JPH06300085A - コンベアベルト - Google Patents

コンベアベルト

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JPH06300085A
JPH06300085A JP5086493A JP8649393A JPH06300085A JP H06300085 A JPH06300085 A JP H06300085A JP 5086493 A JP5086493 A JP 5086493A JP 8649393 A JP8649393 A JP 8649393A JP H06300085 A JPH06300085 A JP H06300085A
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JP
Japan
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fiber
conveyor belt
cord
twisted
fibers
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JP5086493A
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English (en)
Inventor
Takanari Tamura
敬成 田村
Akishi Noda
明志 野田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補強体を備えたコンベアベルトを提供する。 【構成】 ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール
繊維と、66ナイロン繊維との混撚りコードからなる補
強体を備えてなるコンベアベルト。 【効果】 屈曲疲労性及び接着性の向上が図られ、25
00〜5000Kg/cmクラスのコンベアベルトが提
供できると共に、耐熱性、難燃性の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強体を備えたコンベ
アベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンベアベルトの高強力分野は、
主に、その補強体にスチールコードが用いられている
が、近年、省エネルギー、地球環境問題等からコンベア
ベルトの軽量化、易廃棄性が求められているため、スチ
ールコードに代わり有機繊維材料を用いることも必要に
なってきた。
【0003】また、コンベアベルトは、運搬する輸送物
や周辺環境の影響、例えば、地下坑内などで水分下で使
用されることも多く、水分によるスチールコードのサビ
が強度低下や耐久性の低下、並ぶに接着力の低下に結び
つく例もあり、信頼性向上、メインテナンスフリー化の
ためスチールコードの有機繊維材料化のニーズも高い。
【0004】スチールコードベルトの代替としてアラミ
ド繊維(商品名「ケブラー」、「トワロン」、「テクノ
ーラ」など)で補強したコンベアベルトが近年作製され
るようになってきている。アラミド繊維製の補強体を備
えたコンベアベルトは、その補強層が一層構造のものが
知られているが、現在コマーシャルベースで作られてい
るのは一層構造のみであり、そのMAX強力は、アラミ
ド繊維の強度及び補強体を作る撚り・織り設備等の制約
により2500〜3000Kg/cmが限界である。
【0005】また、アラミド製コンベアベルトは、アラ
ミド繊維の弱点である屈曲疲労性の悪さを補強層の一層
化というベルト構造面でカバーしているので、補強体の
多層化ができず、補強体の限界強力がそのままベルト強
力の限界になっている。現在、国内外で稼働しているス
チールベルトの大半は800〜5000Kg/cmのク
ラスである。従って、特に、2500〜5000Kg/
cmクラスの有機繊維からなる補強体を備えたコンベア
ベルトを作製することが望まれている。
【0006】一方、汎用のナイロンやポリエステル繊維
製の補強体によっても多層化により3000〜3500
Kg/cmのコンベアベルトを作製することができる
が、この場合は、スチールに較べ伸びが大きすぎるため
機体のストローク(テークアップ機構)で吸収しきれな
いという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点を解決するものであり、屈曲疲労性及び接
着性の向上が図られ、2500〜5000Kg/cmク
ラスの繊維からなる補強体を備えたコンベアベルトを提
供することを目的とするものであり、更に、耐熱性、難
燃性の向上を発揮することができるコンベアベルトを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題を解決するために鋭意検討した結果、コンベアベ
ルトに使用される補強体を特定の繊維から構成される補
強体とすることにより上記目的のコンベアベルトを得る
ことに成功し、本発明を完成するに至ったのである。
【0009】すなわち、本発明は、 (1) ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊維と、他の
材料からなる繊維との混撚りコードから構成される補強
体を備えてなるコンベアベルトである。 (2) ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊維と、他の
