JPH06297618A - 熱収縮性気泡緩衝材 - Google Patents

熱収縮性気泡緩衝材

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JPH06297618A
JPH06297618A JP5113746A JP11374693A JPH06297618A JP H06297618 A JPH06297618 A JP H06297618A JP 5113746 A JP5113746 A JP 5113746A JP 11374693 A JP11374693 A JP 11374693A JP H06297618 A JPH06297618 A JP H06297618A
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heat
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bubble cushioning
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JP5113746A
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English (en)
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Hajime Kawakami
肇 川上
Hidehiro Akitani
秀昊 秋谷
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Kawakami Sangyo KK
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Kawakami Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡緩衝材1と熱収縮性フイルム6又は熱収
縮性複合フイルム7とを一体的に積層して、ヒートシー
ル強度を維持しつつ、従来品よりも温度条件幅が広く、
かつ収縮力の強化された熱収縮性気泡緩衝材1を提供す
る。 【構成】 架橋効果が大きいEVA(エチレン・酢酸ビ
ニル共重合樹脂)やEEA(エチレン・アクリル酸エチ
ル共重合樹脂)などのエチレン共重合樹脂、ポリエチレ
ン樹脂などのエチレン系樹脂フイルムを製膜、架橋、延
伸した熱収縮性フイルム6、または熱収縮性フイルム6
に他のフイルムを積層した熱収縮性複合フイルム7の何
れかを、柔軟な緩衝性を有する無架橋の気泡緩衝材10
と一体的に積層した熱収縮性気泡緩衝材1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緩衝包装材、特に緊密
な包装を必要とする場合の緩衝包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】気泡緩衝材に架橋樹脂製フイルムを貼合
して熱収縮性を付与する技術は、試みられたことがな
い。気泡緩衝材自体に熱収縮性を付与した熱収縮性緩衝
材としては、実公平4−6894号公報が知られてい
る。
【0003】実公平4−6894号公報記載は、その具
体的な製造方法として、気泡緩衝材の成形、電子線照射
による架橋、延伸という工程を例示している。キヤツプ
フイルムにバツクフイルムを熱融着して気泡緩衝材成形
後架橋するので、上記両フイルムとも架橋される。被包
装物を例えば、2方シール、3方シール、4方シールな
どの方法でヒートシール包装した後、収縮トンネルで加
熱収縮させるが、ヒートシール強度が上げられないとい
う問題点があつた。また、一般に架橋した樹脂は架橋前
に比して収縮温度が上昇する傾向にある。従って被包装
物に直接接触している気泡緩衝材の部分まで収縮させよ
うとすると、被包装物表面も高温に曝されることになる
という問題点もあった。また成形後に延伸するので、例
示されている円柱状の凸状突起(底面積=0.8平方セ
ンチメートルすなわち直径=約10mmで高さ=4m
m)は、これを4倍に一軸延伸すると、円柱状の形状が
大幅に変形する。つまり、円柱状をした気密室の高さ=
約1mmと低くなり、延伸方向の直径は楕円に変形して
又膜厚は薄くなる。薄くなつたフイルムでは気密室の気
密性も維持できないため、緩衝性が実質上なくなつてし
