JPH0630900A - 角膜の光学特性の表示方法 - Google Patents

角膜の光学特性の表示方法

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JPH0630900A
JPH0630900A JP4207030A JP20703092A JPH0630900A JP H0630900 A JPH0630900 A JP H0630900A JP 4207030 A JP4207030 A JP 4207030A JP 20703092 A JP20703092 A JP 20703092A JP H0630900 A JPH0630900 A JP H0630900A
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cornea
matrix
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map
diopter
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Kimiya Shimizu
公也 清水
Shunichi Tanaka
俊一 田中
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    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/50ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for simulation or modelling of medical disorders

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手術後の複数の症例について乱視傾向と手術
手法との関係を視覚的に表示し、経時的な乱視傾向を視
覚的に表示し解析を容易にする。 【構成】 条件の異なる複数の角膜について複数のディ
オプタのデータ行列を作成し、これら複数のデータ行列
の各成分に関しそれぞれの算術平均値を算出して一の平
均値行列を作成し、この平均値行列と前記複数のデータ
行列を用いて各成分についてそれぞれの標準偏差値を算
出して一の標準偏差値行列を作成し、これら平均値行列
と標準偏差値行列と角膜マップ上の対応位置に、各成分
の算術平均値や標準偏差値に関連したカラーパレットや
図形パターンで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角膜手術後における
角膜の光学特性の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】角膜の屈折力即ち各部の焦点距離は、全
域で一様ではないために、乱視が発生する。屈折力は焦
点距離fの逆数1/f(ディオプタ)で表現する。角膜
トポグラフィーでは患者毎に角膜の微小な点(領域)に
おける屈折力をカラーコード表示、3次元立体表示等で
表現されている。従来の角膜トポグラフィーは多数の患
者群の手術後の視力回復傾向や特定患者の経時的な視力
回復状況を評価したり、表現するには充分ではなかっ
た。また眼科のインターン医学生に手術後の説明をする
資料としても不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
従来の不足分を補うためになされたもので、一群の患者
について角膜の光学特性を2次元的に表現し、多数の患
者群の手術後の視力回復傾向の評価や特定患者の経時的
な視力回復状況を分かり易く表現するとともに、眼科の
インターン医学生に手術後の説明をする有効な教育資料
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、凸状で3次
元形状の角膜を一定形式の座標系に従って複数の微小領
域に分割して角膜マップを設定し、これら複数の各微小
領域に対応した複数の成分からなる疑似の2次元位置行
列を設定し、微小領域について角膜解析装置により光学
特性を測定し、位置行列の各成分対応のデータ行列を作
成し、これらデータ行列を角膜マップ上の対応位置に、
各データ値に関連したカラーパレットや図形パターンで
表示する角膜の光学特性の表示方法において、条件の異
なる複数の角膜について複数のデータ行列を作成し、こ
れら複数のデータ行列の各成分に関しそれぞれの算術平
均値を算出して一の平均値行列を作成し、この平均値行
列と複数のデータ行列を用いて、各成分についてそれぞ
れの標準偏差値を算出して一の標準偏差値行列を作成
し、これら平均値行列と標準偏差値行列とを角膜マップ
上の対応位置に、各成分の標準偏差値に関連したカラー
パレットや図形パターンでそれぞれ表示するようにし
た。
【0005】
【作用】角膜マップ上に角膜の光学特性について、カラ
ーパレットで示す全体的な算術平均値の分布図が得られ
る。角膜手術を受けた患者群と正常視人々について算術
