JPH0630253A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JPH0630253A
JPH0630253A JP4221887A JP22188792A JPH0630253A JP H0630253 A JPH0630253 A JP H0630253A JP 4221887 A JP4221887 A JP 4221887A JP 22188792 A JP22188792 A JP 22188792A JP H0630253 A JPH0630253 A JP H0630253A
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JP
Japan
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color separation
separation data
data
image processing
neural network
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Pending
Application number
JP4221887A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishikawa
喜章 西川
Akira Kojima
晃 小嶋
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Takahiko Uno
高彦 宇野
Konosuke Maruyama
幸之助 丸山
Koshu Suzuki
弘修 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理の追加,及び,画像処理内容の変更
を容易に行える。また,簡単な構成で,装置のコストを
上昇させることなく,画像処理の追加,及び,画像処理
内容の変更を行える。 【構成】 結合係数に基づいて学習を行うニューラルネ
ットワークを用いて第1の色分解データを第2の色分解
データに変換する画像処理部201と,第1の色分解デ
ータ及び(或いは)第2の色分解データを外部に出力す
る演算ユニット203とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はR,G,B,或いは,
Y,M,Cから成る色分解データを入力して画像処理を
施す画像処理装置に関し,より詳細には,ニューラルネ
ットワークを用いて画像処理を施す画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のR(レッド),G(グリーン),
B(ブルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン)から成る色分解データを入力して画
像処理を施す画像処理装置,例えば,カラー複写機の画
像処理装置において,色抜き,モノトーン,色変換とい
った画像処理を実行可能なものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
従来の画像処理装置によれば,色抜き,モノトーン,色
変換等の各処理は,それぞれ処理別に専用のハードウェ
ア,或いは,ソフトウェアを必要とするため,既存の処
理に別の処理を追加したり,処理内容を変更することが
困難であるという問題点があった。特に,処理別に専用
のハードウェアを増設する場合には,装置のコストが上
昇するという問題点や,構成が複雑になるという問題点
もあった。
【0004】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,画像処理の追加,及び,画像処理内容の変更が容易
に行えることを目的とする。
【0005】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,簡単な構成で,装置のコストを上昇させるこ
となく,画像処理の追加,及び,画像処理内容の変更を
行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,R,G,B,或いは,Y,M,Cから成
る第1の色分解データを入力して,第1の色分解データ
に画像処理を施す画像処理装置において,結合係数に基
づいて学習を行うニューラルネットワークを用いて第1
の色分解データを第2の色分解データに変換する変換手
段と,第1の色分解データ及び(或いは)第2の色分解
データを外部に出力する出力手段とを備えた画像処理装
置を提供するものである。尚,前記第1の色分解データ
は,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
した色分解データであることが望ましい。
【0007】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段とを備え
た画像処理装置を提供するものである。尚,前記結合係
数格納手段には,複数の結合係数が格納されていること
が望ましい。
【0008】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段と,前記
第1の色分解データと第2の色分解データとを記憶する
記憶手段とを備えた画像処理装置を提供するものであ
る。
【0009】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段と,前記
第1の色分解データと第2の色分解データとを記憶する
と共に,前記変換手段のニューラルネットワークに転送
する記憶転送手段とを備えた画像処理装置を提供するも
のである。
【0010】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段と,前記
第1の色分解データと第2の色分解データとを記憶する
と共に,前記変換手段のニューラルネットワークに転送
する記憶転送手段と,前記第1の色分解データと第2の
色分解データとを同期させる同期手段と,前記第1の色
分解データと第2の色分解データとを演算し,演算結果
を出力する演算手段とを備えた画像処理装置を提供する
ものである。尚,前記演算手段は,複数の種類の演算を
行うことが可能で,且つ,演算を切り替えるタイミング
が任意に設定されることが望ましい。
【0011】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段と,前記
第1の色分解データと第2の色分解データとを記憶する
と共に,前記変換手段のニューラルネットワークに転送
する記憶転送手段と,前記第1の色分解データと第2の
色分解データとを同期させる同期手段と,前記第1の色
分解データと第2の色分解データとを演算し,演算結果
を出力する演算手段と,原稿画像の領域を指定する領域
指定手段と,前記領域指定手段で指定された領域に基づ
いて,前記演算手段を制御する制御手段とを備えた画像
処理装置を提供するものである。
【0012】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データ及び(或いは)第2の色分解データを外
部に出力する出力手段と,前記変換手段の外部に交換及
び着脱可能に取り付けられた結合係数格納手段と,前記
第1の色分解データと第2の色分解データとを記憶する
と共に,前記変換手段のニューラルネットワークに転送
する記憶転送手段と,原稿画像の領域を指定する領域指
定手段と,前記領域指定手段で指定された領域に基づい
て,前記ニューラルネットワークの学習制御を行う制御
手段とを備えた画像処理装置を提供するものである。
【0013】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,前記
第1の色分解データ及び第2の色分解データと,新たに
前記原稿読取手段で読み取った色分解データを第3の色
分解データとして記憶する記憶手段と,前記第3の色分
解データを正解データとして前記ニューラルネットワー
クに与える正解データ供給手段とを備え,前記第1の色
分解データの入力に対して,前記ニューラルネットワー
クから第3の色分解データと同一の色分解データが第2
の色分解データとして出力されるようにニューラルネッ
トワークの学習を行う画像処理装置を提供するものであ
る。尚,前記第1の色分解データは,前記原稿読取手段
によって原稿画像上の第1の領域から入力した色分解デ
ータであり,前記第3の色分解データは前記原稿読取手
段によって原稿画像上の第2の領域から入力した色分解
データであることが望ましい。
【0014】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,前記
第1の色分解データ及び第2の色分解データと,新たに
前記原稿読取手段で読み取った色分解データを第3の色
分解データとして記憶する記憶手段と,前記第3の色分
解データを正解データとして前記ニューラルネットワー
クに与える正解データ供給手段と,原稿画像の領域を複
数指定する領域指定手段と,指定された領域の第1の色
分解データと,第2の色分解データ及び第3の色分解デ
ータを同期的に制御する同期手段とを備え,前記第1の
色分解データの入力に対して,前記ニューラルネットワ
ークから第3の色分解データと同一の色分解データが第
2の色分解データとして出力されるようにニューラルネ
ットワークの学習を行う画像処理装置を提供するもので
ある。
【0015】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿画像を光電変換して第1の色分解データを生成
するステップと,結合係数に基づいて学習を行うニュー
ラルネットワークを用いて第1の色分解データを第2の
色分解データに変換するステップと,第1の色分解デー
タ及び第2の色分解データと,新たに前記原稿読取手段
で読み取った色分解データを第3の色分解データとして
記憶するステップと,前記第3の色分解データを正解デ
ータとして前記ニューラルネットワークに与えるステッ
プと,前記第1の色分解データの入力に対して,前記ニ
ューラルネットワークから第3の色分解データと同一の
色分解データが第2の色分解データとして出力されるよ
うにニューラルネットワークの学習を行うステップを有
した画像処理方法を提供するものである。
【0016】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,原稿読取手段によって原稿画像を光電変換して生成
したR,G,B,或いは,Y,M,Cから成る第1の色
分解データを入力して,第1の色分解データに画像処理
を施す画像処理装置において,結合係数に基づいて学習
を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
ータを第2の色分解データに変換する変換手段と,第1
の色分解データと第2の色分解データとの対応を一覧と
して出力する画像出力する画像出力手段とを備えた画像
処理装置を提供するものである。尚,前記一覧は,第1
の色分解データと第2の色分解データとの対応毎に符号
が付けられていることが望ましい。また,前記一覧に付
けられている符号を入力して,第1の色分解データから
第2の色分解データへの変換或いは変換禁止を選択する
変換選択手段を備えることが望ましい。
【0017】
【作用】本発明の画像処理装置及び画像処理方法は,変
換手段において,結合係数に基づいて学習を行うニュー
ラルネットワークを用いて色分解データの変換を行う。
この時,必要に応じてニューラルネットワークの学習を
行うことにより,変換処理の内容を変更する。また,変
換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられた結合
係数格納手段を取り替えることにより,変換手段の変換
処理の内容を変更する。
【0018】
【実施例】以下,本発明の画像処理装置及び画像処理方
法の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は,本発明の画像処理装置を適用した
デジタル複写機の制御ブロック図を示す。デジタル複写
機は,大別して,原稿画像を読み取る原稿読取装置10
0と,本発明の画像処理装置200と,画像データを出
力するプリンタ300と,装置全体の制御を行う制御ユ
ニット400と,オペレータが各種の指令を入力するた
めの操作部500とから構成される。
【0020】原稿読取装置100は,原稿からの反射光
を分光したR(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の色分解データを光電変換するCCD101R,1
01G,101Bと,光電変換後のアナログデータをデ
ジタルデータに変換するA/Dコンバータ102R,1
02G,102Bと,A/D変換後のR,G,Bのそれ
ぞれの色分解データを入力してシェーディング補正を行
うシェーディング補正回路103と,R,G,Bの色分
解データをY(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン)に変換し,γ(ガンマ)補正を行うRGB・YMC
変換/ガンマ補正回路104と,RGB・YMC変換/
ガンマ補正回路104に用いるデータテーブルを格納し
たROM105とから構成される。
【0021】画像処理装置200は,原稿読取装置10
0でY,M,Cに色分解・補正された色分解データを入
力して,変換処理を行うニューラルネットワーク201
a(図3参照)を含む画像処理部201と,画像処理部
201のニューラルネットワーク201aで使用する複
数の結合係数(重みデータ)を格納した着脱可能な記憶
装置(ここでは,ICカード)であるROM202a,
ROM202b,RAM202cと,原稿読取装置10
0から出力された色分解データY,M,Cと,画像処理
部201から出力された色分解データY0 ,M0 ,C0
とを入力し,演算・選択して出力する演算ユニット20
3と,原稿読取装置100及び演算ユニット203から
出力される色分解データを記憶する画像メモリ204と
を備えている。尚,205は画像処理部201のニュー
ラルネットワーク201aの学習時に,画像メモリ20
4からニューラルネットワーク201aへデータを入出
力するためのラインを示す。また,203aは,演算ユ
ニット203の原稿読取装置100側の入力部を示し,
203bは演算ユニット203の画像処理部201側の
入力部を示す。
【0022】プリンタ300は,色分解データの出力が
可能なカラープリンタである。尚,従来のカラープリン
タを適用できるので構成の図示及び説明を省略する。
【0023】制御ユニット400は,原稿読取装置10
0,画像処理装置200,プリンタ300等の同期及び
制御を行うユニットであり,CPU401,ROM40
2,RAM403,I/Oポート404,I/Oポート
405がバス406で接続されている。また,I/Oポ
ート405を介して同期/制御回路407が接続されて
おり,I/Oポート404を介して,操作部500,各
種センサ及び各種負荷(図示せず)が接続されている。
ここで同期/制御回路407は,原稿読取装置100,
画像処理装置200,プリンタ300等の各装置間の同
期制御を行うと共に,色分解データY,M,Cと色分解
データY0 ,M0 ,C0 との同期制御を行うものであ
る。また,後述する画像処理に関する制御も全て制御ユ
ニット400の制御によって実行される。
【0024】図2は,操作部500の外観を示す。操作
部500は,コピー枚数や座標を入力するためのテンキ
ー501と,置数入力のためのエンターキー502と,
コピースタートキー503と,本発明の画像処理を指定
するための画像処理指定キー504と,画像処理指定キ
ー504に対応して処理内容を表示する表示部505と
を備えている。また,図示を省略するが,操作部500
には,各種のモードや,処理を選択を行うための液晶タ
ッチパネルが設けられている。
【0025】次に,図3を参照して,画像処理部201
の基本構成について説明する。画像処理部201におい
て,ニューラルネットワーク201aは入力DIN(図1
に示す色分解データY,M,C)を出力DOUT (図1に
示す色分解データY0 ,M0 ,C0 )に変換して出力す
る。ニューラルネットワーク201aの入力DINから出
力DOUT への変換を決定する結合係数は,図1で示した
ように複数の着脱可能なメモリ(202a〜202c)
に格納されており,その中の少なくとも1つは自由に読
み書きができるメモリ(図3では,RAM202c)で
ある。尚,図において,201bはニューラルネットワ
ーク201aの学習時に使用する比較器を示し,201
cはニューラルネットワーク201aの出力DOUT と画
像メモリ204の出力Dxxとの差分ΔD(ΔD=|D
OUT −Dxx|)を求める差分器を示す。
【0026】ニューラルネットワーク201aの構成
は,階層構造であっても,その他の構成であっても良
く,特に限定する必要はない。また,その実現方法も,
ソフトウェアによるものでも,ハードウェアニューロン
によるものであっても良い。また,ソフトウェアとハー
ドウェアニューロンとの両方を用いたものでも良い。
【0027】ここで,図3の基本構成と共に,図4のフ
ローチャートを参照して,ニューラルネットワーク20
1aに所望の画像処理を行わせるための学習(即ち,結
合係数の修正)の概略について説明する。学習に先立っ
て,画像メモリ204の中に所望の画像データDxx,換
言すれば,入力DINに対して出力する画像データ(或い
は,出力させたい画像データ)Dxxを記憶させる。
【0028】次に,ニューラルネットワーク201aに
入力DINを入力すると, ニューラルネットワーク201
aから出力DOUT が得られる(S401)。続いて,差
分器201cで出力DOUT と画像メモリ204中のDxx
との差分ΔDを求め(S402),比較器201bにお
いて,差分ΔDと所定値とを比較し(S403),所定
値以上の場合,結合係数の修正を行う(S404)。S
404における結合係数の修正はバックプロパゲーショ
ン等の方法を適用することができる。一方,差分ΔDが
所定値より小さい場合には,S405へ進む。
【0029】S405では,S401〜S404のステ
ップが所定回数繰り返されたか否か判断し,所定回数終
了していれば,処理を終了する(S405)。このよう
に結合係数の修正を行うことにより,ニューラルネット
ワーク201aを用いて所望の画像処理を行うことがで
きるようになる。この学習を終えた結合係数は,不揮発
性メモリに記憶させ,本実施例と同様の他の画像処理部
に利用することができる。換言すれば,1つの画像処理
部201の学習結果を結合係数として蓄積及び抽出する
ことで,他のデジタル複写機の画像処理部に移植するこ
とができる。尚,上記の出力DOUT は一旦画像メモリ2
04に記憶させることもできる。
【0030】以上の構成において,原稿の全画像に対
して画像処理を行う場合,原稿の一部に対して画像処
理を行う場合,ニューラルネットワークの学習を行う
場合,変換一覧出力処理,変換指定処理,実施例
の効果の順序でその動作を説明する。
【0031】原稿の全画像に対して画像処理を行う場
合 本発明の画像処理を行う場合,先ず,画像処理部201
で処理させる画像処理の内容に対応した結合係数が格納
されているメモリをROM202a,202b,或いは
RAM202cより選択し,画像処理部201に接続す
る。実際には,画像処理として『色抜き』を行いたい場
合,図2に示した操作部500の画像処理キー504を
介して,色抜きの番号(ここでは,1)を押下すること
によって対応するROM202a,202b,或いはR
AM202が自動的に選択される構成である。
【0032】所望の画像処理を選択した後,原稿を原稿
読取装置100に設定して,コピースタートーキー50
3を押下すると,原稿読取装置100によって原稿画像
が読み取られ,色分解データY,M,Cが画像処理装置
200に送られる。
【0033】原稿読取装置100から出力された色分解
データY,M,Cは,画像処理装置200においてニュ
ーラルネットワーク201aに入力される。原稿の全画
像に対して画像処理(ここでは,色抜き処理)を実行す
る場合は,常に,演算ユニット203の入力203aが
マスクされ,203bから入力される色分解データ
0 ,M0 ,C0 が色分解データY00,M00,C00とし
てプリンタ300に出力される。
【0034】このように所望の画像処理を選択すること
により,ROM202a,202b,或いはRAM20
2cの中から対応する結合係数が選択され,ニューラル
ネットワーク201aが該結合係数を用いて色変換を行
うので,予め実行した画像処理に対応した結合係数を作
成し,ICカード(ROM202a,ROM202b,
RAM202c)として準備するだけで,種々の画像処
理を容易に行うことができる。
【0035】原稿の一部に対して画像処理を行う場合 一方,原稿の特定の領域のみに対して画像処理を実行す
る場合には,予め領域指定手段を用いて対象領域或いは
対象外領域を指定する。具体的には,例えば,領域指定
手段として操作部500を用いて,X座標2点,Y座標
2点を入力すれば良い。図5は,原稿の特定の領域のみ
に対して画像処理を実行する場合に,CPU401が実
行する領域入力処理フローチャートを示す。
【0036】原稿をセットした後(S501),操作部
500を介して処理選択を行う(S502)。尚,詳細
な説明を省略するが,この操作部500における処理選
択は液晶タッチパネルを用いて行うものとする。ここ
で,画像処理禁止領域入力,画像処理領域入力を選択す
ることができ,画像処理を行わない領域(禁止領域)
と,画像処理を行う領域とを指定することができる(S
503,S504)。上記の領域指定は,所定の終了キ
ーを押下するまで繰り返される(S505)。即ち,複
数領域の指定が可能である。
【0037】次に,図5の領域入力処理が行われた場合
の動作について,図6の領域指定画像処理のフローチャ
ートを参照して説明する。先ず,原稿読取装置100で
原稿読み取りを実行し,色分解データY,M,Cを画像
処理装置200へ送信する(S601)。原稿読取装置
100から出力された色分解データY,M,Cは,画像
処理装置200においてニューラルネットワーク201
aに入力される。
【0038】次に,領域入力処理で指定された画像処理
を行う領域であるか否かの判定を行い(S602),画
像処理を行う領域ならば,演算ユニット203の入力2
03aをマスクし,ニューラルネットワーク201aに
よる画像処理(ここでは,色抜き処理)を実行し,色分
解データY0 ,M0 ,C0 を演算ユニット203の入力
203bへ出力する(S603,S604)。従って,
演算ユニット203は,入力203bから入力される色
分解データY0 ,M0 ,C0 を色分解データY00
00,C00としてプリンタ300に出力する(S60
6)。
【0039】一方,画像処理を行う領域でないならば
(即ち,禁止領域ならば),演算ユニット203の入力
203bをマスクする(S605)。この時,演算ユニ
ット203の入力203aには,色分解データY,M,
Cが送られている。従って,演算ユニット203は,入
力203aから入力される色分解データY,M,Cを色
分解データY00,M00,C00としてプリンタ300に出
力する(S606)。
【0040】上記のS601〜S606のステップを原
稿読み取りが終了するまで繰り返す(S607)。
【0041】ニューラルネットワークの学習を行う場
合 図7のフローチャート,及び,図8の画像メモリ204
の構成を参照して,ニューラルネットワーク201aの
学習時の処理について説明する。先ず,学習処理を行う
前処理として,S701〜S703で,変換前の原稿画
像(以下,変換前原稿と記載する)を読み取り,色分解
・補正等を行った後,図8に示すように画像メモリ20
4に記憶させる。
【0042】次に,S704〜S706で,変換前原稿
を変化させたときの所望の画像を示す原稿画像(以下,
所望原稿と記載する)を読み取り,色分解・補正等を行
った後,図8に示すように画像メモリ204に記憶させ
る。この所望原稿がニューラルネットワーク201aの
正解データとなる。
【0043】続いて,S707〜S711でニューラル
ネットワーク201aの学習処理を実行する。先ず,画
像メモリ204から変換前原稿のデータ(画素単位)を
ニューラルネットワーク201aに入力し(S70
7),ニューラルネットワーク201aから出力された
変換後のデータを変換後原稿として画像メモリ204に
記憶させる(S708)。
【0044】変換後原稿のデータと所望原稿のデータを
画像処理部201で比較し,一致しない場合,ニューラ
ルネットワーク201aの結合係数を変える学習を行う
(S709,S710)。一方,変換後原稿のデータと
所望原稿のデータとが一致した場合には,現在の結合係
数で所望の画像処理が実行されたことを示しているの
で,結合係数の変更を行わない。ニューラルネットワー
ク201aの学習は,カオスニューラルネットワークを
用いる方法や,バックプロパゲーション等の方法がある
が,何れを用いても良く特に学習方法は問わない。
【0045】上記のS707〜S710のステップは1
画素毎に全画素について実行され,全画素に対する処理
を1学習単位として,所定回数学習を行う(S71
1)。学習の必要回数は,原稿によって異なるので必要
に応じて更に学習を行っても良い。
【0046】尚,上記の図7のフローチャートでは,変
換前原稿と所望原稿との2枚の原稿を読み取らせる方法
を説明したが,図9(a)に示すように予め2つの領域
が設けられた学習用紙を用いて,変換前原稿の代わりに
領域1を読み込み,所望原稿の代わりに領域2を読み込
むことでも学習を行うことができる。この場合には,操
作部500を介して学習用紙モードを選択すると,CP
U401は,図7のS701〜S703において領域1
を変換前原稿として処理し,S704〜S706で領域
2を所望原稿として処理する。
【0047】また,任意の領域を指定する学習の時,例
えば図9(b)に示す領域指定状態を例とすると,領域
1から領域2への変換,領域3から領域4への変換をそ
れぞれ目的とすると,変換前原稿の代わりに領域1及び
領域3を読み込み,所望原稿の代わりに領域2及び領域
4を読み込むことで実現できる。
【0048】このように変換前原稿と所望原稿とを用い
て,ニューラルネットワーク201aの学習を行うこと
により,ユーザ独自の画像処理を設定することができ
る。
【0049】変換一覧出力処理 本実施例では,ニューラルネットワーク201aの学習
の際に画像メモリ204に記憶されたデータを,図10
に示すような,変換一覧表としてプリンタ300で出力
することができる。
【0050】図11は,変換一覧出力処理のフローチャ
ートを示す。先ず,符号Nに1を設定し(S110
1),符号Nを出力する(S1102)。次に,画像メ
モリ204の変換前原稿のデータ(元データ)を出力し
(S1103),文字『→』を出力し(S1104),
次に画像メモリ204の変換後原稿のデータ(変換デー
タ)を出力する(S1105)。符号Nの値を1つずつ
増やして,改行を繰り返す(S1107,S110
8)。最後のデータが終了するとプリンタ300にプリ
ントアウトの指令を送信して図10の変換一覧表を得る
(S1106,S1109)。
【0051】このように変換一覧表を出力することによ
り,ユーザは変換前原稿の色が変換後原稿ではどの様な
色になるか視覚的に確認することができる。
【0052】変換指定処理 本実施例のデジタル複写機では,前述した変換一覧表を
参照して,変換させたい色,或いは,変換させたくない
色を指定することにより,ニューラルネットワーク20
1aに学習させた画像処理を更に変更して使用すること
が可能である。以下,図12及び図13のフローチャー
トを参照して,変換指定処理及び変換指定処理後の画像
出力処理について説明する。
【0053】先ず,変換指定処理を行う場合,操作部5
00を介して処理選択を行う(S1201)。この操作
部500における処理選択は液晶タッチパネルを用いて
行うものとする。出力された変換一覧表の中から変換さ
せたい(或いは,変換させたくない)色がある場合,操
作部500から「変換番号入力(或いは,変換禁止番号
入力)モード」を選択し,次に,変換一覧表の符号を入
力する(S1202)。上記の符号入力は,所定の終了
キーを押下するまで繰り返される(S1203)。即
ち,複数の符号入力が可能である。
【0054】これにより,図13の変換指定処理後の画
像出力処理の動作では,先ず,原稿読取装置100で原
稿読み取りを実行し,色分解データY,M,Cを画像処
理装置200へ送信する(S1301)。原稿読取装置
100から出力された色分解データY,M,Cは,画像
処理装置200においてニューラルネットワーク201
aに入力される。
【0055】次に,変換指定処理で指定された情報に基
づいて,画像データの変換を行うか否かを判断し(S1
302),変換処理を行う画像データならば,演算ユニ
ット203の入力203aをマスクし,ニューラルネッ
トワーク201aによる画像処理を実行し,色分解デー
タY0 ,M0 ,C0 を演算ユニット203の入力203
bへ出力する(S1303,S1304)。従って,演
算ユニット203は,入力203bから入力される色分
解データY0 ,M0 ,C0 を色分解データY00,M00
00としてプリンタ300に出力する(S1306)。
【0056】一方,変換処理を行う画像データでないな
らば(即ち,変換禁止ならば),演算ユニット203の
入力203bをマスクする(S1305)。この時,演
算ユニット203の入力203aには,色分解データ
Y,M,Cが送られている。従って,演算ユニット20
3は,入力203aから入力される色分解データY,
M,Cを色分解データY00,M00,C00としてプリンタ
300に出力する(S1306)。
【0057】上記のS1301〜S1306のステップ
を原稿読み取りが終了するまで繰り返す(S130
7)。
【0058】実施例の効果 前述したように本実施例の画像処理装置200では,ニ
ューラルネットワーク201aを用いて学習させながら
色分解データを生成し,外部に出力するので,通常のカ
ラー画像処理に加えて,汎用性のある様々な画像処理を
行うことができる。
【0059】また,ニューラルネットワーク201aを
用いて画像処理を行い,且つ,結合係数を着脱可能な記
憶装置(ここでは,ICカード)に記憶させてあるの
で,ICカードを取り替えることにより,結合係数を変
更することで画像処理の内容を容易に変更できる。
【0060】また,画像メモリ204に変換前原稿のデ
ータ及び変換後原稿のデータを記憶させるので,ニュー
ラルネットワーク201aによる画像処理の結果を容易
に知ることができる。また,画像メモリ204から変換
前原稿のデータ及び変換後原稿のデータをニューラルネ
ットワーク201aに転送することができるので,十分
に色分解データに関する学習を行うことができる。
【0061】また,同期/制御回路407で,色分解デ
ータY,M,Cと色分解データY0,M0 ,C0 との同
期制御を行い,且つ,演算ユニット203で2種類の色
分解データの演算を行うので,2種類の色分解データを
組み合わせた画像処理を行うことができ,また,2種類
の色分解データに関する画像を確実に外部に出力するこ
とができる。
【0062】また,演算ユニット203の演算を切り替
えるタイミングが任意に行えるので,原稿画像での領域
処理が容易になる。また,指定された領域に対して各種
の画像処理が容易になる。
【0063】また,任意の領域に対して学習を行わせる
ことができるので,簡単な構成で色分解データに関する
学習,及び,各種の処理を実現することができる。
【0064】また,画像メモリ204に変換前原稿のデ
ータ,所望原稿のデータ,及び,変換後原稿のデータを
記憶させ,画像メモリ204から所望原稿のデータをニ
ューラルネットワーク201aに転送することができる
ので,簡単な構成で効率良く学習を行うことができる。
【0065】また,学習用紙を用いて学習を行わせるこ
とができるので,学習手順が簡単になり,ユーザが容易
に学習させることができる。
【0066】また,変換一覧表を出力できるので,ユー
ザにとって理解し易い形,及び,利用し易い形で学習結
果を提供できる。また,学習結果を有効活用できる。
【0067】また,複雑なソフトウェアロジックを必要
とせず,色分解データに関する学習によって,種々の画
像処理を提供することができる。
【0068】また,色変換の指定及び禁止を変換一覧表
の符号に基づいて行えるので,学習結果を活用する際の
操作性が向上する。
【0069】尚,前述の実施例では,デジタル複写機を
例としてプリンタ300を用いて画像データの出力を行
っているが,特にこれに限定するものではなく,例え
ば,CRT等のカラーディスプレイを介して画面表示す
る構成でも良い。また,画像処理装置200で処理する
色分解データも,Y,M,Cに限らず,R,G,Bの色
分解データを入力してR,G,Bの色分解データを出力
する構成でも良い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像処理装
置は,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネット
ワークを用いて第1の色分解データを第2の色分解デー
タに変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或
いは)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と
を備えたため,画像処理の追加,及び,画像処理内容の
変更を容易に行うことができる。また,簡単な構成で,
装置のコストを上昇させることなく,画像処理の追加,
及び,画像処理内容の変更を行うことができる。
【0071】また,本発明の画像処理装置は,変換手段
の外部に交換及び着脱可能に取り付けられた結合係数格
納手段を備えたため,結合係数格納手段を取り替えるこ
とにより,結合係数を変更することで画像処理の内容を
容易に変更することができる。
【0072】また,本発明の画像処理装置は,第1の色
分解データと第2の色分解データとを記憶する記憶手段
を備えたため,変換手段による画像処理の結果を容易に
知ることができる。
【0073】また,本発明の画像処理装置は,第1の色
分解データと第2の色分解データとを記憶すると共に,
変換手段のニューラルネットワークに転送する記憶転送
手段を備えたため,記憶転送手段から第1の色分解デー
タ及び第2の色分解データをニューラルネットワークに
転送することができるので,十分に色分解データに関す
る学習を行うことができる。
【0074】また,本発明の画像処理装置は,第1の色
分解データと第2の色分解データとを同期させる同期手
段と,第1の色分解データと第2の色分解データとを演
算し,演算結果を出力する演算手段とを備えたため,2
種類の色分解データを組み合わせた画像処理を行うこと
ができ,また,2種類の色分解データに関する画像を確
実に外部に出力することができる。
【0075】また,本発明の画像処理装置は,原稿画像
の領域を指定する領域指定手段と,領域指定手段で指定
された領域に基づいて,演算手段を制御する制御手段と
を備えたため,指定された領域に対して各種の画像処理
を容易に行える。
【0076】また,本発明の画像処理装置は,原稿画像
の領域を指定する領域指定手段と,領域指定手段で指定
された領域に基づいて,ニューラルネットワークの学習
制御を行う制御手段とを備えたため,簡単な構成で色分
解データに関する学習,及び,各種の処理を実現するこ
とができる。
【0077】また,本発明の画像処理装置は,結合係数
に基づいて学習を行うニューラルネットワークを用いて
第1の色分解データを第2の色分解データに変換する変
換手段と,第1の色分解データ及び第2の色分解データ
と,新たに原稿読取手段で読み取った色分解データを第
3の色分解データとして記憶する記憶手段と,第3の色
分解データを正解データとしてニューラルネットワーク
に与える正解データ供給手段とを備え,第1の色分解デ
ータの入力に対して,ニューラルネットワークから第3
の色分解データと同一の色分解データが第2の色分解デ
ータとして出力されるようにニューラルネットワークの
学習を行うため,画像処理の追加,及び,画像処理内容
の変更を容易に行うことができる。また,簡単な構成
で,装置のコストを上昇させることなく,画像処理の追
加,及び,画像処理内容の変更を行うことができる。ま
た,簡単な構成で効率良く学習を行うことができる。
【0078】また,本発明の画像処理装置は,結合係数
に基づいて学習を行うニューラルネットワークを用いて
第1の色分解データを第2の色分解データに変換する変
換手段と,第1の色分解データ及び第2の色分解データ
と,新たに原稿読取手段で読み取った色分解データを第
3の色分解データとして記憶する記憶手段と,第3の色
分解データを正解データとしてニューラルネットワーク
に与える正解データ供給手段と,原稿画像の領域を複数
指定する領域指定手段と,指定された領域の第1の色分
解データと,第2の色分解データ及び第3の色分解デー
タを同期的に制御する同期手段とを備え,第1の色分解
データの入力に対して,ニューラルネットワークから第
3の色分解データと同一の色分解データが第2の色分解
データとして出力されるようにニューラルネットワーク
の学習を行うため,画像処理の追加,及び,画像処理内
容の変更を容易に行うことができる。また,簡単な構成
で,装置のコストを上昇させることなく,画像処理の追
加,及び,画像処理内容の変更を行うことができる。ま
た,学習手順が簡単になり,ユーザが容易に学習させる
ことができる。
【0079】また,本発明の画像処理方法は,原稿画像
を光電変換して第1の色分解データを生成するステップ
と,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
に変換するステップと,第1の色分解データ及び第2の
色分解データと,新たに原稿読取手段で読み取った色分
解データを第3の色分解データとして記憶するステップ
と,第3の色分解データを正解データとしてニューラル
ネットワークに与えるステップと,第1の色分解データ
の入力に対して,ニューラルネットワークから第3の色
分解データと同一の色分解データが第2の色分解データ
として出力されるようにニューラルネットワークの学習
を行うステップを有したため,画像処理の追加,及び,
画像処理内容の変更を容易に行うことができる。また,
簡単な構成で,装置のコストを上昇させることなく,画
像処理の追加,及び,画像処理内容の変更を行うことが
できる。また,複雑なソフトウェアロジックを必要とせ
ず,色分解データに関する学習によって,種々の画像処
理を提供することができる。
【0080】また,本発明の画像処理装置は,第1の色
分解データと第2の色分解データとの対応を一覧として
出力する画像出力する画像出力手段とを備えたため,変
換一覧表を出力でき,ユーザにとって理解し易い形,及
び,利用し易い形で学習結果を提供できる。また,学習
結果を有効活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置を適用したデジタル複写
機の制御ブロック図である。
【図2】操作部の外観を示す説明図である。
【図3】画像処理部の基本構成を示す説明図である。
【図4】ニューラルネットワークの学習処理の概略を示
すフローチャートである。
【図5】原稿の特定の領域のみに対して画像処理を実行
する場合の領域入力処理フローチャートである。
【図6】領域指定画像処理のフローチャートである。
【図7】ニューラルネットワークの学習時の処理を示す
フローチャートである。
【図8】画像メモリの構成を示す説明図である。
【図9】同図(a)は学習用紙を用いた場合の原稿の入
力を示す説明図,同図(b)は任意の領域を指定する場
合の原稿の入力を示す説明図である。
【図10】変換一覧表の出力例を示す説明図である。
【図11】変換一覧出力処理のフローチャートである。
【図12】変換(禁止)色の入力を示すフローチャート
である。
【図13】変換指定処理後の画像出力処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100 原稿読取装置 200 画像処理装置 201 画像処理部 201a ニューラルネットワーク 201b 比較器 201c 差分器 202a 202b ROM 202c RAM 203 演算ユニット 204 画像メモリ 205 学習時データ用のライン 300 プリンタ 400 制御ユニット 401 CPU 407 同期/制御回路 500 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 高彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 丸山 幸之助 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 弘修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段とを
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の色分解データは,原稿読取手
    段によって原稿画像を光電変換して生成した色分解デー
    タであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿読取手段によって原稿画像を光電変
    換して生成したR(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と,
    前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられ
    た結合係数格納手段とを備えたことを特徴とする画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記結合係数格納手段には,複数の結合
    係数が格納されていることを特徴とする請求項3記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿読取手段によって原稿画像を光電変
    換して生成したR(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と,
    前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられ
    た結合係数格納手段と,前記第1の色分解データと第2
    の色分解データとを記憶する記憶手段とを備えたことを
    特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿読取手段によって原稿画像を光電変
    換して生成したR(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と,
    前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられ
    た結合係数格納手段と,前記第1の色分解データと第2
    の色分解データとを記憶すると共に,前記変換手段のニ
    ューラルネットワークに転送する記憶転送手段とを備え
    たことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 原稿読取手段によって原稿画像を光電変
    換して生成したR(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と,
    前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられ
    た結合係数格納手段と,前記第1の色分解データと第2
    の色分解データとを記憶すると共に,前記変換手段のニ
    ューラルネットワークに転送する記憶転送手段と,前記
    第1の色分解データと第2の色分解データとを同期させ
    る同期手段と,前記第1の色分解データと第2の色分解
    データとを演算し,演算結果を出力する演算手段とを備
    えたことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記演算手段は,複数の種類の演算を行
    うことが可能で,且つ,演算を切り替えるタイミングが
    任意に設定されることを特徴とする請求項7記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 原稿読取手段によって原稿画像を光電変
    換して生成したR(レッド),G(グリーン),B(ブ
    ルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼンタ),C
    (シアン)から成る第1の色分解データを入力して,第
    1の色分解データに画像処理を施す画像処理装置におい
    て,結合係数に基づいて学習を行うニューラルネットワ
    ークを用いて第1の色分解データを第2の色分解データ
    に変換する変換手段と,第1の色分解データ及び(或い
    は)第2の色分解データを外部に出力する出力手段と,
    前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り付けられ
    た結合係数格納手段と,前記第1の色分解データと第2
    の色分解データとを記憶すると共に,前記変換手段のニ
    ューラルネットワークに転送する記憶転送手段と,前記
    第1の色分解データと第2の色分解データとを同期させ
    る同期手段と,前記第1の色分解データと第2の色分解
    データとを演算し,演算結果を出力する演算手段と,原
    稿画像の領域を指定する領域指定手段と,前記領域指定
    手段で指定された領域に基づいて,前記演算手段を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 原稿読取手段によって原稿画像を光電
    変換して生成したR(レッド),G(グリーン),B
    (ブルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼン
    タ),C(シアン)から成る第1の色分解データを入力
    して,第1の色分解データに画像処理を施す画像処理装
    置において,結合係数に基づいて学習を行うニューラル
    ネットワークを用いて第1の色分解データを第2の色分
    解データに変換する変換手段と,第1の色分解データ及
    び(或いは)第2の色分解データを外部に出力する出力
    手段と,前記変換手段の外部に交換及び着脱可能に取り
    付けられた結合係数格納手段と,前記第1の色分解デー
    タと第2の色分解データとを記憶すると共に,前記変換
    手段のニューラルネットワークに転送する記憶転送手段
    と,原稿画像の領域を指定する領域指定手段と,前記領
    域指定手段で指定された領域に基づいて,前記ニューラ
    ルネットワークの学習制御を行う制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿読取手段によって原稿画像を光電
    変換して生成したR(レッド),G(グリーン),B
    (ブルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼン
    タ),C(シアン)から成る第1の色分解データを入力
    して,第1の色分解データに画像処理を施す画像処理装
    置において,結合係数に基づいて学習を行うニューラル
    ネットワークを用いて第1の色分解データを第2の色分
    解データに変換する変換手段と,前記第1の色分解デー
    タ及び第2の色分解データと,新たに前記原稿読取手段
    で読み取った色分解データを第3の色分解データとして
    記憶する記憶手段と,前記第3の色分解データを正解デ
    ータとして前記ニューラルネットワークに与える正解デ
    ータ供給手段とを備え,前記第1の色分解データの入力
    に対して,前記ニューラルネットワークから第3の色分
    解データと同一の色分解データが第2の色分解データと
    して出力されるようにニューラルネットワークの学習を
    行うことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の色分解データは,前記原稿
    読取手段によって原稿画像上の第1の領域から入力した
    色分解データであり,前記第3の色分解データは前記原
    稿読取手段によって原稿画像上の第2の領域から入力し
    た色分解データであることを特徴とする請求項11記載
    の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 原稿読取手段によって原稿画像を光電
    変換して生成したR(レッド),G(グリーン),B
    (ブルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼン
    タ),C(シアン)から成る第1の色分解データを入力
    して,第1の色分解データに画像処理を施す画像処理装
    置において,結合係数に基づいて学習を行うニューラル
    ネットワークを用いて第1の色分解データを第2の色分
    解データに変換する変換手段と,前記第1の色分解デー
    タ及び第2の色分解データと,新たに前記原稿読取手段
    で読み取った色分解データを第3の色分解データとして
    記憶する記憶手段と,前記第3の色分解データを正解デ
    ータとして前記ニューラルネットワークに与える正解デ
    ータ供給手段と,原稿画像の領域を複数指定する領域指
    定手段と,指定された領域の第1の色分解データと,第
    2の色分解データ及び第3の色分解データを同期的に制
    御する同期手段とを備え,前記第1の色分解データの入
    力に対して,前記ニューラルネットワークから第3の色
    分解データと同一の色分解データが第2の色分解データ
    として出力されるようにニューラルネットワークの学習
    を行うことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 原稿画像を光電変換して第1の色分解
    データを生成するステップと,結合係数に基づいて学習
    を行うニューラルネットワークを用いて第1の色分解デ
    ータを第2の色分解データに変換するステップと,第1
    の色分解データ及び第2の色分解データと,新たに前記
    原稿読取手段で読み取った色分解データを第3の色分解
    データとして記憶するステップと,前記第3の色分解デ
    ータを正解データとして前記ニューラルネットワークに
    与えるステップと,前記第1の色分解データの入力に対
    して,前記ニューラルネットワークから第3の色分解デ
    ータと同一の色分解データが第2の色分解データとして
    出力されるようにニューラルネットワークの学習を行う
    ステップを有したことを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 原稿読取手段によって原稿画像を光電
    変換して生成したR(レッド),G(グリーン),B
    (ブルー),或いは,Y(イエロー),M(マゼン
    タ),C(シアン)から成る第1の色分解データを入力
    して,第1の色分解データに画像処理を施す画像処理装
    置において,結合係数に基づいて学習を行うニューラル
    ネットワークを用いて第1の色分解データを第2の色分
    解データに変換する変換手段と,第1の色分解データと
    第2の色分解データとの対応を一覧として出力する画像
    出力する画像出力手段とを備えたことを特徴とする画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記一覧は,第1の色分解データと第
    2の色分解データとの対応毎に符号が付けられているこ
    とを特徴とする請求項15記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記一覧に付けられている符号を入力
    して,第1の色分解データから第2の色分解データへの
    変換或いは変換禁止を選択する変換選択手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
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