JPH06317347A - フレキシブルダクト - Google Patents
フレキシブルダクトInfo
- Publication number
- JPH06317347A JPH06317347A JP10711293A JP10711293A JPH06317347A JP H06317347 A JPH06317347 A JP H06317347A JP 10711293 A JP10711293 A JP 10711293A JP 10711293 A JP10711293 A JP 10711293A JP H06317347 A JPH06317347 A JP H06317347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible duct
- seam
- resin layer
- bent
- thin plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フレキシブルダクトを折り曲げても合わせ目
が外れたりしないような曲げに強いものにする。 【構成】 波形にロールホーミングした金属薄板２を、
螺旋状に巻回して筒状に形成した空調設備に使用するフ
レキシブルダクト１において、螺旋状に巻回した金属薄
板２の合わせ目３を固着樹脂層６を介在させてシームし
ている。
が外れたりしないような曲げに強いものにする。 【構成】 波形にロールホーミングした金属薄板２を、
螺旋状に巻回して筒状に形成した空調設備に使用するフ
レキシブルダクト１において、螺旋状に巻回した金属薄
板２の合わせ目３を固着樹脂層６を介在させてシームし
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空調設備に使用して空
気、その他、水などの流体を流すフレキシブルダクトに
関するものである。
気、その他、水などの流体を流すフレキシブルダクトに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のフレキシブルダクトは、アルミニ
ュームなどの金属薄板をローラフオーミングして波形に
形成し、この波形に形成された金属薄板を螺旋状に巻回
しながら金属薄板の合わせ目を歯車状のローラで押さえ
てぎざぎざに圧着してシームし、筒状に形成していた。
ュームなどの金属薄板をローラフオーミングして波形に
形成し、この波形に形成された金属薄板を螺旋状に巻回
しながら金属薄板の合わせ目を歯車状のローラで押さえ
てぎざぎざに圧着してシームし、筒状に形成していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】最近の建築構造物にお
いて、フレキシブルダクトを折り曲げて使用しなければ
ならない場合が多くなってきた。ところが、従来のフレ
キシブルダクトでは、折り曲げて使用する場合には金属
薄板の合わせ目が歯車状のローラでぎざぎざにシームし
いるだけのために曲げに弱く、合わせ目が簡単に外れて
しまうという問題点があった。また、従来は合わせ目を
単に圧着してシームしただけのために、中を流れる気体
が合わせ目から漏れるという問題点もあった。従って、
当然、従来のフレキシブルダクトに液体を通すというこ
とは考えられなかった。
いて、フレキシブルダクトを折り曲げて使用しなければ
ならない場合が多くなってきた。ところが、従来のフレ
キシブルダクトでは、折り曲げて使用する場合には金属
薄板の合わせ目が歯車状のローラでぎざぎざにシームし
いるだけのために曲げに弱く、合わせ目が簡単に外れて
しまうという問題点があった。また、従来は合わせ目を
単に圧着してシームしただけのために、中を流れる気体
が合わせ目から漏れるという問題点もあった。従って、
当然、従来のフレキシブルダクトに液体を通すというこ
とは考えられなかった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、多少折り曲げても合わせ目
が外れない曲げに強く、気体や液体の漏れないフレキシ
ブルダクトを提供することを目的としている。
するためになされたもので、多少折り曲げても合わせ目
が外れない曲げに強く、気体や液体の漏れないフレキシ
ブルダクトを提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のフレキシブルダ
クトは、波形にロールホーミングした金属薄板を、螺旋
状に巻回して筒状に形成した空調設備に使用するフレキ
シブルダクトにおいて、螺旋状に巻回した金属薄板の合
わせ目を固着樹脂層を介在させてシームしたことを特徴
とする。
クトは、波形にロールホーミングした金属薄板を、螺旋
状に巻回して筒状に形成した空調設備に使用するフレキ
シブルダクトにおいて、螺旋状に巻回した金属薄板の合
わせ目を固着樹脂層を介在させてシームしたことを特徴
とする。
【０００６】
【作用】前記した構成のように、螺旋状に巻回した金属
薄板の合わせ目を固着樹脂層を介在させてシームしたこ
とによって、フレキシブルダクトがかなりの程度曲げら
れても固着樹脂層が合わせ目を固着しているので、合わ
せ目部分が外れてしまうことがない。また、固着樹脂層
によって合わせ目から中を流れる気体や液体が漏れるよ
うなことはない。
薄板の合わせ目を固着樹脂層を介在させてシームしたこ