平均値の分布図を作成し、被手術者の算術平均値の分布
図と正常者の算術平均値の分布図とを比較検討すること
により、手術手法の評価や手術手法の改良に大いに有効
となる。さらに算術平均値の分布図での評価や比較は、
患者やその家族への説明や研修医への教材として利用で
きる。また、算術平均値の分布が正常値に近く、一見安
定した値を示していても、微小領域各データが算術平均
値の回りにまとまっているのか、逆に離散しているのか
の判断を調べるために、標準偏差値行列の分布図を利用
する。また、手術後一定期間毎に同一群患者について、
角膜マップ上に算術平均値行列の分布図と標準偏差値行
列の分布図を作成し、経時的に乱視傾向の変化を係数化
して評価でする。
【0006】
【実施例】以下この発明を図面に従って説明する。 図
1はこの発明が実施されるデータ処理装置のハードウェ
アの全体ブロック構成を示し、中央演算装置のCPU1
には表示装置のCRT2、プリンターのPRT3、キー
ボード4、駆動装置5、角膜解析装置7が接続されてい
る。駆動装置5は磁気記録装置のハ−ドディスク8やフ
ロッピ−ディスク9を駆動し、データ処理装置の計算機
には演算プログラム6がフロッピ−ディスク9等を介し
てロードされる。演算プログラム6は行列の定義や行列
の各成分要素の算術平均値や標準偏差値を計算するプロ
グラムが含まれている。また、角膜解析装置7は凝視用
モニター13と光源10とレンズL1、L2と測定器1
1と増幅器12とから構成されている。
【0007】図2は人間の目の構造を示し、眼球20は
直径が23ミリ〜24ミリで内部には硝子体21が充填
されている。目の一番表面の部分が透明角膜22で、そ
の後に紅彩23と瞳孔24とがあり、続いて水晶体25
がある。水晶体25は毛様体27、チン小帯28の張力
により厚みが変更される。また瞳孔24を通った光は眼
球20の内側の網膜29上に像を結ぶ。空気の屈折率
1.0に対して角膜22の屈折率は1.38であり、か
つ角膜22は突状になっているので、入射光は屈折され
て網膜29上に結像する。角膜22の屈折だけでは外界
の任意の位置にある物を見るには屈折率が対応できない
ので、水晶体25の厚みを調整して、焦点距離を合わせ
正確に網膜29上に結像するようにしている。
【0008】角膜22は老齢化や外傷により曇り、曇る
と光りが乱反射したり、光りが水晶体25に入射しなく
なるので、手術を行い角膜22はの再生が行われる。
【0009】図3は角膜22を正面Zから見て仮想的に
作成した角膜マップの図である、眼球の正面の真下を基
準Zにして中心Oからの距離(半径)rと基線lからの
角度Qの角座標によって微小な点(正確には小面積)p
の集合として角膜マップを表す。例えば距離rを半径の
1/16刻みとし、角度Qを1度毎に分割すると、角膜
22は内側の円環A11から外側の円環A16,360までの微
小な点pの集合で表現できる。角膜マップの設定方法は
他の座標形式で行うことも可能である。さて、これら微
小な点pを添え字の小さいものから順に並べると表1の
ように表現できる。
【0010】表1ではA1,1 からA16,360 は順番に並ん
でいるが、実際には図3に示すように中心から外周に向
う年輪型になっている。このような極座標によるの区分
法は最近では頻繁に使用される一般的なものである。上
記分割によると、1個の角膜22は次の表2のように、
16X360=5760個の微小な点pからなる位置行
列を形成することになる。 また、表1の微小な点A1,1 からA16,360までの各成分
は360行16列の行列[Aij]として表現される。
【0011】このような角膜の各微小な点pについて光
学特性を図1の角膜解析装置を使用して、1患者の角膜
について5760箇所について測定する。光学特性は屈
折力即ち焦点距離に対応する特性であって、ここでは各
微小な点pについて焦点距離を測定する。各測定値は5
760個について、デジタル変換されてCPU1により
RAMに取り込まれる。次に、CPU1は演算プログラ
ム6の逆数演算プログラムに従い各焦点距離の逆数のデ
ィオプタを求め、得られた各ディオプタをハードディス
ク8に格納する。角膜22の各微小な点pの焦点距離は
ほぼ網膜29の近傍になっているので、焦点fは眼球半
径の前後23mm〜24mm,即ちM(メートル)単位
では0.023〜0.024で、その逆数(焦点距離f
の逆数1/f)のディオプタは、1/0.024〜1/
0.023だから41〜44となる。ディオプタ値は一
定であるほど正常で、ばらつきが大きいほど乱視傾向に
あると考えられる。角膜手術後の第1患者について計測
された測定値から得たディオプタ値は表3の5760個
のデータからなる測定カルテとして定義し、ハードディ
スク8に格納する。表3のデータは単に例示的な値であ
り、測定カルテはデータ行列と定義する。 角膜手術を受けた他の患者についても同様な測定を行
い、N人についての測定カルテを形成し、複数の測定カ
ルテが集合して図4のようなカルテファイル31が形成
される。
