JPH063190B2 - 電磁式ポンプ駆動装置 - Google Patents

電磁式ポンプ駆動装置

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JPH063190B2
JPH063190B2 JP60211301A JP21130185A JPH063190B2 JP H063190 B2 JPH063190 B2 JP H063190B2 JP 60211301 A JP60211301 A JP 60211301A JP 21130185 A JP21130185 A JP 21130185A JP H063190 B2 JPH063190 B2 JP H063190B2
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magnetic poles
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cores
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俊夫 丸山
六三郎 木村
隆英 斉藤
義衛 渡里
敏 中山
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はダイヤフラムポンプ等に用いる電磁式ポンプ駆
動装置に関するものである。
[背景技術] 従来のこの種の電磁式ポンプ駆動装置としては、第13
図に示すような構造のものが有った。つまり該従来例は
2個のE型コア1を上下にエアギャップ2を介して対向
配設し、エアギャップ2に可動子3がエアギャップ2の
中央に水平に位置するように可動子3の両端をダイヤフ
ラム(図示せず)によって移動自在となるべく弾性支持
している。
該ダイヤフラムは、空気を圧縮する役目と可動子3をエ
アギャップ2内に弾性支持する役目を持つものである。
更に、可動子3には一定間隔離して磁極が互いに反対と
なるように永久磁石4a,4bを固定していた。この従
来例の動作は第14図(a)に示すように励磁コイル5
a,5bに図示する極性の磁極がエアギャップ2の対向
磁極面に発生するように励磁すると、可動子3の永久磁
石4a,4bには図において左方向の吸引力が生じるた
め可動子3が左方向に駆動され、又第14図(b)のよう
に励磁コイル5a,5bに逆方向の励磁電流を流すと図
示するような磁極が生じて可動子3の永久磁石4a,4
bには右方向の吸引力が生じて右に可動子3が駆動され
る。ところで該従来例の場合2個のE型コア1を上下に
対向配置し、その中間にエアギャップ2を形成した構成
であるため、エアギャップ2のエアギャップ長はE型コ
ア1の打ち抜き寸法によって一義的に決まらず、何らか
の他部品を介してエアギャップ2を設定する必要がある
ので、組み立て時のエアギャップ長のばらつきが大き
く、従って可動子3の吸引力にばらつきが生じて、エア
ポンプの吐出空気量もばらつくという欠点を有してい
た。
また諸従来例の場合、可動子3の両端にはダイアフラム
(図示せず)が挿着されるが、ダイヤフラムの支持位置
は第15図に示す如く、E型コア1の外側となり、可動
子3の支持点間の距離はE型コア1の外形寸法l1よりも
長い距離Wとなる。
一方永久磁石4a,4bと、各磁極間には第14図
(b)の矢印で示すベクトル的吸引力が働いており、可
動子3がエアギャップ2の上下方向に対して中心線上に
ある理想状態では、吸引力のy方向成分は上下で釣り合
っているため、互いに打ち消し合って零となっている。
しかし通常では可動子3は中心線より僅かなりともずれ
て取り付けられており、この状態ではずれた距離の二乗
に反比例して、近寄った側のy方向吸引力は増加し、遠
のいた側のそれは減少することになり、上下で吸引力の
y方向成分にアンバランスが生じる。
このアンバランスは両端のダイアフラムの逆向きの反発
弾性力でもって釣り合わされて、結果として可動子3は
中心線上よりある距離ずれた位置で、永久磁石4a,4
bの吸引力とダイアフラムの反発力との間で釣り合いが
生じて安定している。
この釣り合い状態にあって、可動子3内部には永久磁石
