JPH06318515A - 磁気抵抗素子およびその製造方法並びに磁気ヘッドおよび磁気記録装置 - Google Patents

磁気抵抗素子およびその製造方法並びに磁気ヘッドおよび磁気記録装置

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JPH06318515A
JPH06318515A JP5106899A JP10689993A JPH06318515A JP H06318515 A JPH06318515 A JP H06318515A JP 5106899 A JP5106899 A JP 5106899A JP 10689993 A JP10689993 A JP 10689993A JP H06318515 A JPH06318515 A JP H06318515A
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film
magnetoresistive
interface
ferromagnetic layer
magnetoresistive element
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JP5106899A
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Teruaki Takeuchi
輝明 竹内
Naoki Koyama
直樹 小山
Ryoichi Nakatani
亮一 中谷
Yoshiyuki Hirayama
義幸 平山
Masaaki Futamoto
正昭 二本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F10/00Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
    • H01F10/32Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
    • H01F10/324Exchange coupling of magnetic film pairs via a very thin non-magnetic spacer, e.g. by exchange with conduction electrons of the spacer

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来より大きな磁気抵抗変化率が得られるよ
うにする。 【構成】 コバルト等の強磁性層11と銅等の非強磁性
層12とが交互に積層された多層構造の磁気抵抗効果膜
1を備える。隣接する強磁性層11と非強磁性層12の
界面は、磁気抵抗効果膜1の上下膜面に対して傾斜し、
両膜面に露出している。電流は磁気抵抗効果膜1内を前
記界面と交差して流れる。磁界は前記界面が前記膜面と
交差して形成される直線に沿って印加される。 【効果】 100エルステッド程度の磁界で従来より大
きな磁気抵抗変化率が得られる。磁気記録装置の再生性
能を格段に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感度の高い磁気抵抗
素子およびその製造方法、並びに前記磁気抵抗素子を用
いた磁気ヘッドおよび磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置等の磁気記録装置で
は、磁気記録媒体に記録されている情報の読出し性能の
向上が望まれており、この目的を達成するために近年、
磁気抵抗効果を利用する磁気ヘッドの開発が進められて
いる。ここに「磁気抵抗効果」とは、強磁性体に磁界を
印加するとその電気抵抗値が変化する現象である。
【0003】磁気記録媒体に記録されている情報を磁気
抵抗効果を利用して読み出す場合、磁気記録媒体からの
漏洩磁界を磁気抵抗効果を現わす素子、すなわち「磁気
抵抗素子」に導いてこの素子の持つ磁化の向きを変化さ
せ、それによって生じる電気抵抗値の変化を検出する。
したがって、磁気抵抗素子に印加される磁界の変化に対
して電気抵抗値の変化が大きいほど信号対雑音比(S/