とによって、フレキシブルダクトがかなりの程度曲げら
れても固着樹脂層が合わせ目を固着しているので、合わ
せ目部分が外れてしまうことがない。また、固着樹脂層
によって合わせ目から中を流れる気体や液体が漏れるよ
うなことはない。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明のフレキシブルダクトの斜視図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面である。この図１において、
１はフレキシブルダクトであって、このフレキシブルダ
クト１は、ロールホーミングしたアルミニウムの金属薄
板２を螺旋状に巻回して合わせ目３をシームしたもので
ある。金属薄板２の合わせ目３の断面形状は、図２に示
されたようなものであって、金属薄板２を螺旋状に巻回
しながら、金属薄板２の両側に形成された折曲縁４Ａ，
４Ｂを合わせ、その合わせ目３を歯車状のローラ５でぎ
ざぎざに圧着してシームしている。そして、前記折曲縁
４Ａ，４Ｂに金属用接着剤が塗布されているので、合わ
せ目３に固着樹脂層６が形成されている。
明する。図１は本発明のフレキシブルダクトの斜視図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面である。この図１において、
１はフレキシブルダクトであって、このフレキシブルダ
クト１は、ロールホーミングしたアルミニウムの金属薄
板２を螺旋状に巻回して合わせ目３をシームしたもので
ある。金属薄板２の合わせ目３の断面形状は、図２に示
されたようなものであって、金属薄板２を螺旋状に巻回
しながら、金属薄板２の両側に形成された折曲縁４Ａ，
４Ｂを合わせ、その合わせ目３を歯車状のローラ５でぎ
ざぎざに圧着してシームしている。そして、前記折曲縁
４Ａ，４Ｂに金属用接着剤が塗布されているので、合わ
せ目３に固着樹脂層６が形成されている。
【０００８】次に、前記構成の製造方法を説明する。図
３は本発明のフレキシブルダクトの製造方法の概略を示
した斜視図である。アルミニウムの金属薄板２が巻かれ
たコイル（図示せず）を電動機（図示せず）で回転して
押し出し、フオーミングローラユニットのローラ７でロ
ールホーミングして金属薄板２を波板状に形成する。こ
のようにロールホーミングする際、金属薄板２の表面に
は潤滑剤としてＩＰＡアルコール、ステアリン酸、ステ
アリン酸ブチールなどが塗られている。
３は本発明のフレキシブルダクトの製造方法の概略を示
した斜視図である。アルミニウムの金属薄板２が巻かれ
たコイル（図示せず）を電動機（図示せず）で回転して
押し出し、フオーミングローラユニットのローラ７でロ
ールホーミングして金属薄板２を波板状に形成する。こ
のようにロールホーミングする際、金属薄板２の表面に
は潤滑剤としてＩＰＡアルコール、ステアリン酸、ステ
アリン酸ブチールなどが塗られている。
【０００９】押し出された金属薄板２の折曲縁４Ａには
ノズル８によって金属用接着剤を塗布する。さらに、金
属用接着剤が塗布された金属薄板２をそのまま案内ロー
ラ９に押し出し、螺旋状に巻回しながら合わせ目３の部
分を歯車状のローラ５で押さえてぎざぎざに圧着してシ
ームする。金属薄板２の合わせ目３には、上記のよう
に、金属用接着剤が塗布されているので、乾燥すると合
わせ目３が強固に固着して固着樹脂層６が形成される。
ノズル８によって金属用接着剤を塗布する。さらに、金
属用接着剤が塗布された金属薄板２をそのまま案内ロー
ラ９に押し出し、螺旋状に巻回しながら合わせ目３の部
分を歯車状のローラ５で押さえてぎざぎざに圧着してシ
ームする。金属薄板２の合わせ目３には、上記のよう
に、金属用接着剤が塗布されているので、乾燥すると合
わせ目３が強固に固着して固着樹脂層６が形成される。
【００１０】上記のようにしてシームされたフレキシブ
ルダクト１は、かなりの程度曲げられても、固着樹脂層
６が折曲縁４Ａ，４Ｂ同士を固着しているので、合わせ
目３部分が外れてしまうことがない。従って、空調設備
において、フレキシブルダクト１をかなりの程度折り曲
げて使用するような場合でも使用することが可能であ
る。
ルダクト１は、かなりの程度曲げられても、固着樹脂層
６が折曲縁４Ａ，４Ｂ同士を固着しているので、合わせ
目３部分が外れてしまうことがない。従って、空調設備
において、フレキシブルダクト１をかなりの程度折り曲
げて使用するような場合でも使用することが可能であ
る。
【００１１】しかも、合わせ目３の固着樹脂層６は、中
を流れる気体や液体を外部に漏らさない。従って、この
フレキシブルダクト１を土木工事などの排水管として使
用することもできる。
を流れる気体や液体を外部に漏らさない。従って、この
フレキシブルダクト１を土木工事などの排水管として使
用することもできる。
【００１２】図４は他の実施例のフレキシブルダクトの
部分断面図を示している。このフレキシブルダクトは、
金属薄板２の片面に水酸化アルミニウムを染み込ませた
結露防止用不燃紙１０が張り付けられている。この実施
例についても、製造方法は上記の実施例と同様で、フオ
ーミングローラユニットでロールホーミングし、金属薄
板２の折曲縁４Ａ，４Ｂに金属用接着剤を塗布する。そ
して、金属薄板２を案内ローラ９に通して螺旋状に巻回
し、合わせ目３を歯車状のローラ５で押さえて圧着して
シームする。この実施例のフレキシブルダクトもかなり
