JPH06304506A - 塗装ブース水槽の清掃方法 - Google Patents

塗装ブース水槽の清掃方法

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Publication number
JPH06304506A
JPH06304506A JP5120760A JP12076093A JPH06304506A JP H06304506 A JPH06304506 A JP H06304506A JP 5120760 A JP5120760 A JP 5120760A JP 12076093 A JP12076093 A JP 12076093A JP H06304506 A JPH06304506 A JP H06304506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water tank
sludge
coating material
paint sludge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5120760A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Sugimoto
久 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Sunac Corp filed Critical Asahi Sunac Corp
Priority to JP5120760A priority Critical patent/JPH06304506A/ja
Publication of JPH06304506A publication Critical patent/JPH06304506A/ja
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水槽の清掃を短時間で能率良く行う。 【構成】 水槽1に張つた水aの中には予め処理液剤b
を投入しておく。塗料スラツジが水槽1の水aの中に落
下すると、処理液剤bの機能により塗料スラツジはゲル
状に凝集されて固形化しないままに水槽1内に沈澱す
る。バクテリアが凝集されることにより悪臭の発生が抑
えられて水交換が長期にわたつて不要となる。適宜時間
の経過後に、そのゲル化した塗料スラツジAの混じつた
汚濁水をポンプ7で汲み上げて遠心分離機2に供給する
と、その遠心分離機2の機能によつて、塗料スラツジA
と上澄みの清浄水とに短時間に連続して分離され、塗料
スラツジAは回収されて廃棄されるとともに、清浄水は
再度ブース内における塗料スラツジ除去用水として利用
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブース内に生じた
余剰の塗料スラツジを回収除去するための水槽を清掃す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗装ブース内において被塗物の実際の塗
装に供されることなく飛散しあるいはブース壁面等に付
着した塗料を、自然落下によりあるいはウオータカーテ
ンを用いることにより、塗装ブースの底面に設置した水
槽内の水の中に落下させて回収除去するシステムは公知
である。
【0003】この塗料スラツジの混じつた水槽内の汚濁
水は、時間が経過すると塗料スラツジ中に生息するバク
テリアが腐敗するのに起因して悪臭を発生するため、で
きるだけ頻繁に水槽を清掃することが好ましいのである
が、その作業は大変な労苦を伴うものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため近年、例え
ば、株式会社日進化研からNIXの商品名で販売されて
いる処理液剤のように、汚濁水中に投入することにより
塗料スラツジを微粒子に分解してゲル状に凝集させ、水
中に沈澱させる機能を持つ処理液剤が開発され、さらに
それを使用した清掃システムも開発されて、一部で普及
しつつある。
【0005】この清掃システムは、上記のように処理液
剤により塗料スラツジとバクテリアをゲル化させ、汚濁
水をポンプで汲み上げてろ過装置に通すようにしたもの
であつて、バクテリアを凝集させることにより悪臭の発
生が抑えられて水交換が長期にわたつて不要となり、ま
た、塗料スラツジはろ過装置で回収されることにより清
掃作業自体が軽減され、さらに、ろ過装置で浄化された
水が長期に反復利用できて経済的である等数々の利点が
あるのであるが、ただ、塗料スラツジの回収と水の浄化
とをろ過により行つているために時間が掛かり、作業能
率を考慮した場合に今一つ不満であつてさらなる改良が
望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の塗装ブース水槽
の清掃方法は、上記の要望に基づいて完成されたもので
あつて、水槽内の塗料スラツジの混じつた汚濁水中に、
塗料スラツジをゲル化して凝集、沈澱させる能力を持つ
た処理液剤を投入するとともに、その処理液剤の投入さ
れた汚濁水をポンプで汲み上げて、遠心分離機により塗
料スラツジと清浄水とに分離処理する構成とした。
【0007】
【作用】塗料スラツジの混じつた汚濁水中に処理液剤が
投入されていることにより、塗料スラツジはゲル状に凝
集されて固形化しないままに水槽内に沈澱し、適宜時間
の経過後に、そのゲル化した塗料スラツジの混じつた汚
濁水をポンプで汲み上げて遠心分離機に供給すると、そ
の遠心分離機の機能によつて、塗料スラツジと上澄みの
清浄水とに分離され、塗料スラツジは回収されて廃棄さ
れるとともに、清浄水は再度ブース内における塗料スラ
ツジ除去用水として利用される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。図において、符号1は、水洗塗装ブースの底面
に設置された水槽であつて、被塗物の塗装に供されるこ
となく飛散しあるいはブース壁面等に付着した余剰塗料
が、その水槽1内に張られた水aの中に落下することに
よつて回収除去されるようになつている。
【0009】その水槽1内の水aの中には、既述した株
式会社日進化研製の処理液剤bが予め投入されている。
【0010】水槽1の側方には遠心分離機2が設置され
ている。この遠心分離機2は公知のものであつて、回転
ドラム3を回転させつつ、その回りを囲んで固設したケ
ース4の供給口5から微粒子の混入した被処理水を回転
ドラム3の内部に供給すると、被処理水中に含まれる微
粒子が遠心力の作用により回転ドラム3の内壁に強制的
