JPH0631400B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH0631400B2
JPH0631400B2 JP4020240A JP2024092A JPH0631400B2 JP H0631400 B2 JPH0631400 B2 JP H0631400B2 JP 4020240 A JP4020240 A JP 4020240A JP 2024092 A JP2024092 A JP 2024092A JP H0631400 B2 JPH0631400 B2 JP H0631400B2
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キヤリー・ジエイムズ・ウオルシユ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ジアルキルスルホコハク酸エス
テルとアルキルエーテルサルフェートをベースとする活
性洗浄剤を比較的高濃度で含有する発泡性液体洗浄剤組
成物に係る。
【0002】英国特許第1,429,637 号明細書(ユニリー
バー)には、C7 〜C9 ジアルキルスルホスクシネート
とアルキルサルフェートまたはアルキルエーテルサルフ
ェートとを含有する、発泡性にすぐれた液体もしくは粉
末の洗浄剤組成物が開示されている。活性洗浄剤の濃度
は5〜100 重量%であると言及されているが、好ましく
は10〜60重量%であるとされており、液体組成物の場合
に例示されている濃度は最高でも40重量%にすぎない。
【0003】1984年5月31日付で公開された英国特許公
開第2,130,238 号明細書(ユニリーバー)には、ジアル
キスルホスクシネートとC14あるいはそれ以上の物質の
含有量が20重量%以下のある種のアルキルエーテルサル
フェートをベースとする活性洗浄剤を 2〜60重量%含有
する液体洗浄剤が開示されている。
【0004】ジアルキルスルホスクシネートとアルキル
エーテルサルフェートの組合せから濃厚液体洗浄剤を処
方する試みは失敗に終った。約50重量%を超える活性洗
浄剤の濃度では、かなりの温度範囲に亘って安定でかつ
許容され得る粘度を有する単一相の等方性液体を得るこ
とが難しいことが知見されている。たとえ大量の尿素を
ハイドロトロープとして存在させたとしても相分離がし
ばしば起こり、たとえ単一相系が得られたにせよその曇
点は高くなる傾向にある。
【0005】電解質量をある値以下に維持しかつ低級ア
ルコール、好ましくはエタノールをかなり大量に存在さ
せるならば、60〜80重量%の濃度レベルで上記組合せの
活性洗浄剤を含有する液体組成物をうまく処方すること
が可能であることを知見した。
【0006】本発明で提供される均質な発泡性(起泡
性)液体洗浄剤組成物は本質的に、(a) 活性洗浄剤60
〜80重量%、(b) C2 〜C3 の1価もしくは多価アル
コール、(c) 尿素12重量%以下、および(d) 残部水お
よび少量成分、からなり、前記活性洗浄剤は本質的に
[i] スルホコハク酸のC3 〜C12ジアルキルエステ
ル(アルキル基は同一でも異っていてもよい)の水溶性
塩、および[ii] C10〜C18アルキルエーテルサルフ
ェートを、 [ii] に対する [i] の重量比が4:1〜
0.5:1であるように含み、水に対する低級アルコール
(b) の重量比は活性洗浄剤の総量に依存する、それ以下
では相分離が起る臨界値rを超える値であることを特徴
とする。
【0007】本発明は、水に対する低級アルコールの重
量比が活性洗浄剤の総量に依存して異なる臨界値r(こ
の値以下では2相あるいはそれ以上の相に分離する)を
超えているならば、ジアルキルスルホスクシネートおよ
びアルキルエーテルサルフェートを高濃度で含有する安
定な液体組成物を得ることができるという知見に基くも
のである。
【0008】本発明組成物中の活性洗浄剤の総量は60〜
80重量%であり、好ましくは63〜70重量%である。
【0009】本発明組成物中の活性洗浄剤は2種の必須
成分を含む。第1の必須成分は、スルホコハク酸のジア
ルキルエステルの水溶性塩(以下、ジアルキルスルホス
クシネートと略称する)である。
【0010】本発明組成物に使用されるジアルキルスル
ホスクシネートは、式I (式中、R1 およびR2 は同一でも異っていてもよく、
