JPH0631581B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH0631581B2
JPH0631581B2 JP13191485A JP13191485A JPH0631581B2 JP H0631581 B2 JPH0631581 B2 JP H0631581B2 JP 13191485 A JP13191485 A JP 13191485A JP 13191485 A JP13191485 A JP 13191485A JP H0631581 B2 JPH0631581 B2 JP H0631581B2
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injection valve
connector
coil
fuel injection
iron core
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正浩 相馬
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Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、電磁式燃料噴射弁、さらに詳細には、内燃機
関用として用いられる電磁式燃料噴射弁の燃料洩れ防止
構造に関するものである。
〔発明の背景〕
本発明の説明に先立ち、例えば特開昭58-85359号公報に
あるような従来型電磁式燃料噴射弁の構造例を第3図な
いし第5図に示す。なお、第3図ないし第5図に示す従
来例においては、噴射弁の燃料洩れ防止手段とこれに関
連する部分にのみ言及し、他の部分の説明を省略する。
第3図に示す電磁式燃料噴射弁において、1は噴射弁本
体に組込まれているコイルに励磁電流を供給するコネク
タ、2は噴射弁本体の外側磁気回路を示し、外側磁気回
路2のコネクタ挿入穴3内には、Oリング4を介してコ
ネクタ1が装着されており、上記のごとく、Oリング4
を介して外側磁気回路2の穴3内にコネクタ1を装着す
ることにより、噴射弁本体内を通過する燃料の一部がコ
ネクタ1の部分から外部に漏洩しない工夫がなされてい
る。
しかしながら、第3図に示すように、Oリング4を介し
て外側磁気回路2の穴3内にコネクタ1を装着する構造
の燃料噴射弁にあつては、コネクタ1の中心軸と外側磁
気回路2に設けられているコネクタ挿入穴3の中心軸と
が一致していないと、穴3に対するOリング4の挿入が
スムーズにおこなわれず、また穴3内にOリング4が挿
入されても、当該Oリング4によるシール効果が不十分
となる難点がある。
次に、第4図に示す電磁式燃料噴射弁において、第3図
に示す噴射弁と同一符号は同一部分、すなわち1は噴射
弁本体に組込まれているコイルに励磁電流を供給するコ
ネクタ、2は噴射弁本体の外側磁気回路を示している。
5は固定鉄心、6は噴射弁本体の電気接続部であるカツ
プラで、固定鉄心5と外側磁気回路2との間には、それ
ぞれOリング7および8が介装されており、第4図に示
す電磁式燃料噴射弁によれば、第3図に符号1で示すコ
ネクタと外側磁気回路2に設けられているコネクタ挿入
穴3との間の同軸合せを省略できる利点がある。
しかしながら、第4図に示すように、固定鉄心5と外側
磁気回路2との間にOリング7および8を介装する構造
の燃料噴射弁にあつては、同図に符号aで示す領域のコ
ネクタ1が燃料にさらされると、当該コネクタ1とカツ
プラ6との間隙部分を通つて燃料が外部に洩れ出してく
る難点がある。
第3図および第4図に示す燃料噴射弁の問題点を解決す
べく、第5図に示す構造の電磁式燃料噴射弁が先に提案
されている。第5図に示す燃料噴射弁の意図するところ
は、噴射弁本体に組込まれているコイル9の外側、さら
には当該コイル9に励磁電流を供給するコネクタ1の外
周にモールド材(外装モールドと称す)10をほどこす
ことにより、噴射弁本体内を通過する燃料の一部がコイ
ル9、さらにはコネクタ1の方向に至るのを阻止しよう
とするものである。
しかしながら、第5図に示す燃料噴射弁の製作時、コイ
ル9の外側とコネクタ1の外周とに外装モールド10を
ほどこすにあたり、モールド材の内部に発生した気泡に
よつて外装モールド10にいわゆる巣できたり、あるい
は外装モールド10の成形時、コイルボビン11が変形
して当該モールド10の外側に露出すると、噴射弁本体
内を通過する燃料の一部がコイル9、さらにはコネクタ
1の方向に至り、遂には噴射弁本体外に洩れ出してくる
不具合がある。モールド10は外側磁気回路2内に収納
されているので、モールド10の外周に油が漏れ出ても
周囲が高圧のため、それ以上は流出しない。一方、コネ
クタは先の一部が大気圧雰囲気に露出しており、燃料噴
射弁の内外の差圧(3kg/cm2程度)のため、この部分
を経て燃料が流出しやすい。なお、コイル9の外側とコ