4a,4bの吸引力発生点とダイアフラム支持点との間
で、第15図の破線で示す方向に可動子3が曲げられる
ようとするモーメント力が働いているが、この吸引力発
生点と、支持点との間の距離が長いため、言い換えれば
ダイアフラム支持点間の距離Wが長いため可動子3のフ
レーム強度を上げる必要があり、可動子3のフレームを
太くするなどの対策の為に可動子3が重量アップすると
いう問題があった。
第16図は筒状のコア1を用いた特開昭54−8460
3号公報に見られる従来例であるが、第13図従来例と
同様な問題を持つものであった。
更に従来例にあっては、可動子3上の永久磁石4a,4
bは着磁方向である厚み及び横長(第13図の永久磁石
4a,4bで示すように厚みと横長で構成された面をN
S面とする。)と奥行きとから構成された直方体である
が、永久磁石4a,dbの形状は、横長寸法よりも奥行
き寸法が長くなる。つまり可動子3の推力を大きくして
吐出空気量を上げるには、一般的には磁石体積を大きく
すれば良いが、永久磁石4a,4bの横長はE型コア1
の中央磁極と外側磁極との距離l2によって定まる故、永
久磁石4a,4bの奥行き寸法を長くしなければならな
いからである。
そして、この永久磁石4a,4bの奥行き寸法に等しい
長さだけ、E型コア1の積層厚さは設定されなけれなら
ない。このE型コア1の積層厚さは、鉄芯による磁束の
飽和を防ぐ為ではなく、永久磁石4a,4bの奥行きに
対応した磁極を形成する目的のために、穿層されるもの
であり、比重の高い磁性材料としてのケイ素鋼板を厚く
積層しなければならない為、コア1の重さが重くなると
いう欠点を有していた。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものでその目的
とするところは可動子及びコアが軽く且つ小型化が可能
な電磁式ポンプ駆動装置を提供するにある。
[発明の開示] 第1発明の電磁式ポンプ駆動装置は励磁コイルを装着し
たコアで形成される閉磁路の1個所にエアギャップを設
け、該エアギャップの対向磁極面に対して夫々の磁極の
方向が対向し且つ互いの磁極が反対となるように2個の
永久磁石を一定間隔離して固定した可動子を上記エアギ
ャップにコア側面に直交する方向に移動自在に配置する
とともに該可動子の両端を振動可能に支持手段で支持し
たことを特徴とするものである。
また第2発明においては形成する閉磁路の1個所にエア
ギャップを設けるとともに励磁コイルを装着したコアを
2個以上並設して各コアのエアギャップを並列させ、該
エアギャップ部の対向磁極面に対して夫々の磁極の方向
が対応し且つ互いの磁極の極性が交互に反対となるよう
にコア数に対して(±1)個の永久磁石を一定間隔離し
て固定した可動子を上記エアギャップ部に移動自在に配
置するとともに該可動子の両端を振動可能な支持手段で
支持したことを特徴とし、更に第3発明においては形成
する閉磁路の1個所にエアギャップを設けるとともに励
磁コイルを装着したコアを2個以上並設して各コアのエ
アギャップを並列させ、該エアギャップ部の対向磁極面
に対して夫々の磁極の方向が対応し且つ互いの磁極の極
性が交互に反対となるようにコア数に対して(−1)個
の永久磁石を一定間隔離して固定した可動子を上記エア
ギャップ部に移動自在に配置するとともに該可動子の両
端を振動可能な支持手段で支持し、可動子の永久磁石が
各エアギャップの磁極面から吸引力を受ける際吸引力さ
せる方向とは逆方向の端に位置するコアの励磁コイルの
励磁電流を遮断する励磁手段を備えたことを特徴とす
る。
以下実施例により夫々の発明を説明する。
実施例1 本実施例1は第1発明に対応するもので、第1図に示す
ように日字型の積層型のコア1を用い、このコア1の中
足1aの中央部にエアギャップ2を設け、このエアギャ
ップ2の上下両側には夫々励磁コイル5a,5bを挿着
してある。更にエアギャップ2にはコア1の側面に直交
する方向に移動自在に可動子3を配置してある。可動子
3は2個の永久磁石4a,4bを一定間隔離して固定し
てある。永久磁石4a,4bはエアギャップ2の対向磁
極面に対して磁極が対応し且つ互いの磁極の極性が反対
