JPH06319563A - C型肝炎ウイルス遺伝子、オリゴヌクレオチド、並びにc型 肝炎ウイルス遺伝子型判定方法 - Google Patents

C型肝炎ウイルス遺伝子、オリゴヌクレオチド、並びにc型 肝炎ウイルス遺伝子型判定方法

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JPH06319563A
JPH06319563A JP14713393A JP14713393A JPH06319563A JP H06319563 A JPH06319563 A JP H06319563A JP 14713393 A JP14713393 A JP 14713393A JP 14713393 A JP14713393 A JP 14713393A JP H06319563 A JPH06319563 A JP H06319563A
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Japan
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seq
hcv
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oligonucleotide
gene
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JP14713393A
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Hiroaki Okamoto
宏明 岡本
Tetsuo Nakamura
徹雄 中村
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IMUNO JAPAN KK
Original Assignee
IMUNO JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規に解明されたC型肝炎ウイルス(HCV)
の遺伝子、特異オリゴヌクレオチド、これら検出する方
法、HCVの遺伝子型を判定する方法等を提供すること
を目的とする。 【構成】配列番号1ないし5記載の塩基配列を有するポ
リヌクレオチド、配列番号6記載のオリゴヌクレオチ
ド、これらをプライマー、プローブ等として使用するH
CV遺伝子の検出法、遺伝子型判定法の発明、ならびに
配列番号15ないし19記載のポリペプタイドの発明で
ある。 【効果】新たに発見された遺伝子型のHCV遺伝子を検
出するとともに、広い範囲に渉ってHCV遺伝子型を判
定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、C型肝炎ウイルス(以
下「HCV」と略記する)のcDNA遺伝子、これを構
成する特異オリゴヌクレオチド、これに由来する蛋白
質、ペプタイド、ならびにこれらを用いたHCV遺伝子
型判定法に関する。
【0002】
【従来の技術】1988年にHCV遺伝子の一部が解明
され発表されて以来、HCV診断への応用可能な数多く
の技術が開発され実用化されてきた。これまで、HCV
感染によって患者血液中に現われるHCV抗体を検出す
る抗体検査法、ならびに体内に存在するHCV遺伝子を
検出する方法が開発され広く用いられてきたが、さらに
HCVの遺伝子型を判定する方法が研究、開発され、本
発明者らもこれに深く関与してきた。これらの診断技術
に於ける現時点の最重要課題は、高い感度と各遺伝子型
に対する高い特異性を実現することである。この技術課
題を解決する為には、HCVの各遺伝子型に特異的な遺
伝子配列あるいは特異抗原の特定とそれに基づく診断技
術の確立が急務である。実際に、いくつかのHCV株に
ついては遺伝子の全配列が解明されており、さらに他の
株については遺伝子配列の一部が解明され、HCV特異
遺伝子の配列の特定あるいはHCV特異アミノ酸配列の
特定に利用された。その結果、従来の検査法に比べ、こ
れらの情報に基づいて開発された最近の診断法は高い特
異性と感度を有するようになり、これにもとづいて、適
切な治療方針を採用できるようになりはじめた。しか
し、他方、これらの検査法を用いた場合でも、なお捕捉
できないHCV疾患例があることも判明しており、より
高い特異性と感度を有する診断法の開発が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】HCVはその遺伝子配