の程度曲げられても固着樹脂層６によて、合わせ目３の
部分が外れてしまうことがない。
部分断面図を示している。このフレキシブルダクトは、
金属薄板２の片面に水酸化アルミニウムを染み込ませた
結露防止用不燃紙１０が張り付けられている。この実施
例についても、製造方法は上記の実施例と同様で、フオ
ーミングローラユニットでロールホーミングし、金属薄
板２の折曲縁４Ａ，４Ｂに金属用接着剤を塗布する。そ
して、金属薄板２を案内ローラ９に通して螺旋状に巻回
し、合わせ目３を歯車状のローラ５で押さえて圧着して
シームする。この実施例のフレキシブルダクトもかなり
の程度曲げられても固着樹脂層６によて、合わせ目３の
部分が外れてしまうことがない。
【００１３】なお、上記実施例は、金属薄板２にアルミ
ニウム板を使用しているが、本発明はアルミニウムであ
る必要はなく、他の金属薄板であってもよい。
ニウム板を使用しているが、本発明はアルミニウムであ
る必要はなく、他の金属薄板であってもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、螺
旋状に巻回した金属薄板の合わせ目を固着樹脂層を介在
させてシームしたことから、かなりの程度フレキシブル
ダクトを折り曲げても合わせ目部分が外れることがな
い。しかも、合わせ目の固着樹脂層によって中を流れる
気体や液体を漏らさない。
旋状に巻回した金属薄板の合わせ目を固着樹脂層を介在
させてシームしたことから、かなりの程度フレキシブル
ダクトを折り曲げても合わせ目部分が外れることがな
い。しかも、合わせ目の固着樹脂層によって中を流れる
気体や液体を漏らさない。
【図１】本発明のフレキシブルダクトの斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】本発明のフレキシブルダクトの製造方法の概略
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図４】本発明の他の実施例のフレキシブルダクトの部
分断面図である。
分断面図である。
１ フレキシブルダクト ２ 金属薄板 ３ 合わせ目 ６ 固着樹脂層
Claims (1)
- 【請求項１】 波形にロールホーミングした金属薄板
を、螺旋状に巻回して筒状に形成した空調設備に使用す
るフレキシブルダクトにおいて、螺旋状に巻回した金属
薄板の合わせ目を固着樹脂層を介在させてシームしたこ
とを特徴とするフレキシブルダクト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10711293A JPH06317347A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | フレキシブルダクト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10711293A JPH06317347A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | フレキシブルダクト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06317347A true JPH06317347A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14450780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10711293A Pending JPH06317347A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | フレキシブルダクト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06317347A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102125174B1 (ko) * | 2019-12-09 | 2020-06-19 | 이해봉 | 스파이럴 덕트 제작장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0258543A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 耐衝撃性ポリアミド樹脂組成物の製造法 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10711293A patent/JPH06317347A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0258543A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 耐衝撃性ポリアミド樹脂組成物の製造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102125174B1 (ko) * | 2019-12-09 | 2020-06-19 | 이해봉 | 스파이럴 덕트 제작장치 |
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