となるように可動子3に固定されている。
ここで本実施例を上記従来例の対比において、記述すれ
ば、従来例のE型コアの中足のみを短くしたコアを2つ
接触させて、中央磁極にのみエアギャップ2を形成し、
このエアギャップ2に可動子3を従来例と90゜回転さ
せた紙面と垂直方向に挿入した構成である。
更に第1図に示す如く、中央磁極としてのコア1の中足
1aの幅は永久磁石4a,4bの奥行きと等しい寸法
に、磁性材料の打ち抜きによって形成され、コア1の積
層厚さは第2図に示すAとなるが、この厚さAは励磁コ
イル5a,5bによる磁束が飽和しない厚みに設定され
る。
次に第2図に示す永久磁石4a,4b(ちなみにこの面
がNS面となる。)の間隔Wは厚さAに対して永久磁石
4a,4b間が離れ過ぎても、近付き過ぎても中央磁極
に対する吸引力が小さくなるので、概ねA≒Wと設定さ
れる。(従来例での永久磁石4a,4bの間隔は本実施
例と同じA寸法で良い。) 而して第1図において可動子3の両端を振動可能なよう
に支持手段(図示せず)で支持して振幅中央位置で第3
図(a)に示す極性にエアギャップ2の対向磁極面が励磁
されるよう励磁コイル5a,5bに励磁電流を流すと、
永久磁石4bに図において左向きの吸引力が働き可動子
3は矢印X方向に駆動される。また逆方向の励磁電流を
励磁コイル5a,5bに流すとエアギャップ2の磁極面
の極性が反転するため、永久磁石4aに右向きの吸引力
が働き、可動子3は矢印Y方向に駆動される。従って励
磁電流の方向を交互に変えることにより可動子3は左右
に振動することになる。ここで、エアギャップ2のエア
ギャップ長はコア1を形成する日字型の磁性材料の抜き
寸法によって一義的に決まるので、エアキャップ長のば
らつきがないという利点を有するものである。
更に本実施例におけるダイアフラム支持間距離はA+
(永久磁石の横長)×2であるに対して、従来例ではW
(≒A)+(永久磁石の横長)×2+(外側磁極幅)×
2であるから、外側磁極幅の2倍だけ本実施例の方が短
くなって、可動子3に働く曲げモーメントを低減できる
のである。結果可動子3のフレームに軽量材が使用でき
且つ装置の小型化が可能となってポンプとしての駆動力
の増大が図れる。
また磁極の形成において、永久磁石4a,4bの一番長
い寸法である奥行きに相当する寸法を積層方向でなく、
鋼板の打ち抜きによって形成できる、中足1aの幅によ
って形成せしめ、一方積層方向は励磁コイル5a,5b
の磁束が飽和しない厚さで良いため、コア1の小型・軽
量化が図れるものである。第4図(a)乃至(c)は本実施例
をダイアフラムポンプに組み込んだ具体例を示してお
り、コア1はポンプ筐体6の中央部に収納され、ポンプ
筐体6の両側面の開口部には閉塞するように殻室筐体7
a,7bが固着され、この殻室筐体7a,7bの内向き
開口面とポンプ筐体6の外向き開口面との境界部には弾
性膜である所謂ダイアフラムゴム8a,8bが夫々張設
され、両筐体6と7a,7bとを分離してある。このダ
イアフラムゴム8a,8bと殻室筐体7a,7bとで形
成される空間が圧縮室9a,9bを構成する。ダイアフ
ラムゴム8a,8bは周縁を両筐体6と7a,7bの周
縁で挟着されたもので、中央にはセンタープレート10
を介して上記の可動子3の端部を夫々連結して、可動子
3を左右方向に振動自在に支持している。殻室筐体7
a,7bには夫々吸入弁11と吐出弁12とを設けてあ
り、これら吸入弁11、吐出弁12はポンプ筐体6の外
周部に設けた吸入空気接続管13、吐出空気接続管14
によって連通した殻室筐体7a,7b外側に設けた吸入
室17、吐出室15に夫々臨んでいる。吸入室17,吐
出室15は夫々吸入口(図示せず)、吐出口16が設け
ている外壁体18a,18bにより形成されたものであ
る。
次にダイアフラムポンプの具体例の動作を説明する。今
上述のように励磁コイル5a,5bに励磁電流を交互に
極性を反転させながら流して可動子3を左右に振動させ
ると可動子3の支持手段であるダイアフラムゴム8a,
8bが振動し、例えば可動子3が左方向に動いた場合右
側の圧縮室9bは容積が大きくなって、内部圧力が低下