それぞれ炭素数3〜12、好ましくは4〜10、有利には6
〜8の直鎖あるいは分枝鎖アルキル基を表わし、X1
溶化(solubilizing)カチオン、すなわち式Iの塩を十
分可溶性にして洗浄活性(detergent-active)にする任
意のカチオンを表わす)を有する化合物である。前記溶
化カチオンX1 は一般に1価であり、例えばアルカリ金
属、特にナトリウムイオンである。アルキル基R1 およ
びR2 は好ましくは直鎖であり、主に直鎖であってもよ
い。
【0011】所望により、ジアルキルスルホスクシネー
トを鎖長の異なる物質の混合物で構成しても差支えな
い。前記物質の各ジアルキルスルホスクシネートそのも
のは対称形(2個のアルキル基が同一)あるいは非対称
形(2個のアルキル基が異なる)であってもよい。
【0012】本発明の特に有用な組成物は、鎖長が1個
以上のジアルキルスルホスクシネートを含む。本発明で
使用されるジアルキルスルホスクシネートは、対称形物
質と非対称形物質の混合物であることが好ましい。前記
混合物は、2種あるいはそれ以上の脂肪族アルコール
(R1 OH,R2 OH)の混合物から誘導されるものが
好ましい。アルコール混合物を無水マレイン酸と反応さ
せ次いで重亜硫酸塩を添加させることにより、ジアルキ
ルスルホスクシネート混合物が得られうる。この種のジ
アルキルスルホスクシネート混合物は英国特許公開第2,
108,520 号明細書(ユニリーバー)および英国特許公開
第2,133,793 号明細書(ユニリーバー)に開示されてい
る。アルキル基がC6 、C7 およびC8 のジアルキルス
ルホスクシネートおよびその混合物が特に興味深い。C
6 /C8 非対称ジアルキルスルホスクシネートは英国特
許公開第2,105,325 号明細書に開示されており、ジオク
チル−およびジヘキシルスルホスクシネートと他の界面
活性剤との混合物は、英国特許公開第2,104,913 号明細
書(ユニリーバー)に記載されている。
【0013】本発明組成物中に存在するジアルキルスル
ホスクシネートの量は組成物の全量に対して、好ましく
は20〜65重量%、より好ましくは25〜55重量%である。
【0014】本発明組成物中の活性洗浄剤の第2の必須
成分はアルキルエーテルサルフェートである。アルキル
エーテルサルフェートは、式II R3 −O−(CH2 CH2 O)n −SO3 2 (II) (式中、R3 は炭素数10〜18のアルキル基であり、X2
は溶化カチオン、好ましくはアルカリ金属、置換もしく
は未置換のアンモニウムあるいはマグネシウムであり、
望ましくはナトリウムまたはアンモニウムである)を有
する化合物である。平均エトキシル化度nは1〜12が好
ましく、より好ましくは1〜8、望ましくは1〜5であ
る。アルキルエーテルサルフェートには、一般にエトキ
シル化度の異なる物質と未エトキシル化物質(アルキル
サルフェート)とが存在しているから、nは平均値を表
わす。所望により、アルキルエーテルサルフェートに更
にアルキルサルフェートを混合して、エトキシル化度の
低い物質を多く含む混合物を調製してもよい。
【0015】本発明組成物中に存在するアルキルエーテ
ルサルフェートの量は組成物の全量に対して、好ましく
は12〜55重量%、より好ましくは15〜30重量%である。
【0016】本発明では、C14あるいはそれ以上の物質
を20重量%以下しか含まないアルキルエーテルサルフェ
ートが好ましい。前記したように、このアルキルエーテ
ルサルフェートをジアルキルスルホスクシネートと一緒
に低濃度液体洗浄剤に配合することは、英国特許公開第
2,130,238 号明細書(ユニリーバー)に記載されてい
る。アルキルエーテルサルフェート中のC14あるいはそ
れ以上の長鎖物質の量は10重量%未満が有利であり、C
14あるいはそれ以上の長鎖アルキル基を実質的に含まな
い物質の使用が特に好ましい。そのような物質として
は、C12アルコールとC13アルコールのほぼ等量混合物
をベースとするシェル製のDobanol (商標)23が例示さ
れる。この好ましいアルキルエーテルサルフェートの場
合の最適平均エトキシル化度は2あるいは3と思われ
る。本出願人は主に、平均エトキシル化度3のアンモニ
ウム塩であるDobanol 23−3Aを使用して実験を行った。
【0017】活性洗浄剤の2種の必須成分 [i] および