まい実用に供することはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヒートシール強度を維
持しつつ、従来品よりも温度条件幅が広く、かつ収縮力
の強化された熱収縮性気泡緩衝材を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1〜図6を用いて本発
明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0006】
【図1】
【0007】図1Aは、熱収縮性気泡緩衝材の第1の実
施例を示す断面図であり、図1Bは、熱収縮性気泡緩衝
材の第1の実施例を示す斜視図であつて、1は熱収縮性
気泡緩衝材、2はキヤツプフイルム、3はバツクフイル
ム、5は気泡室、6は熱収縮性フイルム、10は気泡緩
衝材である。
【0008】図1において、キヤツプフイルム2、バツ
クフイルム3の素材に無架橋樹脂を用いる。無架橋樹脂
としては、後で説明する熱収縮性フイルム6の素材との
関係上、また加工性、価格などの点からポリオレフイン
樹脂、特にエチレン系樹脂が好ましい。
【0009】図1に示す熱収縮性フイルム6の素材とし
ては、架橋した熱可塑性合成樹脂を用いる。該熱可塑性
合成樹脂としてはポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリ塩化ビニルなどの何れを用いることもできる
が、押出しラミネーシヨン法の場合の熱融着強度を高め
るため、バツクフイルム3、ライナーフイルム4と同じ
エチレン系樹脂が特に好ましい。エチレン系樹脂にはエ
チレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂などが含まれる。
エチレン共重合樹脂としては、エチレン・酢酸ビニル共
重合樹脂(EVA)やエチレン・アクリル酸エチル共重
合樹脂(EEA)などがあげられる。ポリエチレン樹脂
としては、直鎖状低密度ポリエチレ(LLDPE)、低
密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン
(HDPE)などを用いることができる。
【0010】キヤツプフイルム2とバツクフイルム3と
を貼合して、図1に示す形状の気泡緩衝材10を製造す
る。キヤツプフイルム2は、平坦なフイルムを成形可能
な温度まで加熱後、例えば成形ロールを用いてキヤツプ
形状(図1Bに例示す)に真空成形し、加熱しておいた
バツクフイルム3と、加熱、加圧下で貼合する。同様
に、熱収縮性フイルム6とバツクフイルム3とを貼合し
て、図1に示す熱収縮性気泡緩衝材1を製造する。熱収
縮性フイルム6とバツクフイルム3の貼合方法として
は、押出しラミネーシヨン法、接着剤ラミネーシヨン法
等がある。押出しラミネーシヨン法は、上記キヤツプフ
イルム2とバツクフイルム3を貼合する時に、加熱状態
のバツクフイルム3に、熱収縮性フイルム6を加圧して
貼合する方法である。接着剤ラミネーシヨン法は、熱収
縮性フイルム6とバツクフイルム3を、接着剤(図示せ
ず)を介して、接着剤によつて貼合する方法である。こ
こで接着剤とは、一般的にいう接着剤の他、粘着剤、上
記2枚のフイルム6、3の両者に親和性を有する熱可塑
性樹脂等が用いられる。
【0011】熱収縮性フイルム6をライナーフイルム4
と貼合する場合を図6に例示した。ただし、バツクフイ
ルム3(図1等)と違って、ライナーフイルム4はない
場合も可能で、熱収縮性フイルム6をキヤツプフイルム
2の頂部(図6において、ライナーフイルム4と貼合し
ている部分)に直接貼合してもよい。上記熱収縮性フイ
ルム6と、ライナーフイルム4またはキヤツプフイルム
2の頂部に直接貼合するには、接着剤ラミネーシヨン法
を用いるのが好ましい。押出しラミネーシヨン法の場合
はライナーフイルム4の厚さを熱収縮性フイルム6、7
の厚さ以下にするのが好ましい。
【0012】上記架橋フイルムは、ゲル分率=50〜9
5%の範囲で架橋される。架橋によつて、熱融着下限温
度と収縮開始温度の差で示される加工温度範囲が広くな
るので、押出しラミネーシヨン法の場合貼合時の収縮が
小さくてすむ。ゲル分率が50%未満では、熱収縮率が
不足する。ゲル分率が95%を越えると、透明性や外観
等が著しく劣化する。
【0013】
【図2】
【0014】図2Aは、熱収縮性気泡緩衝材の第2の実