列が初めて解明されてからまだ時間が浅く、ウイルス本
体は未だ確認されていない。また、全遺伝子配列が解明
されたHCV株もまだ少数であり、HCVの遺伝特性を
完全に解明したとは言えないのが実態である。したがっ
て、現在までに発表された遺伝子配列が全てのHCVに
共通の情報を提供しているものか否かは明らかでない。
完全なHCV診断法を完成させるためには、現在の診断
法では捕捉できないHCVの遺伝子特性を解明し、その
情報を反映させた診断法の構築が不可欠である。本発明
の目的は、今日までのHCV検査法では十分に特徴付け
られないHCV株の遺伝子配列を明かにいるとともに
し、その遺伝子特性を解明することにより、正確かつ広
範な適用範囲をもつ遺伝子型判定法と、これに用いるオ
リゴヌクレオチド等を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、今日まで
の各種HCVの検査では十分に特徴付けられないHCV
株の遺伝子本体の解明を目的として、鋭意研究を進めた
が、その結果、HCV−RNA陽性でありながら、従来
の遺伝子型判定法では型判定できなかったヒト検体から
RNAを単離し、これを用いて未知のHCV株の全遺伝
子配列を決定した。さらに本発明者らは、この新規の遺
伝子配列と従来報告された各遺伝子型の公知のHCV遺
伝子配列とを比較した結果、本発明のHCV株が公知の
遺伝子型のいずれに相当するものでなく、全く別の新し
い遺伝子型であることを解明した(発明者らは暫定的に
この遺伝子型を1c型と命名した)。これに基づいて、
本発明者らは、1c型遺伝子型に特異的で他の遺伝子型
には存在しない遺伝子配列を特定した。この配列を有す
るオリゴヌクレオチドをプライマーあるいはプローブと
して使用することにより1c型の遺伝子型判定が可能に
なった。さらに公知の遺伝子型を含めた全ての遺伝子型
に共通な遺伝子配列を特定するとともに、この配列を有
するオリゴヌクレオチドと1c型に特異的な配列を有す
る本発明のオリゴヌクレオチドをプライマーとして利用
することによりで一度の検査で遺伝子型の判定が実現で
きることを見出し、本発明を完成した。本発明のポリヌ
クレオチドおよびオリゴヌクレオチドからなるプイラマ
ーならびにプローブは、HCV各遺伝子型に共通する遺
伝子あるいは型特異的な遺伝子配列に対して特異的に結
合することにより作用を発揮するものである。ポリヌク
レオチドならびにオリゴヌクレオチドの結合には配列上
若干のの差異があっても影響を受けないことは周知のこ
とであるから、本発明のポリヌクレオチドまたはオリゴ
ヌクレオチドに対して若干の置換を有するポリヌクレオ
チドならびにオリゴヌクレオチドも当然本発明の範囲に
包含される。
【0005】すなわち、本発明は公知のHCVとは異な
る新しい遺伝子型である1c型を有するHCVたるHC
−G9のcDNA遺伝子の発明であり、またその特異的
遺伝子配列の一部を構成する、あるいはこれに相補的な
塩基配列を有するポリヌクレオチドまたはオリゴヌクレ
オチドに関する発明であり、具体的には配列番号1ない
し5記載の塩基配列、またはこれに相補的な塩基配列の
全部あるいは一部を有するポリヌクレオチドあるいはオ
リゴヌクレオチドの発明である。本発明は、上記オリゴ
ヌクレオチドからなるプライマー、プローブ、あるいは
標識されたプローブの発明であり、また配列番号6記載
の塩基配列の全部あるいは一部を有するプライマーある
いはプローブに関する発明である。本発明は、上記プラ
イマーと、配列番号7ないし14記載の遺伝子配列を有
するオリゴヌクレオチドからなるプライマーとを組み合
わせて利用し、HCV遺伝子の検出、遺伝子型の判定を
行うことができる混合プライマーに関する発明である。
また、本発明は上記プライマーあるいはプローブを単
独、あるいは同時に使用することによってHCVの遺伝
子を検出する方法、または遺伝子型を判定する方法の発
明である。
【0006】本発明者らは、実施例1に示すように、従
来の遺伝子型判定法では型判定ができなかったHCV抗
体陽性の複数のヒト検体より所定の方法でRNAを抽出
し、HC−G9については全域の遺伝子配列を特定し、
該HCVをHC−G9と命名し、残りの2検体について
はその一部の配列を特定し、該検体をS117、SR0
37と命名した。その塩基配列は配列番号1ないし5記
載のとおりである。HC−G9の全遺伝子配列は3′端
側に見られたTストレッチ部分を除いて9440個の塩
基から成り、5′端に341塩基からなる非翻訳領域
を、続いて9033塩基からなり3011アミノ酸をコ