[ii] は、4:1〜 0.5:1、好ましくは 2.5:1〜
1.5:1の重量比で使用される。
【0018】本発明組成物中に任意の活性洗浄剤成分と
して1種もしくはそれ以上の非イオン性洗浄剤を、組成
物の全量に対して15重量%を超えない量で存在させても
よい。好ましい非イオン性洗浄剤の量は7〜10重量%で
ある。
【0019】非イオン性洗浄剤を次の中から選択するの
が有利である。
【0020】(a) C10〜C18アルキルジ(C2 〜C3
アルカノール)アミド、好ましくはC12〜C14アルキル
ジエタノールアミド、例えばAlbright &Wilson 製 Empi
lan(商標)LDEやCDE、Stepan Chemical Company
製 Ninol(商標)P621 ;および(b) エトキシル化
8 〜C12第1級脂肪族アルコール、例えばC9 〜C11
アルコール−8EOであるシェル製Dobanol (商標)91
−8:上記の中から選択された非イオン性洗浄剤を2種
あるいはそれ以上混合した混合物を使用してもよい。
【0021】上記した(a) のジエタノールアミドを使用
すると曇点が特に低い製品を得ることができるので特に
好ましい。ジアルキルスルホスクシネートとジエタノー
ルアミドとを含む洗浄剤組成物は、1984年5月31日付で
公開された英国特許公開第2,130,236 号明細書(ユニリ
ーバー)に記載されている。
【0022】本発明組成物中の活性洗浄剤の量が多い場
合には、他の成分の含有量が少なくなるので他の成分を
特に注意して選定しなければならない。残りの主成分は
水が好ましく、この水の中には活性洗浄剤原料および低
級アルコール中に元々存在する水も含まれる。好ましく
は少なくとも10重量%、より好ましくは少なくとも15重
量%の水を存在させる。なお、上記した活性洗浄剤の各
量は、無水物(100 %活性分)換算値である。
【0023】本発明組成物はC2 〜C3 の1価もしくは
多価アルコール、好ましくはイソプロパノール、グリセ
ロール、特にエタノールを含有する。この成分は成分の
相容性および溶解性を高めかつ安定な等方性液体を得る
ために必須である。活性洗浄剤の総量が増すにつれて一
般にアルコール含有量は減少する。アルコール含有量
は、好ましくは少なくとも5重量%、より好ましくは少
なくとも7重量%、有利には少なくとも10重量%であ
る。アルコール含有量の上限は特に限定されず、コスト
や環境を考慮して決められる。一般に20重量%未満のア
ルコールを使用することが可能であり、望ましい。アル
コール含有量は好ましくは7〜15重量%である。
【0024】本発明においては、水に対するアルコール
の重量比が相分離を避けるために極めて重要である。
【0025】安定な液体組成物を得るには水に対するア
ルコールの重量比が臨界値rを超えていなければならな
い。前記臨界値rは活性洗浄剤の総量に依存して異な
り、多分ジアルキルスルホスクシネート鎖長、アルキル
エーテルサルフェートに対するジアルキルスルホスクシ
ネートの重量比、対カチオンおよび使用する低級アルコ
ールによっても僅かに異なるであろう。
【0026】実施例での実験結果から、臨界値rは次の
範囲であることが認められた。
【0027】 活性洗浄剤の総量A(重量%) 臨界値 r 60 0.45〜0.47 63 約0.53 66 0.54〜0.57 68 0.56〜0.59 70 0.54〜0.58 rの値はAとともに高くなり、Aが約68%で最大値に
達し、以後は僅かに低下するようである。rとAの関係
は単純な直線関係にないが、60〜68%の領域では、数式 r=0.0136A−0.352 にうまく適合する。Aが60〜68%の濃度範囲でのrの計
算値および実測値を次に示す。
【0028】 A r(計算値) r(実測値) 60 0.464 0.45〜0.47 62 0.491 63 0.505 0.53 66 0.546 0.54〜0.57 66.5 0.552 68 0.573 0.56〜0.59 一般に、本発明組成物中の水に対するアルコールの重量
比(アルコール/水)は0.45を超えなければならず、0.
45〜0.6 の範囲内の臨界値rを超えていなければならな
い。
【0029】アルコール/水の値を臨界値rを実質的に
超える値に増加させても特に利点がないようである。ア
ルコール/水の値はr〜1.10の範囲が好ましく、r〜0.
