JPH06311685A - 回転電機のフレーム - Google Patents
回転電機のフレームInfo
- Publication number
- JPH06311685A JPH06311685A JP9288293A JP9288293A JPH06311685A JP H06311685 A JPH06311685 A JP H06311685A JP 9288293 A JP9288293 A JP 9288293A JP 9288293 A JP9288293 A JP 9288293A JP H06311685 A JPH06311685 A JP H06311685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- electric machine
- rotary electric
- bones
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転電機の特性を低下させることなく騒音振
動を低減し得る回転電機のフレームを提供することを目
的とする。 【構成】 回転電機のフレーム本体１２の内周面に、所
定間隔をおいて複数個配設され、それぞれが軸方向に伸
びて固定子を支えるように構成した回転電機のフレーム
において、フレーム骨１１にスキュー角θをもたせると
ともに、このスキュー角θが、回転子及び固定子のうち
溝数の少ないものの周方向で隣接する溝に跨がるような
角度にすることによりフレーム骨１１に伝わる径方向電
磁力の高調波成分が互いに打消し合い、フレーム本体１
２に生じる膜振動を低減するようにしたものである。
動を低減し得る回転電機のフレームを提供することを目
的とする。 【構成】 回転電機のフレーム本体１２の内周面に、所
定間隔をおいて複数個配設され、それぞれが軸方向に伸
びて固定子を支えるように構成した回転電機のフレーム
において、フレーム骨１１にスキュー角θをもたせると
ともに、このスキュー角θが、回転子及び固定子のうち
溝数の少ないものの周方向で隣接する溝に跨がるような
角度にすることによりフレーム骨１１に伝わる径方向電
磁力の高調波成分が互いに打消し合い、フレーム本体１
２に生じる膜振動を低減するようにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機のフレームに関
し、特にフレーム本体の内周面に、固定子を支える軸方
向に伸びるフレーム骨を有するものに適用して有用なも
のである。
し、特にフレーム本体の内周面に、固定子を支える軸方
向に伸びるフレーム骨を有するものに適用して有用なも
のである。
【０００２】
【従来の技術】回転電機の中には、円筒状のフレーム本
体の内周面に配設したフレーム骨を介して固定子を支持
するように構成したものがある。
体の内周面に配設したフレーム骨を介して固定子を支持
するように構成したものがある。
【０００３】図３（ａ），（ｂ）は、この種の従来技術
に係る回転電機のフレームを示す横断面図及び縦断面図
である。両図に示すように、フレーム骨１は、円筒状の
フレーム本体２の軸方向に伸びるとともに、周方向に関
し所定間隔をおいてフレーム本体２の内周面の複数箇所
に配設してある。このとき、フレーム骨１は、図４の展
開図に示すように、このフレーム本体２の軸方向と同一
平面内において平行、すなわち、図３に示す固定子３に
コイル４を収納するために軸方向に亘り形成した溝（ス
ロット）と同方向に配設してある。
に係る回転電機のフレームを示す横断面図及び縦断面図
である。両図に示すように、フレーム骨１は、円筒状の
フレーム本体２の軸方向に伸びるとともに、周方向に関
し所定間隔をおいてフレーム本体２の内周面の複数箇所
に配設してある。このとき、フレーム骨１は、図４の展
開図に示すように、このフレーム本体２の軸方向と同一
平面内において平行、すなわち、図３に示す固定子３に
コイル４を収納するために軸方向に亘り形成した溝（ス
ロット）と同方向に配設してある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きフレームを
有する回転電機においては、ギャップ部に発生した径方
向電磁力が固定子鉄心歯部、さらにフレーム骨１に伝わ
り、この結果フレーム本体２の膜振動となって振動騒音
を生起するという問題がある。
有する回転電機においては、ギャップ部に発生した径方
向電磁力が固定子鉄心歯部、さらにフレーム骨１に伝わ
り、この結果フレーム本体２の膜振動となって振動騒音
を生起するという問題がある。
【０００５】電磁騒音を低減する手段としては、固定
子、回転子の溝数の組合せ変更や、スロットスキューを
施す手段が有効であるが、前者はトルクの減少、後者は
効率の低下を生起するという問題がある。
子、回転子の溝数の組合せ変更や、スロットスキューを
施す手段が有効であるが、前者はトルクの減少、後者は
効率の低下を生起するという問題がある。
【０００６】本発明は、上記従来技術に鑑み、回転電機
の特性を低下させることなく騒音振動を低減し得る回転
電機のフレームを提供することを目的とする。
の特性を低下させることなく騒音振動を低減し得る回転
電機のフレームを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、円筒状のフレーム本体の軸方向に伸びるフ
レーム骨を、周方向に関する複数箇所に配設するととも
に、これらのフレーム骨を介して固定子を支えるように
構成した回転電機のフレームにおいて、固定子の溝数及
び回転子の溝数のうち少ない溝数を有するものの周方向
で隣接する溝に跨がるような角度に、前記フレーム骨
を、前記溝の方向に対して傾斜させたことを特徴とす
る。
明の構成は、円筒状のフレーム本体の軸方向に伸びるフ
レーム骨を、周方向に関する複数箇所に配設するととも
に、これらのフレーム骨を介して固定子を支えるように
構成した回転電機のフレームにおいて、固定子の溝数及
び回転子の溝数のうち少ない溝数を有するものの周方向
で隣接する溝に跨がるような角度に、前記フレーム骨
を、前記溝の方向に対して傾斜させたことを特徴とす
る。
【０００８】
【作用】上記構成の本発明によれば、フレーム骨に伝わ
る径方向電磁力の高調波成分が互いに打消し合い、フレ
ーム本体に生じる膜振動が減少する結果、振動騒音が低
減される。
る径方向電磁力の高調波成分が互いに打消し合い、フレ
ーム本体に生じる膜振動が減少する結果、振動騒音が低
減される。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
【００１０】図１は本発明の第１の実施例に係るフレー
ムを示す展開図である。同図に示すように、本実施例に
おけるフレーム本体１２のフレーム骨１１は、フレーム
本体１２の軸方向に伸びるとともに、この軸方向と同一
