JPH06300541A - リードピン検査装置及び位置制御装置 - Google Patents

リードピン検査装置及び位置制御装置

Info

Publication number
JPH06300541A
JPH06300541A JP2288994A JP2288994A JPH06300541A JP H06300541 A JPH06300541 A JP H06300541A JP 2288994 A JP2288994 A JP 2288994A JP 2288994 A JP2288994 A JP 2288994A JP H06300541 A JPH06300541 A JP H06300541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lead pin
lead
pins
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2288994A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kato
修 加藤
Toshikatsu Kimura
敏克 木村
Hajime Saito
肇 斉藤
Taketoshi Araya
竹敏 荒谷
Koji Arai
洸二 新井
Katsuhisa Kamisono
勝久 神薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyachi Systems Co Ltd
Original Assignee
Miyachi Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyachi Systems Co Ltd filed Critical Miyachi Systems Co Ltd
Priority to JP2288994A priority Critical patent/JPH06300541A/ja
Publication of JPH06300541A publication Critical patent/JPH06300541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、リードピンの位置ずれ、高さずれ、
消失、集団的傾斜等の欠陥を高速、高精度、低価格で、
安定的に検査するリードピン検査装置、及び対面する2
つの面の相対的位置を高速、高精度、低価格で、安定的
に制御する位置制御装置を提供することを目的とする。 【構成】複数のリードピン10i (i=1,2,…,
n)が引き出されているブラシ11を等速駆動機によっ
てリードピン10i の整列方向に速度Vo で等速度移動
させつつ、斜向投光器13によってリードピン10i の
先端部をその整列面に対して所定の角度φをもって照射
し、リードピン10i の間を通過したスポット光を斜向
受光器14によって受光し、斜向受光器14の出力信号
のオン/オフ時刻Ti 等に基づき演算することにより、
リードピンの高さずれ量ΔZ等を計測し、リードピンの
欠陥の有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードピン検査装置及
び位置制御装置に係り、特に側面から引き出された複数
のリードピンをもつ部品、例えば回転体に信号を伝達す
るブラシやICパッケージ等のリードピンの位置ずれ、
高さずれ、消失、集合的な傾斜等の欠陥の有無を判別す
るリードピン検査装置、及び顕微鏡等の光学系の自動フ
ォーカスや部材の高精度な配置等に利用される位置制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDカメラを使用する従来のICパッ
ケージのリードピン検査方法を、図29を用いて説明す
る。ここで、図29(a)、(b)はICパッケージを
側面及び上面から見たときのCCDカメラの配置を示す
概略図、図29(c)はICパッケージのリードピンの
CCDカメラによる取り込み画像を示す図である。
【0003】側面から複数のリードピン80i (i=
1,2,…,n)が引き出されているICパッケージ8
1の傍らに、CCDカメラ82を設置する。そしてこの
リードピン80i の整列面に投光器(図示せず)から光
をあて、CCDカメラ82によって撮像する。また、こ
のCCDカメラ82は所定の表示装置(図示せず)に接
続されており、この表示装置に表示された取り込み画像
から、ICパッケージ81のリードピン80i の検査を
行う。
【0004】例えばリードピン80i (i=3)のよう
に、複数のリードピン80i の整列方向へのずれ(以
下、「位置ずれ」と呼ぶ)や、リードピン80i (i=
2)のように、その整列方向に垂直な方向へのずれ(以
下、「高さずれ」と呼ぶ)を生じている場合、図29
(c)に示す取り込み画像から、位置ずれ量ΔXや高さ
ずれ量ΔZを求めることができる(「ICパッケージリ
ードの検査技術」;雑誌「エレクトロ実装技術」、199
2,5 (vol.8 No.5) 参照)。
【0005】また、変位センサを使用する従来のICパ
ッケージのリードピン検査方法を、図30を用いて説明
する。ここで、図30(a)はICパッケージを側面か
ら見たときの変位センサの配置を示す概略図、図30
(b)は変位センサの出力波形を示すグラフである。I
Cパッケージ81の側面から引き出されている複数のリ
ードピン80i の下方に、変位センサ83を設置する。
そしてICパッケージ81をリードピン80i の整列方
向に等速移動させつつ、その移動するリードピン80i
先端部の下面に変位センサ83からレーザ光を照射し、
その反射光を再び変位センサ83で検出し、その時間変
化出力波形からICパッケージ81のリードピン80i
の検査を行う。
【0006】例えばリードピン80i (i=2,3)の
ように位置ずれや高さずれを生じている場合、図30
(b)に示すように、変位センサ83の時間変化に対す
る出力波形において波形の高さや波形間の間隔に変化が
生じる。従って、これらの高さの変位や間隔の変位か
ら、リードピン80i (i=2,3)の高さずれや位置
ずれを求めることができる(「ICパッケージリードの
検査技術」;雑誌「エレクトロ実装技術」、1992,5 (vo
l.8 No.5) 参照)。
【0007】また、発光器及び受光器を使用する従来の
ICパッケージのリードピン検査方法を、図31を用い
て説明する。ここで、図31(a)はICパッケージを
側面から見た場合のリードピン先端部と発光器及び受光
器の配置を示す概略図、図31(b)はその平面概略図
である。ICパッケージ81の側面から引き出されてい
る複数のリードピン80i の整列面に対し所定の角度を
もって1組の発光器84及び受光器85を設置する。そ
して発光器84から照射された厚み寸法S、幅寸法Tの
レーザ光86が複数のリードピン80i の間を通過して
受光器85に受光される受光量を受光器85の出力値と
して記憶する。次いで、この1組の発光器84及び受光
器85を図中の実線で示した位置から一点鎖線で示す位
置に移動させ、同様の動作を繰り返す。
【0008】このようにして記憶した受光器85の出力
値を、リードピンに欠陥のない正常なICパッケージの
場合と比較することにより、ICパッケージ81のリー
ドピン80i の検査を行う。例えばあるリードピンが位
置ずれや高さずれを生じている場合、受光器85の出力
値が正常なICパッケージの場合に得られる出力値と異
なるため、リードピンの高さずれや位置ずれの有無を判
定することができる(特開平1−260349号参
照)。
【0009】更に、レーザ測長器を使用する従来の位置
制御方法を、図32を用いて説明する。ここで、図32
は対面する2つの面の側面図である。平行に対面する2
つの面の相対的位置を制御する場合、一方のA面にレー
ザ測長器87を固定し、他方のB面に反射ミラー88を
固定する。そしてA面又はB面を垂直方向に移動しつ
つ、レーザ測長器87から反射ミラー88へレーザ光を
発射すると共に、反射ミラー88によって反射されたレ
ーザ光の位相をレーザ測長器87により検出する。そし
てこの検出したレーザ光の位相の変化から、A面とB面
との距離を測定する。こうして、A面及びB面を所定の
距離をもつ位置に制御することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCCDカメラを使用するICパッケージのリードピ
ン検査方法においては、ICパッケージ81の1辺のリ
ードピン80i 全部をCCDカメラ82の視野内に収
め、1回の撮像によって検査することは、CCDカメラ
82の分解能からして困難である。従って、一定以上の
分解能を得るためには、ICパッケージ81又はCCD
カメラ82を複数回移動させなければならず、検査時間
が増大するという欠陥が生じる。尚、CCDカメラ82
を複数台設置することにより、検査時間の短縮を図るこ
とが可能であるが、この場合は、検査装置の繁雑化とコ
ストアップを招くという欠陥が生じる。
【0011】また、上記従来の変位センサを使用するI
Cパッケージのリードピン検査方法においては、リード
ピン80i 下面で反射させたレーザ光を変位センサ83
で検出するため、リードピン80i 下面の表面状態の如
何によっては反射光が変動し、安定して高さの変位や間
隔の変位を検出することが困難になる場合が生じるとい
う欠陥がある。
【0012】また、ICパッケージ81のリードピン8
0i の幅は、通常100〜200μmであるため、変位
センサ83の性能としては、10μmφ程度の微小レー
ザスポットを有し、かつ高速応答性を有することが要求
される。従って、このような高性能な変位センサ83で
なければ検査精度の低下を招く一方、その検査精度を保
証しようとすれば、コストアップを招くという問題が生
じる。
【0013】また、上記従来の発光器及び受光器を使用
するICパッケージのリードピン検査方法においては、
複数のリードピン80i の間を通過する光量全体を正常
なICパッケージの場合と比較するため、複数のリード
ピン80i における高さずれや位置ずれの有無を判定す
ることはできても、欠陥を有するリードピン80自体の
高さずれ量や位置ずれ量を計測することができない。従
って、そのずれ量の大小判定に基づく検査が不可能であ
り、高精度の検査ができないという欠陥を有する。ま
た、どのリードピン80i にどのような欠陥が生じやす
いか等の解析も不可能であり、その解析に基づいた取扱
い方法や保管方法等の改善を図ることもできない。
【0014】更に、上記従来のレーザ測長器を使用する
位置制御方法においては、レーザ測長器87が高価であ
るため、コストアップになるという欠陥がある。また、
反射ミラー88は、反射レーザ光が正確にレーザ測長器
87に入射するような向きに設置し、その表面をレーザ
光波長λに対してλ/2〜λ/4の精度の鏡面に保持し
なければならないため、実際の使用においては、その設
置と管理に多大の手数を要するという問題もある。
【0015】そこで本発明は、このような従来技術の課
題を解決し、リードピンの位置ずれ、高さずれ、消失、
集団的傾斜等の欠陥を高速、高精度、低価格で、安定的
に検査するリードピン検査装置、及び対面する2つの面
の相対的位置を高速、高精度、低価格で、安定的に制御
する位置制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は、所定の間隔
をおいて整列された複数のリードピンを検査するリード
ピン検査装置において、複数のリードピンをもつ被検査
物を搭載するステージと、前記複数のリードピンの整列
面に所定の角度をもってスポット光を照射する投光器及
び前記複数のリードピンの間を通過した前記投光器から
のスポット光を受光する受光器からなる投受光器と、前
記投受光器又は前記ステージを前記複数のリードピンの
整列方向に移動させる駆動手段と、前記駆動手段による
前記投受光器と前記ステージとの相対的な移動速度を検
出する相対速度検出手段と、前記受光器の入光状態から
遮光状態への移行時刻又は遮光状態から入光状態への移
行時刻を検出する時刻検出手段と、前記相対速度検出手
段からの速度信号及び前記時刻検出手段によって検出さ
れた移行時刻に基づき、各リードピンの正常な位置から
の変位量又はリードピンの欠損数を計測する演算手段
と、前記演算手段によって計測された各リードピンの変
位量又はリードピンの欠損数に基づき、前記複数のリー
ドピンにおける欠陥の有無を判定する欠陥判定手段とを
有することを特徴とするリードピン検査装置によって達