N)が大きくなり、良好な特性が得られる。
【0004】磁気抵抗素子としては、従来よりパ−マロ
イ薄膜(単層膜)が一般に用いられているが、その「磁
気抵抗変化率」は高々5%程度である。「磁気抵抗変化
率」とは、磁界を印加した時と印加しない時の素子の電
気抵抗値変化(Δρ)と、磁界を印加しない時の素子の
電気抵抗値(ρ)との比(Δρ/ρ)である。そこで近
年、この磁気抵抗変化率を大きくする試みがなされてい
る。その一つとして、コバルト(Co)層(厚さ15オ
ングストロ−ム)と銅(Cu)層(厚さ9オングストロ
−ム)とを交互に積層してなる多層膜が、室温において
48%の磁気抵抗変化率を示すことが、ジャ−ナル・オ
ブ・マグネティズム・アンド・マグネティック・マテリ
アルズ、第94巻(1991年)、L1−L5頁 ("Jou
rnal ofMagnetism and Magnetic Materials" Vol.94, 1
991, pp.L1 - L5) に報告されている。この多層膜で
は、銅層を介して隣接するコバルト層の持つ磁化の向き
が反平行の場合と平行の場合とで、その多層膜の電気抵
抗値が大きく変化することを利用して、48%という大
きな磁気抵抗変化を得ている。
【0005】すなわち、前記多層膜では、銅層の両側に
隣接するコバルト層の持つ磁化の向きは、銅層を介して
及ぼされる相互作用により、磁界を印加しない状態では
互いに反平行になっている。この状態の多層膜に十分強
い磁界を印加すると、両コバルト層の磁化の向きが共に
その磁界の向きに一致し、両コバルト層の磁化の向きは
互いに平行になる。
【0006】他方、伝導電子の中には、磁化方向と平行
なスピンを持つものと反平行なスピンを持つものとが存
在する。伝導電子がコバルト層中に進入する場合、その
コバルト層の磁化と同じ向きのスピンを持つ場合はコバ
ルト層中を自由に移動することができるが、そのコバル
ト層の磁化とは逆向きのスピンを持つ場合は銅層とコバ
ルト層との界面付近で散乱される。
【0007】よって、前記両コバルト層の持つ磁化の向
きが反平行の場合(磁界を印加しない場合)には、いず
れの向きのスピンを持つ電子もスピンと反対方向の磁化
を持つコバルト層の界面で散乱されるため、電気抵抗値
が大きくなる。これに対し、前記両コバルト層の磁化の
向きが平行の場合(磁界を印加した場合)には、コバル
ト層の磁化とは逆向きのスピンをもつ電子は前記と同様
にして散乱されるが、その磁化と同じ向きのスピンをも
つ伝導電子はすべて散乱されることなくコバルト層中を
移動することができるので、電気抵抗値が小さくなる。
【0008】前記多層膜では、磁界を印加した場合と印
加しない場合の電気抵抗値の変化が極めて大きいため、
上述したような48%という大きな磁気抵抗変化率が得
られるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記Co/Cu多層膜
では、コバルト層の磁化の向きを反平行から平行に変え
る、換言すれば、最大の電気抵抗値変化を得るのに必要
な磁界は、約4000エルステッド(Oe)であり、非
常に大きい。一般の磁気記録装置では100エルステッ
ド程度の磁界で情報の読み出しを行なえることが必要で
あるから、前記Co/Cu多層膜を磁気記録装置に利用
することはできないという問題がある。
【0010】また、前記Co/Cu多層膜では、最大の
電気抵抗値変化を得るのに必要な磁界の大きさは、構成
層の厚さに応じて変化する。例えば、銅層の厚さを9オ
ングストロ−ムから14オングストロ−ムへと増加させ
ると、必要な磁界を小さくすることができる。しかし反
面、銅層の厚さの増加に伴って磁気抵抗変化率(Δρ/
ρ)が減少してしまうという問題が生じる。
【0011】そこで、この発明の目的は、従来より大き
な磁気抵抗変化率を有する磁気抵抗素子およびその製造
方法を提供することにある。
【0012】この発明の他の目的は、従来より大きな磁
気抵抗変化率を100エルステッド程度の磁界の印加に
よって得ることができる磁気抵抗素子およびその製造方
法を提供することにある。
【0013】この発明のさらに他の目的は、従来より大