90の範囲が有利である。
【0030】アルコールの絶対量が多いことは、コスト
や環境の点から特に望ましくなく、また低粘度組成物し
か得られない。アルコール/水の値が高い場合には、組
成物が原料中に存在する無機不純物を飽和するようにな
り、これらの不純物が沈殿するので好ましくない。従っ
て、かなりの量の無機不純物を含む活性洗浄剤原料を使
用した場合には、得られた組成物から沈殿無機固形物を
濾過、遠心あるいはデカンテーションにより除去しなけ
ればならない。
【0031】本発明組成物は、アルコール/水の値を臨
界値r以上に保ちかつ許容しうる低温安定性を保ちつつ
最少量のアルコールを使用して調製することが好まし
い。アルコールの最適な含有量は日常的な実験により簡
単に決めることができるが、当然のことながら活性洗浄
剤の総量が増すにつれて減少する。
【0032】通常、ライトデューテイ用液体洗浄剤組成
物には、活性洗浄剤の溶解性を高めかつ透明性や安定性
を高めるべく、ハイドロトロープ例えば尿素やナトリウ
ムキシレンスルホネートを含有させている。12重量%未
満の量の尿素を含有させると、低温安定性が向上するこ
とは知見されていたが、驚くべきことに粘度も上昇し
た。
【0033】本発明組成物に、当業者に周知の慣用的な
少量成分、例えば着色剤、香料や殺菌剤を添加してもよ
い。これらの成分の総量は一般に組成物の全量に対して
約2重量%以下である。
【0034】本発明組成物の粘度は、アルコール含有量
が比較的高いので、特に尿素を存在させない場合には余
り高くない。このことは消費者の粘稠剤を含有させよう
とする要求を考えると望ましいことである。1984年11月
21日付で公開された英国特許公開第2,140,024 号明細書
(ユニリーバー)には、ジアルキルスルホスクシネート
をベースとする活性洗浄剤を比較的低濃度で含有する水
性液体洗浄剤組成物の発泡性を改良しかつ粘度を高める
べく、ある種のポリマーを含有させることが開示されて
おり、好ましいポリマーは親水性に置換されたセルロー
ス、グアー、キサンタンガムや各種アクリルポリマーで
あるとされている。
【0035】本発明の高濃度のアルコールを含有する濃
厚液体組成物を上記およびその他のポリマーで粘稠化さ
せる試みは初め失敗した。これは、多くのポリマーが組
成物と非相容性であったり、組成物中に不溶性であった
からである。しかしながら2種のポリマー、即ちヒドロ
キシプロピルグアー類(ガラクトマンナン類)およびポ
リエチレンオキサイド類を使用すると、本発明組成物を
粘稠化させうることが知見された。更に、親水性置換基
を有するセルロース類でも本発明の濃厚液体組成物を粘
稠化させうることが知見された。低分子量物質は直接添
加して配合されうるが、高分子量物質の配合には特別な
手段を要する。
【0036】従って、本発明組成物に、ヒドロキシプロ
ピルグアー類、ポリエチレンオキサイド類および親水性
置換基を有するセルロース類から選択されたポリマーを
0.003〜2.0 重量%含有させることが好ましい。粘度を
効果的に上昇させるためには、ポリマーを0.02〜1.0 重
量%含有させることが好ましい。ポリマーの含有量が少
ないと(0.003 〜0.02%)、通常のせん断速度での粘度
は殆ど増加しないが、極めて低いせん断速度での流動性
には改善がみられる。
【0037】ヒドロキシプロピルグアー類の適当なポリ
マーとしては、Meyhall 製Jaguar(商標)が例示され
る。ヒドロキシプロピル置換度が比較的高いヒドロキシ
プロピルグアーが特に好ましい。例えば、置換度(モ
ル)が 0.60 あるいはそれ未満のJaguar HP60の方が
より置換度の低い Jaguar HP8よりも有用である。
【0038】ポリエチレンオキサイド類の適当なポリマ
ーとしては、ユニオンカーバイド製Polyox(商標)が例
示される。
【0039】セルロース類の適当なポリマーとしては、
親水性置換基を有するセルロースポリマーが例示され
る。ヒドロキシエチル基またはヒドロキシプロピル基で
置換されたセルロースが特に望ましい。例えば次のよう
な物質が使用される。
【0040】
【表1】
【0041】Natrosolシリーズが特に好ましい。
【0042】前記したように、高分子量のセルロースポ
リマーは本発明組成物に殆んど溶解しないので、特別な
手段を用いて配合させることが望ましい。例えば、次の
方法が考えられる: (i) 最終組成物中に最適量の水を存在させるべく算
出した量の水にセルロースポリマーを溶解させる。この
場合所定量のアルコールの全部あるいは一部を存在させ
てもよい; (ii) 所要により、計算量のアルコールの残部あるい
