JPH0631803B2 - 使用ずみ核燃料のための抽出再処理プロセスにおいて有価物質ウランを回収するための方法 - Google Patents
使用ずみ核燃料のための抽出再処理プロセスにおいて有価物質ウランを回収するための方法Info
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- JPH0631803B2 JPH0631803B2 JP17130885A JP17130885A JPH0631803B2 JP H0631803 B2 JPH0631803 B2 JP H0631803B2 JP 17130885 A JP17130885 A JP 17130885A JP 17130885 A JP17130885 A JP 17130885A JP H0631803 B2 JPH0631803 B2 JP H0631803B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は使用ずみ核燃料のための抽出再処理プロセスに
おいて有価物質ウランを回収するための方法に関する。
おいて有価物質ウランを回収するための方法に関する。
従来技術 従来、原子炉燃料体を使用ずみ核燃料のリサイクルのた
めに硝酸中に溶かし、ウランを液/液抽出法、例えばプ
レツクス法により又はアミン抽出法により又はカラムク
ロマトグラフイー分離処理により分離し、かつ硝酸酸性
媒体中で処理した。
めに硝酸中に溶かし、ウランを液/液抽出法、例えばプ
レツクス法により又はアミン抽出法により又はカラムク
ロマトグラフイー分離処理により分離し、かつ硝酸酸性
媒体中で処理した。
主成分がふつうUO2である核燃料の硝酸酸性リサイク
ル、特にプレツクス法は最も長く公知であり、かつ重要
な方法である。所定の作動時間もしくは所望の燃焼度が
達せられた後、交換すべき燃料体を原子炉から取り出
し、例えば短寿命の核***生成物の減少のために1〜3
年間貯蔵する。この貯蔵期間の後はじめて、再処理装置
にこの燃料体を搬送し、そこで比較的小さな破片に分割
し、これから残留核燃料及び生じた核***生成物等を強
硝酸で溶出させる。ここで生じた溶解度をその後希釈
し、プロセスの第1抽出サイクル中で第1の塔中に導入
し、ここでは核燃料ウラン及びプルトニウム並びに少量
の他のアクチノイド及び少量の核***生成物を取り込む
ための有機抽出溶剤を水性溶解液に向流で流す。抽出塔
からの非常に僅かな量のウラン及びプルトニウムを含有
する硝酸酸性水性排出液は核***生成物、腐蝕生成物等
の主要量を含有していて、高放射性の廃棄溶液を形成す
る。有機相を希硝酸で洗浄した後、プルトニウムは水性
逆抽出溶液で、プルトニウムの酸化状態が同時に還元さ
れると共に選択的に有機相から水相中に行く。その後、
まだ有機相に残つているウラン(核燃料の主要な量)を
同様に逆抽出水溶液中に導入する。ウラン及びプルトニ
ウムの水溶液を別々に、例えば、更にそれぞれ2つの精
製サイクルにより処理し、十分に核***生成物を除去す
る。
ル、特にプレツクス法は最も長く公知であり、かつ重要
な方法である。所定の作動時間もしくは所望の燃焼度が
達せられた後、交換すべき燃料体を原子炉から取り出
し、例えば短寿命の核***生成物の減少のために1〜3
年間貯蔵する。この貯蔵期間の後はじめて、再処理装置
にこの燃料体を搬送し、そこで比較的小さな破片に分割
し、これから残留核燃料及び生じた核***生成物等を強
硝酸で溶出させる。ここで生じた溶解度をその後希釈
し、プロセスの第1抽出サイクル中で第1の塔中に導入
し、ここでは核燃料ウラン及びプルトニウム並びに少量
の他のアクチノイド及び少量の核***生成物を取り込む
ための有機抽出溶剤を水性溶解液に向流で流す。抽出塔
からの非常に僅かな量のウラン及びプルトニウムを含有
する硝酸酸性水性排出液は核***生成物、腐蝕生成物等
の主要量を含有していて、高放射性の廃棄溶液を形成す
る。有機相を希硝酸で洗浄した後、プルトニウムは水性
逆抽出溶液で、プルトニウムの酸化状態が同時に還元さ
れると共に選択的に有機相から水相中に行く。その後、
まだ有機相に残つているウラン(核燃料の主要な量)を
同様に逆抽出水溶液中に導入する。ウラン及びプルトニ