きな再生出力が得られる磁気ヘッドおよび磁気記録装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明の磁気抵抗素子は、第1の観点では、強
磁性層と非強磁性層とを交互に積層してなる磁気抵抗効
果膜を備えた磁気抵抗素子において、隣接する前記強磁
性層と前記非強磁性層の界面が前記磁気抵抗効果膜の膜
面に対して傾斜しており、且つ、電流が前記磁気抵抗効
果膜内を前記界面と交差して流れることを特徴とする。
【0015】この発明の磁気抵抗素子は、第2の観点で
は、強磁性層と非強磁性層とを交互に積層してなる磁気
抵抗効果膜を備えた磁気抵抗素子において、隣接する前
記強磁性層と前記非強磁性層の界面が前記磁気抵抗効果
膜の少なくとも一方の膜面に露出しており、且つ、電流
が前記磁気抵抗効果膜内を前記界面と交差して流れるこ
とを特徴とする。
【0016】この発明の第1および第2の観点の磁気抵
抗素子では、前記界面と前記膜面とのなす角度は1〜3
0゜の範囲にあるのが好ましい。1゜より小さいと、磁
気抵抗変化率の向上が十分でなく、30゜より大きい
と、成膜が困難となるからである。
【0017】また、前記界面と前記膜面とのなす角度は
5〜10゜の範囲にあるのがより好ましい。5゜より小
さいと、角度形成における誤差により特性のばらつきが
大きく、10゜より大きいと、成膜の歩留りが低下する
からである。
【0018】前記磁気抵抗効果膜は、基体に固定されて
いるのが好ましい。基体としては、例えばアルミナ膜が
用いられる。この場合、基体を設けない場合に比べて前
記磁気抵抗効果膜を利用しやすくなる利点がある。
【0019】電流は、前記界面が前記膜面と交差して形
成される直線に直交して流れるのが好ましい。この場合
に磁気抵抗変化率が最も向上するからである。
【0020】磁界は、前記界面が前記膜面と交差して形
成される直線に対して30゜以下となるように前記磁気
抵抗効果膜に印加されるのが好ましい。30゜より大き
いと、動作に必要な磁界、すなわち最大の磁気抵抗変化
率を得るのに必要な磁界が大きくなり過ぎるからであ
る。
【0021】磁界はまた、前記直線に平行に(磁界と前
記直線とのなす角度が0゜)印加されるのが最も好まし
い。この場合、高い磁気抵抗変化率が最も低い磁界で得
られる。
【0022】前記界面に対して傾斜した膜面が前記磁気
抵抗効果膜の両側に形成され、それら両膜面に前記界面
が露出しているのが好ましい。この場合、電流が前記界
面を確実に貫通して流れる利点がある。
【0023】前記磁気抵抗効果膜を構成する強磁性層/
非強磁性層の組合わせとしては、例えば、Co層/Cu
層、Ni−Fe層/Cu層、Fe層/Cu層、Co層/
Ag層、Fe層/Ru層等が挙げられる。
【0024】前記強磁性層の厚さは、好ましくは10〜
30オングストローム、前記非強磁性層の厚さは、好ま
しくは5〜200オングストロームである。厚さが10
オングストロームより小さい強磁性層や、厚さが5オン
グストロームより小さい非強磁性層は、形成するのが困
難である。厚さが30オングストロームより大きい強磁
性層や、厚さが200オングストロームより大きい非強
磁性層では、十分大きな磁気抵抗変化率が得られない。
【0025】前記磁気抵抗効果膜を構成する強磁性層お
よび非強磁性層の繰り返し周期は、10〜100周期が
好ましく、20〜60周期がより好ましい。10周期よ
り少ないと、磁気抵抗変化率が小であり、100周期よ
り多いと、膜全体にわたって明確な積層構造を得ること
が困難となるからである。また、20〜60周期の範囲
であると、十分大きな磁気抵抗変化率が再現性よく得ら
れるからである。
【0026】(2)この発明の磁気抵抗素子の製造方法
は、基板上に強磁性層と非強磁性層とを交互に積層して
それら各層が互いにほぼ平行な多層構造の磁気抵抗効果
膜を形成する工程と、前記磁気抵抗効果膜の表面および
裏面の少なくとも一方を前記強磁性層と前記非強磁性層
の界面に対して斜めに除去し、それによって前記界面に
対して傾斜した膜面を得る工程と、前記磁気抵抗効果膜
内で電流が前記界面と交差して流れるように、前記磁気
抵抗効果膜に一対の電極を形成する工程とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0027】この方法では、前記界面に対して傾斜した