ネクタ1の外周とに外装モールド10をほどこすにあた
り、上記したごとき欠陥が大きければ、これらの欠陥を
部品検査時に発見することができるが、欠陥の度合が小
さい場合は、その欠陥を部品検査時に発見することがで
きず、内燃機関の使用途中で発見されることとなる。
〔発明の目的〕
本発明は、上述したごとき従来技術の問題点を解決すべ
く、種々検討を重ねた結果なされたものであつて、その
目的とするところは、噴射弁本体内を通過する燃料の一
部が万一コイル、さらには当該コイルに励磁電流を供給
するコネクタの方向に洩れ出してきた場合であつても、
噴射弁本体外への漏洩を阻止することのできる、品質性
にすぐれた電磁式燃料噴射弁を提供しようとするもので
ある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明は、噴射弁本体の内
部に位置して、コイルならびに固定鉄心を含むコイル組
立体を備え、かつ上記コイルの外側、さらには当該コイ
ルに励磁電流を供給するコネクタの外周に外装モールド
をほどこし、外部からの電気パルスによつて上記コイル
組立体を励磁して、固定鉄心と対向して設けられている
可動鉄心を固定鉄心側に吸引し、可動鉄心に取付けられ
ている弁体を弁座から離脱させて燃料噴射をおこなう電
磁式燃料噴射弁において、上記外装モールド内に埋設さ
れているコイルとコネクタとの接続部付近に位置して、
耐ガソリン性を有するゴム材をコネクタの外周に焼付固
定してなることを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を、図面の一実施例にもとづいて説明する
と、第1図は本発明に係る電磁式燃料噴射弁の全体構成
を示す縦断面図、第2図は第1図の部分拡大図を示し、
第1図および第2図において、1は噴射弁本体に組込ま
れているコイル9に励磁電流を供給するコネクタ、2は
噴射弁本体の外側磁気回路を構成する外ケース、5は固
定鉄心、6は噴射弁本体の電気接続部であるカプラ、7
および8はそれぞれ固定鉄心5と外側磁気回路2との間
に介装されているOリング、10はコイル9の外側なら
びにコネクタ1の外周にほどこした外装モールドを示し
ている。11はコイル9を巻回したボビン、12は可動
鉄心、13は燃料噴射ノズル、14は可動鉄心12とボ
ール15とを連結したロツド、16は燃料流入・流出パ
イプ、17は燃料フイルタ、18はボール15を常時ノ
ズル13の弁座方向に付勢するリターンスプリング、1
9はスプリングの押付力を調整するスプリングアジヤス
タ、20はスプリングアジヤスタ19内に形成された燃
料流入通路、21はエンジンに燃料を噴射するオリフイ
ス、22は固定鉄心5の先端に設けたスリツト、23は
鉄心外周通路、24ないし26はコイル外周通路、27
は固定鉄心5に設けた穴、28は固定鉄心5とスプリン
グアジヤスタ19の凹みとの間に形成した燃料流出通
路、29はフユエルコネクタ、30はフユエルコネクタ
29の外周に設けた溝、31はノズル13と外側磁気通
路2との間に介装したOリングを示している。第2図に
おいて、32は耐ガソリン性を有するゴム材で、ゴム材
32は、外装モールド10内に埋設されているコイル9
とコネクタ1との接続部付近に位置して、コネクタ1の
外周に焼付固定されている。図中、10aは外装モール
ド10の端部突起を示しており、外装モールド10の端
部突起10aは、第1図に符号33で示す固定鉄心5の
穴に圧入されている。
以上の構成において、第1図に示す電磁式燃料噴射弁
は、電気的なオン・オフ信号によつてバルブシートの開
閉をおこない、燃料噴射をおこなうものであり、噴射弁
外部からの電気信号は、コイル9にパルスとして与えら
れる。コイル9に電流が流されると、固定鉄心5、外側
磁気回路2および可動鉄心12によって、磁気回路が形
成され、可動鉄心12が図の右側に吸引される。可動鉄
心12が図の右側に移動すると、これと一体に取付けら
れているボール15も周方向に移動し、ボール15がノ
ズル13の座から離れて開弁動作をおこなう。
一方、燃料は、燃料ポンプやプレツシヤレギユレータに
よつて加圧調整され、燃料フイルタ17を経て噴射弁本
体の燃料流入・流出パイプ16内に流入し、スプリング
アジヤスタ19内に形成されている燃料流入通路20の
なかを通り、さらにスプリング18、可動鉄心12内、
ノズル13とロツド14との隙間を経て、オリフイス2
1からエンジンに噴射供給される。しかして、噴射弁本
体内の余剰燃料は、スプリング18の隙間部分を通過し
た後、固定鉄心5の先端に設けられている複数個のスリ
ツト22へと流れ込み、鉄心外周通路23、コイル外周
通路24ないし26を経て、固定鉄心5に設けられてい
る穴27内に入り込む。固定鉄心5の穴27内に入り込
んだ燃料は、その後、固定鉄心5とスプリングアジヤス
タ19の凹みとの間に形成されている燃料流出通路28
に至り、フユエルコネクタ29の外周に設けられている