は全部を添加する; (iii) アルキルエーテルサルフェートおよび任意成分
の非イオン性洗浄剤、更になお添加されるべきアルコー
ルの中に混合する; (iv) ジアルキルスルホスクシネート中に混合する。
【0043】活性洗浄剤と混合する前にポリマーを水に
溶解させること、ジアルキルスルホスクシネートを添加
する前にジアルキルスルホスクシネート以外の活性洗浄
剤を添加すること、およびポリマー、水、アルコールお
よびジアルキルスルホスクシネート以外の活性洗浄剤を
混合した後にジアルキルスルホスクシネートを添加する
ことが必要である。アルコールの添加時期はジアルキル
スルホスクシネートを添加する前ならいつでもよい。所
望により少しずつ、ポリマーと一緒に、ポリマーが完全
に溶解した後に、更にジアルキルスルホスクシネート以
外の活性洗浄剤と一緒に添加してもよい。
【0044】ポリマーを水にのみ溶解させ、ポリマーが
完全に溶解、膨潤した後にアルコールを添加するのが好
ましい。即ち、好ましい方法は次の工程からなる: (i) 最終組成物中に最適量の水を存在させるべく算
出した量の水にセルロースポリマーを溶解させる; (ii) ポリマーが完全に溶解したら、計算量のアルコ
ールを添加する; (iii) アルキルエーテルサルフェートおよび任意成分
の非イオン性洗浄剤の中に混合する;次いで (iv) ジアルキルスルホスクシネート中に混合する。
【0045】前記したように、存在させるポリマー量は
0.003〜2.0 重量%であり、好ましくは0.05〜1.0 重量
%である。粘度を所望値にするために必要なポリマー量
は、少量サンプルを用いて試行錯誤させながら決められ
うる。
【0046】上記した好ましい方法では、まずセルロー
スポリマーを計算量の水に溶解させる。水量を計算する
にあたっては、活性洗浄剤原料中に既に存在する水も考
慮しなければならない。溶解を助けるために少量のアル
カリ試薬、例えば水酸化ナトリウム溶液を添加してもよ
い。Natrosolのような市販のセルロースポリマーは表面
被膜を有しており、アルカリ試薬はこの被膜を除去して
分散を促進する作用を果たす。一般に非常に少量のアル
カリで十分である。
【0047】ポリマーは水と接触するとかなり膨潤し、
粘性の高いゲラチン状溶液が得られる。
【0048】次に、計算量の低級アルコール、一般にエ
タノールをポリマー水溶液に添加する。アルコール量を
計算するにあたっては、活性洗浄剤原料中に存在するア
ルコール量も考慮しなければならない。アルコールを添
加すると、粘度は急速に低下し、例えば約100,000cp か
ら約3,000cp に下がる。
【0049】ジアルキルスルホスクシネート以外の活性
洗浄剤、即ちアルキルエーテルサルフェートおよび任意
成分の非イオン性洗浄剤を十分に攪拌しながら混合す
る。市販のエーテルサルフェートは一般に60%あるいは
70%活性分のペーストであり、前者は14%エタノールを
も含んでおり、多分アルコールはこの時点でも導入され
るであろう。非イオン性洗浄剤として 100%活性分の形
態のものを使用してもよい。この段階で粘度は更に低下
し、典型的には約300cp に低下する。
【0050】十分に攪拌した後、混合物にジアルキルス
ルホスクシネートを添加する。攪拌はジアルキルスルホ
スクシネートの添加中も継続され、添加完了後少なくと
も15分間継続することが好ましい。次いで、染料、香
料および他の少量成分を添加する。
【0051】使用する原料が濃厚なものであればあるほ
ど、最初のポリマー溶解工程のために多くの水を使用し
なければならない。従って、活性洗浄剤原料それ自体に
含まれる水はできるだけ少ない方が好ましい。本発明で
は、ジアルキルスルホスクシネートが1985年5月8
日付で公開された欧州特許公開第140,710 号明細書(ユ
ニリーバー)に従って製造された77−90%活性分を有す
るものであることが好ましい。
【0052】以下、非限定的実施例を参照しながら本発
明を説明する。
【0053】
【実施例】下記実施例で使用したジアルキルスルホスク
シネートは、C6 /C8 統計的混合物(statistical mi
xture )、即ちジ−n−ヘキシルスルホスクシネート約
25モル%と、ジ−n−オクチルスルホスクシネート約25
モル%とn−ヘキシル,n−オクチルスルホスクシネー
ト約50モル%(全てナトリウム塩)との混合物である。
該混合物は、英国特許公開第2,108,520 号明細書(ユニ
リーバー)に記載されている如く、実質的に等モル量の
n−ヘキサノールとn−オクタノールの混合物に無水マ
レイン酸を反応させ、得られたマレイン酸ジアルキル混
