JPH06296576A - レンタル用除塵用一体化マットの再生方法 - Google Patents

レンタル用除塵用一体化マットの再生方法

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JPH06296576A
JPH06296576A JP12305393A JP12305393A JPH06296576A JP H06296576 A JPH06296576 A JP H06296576A JP 12305393 A JP12305393 A JP 12305393A JP 12305393 A JP12305393 A JP 12305393A JP H06296576 A JPH06296576 A JP H06296576A
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JP
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mat
rubber
outer peripheral
integrated
cut
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JP12305393A
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Yuji Nagahama
勇二 永浜
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Duskin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繰り返し使用により生じた一体化マットの波
うち現象等を解消すると共に、再波うちや外周ゴム部の
破れ等を防止し、更には使用可能期間を顕著に長期化す
ること。 【構成】 額縁状に構成された外周ゴム部の内側に位置
する原反外周部の1ミリメートルから20ミリメートル
内側を裁断し、原反裏面の外周部のゴム面に対面する位
置に、必要に応じて研摩した後、補修用の未加硫ゴムを
配し、加圧加熱する事により、外周ゴム部の加硫一体化
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンタル用に供される
ダストコントロール製品の一つとしての除塵用一体化マ
ットの再生方法に関するものであり、より詳細には、過
酷な条件下での繰り返しの使用等によるマットの変形、
波うち、破れ、剥離等を生じたレンタル用除塵用一体化
マットの完全な再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、レンタルシステムに用いられ
るダストコントロール製品の範疇に属する一体化マット
の再生方法である。この事は、過酷な条件下で繰り返し
使用され、且つ洗浄等されるというレンタルシステムの
現実、そして本発明が一体化マット、即ち、4%から1
0%にも収縮する可能性を有する基布とゴムシートを一
体化して製品を構成していると言う事実からも、一体化
マットそのものが、変形や波うち現象等から本質的に回
避し得ないという事実を包含しているものである。その
結果、この範疇に属する一体マット類の再生という意味
は、単なるマットの部分的な補修や修理、更には修復と
は、根本的に異なることをまず理解する必要がある。こ
のような前提に立って、従来に属する技術を見る。
【0003】従来、玄関等の出入口等に敷設して使用さ
れる除塵用一体化マットとして、タフト化マットのバッ
クステッチ面にゴム及び塩化ビニルシートを一体化させ
たものがよく知られている。
【0004】この一体化マットの製造方法は、塩化ビニ
ル等の軟質樹脂をゾル状でマットの繊維部(基布及びパ
イル)と接着させ、熱処理を行って固化させる方法や、
未加硫のゴムシート上にマット繊維部をのせた後、熱プ
レス処理を行って一体化させる方法で製造されていた。
【0005】また、特開昭59−95016号のよう
に、マット材料のステッチ面にエラストマーを塗布して
薄いバッキング層を成形し、枠状の厚いエラストマーを
一体化するという方法も提供されている。
【0006】更には、このような製造方法によって製造
される一体化マットが、使用の過程で修復の必要が起こ
った場合、どのように対処するかの解決法として、従来