ードする領域が、更にこれに続く3’端に66塩基から
なる非翻訳領域より構成されることが判明した。
【0007】本発明者は、実施例2に示すように本発明
の対象である上記各株の塩基配列と公知の4つの遺伝子
型に属する14株の塩基配列とを比較した、その結果、
上記株の塩基配列と既知の遺伝子型配列との間には20
%以上の非相同性があり、本発明の遺伝子およびポリヌ
クレオチドは、いずれの公知遺伝子型にも分類できない
新規のものであることが見出された。さらに、本発明者
らは、本発明の遺伝子およびポリヌクレオチドについ
て、一部の遺伝子配列のみが公知であるHCV株に対し
ても遺伝子配列の比較を行った。その結果、本発明にか
かる遺伝子およびポリヌクレオチドは、上記一部配列の
み判明しているHCVとも別型である独立した遺伝子型
として分類されることを見出した。本発明者らは本発明
にかかる新規のHCVの遺伝子型を暫定的に1c型と命
名した。
【0008】本発明者らは、実施例2に示すように1c
型HCV株の遺伝子型判定に最適な遺伝子領域としてコ
ア領域を特定した。この領域から1c型特異的配列を有
する配列番号6記載のオリゴヌクレオチドを得た。
【0009】本発明者らは、HCVの遺伝子検出および
遺伝子型判定に用いるべき領域が、1c型遺伝子型にお
いても他の遺伝子型判定の場合と同様にコア領域にある
ことに注目し、配列番号6記載の本発明のポリヌクレオ
チドと併用することができるポリヌクレオチドを公知の
プライマーのなかから検索した。その結果、配列番号7
記載の公知のオリゴヌクレオチドの配列は1c型にもよ
く保存されており、これがHCVの遺伝子検出および遺
伝子型判定に於ける共通プライマーとして利用可能なこ
とが見出した。配列番号6記載の1c型特異的オリゴヌ
クレオチドプライマーを公知の共通プライマーたる配列
番号7記載のオリゴヌクレオチドプライマーとを組合せ
て使用することによって、1c型の遺伝子を特異的に増
幅できることを見出した。
【0010】本発明では遺伝子の増幅方法としてポリメ
ラーゼ、チエイン、リアクション法(PCR法)を好適
に利用することができる。その際、プライマーペアとし
ては、配列番号6記載のオリゴヌクレオチドと配列番号
9記載のプライマーペアの組合せも好適である。
【0011】PCR法に於いては、第一段階として各遺
伝子型に共通な領域を増幅し、第二段階として型特異的
な増福を行うことにより、より高感度にHCV遺伝子の
検出と遺伝子型の判定がなされる。この様態のPCR法
に使用する好適なオリゴヌクレオチドペアーとしては、
第一段階用として配列番号7記載のオリゴヌクレオチド
と配列番号8記載のオリゴヌクレオチド、第二段階用と
して配列番号6記載のオリゴヌクレオチドと配列番号9
記載のオリゴヌクレオチドを例示することができる。
【0012】また、本発明の方法によれば本発明の新規
オリゴヌクレオチド(配列番号6)を配列番号7記載な
いし配列番号14の各既知遺伝子型特異的オリゴヌクレ
オチドプライマーまたは、共通オリゴヌクレオチドプラ
イマーとを同時に使用し、PCR法あるいは公知の2段
階PCR法使用して、一度の操作によりHCV遺伝子を
検出し、また遺伝子型を判定することができる。
【0013】また、本発明者らは公知の宿主に組み込ん
で発現させ、また常法により化学合成して、本発明のポ
リペプタイドを得た。
【0014】本発明のポリペプタイドにおけるアミノ酸
配列は、公知の遺伝子型HCVにおけるポリペプタイド
とコア領域において高い相同性を有するが、エンベロー
ブ(E1)およびE2/NS1ではその相同性が低く、
型特異的であることを示している。E1、E2/NS1
はウイルス粒子表面に存在する蛋白質と考えられ、この
部分に対する抗体を有する症例も少なからず見出され
る。したがって、本発明のポリペプタイドおよびその部
分オリゴペプタイドは1c型特異的に抗エンベローブ抗
体の検出系の作成や、HCVワクチンに使用することが
できる。またNS2〜NS5領域はプロテアーゼ等の非
構造蛋白質をコードしていると考えられ、本発明のポリ
ペプタイドおよびその部分オリゴペプタイドは非特異的
な抗体検出系やHCV増殖阻害剤の開発に用いることが
できる。
【0015】
【作用】本発明は、新たに見いだされた遺伝子型である
1c型のHCVを含め、従来よりも広汎な遺伝子型のH
CVを高感度に検出し、またそのHCVの各遺伝子型と
同時に特異的に判定することができる。本発明の遺伝
子、ポリヌクレオチド、オリゴヌクレオチドプライマ
ー、蛋白質、ペプタイドはCV遺伝子の検出ならびに遺
