JPH063019Y2 - コンテナ用吊具装置 - Google Patents

コンテナ用吊具装置

Info

Publication number
JPH063019Y2
JPH063019Y2 JP7822189U JP7822189U JPH063019Y2 JP H063019 Y2 JPH063019 Y2 JP H063019Y2 JP 7822189 U JP7822189 U JP 7822189U JP 7822189 U JP7822189 U JP 7822189U JP H063019 Y2 JPH063019 Y2 JP H063019Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
opening
spreader
closing door
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7822189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0318080U (ja
Inventor
晃 川瀬
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP7822189U priority Critical patent/JPH063019Y2/ja
Publication of JPH0318080U publication Critical patent/JPH0318080U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH063019Y2 publication Critical patent/JPH063019Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコンテナの開閉扉を開放して荷を払い出すに際
して、この開閉扉側を傾動させるコンテナ用吊具に関す
る。
[従来の技術] 一般に、金属等のスクラップや塵芥の移送にコンテナが
用いられている。このコンテナによれば、荷であるスク
ラップや塵芥が不定形体であっても、その積込み効率を
上げることができ、また、移送途上での荷のこぼれと
か、粉塵や臭気の発散を防止することができる。
従来、このコンテナに荷を積込んで、クレーン等で荷降
し場所まで移送して荷降しする場合、このコンテナの一
側面に形成されている開閉扉を、作業者が手作業で開閉
扉を開放し、さらに、コンテナを傾動させ、荷の払い出
しを行っていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述のコンテナにおける荷降しは、荷で
ある金属等のスクラップとか塵芥から粉塵や臭気が発生
し、しかも落下する荷にも注意せねばならぬという環境
の中で、作業者が手作業でコンテナの開閉扉の開放や傾
動を行うことになるため、作業者の環境衛生上また安全
上に問題があった。
そのため、作業者の手作業によることなく、遠隔操作で
自動的に、コンテナから荷降しをすることのできるコン
テナ用吊具装置の開発が要望されていた。
本考案は上記要望に応えて考案されたものであって、そ
の目的とするところは、コンテナを荷降し場所に移動さ
せ、入力によることなくコンテナの開閉扉を開け、かつ
傾動させ、効率よく荷降しすることのできるコンテナ用
吊具を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、横長の一側面がそ
の上辺を回動中心とする開閉扉となっているコンテナを
係止するスプレッダと、このスプレッダを吊下げるシー
ブブロックとの間を、上記開閉扉の反対側を回動自在に
枢着すると共に、上記スプレッダの開閉扉側をシーブブ
ロックに対し離間、接近自在な伸縮手段で連結して構成
される。
[作用] 荷が積込まれたコンテナを吊下部材で吊下げて、搬送装
置で、荷の荷降し場所に移動させる。
ここで、コンテナの吊具装置を作動させる。
まず、コンテナの横長の一側面に形成された開閉扉を、
その上辺に設けられた回動軸を中心に回動させて開放す
る。これと共に、コンテナの上記開閉扉の上面側部と吊
下部材との間に設けられた伸縮手段を伸長させる。この
伸長で、コンテナは上記伸縮手段と反対側のコンテナ上
面側部と吊下部材との間に設けられた枢着部を中心に、
開閉扉側に向けて傾動する。
この吊具装置の作動で、コンテナに積込まれている荷は
開閉扉から荷降しされ、さらに、コンテナ底部の荷も払
い出される。
このことにより、コンテナの開閉扉の開放や傾動を人手
を要することなく、遠隔操作で行うことができ、安全に
効率よく荷降し作業を行うことができる。
[実施例] 本考案の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例にかかるコンテナ用吊具は、金属等のスクラ
ップを陸上から運搬船に積込む特殊なコンテナに設けら
れる。
第1図ないし第3図に示すように、このコンテナ用吊具
が設けられるコンテナ本体1の横長の一側面4には、荷
14を払い出すための開閉扉2が設けられている。この
開閉扉2はコンテナ本体1の側面4上方に設けられた回
動軸3を中心に自在に回動できるように取り付けられて
いる。また、この側面と相対する側のコンテナ本体1の
側面には、荷14の積込口13が形成されている。
このコンテナ本体1は吊下部材5に吊下げられる。
この吊下部材5はコンテナ本体1が4個の係合部材15
で一体的に係合されているスプレッダ6と、このスプレ
ッダ6を吊下げるシーブブロック7とからなっている。
また、このシーブブロック7の上部には4個のシーブ8
が設けられている。
上記スプレッダ6は伸縮手段12と枢着部10とによっ
て、シーブブロック7に吊下げられている。
この伸縮手段12は、上記開閉扉2が設けられている側
のシーブブロック7の両端側に設けられた遠隔操作で作
動される伸縮シリンダ20でなり、この伸縮ロット27
がスプレッダ6とピン9で係合されている。この伸縮シ
リンダ20の伸縮で、このスプレッダ6がシーブブロッ
