JPH06306907A - 排水トラップの製造方法 - Google Patents
排水トラップの製造方法Info
- Publication number
- JPH06306907A JPH06306907A JP10246793A JP10246793A JPH06306907A JP H06306907 A JPH06306907 A JP H06306907A JP 10246793 A JP10246793 A JP 10246793A JP 10246793 A JP10246793 A JP 10246793A JP H06306907 A JPH06306907 A JP H06306907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- hot plate
- jig
- body part
- cover part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短時間で高い接着力の信頼性を得ることので
きる排水トラップの製造方法を提供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの蓋部分
及び本体部分の双方の接合部を面一にしておき、熱板を
該双方の接合部に当て溶融させ、溶融した該双方の接合
部どうしを当接させ、接合する。 【効果】 短時間で接着の作業を行うことができ、接着
力の信頼性も著しく高いものとなる。また接合部の形状
が面一である為、面一な熱板を接合部に当てるだけで良
く、複雑な形状の熱板を必要としない。
きる排水トラップの製造方法を提供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの蓋部分
及び本体部分の双方の接合部を面一にしておき、熱板を
該双方の接合部に当て溶融させ、溶融した該双方の接合
部どうしを当接させ、接合する。 【効果】 短時間で接着の作業を行うことができ、接着
力の信頼性も著しく高いものとなる。また接合部の形状
が面一である為、面一な熱板を接合部に当てるだけで良
く、複雑な形状の熱板を必要としない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は排水トラップの製造方法
に係り、特に熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの製造
方法に関する。
に係り、特に熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの製造
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性合成樹脂製の排水トラップを製
造する場合、排水トラップの構成はアンダーカット部が
あるなど複雑であるため、通常２体以上の部品を成形し
ておいてそれらを接合する方法が採用されている。通常
は、蓋部分と本体部分とを別々に成形しておき、それら
を接着剤を用いて接着させたり、スピン結合によって融
着を行ったり、超音波溶着を行ったりしていた。
造する場合、排水トラップの構成はアンダーカット部が
あるなど複雑であるため、通常２体以上の部品を成形し
ておいてそれらを接合する方法が採用されている。通常
は、蓋部分と本体部分とを別々に成形しておき、それら
を接着剤を用いて接着させたり、スピン結合によって融
着を行ったり、超音波溶着を行ったりしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱可塑性合成樹
脂製の排水トラップの製造方法において、例えば蓋部分
と本体部分の接合部分を接着剤を用いて接着する場合、
選択する接着剤の種類によって接着力の信頼性が大きく
変わってしまう。また、接合部に接着剤を塗布する作業
も多くの時間を必要としたり、接着剤を塗布した後、接
着剤がある程度硬化するまで接合部を加圧させておく必
要があるなど、作業性に難があった。
脂製の排水トラップの製造方法において、例えば蓋部分
と本体部分の接合部分を接着剤を用いて接着する場合、
選択する接着剤の種類によって接着力の信頼性が大きく
変わってしまう。また、接合部に接着剤を塗布する作業
も多くの時間を必要としたり、接着剤を塗布した後、接
着剤がある程度硬化するまで接合部を加圧させておく必
要があるなど、作業性に難があった。
【０００４】スピン結合による融着では、スピンを加え
て摩擦熱で接合部を溶融し接合させるが、接合部の形状
が円型でなければ接合が不可能であり、接合部の形状が
限定されてしまう。超音波溶着では、接合部の接着力の
信頼性が確かでない。
て摩擦熱で接合部を溶融し接合させるが、接合部の形状
が円型でなければ接合が不可能であり、接合部の形状が
限定されてしまう。超音波溶着では、接合部の接着力の
信頼性が確かでない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の排水トラップの
製造方法は、それぞれ熱可塑性樹脂製の蓋部分と本体部
分とを接合してなる熱可塑性合成樹脂製の排水トラップ
の製造方法において、該蓋部分及び本体部分の双方の接
合部を面一にしておき、該蓋部分及び本体部分の接合部
をそれぞれ熱板によって加熱して溶融状態とし、この状
態で両者を当接させて接合するようにしたことを特徴と
するものである。
製造方法は、それぞれ熱可塑性樹脂製の蓋部分と本体部
分とを接合してなる熱可塑性合成樹脂製の排水トラップ
の製造方法において、該蓋部分及び本体部分の双方の接
合部を面一にしておき、該蓋部分及び本体部分の接合部
をそれぞれ熱板によって加熱して溶融状態とし、この状
態で両者を当接させて接合するようにしたことを特徴と
するものである。
【０００６】
【作用】かかる本願の排水トラップの製造方法において
は、熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの蓋部分及び本
体部分の双方の接合部が面一になっているため、面一な
熱板を蓋部分及び本体部分の接合部に当てることで接合
部が溶融状態となり、両者を当接させて接合することが
できる。
は、熱可塑性合成樹脂製の排水トラップの蓋部分及び本
体部分の双方の接合部が面一になっているため、面一な
熱板を蓋部分及び本体部分の接合部に当てることで接合
部が溶融状態となり、両者を当接させて接合することが
できる。
【０００７】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。
る。
【０００８】第１図は本発明の実施例方法により製造さ
れた排水トラップを示す縦断面図（第２図Ｉ−Ｉ線に沿
う断面図）、第２図は本発明の実施例方法を示す分解斜
視図、第３図は本発明の製造フローを示す縦断面図であ
る。
れた排水トラップを示す縦断面図（第２図Ｉ−Ｉ線に沿
う断面図）、第２図は本発明の実施例方法を示す分解斜
視図、第３図は本発明の製造フローを示す縦断面図であ
る。
【０００９】第２図に示すように、排水トラップ１の蓋
部分２の下側外縁に設けられた面一な接合部３ａと本体
部分４の上側外縁に設けられた面一な接合部３ｂのそれ
ぞれに対し、上下面とも面一で中央部が除かれた熱板５
が当接される。これにより、該接合部３ａ、３ｂは溶融
状態となる。該接合部３ａ、３ｂが溶融状態を保ってい
る間に、該接合部３ａ、３ｂの両者を当接させて冷却
し、接合させる。
部分２の下側外縁に設けられた面一な接合部３ａと本体
部分４の上側外縁に設けられた面一な接合部３ｂのそれ
ぞれに対し、上下面とも面一で中央部が除かれた熱板５
が当接される。これにより、該接合部３ａ、３ｂは溶融
状態となる。該接合部３ａ、３ｂが溶融状態を保ってい
る間に、該接合部３ａ、３ｂの両者を当接させて冷却
し、接合させる。
【００１０】第３図（ａ）〜（ｆ）は本発明の製造方法
の詳細を示す断面図である。第３図（ａ）に示されるよ
うに、静止治具６に排水トラップ１の前記本体部分４を
保持させ、作動治具７に排水トラップ１の前記蓋部分２
を保持させる。前記本体部分４を保持した該静止治具６
と前記蓋部分２を保持した該作動治具７の間に前記熱板
５を挿入し、前記蓋部分２の該接合部３ａと前記本体部
分４の該接合部３ｂの間に該熱板５を配置する。
の詳細を示す断面図である。第３図（ａ）に示されるよ
うに、静止治具６に排水トラップ１の前記本体部分４を
保持させ、作動治具７に排水トラップ１の前記蓋部分２
を保持させる。前記本体部分４を保持した該静止治具６
と前記蓋部分２を保持した該作動治具７の間に前記熱板
５を挿入し、前記蓋部分２の該接合部３ａと前記本体部
分４の該接合部３ｂの間に該熱板５を配置する。
【００１１】次に、第３図（ｂ）に示されるように排水
トラップ１の前記蓋部分２を保持した該作動治具７を下
側の前記熱板５に移動させ、前記蓋部分２の該接合部３
ａを前記熱板５に接触させる。前記蓋部分２の該接合部
３ａを前記熱板５に接触させた際の前記熱板５に加わっ
た圧力により、前記熱板５は下側に移動し、前記熱板５
は前記本体部分４の該接合部３ｂに接触する。前記熱板
５に接触した該接合部３ａ、３ｂは接触により溶融す
る。
トラップ１の前記蓋部分２を保持した該作動治具７を下
側の前記熱板５に移動させ、前記蓋部分２の該接合部３
ａを前記熱板５に接触させる。前記蓋部分２の該接合部
３ａを前記熱板５に接触させた際の前記熱板５に加わっ
た圧力により、前記熱板５は下側に移動し、前記熱板５
は前記本体部分４の該接合部３ｂに接触する。前記熱板
５に接触した該接合部３ａ、３ｂは接触により溶融す
る。
【００１２】該接合部３ａ、３ｂの溶融が充分になった
時点で、第３図（ｃ）に示されるように、前記作動治具
７を上側の元の位置に移動させ、これにより熱板５も元
の挿入位置に戻る。該接合部３ａ、３ｂが溶融している
間に、第３図（ｄ）に示されるように前記静止治具６と
前記作動治具７の間にある前記熱板５を前記静止治具６
と前記作動治具７の間から抜き去る。
時点で、第３図（ｃ）に示されるように、前記作動治具
７を上側の元の位置に移動させ、これにより熱板５も元
の挿入位置に戻る。該接合部３ａ、３ｂが溶融している
間に、第３図（ｄ）に示されるように前記静止治具６と
前記作動治具７の間にある前記熱板５を前記静止治具６
と前記作動治具７の間から抜き去る。
【００１３】前記蓋部分２を保持した前記作動治具７
は、第３図（ｅ）に示されるように再び下側に移動し、
前記作動治具７に保持された前記蓋部分２の溶融した該
接合部３ａと前記静止治具６に保持された前記本体部分
４の溶融した該接合部３ｂが当接し、押圧される。
は、第３図（ｅ）に示されるように再び下側に移動し、
前記作動治具７に保持された前記蓋部分２の溶融した該
接合部３ａと前記静止治具６に保持された前記本体部分
４の溶融した該接合部３ｂが当接し、押圧される。
【００１４】該接合部３ａ、３ｂの溶融部が冷却し、完
全に固化した後、第３図（ｆ）に示されるように前記作
動治具７が上側に移動し、熱可塑性合成樹脂製の前記蓋
部分２と前記本体部分４が一体化し、排水トラップが完
成する。
全に固化した後、第３図（ｆ）に示されるように前記作
動治具７が上側に移動し、熱可塑性合成樹脂製の前記蓋
部分２と前記本体部分４が一体化し、排水トラップが完
成する。
【００１５】第１図の符号８は、完成された排水トラッ
プに接続された排水管を示す。
プに接続された排水管を示す。
【００１６】
【発明の効果】以上の通り、本発明の排水トラップの製
造方法によれば、熱板を接合部に当てることで接合部が
溶融状態となり、両者を当接させて接合することができ
る為、短時間で接着の作業を行うことができ、接着力の
信頼性も著しく高いものとなる。
造方法によれば、熱板を接合部に当てることで接合部が
溶融状態となり、両者を当接させて接合することができ
る為、短時間で接着の作業を行うことができ、接着力の
信頼性も著しく高いものとなる。
【００１７】また、接合部の形状が面一になっている
為、面一な熱板を接合部に当てるだけで良く、複雑な形
状の熱板を必要としない。
為、面一な熱板を接合部に当てるだけで良く、複雑な形
状の熱板を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例方法により製造された排水トラ
ップの縦断面図である。
ップの縦断面図である。
【図２】本発明の実施例方法を示す分解斜視図である。
【図３】本発明の製造フローを示す縦断面図である。
１ 排水トラップ ２ 蓋部分 ３ａ，３ｂ 接合部 ４ 本体部分 ５ 熱板 ６ 静止治具 ７ 作動治具 ８ 排水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊奈 和徳 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 古橋 弘行 愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地 株式 会社イナックス内
Claims (1)
- 【請求項１】 それぞれ熱可塑性樹脂製の蓋部分と本体
部分とを接合してなる熱可塑性合成樹脂製の排水トラッ
プの製造方法において、該蓋部分及び本体部分の双方の
接合部を面一にしておき、該蓋部分及び本体部分の接合
部をそれぞれ熱板によって加熱して溶融状態とし、この
状態で両者を当接させて接合するようにしたことを特徴
とする排水トラップの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246793A JPH06306907A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 排水トラップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10246793A JPH06306907A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 排水トラップの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306907A true JPH06306907A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14328264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10246793A Pending JPH06306907A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 排水トラップの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306907A (ja) |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10246793A patent/JPH06306907A/ja active Pending
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