し、そのため吸入弁11が開いて空気が圧縮室9b内に
流入し、他方左側の圧縮室9aでは容積が小さくなり内
部圧力が高くなるため吐出弁12が開き空気が外部に吐
出される。ダイアフラムゴム8a,8bが逆に右方向に
動いた場合には上述の動作とは反対の動作となり空気の
吸入、吐出を行う。而して可動子3の振動により空気の
吸入及び吐出が為されることになる。可動子3は両端が
ダイアフラムゴム8a,8bにより宙づり状態で支持さ
れるため、摺動部がなくて摩耗することなく振動でき寿
命が長くなる。
実施例2 上記実施例1は日字型のコア1を用いたが、本実施例で
は第5図に示すように口型のコア1を用いその1辺の中
央にエアギャップ2を設けたもので、1個の励磁コイル
5をコア1に挿着してある。
実施例3 本実施例は第6図に示すようにコ字型のコア1を用いた
実施例で両脚辺の先端間の間隙を可動子3を配置するエ
アギャップ2としたものであり、実施例2と同様に1個
の励磁コイル5を挿着している。
実施例4 本実施例は第2発明にかかる実施例であって、上記実施
例2に用いたコア1を第7図に示すように3個並設して
用い夫々のエアギャップ2を並列させたもので、この並
列エアギャップ2で構成されたエアギャップ部に可動子
3をコア1の側面に直交する方向に配置し、その両端を
ダイアフラムゴムのような支持手段(図示せず)により
振動自在に支持させたものである。可動子3にはコア1
の個数に対して1個少ない永久磁石4a,4bを互いの
磁極が反対となるように一定間隔離して固定してある。
而して本実施例装置では第8図に示すように各コア1に
挿着した励磁コイル51,52,53に夫々のエアギャッ
プ2の磁極面の極性が交互に異なるように励磁すると、
図において永久磁石4aに中央のコア1のエアギャップ
2の磁極面からの吸引力が働き、また右端のコア1のエ
アギャップ2の磁極面からの吸引力が永久磁石4bに働
き可動子3は右方向の駆動される。又逆にそれぞれの励
磁コイル51,52,53の励磁電流の方向を逆方向とす
ると、各コア1のエアギャップ2の磁極面の磁極が反転
し、左方向の吸引力が各永久磁石4a,4bに働くこと
になり、可動子3は左方向に駆動される。以上のことか
ら励磁電流の方向を交互に切り替えることにより可動子
3を左右に振動させることができるのである。
実施例5 上記実施例4はコア1の個数n(≧2)に対して永久磁
石の個数をn−1としたものであるが、本実施例はコア
1の個数n(≧2)に対して永久磁石の個数をn+1と
したものであり、第9図に示すように夫々に励磁コイル
1,52を挿着した2個のコア1を並設し、可動子3に
は一定間隔離して永久磁石4a,4b,4cを固定し、
夫々の永久磁石4a,4b,4cの磁極の極性の向きを
交互に異ならしている。この実施例の場合は2個の永久
磁石が各エアギャップ2の磁極面に吸引されるのに寄与
するものである。
実施例6 本実施例は第3発明に対応する実施例であって、その構
造は実施例4の構造と同じでコア1の数nに対して永久
磁石の個数が1個少ないn−1個の構造に適用され、そ
の励磁回路を第10図に示すように構成している点に特
徴を有する。つまり右端と左端のコア1に挿着した励磁
コイル51,3の励磁回路に整流器Da,Dbを励磁方
向が互いに逆方向となるように挿入してある。
而して交流電源ACの極性が第11図に示す正の時a、
左端の励磁コイル5には励磁電流が流れるが、右端の
励磁コイル5には励磁電流が遮断されて流れない。逆
に交流電源ACの極性が第11図に示す負の時b、左端
の励磁コイル5には励磁電流が遮断されて流れない
が、右端の励磁コイル5には励磁電流が流れる。
この結果第12図(a)に示すように電源極性が正の場
合、左端の励磁コイル5及び中央の励磁コイル5
励磁され、右端の励磁コイル5が励磁されない状態と
なる。この時中央の励磁コイル5と励磁方向が左端の
励磁コイル5と逆となるように巻装しておれば、図示
するように夫々の対応するエアギャップ22の磁極面の
磁極は異なる極性となり可動子3の永久磁石4a,4b
を左方向に吸引する力が生じることになる。又電源極性
が負の場合には右端の励磁コイル5及び中央の励磁コ