施例を示す断面図であり、図2Bは、熱収縮性気泡緩衝
材の第2の実施例を示す斜視図であつて、1〜3、5、
6、10は図1と同様である。また、4はライナーフイ
ルムである。
【0015】キヤツプフイルム2、バツクフイルム3
と、2枚のフイルムで構成する、図1に示す気泡緩衝材
10を2層気泡緩衝材10という。これに対して、キヤ
ツプフイルム2、バツクフイルム3、ライナーフイルム
4と、3枚のフイルムで構成する、図2に示す気泡緩衝
材10を3層気泡緩衝材10という。
【0016】
【図3】
【0017】図3は、熱収縮性気泡緩衝材の第3の実施
例を示す断面図であつて、1〜3、5、6、10は図1
と同様、4は図2と同様である。
【0018】図3に示す気泡緩衝材10は、2層気泡緩
衝材10(図1)と3層気泡緩衝材10(図2)を重ね
合わせ、気泡室5が2重になつた構成である。前記の2
層気泡緩衝材10、3層気泡緩衝材10に対して、図3
に示す気泡緩衝材10の構成を5層気泡緩衝材と称す
る。
【0019】
【図4】
【0020】図4は、熱収縮性気泡緩衝材の第4の実施
例を示す断面図であつて、1〜3、5、10は図1と同
様である。また、7は熱収縮性複合フイルム、8は架橋
部分、9は無架橋部分である。
【0021】図4の熱収縮性気泡緩衝材1は、図1の熱
収縮性気泡緩衝材1とほぼ同一構造をしている。図1は
2層気泡緩衝材10に熱収縮性フイルム6を貼合した熱
収縮性気泡緩衝材1であり、一方図4は、同じ2層気泡
緩衝材10に熱収縮性複合フイルム7を貼合した熱収縮
性気泡緩衝材1である。該熱収縮性複合フイルム7は、
架橋部分8と無架橋部分9とを一体的に貼合した多層フ
イルムである。気泡緩衝材10と貼合する時は、例え
ば、熱収縮性複合フイルム7の無架橋部分9面と、気泡
緩衝材10のバツクフイルム3面とを貼合するのが、相
互の親和性からみて好ましい。
【0022】
【図5】
【0023】図5は、熱収縮性気泡緩衝材の第5の実施
例を示す断面図であつて、1〜3、5、10は図1と同
様、4は図2と同様、7〜9は図4と同様である。
【0024】
【図6】
【0025】図6は、熱収縮性気泡緩衝材の第6の実施
例を示す断面図であつて、1〜3、5、6、10は図1
と同様、4は図2と同様である。
【0026】
【実施例1】キヤツプフイルム2、バツクフイルム3、
熱収縮性フイルム6を押出しラミネーシヨン法で貼合し
て、図1に示す熱収縮性気泡緩衝材1を製造した。厚み
は、キヤツプフイルム2が60μm、バツクフイルム3
が30μm、熱収縮性フイルム6が20μmであつた。
直鎖状低密度ポリエチレンの架橋物単体を熱収縮性フイ
ルム6として用いた。試験法としては一般的なグリセリ
ン浴による収縮測定法を用いた。約125〜130℃で
加熱したところ、約34%熱収縮した。
【0027】
【実施例2】気泡緩衝材10のバツクフイルム3側に接
着剤ラミネーシヨン法で熱収縮性複合フイルム7を貼合
して、図4に示す熱収縮性気泡緩衝材1を製造した。厚
みは、キヤツプフイルム2が60μm、バツクフイルム
3が30μm、熱収縮性複合フイルム7が25μmであ
つた。熱収縮性複合フイルム7の厚みの内訳は、架橋部
分8が15μm、無架橋部分9が10μmであつた。熱
収縮性複合フイルム7としては、架橋部分8も無架橋部
分9も、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂を用いた。グ
リセリン浴約125〜130℃で加熱したところ、約3
1%熱収縮した。
【0028】
【作用】先ず、熱収縮性フイルム6、熱収縮性複合フイ
ルム7の素材である架橋部分8について説明しておく。
鎖状高分子、例えば高圧法ポリエチレンは熱可塑性樹脂
であるが、これに電子線を照射する等の手段により、鎖
状高分子の分子間が共有結合で結ばれ、いわゆる架橋す
る。架橋すると不溶性になり、耐熱性、機械的強度が向
上する。不溶性の程度はゲル分率で示され、ゲル分率が
高いのは、共有結合数の多いことを意味する。上記鎖状
高分子のポリエチレン系樹脂は、ゲル分率が50〜95
%と大幅に架橋できる。架橋した鎖状高分子を延伸する
と分子は変形して伸び、加熱して軟化すると元の状態に
戻ろうとするゴム状弾性のような性質を示すようにな
る。未架橋の鎖状高分子を延伸すると、折り畳まれた構
造の結晶が伸び、抗張力は向上するが、加熱して軟化さ
せても、架橋鎖状高分子がゴム状弾性を示して収縮する