【0012】同一の微小な点pについて焦点距離fが複
数得られる場合があり、いわゆる標本数が1個に限られ
ない場合がある。即ち第1患者の角膜の位置座標A11の
微小な点pについて焦点距離fを測定したら、0.02
3Mと0.25Mが得られた場合である。このように同
一位置成分でいくつの標本数があったかを5760点に
ついて記録し、標本数行列H[ij]と定義して、表4の
ようにハードディスク8に格納する。
【0013】また、同一位置成分でいくつの標本数があ
ったかは、患者毎に異なるので表4の標本数行列H[i
j]もカルテファイル31と同様に患者毎に測定し記録
する。図4のカルテファイル31の各値、成分データは
表1、2内の各要素、即ち角膜の各微小な点pの位置行
列[Aij]の各成分(要素)の一データを表し、これを
データ行列のディオプタ値行列[Dij]と定義する。N
人の患者についてのカルテファイル31はN個のディオ
プタ値行列[Dij]となり、行列[Dij]がハードディ
スク8に格納される。
【0014】次に、N個のデータ行列[Dij]の各成分
について、CPU1はそれぞれの算術平均値ΣDij/N
を算出し、表5に示す1個の平均値行列を作成する。 表5では算術平均値ΣDij/Nを計算式の形式で各成分
毎に示したが、ディオプタ平均値行列Σ[Dij/N]は
表3のような数値となってハードディスク8に格納され
ている。
【0015】次に、N個の標本数行列H[ij]の各成分
について、CPU1はそれぞれの算術平均値ΣHij/N
を算出し、表6に示す1個の標本平均行列Σ[Hij/
N]を作成する。 表6では算術平均値ΣHij/Nを計算式の形式で各成分
毎に示したが、標本平均行列Σ[Hij/N]は表4のよ
うな数値となってハードディスク8に格納されている。
【0016】次に、CPU1はディオプタの平均値行列
Σ[Dij/N]を図3の角膜マップ上にカラーパレット
で図5のように表現し、CRT3にカラー表示させる。
図5において、平均ディオプタ値41をカラーコード
A、平均ディオプタ値42をカラーコードB、平均ディ
オプタ値43をカラーコードC、平均ディオプタ値44
をカラーコードD、平均ディオプタ値45をカラーコー
ドE・・・等のように異なる色で表示する。ここでは平
均ディオプタ値を説明上簡単に整数値で示したが、4
1.1、41.2・・・等細かく区別して、カラーパレ
ットの数を増やすこともできる。かくして、図3の角膜
マップ上に図5に示す全体的な平均ディオプタ分布図が
得られる。図5では図面記載を半分省略してカラーパレ
ットを示したが、角膜マップ全域に分布図を作る。次
に、CPU1は、各患者毎の標本数行列H[ij]と、あ
る群についての標本平均行列を、図3の角膜マップ上に
カラーパレットで表示し、図5の平均ディオプタ分布図
ように、標本数分布図と標本平均分布図を表現できる。
【0017】角膜手術を受けた患者群に行ったように、
同様な測定カルテを正常で視力平均1.0の人々につい
ても実施し、正常者についての全体的な平均ディオプタ
分布図を作成する。かくして患者群の全体的な平均ディ
オプタ分布図を図6の(a)、正常者群の全体的な平均
ディオプタ分布図を図6の(b)が得られたとする。被
手術者の平均ディオプタ分布図(a)と正常者の平均デ
ィオプタ分布図(b)を比較検討することにより、手術
手法の評価や手術手法の改良に大いに有効となる。さら
に平均ディオプタ分布図での評価や比較は、患者やその
家族への説明や研修医への教材として教育上大いに有用
である。
【0018】また、手術後1日後の一群の患者につい
て、手術後1週間後の一群の患者について、手術後1か
月後の一群の患者について、手術後3か月後の一群の患
者等について、各群毎の平均ディオプタ分布図を作成
し、経時的に乱視傾向の変化を係数化して手術効果の評
価もできる。次に、平均値が41、40、41、42、
・・・43等であって正常値に近く、一見安定した値を
示していても、角膜内の微小な点pの各値が平均値の回
りにまとまっているのか、即ち最大値と最小値が接近し
ているのか、または最大値と最小値が離散しているのか
の判断はできない。そこで平均ディオプタの離散状況を
調べるために、標準偏差値行列を作成する。即ち、患者
数NのN個の位置行列[Aij]の5760個の各成分に
ついて、CPU1はそれぞれの標準偏差値Sijを算出
し、表7に示す1個の標準偏差値行列[Sij]を作成
する。
【0019】この表7の作成方法を詳しく説明する。こ
こで、異なる患者の角膜マップ上の同位置の微小な点p
の第i番目について、第1の患者のディオプタ値をD1
i、 第2の患者のディオプタ値をD2i、 第3の患者のデ
ィオプタ値をD3i、 ・・・第Nの患者のディオプタ値を
Dniとし、 同位置の微小な点pについて算術平均ΣDni
/N=gi を算出する。N人の角膜マップ上の第i番目
の微小な点pの構成成分はN個あり、個々人の同一の微
小な点pの変量をディオプタ値D1i、D2i、D3i・・・
Dniとすると、各変量と平均値giとの偏差の2乗を加