イル5が励磁され、左端の励磁コイル5が励磁され
ない状態となる。この時中央の励磁コイル5の励磁方
向が右端の励磁コイル5と逆となるように巻装してお
れば、図示するように夫々の対応するエアギャップ2の
磁極面の磁極は異なる極性となり可動子3の永久磁石4
a,4bを右方向に吸引する力が生じることになる。結
果交流電源ACを電源として左右に可動子3を振動させ
ることができることになる。
[発明の効果] 本発明は励磁コイルを装着したコアで形成される閉磁路
の1個所にエアギャップを設けてあるから、該エアギャ
ップ長が磁性材料の打ち抜き寸法によって一義的に定ま
り、その上該エアギャップの対向磁極面に対して夫々の
磁極の方向が対応し且つ互いの磁極の極性が反対となる
ように2個の永久磁石を一定間隔離して固定した可動子
を上記エアギャップにコア側面に直交する方向に移動自
在に配置するとともに該可動子の両端を振動可能に支持
手段で支持した構成としているので、組み立て時エアギ
ャップのばらつきがなく、吐出空気量のばらつきのない
エアギャップを構成できる効果を奏する。しかも上記の
ように可動子を上記エアギャップにコア側面に直交する
方向に移動自在に配置するとともに該可動子の両端を振
動可能に支持手段で支持したものであるから可動子の振
動方向の寸法を短くでき、幅の狭い処への収納が可能と
なりポンプ装置の小型化が可能となるものであって、し
かも永久磁石に加わる吸引力による可動子のフレームに
対する曲げトルクを小さくできて可動子のフレームの軽
量化が可能となり、結果駆動力の増加が図れ高効率の装
置が実現できるという効果を奏し、且つまた可動子の振
動方向をコア側面に直交させることによってコアの積層
厚を薄くすることが可能となり、ポンプの小型、軽量化
が図れるという効果を奏する。
更に第2発明では形成する閉磁路の1個所にエアギャッ
プを設けるとともに励磁コイルを装着したコアを2個以
上並設して各コアのエアギャップを並列させ、該エアギ
ャップ部の対向磁極面に対して夫々の磁極の極性の方向
が対応し且つ互いの磁極が交互に反対となるようにコア
数に対して(±1)個の永久磁石を一定間隔離して固定
した可動子を上記エアギャップ部に移動自在に配置する
とともに該可動子の両端を振動可能な支持手段で支持し
たものであるから、上述の効果に併せて励磁コイルの必
要アンペアターンに対して励磁コイルを分割する形とな
って、1個当たりの励磁コイルを小さくでき、その結果
細いポンプ装置の実現も可能となり、また大きな駆動力
を得るのもコア及び励磁コイルの数を増やすだけで良く
簡単となるという効果を奏する。
また第3発明にあっては形成する閉磁路の1個所にエア
ギャップを設けるとともに励磁コイルを装着したコアを
2個以上並設して各コアのエアギャップを並列させ、該
エアギャップ部の対向磁極面に対して夫々の磁極の磁性
の方向が対応し且つ互いの磁極が交互に反対となるよう
にコア数に対して(−1)個の永久磁石を一定間隔離し
て固定した可動子を上記エアギャップ部に移動自在に配
置するとともに該可動子の両端を振動可能な支持手段で
支持し、可動子の永久磁石が各エアギャップの磁極面か
ら吸引力を受ける際吸引力させる方向とは逆方向の端に
位置するコアの励磁コイルの励磁電流を遮断する励磁手
段を備えたので、上述の効果に併せて、駆動力に関係の
無い励磁コイルには無駄な電流を流すことが無くなり、
電流のロスが少なく、効率を一層高めることのができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の実施例1の概略構成を示す一部破断
省略した斜視図、第2図は同上の仕様の説明図、第3図
は同上の動作説明図、第4図(a)(b)及び(c)は同上の具
体例の水平断面図、垂直断面図、α−α′断面図、第5
図は第1発明の実施例2の概略構成を示す一部破断省略
した斜視図、第6図は第1発明の実施例3の概略構成を
示す一部破断省略した斜視図、第7図は第2発明に対応
する実施例4の概略構成を示す斜視図、第8図は同上の
動作説明図、第9図は第2発明に対応する実施例5の概
略構成を示す斜視図、第10図は第3発明に対応する実
施例6の概略構成説明図、第11図及び第12図は同上