ウムの水溶液を別々に、例えば、更にそれぞれ2つの精
製サイクルにより処理し、十分に核***生成物を除去す
る。
発明が解決しようとする問題点 前記方法は長時間放射し、かつ比較的長時間冷却した燃
料体に関しては制御可能であり、かつ好適な方法条件に
おいては安全に作業を実施することができるが、この方
法はいくつかの欠点を示す。例えば、第1の抽出塔から
の高放射性廃棄溶液の他にも、多くの場所で付加的に放
射性核***生成物等を含有する廃棄水流が生じる。この
廃棄流を濃縮し、かつ更に処理又は固形化しなければな
らない。更に、抽出剤の減成生成物(Degradations pro
dukt)が形成し、この際該減成生成物は少量の核燃料と
しつかりと結合し、水性廃棄流中に達することにより、
プロセスの生成物流から僅かな量の燃料損失が生じるこ
とがある。
料体に関しては制御可能であり、かつ好適な方法条件に
おいては安全に作業を実施することができるが、この方
法はいくつかの欠点を示す。例えば、第1の抽出塔から
の高放射性廃棄溶液の他にも、多くの場所で付加的に放
射性核***生成物等を含有する廃棄水流が生じる。この
廃棄流を濃縮し、かつ更に処理又は固形化しなければな
らない。更に、抽出剤の減成生成物(Degradations pro
dukt)が形成し、この際該減成生成物は少量の核燃料と
しつかりと結合し、水性廃棄流中に達することにより、
プロセスの生成物流から僅かな量の燃料損失が生じるこ
とがある。
本発明の課題は使用ずみ核燃料のための抽出再処理プロ
セスにおいて、核燃料を溶解した後であり、プロセスの
いずれか好適な位置の工程で、有価物質ウランを該ウラ
ン、プルトニウム及び核***生成物及び腐蝕生成物を含
有する有機抽出溶剤溶液から水相中に取り出し、同時に
プルトニウムから、かつ核***生成物及び腐蝕生成物か
ら比較的高い汚染除去度で分離することができる方法を
達成することである。本発明による方法はプレツクス法
中で、かつ第1抽出サイクルにおいても又ウラン精製サ
イクルにおいても使用可能であるのが良い。更に、本発
明による方法は有価物質ウランを回収する、他の抽出法
においても使用することができるのが良い。
セスにおいて、核燃料を溶解した後であり、プロセスの
いずれか好適な位置の工程で、有価物質ウランを該ウラ
ン、プルトニウム及び核***生成物及び腐蝕生成物を含
有する有機抽出溶剤溶液から水相中に取り出し、同時に
プルトニウムから、かつ核***生成物及び腐蝕生成物か
ら比較的高い汚染除去度で分離することができる方法を
達成することである。本発明による方法はプレツクス法
中で、かつ第1抽出サイクルにおいても又ウラン精製サ
イクルにおいても使用可能であるのが良い。更に、本発
明による方法は有価物質ウランを回収する、他の抽出法
においても使用することができるのが良い。
問題を解決するための手段 本発明の課題は、 a)核燃料ウラン及びプルトニウム並びに核***生成物
及び腐蝕生成物を含有する、プロセスの第1抽出工程か
らの有機抽出剤溶液を、炭酸イオンを含有する塩基性水
溶液で処理し、この際核燃料及び核***生成物及び腐蝕
生成物の1部を水相中に逆抽出し、 b)2つの相を相互に分離し、 c)水相からプルトニウムを公知法で除去し、 d)残った、ウラン・カーボネート錯化合物及び少量の
核***生成物を含有する水溶液をウラニルイオン(UO
2 --)濃度1に対し炭酸イオン(CO3 --)濃度もしくは炭酸
イオンと炭酸水素イオンとからの(CO3 --+HCO3 -)総濃度
を4.5又は4.5以上の割合に、かつU(ウラン)の
最高濃度が60g/を上まわらないように調節し、 e)該調節した溶液を、核***生成物イオンもしくは核
***生成物を含有するイオンを吸着するために、圧倒的
な部分第3級アミノ基及び僅かな部分第4級アミノ基を
有するポリアルケン・マトリックスからなる塩基性アニ
オン交換体を介して導通し、吸着されないウラニル・カ
ーボネート錯化合物を、イオン交換体からウラン含有残
留溶液を分離することにより十分に核***生成物を有さ
ず回収もしくは汚染除去することにより解決する。
及び腐蝕生成物を含有する、プロセスの第1抽出工程か
らの有機抽出剤溶液を、炭酸イオンを含有する塩基性水