成される。
【0017】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記駆動手段及び前記相対速度検出手段に代えて、
前記投受光器又は前記ステージを前記複数のリードピン
の整列方向に等速移動させる等速駆動手段を有し、前記
演算手段が、前記時刻検出手段によって検出された移行
時刻に基づき、各リードピンの正常な位置からの変位量
又はリードピンの欠損数を計測することを特徴とするリ
ードピン検査装置によって達成される。
【0018】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記相対速度検出手段に代えて、前記複数のリード
ピンのうちの所定の基準位置から前記投光器がスポット
光を照射する検査対象ピンまでの距離を検出する距離検
出手段を有し、前記演算手段が、前記距離検出手段から
の距離信号及び前記時刻検出手段によって検出された移
行時刻に基づき、各リードピンの正常な位置からの変位
量又はリードピンの欠損数を計測することを特徴とする
リードピン検査装置によって達成される。
【0019】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記演算手段によって計測された各リードピンの変
位量又はリードピンの欠損数を記憶する計測量記憶手段
を有することを特徴とするリードピン検査装置によって
達成される。また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記投光器が、前記複数のリードピンの先端部を前
記複数のリードピンの整列面に対して斜めに照射するよ
うに設置されており、前記複数のリードピンにおける各
リードピンの位置ずれ量及び消失ピン数又は各リードピ
ンの高さずれ量及び消失ピン数を計測することを特徴と
するリードピン検査装置によって達成される。
【0020】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記投光器が、前記複数のリードピンの根元部を前
記複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照射す
るように設置されており、前記複数のリードピンにおけ
る消失ピン数を計測することを特徴とするリードピン検
査装置によって達成される。また、上記のリードピン検
査装置において、前記投受光器が、前記複数のリードピ
ンの先端部を前記複数のリードピンの整列面に対してほ
ぼ垂直に照射する前記第1の投受光器と、前記複数のリ
ードピンの先端部を前記複数のリードピンの整列面に対
して斜めに照射する第2の投受光器とを有し、前記複数
のリードピンにおける各リードピンの位置ずれ量及び高
さずれ量を計測することを特徴とするリードピン検査装
置によって達成される。
【0021】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記投受光器が、前記複数のリードピンの先端部を
前記複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照射
する前記第1の投受光器と、前記複数のリードピンの根
元部を前記複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直
に照射する第2の投受光器とを有し、前記複数のリード
ピンが集合的に整列方向へ傾斜している傾斜量を計測す
ることを特徴とするリードピン検査装置によって達成さ
れる。
【0022】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記投受光器が、前記複数のリードピンの整列面に
光を照射する投光器と、前記投光器から発する光を集光
し、所定の位置に所定の大きさのスポット光を照射する
光学系と、前記スポット光の外径近傍に配置され、前記
投光器から発せられ、前記複数のリードピンの整列面に
対して異なる角度で照射する光を受光する複数の受光器
とを有することを特徴とするリードピン検査装置により
達成される。
【0023】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記複数の受光器の前面に光を伝達する線状の部材
をそれぞれ設けたことを特徴とするリードピン検査装置
により達成される。また、上記のリードピン検査装置に
おいて、前記受光器の前面に、前記投光器からの光を透
過する微細な孔が形成されたマスクを設けたことを特徴
とするリードピン検査装置により達成される。
【0024】また、上記のリードピン検査装置におい
て、前記光を伝達する線状の部材の前面に、前記投光器
からの光を透過する微細な孔が形成されたマスクを設け
たことを特徴とするリードピン検査装置により達成され
る。また、上記のリードピン検査装置において、前記ス
ポット光のほぼ中心で直角に交差する直線上であって、
前記投光器から発した光の強さがほぼ等しい位置に前記
複数の受光器を配置したことを特徴とするリードピン検
査装置により達成される。
【0025】更に、対面する第1の面と第2の面との相
対的位置を制御する位置制御装置において、前記第1の
面に固定された投光器と、前記第2の面に設置され、前
記第1の面と前記第2の面とが所定の相対的位置になる
ときに光軸が一致するように固定された受光器と、前記
第1の面又は前記第2の面の位置を変化させる駆動手段
とを有し、前記駆動手段によって前記第1及び第2の面
の相対的位置を変化させ、前記投光器と前記受光器との
光軸を一致させることにより、前記第1の面と前記第2
の面とを所定の相対的位置に制御することを特徴とする
位置制御装置によって達成される。
【0026】また、上記の位置制御装置において、前記
駆動手段が、前記第1及び第2の面の間隔を変化させる
ように前記第1の面又は前記第2の面を一定の方向に移
動させる駆動手段であり、前記駆動手段によって前記第
1及び第2の面との相対的位置を変化させ、前記投光器
と前記受光器との光軸を一致させることにより、前記第
1の面の所定の点と前記第2の面の所定の点との距離を
所定の距離に制御することを特徴とする位置制御装置に
よって達成される。
【0027】また、上記の位置制御装置において、前記
第1の面と前記第2の面とが平行に対面する2つの面で
あり、前記駆動手段によって前記第1及び第2の面との
相対的位置を変化させ、前記投光器と前記受光器との光
軸を一致させることにより、前記第1の面と前記第2の
面との距離を所定の距離に制御することを特徴とする位
置制御装置によって達成される。
【0028】また、上記の位置制御装置において、前記
投光器が、異なる方向に光軸をもつ少なくとも3個の投
光器からなり、前記受光器が、前記少なくとも3個の投
光器に対応する少なくとも3個の受光器からなり、前記
駆動手段が、前記第1の面と前記第2の面とのなす距離
及び角度を変化させる駆動手段であり、前記駆動手段に
よって前記第1及び第2の面との相対的位置を変化さ
せ、前記少なくとも3個の投光器と前記少なくとも3個
の受光器との光軸をそれぞれ一致させることにより、前
記第1の面と前記第2の面とのなす距離及び角度を所定
の距離及び角度に制御することを特徴とする位置制御装
置によって達成される。
【0029】
【作用】本発明は、投受光器又は被検査物を搭載したス
テージを複数のリードピンの整列方向に移動させつつ、
投受器によって複数のリードピンの整列面に所定の角度
をもってスポット光を照射し、そのリードピンの間を通
過したスポット光を受光器によって受光することによ
り、受光器の入光状態から遮光状態への移行時刻又は遮
光状態から入光状態への移行時刻を検出することができ
る。
【0030】もし、複数のリードピンにおいて、あるリ
ードピンが正常な位置からの変位していたり欠損してい
たりすると、受光器の入光状態から遮光状態への移行時
刻又は遮光状態から入光状態への移行時刻が正常な場合
の移行時刻と異なる。このため、その変化量を検出し、
所定の演算を行うことにより、容易かつ正確に各リード
ピンの正常な位置からの変位量又はリードピンの欠損数
を計測することができる。従って、これらの変位量又は
欠損数に基づき、複数のリードピンにおける欠陥の有無
を判定することが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は本発明の第1の実施例による回転軸へ信
号を伝達するブラシのリードピン検査装置を説明するた
めの概略図であり、各図1(a)、(b)、(c)に検
査対象たるブラシをそれぞれ正面、側面及び上面から見
たときの1組の投受光器の配置を示す。また、図2は、
受光器の出力信号を処理する回路構成を示すブロックダ
イアグラムである。
【0032】その側面から複数のリードピン10i (i
=1,2,…,n)が引き出されているブラシ11が、
光を透過する透明テーブル12上に搭載されている。ま
た、この透明テーブル12は、等速駆動機(図示せず)
によってリードピン10i の整列方向に等速移動するよ
うになっている。この透明テーブル12の上方には、例
えば半導体レーザを用いた照射する斜向投光器13が設
置され、リードピン10i の整列面に対して所定の角度
φをもってスポット光を照射するようになっている。ま
た、透明テーブル12の下方には、斜向投光器13に対
向して、例えばpinフォトダイオードを用いた斜向受
光器14が設置されており、リードピン10i の間を通
過した斜向投光器13からのスポット光を受光するよう
になっている。こうしてリードピン10i の整列面を間
に挟む1組の投受光器が配置されている。
【0033】また、この斜向受光器14には、斜向投光
器13からのスポット光がリードピン10i の間を通過
して入光している状態(入光状態)からスポット光がリ
ードピン10i によって遮光されている状態(遮光状
態)へ移行する時刻及び遮光状態から入光状態へ移行す
る時刻、即ち斜向受光器14の出力信号のオン/オフ時
刻Ti (i=1,2,…,n)及びオフ/オン時刻T′
i (i=1,2,…,n)を検出する時刻検出回路15
が接続されている。
【0034】また、この時刻検出回路15には、リード
ピン10i の数をカウントするピン数カウンタ16、オ
ン/オフ時刻Ti をカウントするオン/オフ時刻カウン
タ17、及びオフ/オン時刻T′i をカウントするオフ
/オン時刻カウンタ18がそれぞれ接続されている。ま
た、ピン数カウンタ16及びオン/オフ時刻カウンタ1
7には、高さずれ量ΔZを演算する高さずれ量演算回路
19が接続され、オン/オフ時刻カウンタ17及びオフ
/オン時刻カウンタ18には、リードピンの消失ピン数
mを演算する消失ピン数演算回路20が接続されてい
る。
【0035】更に、ピン数カウンタ16、高さずれ量演
算回路19、及び消失ピン数演算回路20は、計測量記
憶回路21に接続されると共に、これら高さずれ量演算
回路19及び消失ピン数演算回路20は、リードピンの
欠陥の有無を最終的に判別する欠陥判定回路22に接続
されている。次に、第1の実施例によるリードピン検査
装置を用いてリードピンの高さずれ量ΔZを計測する場
合を、図2のブロックダイアグラム及び図3に示す受光
器の出力信号のタイムチャートを用いて説明する。
【0036】いま、図3に示すように、検査対象たるブ
ラシの各リードピン10i の幅をW、その厚さをH、正
常に整列された間隔をLとする。また、j番目のリード
ピン10j が複数のリードピン10i の整列面に垂直な
方向に下向きにΔZj だけずれているとする。但し、リ
ードピン10i の整列方向への位置ずれはないものとす
る。
【0037】まず、ブラシ11を透明テーブル12上に
搭載した後、この透明テーブル12を等速駆動機(図示
せず)によって複数のリードピン10i の整列方向に等
速度Vo で移動させる。そして同時に、斜向投光器13
からスポット光を照射する。このとき、斜向投光器13
からのスポット光は、リードピン10i の先端部を照射
することが望ましい。先端部の方が高さずれ量ΔZが大
きくなるため、計測が容易かつ正確になるからである。
また、斜向投光器13からのスポット光がリードピン1
0i の整列面に対してなす角度、いわゆる照射角φは、
リードピン10i の整列面からの高さ方向への最大ずれ
量をΔZMAX とすると、 π/2>φ>tan -1{(H+2・ΔZMAX )/L} …(1) を満足するように設定する必要がある。照射角φがπ/
2になると、斜向投光器13から垂直に照射されること