合物に重亜硫酸塩を添加して調製した、約80%ペースト
の形態を有するものである。電解質不純物(electrolyt
ic impurities)量は原料毎に異なる。組成物中の電解
質不純物量は表示した通りである。
【0054】アルキルエーテルサルフェートとしては、
シェル製Dobanol 23−3A(C12〜C13 3EO、アンモニ
ウム塩)の、エタノールと電解質を少量含む約60%水溶
液形態のものを使用した。表示したエタノールおよび電
解質の数値には、アルキルエーテルサルフェート中のエ
タノールおよび電解質も含まれている。
【0055】アルコールとしては、工業用変性酒精(エ
タノール90.6重量%)の形態のエタノールを用いたが、
表示の数値は実際のエタノール含量である。表示した水
含量の数値には、活性洗浄剤原料そのものに由来する水
と工業用変性酒精に由来する水が含まれており、100 %
から引算して計算した値である。
【0056】成分量は全て、重量%表示である。
【0057】実施例1〜4 下記表に示す成分から、活性洗浄剤を60%含有する液体
洗浄剤組成物を調製した。
【0058】
【表2】
【0059】活性洗浄剤の総量が60%の場合、エタノ
ール/水の臨界値は 0.464と算出され、0.45〜0.47の範
囲であると考えられる。
【0060】本発明組成物1,2および3は安定で澄明
な等方性液体であった。組成物1の曇点は7℃であっ
た。エタノール/水の値が 0.464以下である(比較組成
物AおよびB)は、不安定で2相に分離した。
【0061】本発明組成物4および比較組成物CとD
は、電解質不純物量の多いジアルキルスルホスクシネー
ト原料から調製した。組成物4には沈殿固形物が僅か含
まれていたが、濾別すると澄明な等方性液体が得られ
た。分析の結果、活性洗浄剤の損失は認められなかった
ので、固形物は無機物であったと考えられる。
【0062】電解質量がやや多い以外は比較組成物Aお
よびBと同一の比較組成物Cは不安定で、非相容性の2
相に分離した。比較組成物Cには沈殿固体物も含まれて
いた。エタノール/水の値がより低い比較組成物Dの場
合、沈殿固形物は事実上消失していたが、極めて不安定
で2相に分離した。
【0063】実施例5〜7 電解質量の少ないジアルキルスルホスクシネートを使用
して、活性洗浄剤を63%含有する液体洗浄剤組成物を調
製した。この濃度での臨界値は0.52〜0.56の範囲であ
る。
【0064】
【表3】
【0065】本発明組成物5,6および7は安定な等方
性液体であった。比較組成物E,FおよびGは不安定
で、非相容性の2相に分離した。
【0066】実施例8〜11 電解質量の多いジアルキルスルホスクシネートを使用し
て、活性洗浄剤を63%含有する液体洗浄剤組成物を調製
した。
【0067】
【表4】
【0068】実施例5〜7の結果をも考慮すると、この
濃度での臨界値は約0.53であることが確認された。
【0069】エタノール/水の値が臨界値(約0.53)未
満である比較組成物HおよびJは何れも不安定で、非相
容性の2相に分離した。エタノール/水の値が0.53の本
発明組成物8は、曇点7℃を有する安定で澄明な等方性
液体であった。
【0070】本発明組成物9,10および11においてエタ
ノール/水の値を更に上げても、曇点は変らず、7℃で
あった。組成物9および10には少量、組成物11には多量
の沈殿固形物が含まれていたが、濾別し得たので無機物
質であると考えられる。従って、これらの組成物では、
エタノール/水の値が臨界値よりかなり高くなっても利
点はなかった。
【0071】実施例12〜14 電解質量の少ないジアルキルスルホスクシネートを使用
して、活性洗浄剤を66%含有する液体洗浄剤組成物を調
製した。
【0072】
【表5】
【0073】本発明組成物12,13および14は安定で澄明
な等方性液体であった。本発明組成物12の曇点は11℃で
あった。比較組成物KおよびLは不安定で、2相に分離
した。この濃度での臨界値は0.54〜0.57の範囲であると
考えられる。
【0074】実施例15および16 電解質量の多いジアルキルスルホスクシネートを使用し
て、活性洗浄剤を66%含有する液体洗浄剤組成物を調製
した。
【0075】
【表6】
【0076】比較組成物Mは不安定で、非相容性の2相
に分離した。本発明組成物15および16は、沈殿固形物を
僅かに含む単一相の等方性液体であった。固形物を濾過
して除去しても、活性洗浄剤の量は減少しなかった。何
れの場合も上澄液は澄明で安定であった。
【0077】実施例17〜18 電解質量の少ないジアルキルスルホスクシネートを使用
して、活性洗浄剤を68%含有する液体洗浄剤組成物を調