膜面を得る工程が、前記磁気抵抗効果膜の表面および裏
面の少なくとも一方にマスクを形成する工程と、前記マ
スクを用いて前記磁気抵抗効果膜のイオンミリングを行
なう工程とを含んで構成されるのが好ましい。この場
合、前記界面に対して傾斜した膜面を容易に得ることが
できる。
【0028】また、前記界面に対して傾斜した膜面を得
る工程に続いて、その膜面上に基体となる膜を形成する
工程を含むのが好ましい。基体となる膜を形成する工程
を実行する方法は、特に限定されず、任意のものを用い
ることができる。この場合、この磁気抵抗効果膜を利用
しやすくなる利点がある。
【0029】前記界面に対して傾斜した膜面を前記磁気
抵抗効果膜の両側に形成する工程を含むのが好ましい。
この場合、電流が前記界面を確実に貫通して流れるよう
になる利点がある。
【0030】前記磁気抵抗効果膜内で電流が前記界面に
直交して流れるように一対の電極を形成する工程を含む
のが好ましい。この工程を実行する方法は、特に限定さ
れず、任意のものを用いることができる。
【0031】(3)この発明の磁気ヘッドは、情報再生
用として前記(1)の磁気抵抗素子を備えてなることを
特徴とする。
【0032】(4)この発明の磁気記録装置は、情報再
生用として前記(3)の磁気ヘッドを備えていることを
特徴とする。
【0033】
【作用】強磁性層と非強磁性層を交互に積層してなる多
層構造の磁気抵抗効果膜では、伝導電子の持つ強磁性層
と非強磁性層の界面に対して垂直な運動の成分が磁気抵
抗変化に顕著に寄与する。
【0034】従来の多層構造の磁気抵抗効果膜では、伝
導電子のほぼ全体がその膜面に平行に、すなわち隣接す
る強磁性層と非強磁性層の界面に平行に移動するため、
伝導電子の前記界面に対して垂直な運動の成分は非常に
小さい。
【0035】これに対し、この発明の磁気抵抗素子で
は、隣接する強磁性層と非強磁性層の界面が磁気抵抗効
果膜の膜面に対して傾斜しており、電流が前記界面に交
差して、換言すれば前記界面を貫通して前記磁気抵抗効
果膜の内部を流れるため、前記界面に対して垂直な運動
の成分は極めて大きい。このため、従来の磁気抵抗効果
膜に比べて格段に大きな磁気抵抗変化率が得られる。
【0036】また、この発明の磁気抵抗素子では、非強
磁性層を介して隣接する2つの強磁性層の磁化の向きを
平行にするのに必要な磁界が100エルステッド程度と
なるように、非強磁性層の厚さを選定した場合でも、磁
気記録装置用として十分大きな磁気抵抗変化率が得られ
る。
【0037】この発明の磁気抵抗素子の製造方法によれ
ば、前記磁気抵抗素子が容易に得られる。
【0038】この発明の磁気ヘッドおよび磁気記録装置
では、情報再生用として従来より磁気抵抗変化率の高い
磁気抵抗素子を備えているので、従来より大きな再生出
力が得られる。
【0039】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を詳細に説明する。
【0040】[第1実施例]図1〜図3は、この発明の
磁気抵抗素子の第1実施例を示す。この磁気抵抗素子
は、アルミナ(Al23)製の基体2と、基体2の表面
に形成された磁気抵抗効果膜1とを備えて構成されてい
る。この磁気抵抗効果膜1は、厚さ15オングストロー
ムのコバルト(Co)層よりなる強磁性層11と、厚さ
9オングストロームの銅(Cu)層よりなる非強磁性層
12とを交互に積層して構成されており、いわゆる多層
膜となっている。強磁性層11と非強磁性層12の積層
周期は30周期である。磁気抵抗効果膜1の膜面すなわ
ち表面(上面)および裏面(下面)は、互いに平行であ
り、従って、膜1の厚さは一定である。
【0041】隣接する強磁性層11と非強磁性層12の
界面は、磁気抵抗効果膜1の上下膜面に対してθ゜だけ
傾斜しており、また、膜1の両端部(図1では左右端
部)を除いて、その上下の膜面に露出している。膜1の
上下膜面は、基体2の表面に平行になっているため、強
磁性層11と非強磁性層12の界面は、基体2の表面に
対してもθ゜だけ傾斜している。膜1の上下膜面には、
それら膜面に強磁性層11と非強磁性層12の界面が交
差して形成される複数の直線が現われている。図1で