になり、高さずれ量ΔZを計測することができなくなる
からであり、また照射角φが上記(1)式の範囲より小
さくなると、スポット光がリードピン10i の間を通過
できなくなる場合が生じるからである。但し、高さずれ
量ΔZを計測する場合には、上記(1)式の範囲内でで
きるだけ小さい方が、即ちスポット光が斜めから照射す
る方が望ましい。
【0038】こうして、斜向投光器13からのスポット
光がリードピン10i の先端部を照射する一方、リード
ピン10i の間を通過したスポット光は、斜向受光器1
4によって受光される。そしてスポット光の斜向受光器
14への入光状態からリードピン10i の左上角(図3
(a)中に●で示す)により遮光状態へ移行する時刻、
即ち出力信号のオン/オフ時刻Ti (図3(b)中に●
で示す)及び遮光状態からリードピン10i の右下角
(図3(a)中に○で示す)により入光状態へ移行する
時刻、即ち出力信号のオン/オフ時刻T′i (図3
(b)中に○で示す)を、時刻検出回路15によって検
出し、j番目のリードピン10j によるオン/オフ時刻
Tj をオン/オフ時刻カウンタ17によってカウントす
る。
【0039】次いで、高さずれ量演算回路19におい
て、ピン数カウンタ16からの対象とするリードピンの
数j及びオン/オフ時刻カウンタ17からのオン/オフ
時刻Tj に基づき、高さずれ量ΔZj を演算する。即
ち、j番目のリードピン10j によるオン/オフ時刻T
j は、 Tj ={(W+L)×(j−1)+ΔZj /tan φ}/Vo +T1 …(2) となり、従ってj番目のリードピン10j の高さずれ量
ΔZj は、 ΔZj ={(Tj −T1 )×Vo −(W+L)×(j−1)}×tan φ …(3) となる。
【0040】次に、第1の実施例によるリードピン検査
装置を用いてリードピンの消失ピン数mを計測する場合
を、図2のブロックダイアグラム及び図4に示す受光器
の出力信号のタイムチャートを用いて説明する。いま、
図4に示すように、j番目のリードピン10j の次から
m個のリードピンが消失しているとする。
【0041】高さずれ量ΔZを計測した場合と同様にし
て、検査対象たるブラシ11を透明テーブル12上に搭
載し、等速駆動機によってリードピン10i の整列方向
に等速度Vo で移動させつつ、斜向投光器13からスポ
ット光を照射する。そしてリードピン10i の間を通過
したスポット光を斜向受光器14によって受光し、斜向
受光器14の出力信号のオン/オフ時刻Ti 及びオフ/
オン時刻T′i を、時刻検出回路15によって検出す
る。
【0042】次いで、時刻検出回路15によって検出し
たj番目のリードピン10j のオフ/オン時刻T′j を
オフ/オン時刻カウンタ18によってカウントすると共
に、リードピン10j の次のリードピン10k によるオ
ン/オフ時刻Tk をオン/オフ時刻カウンタ17によっ
てカウントする。次いで、消失ピン数演算回路20にお
いて、オフ/オン時刻カウンタ18及びオン/オフ時刻
カウンタ17からのオフ/オン時刻T′j 及びオン/オ
フ時刻Tk に基づき、消失ピン数mを計測する。
【0043】即ち、m個の消失ピンが存在すると、j番
目のリードピン10j のオフ/オン時刻T′j から次の
リードピン10k によるオン/オフ時刻Tk までの斜向
受光器14への入光時間ΔTが長くなり、 ΔT=Tk −T′j ={(W+L)×m+L}/Vo …(4) となる。従って消失ピン数mは、 m=(ΔT×Vo −L)/(W+L) ={(Tk −T′j )×Vo −L)}/(W+L) …(5) となる。
【0044】以上のようにして計測したリードピンの高
さずれ量ΔZj 及び消失ピン数mは、データとして計測
量記憶回路21に記憶されると共に、欠陥判定回路22
において、これらの計数量に基づくリードピンの欠陥に
ついての最終的な判別がなされる。このように第1の実
施例によれば、回転軸へ信号を伝達するブラシ11を等
速駆動機によってリードピン10i の整列方向に速度V
o で等速度移動させつつ、斜向投光器13によってリー
ドピン10i の先端部をその整列面に対して所定の鋭角
度φをもって照射し、リードピン10i の間を通過した
スポット光を斜向受光器14によって受光し、斜向受光
器14の出力信号のオン/オフ時刻Ti 及びオフ/オン
時刻T′i を時刻検出回路15によってそれぞれ検出
し、高さずれ量演算回路19及び消失ピン数演算回路2
0において(3)、(5)式に基づき演算することによ
り、リードピンの高さずれ量ΔZ及び消失ピン数mを計
測することができる。従って、欠陥判定回路22によ
り、これらのリードピンの高さずれ量ΔZj 及び消失ピ
ン数mに基づいて、対象となるリードピンが欠陥である
か否かを判定し、複数のリードピン10i におけるリー
ドピンの欠陥の有無を最終的に判別することができる。
【0045】このとき、リードピンの高さずれ量ΔZj
及び消失ピン数mは、斜向受光器14の出力信号のオン
/オフ時刻Ti 及びオフ/オン時刻T′i に基づく特徴
量のみで計測することができるため、検査のためのブラ
シ11の搬送移動の後、短時間で高速に判定結果を得る
ことが可能である。また、これらのリードピンの高さず
れ量ΔZj 及び消失ピン数mの計数量は、データとして
計測量記憶回路21に記憶されるため、製造プロセスや
取扱方法等を改善するための分析に供することが可能と
なる。
【0046】また、斜向投光器13及び斜向受光器14
には、例えば半導体レーザ及びpinフォトダイオード
等の比較的安価なものを用いることが可能であるため、
コスト的にも低価格化を実現することができる。また、
斜向投光器13及び斜向受光器14からなる投受光器は
透過型の光学系であるため、リードピン10i の表面状
態に依存することなく、斜向受光器14からの安定した
出力信号を得ることができる。従って、リードピン10
i の変位量や欠損量について高精度の計測が可能とな
り、リードピンの欠陥についての最終的な判別も信頼性
の高いものとなる。
【0047】また、例えば半導体レーザに所定のレンズ
系を付設して斜向投光器13のスポット光をより微小に
絞り、かつ斜向受光器14の出力信号を更に高速度にサ
ンプリングすることにより、更に高い分解能で高速度の
計測が可能となり、従って検査における高精度化、高速
度化を向上させることが可能となる。尚、上記第1の実
施例においては、等速駆動機によってブラシ11を搭載
した透明テーブル12をリードピン10i の整列方向に
等速移動する場合について説明したが、この等速移動
は、リードピン10i と斜向投光器13及び斜向受光器
14から構成される1組の投受光器との相対的な関係で
あるため、リードピン10i の方を移動させる代わり
に、投受光器の方を等速移動させてもよい。
【0048】また、ブラシ11のリードピン10i の幅
W及び間隔Lは極めて小さいため、厳密な等速移動を行
うことが困難な場合もある。このような場合には、等速
駆動機の代わりに、透明テーブル12をリードピン10
i の整列方向に移動させる駆動機及びその駆動機による
移動速度を検出する相対速度検出センサを設置すればよ
い。
【0049】この場合、受光器の出力信号を処理する回
路構成を示すブロックダイアグラムは、図5に示される
ように、図2のブロックダイアグラムに相対速度検出セ
ンサ23が加わり、この相対速度検出センサ23から各
時刻における速度信号Vが高さずれ量演算回路19及び
消失ピン数演算回路20に送られることとなる。従っ
て、高さずれ量演算回路19においては、(3)式にお
ける (Tj −T1 )×Vo の代わりに、
【0050】
【数1】 を用いて演算がなされ、j番目のリードピン10j の高
さずれ量ΔZj は、
【0051】
【数2】 となる。また、消失ピン数演算回路20においては、
(5)式における (Tk −T′j )×Vo の代わりに、
【0052】
【数3】 を用いて演算がなされ、消失ピン数mは、
【0053】
【数4】 となる。更に、(3)、(5)式における (Tj −T1 )×Vo 及び (Tk −T′j )×Vo は共に変位を表すものであるため、上記のような速度情
報に基づく代わりに、距離検出手段を用いることによ
り、ある基準位置からリードピン10i までのリードピ
ン10i の整列方向の距離を求めてもよい。
【0054】この場合、受光器の出力信号を処理する回
路構成を示すブロックダイアグラムは、図6に示される
ように、図2のブロックダイアグラムに距離検出センサ
24が加わり、オン/オフ時刻カウンタ17及びオフ/
オン時刻カウンタ18の代わりに、オン/オフ時刻Ti
における所定の基準位置からリードピン10i の左側面
までの距離Li をカウントするオン/オフ時距離カウン
タ25及びオフ/オン時刻T′i における所定の基準位
置からリードピン10i の右側面までの距離L′i をカ
ウントするオフ/オン時距離カウンタ26が、それぞれ
時刻検出回路15及び距離検出センサ24に接続されて
設置される。従って、高さずれ量演算回路19において
は、距離カウンタ25から送られてくるj番目のリード
ピン10j の左側面までの距離Lj に基づき、(3)式
における (Tj −T1 )×Vo の代わりに、 Lj −L1 を用いて演算がなされ、j番目のリードピン10j の高
さずれ量ΔZj は、 ΔZj ={(Lj −L1 )−(W+L)×(i−1)}×tan φ …(8) となる。
【0055】また、消失ピン数演算回路20において
は、距離カウンタ26から送られてくるj番目のリード
ピン10j の右側面までの距離L′j 及び距離カウンタ
25から送られてくるj番目の次のリードピン10k の
左側面までの距離Lk に基づき、(5)式における (Tk −T′j )×Vo の代わりに、 Lk −L′j を用いて演算がなされ、消失ピン数mは、 m=(Lk −L′j −L)/(W+L) …(9) となる。また、j番目のリードピン10j の左側面まで
の距離Lj は、 Lj =L′j −W …(10) であるから、 m={(Lk −Lj )−(W+L)}/(W+L) …(11) としてもよい。
【0056】尚、このときの距離検出手段としては、具
体的にはリニア測長器、ロータリーエンコーダ、パルス
モータへの送出パルスカウント、レーザスキャンによる
ポリゴンミラーの回転角検出等が考えられる。また、上
記第1の実施例においては、複数のリードピン10i の
整列方向への位置ずれがないことを前提として、リード
ピンの高さずれ量ΔZ及び消失ピン数mを計測し、リー
ドピンの欠陥の有無を判別するものであったが、リード
ピン10i をもつブラシ11の製造方法や取扱い方法の
如何によっては、垂直方向にずれるのではなく、水平方
向にずれて、位置ずれを生じる場合がある。
【0057】勿論、この場合にも、上記第1の実施例に
よるリードピン検査装置を用いて位置ずれ量ΔXを計測
することは可能である。しかし、上記第1の実施例の場
合、高さずれ量ΔZを容易かつ正確に計測するために、
スポット光の照射角度φが上記(1)式の範囲内ででき
るだけ小さいことが望ましいとされた。ところが、リー
ドピンの位置ずれ量ΔXを計測する場合、その計測を容
易かつ正確にするためには、スポット光の照射角度φを
垂直又はそれに近い角度にすることが望ましい。
【0058】そこで、次に、複数のリードピン10i の
整列面から高さ方向へのずれがないことを前提として、
リードピンの位置ずれ量ΔX及び消失ピン数mを計測す
るリードピン検査装置を、第2の実施例として詳述す
る。本発明の第2の実施例による回転軸へ信号を伝達す
るブラシのリードピン検査装置を、図7及び図8を用い
て説明する。
【0059】図7(a)、(b)、(c)は、検査対象
たるブラシをそれぞれ側面及び平面から見たときの1組
の投受光器の配置を示す概略図であり、図8は、受光器
の出力信号を処理する回路構成を示すブロックダイアグ
ラムである。尚、上記図1及び図2に示すリードピン検
査装置と同じ構成要素には同じ符号を付してその説明を
省略する。
【0060】この第2の実施例においては、上記第1の
実施例の斜向投光器13及び斜向受光器14からなる1
組の投受光器がリードピン10i の整列面に対して斜め
に配置されていたのに対し、図7に示されるように、垂
直投光器27及び垂直受光器28からなる1組の投受光
器がリードピン10i の整列面に対して垂直に配置され
ている点に特徴がある。
【0061】尚、受光器の出力信号を処理する回路構成
においては、図8に示されるように、高さずれ量演算回
路19の代わりに、位置ずれ量演算回路29が設けられ