技術は、変形マットの縁ゴムと縁ゴム内側の裏ゴム外周
部分を適宜幅及び厚みだけ切り取り、変形マットの歪み
の原因並びに進行状態を把握し切り残した裏ゴムに適応
する配合で且つ形状の補修ゴムを以てプレスで加圧加硫
成型して切り残し裏ゴムの切口面と補修ゴムの接合面を
接着させることを内容とするマット修復法(特公平5−
4900号)が提供されている。
【0007】これらの一体化マットは、人の出入口等に
敷設されるものであるから、パイル面は靴の裏面による
摩擦を繰返し受ける。更に、該マットは一定期間使用
後、これを洗浄再生し、再び貸与するというレンタルシ
ステムで用いられているため、上記のような摩擦や洗浄
処理を繰り返し受けることにより、マット材料の伸縮に
よるマットの波うち現象等が生じることがある。
【0008】特に、マットの使用、洗浄、乾燥の繰り返
しが長期的に行われる事により、パイル、基布で構成さ
れる原布部に、4%から10%もの収縮が発生し、また
原反部の収縮と比較して相対的にゴム部の収縮が少ない
ため、結果として外周のいわゆる額縁的に構成するゴム
部の寸法が中央部分と比べ大きくなるため、波うちやカ
ール等の不良現象が発生していたのである。
【0009】また、他の原因として洗浄時や乾燥時のマ
ットのねじりや曲げ等のマットに運動力が繰り返し加わ
る結果、これに応じてマット自身が徐々に歪みを発生す
るようになる。特に、マットに加わる力及び運動量は、
中央部と比較して外周部が大きいため、結果として外周
部の原反やゴム部に永久的な伸びが発生し、中央部との
相対的な寸法差から波うち現象となっていたのである。
このような波うち現象が発生する事により、レンタル業
では一枚のマットが使用に耐える期間が非常に短くな
り、コスト高の大きな要因となっていたのである。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】このような従来技術
の有していた欠点や問題点を解決するために、マット修
復法(特公平5−4900号)という角度から具体的な
技術の提供が既になされている。だが、該技術は、永久
的に伸びたゴム部を単に切断し、新たにゴムを再接着す
る方法に過ぎないものである。
【0011】しかしながら、実際に使用済の波うち不良
発生のマットは、原布外周部の中央部と比較した相対的
な永久伸びが存在するため、この従来技術では、ゴム部
のみの切断、そして再接着により、短期的にはゴム部寸
法設定をゴム切断前の寸法より小さくする事により、波
うちを修復する事ができるが、レンタルマットとして使
用する場合、長期的に使用する必要がある。その為、長
期的な使用により生ずる原布に存在する中央部と外周部
の相対的な寸法差による波うち発生は回避出来ないので
ある。
【0012】その他、この従来技術に属するマット修復
法で、長期的に使用出来ない理由として、特にゴムと原
布境界部の強度低下の問題があった。詳細には、マット
原布と未加硫ゴムをプレス加熱成形することにより製造
されたマットは、プレス機の加圧力分布、原布部、ゴム
部の高低差によりゴム部に原布の端部が沈み込んだ形状
に成型される傾向にある。
【0013】この事が原因で、原布部とゴム部の境界部
には洗浄、乾燥等の加工工程時に加わる力が境界部に集
中する傾向にあり、結果として耳部の垂直方向に引き裂
き不良が発生するのである。故に、ゴム部のみの切断、
再接着によるマット波うち修理方法では、不良の原因が
回避されていない状態での中途半端な修復に過ぎなかっ
たので、同じような破れ等の不良の発生が引続き起こっ
ていたのであり、この境界部の引き裂きによる不良の発
生が避けられないと言う重大な問題点を包含するもので
あった。
【0014】このように、特公平5−4900号に係る
従来技術においては、ダストコントロール製品としての
一体化マットが、本来的に有する根本的欠陥を解決出来
るものではなく、あくまで、単なる修復法に止まるもの
である。この事は、後に示す比較実施例を見ても明らか
である。
【0015】従って、本発明の目的とするところは、繰
り返し使用により生じた一体化マットの波うち現象等を
解消すると共に、再波うちや外周ゴム部の破れ等を防止
し、更には使用可能期間を顕著に長期化する事を目的と
するレンタル用除塵用一体化マットの再生方法を提供す
るにある。
【0016】
