JPH06307828A - 部品検査装置及びその装置を用いた検査方法 - Google Patents

部品検査装置及びその装置を用いた検査方法

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JPH06307828A
JPH06307828A JP9796793A JP9796793A JPH06307828A JP H06307828 A JPH06307828 A JP H06307828A JP 9796793 A JP9796793 A JP 9796793A JP 9796793 A JP9796793 A JP 9796793A JP H06307828 A JPH06307828 A JP H06307828A
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JP9796793A
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Yutaka Makishima
豊 巻島
Kazunori Ishii
和紀 石井
Takayuki Onuma
孝行 大沼
Hiroaki Ito
博昭 伊藤
Mitsuo Yoshikawa
光男 吉川
Takayuki Kameyama
孝之 亀山
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワッシャーの検査装置で、異種ワッシャー及
び、不良ワッシャー等を検査し異種ワッシャー及び、不
良ワッシャーを自動的に排出するものである。 【構成】 本発明は、パーツフィーダ11内に投入され
たワッシャー2を傾斜トラック12より検査部Aに送
り、CCDカメラ13と画像処理装置14を用いて外形
形状の検査を行い異種ワッシャー及び、不良ワッシャー
を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板形状部品又はブロ
ック形状部品(以下、特に区別する必要のないときは、
「平板形状部品」という)の外形形状検査、色検査、文
字検査を行い異種サイズ及び異種形状、異種メッキ、文
字有無等の、製造工程及び、工程間搬送時等で混入した
異種平板形状部品及び不良平板形状部品を自動的に排除
する平板形状部品の検査装置及びその検査装置を用いた
検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、異種平板形状部品を検査
する場合、例えば、図12(図13は、図12のR−R
断面図,図14は、図13のQ矢視図を示す)に示され
ているように、パーツフィーダ121により、平板形状
部品3を傾斜トラック122上を搬送し、傾斜トラック
122に設けた1次元ラインセンサ123を用いて、平
板形状部品の外径寸法を検査し、ロータリーアクチュエ
ータ124を用いて良品を良品排出箱125に、不良品
を不良品排出箱126に分類排出していた。また、1次
元ラインセンサ123の手前の傾斜トラック122の途
中に図15に示されているように、山形形状の分離ゲー
ト127からなる分離部を設け、平板形状部品3を分離
し平板形状部品3が隣接しないように1次元ラインセン
サ123に供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の平板形
状部品の検査装置及びその検査方法では、下記の課題が
あった。 1)一次元ラインセンサ123を使用しているため外形
形状等を検査する場合、検査部へ平板形状部品を供給す
る際、分離部を設ける必要があり、分離部の異種平板形
状部品を詰まらずに分離するための分離ゲートの形状の
決定が困難であり、分離部で平板形状部品詰まりが起
き、検査装置を止めることが多かった。
【0004】2)一次元ラインセンサ123を使用して
いるため外形形状等を検査する場合、搬送中の振動や平
板形状部品の関係で滑りを起こした場合に搬送速度のば
らつきがでて、一次元ラインセンサ123上を平板形状
部品が通過する速度に変化を生じるため誤判定する事が
あった。
【0005】3)一次元ラインセンサ123を使用して
