JPH06315533A - 医療用酸素供給方法及びその供給装置 - Google Patents

医療用酸素供給方法及びその供給装置

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JPH06315533A
JPH06315533A JP10811393A JP10811393A JPH06315533A JP H06315533 A JPH06315533 A JP H06315533A JP 10811393 A JP10811393 A JP 10811393A JP 10811393 A JP10811393 A JP 10811393A JP H06315533 A JPH06315533 A JP H06315533A
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JP
Japan
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oxygen
air
enriched air
supplying
pipe
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Withdrawn
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JP10811393A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakano
和男 中野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品酸素量が適宜変化しても酸素濃度が変化
せず、常に一定濃度の酸素を供給することのできる医療
用酸素供給方法及びその供給装置を提供する。 【構成】 空気10を吸気する原空ブロワ11と、この
原空ブロワ11から空気供給管16を介して送られた空
気内の酸素と窒素とを分離する二つの吸着筒12,12
と、これら吸着筒12,12へ交互に空気を送り込む五
方口電磁弁20と、吸着筒12,12からの酸素濃度の
高い空気を貯溜する酸素チャンバ13と、酸素チャンバ
13からの酸素富化空気の流量を制御する流量計23
と、所定の流量となった酸素富化空気に水分を付与する
加湿器15と、酸素富化空気送給管18中に介装され上
記流量計23の上流側に設けた元弁21と、この元弁2
1と流量計23との間において分岐された逃し管24に
介装された逃し弁22とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用酸素供給方法及
びその供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸着剤を選び、特定の気体を高圧で吸
着,低圧で脱着する操作を繰り返し行う気体分離方法
は、圧力スイング吸着(Pressure Swing Adsorption :
PSA)法として近年開発が進まれており、酸素需要として
例えば製鋼業,化学工業等における酸化用、活性汚泥水
処理用として応用されている。
【0003】そして、このPSA法を用いた医療用酸素
の供給は、従来の膜分離による酸素の供給方法に比べて
純度が高く、供給方法が良好なため、注目されている。
【0004】この従来のPSA法による医療用酸素供給
装置の一例を図2を用いて説明する。
【0005】図2中、符号10は空気,11は原空ブロ
ワ,12は吸着筒,13は酸素チャンバ,14は流量
計,15は加湿器,16は空気供給管,17は酸素排出
管,18は酸素富化空気送給管,19は窒素排出管,2
0は五方口電磁弁を各々図示する。
【0006】上記構成において、原空ブロワ11により
吸気された空気(大気)10は、空気供給管16により
五方口電磁弁20によって二つの吸着筒12,12に交
互に送られ、ここで該吸着筒12内に設けた吸着剤によ
り酸素と窒素とを分離し、酸素排出管17を介して分離
された酸素濃度の高い空気を取出し、酸素チャンバ13
に送っている。
【0007】この酸素チャンバ13には、二つの吸着筒
12から交互に酸素富化空気が送られ、その後、酸素富
化空気送給管18を介して送給し、流量計14及び加湿
器15を通して製品酸素を発生させ、患者の鼻、口から
体内へ送るようにしている。
【0008】従来のPSA法による医療用酸素供給装置
は、在宅軽症患者向のもので、酸素濃度が40%で、流
量が0〜5L/minの中濃度用途のものであり、患者は医
師の指示により、酸素を吸入することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、患者は医師
の指示に従って、製品酸素の供給流量を、1リットル/
分(L/min)〜5L/minと変化させることとなるが、P
SA法においては、製品酸素流量を少くすると、酸素チ
ャンバ13及び吸着筒12内の圧力が上昇するために、
発生酸素濃度が増加し、一方、製品酸素の流量を少くす
ると逆に圧力が減少するという特性があり、通常の流量
計14を用いた調整方法による調整では、各流量毎に酸
素濃度を40%一定とすることができないという問題が
ある。
【0010】本発明は以上述べた事情に鑑み、製品酸素
量が適宜変化しても酸素濃度が変化せず、常に一定濃度
の酸素を供給することのできる医療用酸素供給方法及び
その供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る医療用酸素供給方法は、圧力スイング吸着(P
SA)法によって発生してなる酸素富化空気を供給する
医療用酸素供給方法において、酸素富化空気の供給量と
酸素富化空気の排出量との総和が一定となるようにし、
供給の変動が生じた際においても、酸素富化空気中の酸
素濃度を所定濃度に保持することを特徴とする。
【0012】また、一方の医療用酸素供給装置の構成
は、空気を吸気する原空ブロワと、この原空ブロワから
送られた空気内の酸素と窒素とを分離する複数の吸着筒
と、該吸着筒へ交互に空気を送り込む電磁弁と、吸着筒
からの酸素濃度の高い空気を貯溜する酸素チャンバと、
酸素チャンバから酸素富化空気送給管を介して送られる
酸素富化空気の流量を制御する流量計と、所定の流量と
なった酸素富化空気に水分を付与する加湿器と、上記酸
素富化空気送給管中に介装され上記流量計の上流側に設
けた元弁と、この元弁と流量計との間において分岐され
た逃し管に介装される逃し弁とを具備することを特徴と
する。
【0013】
【作用】酸素チャンバと流量計との間に設けた元弁を、