【問題点を解決するための手段】このような特徴を有す
る本発明の構成は、波うち等の不良となったレンタル用
除塵用一体化マットの再生時に、額縁状に構成された外
周ゴム部の内側に位置する原反外周部の1ミリメートル
から20ミリメートル内側を裁断し、原反裏面の外周部
のゴム面に対面する位置に、必要に応じて裁断面を研摩
した後、補修用の未加硫ゴムを配し、加圧加熱する事に
より、外周ゴム部の加硫一体化を行なうものである。
【0017】以下、このような特徴を有する本発明を添
付実施例図面に従って具体的に説明する。
【0018】本発明によれば、波うち不良マットの外周
ゴム部(1)に隣接する原反外周部(2)の1ミリメー
トル〜20ミリメートル内側を裁断した後、必要に応じ
て裏面のゴム面(4)の外周部を5ミリメートル〜30
ミリメートル研摩し、この研摩部(6)に対面するよう
に、補修用の未加硫ゴム(5)を適宜配置すると共に、
必要に応じて接着剤を介在させ、該接着剤の乾燥後、加
圧加熱加工にて加硫一体化を行うものである。
【0019】次に、実際の再生方法について、添付図面
に基づいて説明すると、図1は、再生前の状態を示すマ
ットの一例で、基布(8)にはパイル(7)が植生され
ている。この基布(8)の裏面には、ラテックス層
(9)があり、全面的にパイル(7)の目止め材として
機能する。このように基布(8)は、ラテックス層
(9)がコーティングされることにより一体的になって
いる。図1に示す状態は、使用による結果、亀裂(1
2)が生じて歪みが発生している状態を示すものであ
る。本発明においては、基布(8)の端部から内側に向
かって1ミリメートルから20ミリメートルの個所を図
が示すように、縦方向に垂直に裁断する状態を示してい
る。
【0020】この場合、裁断個所を従来技術のように、
外周ゴム部(1)のみを裁断するのではなく、原反外周
部(2)の内側方向に向かって1ミリメートルから20
ミリメートルの個所を裁断するのである。この場合、裁
断箇所は、従来技術にように、外周ゴム部(1)の適宜
個所を単にを裁断するのではなく、このように裁断する
のである。その理由は、原反部(2)の歪みを取り除く
ためであり、またそれは外周ゴム部(1)の亀裂発生を
防止するためであり、重要な意味がある。図2は、図1
の部分拡大図で、亀裂発生の状態を明確に示すものであ
る。
【0021】図3は、図1によって裁断した後、必要に
応じて行なう研摩工程を示すもので、研摩は、後に接着
する補修用の未加硫ゴム(5)との一体化をより強固に
するためであり、研摩により、研摩部(6)に粗面を形
成し、その結果接合する面の表面積の拡大を図り、結果
的には接着力の向上のために行う再生工程の一つであ
る。この場合、研摩工程は、必修要件ではなく、未加硫
ゴム(5)自身に薬品を配合して、接着力を向上させる
こともできるのである。
【0022】また、図4は、図1において、裁断後の状
態のマットを示す再生用マット(10)であり、(5)
は、言わば額縁的な形状に構成された補修用の未加硫ゴ
ムを示すものであり、図5は、未加硫ゴム(5)の上に
再生用マット(10)を載置した状態で、上下からプレ
ス機(11)で加圧加熱することにより、外周ゴム部
(1)の加硫一体化の様子を示す説明図である。
【0023】次に、本発明を構成する要件等について説
明する。まず、本発明に係る再生の対象となるダストコ
ントロール用レンタルマットとしては、基布(8)にパ
イル(7)糸がタフト化され、且つその先端が切り揃え
られてマット面を形成されている。
【0024】基布(8)の裏面には、必要に応じてエラ
ストマーラテックス層(9)が、基布(8)の全面に塗
布された原布(14)に加硫剤及び加硫促進剤を適当含
有する未加硫ゴム(5)シートとを目止め剤としての該
プレコート層とゴムシートが対面するように重ね合わせ
て、加熱下にプレスし、該プレコート層とゴムシートと
の接着とプレコート層及びゴムシートの加硫を行ったマ
ットがダストコントロール用マットとしてよく用いられ
る。ゴムシートは、必要に応じ、あらかじめ補強のため
原反外周部(2)に対面するゴムシート部分の厚さを大
きく補強したものも用いられる。
【0025】次に、ダストコントロール用マットに用い
る基布(8)としては、アセタール化ポリビニルアルコ
ール繊維、ポリエステル繊維等の寸法安定性に優れた合