いるため形状等を検査する場合、平板形状部品が一定姿
勢で一次元ラインセンサ123を通過しないと形状検査
ができなかった。 4)一次元ラインセンサ123を使用しているため平板
形状部品表面の色及び文字等の検査ができなかった。
【0006】5)平板形状部品の厚み方向の形状及び
色、文字等の検査ができなかった。 6)良品及び不良品の排出を傾斜トラックの終端部に設
けた分類排出機構により分類排出するため、良品と不良
品の排出方向が搬送方向と同一のため分類排出機構の故
障や不良品落下時の落下方向の変化により、不良品が良
品に混入することがあった。 という欠点を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、平板形状部品の検査部への平板形状部品
の供給方法については、パーツフィーダ上で整列させ検
査部へ供給搬送する際、平板形状部品を傾斜トラックに
て供給し、検査部では、傾斜トラック部の材質を実質的
透光体にし、平板形状部品を供給し、撮像装置にCCD
カメラを用いて、実質的透光体の傾斜トラック部を挟み
CCDカメラと対向した位置に照明装置を設け、照明装
置から照射し、実質的透光体を通った光により生じる斜
面トラックにより供給される平板形状部品の像をCCD
カメラを用いて撮像し、解析する画像処理装置を設け
た。
【0008】また、前記CCDカメラとCCDカメラ側
から落射する照明を設け、落射照明によりCCDカメラ
を用いて平板形状部品の表面を撮像し、色、文字等を解
析する構成とした。また、前記供給方法を用いて、検査
部に平板形状部品の厚み方向にCCDカメラを設け、C
CDカメラとCCDカメラ側から落射する照明を設け、
落射照明によりCCDカメラを用いて平板形状部品の外
形形状、表面を撮像し、平板形状部品の厚み方向の形
状、寸法、色、文字等を解析する構成とした。
【0009】また、良品排出部は、傾斜トラックの下方
向から検査部品の搬送方向に約直角方向に向けたエアー
ノズルを設た。また、エアーノズルから吹き出すエアー
は、画像処理装置の判定により制御される電磁弁を設け
エアーチューブにてエアーノズルに接続される構成とし
た。
【0010】
【作用】上記のような構成により、平板形状部品の検査
部への供給方法については、パーツフィーダー上で整列
させ、検査部へ供給搬送する際、形状、寸法が変わって
も装置の取り換えによる調整等を必要とせず、また、本
発明の装置では、平板形状部品の外形を拘束しないため
搬送時の詰まりもなく、異種平板形状部品でも、安定し
た検査部への平板形状部品の供給が可能となり、装置を
簡素化することもでき、長時間無人稼動運転することが
できる。また、検査部では、平板形状部品の隣りどうし
が接触した状態でも分離を必要とせず、平板形状部品の
全体の外形形状、及び寸法を認識し判別することができ
る。また、良品排出部では、前記供給方式により検査部
に供給され前記検査方式により良品と判定された良品平
板形状部品をエアーにより傾斜トラック上から約直角方
向の外へ吹き飛ばすことにより、電磁弁の故障等により
エアーが不足又は遮断されても不良品が良品に混入する
こと無く選別排出することができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明における図7のような内歯付き
ワッシャー(以下、特に区別する必要のないときは「ワ
ッシャー」という)の供給を傾斜トラック搬送方式を用
いたワッシャー検査装置全体を示す平面図である。図2
は、図1のJ−J断面図、図3は、図1の検査部Aの拡
大図を示す。パーツフィーダ11内に投入されたワッシ
ャー2をパーツフィーダ11内で傾斜を付けた姿勢に整
列させる傾斜トラック12にワッシャー2を搬送させる
方法で供給搬送をする。その搬送途中に検査部Aを設
け、CCDカメラ13で、平面的に見たワッシャー2の
外形形状の画像を取り込み、画像処理装置14内で画像
の解析、認識をし、ワッシャー2を平面的に見た外形形
状、寸法の判別を行う。
【0012】また、ワッシャー2の厚み方向にもCCD
カメラ21を配置し、厚み、凹凸等の形状差を同時に検
査し、その結果により不良ワッシャー及び、異種ワッシ