は、これらの直線は紙面に垂直方向に延びている。
【0042】磁気抵抗効果膜1の両端部(図1では左右
端部)には、一対の電極(図3(f)参照)が形成され
ており、図1に示すように、膜1の内部を前記直線に直
交して(図1では左端から右端に向かって)電流が流れ
るようになっている。このため、電流すなわち伝導電子
が、強磁性層11と非強磁性層12との界面を確実に貫
通して移動することができ、その結果、従来より高い磁
気抵抗変化率が得られる。
【0043】また、この実施例では、電流が、強磁性層
11と非強磁性層12の界面が膜面と交差して形成され
る直線に対してなす角度が最大となるので、最大の磁気
抵抗変化率が得られる。
【0044】この磁気抵抗効果膜1に印加される磁界
(磁束)は、図1に示すように、前記界面が前記膜面に
交差して形成される直線に平行である。換言すれば、こ
の磁界は、電流に直交して印加される。ここでは、磁界
は紙面の手前から向こう側に向かっている。このため、
各強磁性層11の持つ磁化の向きが磁界方向に揃いやす
く、従って、動作に必要な磁界を最小にすることができ
る。
【0045】以上の構成を持つこの発明の磁気抵抗素子
では、次のような理由により従来より大きな磁気抵抗変
化率が得られる。
【0046】この発明の磁気抵抗効果膜1では、磁界を
印加しない状態では、図2(a)に示すように、非強磁
性(Cu)層12の両側に隣接する強磁性(Co)層1
1の磁化の向きは、非強磁性層12を介して及ぼされる
相互作用により互いに反平行になっている。膜1に膜面
に平行に十分強い磁界Hを印加すると、各強磁性層11
の持つ磁化の向きは磁界Hの向きに揃って互いに平行に
なる。
【0047】伝導電子が磁気抵抗効果膜1中に進入する
場合、強磁性層11の磁化と同じ向きのスピンを持つ場
合はその強磁性層11を通って自由に移動することがで
きるが、その強磁性層11の磁化とは逆向きのスピンを
持つ場合は、図2(a)に示すように、層11、12の
界面付近で散乱される。よって、強磁性層11の磁化の
向きが反平行の場合(磁界Hを印加しない場合)には、
いずれの向きのスピンを持つ電子もスピンと反対方向の
磁化を持つ強磁性層11の界面で散乱されるため、膜1
中を移動し難く、その結果、電流をそれら界面に平行に
流す場合よりも電気抵抗値が大きくなる。
【0048】これに対し、強磁性層11の磁化の向きが
平行の場合(磁界Hを印加した場合)には、図2(b)
に示すように、磁化とは逆向きのスピンをもつ伝導電子
は界面で散乱されるが、磁化と同じ向きのスピンをもつ
伝導電子はすべて散乱されることなく強磁性層11中を
移動することができるので、電流を界面に平行に流す場
合よりも電気抵抗値が小さくなる。
【0049】しかも、この発明の磁気抵抗効果膜1で
は、図2(b)に示すように、伝導電子は膜1の内部を
移動する際に前記界面を確実に貫通するため、ほとんど
すべての伝導電子が磁気抵抗効果に寄与する。
【0050】よって、従来の磁気抵抗効果膜よりも格段
に大きな磁気抵抗変化率(Δρ/ρ)が得られる。
【0051】以上の構成を持つ磁気抵抗素子は、次のよ
うにして製作される。
【0052】まず、スパッタ法を用いて、成膜用のシリ
コン基板3の表面(上面)に、厚さ15オングストロー
ムのコバルト(Co)層と厚さ9オングストロームの銅
(Cu)層とを交互に30周期、積層する。これによっ
て、基板3上に、図3(a)に示すような多層構造の磁
気抵抗効果膜1が得られる。
【0053】次に、磁気抵抗効果膜1の表面にノブラッ
ク系フォトレジストの膜を形成した後、そのレジスト膜
を熱軟化させることにより、図3(b)に示すようにテ
−パの付いたマスク4を形成する。このマスク4は、膜
1の右端から左端に向かって厚さが徐々に減少してい
る。
【0054】続いて、テーパ付きマスク4の上からアル
ゴンイオンAr+を照射し、磁気抵抗効果膜1のイオン
ミリングを行なう。その結果、図3(c)に示すよう
に、膜1の左端側が右端側に比べて多く除去される。残
った膜1の全長は10μmで、その厚さはマスク4の形
状を反映して右端から左端に向かって減少する。
【0055】こうして得たテーパ付きの磁気抵抗効果膜
1の表面に、CVD法等により、基体2となる厚さ0.