成繊維の織布や不織布が使用され、一方パイル(7)糸
としては、ナイロン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維
等の合成繊維のマルチフィラメント糸、紡績糸或いはこ
れらの混紡糸が使用できる他、従来の天然繊維等も使用
することができる。
【0026】ゴムラテックス、ゴムシートに使用するエ
ラストマーとしては、ニトリルーブタジエンゴムが特に
好適に使用されるが、加硫可能な他のゴム、例えばスチ
レンブタジエン共重合体ゴム(SBR)、クロロプレン
ゴム、ポリブタジエンゴム、イソブチレン・イソブレン
ゴム等を用いることができる。
【0027】また、ゴムシートに配合される加硫剤とし
ては、無機系加硫剤として硫黄、塩化亜鉛、塩化第一
鉄、塩化スズ等の金属塩や、塩化硫黄等が挙げられ、有
機過酸化物の加硫剤として、ジクミルベルオキシド、ア
セチレンベルオキシド、ベンゾイルオキシド、エチルメ
チルケトンベルオキシド等が挙げられ、その他にもチウ
ラミスルフィド、キノンジオキシムチオール、ジチオ酸
等を挙げることができるが、硫黄を用いるのが普通であ
る。
【0028】加硫促進剤としては、チアゾール系化合物
の加硫促進剤として、2−メルカブトベンゾチアゾール
やその銅塩、亜鉛塩、2,2−ジベンゾチアゾールジス
ルフィド等が挙げられ、スルフェンアミド系化合物の加
硫促進剤として、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチア
ジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベ
ンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロビ
ル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等が挙げら
れ、チアゾリン系化合物の架橋促進剤として、2−メル
カプトチアゾリン等が挙げられる。その他にも、チウラ
ム系化合物、ジチオカルバメート系化合物、アルデヒド
・アミン系化合物、グアニジン系化合物、カルバモイル
チアゾール系化合物等の加硫促進剤を使用することがで
きる。
【0029】ゴムシートに配合される加硫剤の量は、ゴ
ム当り0.1乃至3重量%の範囲にあるのがよく、0.
5乃至2重量%の範囲にあるのが特に好ましい。また、
加硫促進剤の量は、加硫剤量、加硫条件等により適当量
を添加する。
【0030】ゴムラテッックス及びゴムシートには、そ
れ自体公知の配合剤を公知の処方に従って配合すること
ができ、例えばカーボンブラック等の充填剤、プロセス
オイル等の軟化剤、老化防止剤、分散剤、可塑剤等を配
合することができる。
【0031】
【実施例1】実施例のパイルとして用いるのは、ビニロ
ン100%、ステッチ8.5個/インチ、ゲージ5/3
2(32個/5インチ)、パイル高さ10ミリメート
ル、パイル目付量660g/mのものであり、基布と
して用いるのは、ポリエステル平織布で、目付量200
g/m、プレコートNBRラテックス60g/m
(固型分換算)で、ゴムシートはゴムシート厚1.2
ミリメートル(中央)2.2ミリメートル(外周)の条
件で製作されたマットで、長期間のレンタルに使用され
たマットを試料とした。
【0032】
【実施例1−1】この実施例1−1に基づく実施例は、
前記従来技術に係る確認実験である。具体的には、上記
マットを図1のように基布、ゴム境界線から垂直方向に
裁断、マットゴム面を研摩、接着剤塗布し乾燥した。接
着剤は外周ゴム部に使用する未加硫ゴムと同一配合のも
のをメチルエチルケトンにて溶解、10倍希釈したもの
を用いた。そして、接着剤塗布後のマットを塗布面に対
面する方向に未加硫ゴムシートを重ね合わせ加圧加熱加
工180℃で20分、3kg/cmにて成型した。加
硫後のマットのサイズは750ミリメートル×900ミ
リメートルとした。このマットを通行人数3000人/
日の場所に3日間敷設した後、通常の一体マットの洗
浄、再生処理を行う。この操作を20回、40回、60
回繰り返し行った後の波うち発生状況と外周部破れ状況
を表1に示した。
【0033】
【実施例1−2】この実施例1−2は、本発明に基づく
再生方法の一例を示すものである。即ち、実施例1−1
と同一のマットを基布外周部原布、ゴム境界部から5ミ