ク7に対し、離間、接近されるようになっている。
枢着部10は上記コンテナ本体1の開閉扉2が設けられ
ている側の反対側のスプレッダ6とシーブブロック7と
の間両端部に設けられ、コンテナ本体1と係合部材15
で係合されているスプレッダ6がシーブブロック7に対
してピン11で回動自在に係合されるようになってい
る。
上述のシーブブロック7の上部に設けられた4個のシー
ブ8と、クレーン16上を移動するトロリ17との間に
ロープ35が掛け渡されている。そして、このトロリ1
7でコンテナ本体1が昇降され、また、このトロリ17
の移動で、このコンテナ本体1を陸側と運搬船19との
間を移動されるようになっている。
ところで、上記コンテナ本体1には開閉扉2を遠隔操作
で開閉する開閉手段が21設けられる。
具体的に、この開閉手段21は、第2図に示すように、
上記開閉扉2の回動軸3のコンテナ本体1両端部に設け
られる。この回転軸3のそれぞれにはピニオン22が取
付けられ、このピニオン22に噛合わされたアイドルギ
ア23がコンテナ本体1側に設けられている。そして、
このアイドルギア23を回動させる開閉シリンダ24が
スプレッダ6に設けられる。このシリンダ24のロット
26にはラック25が形成されており、このラック25
が上記アイドルギア23に噛み合わされている。
したがって、この開閉シリンダ24のロット26が出没
されることで、アイドルギア23が回動され、開閉扉2
のピニオン22が回動され、開閉扉2が回動軸3を中心
に開閉されるようになっている。
また、この開閉手段21には開閉ロック機構28が取り
付けられている。この開閉ロック機構28のロック本体
29は、ピン30を中心に回動可能にコンテナ本体1に
取付けられると共に、上記アイドルギア23と噛合わせ
られるラック33が形成されている。この噛合わせのた
めラック33をアイドルギア23に押付けるばね31が
コンテナ本体1に設けられる。
さらに、この開閉ロック本体29のラック33側と反対
側にはアイドルギア23に向けて下方に傾斜する傾斜面
34が形成されている。そして、スプレッダ6に設けら
れたロックシリンダ36から出没されるロックバー32
が、上記傾斜面34に向けて当接され、このロックバー
32の出没で、この開閉ロック本体29はピン30を中
心に回動され、アイドルギア23とラック33との噛合
せが着脱されるようになっている。
上述の開閉手段21の開閉シリンダ24、伸縮手段12
の伸縮シリンダ20および開閉ロック機構28のロック
シリンダ36を作動させる油圧手段が、図示しないシー
ブブロック7上に設けられる。これらのシリンダはトロ
リ17の運転室の運転者からの遠隔操作で作動されるよ
うになっている。
次に本実施例の作用について説明する。
図示するように、積出基地において、コンテナ本体1
は、その積込口13からスクラップ等の荷11が積込ま
れ、この装入口13が閉じられる。この時、コンテナ本
体1の開閉扉2は閉じられている。さらに、ロック機構
28のロック本体29のラック33はばね31で押圧さ
れ、アイドルギア23と噛合わされており、開閉扉2の
回動軸3のピニオン22は回動されないようになってい
る。
このコンテナ本体1は積出基地より、図示の船積バース
までシャーシ等の運搬手段で移送される。コンテナ本体
1が移送中に、その振動や傾斜されることで、開閉扉2
が開放されるのを抑止され、荷11がこぼれるたり、荷
11の臭気が洩れたりすることがない。
船積の時は、コンテナ本体1は吊下部材5の係合部材1
5により掴まれ、クレーン16のトロリ17にロープ3
5の巻上げて吊り上げられる。このトロリ17はクレー
ン16上を移動して、岸壁に接岸している運搬船19上
に至り、ここで船艙内に吊り下ろされる。
ここで、コンテナ本体1の吊具装置が作動される。ま
ず、運転室からの指令で、ロック機構28のロックシリ
ンダ36からロックバー32が伸長される。この伸長で
ロックバー32の先端部がロック本体29の傾斜面34
に沿って当接しながらばね31の力に抗して押出される
ことで、ロック本体29はロックピン30を中心の回動
され、この本体29のラック33とアイドルギア23と
の噛合いが外される。したがって、アイドルギア23の
回動ロックは外され回動自在になる。
次いで、開閉扉2の開閉手段21およびスプレッダ6と
シーブブロック7との間の伸縮手段12に作動の指令が
出される。
この開閉手段21の開閉シリンダ24が作動され、この
シリンダロット26が伸長される。この伸長でロット2
6のラック25と噛合わされているアイドルギア23が
図中矢印方向に回動され、またこのアイドルギア23と
噛合わされている開閉扉2の回転軸3のピニオン22が
図中矢印方向に回動される。この回転軸3の回転で開閉
扉2が開放され、荷11が落下され始める。
これと共に、伸縮手段12の伸縮シリンダ20が作動さ
れ、この伸縮ロット27が伸長される。この伸長で、ピ
ン9で係合されているスプレッダ6とこれに一体的に係
合されているコンテナ本体1は枢着部10のピン11を
回動中心に、開閉扉2が下方に向けて開放されるように
傾動される。
このクレーン16のトロリ17からの運転者による遠隔
操作で、コンテナ本体1の開閉扉2の開放と傾動が行わ
れ、このコンテナ本体1内の荷11は、その底部に積込
まれている荷11にいたるまで、運搬船19の船艙内に
落下され、荷降しを終える。
この荷降しを終えたのち、コンテナ本体1の開閉扉2は
開閉手段21で閉じられ、スプレッダ6と一体的なコン
テナ本体1は、伸縮手段12でシーブブロック7側に引
き寄せられ、そして、クレーン16のトロリ17で陸側
に移動される。
[考案の効果] 本考案は上述のとおりなので、コンテナに積込まれた荷
を、作業者の手作業によることなく、遠隔操作で荷降し
することができ、荷役作業の効率と作業者の安全性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる一実施例の正面図、第2図は第
1図の側面図、第3図は本実施例にかかる吊具装置によ
る移送の説明図である。 図中、1はコンテナ本体、2は開閉扉、3は回動軸、6
