JPH06311845A - 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法 - Google Patents

複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法

Info

Publication number
JPH06311845A
JPH06311845A JP5104729A JP10472993A JPH06311845A JP H06311845 A JPH06311845 A JP H06311845A JP 5104729 A JP5104729 A JP 5104729A JP 10472993 A JP10472993 A JP 10472993A JP H06311845 A JPH06311845 A JP H06311845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fats
oils
fatty acid
fat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5104729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3471848B2 (ja
Inventor
Hidenori Ogata
英徳 尾方
Toru Kajimura
徹 梶村
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Hiroshi Arakawa
浩 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14388593&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06311845(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP10472993A priority Critical patent/JP3471848B2/ja
Publication of JPH06311845A publication Critical patent/JPH06311845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3471848B2 publication Critical patent/JP3471848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】クッキー、ビスケット等の焼き菓子類やナッツ
類等と、チョコレート、クリーム類等とを組み合わせた
複合菓子において、流通過程や保存中における油脂のマ
イグレーション及びそれによって生じる焼き菓子類の白
色化現象、チョコレート類の軟化、ブルーム現象を抑制
し得る、焼き菓子練込用油脂、スプレー用油脂、チョコ
レート用油脂、及びクリーム用油脂等に適した油脂組成
物及びこの油脂組成物を使用した複合菓子類の製造方法
を提供すること。 【構成】複合菓子用油脂組成物は、親油性のポリグリセ
リン脂肪酸エステル及び(又は)親油性のショ糖脂肪酸
エステルを含有し、且つこれらポリグリセリン脂肪酸エ
ステル及びショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸のう
ち、2個以上が炭素数18以上の飽和脂肪酸であり、油
脂のSFC値が20℃で20以上、30℃で7以上、4
0℃で5以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合菓子用油脂組成物及
び複合菓子の製造方法、更に詳しくは、クッキー、ビス
ケット等の焼き菓子類やナッツ類等と、チョコレート、
クリーム類等とを組み合わせた複合菓子において、流通
過程や保存中における油脂のマイグレーション及びそれ
によって生じる焼き菓子類の白色化現象、チョコレート
類の軟化、ブルーム現象を抑制し得る、焼き菓子練込用
油脂、スプレー用油脂、チョコレート用油脂、及びクリ
ーム用油脂等に適した油脂組成物及びこの油脂組成物を
使用した複合菓子類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、クッキー、ビスケット等の焼
き菓子類やナッツ類等と、チョコレート、クリーム類等
とを組み合わせた複合菓子においては、流通過程や保存
中に、焼き菓子類の表面が白い粉をふき斑点状になる白
色化現象がしばしば発生し、また、チョコレートの軟
化、ブルーム現象を伴う場合があり、この様な現象を生
じると、商品価値が著しく低下する。この様な現象のメ
カニズムは、未だ明確には解明されていないが、複合菓
子に使用されている、各油脂製品間中の油分中の特定成
分のマイグレーションとそれに伴う油脂結晶の成長によ
って引き起こされるものと推定されている。
【0003】従来このような現象を抑制するための方法
として、次の様な提案がなされている。特公昭61−4
7491号公報には、ビスケット中の油脂の構成脂肪酸
中のトランス酸含量が30%以上で特定の固体脂含量を
有し、且つ、該油脂の固体脂含量とチョコレート中の油
脂の固体脂含量との差が20℃で35%以下である油脂
が記載されている。特開昭64−60325号公報に
は、必須成分として、魚硬化油を20%以上と、SFI
値が20℃で50%以上、30℃で30%以上である植
物性油脂を20%以上含有した油脂組成物であって、該
油脂組成物のSFI値が20℃で30〜55%、30℃
で10〜30%、40℃で5%以下の油脂組成物が記載
されている。特開平4−66045号公報には、80℃
で溶解した後、30℃に移して60分後のSFC値が1
5以上であり、且つ、30℃に移して60分後のSFC
値が、前記24時間後のSFC値に対して70%以上で
あることを特徴とする油脂組成物が記載されている。特
開昭63−126457号公報には、トリグリセリドを
