JPH06303948A - ハンバーグ及びその製造法 - Google Patents

ハンバーグ及びその製造法

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Publication number
JPH06303948A
JPH06303948A JP5115431A JP11543193A JPH06303948A JP H06303948 A JPH06303948 A JP H06303948A JP 5115431 A JP5115431 A JP 5115431A JP 11543193 A JP11543193 A JP 11543193A JP H06303948 A JPH06303948 A JP H06303948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
eggplant
hamburger
fat
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP5115431A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Yoshikawa
隆一 吉川
Toshie Yuyama
敏絵 湯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Food Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Food Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Snow Brand Food Co Ltd filed Critical Snow Brand Food Co Ltd
Priority to JP5115431A priority Critical patent/JPH06303948A/ja
Publication of JPH06303948A publication Critical patent/JPH06303948A/ja
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  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジューシー感のあるハンバーグの提供。 【構成】 油脂を含浸させたナス細切物を練り肉に混入
して得られるハンバーグ及びその製造法。 【効果】 吸油ナス細切物によってハンバーグが肉粒
感、ソフト感及びジューシー感のあるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場で大量生産するこ
とができ、しかもレストランで出されるような肉粒感、
ソフト感及びジューシー感あるハンバーグ及びその製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンバーグを工場で生産するには、原料
肉をミートチョッパーで細切し、原料肉どうしあるいは
他の原料とミクサーで混練して練り肉とする。これを成
型機で成型、蒸す、焼くなどの熱処理を経てハンバーグ
とする。できたハンバーグは、そのまま、タレと共に、
あるいはタレを添付して各種の包装をする。これを、そ
のまま、再加熱、あるいは冷凍して製品とする。この工
程で、成型後の型くずれと熱処理による脂肪、肉汁の分
離が問題となる。これらの問題を防止するために、例え
ば、特開昭52−143246号公報では加熱凝固卵白
を添加している。また、特開昭48−92556号公報
ではおからを、特開昭52−7452号公報ではおか
ら、大豆脱脂粕、醤油絞粕を、特開昭57−10516
0号公報では精製ポテトパルプの添加を提案している。
しかし、これらの添加は型くずれや脂肪等の分離の防止
にそれなりの効果はあるものの、反面肉粒感、ソフト感
を損ない、特に加熱したハンバーグを噛んだときに肉
汁、油脂がハンバーグから噴き出すことによって生ずる
ジューシー感を損なうことは大きい。またこれらの発明
には大豆臭等の矯正を要するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、型ぐずれ、脂肪と肉汁との分離を防止する
ことができ、しかも肉粒感、ソフト感、噛むと肉汁及び
油脂が噴き出すジューシー感を与えることのできるハン
バーグ及びその製造法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明者らは、容易に入手できる多数の食品材
料を用いてハンバーグを試作し、検討を行った。その結
果、ナスを用い、この細切物に油脂を含浸させてハンバ
ーグ原料の練り肉に混入してハンバーグを製造すると、
得られるハンバーグが肉粒感、ソフト感及びジューシー
感のあるものとなることを見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ナスを細切し、油脂を含浸させ、
これを原料の練り肉中に混入してなる肉粒感、ソフト感
及びジューシー感のあるハンバーグに関する。さらに、
本発明は、ナスを細切し、油脂を含浸させ、これをハン
バーグ原料の練り肉に混入し混練してハンバーグを製造
する方法である。このようにして、油脂含浸ナス細切物
を練り肉に混入した後は、これを成型し、蒸煮、焼成等
の加熱処理を行い、包装し、そのまま加熱あるいは冷凍
して製品とする。
【0005】ナスの組織は図1に見られるように角のあ
る不定型の粗い細胞からなっており、ある大きさの組織
で表面に小さな細胞が層となって並んでいる。液状油脂
はこの中心部の粗い細胞間の空隙に吸収され、表面の小
さな細胞層は組織の形を保ち、組織が自然に潰れて油脂