ていることを除けば、上記第1の実施例の場合とほぼ同
様である。次に、第2の実施例によるリードピン検査装
置を用いてリードピンの位置ずれ量ΔXを計測する場合
を、図8のブロックダイアグラム及び図9に示す受光器
の出力信号のタイムチャートを用いて説明する。
【0062】いま、図9(a)に示すように、検査対象
たるブラシ11のリードピン10iのj番目のリードピ
ン10j がリードピン10i の整列方向にブラシ11の
移動する向きと逆の向きにΔXj だけずれており、その
整列面からの高さずれはないものとする。上記第1の実
施例の場合と同様にして、等速駆動機によってブラシ1
1を搭載した透明テーブル12をリードピン10i の整
列方向に等速度Vo で移動させつつ、垂直投光器27か
らスポット光を照射する。このとき、垂直投光器27か
らのスポット光は、リードピン10i の先端部を照射す
ることが望ましいのは、上記第1の実施例の場合と同様
であるが、リードピン10i の整列面に対する垂直投光
器27からのスポット光の照射角度φは大いに異なる。
【0063】即ち、リードピン10i の整列面に対する
垂直投光器27からのスポット光の照射角度φは、 φ=π/2 …(12) であり、従ってスポット光はリードピン10i を垂直に
照射する。但し、この角度は厳密である必要はなく、垂
直に近い角度で照射すればよい。
【0064】こうして、垂直投光器27からのスポット
光がリードピン10i の先端部を照射する一方、リード
ピン10i の間を通過したスポット光は、垂直受光器2
8によって受光される。そしてスポット光の受光器27
への入光状態から遮光状態への移行時刻及び遮光状態か
ら入光状態への移行時刻、即ち出力信号のオン/オフ時
刻ti 及びオン/オフ時刻t′i を時刻検出回路15に
よって検出し、j番目のリードピン10j によるオン/
オフ時刻tj をオン/オフ時刻カウンタ17によってカ
ウントする。
【0065】次いで、位置ずれ量演算回路29におい
て、ピン数カウンタ16からの対象とするリードピンの
数j及びオン/オフ時刻カウンタ17からのオン/オフ
時刻tj に基づき、位置ずれ量ΔXj を演算する。即
ち、j番目のリードピン10j のオン/オフ時刻tj
は、 tj ={(W+L)×(j−1)+ΔXj }/Vo +t1 …(13) となり、従ってj番目のリードピン10j の位置ずれ量
ΔXj は、 ΔXj ={(tj −t1 )×Vo −(W+L)×(j−1)} …(14) となる。
【0066】尚、第2の実施例によるリードピン検査装
置によってリードピンの消失ピン数mを計測する動作
は、上記第1の実施例における場合と殆ど同じであり、
従って消失ピン数mは、 m={(tk −t′j )×Vo −L)}/(W+L) …(15) となる。
【0067】以上のようにして計測したリードピンの位
置ずれ量ΔXj 及び消失ピン数mは、データとして計測
量記憶回路21に記憶されると共に、欠陥判定回路22
において、これらの計数量に基づくリードピンの欠陥に
ついての最終的な判別がなされる。このように第2の実
施例によれば、回転軸へ信号を伝達するブラシ11を等
速駆動機によってリードピン10i の整列方向に等速度
Vo で移動させつつ、垂直投光器27によってリードピ
ン10i の先端部をその整列面に対して垂直に照射し、
リードピン10i の間を通過したスポット光を垂直受光
器28によって受光し、垂直受光器28の出力信号のオ
ン/オフ時刻ti 及びオフ/オン時刻t′iを時刻検出
回路15によって検出し、位置ずれ量演算回路29及び
消失ピン数演算回路20において(14)、(15)式
に基づき演算することにより、リードピンの位置ずれ量
ΔX及び消失ピン数mを計測することができる。
【0068】従って、これらのリードピンの位置ずれ量
ΔX及び消失ピン数mは、データとして計測量記憶回路
21に記憶されると共に、欠陥判定回路22においてこ
れらの計数量に基づきリードピンの欠陥の有無を最終的
に判別することができる。尚、上記第1の実施例につい
て述べたように、リードピン10i の方を移動させる代
わりに、投受光器の方を等速移動させてもよい。また、
等速駆動機の代わりに、駆動機と相対速度検出センサを
設置してもよい。更に、距離検出手段を用いてもよい。
【0069】但し、上記第2の実施例においては、位置
ずれ量ΔXを容易かつ正確に計測するために、スポット
光はリードピン10i の先端部を照射することが望まし
いとされる。しかし、リードピンの消失ピン数mを計測
する場合には、上記図7に示す場合と異なり、スポット
光はリードピン10i の根元部を照射することが望まし
い。
【0070】例えば図10(a)に示されるように、リ
ードピンの位置ずれが非常に大きく、先端部でのリード
ピンの間隔Aが、 A〜2L+W …(16) となっている場合、スポット光がリードピンの先端部を
照射すると、図10(b)に示されるように、リードピ
ンが消失している場合と誤認する恐れがある。他方、リ
ードピンの根元部を照射すると、根元部でのリードピン
の間隔aは、どんなに大きな位置ずれであっても、 a<2L+W …(17) となるため、リードピンが消失していると誤認する恐れ
はない。従って、リードピンの消失ピン数mを計測し、
その有無を安定して判別するには、スポット光がリード
ピン10i の根元部を照射することが望ましい。
【0071】また、上記第1及び第2の実施例は、一方
においてリードピン10i の位置ずれがないことを前提
として高さずれ量ΔZ及び消失ピン数mを計測し、他方
においてリードピン10i の高さずれがないことを前提
として位置ずれ量ΔX及び消失ピン数mを計測している
が、例えばICパッケージのリードピンの如きは、位置
ずれと高さずれとが複合して生じる場合も少なくない。
【0072】そこで、次に、スポット光の照射角度φが
上記(1)式の範囲内でできるだけ鋭角であることと垂
直又はそれに近い角度にすること、スポット光がリード
ピンの先端部を照射することと根元部を照射すること等
の異なる要求を満足し、位置ずれと高さずれとが複合し
た変位を計測し、更に上記第1及び第2の実施例では計
測不能であったリードピンの集合的な傾斜量の計測する
ことができるリードピン検査装置を、第3の実施例とし
て詳述する。
【0073】次に、本発明の第3の実施例によるICパ
ッケージのリードピン検査装置を、図11及び図12を
用いて説明する。図11(a)、(b)は、検査対象た
るICパッケージをそれぞれ側面及び平面から見たとき
の3組の投受光器の配置を示す概略図であり、図12
は、受光器の出力信号を処理する回路構成を示すブロッ
クダイアグラムである。
【0074】各側面から複数のリードピン30i (i=
1,2,…,n)が引き出されているICパッケージ3
1が、光を透過する透明テーブル32上に搭載されてい
る。そしてこの透明テーブル32は、等速駆動機(図示
せず)によってリードピン30i の整列方向に等速移動
するようになっている。また、透明テーブル32の上方
には、それぞれスポット光を照射する第1の垂直投光器
33、斜向投光器34、及び第2の垂直投光器35が設
置され、その内の第1の垂直投光器33はリードピン3
0i の先端部をその整列面に対してほぼ垂直に照射し、
斜向投光器34はリードピン30i の先端部をその整列
面に対して所定の角度φをもって照射し、第2の垂直投
光器35はリードピン30i の根元部をその整列面に対
してほぼ垂直に照射するようになっている。また、この
とき、第1の垂直投光器33と第2の垂直投光器35と
は、その設置上、リードピン30i の整列方向に距離b
だけ離れている。
【0075】更に、透明テーブル32の下方には、第1
の垂直投光器33、斜向投光器34、及び第2の垂直投
光器35に相対してそれぞれ第1の垂直受光器36、斜
向受光器37、及び第2の垂直受光器38が設置され、
リードピン30i の間を通過した第1の垂直投光器3
3、斜向投光器34、及び第2の垂直投光器35からの
スポット光をそれぞれ受光するようになっている。こう
してリードピン30i の整列面を間に挟む3組の投受光
器が配置されている。
【0076】また、これら第1の垂直受光器36、斜向
受光器37、及び第2の垂直受光器38には、第1の垂
直投光器33、斜向投光器34、及び第2の垂直投光器
35からのスポット光の入光状態からリードピン30i
による遮光状態への移行時刻又は遮光状態から入光状態
への移行時刻、即ち第1の垂直受光器36、斜向受光器
37、及び第2の垂直受光器38の出力信号のオン/オ
フ時刻ti 、Ti 、τi (i=1,2,…,n)及びオ
フ/オン時刻t′i 、T′i 、τ′i (i=1,2,
…,n)を検出する時刻検出回路39、40、41がそ
れぞれ接続されている。
【0077】また、時刻検出回路39には、リードピン
30i の数もカウントするピン数カウンタ42及びオン
/オフ時刻ti をカウントするオン/オフ時刻カウンタ
43が接続され、時刻検出回路40には、オン/オフ時
刻Ti をカウントするオン/オフ時刻カウンタ44が接
続され、時刻検出回路41には、オン/オフ時刻τiを
カウントするオン/オフ時刻カウンタ45及びオフ/オ
ン時刻τ′i をカウントするオフ/オン時刻カウンタ4
6が接続されている。
【0078】また、オン/オフ時刻カウンタ43及びピ
ン数カウンタ42には、位置ずれ量ΔXを演算する位置
ずれ量演算回路47が接続され、オン/オフ時刻カウン
タ44及びピン数カウンタ42には、高さずれ量ΔZを
演算する高さずれ量演算回路48が接続され、オン/オ
フ時刻カウンタ43及びオン/オフ時刻カウンタ45に
は、リードピンの集合的な傾斜量ΔXs を演算する傾斜
量演算回路49が接続され、オン/オフ時刻カウンタ4
5及びオフ/オン時刻カウンタ46には、リードピンの
消失ピン数mを演算する消失ピン数演算回路50が接続
されている。
【0079】更に、ピン数カウンタ42、位置ずれ量演
算回路47、高さずれ量演算回路48、傾斜量演算回路
49、及び消失ピン数演算回路50は、計数量記憶回路
51に接続されると共に、これら位置ずれ量演算回路4
7、高さずれ量演算回路48、傾斜量演算回路49、及
び消失ピン数演算回路50は、リードピンの欠陥を最終
的に判別する欠陥判定回路52に接続されている。
【0080】次に、第3の実施例によるリードピン検査
装置を用いてリードピンの位置ずれ量ΔX及び高さずれ
量ΔZを計測する場合を、図12のブロックダイアグラ
ム及び図13に示す受光器の出力信号のタイムチャート
を用いて説明する。いま、図13(a)に示すように、
検査対象としてのICパッケージ31の各リードピン3
0i の幅をW、その厚さをH、正常に整列された間隔を
Lとし、j番目のリードピン30j がリードピン30i
の整列方向にICパッケージ31の移動する向きと逆の
向きにΔXj だけずれ、更にその整列面から垂直な方向
に下向きにΔZj だけずれているとする。
【0081】まず、検査対象たるICパッケージ31を
透明テーブル32上に搭載した後、この透明テーブル3
2を等速駆動機(図示せず)によって複数のリードピン
30i の整列方向に等速度Vo で移動させつつ、第1の
垂直投光器33及び斜向投光器34からスポット光を照
射する。そしてこれら第1の垂直投光器33及び斜向投
光器34からのスポット光は、リードピン30i の先端
部を照射する一方、リードピン30i の間を通過して第
1の垂直受光器36及び斜向受光器37に入光する。
【0082】そして上記第2の実施例の場合と同様にし
て、第1の垂直投光器33からほぼ垂直に照射されたス
ポット光の第1の垂直受光器36への入光状態からリー
ドピン30i による遮光状態への移行時刻及び遮光状態
から入光状態への移行時刻、即ち出力信号のオン/オフ
時刻ti 及びオフ/オン時刻t′i を時刻検出回路39
によって検出し、j番目のリードピン30j によるオン
/オフ時刻tj をオン/オフ時刻カウンタ43によって
カウントする。
【0083】また、上記第1の実施例の場合と同様にし
て、斜向投光器34から所定の角度φをもって照射され
たスポット光の第2の受光器37への入光状態からリー
ドピン30i の左上角(図13(a)中に●で示す)に
よる遮光状態への移行時刻、即ち出力信号のオン/オフ
時刻Ti (図13(c)中に●で示す)及び遮光状態か
らリードピン30i の右下角(図13(a)中に○で示
す)による入光状態への移行時刻、即ち出力信号のオフ
/オン時刻T′i (図13(c)中に●で示す)を時刻
検出回路40によって検出し、j番目のリードピン30