リメートル内側外周部を裁断、研摩、接着剤を塗布、乾
燥し、実施例1−1と同様に加工を行った。そして、こ
のマットを通行人数3000人/日の場所に3日間敷設
した後、通常の一体マットの洗浄、再生処理を行う。こ
の操作を20回、40回、60回繰り返し行った後の波
うち発生状況と外周部破れ状況を表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】尚、前述の表1中における波うちの表示
は、波うちゴムの高さ及び個数を示すものであり、破れ
の表示は原布と外周ゴム部が完全に切断された場合のト
ータルの外周の長さとその個数を示すものである。ま
た、60回洗濯時の1500mmの表示は、一辺が外周
ゴム脱落、そして他の一辺が部分的脱落を示すものであ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明が、以上の如き構成要件より成る
結果、前述の従来技術が包含していた欠点や問題点を全
て是正するものである。即ち、本発明に係る再生方法の
具体的効果として、まず、マットの波うち現象を回避し
得る。これは、マットの永久伸びが外周部分と中央部分
では顕著な差がある事に起因しているので、外周ゴム部
分ではなく、原布部分を裁断することにより、外周部分
と中央部分の永久伸びの差を回避できたのである。ま
た、本発明の再生方法によれば、マットの破れの防止に
寄与することができる。即ち、原反の外周部にあったゴ
ム部の亀裂の発生を同時に防止しているのである。
【0037】更には、本発明は、再生マットの美観面の
向上を図ることができる。長期使用の結果として、一般
的にマットは原反の外周部のパイルが抜け、またパイル
の接着不良等が起こっている部分が露呈する場合が多い
が、再生により、完全にこれらが除去されて美しい面が
再度マット外周部分に現れるのであり、また本発明に依
れば、マットの剥離現象に対して完全に一体化された再
生を可能ならしめる。即ち、マットの長期使用によって
パイルの抜けと同時に原反の基布外周部の剥離現象もこ
の再生加工によって、再度完全に接着されている。
【0038】そして、本発明により、マットの波うち現
象を完全に回避出来ているので、それによって実際の使
用時に砂等が、波うち部分からマットの下に進入するの
を防止し、その結果、マットのずれが防止でき、位置安
定性の保持を図ることができるのである。
【0039】このように、本発明に係るレンタル用除塵
用一体化マットの再生方法は、多く効果が期待でき、し
かも従来技術に比し、再生に要する時間やコスト面にお
いても決してマイナス要因にはならず、前述の本発明目
的を十分達成し得るもので、再生後のレンタル使用回数
が画期的に増大するなど、有用性が顕著なレンタル用除
塵用一体化マットの再生方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】再生処理されるマットの断面図
【図2】再生処理されるマットの亀裂発生状態を示す拡
大した断面図
【図3】研摩状態を示す説明図
【図4】再生に要する未加硫ゴム等を示す説明図
【図5】加圧加熱による加硫一体化の様子を示す説明図
【符号の説明】
1 外周ゴム部 2 原反外周部 3 原反裏面の外周部 4 ゴム面 5 未加硫ゴム 6 研摩部 7 パイル 8 基布 9 ラテックス層 10 再生用マット 11 プレス機 12 亀裂 13 裁断面 14 原布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 額縁状に構成された外周ゴム部(1)の
    内側に位置する原反外周部(2)の1ミリメートルから
    20ミリメートル内側を裁断し、原反裏面の外周部
    (3)のゴム面(4)に対面する位置に、必要に応じて
    研摩した後、補修用の未加硫ゴム(5)を配し、加圧加
    熱する事により、外周ゴム部(1)の加硫一体化を行な
    う事を特徴とするレンタル用除塵用一体化マットの再生
    方法。
JP12305393A 1993-04-14 1993-04-14 レンタル用除塵用一体化マットの再生方法 Pending JPH06296576A (ja)

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