のと異なつて、収縮力も収縮率も小さい。熱収縮性フイ
ルム6とバツクフイルム3を貼合する押出しラミネーシ
ヨン時に於いて、軟化すれば熱収縮性フイルム6も収縮
するが、融点近くまで加熱しなければバツクフイルム3
と融着しない。従って、熱収縮性フイルム6のバツクフ
イルム3側は融着可能温度まで加熱し、反対側はチルロ
ール等で充分に冷却して貼合する。こうすると、熱収縮
性フイルム6は一方の面は過冷却だがバツクフイルム3
と融着し、かつ収縮はしにくい。しかし、架橋により不
溶性部分が多いから、完全な融着ではなく不充分な融着
であるが実用上差し支えない範囲には融着する。従って
熱融着下限温度と熱収縮開始温度の幅が広くなる。シユ
リンク包装時は耐熱性が向上する。又不溶性があるか
ら、気泡緩衝材10を構成するキヤツプフイルム2、バ
ツクフイルム3、ライナーフイルム4が加熱によつて可
塑化するのと異なり、炭化するような不必要に高温にで
もしない限り可塑化はしなくてゴム弾性状を示すだけで
ある。従って気泡室5が潰れないまでの高温まで温度範
囲を広く取っても差し支えないし、前述の如く収縮がゴ
ム弾性的性質を示しての収縮につき、収縮率が大きく、
又収縮力も大きくなる。ヒートシール強度については、
不溶性部分が多い分、シール強度、即ち融着強度は向上
しない。
【0029】図1〜図5に示す熱収縮性気泡緩衝材1で
包装する場合、熱収縮性フイルム6もしくは熱収縮性複
合フイルム7はバツクフイルム3側にあるから、キヤツ
プフイルム2(図2、図5はライナーフイルム4)面を
被包装物と接して包装する。キヤツプフイルム2とバツ
クフイルム3で構成する気泡緩衝材10(図1、図
4)、および、キヤツプフイルム2、バツクフイルム
3、ライナーフイルム4で構成する気泡緩衝材10(図
2、図3、図5)は、架橋されておらず、延伸工程を設
けての積極的な延伸も施されていないので、熱収縮性フ
イルム6や熱収縮性複合フイルム7に比して熱収縮しに
くい。熱収縮性気泡緩衝材1で被包装物を包装し、熱収
縮性フイルム6または熱収縮性複合フイルム7を外側に
してヒートシールし、シユリンクトンネルで加熱収縮さ
せると、熱収縮性フイルム6または熱収縮性複合フイル
ム7のみ収縮し、キヤツプフイルム2、バツクフイルム
3、ライナーフイルム4で構成する気泡緩衝材10部分
は殆ど熱収縮しない。その結果、熱収縮性フイルム6も
しくは熱収縮性複合フイルム7の熱収縮に連動して、バ
ツクフイルム3は皺の寄った形となるが、キヤツプフイ
ルム2は僅かに機械的な変形をするに過ぎず、ライナー
フイルム4の変形は、キヤツプフイルム2のそれよりも
更に小さい。気泡室5もやや傾斜した形状になるが、本
質的な気泡室5の形状に変化はない。この作用は図1〜
図5に示す熱収縮性気泡緩衝材1だけでなく、図6に示
す熱収縮性気泡緩衝材1についても同様である。図6に
示す熱収縮性気泡緩衝材1で包装する場合、バツクフイ
ルム3面を被包装物と接して包装する。熱収縮性フイル
ム6または熱収縮性複合フイルム7をライナーフイルム
4側に貼合(図6に例示)すると、バツクフイルム3側
に貼合(図1〜5に例示)した場合よりも、熱変形が大
きくなる。包装時、熱収縮性気泡緩衝材1の外面にある
熱収縮性フイルム6または熱収縮性複合フイルム7は、
上述の如く熱収縮する。該熱収縮の結果、熱収縮性フイ
ルム6または熱収縮性複合フイルム7はフイルム厚みを
増し、外部からの衝撃を緩和し易くなる。
【0030】熱収縮性フイルム6もしくは熱収縮性複合
フイルム7をライナーフイルム4側に貼合(図6に例
示)すると、バツクフイルム3側に貼合(図1〜5に例
示)した場合とは違った特性を有する。図1において、
包装後熱収縮性フイルム6が加熱収縮されても、バツク
フイルム3やキヤツプフイルム2等の収縮変形は、熱収
縮性フイルム6単独の時のように大きくはない。一方、
図6のようにライナーフイルム4側に熱収縮性フイルム
6を設けると、該熱収縮性フイルム6の収縮変形に抵抗
するのは、キヤツプフイルム2の頂部だけであるから、
肉厚でかつバツクフイルム3の全面積で抵抗する図1の
場合に較べて、熱収縮性フイルム6の収縮に応じてキヤ
ツプフイルム2以下の収縮は大きい。この現象は、図6
のようにライナーフイルム4が設けられていても、キヤ
ツプフイルム2の頂部に対応してライナーフイルム4の
肉厚が薄ければ、熱収縮性フイルム6の収縮変形に同伴