j によるオン/オフ時刻Tj をオン/オフ時刻カウンタ
44によってカウントする。
【0084】次いで、位置ずれ量演算回路47及び高さ
ずれ量演算回路48において、ピン数カウンタ42から
の対象とするリードピンの数j及びオン/オフ時刻カウ
ンタ43、44からのオン/オフ時刻tj 、Tj に基づ
き、位置ずれ量ΔXj 及び高さずれ量ΔZj を演算す
る。即ち、j番目のリードピン30j によるオン/オフ
時刻tj 、Tj は、 tj ={(W+L)×(j−1)+ΔXj }/Vo +t1 …(18) Tj ={(W+L)×(j−1)+ΔXj +ΔZj /tan φ}/Vo +T1 …(19) となり、従ってj番目のリードピン30j の位置ずれ量
ΔXj は、 ΔXj ={(tj −t1 )×Vo −(W+L)×(j−1)} …(20) となり、また高さずれ量ΔZj は、 ΔZj ={(Tj −T1 )×Vo −(W+L)×(j−1)−ΔXj }×tan φ ={(Tj −T1 )×Vo −(tj −t1 )×Vo }×tan φ …(21) となる。
【0085】次に、第3の実施例によるリードピン検査
装置を用いてリードピンの集合的な傾斜量ΔXs を計測
する場合を、図12のブロックダイアグラム及び図14
に示すリードピン30i の拡大平面図を用いて説明す
る。いま、図14に示すように、ICパッケージ31の
リードピン30i が全て一様な位置ずれを生じていると
する。このような集合的な傾斜は、第1の垂直投光器3
3及び斜向投光器34並びに第1の垂直受光器36及び
斜向受光器37によっては検出できないため、リードピ
ン30i の先端部及び根元部をその整列面に対してほぼ
垂直に照射する第1及び第2の垂直投光器33、35と
これらに対応する第1及び第2の垂直受光器36、38
を用いて検出する。
【0086】位置ずれ量ΔX及び高さずれ量ΔZを計測
した場合と同様にして、検査対象たるICパッケージ3
1を搭載した透明テーブル32をリードピン30i の整
列方向に等速度Vo で移動させつつ、第1及び第2の垂
直投光器33、35からスポット光を照射する。そして
第1の垂直投光器33からのスポット光の第1の垂直受
光器36への入光状態から遮光状態への移行時刻、即ち
第1の垂直受光器36の出力信号のオン/オフ時刻ti
と第2の垂直投光器35からのスポット光の第2の垂直
受光器38への入光状態から遮光状態への移行時刻、即
ち第2の垂直受光器38の出力信号のオン/オフ時刻τ
i とをそれぞれ時刻検出回路39、41によって検出
し、オン/オフ時刻カウンタ43、45によってカウン
トする。
【0087】次いで、傾斜量演算回路49において、オ
ン/オフ時刻カウンタ43、45からのオン/オフ時刻
ti 、τi に基づき、上記第1の実施例の場合と同様に
して、傾斜量を演算する。ここで、リードピン30i の
根元部から先端部までの整列方向の距離ΔXs を、リー
ドピン30i の集合的な傾斜量とすると、傾斜量ΔXs
は、 ΔXs =(ti −τi )×Vo −b …(22) 但し、i=1,2,…,n となる。
【0088】次に、第3の実施例によるリードピン検査
装置における第2の垂直投光器35及び第2の垂直受光
器38からなる1組の投受光器を用いて、リードピンの
消失ピン数mを計測する。この場合の動作は、リードピ
ン30i の根元部を照射するか先端部を照射するかの違
いはあれ、その他は上記第2の実施例における場合と殆
ど同じである。従って、消失ピン数mは、 m={(τk −τ′j )×Vo −L}/(W+L) …(23) となる。
【0089】以上のようにして計測したリードピンの位
置ずれ量ΔXj 、高さずれ量ΔZj、集合的な傾斜量Δ
Xs 、及び消失ピン数mは、データとして計数量記憶回
路51に記憶されると共に、欠陥判定回路52におい
て、これらの計数量に基づくリードピンの欠陥について
の最終的な判別がなされる。このように第3の実施例に
よれば、等速駆動機によってICパッケージ31をリー
ドピン30i の整列方向に等速度Vo で移動させつつ、
第1の垂直投光器33によってリードピン30i の先端
部をその整列面に対してほぼ垂直に照射し、斜向投光器
34によってリードピン30i の先端部をその整列面に
対して所定の角度φをもって照射し、第2の垂直投光器
35によってリードピン30i の根元部をその整列面に
対してほぼ垂直に照射し、リードピン30i の間を通過
した第1の垂直投光器33、斜向投光器34、及び第2
の垂直投光器35からのスポット光をそれぞれ受光した
第1の垂直受光器36、斜向受光器37、及び第2の垂
直受光器38の出力信号のオン/オフ時刻ti 、Ti 、
τi 及びオフ/オン時刻t′i 、T′i 、τ′i を時刻
検出回路39、40、41によってそれぞれ検出し、位
置ずれ量演算回路47、高さずれ量演算回路48、傾斜
量演算回路49、及び消失ピン数演算回路50において
(20)〜(23)式に基づき演算することにより、そ
れぞれリードピンの位置ずれ量ΔX、高さずれ量ΔZ、
集合的な傾斜量ΔXs 、及び消失ピン数mを計測するこ
とができる。
【0090】従って、これらのリードピンの位置ずれ量
ΔX、及び高さずれ量ΔZ、集合的な傾斜量ΔXs 、及
び消失ピン数mは、データとして計数量記憶回路51に
記憶されると共に、欠陥判定回路52においてこれらの
計数量に基づきリードピンの欠陥を最終的に判別するこ
とができる。尚、第3の実施例においては、上記第1及
び第2の実施例の場合と同様に、等速駆動機によってI
Cパッケージ31を搭載した透明テーブル32を等速移
動する代わりに、3組の投受光器の方を等速移動させて
もよい。
【0091】また、等速駆動機の代わりに、透明テーブ
ル32をリードピン30i の整列方向に移動させる駆動
機と、その駆動機による移動速度を検出する相対速度検
出センサを設置してもよい。また、リニア測長器等の距
離検出手段を用いることにより、速度情報の代わりに距
離情報に基づいて、リードピンの位置ずれ量ΔXj 、高
さずれ量ΔZj 、及び消失ピン数mを計測してもよい。
【0092】次に本発明の第4の実施例によるICパッ
ケージのリードピン検査装置を、図15乃至17を用い
て説明する。図15は本実施例の原理説明図であり、図
16は、図15に示す本実施例の原理に基づき投受光器
ユニットとして用いた例を示す図である。図17はリー
ドピン曲がりの検査方法を説明する図である。
【0093】上述した第3の実施例では、1つの投光器
と1つの受光器を対として、照射角の異なる2対以上の
投受光器ユニットを用いたが、本実施例では、1つの投
光器に対して複数の受光器を設けた投受光器ユニットと
して構成している。図15の原理説明図では、投光器1
個に対して受光器2個を用いた場合について示してい
る。
【0094】検査対象である、各側面から複数のリード
ピン106が引き出されているICパッケージ104
が、光を透過する透明テーブル108上に搭載されてい
る。透明テーブル108の上方には光を照射する投光器
100が設けられ、投光器100の下部には、投光器1
00からの光を集光するレンズ102を主体とする光学
系が設けられている。
【0095】透明テーブル108の下方には、投光器1
00の光軸Z−Z′に対して角度θの方向に2つの受光
器110が設置されている。投光器100から発した光
は、レンズ102を主体とする光学系により集光され、
投光器100の光軸Z−Z′に対し角度θの広がりを持
つ光となる。ICパッケージ104に対してθの角度で
斜めに入射した光は、リードピン106の間を通過し、
受光器110に入射する。
【0096】このようにして左右の受光器110に入射
する光は、ICパッケージ104に対して互いに異なる
角度で照射される。したがって、異なる照射角を持つ光
を一つの投光器100で実現することができる。本実施
例によるリードピン検査装置の投受光器ユニットは、図
16に示すように、1個の投光器100と4個の受光器
112、114、116、118を、コの字形状をした
支持フレーム120に一体化して形成している。4つの
受光器112、114、116、118は、光学系12
2で集光されたスポット124のほぼ中央で直行する2
直線、X−X′及びY−Y′の上に配置している。ま
た、検査するICパッケージ104は、光学系122と
複数の受光器112、114、116、118との間に
置かれる。なお、ICパッケージ104は透明テーブル
108上に乗せられるが、ここでは簡略化のためICパ
ッケージ104のみを図示した。
【0097】いま、検査するICパッケージ104のリ
ードピン106の整列方向をY−Y′方向に合わせ、そ
の相対運動方向もY−Y′方向(図中の矢印方向)とす
る。このとき、受光器112及び114に入射した光
は、相対運動方向に対して垂直な方向に偏向しているの
でリードピン106に対しては垂直入射光とみなすこと
ができる。また、受光器116及び118に入射した光
は、相対運動方向に偏向しているのでリードピン106
に対しては斜め入射光とみなすことができる。
【0098】このように、本実施例による投受光器ユニ
ットを用いることにより、2つの垂直方向の投受光器ユ
ニットと、2つの斜め方向の投受光器ユニットを用いる
ことと同様の機能を得ることができる。従って、上記第
3の実施例に示したように、リードピン106の位置ズ
レ量、高さズレ量、集合的な傾斜量、及び消失ピン数を
計測することができる。
【0099】次に本実施例における測定の一例として、
リードピン曲がりの測定について説明する。図17に示
すようにX−X′方向にαの角度の曲がりのあるリード
ピン106が検査対象の場合、リードピン106がYか
らY′方向に移動すると受光器114に入射する光はリ
ードピン106がA点に到達した時に遮られるが、受光
器112に入射する光はリードピン106がB点に到達
するまで光を遮らない。このことを利用し、A点とB点
との距離を相対速度検出センサー23や距離検出センサ
ー24を用いて検出することで、リードピンの曲がり角
αやピン消失を計算から求めることができる。
【0100】このように本実施例によれば、一個の投光
器と複数の受光器により構成された投受光器ユニットに
よりリードピンのあらゆる検査が可能である。また、1
つの投受光器ユニットで一連の検査が可能であるため取
付スペースを縮小できる。さらに、4つの受光器間の距
離を縮めることができるため、検査する際のリードピン
の移動距離も短くなり、検査処理時間が短縮できる。
【0101】なお、図15に示す投受光器ユニットで
は、投光器100から発した光を直接受光器110で受
けていたが、図18に示すように光ファイバー等の光を
伝達する線状の部材156を複数配置し、さらにその先
に受光器110を接続することで受光機能をもたせても
よい。また、図19に示すように、受光器あるいは光フ
ァイバー等の光を伝達する線状の部材156の前方に、
ピンホールのような微細な孔158の開いたマスク16
0を配置し、受光する光の強さを調節したり外乱光の侵
入を阻止して受光機能の安定化をはかってもよい。
【0102】また、図15の投受光器ユニットでは、受
光器110を同一円周上に配置したが、光の強さがほぼ
等しい点であれば、円周上に限らず楕円などの他の形状
の外周上に配置してもよい。次に本発明の第5の実施例
によるICパッケージのリードピン検査装置を、図20
乃至24を用いて説明する。
【0103】図20は、本実施例の原理説明図である。
図21は本実施例によるリードピン検査装置を説明する
概略図であり、図22はリードピン検査装置の信号処理
回路を示すブロックダイアグラムである。図23及び図
24は図21に示したリードピン検査装置の動作説明図
である。上述した第4の実施例では、図16に示す投受
光器ユニット1つでリードピン検査が可能であることを
示した。本実施例のリードピン検査装置では、図16に
示した投受光器のもう一つの利点である双方向性を利用
している。
【0104】図20を用いて本実施例の原理について説
明する。図20(a)は、リードピン106が左から右
に移動した場合の原理を、図20(b)は、リードピン
106が右から左に移動した場合の原理を示している。
なお、図中のY−Y′は図16の記号に対応している。
リードピン106を右から左に移動した場合、受光器1
16に入射する光はリードピン106の下面エッジB点
で遮られ、また、受光器118に入射する光はリードピ
ン106の上面エッジA点で遮られる。リードピンを左
から右に移動した場合には、受光器118に入射する光
はリードピン106の下面エッジC点で遮られ、また、
