JPH0629940U - 反射材又は光源を具備したドアミラー装置、サイドミラー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 本発明は自動車など車両のドアミラー、サ
イドミラーに光源を備えることにより夜間、雨天、曇天
など視界不良の走行時、対向する車輛の車幅をより確実
に確認することが可能となり接触事故などの交通事故を
防止する目的にある、又一方ミラーに備えられた光源の
発熱によりミラー表面に付着した霜、水滴を除去する目
的にある。 【構成】 本発明の主な構成は第４図に示すようにドア
ミラー、サイドミラー、ランプ、ＬＥＤなどから構成さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、車輌に具備されるべきサイドミラー、ドアミラーに関し、後方の車 輌や障害物の確認のみならず対向する車輌の車幅確認をより確実に行わさしめ交 通安全に寄与することができるようなサイドミラー装置、ドアミラー装置に関す る。 又、ランプ、ＬＥＤを具備したサイドミラー装置、ドアミラー装置に於いては ランプ、ＬＥＤ点灯時の発熱によりミラー表面に付着した水滴、霜、氷を除去す ることが可能となりミラー本来の機能である後方確認が確実となるようなサイド ミラー装置、ドアミラー装置に関する。 ［従来の技術］ 従来、車輌のフェンダー、ドアに設けられているサイドミラー、ドアミラーは 車輌後方の車輌あるいは障害物の確認用に供されている。 そのために、上記ミラーは車体よりも外側に設けられている、しかしながら、 夜間走行時、視界不良時の走行における対向する車輌の車幅確認は車幅灯により なされるが、この車幅灯はサイドミラー、ドアミラーを含めた実際の車輌幅より 内側に配置されており、正確に対向車輌の車幅を運転者が認識できず、実際より 対向車輌の車幅を小さく誤認識し、すれ違い時に接触事故を引き起こす交通安全 上の問題点がある。 又雨天時、寒冷時にミラー面に付着した水滴、霜、氷等により曇りが生じミラ ー本来の写す機能が損われる問題点がある。 ［解決しようとする課題］ 本考案はこのような問題点を解決しようとするもので，対向車輌の車幅を正確 に認識できるようにするために，車輌の最側端に配置されているサイドミラー、 ドアミラーにランプ、ＬＥＤ，塗料、反射板、反射テープを設け対向車両の車幅 をサイドミラー、ドアミラー装置の突起物をふくめた車幅として正しく認識させ ることにより、車輌相互間の接触の危険を回避する手段を与えるサイドミラー、 ドアミラーを提供することを目的とする。 ランプ、ＬＥＤを具備したサイドミラー装置、ドアミラー装置にあってはラン プ、ＬＥＤの点灯時のランプ、ＬＥＤの発熱を利用しミラー面に付着した水滴、 霜、氷等の曇りを除去するようなサイドミラー装置、ドアミラー装置を提供する ことを目的とする。 ［課題を解決するための手段］ このため本考案のサイドミラー、ドアミラー装置は車輌が具備すべき後方確認 用のミラーに対向車輌の車幅を正しく認識させるために、ミラー面と対向側、す なわち車両の前方から確認できる側に塗料、反射板、反射テープ、ランプ、ＬＥ Ｄを設けたことを特徴としている。 ［作用］ 視界不良時の走行、夜間の走行等において対向する車輌の最側端に設けられた 上記サイドミラー、ドアミラー装置にランプ、ＬＥＤ、塗料、反射板、反射テー プ具備することによりランプ、ＬＥＤにあっては発光、塗料、反射板、反射テー プにあっては反射光により対向する車輌の実際の車幅、すなわち、サイドミラー 装置、ドアミラー装置を含めた車幅としてを運転者が正確に認識することが可能 となる。 又、ランプ、ＬＥＤを具備したサイドミラー、ドアミラー装置においてはラン プ、ＬＥＤの点灯時、その発熱によりミラー面に付着した水滴、霜、氷を除去す る作用をする。 ［実施例］ 以下、図面により本考案の一実施例を車輌に具備されるべきサイドミラー、ド アミラー装置について説明する。 第図１は車輌前面図を示す。 第２図は反射板を具備したサイドミラー、ドアアミラー説明図を示す。 第３図は反射板の代わリにランプ、ＬＥＤを用いたサイドミラー、ドアミラー 装置を示す。 第４図はランプを用いたサイドミラー、ドアミラーのランプ、ＬＥＤ点灯時に おけるランプ発熱、ＬＥＤ発熱を利用した霜、水滴などの曇り除去作用を有する サイドミラー、ドアミラー装置の説明図である。 