1mmのアルミナ(Al23)膜を被着する。基体2
は、図3(d)に示すように、膜1の傾斜した面(これ
は新たに第1の膜面となる)にほぼ均一な厚さで形成さ
れる。
【0056】次に、シリコン基板3の裏面(下面)に、
ノブラック系フォトレジストの膜(図示せず)を形成し
た後、そのレジスト膜を熱軟化させることにより、図3
(b)と同様のテ−パ付きマスク(図示せず)を形成す
る。このマスクの断面形状は、図3(b)とは逆に、左
端から右端に向かって厚さが減少するテーパとなってい
る。両マスクのテーパ度は同一である。
【0057】続いて、基板3の裏面に形成したマスクの
下からアルゴンイオンAr+を照射し、基板3と磁気抵
抗効果膜1のイオンミリングを行なう。その結果、基板
1は完全に除去され、また、膜1はマスク形状を反映し
てテーパ状に除去される。これによって形成される膜1
の傾斜した面は、新たに第2の膜面となる。こうして、
図3(e)に示すように、第1の膜面と第2の膜面が平
行で厚さが均一の磁気抵抗効果膜1が、基体2に固着さ
れた状態で得られる。この状態では、両膜面に対して傾
斜したコバルト層と銅層との界面が、両膜面に露出して
いる。
【0058】その後、図3(f)に示すように、金(A
u)等の金属膜よりなる1対の電極5を磁気抵抗効果膜
1の両端に形成する。こうして、図1に示した磁気抵抗
素子が得られる。
【0059】上記製造方法によって、コバルト層と銅層
の界面と膜面とのなす角θを変化させた磁気抵抗効果膜
1を製造し、それらの磁気抵抗変化率(Δρ/ρ)を測
定した。磁界および電流は図1のように印加した。その
結果を図4に示す。
【0060】図4より、従来例に相当する界面と膜面と
が平行である場合(θ=0°)では、磁気抵抗変化率
(Δρ/ρ)が32%であるが、この発明の磁気抵抗効
果膜1では、θ=20°で(Δρ/ρ)=62%,θ=
40°で(Δρ/ρ)=74%であり、磁気抵抗変化率
が大きく向上していることが分かる。
【0061】また、磁気抵抗効果膜1の膜面に平行な平
面内で磁界を印加する方向を変えて、動作に必要な磁界
(最大の磁気抵抗変化率が得られる磁界)Hsを測定し
た。磁界の方向は、図5に示すように、コバルト層と銅
層の界面が膜面と交差して形成される直線に対する角度
φで示した。なお、θ=20゜とした。
【0062】図5より、前記直線に平行に印加した場合
(φ=0°)にHsが最小となり、φを増加させると、
それに伴ってHsが単調に増加することが分かる。これ
は、磁化容易方向が界面に平行な平面内にあるため、φ
が大きくなると磁界の界面方向の成分が小さくなり、そ
の結果、磁化の回転が徐々に困難となるためと考えられ
る。また、この結果より、Hsを小さくするには、磁界
はφ=0すなわち、コバルト層と銅層の界面が膜面と交
差して形成される前記直線に平行な方向に印加するのが
最も好ましいことが分かる。
【0063】さらに、非強磁性層であるCu層の厚さを
12オングストロームとした以外は、上記と同じ構成の
磁気抵抗効果膜1を製造し、角度θと磁気抵抗変化率
(Δρ/ρ)との関係を測定した。その結果を図6に示
す。
【0064】図6より、Cu層の厚さを12オングスト
ロームと厚くしたことにより、9オングストロームの場
合に比べて磁気抵抗変化率(Δρ/ρ)は小さくなって
いる。(Δρ/ρ)は、θ=0°では約5%であるが、
θの増加と共に増加し、θ=30°では約10%が得ら
れていることが分かる。
【0065】また、Cu層の厚さを12オングストロー
ムと厚くしたことにより、動作に必要な磁界Hsが大幅
に小さくなっている。このグラフは図示していないが、
θ=30°の場合、Hsは約70エルステッドであり、
この磁気抵抗素子を磁気記録装置に利用するのに十分な
値が得られた。
【0066】よって、この磁気抵抗素子を用いて磁気記
録装置を構成すれば、磁気記録媒体に記録されている情
報の読み出し性能を飛躍的に向上させることができる。
【0067】この実施例では、コバルト層と銅層を交互
に積層した多層膜に関して述べているが、強磁性層と非
強磁性層とを交互に積層した多層膜であれば、その他の
物質の多層膜でもよいことはいうまでもない。
【0068】[第2実施例]図7は、この発明の磁気ヘ
ッドの実施例を示す。この磁気ヘッドは、上記第1実施
例で示したHs=70エルステッド、(Δρ/ρ)=1