ャーを自動的に排出するようにした。図4は、図1のE
−E断面図で傾斜トラック12の断面形状であり、パー
ツフィーダ11内に投入されたワッシャー2は、傾斜ト
ラック12により搬送される。また、検査部AにCCD
カメラを使用することにより、ワッシャー2を分離搬送
するための分離ゲートやワッシャー2を一定姿勢で搬送
するための姿勢変換ゲートを必要とせず、傾斜トラック
12の断面の寸法を一定にすることができるため、詰ま
りが起きずにワッシャー2を搬送できる。
【0013】この装置は、異なる外径、内径、歯数等の
ワッシャーを上記のように、パーツフィーダ11内に
て、傾斜トラック12による搬送によって、傾斜姿勢搬
送することにより、多種類のワッシャーを供給する装置
として使用でき、ワッシャー2の姿勢を一定姿勢にする
ための姿勢変換ゲート及び分離ゲートを必要とせず、検
査でき、詰まりを無くしたことを特徴とするワッシャー
2の供給装置である。
【0014】ワッシャー2を傾斜トラックの上に搬送さ
せ、搬送中に検査を行うため、次のような工夫をしてい
る。第一に、傾斜トラック搬送は、ワッシャー2を50度
の傾きで搬送し、搬送中に検査を行い検査後そのままの
姿勢で不良品排出口15まで搬送する。検査部Aでは、
ワッシャー2に対してCCDカメラを2台持ち、CCD
カメラ13の向きが、ワッシャー2の平面方向に配置さ
れ、面発光照明16は、ワッシャー2を中間にし、CC
Dカメラ13に対向して配置され、検査部Aもまた、傾
斜トラック搬送にし、検査ポイントの傾斜トラック12
の面にくり貫きを有するところに、強化ガラス22を取
付け、面発光照明16の光を透過させ、ワッシャー2の
像がCCDカメラ13に撮像される。また、一台のCC
Dカメラ21とリング照明23を落射照明とし、ワッシ
ャー2の厚み方向に配置することにより、厚み、凹凸を
検査できる。また、他の実施例としては、検査部を図5
のように、CCDカラーカメラ51と照明をCCDカラ
ーカメラ51側から落射するリング照明52で構成する
ことにより、ワッシャー2の表面の色判別、あるいは、
文字認識等が可能となり、様々な用途に応じて使用でき
る。
【0015】第二には、排出方法については、図6(図
1のK−K断面の詳細図)のように、検査部Aで画像処
理装置14によって、判定されたワッシャーを良品のみ
エアーノズル17で吹き飛ばし良品排出ポケット18へ
排出し、良品排出箱19(図1参照)に排出する方法を
とっている。また、画像処理装置14が不良ワッシャー
及び、異種ワッシャーと判定した場合は、エアーノズル
17のエアーを止め、傾斜トラック12により不良品排
出口15まで搬送され、不良品排出箱20(図1参照)
に排出される。この場合、検査部Aで画像を取り込み画
像処理装置14が不良ワッシャー及び、異種ワッシャー
と判定し、エアーノズル17のエアーを止めるまでに、
時間差があるために検査部Aとエアーノズル17の間の
傾斜トラック12上に良品ワッシャーと不良ワッシャー
又は、異種ワッシャーが混在した状態で搬送途中にある
ため、エアーノズル17を止めている時間を不良ワッシ
ャー又は、異種ワッシャーがエアーノズル17を通過で
きるに十分な時間に設定し、不良ワッシャー又は、異種
ワッシャーとともに良品ワッシャーを不良ワッシャー又
は、異種ワッシャーの前後約1、2個を不良品排出口1
5に搬送されるようにエアーノズル17のエアーを止め
る時間を設定したことにより、不良ワッシャー又は、異
種ワッシャー単品を限定する必要が無く、エアーノズル
17のタイミングを厳密に制御する必要が無く、簡単に
不良ワッシャー又は、異種ワッシャーが良品に混入する
危険性を取り除いたものである。
【0016】また、良品ワッシャーをエアーで吹き飛ば
し、傾斜トラック12の搬送方向と約直角方向外へ排出
することで、電磁弁の故障等によりエアーが不足又は遮
断された場合でも、不良ワッシャー又は、異種ワッシャ
ーを良品排出ポケット18に排出することが無く、不良
ワッシャー又は、異種ワッシャーが混入する危険性を取
り除いたものである。
【0017】次に、画像処理装置14における検査方法
については、以下に説明する工夫を行った。 1)CCDカメラをシャッタ付きカメラとし、振動中や