第１図に示すようにサイドミラー、ドアミラー装置２は車輌３の車幅の最側端 に設けられている。 このミラー装置は車両後方の安全を確認するために供せられている。 車両の前方に設けられている車幅灯１は視界不良時の走行、夜間走行時に対向 して来る車輌３の車幅を認識するため設けられているが、この車幅灯１は車輌３ の車体部に配置されており、実際の車輌のサイドミラー、ドアミラー装置２を含 んだ車幅より内側に設置されている。 このため視界不良時、夜間走行時に対向車輌の車幅を実際より小さく誤認識し 接触事故をひきおこす危険を有している。 このため本考案のサイドミラー、ドアミラー装置は第２図に示すように車輌３ の最側端部に設けられているサイドミラー、ドアミラー装置２に直接、光を反射 する塗料、若しくは反射板、反射テープを設ける、又は第３図に示すように光を 発光するランプ、ＬＥＤ５を設けることにより、前者では反射板４で対向する車 輌の前照灯の光を受けこの光を反射板４で反射させ、この反射光により、又後者 においては対向車輌のサイドミラー、ドアミラー装置２に具備されているランプ 、ＬＥＤの光により対向車輌の運転者に車幅を正しく認識させ、接触事故の危険 を回避することが可能となる。 また、反射板の代わりに塗料、反射テープを用いても同一の効果が得られる。 第２図はドアミラー装置２に反射板又は反射テープ４を具備した図を示す。 ランプ、ＬＥＤ５を具備したサイドミラー、ドアミラーにおいては対向する車 輌の車幅確認に於いては一層の効果がある。 上記ランプ５を具備したサイドミラー、ドアミラー装置においは更にミラー面 に付着する雨天時の水滴、冬場の霜、氷を除去しミラー本来の機能を回復する効 果が得られる。 第３図において５はランプ又はＬＥＤ，６は光を透過するガラス又はプラスチ ックのカバー、７はミラー、８は熱伝導板、９はランプ点灯用の電線を示す。 第４図は第３図の内部を示すものである、点灯ランプ５が点灯するとランプが 発熱し、この熱はランプの口金１０を介してランプソケット１２に熱伝導され、 更にランプソッケトを支持している熱伝導板８を介してミラーと面接触している 金属板１１に熱が伝導される。 この伝導された熱は面接触しているミラー７に順次、熱伝導されミラー７の表 面に付着している水滴、霜、氷などの曇りを除去することが可能となる。 ［考案の効果］ 以上の説明から理解できるように、この考案のサイドミラー装置、ドアミラー 装置にあっては視界不良時の走行、夜間走行時に対向する車輌の車幅をより正し く確認する手段を与え接触事故の回避が可能となり、交通安全の効果がある。 又、ランプ、ＬＥＤを設けた上記装置においては水滴、霜、氷等の曇りを除去 しミラー本来の機能である後方の障害物を鮮明に写す効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図から第４図まではこの考案の一実施例の図であ
る。第１図は車輌の前面図を示す、第２図は塗料、反射
板、反射テープを具備したドアミラー装置図、第３図は
ドアミラー、サイドミラー装置の内部構造図、第４図は
第３図の詳細図を示す。 １・・・車幅灯、 ２・・・ドアミラー、サイドミラー装置、 ３・・・車輌、４・・・反射板、反射テープ、 ５・・・ランプ又は、ＬＥＤ，６・・・カバー、 ７・・・ミラー、８・・・熱伝導板、 ９・・・ランプ点灯用の電線、 １０・・・ランプ口金、１１・・・金属板、 １２・・・ランプソッケト。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （１）車輌に具備されるべきサイドミラー装置又は、ド
   アミラー装置に於いてランプ、ＬＥＤ等の光源、又は光
   を反射する塗料、反射テープ、反射板等を具備し視界不
   良時の走行、夜間走行時に対向車輌の車幅を正しく認識
   する手段を与えることを特徴とするサイドミラー装置、
   ドアミラー装置。 （２）上記ランプ、ＬＥＤ等の光源を具備したドアミラ
   ー装置、サイドミラー装置に於いてはミラー面部に付着
   した水滴、霜、氷をランプ点灯時のランプ発熱，ＬＥＤ
   点灯時のＬＥＤ発熱により水滴、霜、氷を除去すること
   を特徴とするサイドミラー装置、ドアミラー装置。