を押し出さないようにする。さらに表面の細胞層はナス
の小粒の全ての表面を覆っているわけではないが、部分
的に油脂が外部に出て行くのを阻止する働きをする。そ
のため、油脂含浸ナスを3mm角程度に細切りしたもの
を用いても十分な効果を認めることができる。また、こ
のような細かいスポンジ状の組織は油脂を含ませてハン
バーグ中に混合され口中に入り噛まれたときに油脂と水
を噴き出し結果としてジューシー感を与える。
【0006】本発明で用いるナスの種類には、特に制限
がなく上記した図に示されるような組織をもっていれば
どのようなナスでも用いられる。このようなナスをカッ
ターで数mm角程度に細切りする。また油脂としては常
温で液状の油脂でもあるいは加温して液状になる油脂で
もよい。このような油脂としては、サラダ油、白絞油、
ラード、牛脂等がある。
【0007】本発明における油脂含浸ナス細切物を作る
には、次の方法を例示することができる。ナスは洗って
へたを切り取りボウル式の野菜カッターまたはサイレン
トカッターに投じ、ナス50重量部にサラダ油50重量
部を加えて油を吸収させながら3mm角の粒に細切す
る。ナス50重量部に加える油脂の量は25重量部から
75重量部が好ましい。液状油脂の量が25重量部未満
だとナスのスポンジ状組織がハンバーグ練り肉中で破壊
され水や油を分離するので好ましくない。また液状油脂
の量が75重量部を越すと油が吸収されずに遊離の状態
になる。ナスに油脂を含浸させるには、上記のようにナ
スの細切と含浸とを同時に行ってもよいし、またナスを
細切後油脂を含浸させてもよい。さらにナスに油脂を含
浸させ、これを細切してもよい。このようにして得られ
た吸油ナス細粒は通常のミキサーにより他のハンバーグ
原料と混合し、ハンバーグ製造で行なわれる通常の方法
で、成型し、蒸煮、焼成等の加熱処理を行い、包装して
製品とする。さらに、これを加熱あるいは冷凍して製品
としてもよい。
【0008】
【実施例】洗ってへたを切り取ったナス50重量部にサ
ラダ油50重量部を加えながら、サイレントカッターで
3mm角粒の吸油ナスを作った。この吸油ナス5重量
部、牛赤肉40重量部、牛脂肪20重量部、粒状大豆蛋
白3処理部、玉ねぎ15重量部、パン粉10重量部、調
味料・香辛料3重量部、水4重量部を常法によりミキシ
ングしてハンバーグ練り肉を作り、これを型抜き、焙焼
後蒸煮して中心温度65℃とし、冷却してハンバーグを
得た。
【0009】
【比較例】実施例の吸油ナスの代りにサラダ油を加え、
粒状大豆蛋白及び水の量を多くする。他は、実施例と同
様にしてハンバーグを製造した。すなわち、牛赤肉40
重量部、牛脂肪20重量部、粒状大豆蛋白3.5重量
部、玉ねぎ15重量部、パン粉10重量部、調味料・香
辛料3重量部、水6重量部、サラダ油2.5重量部を常
法によりミキシングしてハンバーグ練り肉を得、型抜
き、焙焼後蒸煮して中心温度65℃とし、冷却して比較
例のハンバーグを得た。
【0010】実施例と比較例の各サンプルを訓練された
官能検査パネル8名を用いて比較しディスカッションし
て結果をまとめた。その結果を表に示す。吸油ナスを加
えたものは、対応する量のサラダ油と水、粒状大豆蛋白
を増したものと比べ、肉粒感、ソフト感及びジューシー
感に優れていた。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】本発明によると吸油ナス細切物をハンバ
ーグ原料練り肉に混入してハンバーグを製造するので、
得られるハンバーグは、肉粒感、ソフト感、ジューシー
感等の高いものとなる。しかも、原料のコストを上昇さ
せることなく、工場で大量生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ナス切断面組織の顕微鏡写真(×40)を示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細切し、油脂を含浸させたナスを混入し
    てなる肉粒感、ソフト感及びシューシー感のあるハンバ
    ーグ。
  2. 【請求項2】 細切し、油脂を含浸させたナスを練り肉
    に混入することを特徴とする肉粒感、ソフト感及びジュ
    ーシー感のあるハンバーグの製造法。
JP5115431A 1993-04-19 1993-04-19 ハンバーグ及びその製造法 Pending JPH06303948A (ja)

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JP5115431A JPH06303948A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 ハンバーグ及びその製造法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228939A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nisshin Foods Kk 固形食品
JP2008029330A (ja) * 2006-06-26 2008-02-14 Prima Meat Packers Ltd 多層構造ハンバーグ及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007228939A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nisshin Foods Kk 固形食品
JP2008029330A (ja) * 2006-06-26 2008-02-14 Prima Meat Packers Ltd 多層構造ハンバーグ及びその製造方法

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