伝子型判定に供することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例についての述べるが、
もとより本発明がこれらの実施例に眼定されるものでは
ない。
【0017】実施例1 従来の遺伝子型に分類されない複数の新規HCV株を見
出し、その全塩基配列および一部の塩基配列を次のよう
にして決定した。
【0018】(1)RNAの抽出 市販のHCV抗体検査薬および本発明者らによって開発
され特許出願中の抗体検査法(特願平2−15340
1)ならびに、本発明者らによって別途特許出願された
オリゴヌクレオチドプライマーを用いたHCV検出法
(特開平5−23200)によりHCV感染が確認され
ているが、本発明者により別途特許出願されているHC
V遺伝子型判定に関する方法(特願平3−30729
6、4−093960)ではその遺伝子型判定ができな
かった肝炎患者由来の血液検体(HC−G9、YS11
7,およびSR037)から次のようにしてRNAを抽
出した。血清50μlに適当量のトリス緩衝液(10m
M、pH8.0)を加え、90×103rpmにて15
分間の遠心分離を行った。得られたペレットに200m
MのNaCl、10mMEDTA、2%(重量/容積)
のドデシル硫酸ナトリウム(SDS)と1mg/mlの
プロテナーゼKを含むトリス緩衝液(50mM,pH
8.0)を加え、60℃で1時間加温し、フェノール/
クロロフォルムで抽出を行った後、エタノール沈澱を行
いRNAを得た。
【0019】(2)cDNAの作製 各検体より得たRNAを70℃で1分間加温した後、こ
れを急冷し鋳型RNAとした。この鋳型RNAサンプル
に100ユニットの逆転写酵素(Superscrip
t;GIBCO,BRL)およびオリゴヌクレオチドプ
ライマー20pmolを加え、42℃、1時間反応させ
てcDNAを得た。
【0020】(3)cDNAのポリメラーゼチェインリ
アクション(PCR)による増幅 上記の操作により得られた単鎖cDNAについて、図1
に示す領域別に、表1に示す各領域毎に設定したセンス
側オリゴヌクレオチドプライマーならびにアンチセンス
側オリゴヌクレオチドプライマーからなるプライマーペ
アーを用て増幅を行った。増福は、DNAサーマルサイ
クラー(Perkin−Elmer.Cetus)にG
ene Amp DNA増幅試薬キット(Perkin
−Elmer・Cetus)を用いてSaikiらの方
法[Science、Vol.239、p487−49
1(1988)]に従って35回の増幅サイクルからな
るPCR法にて実施した。
【0021】
【図1】
【0022】
【表1】
【0023】(4)cDNAライブラリーの構築による
HC−G9、YS117,およびSR037の塩基配列
の決定 PCRにて増幅した各検体由来の各領域遺伝子をT4ポ
リヌクレオチドカイネース(New England
Biolabs)、T4 DNAポリメラーゼ(Tak
ara Biochemicals)で処理後、M13
ファージベクターに挿入し、クローン化した。塩基配列
決定はdideoxy chain terminat
ion法にて、S equencenase sequ
encekit ver 2.0(United Sr
are Biochemnicals)あるいはAut
oRead Sequencing kit (Pha
rmacia)を用いて行った。各検体について、各領
域3クローンを得、それぞれについて配列を決定し、各
クローンに共通する塩基、あるいは一致率の高い塩基を
採用して配列を決定した。HC−G9については全領域
を、YS117ならびにSR037については5’端よ
り63番目の塩基から1867番目の塩基までの配列と
8259番目から9440番目までの配列について決定
した。配列表1にHC−G9、配列表2にYS117、
の5′側、配列表3にYS117、の3′側、配列表4
にSR037の5′側、配列表5にSR037の塩基配
列の3′側の各塩基配列を示す。表2にHC−G9、Y
S117、SR037の配列間の相同性を示す。その結
果、これら3検体の塩基配列の相同性は95%あり、上
記の3検体のHCVは同一の遺伝子型に分類される。図
2にHC−G9とこれまでに全域の塩基配列が解明され
ている14のHCV株との塩基配列の相同性を示す。そ
の結果、HC−G9はいずれの既知の遺伝子型株の塩基
配列とも20%以上の非相同性をしめすことが判明し
た。このことからHC−G9を含む3検体由来のHCV
は従来の遺伝子型とは異なる新しい遺伝子型に分類され