溝30を経てプレツシヤレギユレータに還流される。
第1図に示す燃料噴射弁の全体構成と動作系とは以上の
ごときであるが、本発明においては、第2図に示すよう
に、外装モールド10内に埋設されているコイル9とコ
ネクタ1との接続部付近に位置して、耐ガソリン性を有
するゴム材32をコネクタ1の外周に焼付固定するよう
にしたから、噴射弁本体を通過する燃料の一部が万一コ
イル9、さらにはコネクタ1の方向に洩れ出してきた場
合であつても、その燃料は、上記したゴム材32の存在
により、噴射弁本体外への洩漏を効果的に阻止され、ま
たゴム材32が燃料と接触しても、このゴム材32は耐
ガソリン性を有する材料で構成されているため、ゴム材
32に膨潤や変質をきたすおそれは全くない。
なお、図示実施例においては、ゴム材32とその外周に
位置する外装モールド10との間に段部を形成してラビ
リンスシール構造とした場合について例示したが、この
構造によれば、ゴム材32と外装モールド10との間の
シール効果はより一層確実なものとなる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のごときであり、図示実施例の説明からも
明らかなように、本発明によれば、噴射弁本体内を通過
する燃料の一部が万一コイル、さらには当該コイルに励
磁電流を供給するコネクタの方向に洩れ出してきた場合
であつても、噴射弁本体外への漏洩を阻止することので
きる、品質性にすぐれた電磁式燃料噴射弁を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る電磁式燃料噴射弁の
一実施例を示し、第1図はその全体構成を示す縦断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図ないし第5図
はいずれも従来型電磁式燃料噴射弁の異なつた構造例を
示す縦断面図である。 1……コネクタ、2……外側磁気回路、5……固定鉄
心、6……カツプラ、7および8……Oリング、9……
コイル、10……外装モールド、10a……外装モール
ド端部突起、11……ボビン、12……可動鉄心、13
……燃料噴射ノズル、14……ロツド、15……ボー
ル、16……燃料流入・流出パイプ、17……燃料フイ
ルタ、18……リターンスプリング、19……スプリン
グアジヤスタ、20……燃料流入通路、21……オリフ
イス、22……スリツト、23……鉄心外周通路、24
ないし26……コイル外周通路、27……穴、28……
燃料流出通路、29……フユエルコネクタ、30……
溝、31……Oリング、32……ゴム材、33……穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射弁本体の内部に位置し、コイルならび
    に固定鉄心を含むコイル組立体を備え、かつ上記コイル
    の外部及び該コイルに接続されたコネクタの外周には外
    装モールドがほどこされ、上記外装モールドが外側磁気
    回路の一部を形成する外ケース内に収納され、上記コネ
    クタの一部が上記外ケースの外に引出され、外部から上
    記コネクタを介して供給される電気パルスによって上記
    コイル組立体を励磁し、固定鉄心と対向して設けられて
    いる可動鉄心に取付けられている弁体を駆動して燃料噴
    射をおこなう電磁式燃料噴射弁において、 上記コイルと上記コネクタとの接触部付近において、耐
    ガソリン性を有するゴム材を上記コネクタの外側に焼付
    固定し、該ゴム材を上記外装モールド内に埋設したこと
    を特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の電磁式燃料噴
    射弁において、上記コネクタの外周部分に焼付着固定さ
    れている上記ゴム材と、該ゴム材の外周に位置する上記
    外装モールドとの間をラビリンスシール構造としたこと
    を特徴とする電磁式燃料噴射弁。
JP13191485A 1985-06-19 1985-06-19 電磁式燃料噴射弁 Expired - Lifetime JPH0631581B2 (ja)

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JP2015510988A (ja) * 2012-03-19 2015-04-13 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 耐密オーバーモールド成形コンポーネント及びこのようなコンポーネントを製造する方法

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JPH0397572U (ja) * 1990-01-25 1991-10-08

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