
    ポンプ本体内にて回転可能な羽根と、 からなることを特徴とする天井埋込型空調装置のドレー
    ンポンプ。
JP1987018282U 1987-02-09 1987-02-09 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ Expired - Lifetime JPH063200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018282U JPH063200Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987018282U JPH063200Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63125196U JPS63125196U (ja) 1988-08-16
JPH063200Y2 true JPH063200Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=30811815

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987018282U Expired - Lifetime JPH063200Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6066033A (ja) * 1983-09-20 1985-04-16 Matsushita Refrig Co 空気調和機等の排水装置
JPS61104191A (ja) * 1984-10-29 1986-05-22 Saginomiya Seisakusho Inc 排水ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63125196U (ja) 1988-08-16

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