構成する3個の脂肪酸の残基の内、少なくとも1個が炭
素数20〜24の飽和脂肪酸である2飽和1不飽和型混
酸基トリグリセリドを10%以上含有する油脂及び該油
脂を使用した複合菓子類の製造方法が記載されている。
【0004】また、特開昭57−206328号公報及
び特開昭57−208939号公報には、本発明の油脂
組成物と組成が類似した油脂組成物が提案されている
が、該公報等には本発明における油脂のマイグレーショ
ン抑制機能については全く触れられておらず、油脂の選
択についても特に記載されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した種々の提案に
おいては、固体脂量を増やしたり、油脂の固化速度を調
整したり、トランス酸や特定の油脂を一定量使用するこ
とにより、油脂結晶を微細化する方法が採られている
が、いずれの方法も、それらの効果は、温度等の環境因
子に依存する部分が多く、十分なものではないのが現状
である。。
【0006】更に、上述の提案においては、焼き菓子練
込用油脂の機能による油脂のマイグレーション抑制方
法、効果についてのみ記載されており、チョコレート
用、クリーム用、スプレー用油脂の機能による油脂の移
行抑制方法や効果については全く触れられていなかっ
た。
【0007】従って、本発明の目的は、クッキー、ビス
ケット等の焼き菓子類やナッツ類等と、チョコレート、
クリーム類等とを組み合わせた複合菓子において、流通
過程や保存中における油脂のマイグレーション及びそれ
によって生じる焼き菓子類の白色化現象、チョコレート
類の軟化、ブルーム現象を抑制し得る、焼き菓子練込用
油脂、スプレー用油脂、チョコレート用油脂及びクリー
ム用油脂等に適した油脂組成物及び該油脂組成物を使用
した複合菓子の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、微細でネットワーク構造を形成し且つ、
温度変化等の環境因子に対し極めて安定な油脂結晶を、
瞬時に生成させることによって油脂のマイグレーション
が抑制されるであろうという考えに至った。そして、こ
の考えに基づいて更に種々検討した結果、特定の油脂組
成物を複合菓子用油脂として使用することにより、油脂
中のトランス酸含量や、特定の油脂配合に影響されるこ
となく、複合菓子に使用する各油脂製品間中の油分中の
特定成分のマイグレーションとそれに伴う油脂結晶の成
長を抑制し得ることを知見した。本発明は、上記知見に
基づいてなされたもので、親油性のポリグリセリン脂肪
酸エステル及び(又は)親油性のショ糖脂肪酸エステル
を含有し、且つこれらポリグリセリン脂肪酸エステル及
びショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸のうち、2個
以上が炭素数18以上の飽和脂肪酸であり、油脂のSF
C値が20℃で20以上、30℃で7以上、40℃で5
以下であることを特徴とする複合菓子用油脂組成物を提
供することにより上記目的を達成したものである。ま
た、本発明は、小麦粉、油脂、砂糖及び水を主原料とし
た焼き菓子類やナッツ類等を、チョコレート又はクリー
ム類中に埋没させるか、又は上記焼き菓子類にチョコレ
ートやクリーム類をエンロービングサンド若しくは注入
して得られる複合菓子類の製造に際して、本発明の上記
油脂組成物を使用することを特徴とする複合菓子の製造
方法を提供するものである。
【0009】上記ポリグリセリン脂肪酸エステル及び
(又は)ショ糖脂肪酸エステルを含有する本発明の油脂
組成物は、微細でネットワーク構造を形成し且つ温度変
化等の環境因子に対し極めて安定な油脂結晶を瞬時に形
成させ、そのことにより、油脂のマイグレーション及び
ブルーム抑制効果を有するものであり、従来から提案さ
れていた、トランス酸含量や特定の油脂配合に影響され
ることなく、より広い範囲で利用可能である。
【0010】また、本発明の油脂組成物における油脂
は、上記SFC値を有する油脂でなければ、良好なマイ
グレーション及びブルーム抑制効果をもつことができな
い。例えば、SFC値が20℃で20以上、30℃で7
以上でないと複合菓子製造時に油脂が一定の硬さを保つ
ことができず、液状部の油脂の急激なマイグレーション
を抑制することができなくなる。また、SFC値が40
℃で5以下でないと、口溶けが悪くなり食品として不適
当となる。
【0011】以下、本発明の油脂組成物について詳述す
る。本発明に用いられるポリグリセリン脂肪酸エステル
及びショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸は、2個以
上が炭素数18以上の飽和脂肪酸であれば良く、例えば
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等を挙げることが
できるが、特にこれらに限定されるものではない。構成
脂肪酸が炭素数18以上の飽和脂肪酸である、親油性の
ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステ
ルのHLBは、好ましくは6以下であり、HLBが7以
上では、微細で温度変化等の環境因子に対して極めて安
定な油脂結晶を、瞬時に生成させることが困難となり、
好ましくない。
【0012】尚、ポリグリセリン脂肪酸エステルやショ
糖脂肪酸エステルのエステル結合の結合数、ポリグリセ
リン脂肪酸エステルの重合度は、特に限定されるもので
はない。
【0013】本発明の油脂組成物に使用可能な油脂は、
食用油脂でSFC値が20℃で20以上、30℃で7以
上、40℃で5以下のものであれば良く、例えば、大豆
油、菜種油、パーム油、コーン油、米油、魚油、牛脂、
豚脂、ココアバター、及びこれらの水素添加油脂、或い
はこれらの分別油脂、エステル交換油脂等の単独、もし
くは混合油を挙げることができる。
【0014】本発明に使用するポリグリセリン脂肪酸エ
ステル及び(又は)ショ糖脂肪酸エステルの好ましい含
有量は、油脂全体に対して0.01〜10.00重量