0%の磁気抵抗素子を用いたものである。
【0069】第1実施例で述べた磁気抵抗効果膜(厚さ
1200オングストローム)1の両端部には、一対の電
極5が取り付けられており、さらに、アルミナ(Al2
3)からなる絶縁層(厚さ20オングストローム)7
を挟んでCo−20at%Ptよりなる永久磁石層(厚
さ500オングストローム)6が対向して形成されてい
る。永久磁石層6は、磁気抵抗効果膜1に35エルステ
ッドのバイアス磁界を印加するためのものである。これ
らは、Ni−Fe合金よりなる2枚のシールド層(厚さ
1μm)8で挟まれた領域に配置されている。図示して
いないが、磁気抵抗効果膜1および電極5とシールド層
8との間には、二酸化シリコン(SiO2)よりなる絶
縁層が配置されている。
【0070】この発明の磁気ヘッドでは、従来より高い
磁気抵抗変化率を持つ磁気抵抗素子を用いているため、
従来より高い再生出力(例えば、従来例の4倍)が得ら
れる。
【0071】ここでは永久磁石層を用いたバイアス法を
示したが、通常の磁気抵抗効果型ヘッドで知られている
シャントバイアス法、ソフトバイアス法、相互バイアス
法等の他のバイアス法を用いてもよい。また、図7の構
成とは異なる構成としてもよい。
【0072】[第3実施例]図8は、上記第2実施例の
磁気ヘッドを情報再生用として備えた磁気ディスク装置
を示す。
【0073】この磁気ディスク装置は、スピンドルに固
定された複数の磁気記録媒体21と、それら磁気記録媒
体21を回転駆動する磁気記録媒体駆動部22と、磁気
記録媒体21に情報を記録し、また磁気記録媒体21に
記録されている情報を再生する磁気ヘッド23と、磁気
ヘッド23を駆動・制御する磁気ヘッド駆動部24と、
磁気ヘッド23と外部装置(図示せず)との間で記録信
号と再生信号の所定処理を行なう記録再生信号処理系2
5とを備えて構成されている。磁気ヘッド23には、情
報再生用としての上記第2実施例の磁気ヘッドと、情報
記録用としての誘導型磁気ヘッドとが組み込まれてい
る。
【0074】情報記録用の誘導型ヘッドで磁気記録媒体
21に情報を記録した後、その情報を情報再生用の上記
磁気ヘッドで再生を行なったところ、従来より高い再生
出力(例えば、従来例の3倍)が得られた。
【0075】なお、磁気ディスク装置とは異なる構成の
磁気記録装置としてもよい。
【0076】
【発明の効果】この発明の磁気抵抗素子では、従来より
も大きな磁気抵抗変化率が得られ、また、その大きな磁
気抵抗変化率を100エルステッド程度の磁界の印加に
よって得ることができる。
【0077】この発明の磁気抵抗素子の製造方法では、
前記のような高い磁気抵抗変化率を有する磁気抵抗素子
を容易に得ることができる。
【0078】この発明の磁気ヘッドおよび磁気記録装置
では、従来より大きな再生出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の磁気抵抗素子の要部断
面図である。
【図2】第1実施例の磁気抵抗素子において磁気抵抗効
果が現われる機構を説明するための概念図である。
【図3】第1実施例の磁気抵抗素子の製造方法を工程順
に示す要部断面図である。
【図4】第1実施例の磁気抵抗素子の磁気抵抗変化率特
性を示すグラフである。
【図5】第1実施例の磁気抵抗素子の動作に必要な磁界
の特性を示すグラフである。
【図6】第1実施例の磁気抵抗素子の磁気抵抗変化率特
性を示すグラフである。
【図7】この発明の第2実施例の磁気ヘッドの構成を概
略的に示す斜視図である。
【図8】この発明の第3実施例の磁気ディスク装置の構
成を概略的に示す平面図および断面図である。
【符号の説明】
1 磁気抵抗効果膜 2 基体 3 成膜用基板 4 フォトレジスト・マスク 5 電極 6 永久磁石層 7 絶縁層 8 シールド層 11 強磁性層(Co) 12 非強磁性層(Cu) 21 磁気記録媒体 22 磁気記録媒体駆動部 23 磁気ヘッド 24 磁気ヘッド駆動部 25 記録再生信号処理系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 義幸 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 二本 正昭 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性層と非強磁性層とを交互に積層し