材料からなる繊維とのデニール比が1:4〜4:1であ
る上記(1)記載のコンベアベルトである。 (3) ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊維がポリパ
ラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維又はポリパラ
フェニレンベンゾビスチアゾール繊維である上記(1)又
は(2)記載のコンベアベルトである。 (4) 混撚りコードは、諸撚り構造であり、下記式(I)
で表される上撚りの撚り係数Kが、少なくとも1100
以上である上記(1)〜(3)の何れか一つに記載のコンベア
ベルトである。 K=T×(De)1/2 ………(I) 〔なお、Tは、T(回/10cm)=上撚り数であり、D
eは、上撚りコードのデニール数である。〕
【0010】以下、本発明の内容を説明する。本発明の
コンベアベルトは、ヘテロ環含有芳香族ポリマーからな
る繊維と、他の材料からなる繊維との混撚りコードから
構成される補強体を備えてなるものである。ヘテロ環含
有芳香族ポリマーからなる繊維としては、例えば、ポリ
パラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維(以下、P
BO繊維という)又はポリパラフェニレンベンゾビスチ
アゾール繊維(以下、PBT繊維という)が挙げられ
る。これらの繊維は、炭素繊維の弾性率とアラミド繊維
の強度およびハンドリングの容易さを合わせもつ繊維で
あり、上記従来の炭素繊維、アラミド繊維などの有機繊
維よりも、さらに、高強度、低伸度、耐熱性、難燃性に
優れた繊維である。すなわち、これらの繊維は、強度が
25g/D以上であり、伸度が6.0%以下であり、分
解温度が600℃以上であり、弾性率が1000g/D
以上であり、酸素指数(JIS K 7201により定義され、測
定されるものであり、L.O.I.とも称される)は4
0以上である。本発明は、上記の特性を有する繊維を用
いるものであるが、これらの繊維のうちPBO繊維を用
いることが好ましく、さらに、下記一般式(II)
【化1】 で表されるシス構造のPBO繊維を用いることが好まし
い。シス構造のPBO繊維は、強度が38g/Dであ
り、伸度が1.8%であり、分解温度が630℃であ
り、弾性率が2100g/Dであり、酸素指数は55で
ある。
【0011】他の材料からなる繊維としては、コンベア
ベルトの補強体に汎用されている繊維が用いられ、例え
ば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)繊維、ポリ
エーテルイミド(PEI)繊維、ポリエーテルエテール
ケトン(PEEK)繊維、ナイロン繊維(例えば、6ナ
イロン,66ナイロン,46ナイロン繊維)、芳香族ポ
リエステル繊維、芳香族ポリアミド繊維(例えば、アラ
ミド繊維)、炭素繊維、天然繊維、ビニロン、レーヨ
ン、ポリエステル繊維(例えば、PET,PBT,PE
N繊維)、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等を
単用又は併用することができる。
【0012】異種繊維を組み合わせて混撚りしたコード
(ハイブリッドコード)は、その組み合わせる素材、デ
ニール比(太さの比)、撚り数等の選択により目的とし
た特性(強力、伸び、弾性率、クリープ、熱収縮率、耐
久性、耐熱性、接着性、難燃性など)を得ることができ
る。混撚りコードの特性は、その組合せる素材の特性に
依存するためPBO繊維又はPBT繊維の原糸強度が2
5g/D以上、好ましくは、35g/D以上でないとP
BO又はPBT混撚りコードの強度は、アラミド繊維単
独コード以上の強度を得ることができず、その結果アラ
ミド繊維を越えてスチールベルトに匹敵する(3000
kg/cm以上の)高強力コンベアベルトを得ることは
できず適当でない。同様に,PBO繊維又はPBT繊維
の伸度が6%未満、好ましくは4.5%未満でないとP
BO混撚りコードの伸度が10%以上になり、その場合
ベルトの伸びがスチールベルトより大きくなってしまい
適当でない。PBO又はPBTの混撚りコードの強度
は、20g/D以上も可能であり、アラミド繊維単独コ
ード以上の強度を得ることができる。
【0013】PBO繊維又はPBT繊維をナイロン、ポ
リエステル等の汎用繊維と組み合わせ混撚りコードにす
ると、PBO等の屈曲疲労性や擦れ摩耗性及び接着性が
大幅に改善される(この点に関しては、更に後述する実
施例で詳しく説明する)。PBO繊維等を混撚り化する
ことで、その屈曲疲労性が大幅に改善されるため補強層
に負荷される屈曲条件が一層構造よりはるかに厳しくな
る二層構造のコンベアベルトの補強体として屈曲疲労を
考慮せずに使用可能となる。PBO繊維等の混撚りコー
ドを使用した補強層(体)は、一層当りのMAX強力が
アラミド繊維並の2500〜3000Kg/cmが可能
となり、しかも、二層構造にしてもコンベアベルトの疲
労性は問題とならないため、アラミド繊維の約2倍の5
000〜5500Kg/cmのコンベアベルトを作製す
ることができる。
【0014】本発明において、混撚りコードは、諸撚り
構造であり、下記式(I)で表される上撚りの撚り係数
Kが、少なくとも1100以上であることが好ましい。 K=T×(De)1/2 ………(I) 〔なお、Tは、T(回/10cm)=上撚り数であり、D
eは、上撚りコードのデニール数である。〕 混撚りコードは、異なった素材のA繊維とB繊維を始め
各々別々に所定の撚り数で撚ったコード(下撚りコー
ド)を、次の撚りステップでA繊維とB繊維を所定の撚
り数で撚り合せて複合化し混撚りコード(上撚りコー
ド)とするのが一般的である。混撚りに限らず、上記の
下撚り・上撚りのように2ステップ以上で撚り加工した
撚りコードの撚り構造を諸撚り構造と呼ぶ。諸撚り構造
には、上記以外に下撚り・中撚り・上撚りの3ステップ
で撚り加工したもの、あるいは4ステップ以上で撚り加
工したものがある。
【0015】A繊維とB繊維を各々別々に撚る場合(上
記の下撚りなど)、A繊維の撚り係数KAとB繊維の撚
り係数KBは必ずしも同一にする必要はなく、目的に応
じて変えて良い。撚り係数KA及び撚り係数KBは、下記
式で表される。 KA=TA×(DeA1/2A(回/10cm)=A繊維の撚り数 DeA=A繊維のデニール数 KB=TB×(DeB1/2B(回/10cm)=B繊維の撚り数 DeB=B繊維のデニール数 また、本発明では、3種以上の異なった繊維材料を用い
て混撚りすることもできる。
【0016】PBO繊維等と他の繊維とを混撚り加工す
る場合、PBO繊維等と他の繊維(ポリアミド、ポリエ
ステルなど)との混撚り(異種繊維の撚り合せ)は、下
撚り、上撚り等どの撚りステップで行っても良いが、好
ましくは2ステップ目である。最終的に仕上がった混撚
りコードの撚り構造は、少なくとも2ステップ以上で撚
り加工した撚り構造、即ち、諸撚り構造になってないと
PBO繊維等と他の繊維との複合化が充分になされず実
用に耐えないこととなる。また、混撚りコードの上撚り
(最終ステップの撚り)の撚り係数(K)が少なくとも
1100以上、好ましくは1400以上でないと、PB
O繊維等と他の繊維との複合化が充分でなく目的とする
特性値が得られない(具体的には、後述する実施例にお
いて説明する失敗例のように引張りテストでPBO繊維
と他の繊維が同時に破断しない)こととなる。
【0017】混撚りコードのヘテロ環含有芳香族ポリマ
ーからなる繊維、例えば、PBO繊維と他の繊維とのデ
ニール比は、1:4〜4:1、好ましくは1:2.5〜
2.5:1とすることが望ましく、この範囲を外れる
と、例えば、PBO繊維:66ナイロン繊維が10:1
のデニール比になると混撚りコードの特性は、ほとんど
PBO単独コードと変わらなくなってしまい混撚り化す
る意味がなくなってしまうからである。
【0018】本発明においてコンベアベルトに埋設され
る補強体は、上記の特性を有する混撚りコードを使用し
て作製するものであり、補強体の構造例としては、ロー
プ(ケーブル)構造、平織構造、斜紋織構造、バスケッ
ト織構造、レノー織構造、簾コード織構造、ソリッドウ
ーブン織構造、ストレートワープ織構造等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0019】本発明のコンベアベルトのベルト自体は、
コンベアベルトに汎用されているゴム又は樹脂を使用す
ることができ、コンベアベルトの使用目的、態様に応じ
て、天然ゴム、合成ゴムなどの公知のゴム配合物、塩化
ビニル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹
脂等の公知の樹脂配合物を用いることができる。また、
コンベアベルトの耐熱性、難燃性を向上させるために、
上記ゴム配合物又は樹脂配合物に、耐熱性、難燃性等を
有するゴム又は樹脂、及び/又は難燃性付与剤などの種
々の添加剤を配合することができる。
【0020】本発明の補強体を備えたコンベアベルトで
あれば、コンベアベルトの形状、構造等は特に限定され
るものではなく、使用目的、態様に応じて、コンベアベ
ルトの形状、構造等を、例えば、帆布コンベアベルト、
パイプコンベアベルト、ヒレ付きコンベアベルト、中寄
棧付きコンベアベルトにすることができ、また、コンベ
アベルトの表面形状を、M型形状、凹凸布目形状、凹凸
網目形状等にすることができる。
【0021】
【実施例】次に、実施例、比較例により本発明を更に具
体的にかつ詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。 (実施例1〜4、比較例1〜8)下記表1に、各種の混
撚りコード(本発明の実施例1〜4)、混撚りコードの
上撚りの撚り係数が本発明の範囲外となる場合(比較例
1,2)、PBO繊維単独(比較例3)、アラミド繊維
単独(比較例4)、汎用繊維(アラミド繊維+66ナイ
ロン繊維)の混撚りコード(比較例5)、スチールワイ
ヤー単独(比較例6)、66ナイロン繊維単独(比較例
7)、PET繊維単独(比較例8)からなるディップ処
理後のサンプルコードの特性及びこのサンプルコードを
用いたサンプルベルトの疲労性モデルテストについて測
定した結果を示す。撚りコードのディップ処理方法、サ
ンプルベルトの作製、疲労性モデルテスト及びディップ
コードのテスト法は、下記のとおりである。
【0022】(1) 撚りコードのディップ処理方法、サン
プルベルトの作製 各種混撚りコード及びアラミド(商品名、「ケブラ
ー」)、PBO、PETの撚りコードは、1浴目にエポ
キシ水溶液に浸漬後、温度240℃、時間60秒、張力
0.5g/Dで熱処理し,次いで、2浴目としてRFL