%、より好ましくは0.1〜5.0重量%である。
【0015】本発明の油脂組成物には、本発明の目的の
範囲内で所望により上記成分以外の成分、例えば、上記
以外の乳化剤、食用油脂、呈味物質等を配合することも
可能である。本発明の油脂組成物は、通常、マーガリ
ン、ショートニング、スプレーオイル、チョコレート、
クリームの状態で使用される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の複合菓子用油脂組成物及び複
合菓子の製造方法の実施例を比較例と共に挙げて更に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】<実施例1>パーム水素添加油(融点36
℃)85.2重量部、菜種白絞油14.1重量部、レシ
チン0.5重量部、及びヘキサグリセリンペンタステア
レート(HLB4)0.2重量部からなる練込用油脂
(トランス酸含量13.6%、混合油脂のSFC値が2
0℃で35、30℃で14、40℃で1)を製造した
後、該練込用油脂を使用し、以下の配合で常法によりク
ッキーを製造した。 ・薄力粉 100 部 ・練込用油脂 50 部 ・砂糖 40 部 ・水 15 部 ・全卵 10 部 ・脱脂粉乳 2 部 ・食塩 0.5部 ・重曹 0.5部 以上の配合で製造したクッキーを、重量で3倍量のチョ
コレート(ココアバター35%含有)中に表面が見える
程度に埋没させ、20℃/28℃(12時間/12時
間)のサイクルで放置テストを行った。その結果を〔表
1〕に示す。 <実施例2>綿実水素添加油(融点36℃)40重量
部、パーム水素添加油44.7重量部、大豆白絞油1
3.8重量部、レシチン0.5重量部、ヘキサグリセリ
ントリステアレート(HLB3)0.5重量部、及びシ
ョ糖ステアリン酸ポリエステル(HLB1)0.5重量
部からなる練込用油脂(トランス酸含量23.5%、混
合油脂のSFC値が20℃で32、30℃で14、40
℃で2)を製造した後、該練込用油脂を使用し、実施例
1と同様にしてクッキーを製造し、実施例1と同様の放
置テストを行った。その結果を〔表1〕に示す。 <実施例3>菜種水素添加油(融点36℃)83重量
部、大豆白絞油12重量部、レシチン0.5重量部、及
びショ糖ステアリン酸ポリエステル(HLB1以下)
4.5重量部からなる練込用油脂(トランス酸含量4
2.6%、混合油脂のSFC値が20℃で39、30℃
で13、40℃で2)を製造した後、該練込用油脂を使
用し、実施例1と同様にしてクッキーを製造し、実施例
1と同様の放置テストを行った。その結果を〔表1〕に
示す。 <比較例1>大豆水素添加油(融点36℃)85.5重
量部、大豆白絞油14重量部、及びレシチン0.5重量
部からなる練込用油脂(トランス酸含量39.1%、混
合油脂のSFC値が20℃で41、30℃で16、40
℃で0)を製造した後、該練込用油脂を使用し、実施例
1と同様にしてクッキーを製造し、実施例1と同様の放
置テストを行った。その結果を〔表1〕に示す。 <比較例2>パーム水素添加油(融点36℃)78.5
重量部、大豆白絞油10.0重量部、レシチン0.5重
量部、及びショ糖ステアリン酸エステル(HLB1)1
1.0重量部からなる練込用油脂(トランス酸含量13
%、混合油脂のSFC値が20℃で32、30℃で1
3、40℃で1)を製造した後、該練込用油脂を使用
し、実施例1と同様にしてクッキーを製造し、実施例1
と同様の放置テストを行った。その結果を〔表1〕に示
す。
【0018】<実施例4>パーム水素添加油(融点36
℃)99重量部、及びヘキサグリセリンペンタステアレ
ート(HLB2)2重量部からなるスプレー油(トラン
ス酸含量15.8%、混合油脂のSFC値が20℃で4
0、30℃で16、40℃で1)を製造した後、以下の
配合で常法により製造したビスケットに、該スプレー油
5%(対重量)をスプレーした。 ・薄力粉 100 部 ・練込用油脂 14 部 ・砂糖 25 部 ・水 24 部 ・全卵 26 部 ・重曹 1.5部 ・香料 0.5部 以上の配合で製造したビスケットを、重量で3倍量のチ
ョコレート(ココアバター35%含有)中に表面が見え
る程度に埋没させ、20℃/28℃(12時間/12時
間)のサイクルで放置テストを行った。その結果を〔表
2〕に示す。 <比較例3>パーム水素添加油(融点36℃)100重
量部からなるスプレー油(トランス酸含量16%、混合
油脂のSFC値が20℃で40、30℃で16、40℃
で1)を製造した後、実施例4と同様にして製造したビ
スケットに、該スプレー油5%(対重量)をスプレー
し、実施例4と同様の放置テストを行った。その結果を
〔表2〕に示す。
【0019】<実施例5>ココアバター97重量部、及
びデカグリセリンデカステアレート(HLB3)3重量
部からなるのチョコレート用油脂(混合油脂のSFC値
が20℃で73、30℃で39、40℃で0)を製造し
た後、該チョコレート用油脂を使用し、以下の配合で常
法によりチョコレートを製造した。 ・カカオマス 18.8部 ・砂糖 34.7部 ・全脂粉乳 19.5部 ・チョコレート用油脂 25.6部 ・レシチン 0.3部 ・香料 0.2部 以上の配合で製造したチョコレートと、実施例1で使用
したクッキーとを使用し、実施例1と同様の放置テスト
を行った。その結果を〔表3〕に示す。 <比較例4>ココアバターをチョコレート用油脂(油脂
のSFC値が20℃で73、30℃で39、40℃で
0)として使用して、チョコレートを製造した後、実施
例5と同様の、放置テストを行った。その結果を〔表
3〕に示す。
【0020】
【表1】 表1の結果から明らかな様に、比較例1のクッキーは、
クッキー表面状態は全面が白色化し、且つ油分の移行率
も高いが、実施例1、2、3のクッキーは、クッキー表
面状態は良好であり且つクッキー中の油分の移行率も低
かった。また、比較例2のクッキー表面状態は良好であ
り且つクッキー中の油分の移行率も低いが、乳化剤臭が
して、食品として適当ではなかった。