はスプレッダ、7はシーブブロック、10は枢着部、1
2は伸縮手段、16はクレーン、17はトロリである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66C 13/08 N 7309−3F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長の一側面がその上辺を回動中心とする
    開閉扉となっているコンテナを係止するスプレッダと、
    このスプレッダを吊下げるシーブブロックとの間を、上
    記開閉扉の反対側を回動自在に枢着すると共に、上記ス
    プレッダの開閉扉側をシーブブロックに対し離間、接近
    自在な伸縮手段で連結して構成したことを特徴とするコ
    ンテナ用吊具装置。
JP7822189U 1989-06-30 1989-06-30 コンテナ用吊具装置 Expired - Lifetime JPH063019Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7822189U JPH063019Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 コンテナ用吊具装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7822189U JPH063019Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 コンテナ用吊具装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318080U JPH0318080U (ja) 1991-02-22
JPH063019Y2 true JPH063019Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=31621302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7822189U Expired - Lifetime JPH063019Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 コンテナ用吊具装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063019Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090429A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 芝海株式会社 貨物コンテナの吊具装置
WO2021090428A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 芝海株式会社 ばら積み貨物の荷役方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200430921Y1 (ko) * 2006-06-26 2006-11-13 박재우 직물 커튼지 연결구조
KR100794488B1 (ko) * 2007-10-09 2008-01-16 대한통운 주식회사 자중에 의해 열리는 하역문이 구비된 컨테이너

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090429A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 芝海株式会社 貨物コンテナの吊具装置
WO2021090428A1 (ja) * 2019-11-07 2021-05-14 芝海株式会社 ばら積み貨物の荷役方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0318080U (ja) 1991-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4175903A (en) Pick-up apparatus and containing assembly
JPS6119458B2 (ja)
JPH063019Y2 (ja) コンテナ用吊具装置
US3608757A (en) Drum unloader
US6863324B1 (en) Drop-bottom container
JP2001253682A (ja) バラ荷の荷役装置及び該装置を用いたバラ荷の荷役方法
US2366574A (en) Bridge crane
US5314289A (en) Vehicle crane unit
US2019451A (en) Automatic loading and unloading truck
US5088795A (en) Dumping trailer and truck for a container
CN111994772A (zh) 一种集装箱翻转吊具***及其应用方法
JPH1179654A (ja) 自動底開きコンテナ
JPH0672689A (ja) クレーンによる荷役方法および装置
JP2857053B2 (ja) ドラム缶吊上転倒機
JP2004168321A (ja) 底開き式コンテナ
JP2510707Y2 (ja) 重量物の吊り上げ金具
CN213230684U (zh) 一种集装箱散装货物摊平装置
US3232461A (en) Container positioning mechanism
CN2174444Y (zh) 倾卸式货柜
JPH0333758Y2 (ja)
JPH0340824Y2 (ja)
CN220976236U (zh) 起吊装置、顶盖与集装箱
JPH0628542Y2 (ja) 片開き底を有する荷役バケツト
JPH0535016Y2 (ja)
JPH02198998A (ja) 吊具のフック用外れ止め装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term