平面内で平行な方向（図中のｙ軸方向）に対し、スキュ
ー角θだけ傾斜させてある。このスキュー角θは、固定
子の溝数及び回転子の溝数のうち少ない溝数を有するも
のの周方向で隣接する溝にフレーム骨１１が跨がるよう
な角度とする。このとき、回転子及び固定子の溝は、軸
方向と同一平面内で平行な方向に伸びる構成、すなわち
スキュー角を有しない構成として本実施例に係るフレー
ムを有する回転電機の電気的特性を良好に確保してい
る。
ムを示す展開図である。同図に示すように、本実施例に
おけるフレーム本体１２のフレーム骨１１は、フレーム
本体１２の軸方向に伸びるとともに、この軸方向と同一
平面内で平行な方向（図中のｙ軸方向）に対し、スキュ
ー角θだけ傾斜させてある。このスキュー角θは、固定
子の溝数及び回転子の溝数のうち少ない溝数を有するも
のの周方向で隣接する溝にフレーム骨１１が跨がるよう
な角度とする。このとき、回転子及び固定子の溝は、軸
方向と同一平面内で平行な方向に伸びる構成、すなわち
スキュー角を有しない構成として本実施例に係るフレー
ムを有する回転電機の電気的特性を良好に確保してい
る。
【００１１】上記フレーム本体１２は、上述の如くスキ
ュー角θを有するフレーム骨１１をその周方向に所定の
間隔をおいて複数個配設して構成したものである。
ュー角θを有するフレーム骨１１をその周方向に所定の
間隔をおいて複数個配設して構成したものである。
【００１２】図２は本発明の第２の実施例に係るフレー
ムを示す展開図である。同図に示すように、フレーム骨
２１は、フレーム本体１２の周方向に関しスキュー角θ
1 ，θ2 が交互に逆方向に同角度だけ傾斜するように配
設してもよい。この場合のスキュー角θ1 ，θ2 も第１
の実施例と同様の条件を充足するものとする。
ムを示す展開図である。同図に示すように、フレーム骨
２１は、フレーム本体１２の周方向に関しスキュー角θ
1 ，θ2 が交互に逆方向に同角度だけ傾斜するように配
設してもよい。この場合のスキュー角θ1 ，θ2 も第１
の実施例と同様の条件を充足するものとする。
【００１３】上述の如き第１及び第２の実施例によれ
ば、フレーム骨１１，２１をスキューすることにより、
フレーム骨１１，２１に伝わる径方向電磁力の高調波成
分が互いに打消し合い、フレーム本体１２に生じる膜振
動が減少する。この結果騒音も低減される。
ば、フレーム骨１１，２１をスキューすることにより、
フレーム骨１１，２１に伝わる径方向電磁力の高調波成
分が互いに打消し合い、フレーム本体１２に生じる膜振
動が減少する。この結果騒音も低減される。
【００１４】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、フレーム骨にスキュー角をもた
せることでフレーム本体の膜振動を低減することができ
るので、回転電機の本来の特性を損なうことなく騒音を
低減することができる。
うに、本発明によれば、フレーム骨にスキュー角をもた
せることでフレーム本体の膜振動を低減することができ
るので、回転電機の本来の特性を損なうことなく騒音を
低減することができる。
【図１】本発明の第１の実施例を示す展開図である。
【図２】本発明の第２の実施例を示す展開図である。
【図３】従来技術に係るフレームを示す横断面図（ａ）
及び縦断面図（ｂ）である。
及び縦断面図（ｂ）である。
【図４】従来技術に係るフレームを示す展開図である。
【符号の説明】 １１，２１ フレーム骨 １２ フレーム本体
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状のフレーム本体の軸方向に伸びる
フレーム骨を、周方向に関する複数箇所に配設するとと
もに、これらのフレーム骨を介して固定子を支えるよう
に構成した回転電機のフレームにおいて、 固定子の溝数及び回転子の溝数のうち少ない溝数を有す
るものの周方向で隣接する溝に跨がるような角度に、前
記フレーム骨を、前記溝の方向に対して傾斜させたこと
を特徴とする回転電機のフレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288293A JPH06311685A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 回転電機のフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9288293A JPH06311685A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 回転電機のフレーム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06311685A true JPH06311685A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14066829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9288293A Withdrawn JPH06311685A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 回転電機のフレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06311685A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006087418A1 (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-24 | Abb Oy | Support in a stator |
| JP2011250690A (ja) * | 2011-08-03 | 2011-12-08 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP9288293A patent/JPH06311685A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006087418A1 (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-24 | Abb Oy | Support in a stator |
| US7812494B2 (en) | 2005-02-17 | 2010-10-12 | Abb Oy | Support in a stator |
| JP2011250690A (ja) * | 2011-08-03 | 2011-12-08 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |