JPH0630557Y2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JPH0630557Y2
JPH0630557Y2 JP1988056935U JP5693588U JPH0630557Y2 JP H0630557 Y2 JPH0630557 Y2 JP H0630557Y2 JP 1988056935 U JP1988056935 U JP 1988056935U JP 5693588 U JP5693588 U JP 5693588U JP H0630557 Y2 JPH0630557 Y2 JP H0630557Y2
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JP
Japan
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rear end
end panel
lamp
vehicle
closed cross
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JP1988056935U
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真 山内
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両の後部車体構造に関し、詳しくは、背面ド
アの開口部下方にリヤランプが配設される車両の背面ド
ア開口周縁部の剛性を向上させる技術に関する。
〔従来技術および考案の解決課題〕
従来、車両の背面にドアが設けられると共に、かかる背
面ドアの開口部下方にストップランプやウインカー等か
らなるリヤコンビネーションランプが配設される車両の
構造としては、例えば実開昭60−81173号公報に
開示されるようなものがある。
このものでは、リヤエンドパネルアウタにリヤランプの
装着部の周囲を囲むランプハウジングを形成すると共
に、このランプハウジングにリヤエンドパネルインナの
下端部を接合し、リヤエンドパネルインナとランプハウ
ジングとの間に袋状構造部(閉断面)を形成することに
より、ランプハウジング近傍部の強度向上を図ってい
る。
即ち、背面ドアが設けられる車両では、背面ドアの開口
面積を大きくすることで荷物の出し入れを容易にしたい
が、開口部面積を大きくすることは背面ドア開口部周縁
の剛性をダウンさせてしまう。そこで、背面ドア下方側
の車体を形成するリヤエンドパネルのアウタとインナと
によって閉断面を形成して車幅方向にこの閉断面を連続
させるようにしたいが、リヤランプの取付部を設ける必
要があるために車体後部のコーナー部まで連続閉断面を
形成することが困難であった。従って、上記のように、
リヤエンドパネルアウタにリヤランプの装着部の周囲を
囲むランプハウジングを形成して、このランプハウジン
グとリヤエンドパネルインナとによって閉断面が形成さ
れるようにして、リヤランプ部周囲の剛性を高めるよう
にしたものである。
しかしながら、上記構成のものでは、凹設されたランプ
ハウジングの底部にリヤエンドパネルインナの下端部を
接合する構成であるから、かかる接合部にスポット溶接
治具が挿入し難く、スポット溶接することが困難である
と共に、閉断面を形成する必要からリヤエンドパネルア
ウタを凹設してランプハウジングを形成するものである
ために、ランプハウジングの奥行き(ランプ収納部)を
充分に確保してリヤランプのレンズ位置を所期位置に設
定することが困難であるという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記のような背景に鑑みてなされたものであ
り、閉断面の連続形成によって背面ドア開口周縁の剛性
を向上させ得ると共に、加工・組立性の良い構造の後部
車体構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
上記目的達成の為、この考案に係わる車両の後部車体構
造は、車両の背面ドアの開口部下方に左右一対のリヤラ
ンプが配設される車両の後部車体構造において、前記左
右一対のリヤランプを夫々独立に支持する左右一対のラ
ンプブラケットであって、各々、ランプが取り付け支持
されるランプ支持部と、各ランプ支持部の下部に形成さ
れた下方延設部と、各ランプ支持部の内端側に形成さ
れ、対応する下方延設部側に括れると共に、略水平方向
に沿って車幅方向内方に延出する上端縁を有する括れ部
とから一体的に形成されたランプブラケットと;前記左
右一対の下方延設部の外面に両端で夫々連結されるリヤ
エンドパネルアウタと、前記左右一対の下方延設部の内
端部から前記括れ部を含んで前記ランプ支持部までの内
面に両端で夫々連結されるリヤエンドパネルインナとを
備えるリヤエンドパネルと;前記リヤエンドパネルアウ
タと前記左右一対の下方延設部との間に夫々形成された
第1の閉断面と;前記リヤエンドパネルインナとリヤエ
ンドパネルアウタとの間に形成された第2の閉断面とを
具備し、前記第1及び第2の閉断面を、前記リヤエンド
パネルインナとランプブラケットとの連結部で互いに連
続させ、この連結部において、前記リヤエンドパネルア
ウタと、前記リヤエンドパネルインナまたは前記下方延
設部とにより閉断面を構成し、この閉断面を車幅方向に
沿って二分するように、延設部材が設けられていること
を特徴としている。
以上のように構成すると、ランプブラケットの下方延設
部とリヤエンドパネルアウタとによって閉断面が形成さ
れるためにランプ周囲の剛性が向上し、また、閉断面が
ランプブラケットの下方延設部で形成される構成である
から、ランプ取付部が閉断面形状に関与せず、ランプの
取付性を確保しつつ閉断面が容易に形成される。
更に、ランプブラケットの下方延設部で形成される閉断
面と、リヤエンドパネルのアウタとインナとで形成され
る閉断面とをランプブラケットとリヤエンドパネルイン
ナとの連結部で連続させれば、車幅方向に閉断面が連続
することになって背面ドア開口部の下端部の剛性が向上
する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、本考案による後部車体構造を適用した車両の
背面ドア開口部を示す部分斜視図である。
図において、1は図示しない背面ドアの開口部であり、
車両の天井側を揺動中心とする背面ドアがかかる開口部
1を閉塞するよう構成されている。
また、前記開口部1の下方両端部にそれぞれリヤランプ
を配設すべく、リヤランプが取付られるランプブラケッ
ト2が設けられており、車両サイド部3のCピラーアウ
タ4,ランプブラケット2上方端縁,リヤエンドパネル
5等によって開口部1の下側部分が形成されている。
車両サイド部3は、第2図に示すように、リヤフェンダ
6とリヤピラーインナ7との上端縁が、上向きに凹設さ
れたCピラーアウタ4によって連結されて形成され、下
端部にはフロアサイドパネル8の側端部が連結されてい
る。フロアサイドパネル8は、階段状に屈曲されてフロ
アパネル9の両側端に連結されており、フロアパネル9
よりも一段低く形成されたフロアサイドパネル8の上方
空間は、ジャッキ収納スペース等に利用される。また、
フロアパネル9の両側下面には、車両の前後方向に延設
されるサイドメンバ10の上端部が接合される。
また、第3図に示すように、前記リヤフェンダ6とリヤ
ピラーインナ7との車体後方端の接合部には、前記リヤ
エンドパネル5の下方に配設されるクロスメンバ11の車
幅方向端部が一体に接合されている。
ここで、ランプブラケット2とリヤエンドパネル5と
は、第4図〜第9図に示すような接合関係を有してい
る。
リヤエンドパネル5の車幅中央部は、第5図に示すよう
に、リヤエンドパネルアウタ12とリヤエンドパネルイン
ナ(リヤエンドレインフォースメント)13との上下端が
それぞれ接合されて閉断面を形成しており、かかる閉断
面をその接合部を結んで2分割するようにストライカレ
インフォースメント14が一体に接合されている。
また、第4図,第6図及び第7図に示すように、リヤエ
ンドパネルアウタ12が車両の全幅に延設されるのに対
し、リヤエンドパネルインナ13はランプブラケット2の
車幅中央側の端部とラップ(連結)した後に途絶えるよ
うになっている。ここで、ランプブラケット2の車幅中
央側の端部では、第6図示のように、リヤエンドパネル
アウタ12とリヤエンドパネルインナ13とで形成される閉
断面を、ランプブラケット2の下方延設部2aが2分割
するように、ランプブラケット2の下方延設部2aがリ
ヤエンドパネルアウタ12及びリヤエンドパネルインナ13
と接合されている。そして、リヤエンドパネルインナ13
が途絶えると車幅端部では、第7図示のように、リヤエ
ンドパネルアウタ12とランプブラケット2の下方延設部
2aとによって閉断面が形成され、かかる閉断面の上方
にランプブラケット2が立設されるようになっている。
ランプブラケット2の下方延設部2aとによって閉断面
を形成するリヤエンドパネルアウタ12は、第8図示のよ
うに、車両サイド部3を形成するリヤフェンダ6の後端
部と接合される。また、リヤエンドパネルアウタ12と下
方延設部2aとによって形成される閉断面の上方に配設
されてリヤランプが取付けられるランプブラケット2の
上方部分は、第9図示のように、リヤピラーインナ7と
リヤフェンダ6との車両後端側の接合部に一体に接合さ
れている。
リヤランプは、ランプブラケット2の上方部分に開口さ
れた取付孔2bに嵌挿されて固定されるようになってい
る。
かかる構成によれば、リヤエンドパネル5の車幅中央部
分でリヤエンドパネルインナ13とリヤエンドパネルアウ
タ12とによって形成される閉断面が、ランプブラケット
2の下方延設部2aとリヤエンドパネルインナ13とのラ
ップ部を介して、リヤエンドパネルアウタ12とランプブ
ラケット2の下方延設部2aとによって形成される閉断
面に連続し、結果、車両の全幅に渡って閉断面が連続す
ることになる。従って、リヤエンドパネル5によって形
成される背面ドア開口部1の下方部分において閉断面が
連続し、開口部1の周縁部の剛性を向上させることがで
きる。また、リヤランプの取付けとは無関係なランプブ
ラケット2の下方延設部2aをリヤエンドパネルアウタ
12に接合してあるため、かかる接合部をリヤエンドパネ
ル12の後端面から車両後側に近い位置に設定でき(リヤ
エンドパネル12の後端面から奥行きの近い位置に設定で
き)、例えばスポット溶接により接合する場合に、溶接
治具を容易に接合部に移動させることができる。
更に、リヤランプが取付けられるランプブラケット2の
上方部分は、閉断面の構成要素ではないので、本実施例
のようにリヤランプの取付部を開口形状とすることがで
き、リヤランプの取付位置の設定の自由度を確保するこ
とが容易であり、また、リヤランプ取付部周囲はランプ
ブラケット2の下方延設部2aとリヤエンドパネルアウ
タ12とによって形成される閉断面で剛性が確保される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による車両の後部車体構造
によれば、ランプブラケットの下方延設部によって閉断
面が形成されるため、ランプの取付性を確保しつつ閉断
面が容易に形成されて剛性が向上する。また、ランプブ
ラケットの下方延設部で形成される閉断面と、リヤエン
ドパネルのアウタとインナとで形成される閉断面とを連
続させて車幅方向に閉断面を連続させれば、背面ドア開
口部の下端部の剛性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す車両背面部の斜視図、
第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1図のIII
−III断面図、第4図は第1図のIV方向矢視図、第5図
は第1図及び第4図のV−V断面図、第6図は第1図及
び第4図のVI−VI断面図、第7図は第1図及び第4図の
VII−VII断面図、第8図は第1図及び第4図のVIII−VI
II断面図、第9図は第1図及び第4図のIX−IX断面図で
ある。 1……開口部 2……ランプブラケット 2a……下方延設部 3……車両サイド部 5……リヤエンドパネル 6……リヤフェンダ 7……リヤピラーインナ 12……リヤエンドパネルアウタ 13……リヤエンドパネルインナ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の背面ドアの開口部下方に左右一対の
    リヤランプが配設される車両の後部車体構造において、 前記左右一対のリヤランプを夫々独立に支持する左右一
    対のランプブラケットであって、各々、ランプが取り付
    け支持されるランプ支持部と、各ランプ支持部の下部に
    形成された下方延設部と、各ランプ支持部の内端側に形
    成され、対応する下方延設部側に括れると共に、略水平
    方向に沿って車幅方向内方に延出する上端縁を有する括
    れ部とから一体的に形成されたランプブラケットと; 前記左右一対の下方延設部の外面に両端で夫々連結され
    るリヤエンドパネルアウタと、前記左右一対の下方延設
    部の内端部から前記括れ部を含んで前記ランプ支持部ま
    での内面に両端で夫々連結されるリヤエンドパネルイン
    ナとを備えるリヤエンドパネルと; 前記リヤエンドパネルアウタと前記左右一対の下方延設
    部との間に夫々形成された第1の閉断面と; 前記リヤエンドパネルインナとリヤエンドパネルアウタ
    との間に形成された第2の閉断面とを具備し、 前記第1及び第2の閉断面を、前記リヤエンドパネルイ
    ンナとランプブラケットとの前記連結部で互いに連続さ
    せ、 この連結部において、前記リヤエンドパネルアウタと、
    前記リヤエンドパネルインナまたは前記下方延設部とに
    より閉断面を構成し、 この閉断面を車幅方向に沿って二分するように、延設部
    材が設けられていることを特徴とする車両の後部車体構
    造。
  2. 【請求項2】前記延設部材は、前記下方延設部またはリ
    ヤエンドパネルインナから構成されることを特徴とする
    請求項1に記載の車両の後部車体構造。
JP1988056935U 1988-04-27 1988-04-27 車両の後部車体構造 Expired - Lifetime JPH0630557Y2 (ja)

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JPH01161885U JPH01161885U (ja) 1989-11-10
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JP2015160549A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 マツダ株式会社 車両の後部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932575U (ja) * 1982-08-27 1984-02-29 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造
JPS6219479U (ja) * 1985-07-19 1987-02-05

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