搬送中でも、静止した画像を取り込めるようにした。
【0018】2)CCDカメラにより撮像するタイミン
グ信号を画像処理装置14内にもたせ、内部でのトリガ
ー信号により、1つの画像を取り込んで解析、認識した
後、すぐに次の画像を取り込むトリガー信号をCCDカ
メラに出力し、連続的に画像の取り込み、処理、検査を
行っている(内部トリガー方式という)。
【0019】3)一定姿勢でなくても、傾斜トラックに
て搬送されたワッシャーは全て判別できる。 4)CCDカメラに取り込んだ画像の中に数個のワッシ
ャーの画像が取り込まれても検査が可能なようにした。
【0020】図7は、画像処理装置が行う、ワッシャー
の外形検査項目について現した図であり、ワッシャー外
径d1、内歯内径d2、ワッシャー内径d3、内歯歯数
s、厚みh、凹凸形状の有無を検査している。また、C
CDカメラをカラーカメラにすることにより色判別、文
字判別等もできる。
【0021】図8は、実施例における画像処理装置14
内でのワッシャー2の平面方向の形状認識、判別のフロ
ーチャートであり、図9は、そのモデル図でありCCD
カメラ13の視野を視野Bで示し、図9(a)は、視野
B内にワッシャー2が2個取り込まれたようすを示し、
図9(a)中では、画素の黒部91を斜線で、画素の白
部92を白抜きで示す。以下にその一部についての処理
方法について説明する。
【0022】1)CCDカメラ13の視野B内のワッシ
ャー個数の抽出方法 CCDカメラ13により生画像を取り込み、白黒二値
化のしきい値により生画像を二値化画像に変換する(図
8ステップ801、図9(a))。 モフォロジー膨張・縮小によりノイズ93を除去する
(図8ステップ、802図9(b))。
【0023】画素の白部92で囲まれた画素の黒部9
4の数を数えワッシャーの個数nとする(図8ステップ
803、図9(b))。 2)ワッシャーの外径を求める処理方法 1)ので求めたワッシャーの数n個の画素の黒部9
4の重心を求め、ワッシャー重心aとする(図8ステッ
プ804、図9(c))。
【0024】Iを初期化する(図8ステップ80
5)。 Iとワッシャーの個数nを比較し、ワッシャーの個数
nに満たないときは、図8ステップ807を行い、ワッ
シャーの個数nに達した場合は、図8ステップ870を
行い結果を出力する(図8ステップ806)。
【0025】ワッシャー重心aを通り垂直な線ライン
1上とワッシャー外形kとの交点b、交点cを求め、そ
の交点を結んだ線分b−cの長さをワッシャー外径d1
とする(図8ステップ807、図9(d))。 ワッシャー外径d1と予め設定しておいた基準値とを
比較し、ワッシャー外径d1が基準値内の場合は、図8
ステップ809を行い、基準値外の場合は、図8ステッ
プ850へ行き不良品とする(図8ステップ808)。
【0026】3)内歯の数を求める処理方法 ワッシャー重心aを基準とし、予め設定しておいた基
準ウインドウ画面(図9(e))と論理演算(論理積)
を行い、ワッシャー外径d1を見かけ上小さくしワッシ
ャー幅tを細くし内歯を抽出し易くする(図8ステップ
809、図9(f))。
【0027】モフォロジー膨張・縮小により内歯部分
fを抽出する(図8ステップ810図9(g))。 内歯部分fの数を数え内歯歯数sとする(図8ステッ
プ811、図9(g))。
【0028】内歯歯数sと予め設定しておいた基準値
とを比較し、内歯歯数sが基準値と同一の場合は、図8
ステップ813を行い、基準値と一致しない場合は、図
8ステップ850へ行き不良品とする(図8ステップ8
12)。 内歯部分fの内歯重心gを求める(図8ステップ81
3、図9(g))。
【0029】内歯重心gとワッシャー重心aを通るラ
イン2を引き、図9(f)の画像の内歯との交点hと交
点jを求め、その交点を結んだ線分h−jの長さを内歯
内径d2とする(図8ステップ814、図9(h))。 内歯内径d2と予め設定しておいた基準値とを比較
し、内歯内径d2が基準値内の場合は、図8ステップ8
16を行い、基準値外の場合は、図8ステップ850へ
行き不良品とする(図8ステップ815)。
【0030】5)ワッシャーの内径を求める方法 ライン2を予め設定しておいた角度θを加え、ライン