【表2】 表2の結果から明らかな様に、実施例4のビスケット
は、比較例3のビスケットと比較して、ビスケット表面
状態は良好であり且つビスケット中の油分の移行率も低
かった。
【表3】 表3の結果から明らかな様に、実施例5のチョコレート
は、比較例4のチョコレートと比較して、チョコレート
中の油分の増加率が低かった。
【0021】
【発明の効果】本発明の複合菓子用油脂組成物は、クッ
キー、ビスケット等の焼き菓子類やナッツ類等と、チョ
コレート、クリーム類等とを組み合わせた複合菓子にお
いて、流通過程や保存中における油脂のマイグレーショ
ン及びそれによって生じる焼き菓子類の白色化現象、チ
ョコレート類の軟化、ブルーム現象を抑制し得るもの
で、焼き菓子練込用油脂、スプレー用油脂、チョコレー
ト用油脂、及びクリーム用油脂等に適しており、本発明
の複合菓子類の製造方法によれば、上記の種々の現象の
抑制された複合菓子類を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 浩 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親油性のポリグリセリン脂肪酸エステル
    及び(又は)親油性のショ糖脂肪酸エステルを含有し、
    且つこれらポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂
    肪酸エステルを構成する脂肪酸のうち、2個以上が炭素
    数18以上の飽和脂肪酸であり、油脂のSFC値が20
    ℃で20以上、30℃で7以上、40℃で5以下である
    ことを特徴とする複合菓子用油脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリグリセリン脂肪酸エステル及び(又
    は)ショ糖脂肪酸エステルの含有量が、0.01〜1
    0.00重量%であることを特徴とする請求項1記載の
    油脂組成物。
  3. 【請求項3】 小麦粉、油脂、砂糖、及び水を主原料と
    した焼き菓子類やナッツ類等を、チョコレート又はクリ
    ーム類中に埋没させるか、又は上記焼き菓子類にチョコ
    レートやクリーム類をエンロービングサンド若しくは注
    入して得られる複合菓子類の製造に際して、請求項1記
    載の油脂組成物を使用することを特徴とする複合菓子の
    製造方法。
JP10472993A 1993-04-30 1993-04-30 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法 Expired - Lifetime JP3471848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10472993A JP3471848B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10472993A JP3471848B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06311845A true JPH06311845A (ja) 1994-11-08
JP3471848B2 JP3471848B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=14388593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10472993A Expired - Lifetime JP3471848B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3471848B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038097A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Asahi Denka Kogyo Kk ロールイン用油脂組成物
JP2005054092A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd 油脂の染み出し抑制剤
JP2006225559A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Adeka Corp 油脂組成物
WO2008143223A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Fuji Oil Company, Limited スプレー用油脂組成物およびこれを用いた焼き菓子の製造方法
JP2010521145A (ja) * 2007-03-16 2010-06-24 カーギル インコーポレイテッド 改良されたチョコレート組成物
JP2010207196A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Morinaga & Co Ltd 含気チョコレート及び焼成含気チョコレート並びにそれらの製造方法
JP2011087485A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Meiji Seika Kaisha Ltd ファットブルームが防止された複合油性菓子
JP2012152113A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Adeka Corp コーティング用油脂組成物
WO2013065726A1 (ja) 2011-11-02 2013-05-10 不二製油株式会社 油脂組成物、チョコレート及び複合菓子
JP2016144434A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 理研ビタミン株式会社 マイグレーション抑制剤