所定酸素濃度(例えば40%)となるようにPSAに係
る原空ブロワと共に調整する。この際、逃し弁は全閉と
する。次いで、逃し弁の開度を大とすることにより、逃
げる量が多くなり、患者への製品酸素量が減少する。す
なわち、逃し弁を全閉にすると患者への酸素供給量は最
大となり、また一方逃し弁を全開するとほとんど製品酸
素は供給されなくなるが、酸素の濃度は常に所望の濃度
での供給が可能となる。
【0014】
【実施例】図1は医療用酸素供給装置の概略図を示す。
【0015】本実施例に係る供給装置は、空気10を吸
気する原空ブロワ11と、この原空ブロワ11から空気
供給管16を介して送られた空気内の酸素と窒素とを分
離する二つの吸着筒12,12と、これら吸着筒12,
12へ交互に空気を送り込む五方口電磁弁20と、吸着
筒12,12からの酸素濃度の高い空気を貯溜する酸素
チャンバ13と、酸素チャンバ13からの酸素富化空気
の流量を制御する流量計23と、所定の流量となった酸
素富化空気に水分を付与する加湿器15と、酸素富化空
気送給管18中に介装され上記流量計23の上流側に設
けた元弁21と、この元弁21と流量計23との間にお
いて分岐された逃し管24に介装された逃し弁22とか
ら構成されている。
【0016】本実施例においては、原空ブロワ11によ
り空気10を吸気すると共に五方口電磁弁20を介して
吸着筒12,12に空気10を送り、圧力を上げるよう
にしている。また、吸着筒12は、例えば窒素吸着型ゼ
オライト等の吸着剤を内蔵しており、原空ブロワ11か
ら送られて来た圧縮空気により窒素ガスを吸着し、酸素
富化空気を酸素排出管17より酸素チャンバ13へ送っ
ている。
【0017】上記五方口電磁弁20は、二つの吸着筒1
2,12の吸気と再生とを切換える自動弁であり、例え
ば原空ブロワ11からの空気の供給を停止したときに
は、酸素富化空気を吸着筒12に接続された空気排出管
17を介して酸素チャンバ13内に導き入れた後、当該
電磁弁を切換えて窒素排出管19から窒素ガスを系外へ
排出するようにしている。また、酸素チャンバ13は酸
素流量,濃度を緩和するものであり、流量計23は例え
ばフロート式酸素流量調整器とし、例えば1L/min〜5
L/minまで1L/min毎に目盛が刻まれている。
【0018】上記構成において、原空ブロワ11により
吸気された空気(大気)10は、空気供給管16により
五方口電磁弁20によって二つの吸着筒12,12に各
々交互に送られる。ここで該吸着筒12内に設けた吸着
剤により酸素と窒素とを分離し、空気排出管17より分
離された酸素濃度の高い空気が取出され、酸素チャンバ
13に送られている。
【0019】この酸素チャンバ13には、二つの吸着筒
12から交互に酸素富化空気が送られ、その後酸素富化
空気送給管18を介して流量計14及び加湿器15を通
して製品酸素を発生させ、患者の鼻、口から体内へ送る
ようにしている。
【0020】次に、製品酸素の供給量を変動させる場合
について説明する。先づ、製品酸素濃度が40%となる
ように原空ブロワ11の吸気量を調整すると共に、元弁
21を調整し、固定する。この際、逃し弁22は全閉と
しておく。流量計23を見ながら、除々に逃し弁22を
開いていくと、40%濃度の空気の流量は除々に低下す
るので、所望の流量のところで、固定することで必要製
品酸素を確保できる。
【0021】この際、加湿器15を通した製品酸素の供
給量と逃し弁22からの排出力の総和が一定となってい
るので、PSA側の圧力変動がなく、常に一定の濃度
(例えば40%)を保持できる。
【0022】よって、任意の流量に酸素流量を調整して
も、従来のように酸素濃度が変化することがなく、常に
一定の濃度の製品酸素を供給することができる。また、
逃し弁のハンドルを流量指示計の近傍に設けることによ
り、流量指示計を見ながら一定濃度の製品酸素の供給量
の調整をすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上、実施例と共に述べたように本発明
によれば医療用PSA法において酸素濃度を一定に保ち
つつ、任意の流量の製品酸素を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る医療用酸素供給装置の概略図で
ある。
【図2】従来技術に係る医療用酸素供給装置の概略図で
ある。
【符号の説明】
10 空気 11 原空ブロワ 12 吸着筒 13 酸素チャンバ 14 流量計 15 加湿器 16 空気供給管 17 酸素排出管 18 酸素富化空気送給管 20 五方口電磁弁 21 元弁 22 逃し弁 23 流量計 24 逃し管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力スイング吸着(PSA)法によって
    発生してなる酸素富化空気を供給する医療用酸素供給方
    法において、酸素富化空気の供給量と酸素富化空気の排
    出量との総和が一定となるようにし、供給量の変動が生
    じた際においても、酸素富化空気中の酸素濃度を所定濃
    度に保持することを特徴とする医療用酸素供給方法。
  2. 【請求項2】 空気を吸気する原空ブロワと、この原空
    ブロワから送られた空気内の酸素と窒素とを分離する複
    数の吸着筒と、該吸着筒へ交互に空気を送り込む電磁弁
    と、吸着筒からの酸素濃度の高い空気を貯溜する酸素チ
    ャンバと、酸素チャンバから酸素富化空気送給管を介し
    て送られる酸素富化空気の流量を制御する流量計と、所
    定の流量となった酸素富化空気に水分を付与する加湿器
    と、上記酸素富化空気送給管中に介装され上記流量計の
    上流側に設けた元弁と、この元弁と流量計との間におい
    て分岐された逃し管に介装される逃し弁とを具備するこ
    とを特徴とする医療用酸素供給装置。
JP10811393A 1993-05-10 1993-05-10 医療用酸素供給方法及びその供給装置 Withdrawn JPH06315533A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115645691A (zh) * 2022-12-08 2023-01-31 四川港通医疗设备集团股份有限公司 一种具有流量自动控制装置的制氧机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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