2をワッシャー重心aを中心に角度θ回転させたライン
をライン3とする(図8ステップ816、図9
(j))。
【0031】ライン3と図9(f)の画像のワッシャ
ー内形との交点uと交点mを求め、その交点uと交点m
を結んだ線分u−mの長さをワッシャー内径d3とする
(図8ステップ817、図9(j))。 ワッシャー内径d2と予め設定しておいた基準値とを
比較し、ワッシャー内径d2が基準値内の場合は、図8
ステップ820を行い、基準値外の場合は、図8ステッ
プ850へ行き不良品とする(図8ステップ818)。
【0032】良品とする(図8ステップ819)。 6)視野B内のn個分のワッシャーのワッシャー外径d
1、内歯歯数s、内歯内径d2、ワッシャー内径d3を
求める方法 Iに1を加える(図8ステップ820)。
【0033】図8ステップ806から図8ステップ8
20を図8ステップ803で求めたワッシャーの数n個
分繰り返し、視野内のn個分のワッシャーのワッシャー
外径d1、内歯歯数s、内歯内径d2、ワッシャー内径
d3を求める。 7)結果を出力する。
【0034】良品、不良品の結果を出力する(図8ス
テップ870)。 外部停止信号が入力されている場合は、図8ステップ
872へ行き、入力されていない場合は、図8ステップ
801へ行き次の画像を取り込む(図8ステップ87
1)。
【0035】処理を停止する(図8ステップ87
2)。 以上で、平面方向の画像処理方法について述べた。次
に、厚み方向の画像処理方法について述べる。図10
は、ワッシャー2の厚み方向の形状認識、判別のフロー
チャートであり、図11は、そのモデル図であり、図1
1の(a)は、ワッシャー111、ワッシャー112、
ワッシャー113、ワッシャー114がCCDカメラ2
1の視野C内に取り込まれたようすを示し、画素の黒部
115を斜線で、画素の白部116を白抜きで示す。以
下にその一部についての処理方法について説明する。
【0036】1)CCDカメラ21の視野C内のワッシ
ャー2の画素データの抽出方法 CCDカメラ21により生画像を取り込み、白黒二値
化のしきい値により生画像を二値化画像に変換する(図
10ステップ1001、図11(a))。 視野Cのx軸方向に黒の画素数を加算し、x軸−画素
数グラフを求める(図10ステップ1002、図11
(b))。
【0037】2)CCDカメラ21の視野C内のワッシ
ャー2の厚みhの最大値の検査方法 nとXを初期化する(図10ステップ1003)。 X0からx軸方向へ黒の画素数を測定していく(図1
0ステップ1004、図11(c))。
【0038】予め設定した画素数の上限値と黒の画素
数の値を比較し、黒の画素数の値が上限より大きいもの
が無かった場合は、図10ステップ1006へ行き、上
限値より大きい値があった場合は、図10ステップ11
00へ行き不良品とする(図10ステップ1005)。
【0039】3)CCDカメラ21の視野C内のワッシ
ャー2の厚みhの最小値の検査方法 x0からx軸方向へ黒の画素数を測定する(図10ス
テップ1006、図11(c))。 予め設定した画素数の下限値と黒の画素数の値を比較
し、黒の画素数の値が下限値より小さい値がなかった場
合は、図10ステップ1008へ行き良品とし、下限値
より小さい値があった場合は、図10ステップ1050
へ行く(図10ステップ1007)。
【0040】下限値より小さくなった値が0であるか
を判断し、0の場合は、図10ステップ1051に行
く、0以外の場合は、図10ステップ1100へ行き不
良品とする(図10ステップ1050、図11
(C))。 nに1を加える(図10ステップ1051)。
【0041】黒の画素数が0になった場所の座標をx
1とする(図10ステップ1052、図11(C))。 x1からx軸方向に黒の画素数を測定する(図10ス
テップ1053、図11(c))。
【0042】黒の画素数が0より大きい値があるかど
うかを測定し、有る場合は、図10ステップ1055に
行く、無い場合は、図10ステップ1008へ行き良品
とする(図10ステップ1054)。 nに1を加える(図10ステップ1055)。