溶液で処理し、この際核燃料及び核***生成物及び腐蝕
生成物の1部を水相中に逆抽出し、 b)2つの相を相互に分離し、 c)水相からプルトニウムを公知法で除去し、 d)残った、ウラン・カーボネート錯化合物及び少量の
核***生成物を含有する水溶液をウラニルイオン(UO
2 --)濃度1に対し炭酸イオン(CO3 --)濃度もしくは炭酸
イオンと炭酸水素イオンとからの(CO3 --+HCO3 -)総濃度
を4.5又は4.5以上の割合に、かつU(ウラン)の
最高濃度が60g/を上まわらないように調節し、 e)該調節した溶液を、核***生成物イオンもしくは核
***生成物を含有するイオンを吸着するために、圧倒的
な部分第3級アミノ基及び僅かな部分第4級アミノ基を
有するポリアルケン・マトリックスからなる塩基性アニ
オン交換体を介して導通し、吸着されないウラニル・カ
ーボネート錯化合物を、イオン交換体からウラン含有残
留溶液を分離することにより十分に核***生成物を有さ
ず回収もしくは汚染除去することにより解決する。
a)工程で有機抽出剤溶液が処理される塩基性炭酸イオン
含有水溶液はCO3 --イオンに関して最高2.5モル溶液
であつてよい。しかし、該溶液はCO3 --イオンと共に、
付加的にHCO3 --イオンを、最高約1モル/含有してい
てよい。使用可能なこの種の逆抽出溶液はpH5〜11を
示す。
含有水溶液はCO3 --イオンに関して最高2.5モル溶液
であつてよい。しかし、該溶液はCO3 --イオンと共に、
付加的にHCO3 --イオンを、最高約1モル/含有してい
てよい。使用可能なこの種の逆抽出溶液はpH5〜11を
示す。
プルトニウムの分離は、例えば該溶液の放置又は加熱に
より、この際酸化プルトニウム・水和物及び核***生成
物等が析出し、かつ引き続き濾過又は遠心分離を行な
う。ここで析出する核***生成物等の量はa)工程で使
用されるプロセスの第1抽出工程からの有機抽出剤溶液
中の核***生成物及び腐蝕生成物の量より少量である。
より、この際酸化プルトニウム・水和物及び核***生成
物等が析出し、かつ引き続き濾過又は遠心分離を行な
う。ここで析出する核***生成物等の量はa)工程で使
用されるプロセスの第1抽出工程からの有機抽出剤溶液
中の核***生成物及び腐蝕生成物の量より少量である。
原子炉中でのウランの放射の際に生じるネプニウムは本
発明による方法においてウランと同様に挙動し、同じ経
過をたどる。
発明による方法においてウランと同様に挙動し、同じ経
過をたどる。
本発明による方法の特別な構成において、工程c)から
の水溶液を1:5〜1:8のウラニルイオン濃度対炭酸
イオンと炭酸水素イオンとからの総濃度に調節する。工
程c)からの水溶液を60g/のウラン濃度において
ウラニルイオン濃度対炭酸イオン炭酸水素イオンとから
の総濃度の比1:5に調節する。塩基性アニオン交換体
としては化学構造R−N+(CH3)2Cl-及びR−NN+(CH3)2)
(C2H4OH)Cl-の第3及び第4アミノ基〔ここでRはアミ
ノ基を有さない分子を表わす〕を有するポリアルケン・
エポキシポリアミンを使用する。
の水溶液を1:5〜1:8のウラニルイオン濃度対炭酸
イオンと炭酸水素イオンとからの総濃度に調節する。工
程c)からの水溶液を60g/のウラン濃度において
ウラニルイオン濃度対炭酸イオン炭酸水素イオンとから
の総濃度の比1:5に調節する。塩基性アニオン交換体
としては化学構造R−N+(CH3)2Cl-及びR−NN+(CH3)2)
(C2H4OH)Cl-の第3及び第4アミノ基〔ここでRはアミ
ノ基を有さない分子を表わす〕を有するポリアルケン・
エポキシポリアミンを使用する。
水溶液(工程e)は0〜1モル/の炭酸水素イオン濃
度を示すのが有利である。水溶液(工程e)中のCO3 --
濃度は最高2.5モル/であり、水溶液(工程e)の
pH値はpH7〜pH11である。
度を示すのが有利である。水溶液(工程e)中のCO3 --
濃度は最高2.5モル/であり、水溶液(工程e)の
pH値はpH7〜pH11である。
本発明による方法はHCO3 -イオンの不存在下にも実施可
能であるが、水溶液中にHCO3 -イオンが存在する時、よ
り容易に方法条件を調節可能である。