してキヤツプフイルム2以下の気泡緩衝材10が収縮変
形しやすい、という原理に変わりはない。
【0031】
【発明の効果】本発明に用いる熱収縮性フイルム6、熱
収縮性複合フイルム7は何れも、ゲル分率が50〜95
%の架橋部分8を延伸したフイルムであり、ゴム状弾性
を示して収縮力も収縮率も大きく、収縮力も収縮率も低
い無架橋部分9素材の熱収縮性フイルム6、7よりも優
れている。作用の欄で説明したように、押出しラミネー
シヨン工程では、低い温度でも融着でき、しかも高温ま
で収縮しにくい。つまり、融着温度は低く収縮下限温度
は高くと、押出しラミネーシヨンが行える温度範囲を広
くとることができる。同様に、緊密な包装を行うのに必
要な収縮開始温度は低く、高温のために気泡室5が潰れ
る下限温度は高くなるので、熱収縮包装時の温度範囲も
広くなり、包装作業が容易になる。熱収縮性フイルム
6、熱収縮性複合フイルム7をライナーフイルム4側に
設けると、熱収縮時の熱収縮性気泡緩衝材1全体の変形
は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】A 熱収縮性気泡緩衝材の第1の実施例を示す断面図であ
る。
【図1】B 熱収縮性気泡緩衝材の第1の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】A 熱収縮性気泡緩衝材の第2の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】B 熱収縮性気泡緩衝材の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】熱収縮性気泡緩衝材の第3の実施例を示す断面
図である。
【図4】熱収縮性気泡緩衝材の第4の実施例を示す断面
図である。
【図5】熱収縮性気泡緩衝材の第5の実施例を示す断面
図である。
【図6】熱収縮性気泡緩衝材の第6の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性気泡緩衝材 2 キヤツプフイルム 3 バツクフイルム 4 ライナーフイルム 5 気泡室 6 熱収縮性フイルム 7 熱収縮性複合フイルム 8 架橋部分 9 無架橋部分 10 気泡緩衝材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは熱収縮性気泡緩衝材の第1の実施例を示す
断面図である。Bは熱収縮性気泡緩衝材の第1の実施例
を示す斜視図である。
【図2】Aは熱収縮性気泡緩衝材の第2の実施例を示す
断面図である。Bは熱収縮性気泡緩衝材の第2の実施例
を示す斜視図である。
【図3】熱収縮性気泡緩衝材の第3の実施例を示す断面
図である。
【図4】熱収縮性気泡緩衝材の第4の実施例を示す断面
図である。
【図5】熱収縮性気泡緩衝材の第5の実施例を示す断面
図である。
【図6】熱収縮性気泡緩衝材の第6の実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】 1 熱収縮性気泡緩衝材 2 キヤツプフイルム 3 バツクフイルム 4 ライナーフイルム 5 気泡室 6 熱収縮性フイルム 7 熱収縮性複合フイルム 8 架橋部分 9 無架橋部分 10 気泡緩衝材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図4】
【図6】
【図2】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無架橋樹脂を素材とする気泡緩衝材の一
    方の面に、架橋フイルムである熱収縮性フイルムを貼合
    したことを特徴とする熱収縮性気泡緩衝材。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸ビニ
    ル共重合樹脂、エチレン・アクリル酸エチル共重合樹脂
    またはこれら樹脂の混合物のうちの何れかであるエチレ
    ン系樹脂を素材とした、ゲル分率が50〜95%の範囲
    にある架橋フイルムを熱収縮性フイルムとして用いる請
    求項1記載の熱収縮性気泡緩衝材。
JP5113746A 1993-04-15 1993-04-15 熱収縮性気泡緩衝材 Pending JPH06297618A (ja)

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