JP2016195571A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 植田製油株式会社 可塑性油脂組成物
JP2019176778A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社明治 保存性が向上したナッツの製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038097A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Asahi Denka Kogyo Kk ロールイン用油脂組成物
JP2005054092A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd 油脂の染み出し抑制剤
JP2006225559A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Adeka Corp 油脂組成物
JP2010521145A (ja) * 2007-03-16 2010-06-24 カーギル インコーポレイテッド 改良されたチョコレート組成物
WO2008143223A1 (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Fuji Oil Company, Limited スプレー用油脂組成物およびこれを用いた焼き菓子の製造方法
JP2010207196A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Morinaga & Co Ltd 含気チョコレート及び焼成含気チョコレート並びにそれらの製造方法
JP2011087485A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Meiji Seika Kaisha Ltd ファットブルームが防止された複合油性菓子
JP2012152113A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Adeka Corp コーティング用油脂組成物
WO2013065726A1 (ja) 2011-11-02 2013-05-10 不二製油株式会社 油脂組成物、チョコレート及び複合菓子
US8865246B2 (en) 2011-11-02 2014-10-21 Fuji Oil Company Limited Oil or fat composition, chocolate and combined confectionery
JP2016144434A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 理研ビタミン株式会社 マイグレーション抑制剤
JP2016195571A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 植田製油株式会社 可塑性油脂組成物
JP2019176778A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社明治 保存性が向上したナッツの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3471848B2 (ja) 2003-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2014174B1 (en) Glyceride composition for use as coating fat
JP5758377B2 (ja) 油脂組成物及び該油脂組成物を使ったチョコレート製品
CA2693608C (en) Composition comprising triglycerides
US5385744A (en) Chocolate-encapsulated fillings
JP2008245577A (ja) 油脂組成物で被覆された菓子又はパンの製造法。
JP3611655B2 (ja) 油脂組成物及びその製造方法並びに該油脂組成物を用いて製造された焼き菓子類
JP3471848B2 (ja) 複合菓子用油脂組成物及び複合菓子の製造方法
JP6113942B1 (ja) 油性食品
JP3844513B2 (ja) 製菓用油脂組成物及びその製造方法
MXPA03000799A (es) Productos alimenticios que contienen emulsificantes de alto punto de fusion.
WO2019176963A1 (ja) ココアバター相溶性向上剤およびその製造方法、並びに、ノーテンパリング型チョコレート及びそれを含む食品
JP3461062B2 (ja) 製菓用油脂組成物及び菓子類の製造方法
JP6606992B2 (ja) 焼菓子練り込み用油脂組成物
JP3618616B2 (ja) 油脂組成物含有複合菓子
WO2017057131A1 (ja) 油性食品
WO2019194081A1 (ja) ソフトチョコレート
JP2019054750A (ja) 被覆チョコレート用油脂組成物
JP7294958B2 (ja) ラウリン系油脂低含有ノーテンパリング型チョコレート及びそれを含む食品
EP3145317B1 (en) Fat composition
US20060088652A1 (en) Composition and coated bakery products
JP7098963B2 (ja) バタークリーム用油中水型乳化油脂組成物
JP3638361B2 (ja) 冷菓用油脂組成物及びそれを用いた冷菓食品
CN114072003A (zh) 巧克力
JP2020065545A (ja) 低温ブルーム耐性に優れた複合菓子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term