能であるが、水溶液中にHCO3 -イオンが存在する時、よ
り容易に方法条件を調節可能である。
該方法の適用範囲は汚染除去すべきウラン流の大きな濃
度変化範囲を包含する。溶液中のウラン濃度はカーボネ
ート濃度に対して非常に小さく、こうして例えば遊離C
O3 --+HCO3 -濃度は0.6モル/より高く、核分
裂生成物保留を最適にするために、大き過ぎるカーボネ
ート過剰は鉱酸、有利にHNO3の添加により分解させる
か、又は例えばCa(CH)2の添加により一定量のカーボネ
ートイオンをとり去る。
度変化範囲を包含する。溶液中のウラン濃度はカーボネ
ート濃度に対して非常に小さく、こうして例えば遊離C
O3 --+HCO3 -濃度は0.6モル/より高く、核分
裂生成物保留を最適にするために、大き過ぎるカーボネ
ート過剰は鉱酸、有利にHNO3の添加により分解させる
か、又は例えばCa(CH)2の添加により一定量のカーボネ
ートイオンをとり去る。
しかしながら、逆の場合、すなわち高いウラン濃度であ
る場合、十分量のCO3 --+HCO3 -イオンを添加して
ウラン分配係数を十分に最少にし、核***生成物種がウ
ランによりイオン交換体から押しのけられないようにし
なければならない。所望の分離はウラン濃度約60gU
/で行なわれる。より高いU濃度の該方法における限
定は炭酸イオン及び炭酸水素イオンを含有する溶液中へ
のウラン溶解性により理由づけされる。
る場合、十分量のCO3 --+HCO3 -イオンを添加して
ウラン分配係数を十分に最少にし、核***生成物種がウ
ランによりイオン交換体から押しのけられないようにし
なければならない。所望の分離はウラン濃度約60gU
/で行なわれる。より高いU濃度の該方法における限
定は炭酸イオン及び炭酸水素イオンを含有する溶液中へ
のウラン溶解性により理由づけされる。
確かに、西ドイツ国特許公開第3144974号公報か
ら塩基性カーボネート含有水溶液からアクチノイドイオ
ンを分離するための方法は公知であり、ここではアクチ
ノイドイオンはカーボネート錯化合物として塩基性イオ
ン交換体に吸着され、かつこの負荷したイオン交換体を
出発溶液から分離した後、水溶液を用いて再びイオン交
換体から脱着され、かつ更に処理され、かつ該方法にお
いてはアクチノイドイオンの吸着のために同様に圧倒的
な部分3級アミノ基及びわずかな部分4級アミノ基を有
するポリアルケン・アトリツクスを使用しているが、該
方法はカーボネート含有廃棄溶液又は洗浄溶液等にのみ
有意義に適用可能である。比較的高いウラニルイオン含
量の相応する溶液にとつては装置にかかる費用は多すぎ
るであろうし、かつカーボネートイオン濃度をUO2 ++濃
度対CO3 --濃度1:3〜1:4の範囲に正確に保持する
ことはいずれにしても問題である。更に西ドイツ国特許
公開第3144974号公報による方法は溶液中のより
大きなウラン濃度にとつて煩雑である。それというのも
該ウラニルイオンは本発明による方法と異なり、イオン
交換体により吸着され、核***生成物イオンが残つた溶
液と共にアニオン交換体を通過し、イオン交換体からウ
ランは再び溶離されなければならない。これに対して本
発明による方法においてウラニルイオンは同じアニオン
交換体種に保持されず、存在する核***生成物種のみが
保持される。
ら塩基性カーボネート含有水溶液からアクチノイドイオ
ンを分離するための方法は公知であり、ここではアクチ
ノイドイオンはカーボネート錯化合物として塩基性イオ
ン交換体に吸着され、かつこの負荷したイオン交換体を
出発溶液から分離した後、水溶液を用いて再びイオン交
換体から脱着され、かつ更に処理され、かつ該方法にお
いてはアクチノイドイオンの吸着のために同様に圧倒的
な部分3級アミノ基及びわずかな部分4級アミノ基を有
するポリアルケン・アトリツクスを使用しているが、該
方法はカーボネート含有廃棄溶液又は洗浄溶液等にのみ
有意義に適用可能である。比較的高いウラニルイオン含
量の相応する溶液にとつては装置にかかる費用は多すぎ
るであろうし、かつカーボネートイオン濃度をUO2 ++濃
度対CO3 --濃度1:3〜1:4の範囲に正確に保持する
ことはいずれにしても問題である。更に西ドイツ国特許