【0043】黒の画素数が0より大きくなった場所の
座標をx2とし、図10ステップ1006へ行き視野端
まで測定を繰り返す(図10ステップ1056)。 3)結果を出力する。 良品、不良品の結果を出力する(図10ステップ12
00)。
【0044】外部停止信号が入力されている場合図1
0ステップ1202へ行き、入力されていない場合図1
0ステップ1001へ行き次の画像を取り込む(図10
ステップ1201)。 処理を終了する(図10ステップ1202)。
【0045】上記で述べてきたように、傾斜トラックに
て搬送のできるワッシャー類の検査方法を述べてきた
が、この検査方法は、平板形状部品等(例えば、座金、
電気部品、その他加工部品等)やブロック形状部品(例
えば、ナット、ICパッケージ等)等にも応用できる。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上で説明したように、傾
斜トラックの給材方法を取って、撮像装置と、画像処理
装置を内蔵させた構成とし、良品をエアーで吹き飛ばす
方式にしたので、以下に記載する効果を有する。
【0047】 平板形状部品の色や表面形状に影響受
けず検査ができる。 従来のように平板形状部品の搬送中の振動・滑りに
よる速度変化の影響を受けずに、平板形状部品の検査が
できる。 CCDカメラを複数台配置することで、平板形状部
品の平面形状及び、寸法、色、文字及び、厚み方向の形
状及び、寸法、色文字の判別が可能である。
【0048】 すべての形状認識、判別検査を撮像装
置と画像処理装置だけで検査を行っているため、検査部
への平板形状部品の供給を分離して供給する必要がな
く、傾斜トラックの途中に分離機能が不必要なため、平
板形状部品の詰まる原因を取り除き、長時間の連続した
検査ができる。
【0049】 平板形状部品の判定後の分類をエアー
にて行い、良品を搬送トラックから吹き飛ばす方式とし
たので、不良品が良品に混入することを無くすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワッシャー検査装置の平面図である。
【図2】図1のJ−J断面図で、検査部の説明図であ
る。
【図3】図2のP矢視(CCDカメラ13から見たと
き)の図である。
【図4】図1のE−E断面図で、傾斜トラックの説明図
である。
【図5】他の実施例の検査部の断面図である。
【図6】図1のK−K断面図で、排出部の説明図であ
る。
【図7】本発明の検査項目を現したものである。
【図8】本発明の画像処理装置内に於けるワッシャーの
平面方向の処理方法のフローチャート図での説明図であ
る。
【図9】本発明の画像処理装置内に於けるワッシャーの
平面方向の処理方法のモデル図での説明図である。
【図10】本発明の画像処理装置内に於けるワッシャー
の厚み方向の処理方法のフローチャート図での説明図で
ある。
【図11】本発明の画像処理装置内に於けるワッシャー
の厚み方向の処理方法のモデル図での説明図である。
【図12】従来のワッシャー検査装置の説明図である。
【図13】図12のR−R断面図で、検査部の説明図で
ある。
【図14】図13のQ矢視図で、検査部の説明図であ
る。
【図15】従来のワッシャー検査装置に於ける供給装置
の分離ゲートの説明図である。
【符号の説明】
2、111、112、113、114 ワッシャー 3 平板形状部品 11、121 パーツフィーダ 12、122 傾斜トラック 13、21 CCDカメラ 14 画像処理装置 15 不良品排出口 16 面発光照明 17 エアーノズル 18 良品排出ポケット 19、125 良品排出箱 20、126 不良品排出箱 22 強化ガラス 23 リング照明 51 CCDカラーカメラ 52 リング照明 91、115 画素の黒部 92、116 画素の白部 93 ノイズ 94 白部で囲まれた黒部 95 ライン1 96 ライン2 97 ライン3 123 1次元ラインセンサ 124 ロータリーアクチュエータ 127 分離ゲート