に沈澱させられ、清浄な上澄液は回転ドラム3の上面の
開口からケース4内に流れて取出口6から連続して取り
出されるようになつている。
【0011】この遠心分離機2の供給口5にポンプ7を
介設した汲上管8の一端が接続され、その他端が水槽1
の底面側に嵌入されているとともに、取出口6に接続さ
れた還流管9が水槽1側に導かれている。
【0012】続いて、本実施例の作用を説明する。余剰
の塗料スラツジが水槽1の水aの中に落下すると、その
中には処理液剤bが投入されていることにより、塗料ス
ラツジAはゲル状に凝集されて固形化しないままに水槽
1内に沈澱する。それに伴い、塗料スラツジ中に生息し
ているバクテリアも凝集し、その腐敗に起因する悪臭の
発生が抑えられて水交換が長期にわたつて不要となる。
【0013】清掃に際しては、そのゲル化した塗料スラ
ツジAの混じつた汚濁水をポンプ7で汲み上げて汲上管
8により遠心分離機2に供給する。その場合、塗料スラ
ツジAは水槽1の底面に沈澱しているので、底面側に差
し込まれた汲上管8により塗料スラツジAが効率良く汲
み上げられる。
【0014】上記の処理液剤bによつてゲル化された塗
料スラツジAは、撹拌されても再凝集して元の分離され
た状態に戻る性質を有しているから、遠心分離機2の回
転ドラム3の回転に伴つて働く遠心力の作用によつて、
汚濁水中に含まれた塗料スラツジAの微粒子が回転ドラ
ム3の内壁に強制的に沈澱させられ、清浄な上澄液は取
出口6から還流管9を通つて連続して取り出されて水槽
1に戻される。遠心分離機2を連続運転することによつ
て、水槽1内が循環清掃される。
【0015】適宜の時間が経過したら、遠心分離機2を
停めて回転ドラム3の内壁に溜まつた塗料スラツジAを
廃棄する。
【0016】上記の清掃工程において、人手を要するの
は遠心分離機2から塗料スラツジAを廃棄することのみ
で足りるから、清掃作業自体がきわめて簡単となり、特
に、塗料スラツジAと清浄水とを分離するのを高速分離
が可能な遠心分離機2で行うことにより、清掃時間の大
幅な短縮化が図られる。
【0017】遠心分離機2から取り出された清浄水は、
水槽1内に戻されることによつて再度ブース内における
塗料スラツジ除去用水として利用でき、また、その中に
混入されている処理液剤bは、凝集、沈澱能力を長く維
持するので、液剤bの補充量も少量で済んできわめて経
済的である。
【0018】なお、本発明は、塗料スラツジを強制的に
水槽内に落下させるウオータカーテンを付設した塗装ブ
ースにおける水槽の清掃にも同様に適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上具体的に説明したように、本発明に
よれば、悪臭発生防止機能を持つ処理液剤を用いている
ことで水交換を長期にわたつて不要にでき、また、塗料
スラツジを遠心分離機で回収することにより清掃作業の
負担を軽減し、さらに、遠心分離機で浄化された水が長
期に反復利用できて経済的であるといつた従来と同様の
効果があるのに加えて、特に、塗料スラツジの最終の廃
棄に際して塗料スラツジと清浄水とを分離させるのに遠
心分離機を使用したことによつて、その作業を従来のろ
過による場合と比べて短時間で能率良く行うことができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する清掃システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
1:水槽 2:遠心分離機 7:ポンプ A:(ゲル化
された)塗料スラツジ a:水 b:処理液剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブース内に生じた余剰の塗料スラツ
    ジを該塗装ブースの底面に設置した水槽内の水の中に落
    下させて回収除去するようにした水洗式塗装ブースの前
    記水槽を清掃する方法であつて、前記水槽内の前記塗料
    スラツジの混じつた汚濁水中に、塗料スラツジをゲル化
    して凝集、沈澱させる能力を持つた処理液剤を投入する
    とともに、該処理液剤の投入された汚濁水をポンプで汲
    み上げて、遠心分離機により塗料スラツジと清浄水とに
    分離処理することを特徴とする塗装ブース水槽の清掃方
    法。
JP5120760A 1993-04-23 1993-04-23 塗装ブース水槽の清掃方法 Pending JPH06304506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120760A JPH06304506A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 塗装ブース水槽の清掃方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5120760A JPH06304506A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 塗装ブース水槽の清掃方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06304506A true JPH06304506A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14794317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5120760A Pending JPH06304506A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 塗装ブース水槽の清掃方法

Country Status (1)

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JP (1) JPH06304506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100792753B1 (ko) * 2001-11-12 2008-01-11 주식회사 포스코 용액저장탱크의 침전물 제거장치
JP2011194306A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Kurita Water Ind Ltd 湿式塗装ブース循環水の処理方法

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