公開第3144974号公報による方法は溶液中のより
大きなウラン濃度にとつて煩雑である。それというのも
該ウラニルイオンは本発明による方法と異なり、イオン
交換体により吸着され、核***生成物イオンが残つた溶
液と共にアニオン交換体を通過し、イオン交換体からウ
ランは再び溶離されなければならない。これに対して本
発明による方法においてウラニルイオンは同じアニオン
交換体種に保持されず、存在する核***生成物種のみが
保持される。
本発明による方法の大きな利点は、存在する核***生成
物をウランから比較的少量のアニオン交換体で、例えば
比較的小さいイオン交換体で、カラム中で除去すること
ができ、核***生成物を負荷するイオン交換体を(カラ
ムと共に、又はカラムなしで)中間処理なしに直接廃棄
物処理及び廃棄物処分にまわすことができるということ
である。本発明による方法を更に他の小さいアニオン交
換体装填量で1回又は数回繰り返すことにより回収ウラ
ンの高い純度が得られる。
物をウランから比較的少量のアニオン交換体で、例えば
比較的小さいイオン交換体で、カラム中で除去すること
ができ、核***生成物を負荷するイオン交換体を(カラ
ムと共に、又はカラムなしで)中間処理なしに直接廃棄
物処理及び廃棄物処分にまわすことができるということ
である。本発明による方法を更に他の小さいアニオン交
換体装填量で1回又は数回繰り返すことにより回収ウラ
ンの高い純度が得られる。
本発明による方法の迅速な実施性により、再処理及び核
燃料サイクル中へのウランの回収の際に、抽出法におけ
る抽出剤又は希釈剤の減成生成物の形成という欠点はな
くなる。本発明方法は非常に安全な方法であることにお
いて優れている。例えば、有機アニオン交換体はこの方
法のどの工程においても腐蝕性又は強酸化性媒体と接触
することはない。
燃料サイクル中へのウランの回収の際に、抽出法におけ
る抽出剤又は希釈剤の減成生成物の形成という欠点はな
くなる。本発明方法は非常に安全な方法であることにお
いて優れている。例えば、有機アニオン交換体はこの方
法のどの工程においても腐蝕性又は強酸化性媒体と接触
することはない。
本発明による方法は、揮発性沃素成分に対してできるだ
け高い安全性を提供する塩基性媒体を用いて行なわれ
る。最高でNa2CO3を2.5モル/まで、及びNaHCO3
を約1モル/までのよりわずかなCO3 -濃度で含有して
いてよい、本発明による方法において使用した溶液は化
学的に想像可能な容易に制御可能であり、放射化学に対
して抵抗性がある。腐蝕問題は存在しない。更に、本発
明方法において化学薬品、装置及び作業時間に関する経
費が非常に低い。
け高い安全性を提供する塩基性媒体を用いて行なわれ
る。最高でNa2CO3を2.5モル/まで、及びNaHCO3
を約1モル/までのよりわずかなCO3 -濃度で含有して
いてよい、本発明による方法において使用した溶液は化
学的に想像可能な容易に制御可能であり、放射化学に対
して抵抗性がある。腐蝕問題は存在しない。更に、本発
明方法において化学薬品、装置及び作業時間に関する経
費が非常に低い。
実施例 次に二つの実施例につき本発明を詳細に説明する。
2つの動力学的塔通過量実験を異なるウラン濃度対炭酸
イオンと炭酸水素イオンとからの総濃度比において、本
発明による方法を調べた。
イオンと炭酸水素イオンとからの総濃度比において、本
発明による方法を調べた。
平均した***生成物保持量は記載した負荷条件下に塔通
過を行なう場合セリウム、ジルコニウム及びニオブに関
しては97%より多く、ルテニウムにおいては約80%
であつた。
過を行なう場合セリウム、ジルコニウム及びニオブに関
しては97%より多く、ルテニウムにおいては約80%
であつた。
次に個々の結果を記載する。
供給溶液: 容量:100ml U−含量:1.19g U:CO3 --+HCO3 -=1.7 もしくは1:6 Na2CO3:3.24g≒990%もしくは2.78g NaHCO3:0.28g≒10%もしくは0.24g 塔: 直径: 15mm 高さ:130mm 床面積:20ml 供給速度:0.5ml/cm2・秒 後洗浄液:0.2モルNa2CO3溶液×) フラクション数:4×20 ×)Na2CO3溶液のかわりに他の炭察アルカリ金属又は