受光器116に入射する光はリードピン106の上面エ
ッジD点にて遮られる。
【0105】リードピン106の検査を行う際、リード
ピン106の検出面(上面あるいは下面)は統一するこ
とが望ましいため、Y−Y′方向に一つの受光器しかも
たない場合にはリードピン106の移動方向は右から
左、あるいは左から右の一方向に限定される。しかし、
受光器を2個配置することにより、リードピン106は
左右両方向に移動することが可能となる。但し、その際
には移動方向に応じて検出する受光器116あるいは1
18を選択する必要がある。つまりリードピン106の
上面を検出面とした場合は、左方向に移動する際には受
光器118を用いてA点を検出し、右方向に移動する際
には受光器116を用いてD点を検出すればよい。
【0106】図21を用いて本実施例によるリードピン
検査装置を説明する。図21(a)及び(b)はそれぞ
れ、リードピン装置の上面図と側面図を示している。土
台128に固定されたスライドガイド130上には、左
右に移動するスライドテーブル132が設けられてい
る。スライドテーブル132には、リードピン106を
検査するための4つの投受光器ユニット134、13
6、138、140が設けられている。なお、投受光器
ユニット134、136、138、140は図16に示
したものである。また、投受光器ユニット134、13
6、138、140の投光器110と受光器112、1
14、116、118との間には、検査するICパッケ
ージ104を乗せるためのワーク支持台152が配置さ
れている。
【0107】ICパッケージ104を搬送する移載ロボ
ット142は、土台128に固定された軸柱144に取
り付けられ、軸柱144を中心に回転する。また、移載
ロボット142には、先端にICチャック148が取り
付けられた、直角に交差する4本のアーム146が設け
られており、同時に4つのICパッケージ104を運ぶ
ことができる。
【0108】また、図21(b)に示すように軸柱14
4は上下移動が可能で、ICパッケージ104をグリッ
プあるいはリリースする際には下に移動し、移載ロボッ
トを回転する際には上に移動する。図22を用いて、投
受光器ユニット134、136、138、140の出力
信号を処理する回路構成を説明する。
【0109】それぞれの投受光器ユニットの第1の垂直
受光器112、及び第2の垂直受光器114には時刻検
出回路39、41がそれぞれ接続されている。また、第
1の斜向受光器116及び第2の斜向受光器118は切
り替え器162を介して時刻検出回路40に接続されて
いる。切り替え器162は、切り替え信号に基づいて時
刻検出回路40に受光器116と118のどちらを接続
するかを切り替える働きをする。
【0110】その他については第3の実施例と同様であ
るので説明は省略する。次に、図21及至24を用いて
本実施例のリードピン検査装置の動作を説明する。図2
3はリードピン検査の際の往復スライドテーブル132
の動作を示しており、図24はICパッケージ104が
移載ロボット142により運ばれる際のリードピンの位
置を示す図である。
【0111】いま、図24に示すような4辺にリードピ
ンをもつ四角形のICパッケージ104を検査すること
とする。ICパッケージ104は、リードピン106の
配置を示すインデックスマーク164を左下にした状態
で供給ステージ150に供給される。供給ステージ15
0に供給されたICパッケージ104は移載ロボット1
42によりワーク支持台152のA点に運ばれる。A点
は、移載ロボット142の軸柱144を中心にして、供
給ステージ150から90゜の位置にある。つまり、供
給ステージ150にて供給されたICパッケージ104
はA点に移動することで90゜回転し、ICパッケージ
104のインデックスマーク164は左上に移動する。
【0112】A点に置かれたICパッケージ104を検
査するためには、図23(a)に示す位置にある往復ス
ライドテーブル132を右方向に移動すればよい。それ
により、投受光器ユニット134及び136を用いてI
Cパッケージ104の上下2辺のリードピン検査を行
う。すなわち、第1のリードピン列166と第2のリー
ドピン列168が、それぞれ投受光器ユニット134と
136により検査される。
【0113】A点での検査が終了すると、ICパッケー
ジ104は移載ロボット142によりワーク支持台15
2のA点からワーク支持台152のB点に運ばれる。同
様に、B点は移載ロボット142の軸柱144を中心に
して、A点から90゜の位置にある。このため、ICパ
ッケージ104はさらに90゜回転し、インデックスマ
ークは右上に移動する。また、A点で検査した第1のリ
ードピン列166と第2のリードピン列168はそれぞ
れICパッケージ104の右側及び左側となる。
【0114】上記の検査により、往復スライドテーブル
132はスライドガイド130の右側に移動し、図23
(b)に示すように、B点の右側に投受光器ユニット1
38及び140が位置することになる。従って、B点に
置かれたICパッケージ104を検査するためには、今
度は往復スライドテーブル132を左方向に移動すれば
よい。それにより、投受光器ユニット138及び140
を用いてICパッケージ104の残り2辺のリードピン
検査を行う。すなわち、第3のリードピン列170と第
4のリードピン列172を、それぞれ投受光器ユニット
138と140により検査する。
【0115】なお、前述したように往復スライドテーブ
ル130の移動方向を逆にする際には斜向方向の受光器
116及び118を切り替える必要があるので、切り替
え器162を用いて時刻検出回路40に接続する斜向方
向の受光器を切り替える。B点での検査が終了すると、
ICパッケージ104はワーク支持台152のB点から
移載ロボット142により取り出しステージ154に運
ばれ、ここで検査工程を終了する。
【0116】また、上記一連の手順において、ワーク支
持台152のA点及びB点では異なるICパッケージ1
04を同時に検査することが可能である。このように本
実施例によれば、一個の投光器と複数の受光器を持った
一組の投受光器ユニットは、2つの斜向受光器を切り替
えることにより、リードピン整列方向に対する移動方向
を固定する必要ない。このため、図21に示すようなリ
ードピン検査装置として用いた際には検査のたびに往復
スライドテーブル132を戻す必要がなく、検査時間を
短縮することができる。
【0117】次に、本発明の第6の実施例による2つの
面の相対的位置を制御する位置制御装置を、図25を用
いて説明する。図25(a)、(b)は、それぞれ制御
対象たる2つの面を側面から見たときの1組の投受光器
の配置を示す概略図であり、図25(c)は、その位置
制御装置の受光器の出力信号のタイムチャートである。
【0118】図25(a)に示されるように、A面及び
B面という2つの面が、ある間隔をおいて平行に対面し
ている。そしてA面には、例えばテレビカメラ等が接続
されている光学系60が固定されており、その光学系6
0の先端部は、A面から下方に距離dだけ突き出てい
る。またA面には、スポット光を照射する投光器61
が、A面に立てた法線から角度φだけ傾けて固定されて
いる。
【0119】他方のB面には、スポット光を受光する受
光器62が、投光器61の光軸とB面に立てた法線との
なす平面内に、B面に立てた法線から角度φだけ傾けて
固定されている。またB面の下面には、ステージ63が
取り付けられ、駆動機(図示せず)によってz軸方向に
だけ移動することができるようになっている。また、図
25(b)に示されるように、A面に固定された投光器
61とB面に固定された受光器62とは、A面とB面と
の間隔が所定の距離Dになったときに互いの光軸が一致
し、投光器61からのスポット光が受光器62によって
受光されるように配置されている。そしてこのとき、光
学系60先端部からB面までの距離、即ち光学系60の
ワーキング・ディスタンス(焦点が合う距離)fは、 f=D−d …(24) となる。
【0120】従って、投光器61からスポット光を照射
している状態で、駆動機によってステージ63をz軸方
向に移動していくと、A面とB面との距離がDになった
ときに、図25(c)に示されるように、受光器62か
ら所定の検出信号が出力される。このように第6の実施
例によれば、平行に対面するA面及びB面に、それらの
面に立てた法線から角度φだけ傾けて投光器61及び受
光器62を固定すると共に、一方のB面を駆動機によっ
てz軸方向に移動することにより、A面とB面とが所定
の距離Dになったときに投光器61からのスポット光が
受光器62によって受光され、所定の検出信号が出力さ
れるため、光学系60のワーキング・ディスタンスfに
容易にかつ正確に制御することができる。また、受光器
62の出力と駆動機とを接続し、所定の検出信号によっ
て移動を自動的に停止させることにより、光学系60の
自動フォーカスが可能となる。
【0121】尚、上記第6の実施例においては、駆動機
はステージ63をz軸方向にだけ移動するものである
が、更にx軸方向及びy軸方向にも移動する駆動機を取
り付けてもよい。この場合、光学系60の自動フォーカ
スのみならず、光学系60とB面上の観測対象とのx軸
方向及びy軸方向の位置合わせも可能となる。また、こ
うした駆動機による移動はB面側に限らず、A面側を移
動させてもよいし、又は両面を共に移動させてもよい。
【0122】また、上記第6の実施例においては、A面
に投光器61を固定し、B面に受光器62を固定してい
るが、互いに逆に取り付けてもよい。また、上記第6の
実施例においては、A面及びB面が平行に対面している
場合について説明したが、平行でない場合にも本発明を
適用することができる。この場合は、A面とB面との距
離Dの制御ではなく、A面内の所定の点とB面内の所定
の点との距離を制御することになる。
【0123】また、投光器61から照射するスポット光
は、十分に絞られていることが望ましい。図25(b)
に示される受光器62から出力される所定の検出信号の
幅が限りなく小さくなり、従って光学系60のワーキン
グ・ディスタンスfが高精度に制御されることになるか
らである。次に、本発明の第7の実施例による2つの面
の相対的位置を制御する位置制御装置を、図26及び図
27を用いて説明する。
【0124】図26(a)、(b)は、それぞれ制御対
象たる2つの面を側面から見たときの3組の投受光器の
配置を示す概略図であり、図27は、その位置制御装置
の受光器の出力信号の検出図である。図26(a)に示
されるように、A面及びB面という2つの面が、ある間
隔をおいて対面しているが、平行であるとは限らない。
そしてA面には、スポット光を照射する第1乃至第3の
投光器64、65、66が固定されている。その内の第
1の投光器64はA面に垂直に取り付けられ、第2の投
光器65はA面に立てた法線から角度φだけ傾けて取り
付けられ、第3の投光器66はA面に立てた法線から角
度ψだけ傾けて取り付けられている。
【0125】他方のB面には、スポット光を受光する第
1乃至第3の受光器67、68、69が、それぞれ第1
乃至第3の投光器64、65、66に相対して固定され
ている。即ち、第1の受光器67はB面に垂直に取り付
けられ、第2の受光器68はB面に立てた法線から角度
φだけ傾けて取り付けられ、第3の受光器69はB面に
立てた法線から角度ψだけ傾けて取り付けられている。
【0126】また、A面又はB面の位置を動かす駆動機
(図示せず)が設けられており、この駆動機によって、
A面とB面とのなす距離及びA面とB面とのなす対面角
度を変化させることができるように配置されている。そ
してA面に固定された第1乃至第3の投光器64、6
5、66とB面に固定された第1乃至第3の受光器6
7、68、69とは、図16(b)に示されるように、
A面とB面とが平行になり、かつA面とB面との間隔が
所定の距離Dになったときに3組の投受光器の光軸がそ
れぞれ一致し、第1乃至第3の投光器64、65、66
からのスポット光が第1乃至第3の受光器67、68、
69によってそれぞれ受光されるように設定されてい
る。
【0127】従って、第1乃至第3の投光器64、6
5、66からスポット光を照射している状態で、駆動機
によってA面又はB面を動かし、A面とB面とのなす距
離及びA面とB面とのなす対面角度を変化させていく
と、A面とB面とが平行になり、かつA面とB面との間
隔が所定の距離Dになったときに、図27に示されるよ
うに、第1乃至第3の受光器67、68、69から所定
の検出信号がそれぞれ出力される。
【0128】このように第7の実施例によれば、対面す