の動作説明図、第13図は従来例の一部破断省略した斜
視図、第14図〜第15図は同上の説明図、第16図は
別の従来例の一部破断省略した斜視図であり、1はコ
ア、2はエアギャップ、3は可動子、4a,4b,4c
は永久磁石、5,5…は励磁コイル、8はダイアフラ
ムゴム、D,Dは整流器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 隆英 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 渡里 義衛 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中山 敏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−84604(JP,A) 実開 昭55−17981(JP,U) 実公 昭56−42448(JP,Y1)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁コイルを装着したコアで形成される閉
    磁路の1個所にエアギャップを設け、該エアギャップの
    対向磁極面に対して夫々の磁極の方向が対応し且つ互い
    の磁極の極性が反対となるように2個の永久磁石を一定
    間隔離して固定した可動子を上記エアギャップにコア側
    面に直交する方向に移動自在に配置するとともに該可動
    子の両端を振動可能に支持手段で支持したことを特徴と
    する電磁式ポンプ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記エアギャップのエアギャップ長がコア
    寸法のみによって定まることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の電磁式ポンプ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記支持手段を外側に圧縮室が設けられた
    弾性膜で構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の電磁式ポンプ駆動装置。
  4. 【請求項4】外周に連続した包囲磁路を形成し内部にエ
    アギャップを形成し、該エアギャップの両側または片側
    の磁路部位に1乃至複数の励磁コイルを巻装したコアを
    用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電
    磁式ポンプ駆動装置。
  5. 【請求項5】形成する閉磁路の1個所にエアギャップを
    設けるとともに励磁コイルを装着したコアを2個以上並
    設して各コアのエアギャップを並列させ、該エアギャッ
    プ部の対向磁極面に対して夫々の磁極の方向が対向し且
    つ互いの磁極の極性が交互に反対となるようにコア数に
    対して(±1)個の永久磁石を一定間隔離して固定した
    可動子を上記エアギャップ部に移動自在に配置するとと
    もに該可動子の両端を振動可能な支持手段で支持したこ
    とを特徴とする電磁式ポンプ駆動装置。
  6. 【請求項6】形成する閉磁路の1個所にエアギャップを
    設けるとともに励磁コイルを装着したコアを2個以上並
    設して各コアのエアギャップを並列させ、該エアギャッ
    プ部の対向磁極面に対して夫々の磁極の方向が対応し且
    つ互いの磁極の極性が交互に反対となるようにコア数に
    対して(−1)個の永久磁石を一定間隔離して固定した
    可動子を上記エアギャップ部に移動自在に配置するとと
    もに該可動子の両端を振動可能な支持手段で支持し、可
    動子の永久磁石が各エアギャップの磁極面から吸引力を
    受ける際吸引させる方向とは逆方向の端に位置するコア
    の励磁コイルの励磁電流を遮断する励磁手段を備えたこ
    とを特徴とする電磁式ポンプ駆動装置。
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