製した。
【0078】
【表7】
【0079】本発明組成物17および18は澄明な等方性液
体であったが、比較組成物NおよびPは不安定で、2相
に分離した。この濃度での臨界値は0.56〜0.59の範囲で
あると考えられる。
【0080】実施例19および20 電解質量の少ないジアルキルスルホスクシネートを使用
して、活性洗浄剤を70%含有する液体洗浄剤組成物を調
製した。
【0081】
【表8】
【0082】本発明組成物19および20は澄明な等方性液
体であった。比較組成物Qは不安定で、2相に分離し
た。この濃度での臨界値は0.54〜0.58の範囲であると考
えられる。
【0083】実施例21〜23 活性洗浄剤を63%含有する液体洗浄剤組成物中に少量の
尿素を配合させた効果を示す。
【0084】実施例21および22の組成物は、組成物
5中の水を尿素で部分的に置換して調製した。尿素の配
合により、エタノール量を増やすことなくエタノール/
水の値を高めることができる。
【0085】
【表9】
【0086】これらの組成物は全て安定な単一相の等方
性液体であった。少量(2%,4%)の尿素を水の代り
に配合すると、曇点は低下した。組成物の何れにも沈殿
固形物が含まれていたが、水含有量が減ったためこの固
形物量は増える。沈殿固形物は、活性洗浄剤の量を減ず
ることなく除去することができた。
【0087】本発明組成物23および比較組成物Rは、組
成物5中のエタノールを尿素で部分的に置換して調製し
た。
【0088】
【表10】
【0089】本発明組成物23は、沈殿固形物が僅少の安
定な等方性液体であった。エタノールの代りに尿素を4
%配合した比較組成物Rでは、たとえエタノール/水の
値が臨界値(約0.53)を超えていたとしても相分離が起
こった。組成物中のエタノールよりも水を尿素で置換す
ることが望ましい。
【0090】実施例24〜27 活性洗浄剤を63%含有する液体洗浄剤組成物中に非イオ
ン性洗浄剤を配合させた効果を示す。使用した割合は
2:1:0.5 、即ちジアルキルスルホスクシネート36
%、アルキルエーテルサルフェート18%および非イオン
性洗浄剤9%であった。非イオン性洗浄剤としては、Ni
nol P-621, Empilan CDE, Empilan LDE およびDobanol
91-8を使用した。実施例24および25では電解質量の
多いジアルキルスルホスクシネート、実施例26および
27では電解質量の少ないジアルキルスルホスクシネー
トを使用した。非イオン性洗浄剤には電解質不純物は含
まれていなかった。組成物は全て室温(20℃)で貯蔵し
て安定であり、曇点は6℃あるいはそれ以下であり、相
分離傾向は認められなかった。何れの組成物においても
沈殿固形物が僅かに認められたが、これらの固形物は活
性洗浄剤の量を減ずることなく除去され得た。
【0091】
【表11】
【0092】実施例28〜29 実施例24〜27と同様にして、活性洗浄剤を66.5%含
有する液体洗浄剤組成物を調製した。本発明組成物28は
僅かに固形物が沈殿する傾向を示した。少量の固形物は
遠心により除去され得るが、この操作でも活性洗浄剤の
量は減少しないようである。上澄液および本発明組成物
29は20℃での貯蔵に対しても安定で、澄明な等方性の単
一相液体であった。本発明組成物28の曇点は特に低い。
【0093】
【表12】
【0094】実施例30〜34 ココナツトジエタノールアミドを含む活性洗浄剤66%の
組成物中に尿素を配合した際の粘度に及ぼす効果を示
す。ジアルキルスルホスクシネートとアルキルエーテル
サルフェートのみからなる活性洗浄剤を66%含有する洗
浄剤組成物では相分離を避けるために必要なエタノール
/水の値は少なくとも0.54〜0.57であったが、実施例3
0から明らかなように、ジエタノールアミドが存在して
いるとエタノール/水の臨界値は下がる。
【0095】実施例30〜34では、アルキルエーテル
サルフェートとして、ICI製Synperonic(商標)W3
/65(少量のC10を含む主にC13およびC15から成り、
アンモニウム塩の形態にある)を使用した。
【0096】粘度はHaake 粘度計を用いて20s-1のせん
断速度、25℃で測定した。
【0097】
【表13】
【0098】実施例35〜38 実施例31〜34と同様にして活性洗浄剤の量の異なる
液体洗浄剤組成物を調製した。実施例30〜34と同じ
アルキルエーテルサルフェートを使用した。これら組成
物中には、少量のJaguar HP 60(置換モル度が0.60もし
くはそれ以下のヒドロキシプロピルグアー)を配合し
た。組成物35と組成物32とを比較すると、ポリマーを0.