るA面及びB面に、第1乃至第3の投光器64、65、
66と第1乃至第3の受光器67、68、69とからな
る3組の投受光器をそれぞれ異なる方向に取り付けると
共に、駆動機によってA面とB面とのなす距離及びA面
とB面とのなす対面角度を変化させることにより、A面
とB面とが平行になり、かつA面とB面との間隔が所定
の距離Dになったときに、第1乃至第3の投光器64、
65、66からのスポット光が第1乃至第3の受光器6
7、68、69によって受光され、所定の検出信号がそ
れぞれ出力されるため、対面するA面及びB面が所定の
距離Dをおいた平行な位置になるように容易にかつ正確
に制御することができる。従って、第1乃至第3の受光
器67、68、69の各出力と駆動機とを接続すること
により、所定の距離DをおいたA面とB面との平行度の
自動制御が可能となる。
【0129】尚、上記第7の実施例においては、第1の
投光器64はA面に垂直に、第2の投光器65はA面に
立てた法線から角度φだけ傾けて、第3の投光器66は
A面に立てた法線から角度ψだけ傾けてそれぞれ固定さ
れ、また、これら第1乃至第3の投光器64、65、6
6に相対して第1乃至第3の受光器67、68、69が
B面に固定されているが、例えば図28に示すように、
その中の第3の投光器66の代わりに、第1の投光器6
4と同様にA面に垂直に固定した第3の投光器70を用
い、この第3の投光器70に相対して、第3の受光器6
9の代わりに第3の受光器71をB面に垂直に固定して
も、同様の効果を奏することができる。異なる位置に固
定された3組の投受光器の内、少なくとも2組の投受光
器の方向が異なれば、A面及びB面の相対的な位置を確
定することができるからである。
【0130】また、上記第7の実施例においては、A面
とB面とが平行になるように制御する場合について説明
したが、A面及びB面に固定する組の投受光器の取り付
け位置及びその方向を調整することにより、A面及びB
面が平行になる場合に限らず、所定の対面角度になるよ
うに制御することも可能である。
【0131】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定の間
隔をおいて整列された複数のリードピンを検査するリー
ドピン検査装置において、駆動手段によって投受光器又
は被検査物を搭載したステージを複数のリードピンの整
列方向に移動させつつ、投受光器によって複数のリード
ピンの整列面に所定の角度をもってスポット光を照射す
ると共に、そのリードピンの間を通過したスポット光を
受光し、受光器の入光状態から遮光状態への移行時刻又
は遮光状態から入光状態への移行時刻を時刻検出手段に
よって検出し、その移行時刻に基づき、各リードピンの
正常な位置からの変位量又はリードピンの欠損数を演算
手段によって計測し、その計測量に基づき、複数のリー
ドピンにおける欠陥の有無を欠陥判定手段によって判定
することができる。
【0132】これにより、リードピンの位置ずれ、高さ
ずれ、消失、集団的傾斜等の欠陥を高速、高精度、低価
格で、安定的に検査することが可能となる。また、対面
する第1の面と第2の面との相対的位置を制御する位置
制御装置において、投光器が固定された第1の面又は受
光器が固定された第2の面の位置を駆動手段によって変
化させ、第1の面と第2の面とが所定の相対的な位置に
なるときに互いの光軸を一致させることにより、第1の
面と第2の面とを所定の相対的位置に制御することがで
きる。
【0133】これにより、対面する2つの面の相対的位
置を高速、高精度、低価格で、安定的に制御することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による回転軸へ信号を伝
達するブラシのリードピン検査装置を説明するための概
略図である。
【図2】図1のリードピン検査装置における斜向遮光受
光器の出力信号を処理する回路構成を示すブロックダイ
アグラムである。
【図3】図1のリードピン検査装置における斜向受光器
の出力信号のタイムチャートである。
【図4】図1のリードピン検査装置における斜向受光器
の出力信号のタイムチャートである。
【図5】図1のリードピン検査装置の第1の変形例にお
ける斜向受光器の出力信号を処理する回路構成を示すブ
ロックダイアグラムである。
【図6】図1のリードピン検査装置の第2の変形例にお
ける斜向受光器の出力信号を処理する回路構成を示すブ
ロックダイアグラムである。
【図7】本発明の第2の実施例による回転軸へ信号を伝
達するブラシのリードピン検査装置を説明するための概
略図である。
【図8】図7のリードピン検査装置における垂直受光器
の出力信号を処理する回路構成を示すブロックダイアグ
ラムである。
【図9】図7のリードピン検査装置における垂直受光器
の出力信号のタイムチャートである。
【図10】リードピンの消失ピン数mを計測する場合
に、スポット光はリードピンの根元部を照射することが
望ましいことを説明するための図である。
【図11】本発明の第3の実施例によるICパッケージ
のリードピン検査装置を説明するための概略図である。
【図12】図11のリードピン検査装置における垂直受
光器及び斜向受光器の出力信号を処理する回路構成を示
すブロックダイアグラムである。
【図13】図11のリードピン検査装置における垂直受
光器及び斜向受光器の出力信号のタイムチャートであ
る。
【図14】図11のリードピン検査装置におけるリード
ピンの拡大平面図である。
【図15】本発明の第4の実施例によるリードピン検査
装置の投受光器の原理を説明するための図である。
【図16】本発明の第4の実施例によるリードピン検査
装置に用いる投受光器の動作を説明するための概略図で
ある。
【図17】図15の投受光器の変形例を説明するための
図である。
【図18】図15の投受光器の変形例を説明するための
図である。
【図19】図16の投受光器を用いてリードピンの曲が
りを検査する過程を説明するための図である。
【図20】本発明の第5の実施例によるリードピン検査
装置の原理説明図である。
【図21】本発明の第5の実施例によるリードピン検査
装置を説明するための概略図である。
【図22】図21のリードピン検査装置における垂直受
光器及び斜向受光器の出力信号を処理する回路構成を示
すブロックダイアグラムである。
【図23】図21のリードピン検査装置における往復ス
ライドテーブルの動作を説明するための概略図である。
【図24】図21のリードピン検査装置におけるICパ
ッケージの移動を説明するための概略図である。
【図25】本発明の第6の実施例による位置制御装置を
説明するための概略図である。
【図26】本発明の第7の実施例による位置制御装置を
説明するための概略図である。
【図27】図26の位置制御装置の受光器の出力信号の
検出図である。
【図28】図26の位置制御装置の変形例を説明するた
めの概略図である。
【図29】従来のリードピン検査方法を説明するための
概略図である。
【図30】従来のリードピン検査方法を説明するための
概略図である。
【図31】従来のリードピン検査方法を説明するための
概略図である。
【図32】従来の位置制御方法を説明するための概略図
である。
【符号の説明】
10i (i=1,2,…,n)…複数のリードピン 11…ブラシ 12…透明テーブル 13…斜向投光器 14…斜向受光器 15…時刻検出回路 16…ピン数カウンタ 17…オン/オフ時刻カウンタ 18…オフ/オン時刻カウンタ 19…高さずれ量演算回路 20…消失ピン数演算回路 21…計測量記憶回路 22…欠陥判定回路 23…相対速度検出センサ 24…距離検出センサ 25…オン/オフ時距離カウンタ 26…オフ/オン時距離カウンタ 27…垂直投光器 28…垂直受光器 29…位置ずれ量演算回路 30i (i=1,2,…,n)…複数のリードピン 31…ICパッケージ 32…透明テーブル 33…第1の垂直投光器 34…斜向投光器 35…第2の垂直投光器 36…第1の垂直受光器 37…斜向受光器 38…第2の垂直受光器 39、40、41…時刻検出回路 42…ピン数カウンタ 43…オン/オフ時刻カウンタ 44…オン/オフ時刻カウンタ 45…オン/オフ時刻カウンタ 46…オフ/オン時刻カウンタ 47…位置ずれ量演算回路 48…高さずれ量演算回路 49…傾斜量演算回路 50…消失ピン数演算回路 51…計数量記憶回路 52…欠陥判定回路 60…光学系 61…投光器 62…受光器 63…ステージ 64…第1の投光器 65…第2の投光器 66…第3の投光器 67…第1の受光器 68…第2の受光器 69…第3の受光器 70…第3の投光器 71…第3の受光器 80i (i=1,2,…,n)…複数のリードピン 81…ICパッケージ 82…CCDカメラ 83…変位センサ 84…発光器 85…受光器 86…レーザ測長器 87…反射ミラー 100…投光器 102…レンズ 104…ICパッケージ 106…リードピン 108…透明テーブル 110…受光器 112…受光器 114…受光器 116…受光器 118…受光器 120…支持フレーム 122…光学系 124…スポット 126…リードピン 128…土台 130…スライドガイド 132…往復スライドテーブル 134…投受光器ユニット 136…投受光器ユニット 138…投受光器ユニット 140…投受光器ユニット 142…移載ロボット 144…軸柱 146…アーム 148…ICチャック 150…供給ステージ 152…ワーク支持台 154…取り出しステージ 156…光ファイバー 158…微細な孔 160…マスク 162…切り替え器 164…インデックスマーク 166…第1のリードピン列 168…第2のリードピン列 170…第3のリードピン列 172…第4のリードピン列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒谷 竹敏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通オートメーション株式会社内 (72)発明者 新井 洸二 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通オートメーション式会社内 (72)発明者 神薗 勝久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通オートメーション式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて整列された複数のリ
    ードピンを検査するリードピン検査装置において、 複数のリードピンをもつ被検査物を搭載するステージ
    と、 前記複数のリードピンの整列面に所定の角度をもってス
    ポット光を照射する投光器及び前記複数のリードピンの
    間を通過した前記投光器からのスポット光を受光する受
    光器からなる投受光器と、 前記投受光器又は前記ステージを前記複数のリードピン
    の整列方向に移動させる駆動手段と、 前記駆動手段による前記投受光器と前記ステージとの相
    対的な移動速度を検出する相対速度検出手段と、 前記受光器の入光状態から遮光状態への移行時刻又は遮
    光状態から入光状態への移行時刻を検出する時刻検出手
    段と、 前記相対速度検出手段からの速度信号及び前記時刻検出
    手段によって検出された移行時刻に基づき、各リードピ
    ンの正常な位置からの変位量又はリードピンの欠損数を
    計測する演算手段と、 前記演算手段によって計測された各リードピンの変位量
    又はリードピンの欠損数に基づき、前記複数のリードピ
    ンにおける欠陥の有無を判定する欠陥判定手段とを有す
    ることを特徴とするリードピン検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリードピン検査装置にお
    いて、 前記駆動手段及び前記相対速度検出手段に代えて、前記
    投受光器又は前記ステージを前記複数のリードピンの整
    列方向に等速移動させる等速駆動手段を有し、 前記演算手段が、前記時刻検出手段によって検出された
    移行時刻に基づき、各リードピンの正常な位置からの変
    位量又はリードピンの欠損数を計測することを特徴とす
    るリードピン検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のリードピン検査装置にお
    いて、 前記相対速度検出手段に代えて、前記複数のリードピン
    のうちの所定の基準位置から前記投光器がスポット光を