えた下記の変動または偏差平方和を作成する。
【0020】 Sa=( D1i- gi)2+ (D2i- gi)2+ (D3i- gi)2 ・・・+(Dni- gi)2 この変動Sa をN個で割り平均をとって下記の分散を作
成する。 Sb=Sa/N= ((D1i- gi)2+ (D2i- gi)2+ (D3i- gi)2 ・・+(Dni- gi)2)/N この分散Sb の平方根を取って下記の標準偏差、ここで
は標準偏差値と定義しSiを得る。 標準偏差値Si= √( Sb) = √((( D1i- gi)2+ (D2i- gi)2+ (D3i- gi)2 ・・+(Dni- gi)2)/N) これは一個の成分についての標準偏差値だから、位置行
列[Aij]の5760個の成分については一般式では、
標準偏差値行列[Sij]と定義する。また、N人の患
者を対象にして、Nページのカルテファイル31から算
術平均値ΣDNi/N=gi をそれぞれ5760個算出す
る。表5の平均値行列Σ[Dij/N]をこの5760個
のgi値として使用できる。
【0021】説明を明確にするために、別表現をする
と、位置行列[Aij]の各成分について、N人を対象に
して、CPU1は上記標準偏差値Si= √( Sb)式にそ
れぞれのディオプタ値をD1i、D2i、D3i・・・Dniっ
と平均値giを代入し、値標準偏差値Siを算出する。
同様に5760個の成分について、値標準偏差値Siを
算出し、纏めて表7に示す1個の標準偏差値[Sij]
行列を作成する。表7の標準偏差値[Sij]行列は数
値データとなってハードディスク8に格納される。
【0022】次に、CPU1は、図3の角膜マップ上に
ディオプタの標準偏差値[Sij]行列の各成分値を図
7に示すカラーパレトで表現し、CRT3にカラー表示
させる。図7において、標準偏差値[Sij]行列の成
分値が0.5の領域をカラーコードA、成分値が1.0
の領域をカラーコードB、成分値が2.5の領域をカラ
ーコードC、成分値が3.05の領域をカラーコード
D、成分値が4.0の領域ををカラーコードE・・・等
のように表示する。ここでは平均標準偏差値[Sij]
行列の各成分値を説明上簡単に0.5幅値で示したが、
0.25、0.5、0.75、1.0・・等細かく区別
して、カラーパレットの数を増やしてもよい。カラーパ
レトに替えて点や斜線による図形パターンで表示しても
よい。かくして角膜マップ上に図7の全体的な標準偏差
値[Sij]行列の各成分値の分布図が得られる。
【0023】手術を受けた患者に行ったような同様な測
定カルテを正常で視力平均1.0の人々についても実施
し、正常者についても全体的な標準偏差値[Sij]行
列の対応分布図を作成する。図6(a)、(b)と同様
に、被手術者の標準偏差値[Sij]行列の対応分布図
と正常者の標準偏差値[Sij]行列の対応分布図を比
較検討することにより手術手法の評価ができる。また対
応分布図を比較検討してに研修医への教育が有効に行わ
れる。また、手術後1日後の一群の患者について、手術
後1週間後の一群の患者について、手術後1か月後の一
群の患者について、手術後3か月後の一群の患者等につ
いて標準偏差値[Sij]行列の対応分布図を作成し、
経時的に乱視傾向の変化を係数化して評価できる。
【0024】図8は、これまでに述べたカラーパレット
kのカラーコードに、標本(平均)数nとディオプタ平
均値mと標準偏差値SDとを関連付けて表にしたものを
示し、予め設定したものをハードディスク8に記録して
おく。図8の関連表は組み合わせはいろいろ変化できる
し、読み出し命令により、CRT2に表示できる。図9
はCRT2に表示した標本数(平均)分布図、平均ディ
オプタ値分布図、標準偏差値分布図である。図9(a)
は図3の角膜マップ上に、図8における標本(平均)数
がn=2である微小の点pの集合を、該当カラーコード
で塗り潰して示した標本数(平均)分布図である。図9
(b)は図3の角膜マップ上に、図8のディオプタ平均
値がm=41である微小の点pの集合を、該当カラーコ
ードで塗り潰して示した平均ディオプタ値分布図であ
る。
【0025】図9(c)は図3の角膜マップ上に、図8
の標準偏差値がSD=2である微小の点pの集合を、該
当カラーコードで塗り潰して示した標準偏差値[Si
j]行列の各成分値分布図である。さらに、手術手法の
異なる2つの群を比較して、標本(平均)数nとディオ
プタ平均値mと標準偏差値SDとにより、2つの群のど
の領域が有意な差がある領域かをカラーコード化するこ
ともできる。ハードディスク8にある標本数(平均)、
平均ディオプタ値、標準偏差は表示形式をいろいろ編集
して各種形態で表示できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、条件の異なる複数の角膜について複数のデータ行列
を作成し、これら複数のデータ行列の各成分に関しそれ
ぞれの算術平均値を算出して一の平均値行列を作成し、
この平均値行列を角膜マップ上の対応位置に、各成分の