    てなる磁気抵抗効果膜を備えた磁気抵抗素子において、 隣接する前記強磁性層と前記非強磁性層の界面が前記磁
    気抵抗効果膜の膜面に対して傾斜しており、且つ、電流
    が前記磁気抵抗効果膜内を前記界面と交差して流れるこ
    とを特徴とする磁気抵抗素子。
  2. 【請求項2】 強磁性層と非強磁性層とを交互に積層し
    てなる磁気抵抗効果膜を備えた磁気抵抗素子において、 隣接する前記強磁性層と前記非強磁性層の界面が前記磁
    気抵抗効果膜の少なくとも一方の膜面に露出しており、
    且つ、電流が前記磁気抵抗効果膜内を前記界面と交差し
    て流れることを特徴とする磁気抵抗素子。
  3. 【請求項3】 前記界面と前記膜面とのなす角度が1〜
    30゜の範囲にある請求項1または2に記載の磁気抵抗
    素子。
  4. 【請求項4】 前記磁気抵抗効果膜が基体に固定されて
    いる請求項1〜3のいずれかに記載の磁気抵抗素子。
  5. 【請求項5】 前記界面が前記膜面と交差して形成され
    る直線に直交して電流が流れる請求項1〜4のいずれか
    に記載の磁気抵抗素子。
  6. 【請求項6】 磁界が、前記界面が前記膜面と交差して
    形成される直線に対して30゜以下となるように前記磁
    気抵抗効果膜に印加される請求項1〜5のいずれかに記
    載の磁気抵抗素子。
  7. 【請求項7】 磁界が、前記界面が前記膜面と交差して
    形成される直線に平行に前記磁気抵抗効果膜に印加され
    る請求項6に記載の磁気抵抗素子。
  8. 【請求項8】 前記磁気抵抗効果膜の両側の膜面に前記
    界面が露出している請求項1〜7のいずれかに記載の磁
    気抵抗素子。
  9. 【請求項9】 基板上に強磁性層と非強磁性層とを交互
    に積層してそれら各層が互いにほぼ平行な多層構造の磁
    気抵抗効果膜を形成する工程と、 前記磁気抵抗効果膜の表面および裏面の少なくとも一方
    を前記強磁性層と前記非強磁性層の界面に対して斜めに
    除去し、それによって前記界面に対して傾斜した膜面を
    得る工程と、 前記磁気抵抗効果膜内で電流が前記界面と交差して流れ
    るように、前記磁気抵抗効果膜に一対の電極を形成する
    工程とを備えてなることを特徴とする磁気抵抗素子の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記界面に対して傾斜した膜面を得る
    工程が、前記磁気抵抗効果膜の表面および裏面の少なく
    とも一方にマスクを形成する工程と、前記マスクを用い
    て前記磁気抵抗効果膜のイオンミリングを行なう工程と
    を含んで構成される請求項9に記載の磁気抵抗素子の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記界面に対して傾斜した膜面を得る
    工程に続いて、その膜面上に基体となる膜を形成する工
    程を含む請求項9または10に記載の磁気抵抗素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記界面に対して傾斜した膜面を前記
    磁気抵抗効果膜の両側に形成する工程を含む請求項9〜
    11のいずれかに記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記磁気抵抗効果膜内で電流が前記界
    面に直交して流れるように一対の電極を形成する工程を
    含む請求項9〜12のいずれかに記載の磁気抵抗素子の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 情報再生用として請求項1〜8のいず
    れかに記載の磁気抵抗素子を備えてなることを特徴とす
    る磁気ヘッド。
  15. 【請求項15】 情報再生用として請求項14に記載の
    磁気ヘッドを備えていることを特徴とする磁気記録装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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