    照射する検査対象ピンまでの距離を検出する距離検出手
    段を有し、 前記演算手段が、前記距離検出手段からの距離信号及び
    前記時刻検出手段によって検出された移行時刻に基づ
    き、各リードピンの正常な位置からの変位量又はリード
    ピンの欠損数を計測することを特徴とするリードピン検
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記演算手段によって計測された各リードピンの変位量
    又はリードピンの欠損数を記憶する計測量記憶手段を有
    することを特徴とするリードピン検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記投光器が、前記複数のリードピンの先端部を前記複
    数のリードピンの整列面に対して斜めに照射するように
    設置されており、 前記複数のリードピンにおける各リードピンの位置ずれ
    量及び消失ピン数又は各リードピンの高さずれ量及び消
    失ピン数を計測することを特徴とするリードピン検査装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記投光器が、前記複数のリードピンの根元部を前記複
    数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照射するよ
    うに設置されており、 前記複数のリードピンにおける消失ピン数を計測するこ
    とを特徴とするリードピン検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記投受光器が、前記複数のリードピンの先端部を前記
    複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照射する
    前記第1の投受光器と、前記複数のリードピンの先端部
    を前記複数のリードピンの整列面に対して斜めに照射す
    る第2の投受光器とを有し、 前記複数のリードピンにおける各リードピンの位置ずれ
    量及び高さずれ量を計測することを特徴とするリードピ
    ン検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記投受光器が、前記複数のリードピンの先端部を前記
    複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照射する
    前記第1の投受光器と、前記複数のリードピンの根元部
    を前記複数のリードピンの整列面に対してほぼ垂直に照
    射する第2の投受光器とを有し、 前記複数のリードピンが集合的に整列方向へ傾斜してい
    る傾斜量を計測することを特徴とするリードピン検査装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のいずれかに記載のリー
    ドピン検査装置において、 前記投受光器が、前記複数のリードピンの整列面に光を
    照射する投光器と、 前記投光器から発する光を集光し、所定の位置に所定の
    大きさのスポット光を照射する光学系と、 前記スポット光の外径近傍に配置され、前記投光器から
    発せられ、前記複数のリードピンの整列面に対して異な
    る角度で照射する光を受光する複数の受光器とを有する
    ことを特徴とするリードピン検査装置
  10. 【請求項10】 請求項9記載のリードピン検査装置に
    おいて、 前記複数の受光器の前面に光を伝達する線状の部材をそ
    れぞれ設けたことを特徴とするリードピン検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のリードピン検査装置に
    おいて、 前記受光器の前面に、前記投光器からの光を透過する微
    細な孔が形成されたマスクを設けたことを特徴とするリ
    ードピン検査装置
  12. 【請求項12】 請求項10記載のリードピン検査装置
    において、 前記光を伝達する線状の部材の前面に、前記投光器から
    の光を透過する微細な孔が形成されたマスクを設けたこ
    とを特徴とするリードピン検査装置
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれかに記載の
    リードピン検査装置において、 前記スポット光のほぼ中心で直角に交差する直線上であ
    って、前記投光器から発した光の強さがほぼ等しい位置
    に前記複数の受光器を配置したことを特徴とするリード
    ピン検査装置
  14. 【請求項14】 対面する第1の面と第2の面との相対
    的位置を制御する位置制御装置において、 前記第1の面に固定された投光器と、 前記第2の面に設置され、前記第1の面と前記第2の面
    とが所定の相対的位置になるときに光軸が一致するよう
    に固定された受光器と、 前記第1の面又は前記第2の面の位置を変化させる駆動
    手段とを有し、 前記駆動手段によって前記第1及び第2の面の相対的位
    置を変化させ、前記投光器と前記受光器との光軸を一致
    させることにより、前記第1の面と前記第2の面とを所
    定の相対的位置に制御することを特徴とする位置制御装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の位置制御装置におい
    て、 前記駆動手段が、前記第1及び第2の面の間隔を変化さ
    せるように前記第1の面又は前記第2の面を一定の方向
    に移動させる駆動手段であり、 前記駆動手段によって前記第1及び第2の面との相対的
    位置を変化させ、前記投光器と前記受光器との光軸を一
    致させることにより、前記第1の面の所定の点と前記第
    2の面の所定の点との距離を所定の距離に制御すること
    を特徴とする位置制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の位置制御装置におい
    て、 前記第1の面と前記第2の面とが平行に対面する2つの
    面であり、 前記駆動手段によって前記第1及び第2の面との相対的
    位置を変化させ、前記投光器と前記受光器との光軸を一
    致させることにより、前記第1の面と前記第2の面との
    距離を所定の距離に制御することを特徴とする位置制御
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の位置制御装置におい
    て、 前記投光器が、異なる方向に光軸をもつ少なくとも3個
    の投光器からなり、 前記受光器が、前記少なくとも3個の投光器に対応する
    少なくとも3個の受光器からなり、 前記駆動手段が、前記第1の面と前記第2の面とのなす
    距離及び角度を変化させる駆動手段であり、 前記駆動手段によって前記第1及び第2の面との相対的
    位置を変化させ、前記少なくとも3個の投光器と前記少
    なくとも3個の受光器との光軸をそれぞれ一致させるこ
    とにより、前記第1の面と前記第2の面とのなす距離及
    び角度を所定の距離及び角度に制御することを特徴とす
    る位置制御装置。
JP2288994A 1993-02-22 1994-02-21 リードピン検査装置及び位置制御装置 Pending JPH06300541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2288994A JPH06300541A (ja) 1993-02-22 1994-02-21 リードピン検査装置及び位置制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3149193 1993-02-22
JP5-31491 1993-02-22
JP2288994A JPH06300541A (ja) 1993-02-22 1994-02-21 リードピン検査装置及び位置制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06300541A true JPH06300541A (ja) 1994-10-28

Family

ID=26360185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2288994A Pending JPH06300541A (ja) 1993-02-22 1994-02-21 リードピン検査装置及び位置制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06300541A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152307B2 (en) 2004-02-12 2006-12-26 The Boeing Company Swage collar inspection tool
JP2012047468A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Toyota Motor Corp 部品長さ検知機構および部品供給装置
CN109283185A (zh) * 2018-09-20 2019-01-29 宁波研新工业科技有限公司 一种压缩机保护器的引脚检测设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7152307B2 (en) 2004-02-12 2006-12-26 The Boeing Company Swage collar inspection tool
JP2012047468A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Toyota Motor Corp 部品長さ検知機構および部品供給装置
CN109283185A (zh) * 2018-09-20 2019-01-29 宁波研新工业科技有限公司 一种压缩机保护器的引脚检测设备
CN109283185B (zh) * 2018-09-20 2023-09-05 宁波研新工业科技有限公司 一种压缩机保护器的引脚检测设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100367272B1 (ko) 부품정렬센서및부품검출시스템
JP6689812B2 (ja) 光センサを有する座標測定装置とそれに対応する方法
KR0185692B1 (ko) 고정밀 부품 얼라인먼트 센서 시스템
CN108010875B (zh) 基板校准装置以及检测***
KR20120087680A (ko) 광삼각법을 이용한 3차원 형상 측정기를 사용하여 pcb 범프 높이 측정 방법
US7247825B2 (en) Method and apparatus for scanning a specimen using an optical imaging system
JPWO2002023123A1 (ja) 光学式センサ
JP2611251B2 (ja) 基板搬送装置
CN108010855B (zh) 用于检测基板上的标记的装置、设备和方法
CN108022847B (zh) 用于检测基板上的标记的装置、设备和方法
KR100900618B1 (ko) 표면 측정 장치
JPH06300541A (ja) リードピン検査装置及び位置制御装置
JP6684992B2 (ja) 突起検査装置及びバンプ検査装置
JP3593161B2 (ja) 回転体上異物位置測定装置
KR100878425B1 (ko) 표면 측정 장치
JP2008102014A (ja) 表面形状測定装置及び表面形状測定方法
US6201603B1 (en) Position detecting apparatus for semiconductor wafer
JP2000164680A (ja) ウェハ位置調整装置
CN101859724B (zh) 具穿透照明的工作台
JPH01119036A (ja) ウエハプローバ
JP6256316B2 (ja) 変位センサ及び変位測定装置
JP2003097924A (ja) 形状測定装置および測定方法
JP2004333356A (ja) 車両用塗面検査装置
JPH0834240B2 (ja) アライメント装置
JP2988594B2 (ja) ウェ−ハ中心検出装置