炭酸アンモニウム溶液を使用しても良い。
炭酸アンモニウム溶液を使用しても良い。
イオン交換体: 第3級及び第4級アミノ基を有するポリアルケン−エポ
キシ−ポリアミンからなる適当に塩基性のアニオン交換
体〔市販名:ビオ・レツクス(Bio−Rex)5、ビオ・ラ
ツド・ラボラトリーズ(Bio−Rad Laboratories)社、U
SA〕。
キシ−ポリアミンからなる適当に塩基性のアニオン交換
体〔市販名:ビオ・レツクス(Bio−Rex)5、ビオ・ラ
ツド・ラボラトリーズ(Bio−Rad Laboratories)社、U
SA〕。
実施例1 実施例2
Claims (7)
- 【請求項1】使用ずみ核燃料のための抽出再処理プロセ
スにおいて有価物質ウランを回収するために、 a) 核燃料ウラン及びプルトニウム並びに核***生成
物及び腐蝕生成物を含有する、プロセスの第1抽出工程
からの有機抽出剤溶液を、炭酸イオンを含有する塩基性
水溶液で処理し、この際核燃料及び核***生成物及び腐
蝕生成物の1部を水相中に逆抽出し、 b) 2つの相を相互に分離し、 c) 水相からプルトニウムを公知法で除去し、 d) 残った、ウラン・カーボネート錯化合物及び少量
の核***生成物を含有する水溶液をウラニルイオン濃度
1に対し炭酸イオン濃度もしくは炭酸イオンと炭酸水素
イオンとからの総濃度を4.5又は4.5以上の割合
に、かつウランの最高濃度が60g/をうわまわらな
いように調節し、 e) 該調節した溶液を、核***生成物イオンもしくは
核***生成物を含有するイオンを吸着するために、圧倒
的な部分第3級アミノ基及び僅かな部分第4級アミノ基
を有するポリアルケン・マトリックスからなる塩基性ア
ニオン交換体を介して導通し、吸着されないウラニル・
カーボネート錯化合物を、イオン交換体からウラン含有
残留溶液を分離することにより、十分に核***生成物を
有さず回収もしくは汚染除去する ことを特徴とする使用ずみ核燃料のための再処理プロセ
スにおいて有価物質ウランを回収するための方法。 - 【請求項2】工程c)からの水溶液をウラニルイオン濃
度対炭酸イオンと炭酸水素イオンとからの総濃度の比
1:5〜1:8に調節する特許請求の範囲第1項記載の
方法。 - 【請求項3】工程c)からの水溶液をウラン濃度60g
/で、ウラニルイオン濃度対炭酸イオンと炭酸水素イ
オンとからの総濃度の比を1:5に調節する特許請求の
範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】塩基性アニオン交換体として化学構造R−
N+(CH3)2Cl−及びR−N+(CH3)2(C2H4OH)C
l−(ここで、Rはアミノ基を有さない分子を表わす)
の第3級及び第4級アミノ基を有するポリアルケン・エ
ポキシポリアミンからなるものを使用する特許請求の範
囲第1項記載の方法。 - 【請求項5】工程e)における水溶液が炭酸水素イオン
濃度0〜1モル/を示す特許請求の範囲第1項記載の
方法。 - 【請求項6】工程e)における水溶液中の炭酸イオン濃
度が最高2.5モル/である特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項7】工程e)における調節した水溶液のpH値
がpH7〜11の範囲にある特許請求の範囲第1項記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3428878.3 | 1984-08-04 | ||
DE19843428878 DE3428878A1 (de) | 1984-08-04 | 1984-08-04 | Verfahren zur rueckgewinnung von uran-werten in einem extraktiven wiederaufarbeitungsprozess fuer bestrahlte kernbrennstoffe |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141994A JPS6141994A (ja) | 1986-02-28 |
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