液(レゾルシン・ホルマリン・ラテックス水溶液)に浸
漬後、1浴目と同様の温度・時間・張力で熱処理したデ
ィップ処理コードをサンプルコードとした。また、66
ナイロンの撚りコードは、1浴目にRFL液に浸漬後、
温度230℃、時間60秒、張力0.5g/Dで熱処理
したディップ処理コードをサンプルコードとした。上記
のサンプルコードを等間隔に並べてゴム(NR/SBR
ブレンドゴム)中に埋設し,図1の(a)及び(b)に示すよ
うに一層のサンプルベルトS1(30cm×1m)、二層のサ
ンプルベルトS2(30cm×1m)を作製した。
【0023】(2) 疲労性モデルテスト(屈曲テスト) 図1の(c)に示すベルト屈曲試験機Kにより、下記条件
で行った。 プーリー径 75φMM 屈曲回数 20万回 荷重(W) 1.5g/D(1デニール当り1.5gの
荷重) 上記条件の屈曲テスト後、強力保持率で評価した。
【0024】(3) ディップコードのテスト法 引張強さ、伸び率、撚り数は、JIS L 1017により測定し
た。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果から明らかなように、本発明の
実施例1〜4は、特に、比較例4のアラミド繊維単独に
較べ二層構造のベルトにしてもベルトの疲労性は大幅に
改善されることが判明し、強度、強力、伸度も良好であ
ることが判明した。これに対して、比較例1,2は、混
撚りコードの上撚りの撚り係数が本発明の範囲外となる
場合は、PBOだけが切れ、66N,PETが残り複合
化ができなかった。比較例3のPBO繊維単独では、二
層構造のベルトにした場合、比較例4と同様であった。
比較例5の汎用繊維(アラミド繊維+66ナイロン繊
維)の混撚りコード、比較例7の66ナイロン繊維単独
及び比較例8のPET繊維単独では、実施例1〜4に較
べ強度、強力は低く、また、伸度は大きいものであっ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明のコンベアベルトは、ポリパラフ
ェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、ポリ
パラフェニレンベンゾビスチアゾール(PBT)繊維等
のヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊維をナイロ
ン、ポリエステル等の汎用繊維と組み合わせてなる混撚
りコードからなる補強体を備えているので、PBO等の
屈曲疲労性が大幅に改善されるため、補強体に負荷され
る屈曲条件が一層構造よりはるかに厳しくなる二層構造
にしてもコンベアベルトの疲労性は問題とならないた
め、アラミド繊維の約2倍の5000〜5500Kg/
cmのコンベアベルトを作製することができる。また、
補強体に用いる混撚りされるPBO繊維、PBT繊維等
のヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊維は、従来の
炭素繊維、アラミド繊維などの有機繊維よりも、さら
に、高強度、低伸度、耐熱性、難燃性に優れた繊維であ
るので、ベルトの軽量化及びその結果による消費電力の
低減化を図ることができ、また、ベルト機械本体の単純
化を図ることができ、更に、ベルトの耐熱性の向上及び
難燃性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、サンプルベルトを示す断面図、
(c)は、ベルト屈曲試験機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サンプルベルト(一層構造) S2 サンプルベルト(二層構造) K ベルト屈曲試験機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29D 29/00 2126−4F C08J 5/04 7310−4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊
    維と、他の材料からなる繊維との混撚りコードから構成
    される補強体を備えてなるコンベアベルト。
  2. 【請求項2】 ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊
    維と、他の材料からなる繊維とのデニール比が1:4〜
    4:1である請求項1記載のコンベアベルト。
  3. 【請求項3】 ヘテロ環含有芳香族ポリマーからなる繊
    維がポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維又
    はポリパラフェニレンベンゾビスチアゾール繊維である
    請求項1又は2記載のコンベアベルト。
  4. 【請求項4】 混撚りコードは、諸撚り構造であり、下
    記式(I)で表される上撚りの撚り係数Kが、少なくと
    も1100以上である請求項1〜3の何れか一つに記載
    のコンベアベルト。 K=T×(De)1/2 ………(I) 〔なお、Tは、T(回/10cm)=上撚り数であり、D
    eは、上撚りコードのデニール数である。〕
JP5086493A 1993-04-13 1993-04-13 コンベアベルト Pending JPH06300085A (ja)

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