ることを確認した。遺伝子配列に基づく系統分類の推定
より、この新たに見いだされた遺伝子型は大きく1型と
呼ばれる分類に属し、その分類にはすでにI型、II型
が存在し、これらは1aならびに1bと呼称されている
ことから、これに倣って1c型と暫定的に呼ぶこととし
た。
【0024】
【図2】
【0025】
【表2】
【0026】実施例2 1c型HCV遺伝子型判定法 (1)1c型HCVの遺伝子型判定に適したプライマー
の選択 1c型HCVの遺伝子型の判定に使用するプライマーを
選択するために、実施例1によって明らかになった配列
に基づき、1c型HCVに於て最も塩基配列がよく保存
されており且つ既存の遺伝子型のHCV株とは相同性が
低い遺伝子領域を検索した。その結果、遺伝子判定に適
した保存領域は他の遺伝子型と同様にコア領域であるこ
とが判明した。これに基づき、コア領域より1c型に特
異的な遺伝子断片の増幅に適した配列を有するオリゴヌ
クレオチドプライマーの選択を行った。その結果、第一
段階の遺伝子増幅に使用するオリゴヌクレオチドプライ
マーとして配列表7および配列表8に記載した#186
と#256を選択し、続く第二段階増幅に使用するオリ
ゴヌクレオチドプライマーとして配列表9に記載した#
104と本発明の#321(配列表6)プライマーを選
択した。#186、#256ならびに#104のオリゴ
ヌクレオチドプライマーは、本発明者らにより既に報告
されており(特願平3−307296、特願平4−09
3960)公知の遺伝子型判定法で使用されているオリ
ゴヌクレオチドプライマーであるが、実施例1によって
解明された1c型HCVの配列にもとづき、本発明に於
いても利用可能であると判断された。これらのオリゴヌ
クレオチドプライマーは、本発明に於いて遺伝子型に特
異的な保存塩基配列を増幅する為に使用される。他方、
本発明の#321オリゴヌクレオチドプライマーは実施
例1で解明した1c型についてのみ特異性を有するオリ
ゴヌクレオチドプライマーである。
【0027】(2)本発明の#321を使用したHCV
遺伝子の検出と1c型HCVの遺伝子型判定 各遺伝子型のHCV株(HC−J1:I型、HC−J
4:II型、HC−J6:III型、HC−J8:IV
型)ならびにHC−G9由来のRNAから、#186の
プライマーを使用してcDNAを得た。続いてcDNA
を#256ならびに#186のプライマーを使用したP
CRを利用して第一段階の増幅を行った。第一段階のP
CRは、94℃による変性1分、55℃によるプライマ
ー結合反応1分30秒、72℃によるプライマー伸長反
応2分を1サイクルとし35サイクル行った。第二段階
の増幅は、型特異オリゴヌクレオチドプライマーである
配列番号11〜14記載の#296、#133、#13
4、#135および本発明の#321プライマー、なら
びに型共通オリゴヌクレオチドプライマーである配列番
号9記載の#104プライマーを用いたPCRにて実施
した。第一段階にて増幅された増幅産物の50分の1用
量を第二段階増幅のサンプルとしてPCRを行った。反
応条件は94℃による変性反応30秒、60℃によるプ
ライマー結合反応30秒、72℃よりなるプライマー伸
長反応30秒で、各反応からなる1サイクルを合計30
回繰り返した。第二段階終了後、増幅産物を1.5%の
NuSieveならびに1.5%のSeaKem(FM
C Bioproducts,U.S.A)を用いたア
ガロース電気泳動し、終了後エチジウムブロマイド染色
にてDNAを染色し、各バンドの移動位置より遺伝子型
を判定した。各検体の増幅産物の移動度は、各遺伝子型
別に設定されたプライマーの位置より予想された移動
度、すなわち49、144、174、123、200b
p(I型、II型、III型、IV型、1c型)の位置
に泳動され、各遺伝子型が判別できることが確認され
た。また、各検体の電気泳動像には予想される遺伝子型
のバンドのみが見られ、別の型に相当するバンドが現わ
れることはなかった。従って、本発明によるHCVの遺
伝子型判定法は1c型を含めた全ての遺伝子型について
十分に高い特異性を有することが証明された。泳動のパ
ターンを図3に示した。
【0028】
【図3】
【0029】実施例3 各国別の1c型HCVの出現頻度 日本、中華人民共和国、タイ、インドネシア、ニュージ
ーランドのHCV患者検体を対象に1c型の出現頻度を
本発明の実施例2の方法を使用して調べた。その結果は
表3に示すように1c型HCVはインドネシアに於いて
のみ9.9%の頻度で発見され、限局された地域性を有