075 %配合すると粘度が128cP から221cP に上昇するこ
とが明らかである。
【0099】組成物37および38の場合、使用したポリマ
ーの量が極めて少なかったので粘度上昇は顕著でなかっ
たが、せん断速度が極めて低いときの流動性に対する効
果はみられた。ポリマー量を0.02%以上にすると粘度に
対する効果が確認された。
【0100】
【表14】
【0101】実施例39 前記した本発明組成物5を、実施例35〜38で使用し
たヒドロキシプロピルグアーのJaguar HP 60を用いて粘
稠化させた。ポリマーを配合していない組成物5の、25
℃、せん断速度26.5s-1でHaake 粘度計で測定した粘度
は30cPであったのに対して、ポリマーを使用したときの
粘度は次の通りであった。
【0102】 ポリマーの溶解性に問題はなかった。置換(モル)度
の少ない Jaguar HP8 の場合には組成物5にほんの僅か
しか溶解(膨潤)しなかったが、未置換グアーのMeyhal
l製 Meyproguar CSA 200/50(商標)や Lucas Meyer製
Emulgum SP 600の場合には全く溶解しなかった。
【0103】実施例40 組成物5を、ポリエチレンオキサイドポリマーの Polyo
x WSR 301 で粘稠化させた。0.5 %の量ではポリマーは
完全に溶解し、得られた粘稠化組成物の25℃,26.5s-1
における Haake粘度は80cPであった。この種のポリマー
を使用する場合には、所望の粘度を得るのにヒドロキシ
プロピルグアーのときよりも明らかにより多くの量が必
要であった。
【0104】比較実施例 英国特許公開第2,140,027 号明細書に記載されているポ
リマーを下記する。これらのポリマーを、粘稠化剤とし
て組成物5の中に直接配合した場合ポリマーは十分に溶
解しないことが知見された。
【0105】
【表15】
【0106】実施例41 本発明の好ましい方法で配合させた高分子量ヒドロキシ
エチルセルロースで粘稠化させた組成物25と類似の組成
物を調製した。
【0107】 41 ジアルキルスルホスクシネート 36.5 アルキルエーテルサルフェート 18.5 Empilan LDE 9.0 香料 0.6 Natrosol 250 HHBR 0.35 エタノール 14.5 水 20.55 エタノール/水 0.71 平均モル置換度が2.5 の高分子量ヒドロキシエチルセル
ロースであるNatrosol250 HHBR を、計算量(20.55
部、活性洗浄剤原料および工業用変性酒精中に既に存在
する水を控除した量)の水の中に溶解させた。濃水酸化
ナトリウム溶液1滴を溶解促進のために添加した。ポリ
マーは水と接触すると膨潤し、粘性の高いゲル状溶液と
なった。
【0108】次いで、計算量の工業用酒精を添加すると
粘度は急速に低下した。アルキルエーテルサルフェート
とラウリンジエタノールアミドを十分攪拌しながら混合
させた。80%活性分ペースト状のジアルキルスルホスク
シネートを攪拌しながら添加した。攪拌をさらに15〜20
分間継続させた。最後に香料を添加した。
【0109】組成物は、室温で安定な均質液体の形態に
あり、25℃,20s-1のせん断速度での Haake粘度は411c
P であった。
【0110】比較のために、ポリマーを含まない以外は
同一の組成物を混合により調製した。この組成物は、室
温で澄明な等方性液体であり、粘度は28cPであった。ポ
リマーを直接添加して粘度を上昇させようと試みたが、
ポリマーを殆んど溶解しなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キヤリー・ジエイムズ・ウオルシユ イギリス国、マージーサイド、ウオーラ シ、ウエスト ボーン・ロード・2 (72)発明者 ピーター・ウインターボザム イギリス国、マージーサイド、ウイラル、 ベビントン、スピタル、ポウルトン・ロイ ド・ドライヴ・169

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に、 (a) [i] スルホコハク酸のC3 〜C12ジアルキル
    エステル(アルキル基は同一でも異っていてもよい)の
    水溶性塩、および[ii] C10〜C18アルキルエーテル
    サルフェートを、 [ii] に対する [i] の重量比が4:
    1〜 0.5:1であるように含む活性洗浄剤60〜80重量
    %、 (b) C2 〜C3 の1価もしくは多価アルコール、 (c) 尿素12重量%以下、および (d) 残部水および少量成分、からなり、 水に対するアルコール(b) の重量比は活性洗浄剤の総量
    に依存する臨界値rを超える値であり、それ以下では相
    分離が起ることを特徴とする均質な発泡性液体洗浄剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 活性洗浄剤が更に、組成物の全量に対し
    て15重量%を超えない量の非イオン性洗浄剤を含むこと
    を特徴とする請求項1の組成物。
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