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 博昭 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 (72)発明者 吉川 光男 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 (72)発明者 亀山 孝之 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給整列部、検査部及び排出部を有する
    平板形状部品又はブロック形状部品の検査装置におい
    て、前記供給整列部は、傾斜トラックを持ち、前記検査
    部は、前記傾斜トラックにより搬送された検査部品の平
    面方向を撮像する撮像装置あるいは、前記検査部品の厚
    み方向を撮像する撮像装置のうち少なくとも一方の撮像
    装置と、撮像を処理するために該撮像装置に接続された
    画像処理装置を持ち、前記画像処理装置によって得られ
    た処理画像により検査部品の形状、色等を検査、判定
    し、前記排出部は、前記画像処理装置が良品と判定した
    検査部品を排出することを特徴とする部品検査装置。
  2. 【請求項2】 傾斜トラックは、くり貫き部を有し、前
    記くり貫き部に実質的透光部材を取り付けて構成され、
    撮像装置が、照明装置からの光を実質的透光部材を通し
    て前記くり貫き部上に位置する検査部品に照射すること
    により生じる検査部品の像を、撮像することを特徴とす
    る請求項1に記載の部品検査装置。
  3. 【請求項3】 撮像装置と撮像装置側から落射する照明
    装置を持ち、該照明装置から傾斜トラック上の撮像範囲
    に位置する検査部品に光を落射することにより生じる検
    査部品の反射像の撮像手段を有することを特徴とする請
    求項1に記載する部品検査装置。
  4. 【請求項4】 画像処理装置は、撮像装置により撮像さ
    れた一つの画像を取り込み解析・認識した後、該画像処
    理装置が画像処理ソフト上から撮像装置に次の画像を取
    り込むタイミング信号を発生するタイミング信号発生手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載の部品検査
    装置。
  5. 【請求項5】 良品排出部は、傾斜トラックの下方向か
    ら検査部品の搬送方向に約直角方向に設けられ、画像処
    理装置により良品と判定された検査部品をエアーにより
    傾斜トラック上から約直角方向の外へ吹き飛ばすエアー
    ノズルを有することを特徴とする請求項1に記載の部品
    検査装置。
  6. 【請求項6】 平板形状部品又はブロック形状部品の検
    査方法において、(イ)部品供給装置から供給された検
    査部品を傾斜トラックにより整列搬送する工程と、
    (ロ)撮像装置が搬送トラック途中の搬送中の検査部品
    を撮像する工程と、(ハ)撮像した画像を個別に分離す
    る工程と、(ニ)検査部品形状、色、文字等を認識し、
    良・不良を判定する画像処理工程と、(ホ)良品と判定
    された検査部品を排出する工程と、を有することを特徴
    とする平板形状部品又はブロック形状部品の検査方法。
JP9796793A 1992-10-02 1993-04-23 部品検査装置及びその装置を用いた検査方法 Pending JPH06307828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012208107A (ja) * 2011-03-28 2012-10-25 Youngtek Electronics Corp 複数の電子素子の外観を検出するためのマルチチャンネル検出システム
KR101399287B1 (ko) * 2010-07-30 2014-05-30 주식회사 서울금속 부품 검사 장치
KR20190067440A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 두성산업주식회사 레이저를 이용한 자동 검사장치

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