平均値に関連したカラーパレットや図形パターンで表示
し、また平均値行列と複数のデータ行列とを用いて各成
分についてそれぞれの標準偏差値を算出して一の標準偏
差値行列を作成し、この標準偏差値行列を角膜マップ上
の対応位置に、各成分の標準偏差値に関連したカラーパ
レットや図形パターンで表示するようにしたので、手術
後の一群の患者等について、経時的に乱視傾向の変化を
係数化して評価できる。正常者と被手術者の各成分値分
布図を比較検討することにより、手術手法の評価ができ
る。また多数の患者群の手術後の視力回復傾向の評価や
特定患者の経時的な視力回復状況を分かり易く表現でき
る。また、インターン医学生に手術後の説明をする有効
な教育資料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるデータ処理装置のブロッ
ク図である。
【図2】この発明が適応される人間の眼球の構成を示す
図である。
【図3】この発明の角膜マップの構成示す図である。
【図4】この発明のカルテファイルを示す図である。
【図5】この発明の平均値行列をカラーパレットを用い
て示す分布図である。
【図6】この発明の被手術者と正常者の平均値行列の分
布図を比較して示す図である。
【図7】この発明の標準偏差値をカラーパレットを用い
て示す分布図である。
【図8】この発明のカラーコードに標本(平均)数とデ
ィオプタ平均値と標準偏差値とを関連付けて表にした図
である。
【図9】この発明の標本数(平均)分布図、平均ディオ
プタ値分布図、標準偏差分布図を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 CRT 3 プリンター 4 キーボード 5 駆動装置 6 基本プログラム 7 角膜解析装置 8 ハードデスク 9 フロッピーデスク 10 光源 11 測定器 12 増幅器 13 モニター 31 カルテファイル L1、L2 レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元形状の角膜を一定形式の座標系に
    従って複数の微小領域に分割して角膜マップを設定し、
    これら複数の各微小領域に対応した複数の成分からなる
    疑似の2次元位置行列を設定し、前記微小領域について
    角膜解析装置により光学特性を測定し、前記位置行列の
    各成分対応のデータ行列を作成し、これらデータ行列を
    前記角膜マップ上の対応位置に、各データ値に関連した
    カラーパレットや図形パターンで表示する角膜の光学特
    性の表示方法において、 条件の異なる複数の角膜について複数の前記データ行列
    を作成し、これら複数のデータ行列の各成分に関しそれ
    ぞれの算術平均値を算出して一の平均値行列を作成し、
    この平均値行列を前記角膜マップ上の対応位置に、各成
    分の平均値に関連したカラーパレットや図形パターンで
    表示することを特徴とする角膜の光学特性の表示方法。
  2. 【請求項2】 3次元形状の角膜を一定形式の座標系に
    従って複数の微小領域に分割して角膜マップを設定し、
    これら複数の各微小領域に対応した複数の成分からなる
    疑似の2次元位置行列を設定し、前記微小領域について
    角膜解析装置により光学特性を測定し、前記位置行列の
    各成分対応のデータ行列を作成し、これらデータ行列を
    前記角膜マップ上の対応位置に、各データ値に関連した
    カラーパレットや図形パターンで表示する角膜の光学特
    性の表示方法において、 条件の異なる複数の角膜について複数の前記データ行列
    を作成し、これら複数のデータ行列の各成分に関しそれ
    ぞれの算術平均値を算出して一の平均値行列を作成し、
    この平均値行列と前記複数のデータ行列を用いて各成分
    についてそれぞれの標準偏差値を算出して一の標準偏差
    値行列を作成し、この標準偏差値行列を前記角膜マップ
    上の対応位置に、各成分の標準偏差値に関連したカラー
    パレットや図形パターンで表示することを特徴とする角
    膜の光学特性の表示方法。
JP4207030A 1992-07-13 1992-07-13 角膜の光学特性の表示方法 Pending JPH0630900A (ja)

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JP4207030A JPH0630900A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 角膜の光学特性の表示方法
US08/088,023 US5357294A (en) 1992-07-13 1993-07-09 Method for displaying optical properties of corneas

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