することが判明した。
【0030】
【表3】
【0031】
【発明の効果】従来4つの型に分類されていたHCVの
遺伝子型は、本発明者らによって新たに5つに分類さ
れ、それぞれ特徴的な塩基配列を有することが見出され
たことにもとづき、本発明では、型特異的な配列を有す
る、あるいは型特異的配列に相補性を有するオリゴヌク
レオチドが提供される。当然、これらのオリゴヌクレオ
チドは遺伝子増幅に於けるプライマーとしてHCV遺伝
子の検出と遺伝子レベルの型判定に利用できる。また適
当な標識を加えることによりプローブとして単独に、あ
るいは遺伝子増幅と組み合わせることで遺伝子レベルの
型判定に利用できる。本発明により新たに設定されたオ
リゴヌクレオチドプライマーを利用することで、従来法
では判定不可能であった1c型HCVの遺伝子型も判定
可能になることから、より完全な判定技術が確立された
と考えられる。また、本発明によって明らかにされた1
c型HCVの遺伝子配列より型特異的な抗原位置の推定
が可能であり、本発明の蛋白質またはポリペプタイドは
遺伝子産物を利用した治療薬開発にも利用できる。
【0032】
【配列表】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】配列番号:6 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#321) AACCTCCGCC GGGGATCAGA 20
【0038】配列番号:7 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#186) AYGTACCCCA YGAGRTCGGC 20 (YはTまたはC 。RはGまたはA)
【0039】配列番号:8 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#256) CGCGCGMCNA GGAARRCTTC 20 (MはAまたはC 。NはA,T,CまたはG 。Rは
AまたはG)
【0040】配列番号:9 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#104) AGRAARRCTT CSGAGCGRTC 20 (RはGまたはA 。SはCまたはG 。)
【0041】配列番号:10 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#132) YRCCTTGGGC ATAGGCTGAC 20 (YはTまたはC 。RはGまたはA 。)
【0042】配列番号:11 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#133) GARCCAWCCT GCCCAYCCYA 20 (RはGまたはA 。WはTまたはA 。YはCまたは
T 。)
【0043】配列番号:12 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#134) CCAARAGGGA CGGGARCCTC 20 (RはGまたはA 。)
【0044】配列番号:13 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#135) RCCYTCGTTT CCRTACAGRG 20 (RはGまたはA 。YはCまたはT 。)
【0045】配列番号:14 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:cDNA to genomic RNA 特徴を決定した方法:E 配列(#296) GGATAGGCTG ACGTCTACCT 20
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【表1】
【表2】
【表3】
【図面の簡単な説明】 図1:HCV遺伝子配列決定に利用した増幅領域を示す
図 図2:HC−G9とこれまでに全域の塩基配列が解明さ
れている14のHCV株との塩基配列の相同性を示す
図。 図3:実施例2にて行った電気泳動試験の泳動パターン
を示す電気泳動写真。(a)に従来法による判定を示
す。1c型は検出されない。(b)に#321と#10
4での判定を示す。1c型以外は検出されない。1はH
C−J1、2はHC−J4、3はHC−J6、4はHC
−J8、5はHC−G9、6はYS117、7はSR0
37を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12Q 1/68 A 7823−4B G01N 33/576 Z 8310−2J // G01N 33/53 D 8310−2J C07K 99:00

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号1記載の塩基配列、またはこれと
    相補的な塩基配列を有するC型肝炎ウイルス遺伝子cD
    NA・HC−G9。
  2. 【請求項2】配列番号2記載の塩基配列、またはこれと
    相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドYS117
    ・5′。
  3. 【請求項3】配列番号3記載の塩基配列、またはこれと
    相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドYS117
    ・3′。
  4. 【請求項4】配列番号4記載の塩基配列、またはこれと
    相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドSR037
    ・5′。
  5. 【請求項5】配列番号5記載の塩基配列、またはこれと
    相補的な塩基配列を有するポリヌクレオチドSR037
    ・3′。
  6. 【請求項6】配列番号1〜5記載の塩基配列の一部、ま
    たはこれと相補的な塩基配列の一部を構成するポリヌク
    レオチドまたはオリゴヌクレオチド。
  7. 【請求項7】請求項第6項記載のオリゴヌクレオチドか
    らなるプライマーまたはプライマーペア。
  8. 【請求項8】配列番号6記載の塩基配列を有するオリゴ
    ヌクレオチド#321。
  9. 【請求項9】配列番号6記載の塩基配列を有するオリゴ
    ヌクレオチドプライマー。
  10. 【請求項10】配列番号6記載の塩基配列を有するオリ
    ゴヌクレオチドプライマーと配列番号7ないし9記載の
    塩基配列を有するオリゴヌクレオチドプライマーの1種
    以上からなるプライマーペア。
  11. 【請求項11】配列番号6記載の塩基配列を有するオリ
    ゴヌクレオチドプライマーと配列番号10ないし14記
    載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドプライマーの
    1種以上からなるプライマーペア。
  12. 【請求項12】請求項第7項ないし第11項記載のオリ
    ゴヌクレオチドプライマーまたはオリゴヌクレオチドプ
    ライマーペアを使用するC型肝炎ウイルス遺伝子型判定
    法。
  13. 【請求項13】請求項第7項ないし第10項記載のオリ
    ゴヌクレオチドプライマーペアを使用するC型肝炎ウイ
    ルスの遺伝子検出法。
  14. 【請求項14】ポリメラーゼチエインリアクション法に
    よりcDNAを増幅することを特徴とする請求項第12
    項記載のC型肝炎ウイルス遺伝子型判定法または請求項
    第13項記載のC型肝炎ウイルス遺伝子検出法。
  15. 【請求項15】請求項第11項または第12項記載のオ
    リゴヌクレオチドプライマーを複数組使用し、複数回の
    増幅を行う請求項第13項記載のC型肝炎ウイルス遺伝
    子検出法または第14項記載のC型肝炎ウイルス遺伝子
    型判定法。
  16. 【請求項16】請求項第6項ないし第9項記載の標識プ
    ローブ。
  17. 【請求項17】請求項第16項記載の標識プローブを使
    用したC型肝炎ウイルス遺伝子型判定法。
  18. 【請求項18】配列番号15記載のポリペプタイドHC
    −G9Peotein、ならびにその部分ペプタイド。
  19. 【請求項19】配列番号16記載のポリペプタイドYS
    117・5′Peptide、ならびにその部分ペプタ
    イド。
  20. 【請求項20】配列番号17記載のポリペプタイドYS
    117・3′Peptide、ならびにその部分ペプタ
    イド。
  21. 【請求項21】配列番号18記載のポリペプタイドSR
    037・5′Peptide、ならびにその部分ペプタ
    イド。
  22. 【請求項22】配列番号19記載のポリペプタイドSR
    037・3′Peptide、ならびにその部分ペプタ
    イド。
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