JPH06292020A - 画像符号復号方法ならびに装置 - Google Patents

画像符号復号方法ならびに装置

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JPH06292020A
JPH06292020A JP8044593A JP8044593A JPH06292020A JP H06292020 A JPH06292020 A JP H06292020A JP 8044593 A JP8044593 A JP 8044593A JP 8044593 A JP8044593 A JP 8044593A JP H06292020 A JPH06292020 A JP H06292020A
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image
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circuit
coding
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JP8044593A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Gunji
洋 郡司
Hitoaki Owashi
仁朗 尾鷲
Kazutaka Naka
一隆 中
Junichi Kimura
淳一 木村
Akiko Gonda
亜紀子 権田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 離散コサイン変換などの直交変換を用いた画
像の圧縮符号化において、圧縮・伸張を繰り返した場合
でも、画質の劣化を抑えることのできる符号化方法を提
供する。 【構成】 ブロック位置検出回路30により、前回符号
化時のブロック位置を検出する。ブロック分割回路52
において、検出されたブロック位置と一致するようなブ
ロック分割を行ない、中央部ブロック、周辺部ブロック
のそれぞれについて符号化を行なう(10,53)。ブ
ロック位置情報を示す符号を符号作成回路54にて作成
し、符号化回路10,53にて作成された符号に付加し
て出力する(55)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離散コサイン変換等の
直交変換を用いた画像データ符号化方法および装置、特
に、VTR用など圧縮・伸張を繰り返し行う符号化方法
および装置において、良好な画質を得ることのできる符
号化・復号方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データは音声データなどに比べて極
めて大きなデータ量を有し、例えばHDTV1画面では
約5MByteになる。これらを効率的に蓄積あるいは伝送す
るために、種々の画像データ圧縮符号化方法が提案され
ている。現在、この符号化方法の主流となっているもの
に、離散コサイン変換(DCT)などの直交変換を用いた
ものがある。
【0003】DCTでは、入力画像を縦横一定の画素数
からなる複数のブロックに分割し、各ブロックごとにD
CTを適用し、DCT係数と呼ばれる周波数成分に変換
する。DCTでは、M×N画素のデータがM×N次のD
CT係数に変換される。通常、M=Nとし、ブロック内
の水平方向座標をi,垂直方向座標をj (i,j=0,1,…,N-
1)とすると、各画素の輝度f(i,j) は、数1の2次元D
CTにより、DCT係数F(u,v) (u,v=0,1,…,N-1)に変
換される。
【0004】
【数1】
【0005】図1は、DCTによる変換を模式的に示し
たものである。DCTは画像の輝度データを周波数スペ
クトルに変換するものであり、図1に示すように、F(0,
0)は、直流成分でありブロック内の輝度の平均値を、F
(u,v)は水平方向の空間周波数u,垂直方向の空間周波数v
の成分の大きさを表し、uあるいはvが大きくなるほど、
空間周波数の高い成分となる。一般の画像では、輝度の
持つエネルギーは直流および低周波の交流成分に集中す
ることが知られている。このため輝度データはDCTに
より変換することによって、直流および低周波の交流成
分の係数に集中させられたデータに変換され、高い圧縮
効率を実現することが可能である。
【0006】DCTのこのような性質を利用した圧縮符
号化方法の1つにJPEG(Joint Photographic Expert
Group)がある。JPEGは、CCITT SG VIII CCIC とIS
O JTC1/SC29/WG10 により研究された静止画像の圧縮符
号化の国際標準方式であり、さまざまな用途に用いるこ
とができるように非常に汎用性の高いものとなってい
る。JPEGの符号化方式の詳細な説明は、ISO/IEC CD
10198-1 , "Digital Compression and Coding of Conti
nuous-tone Still Images Part 1 : Requirements and
guidelines" , ISO/IEC JTC 1 /SC 2 N2215 , 1991.3
に記述されているため省略し、以下、本発明に関係する
部分のみを図2を用いて簡単に説明する。
【0007】端子11から入力された画像を、ブロック
分割回路12にて8×8画素からなるブロックに分割
し、DCT回路13にてDCTを施す。このDCT係数
を量子化回路14にて量子化するが、人間の視覚特性が
高周波成分に鈍感であり、高周波成分は荒い量子化を行
なっても劣化が目立たないことから、直流成分および低
周波の交流成分は細かい量子化を行ない、空間周波数が
高くなるほど荒く量子化を行なうようにする。
【0008】可変長符号化回路15では、量子化された
データを符号化するが、直流成分と交流成分とで異なる
符号化を行なう。直流成分は前述のようにブロック内の
輝度の平均値であり、隣接するブロックどうしでの相関
が強いので、直前に符号化されたブロックの直流成分値
との差分を取り、ハフマン符号化を行なう。一方、交流
成分は、前述のDCTの性質および量子化特性から、高
周波成分についてはほとんど0となるので、DCT係数
を低周波から高周波へと1次元に並べ、0でない係数と
その係数までに続いた0の係数の数の組み合わせをハフ
マン符号化する。JPEGでは、以上のようにして符号
量を減少させることができ、画像データの圧縮が達成さ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法を用いて圧
縮・伸張を繰り返し施す場合、前回の符号化時にDCT
を施したブロックと今回DCTを施すブロックが一致し
ている場合には、所要符号量、再生画質ともほとんど一
定で、圧縮・伸張を繰り返すことによる劣化は少ない。
しかしながら、前回の圧縮・伸張後に画像の位置シフト
が生じた場合、すなわち、DCTブロック位置が符号化
毎に一致していない場合には、圧縮・伸張を繰り返し施
すことにより、所要符号量が増大し、したがって、符号
量を一定にする必要のある場合には、画質が劣化すると
いう問題があった。
【0010】これは、符号化時にブロック内の画素の輝
度値をコサイン関数で表現するわけであるが、その際
に、各ブロックを独立に処理するため、隣接するブロッ
クと輝度値の連続性が保たれないことが原因と考えられ
る。すなわち、DCTがなめらかなデータを表現するの
には優れているが、不連続なデータを表現するためには
多くの係数データを必要とするため、ブロックずれが生
じて不連続なデータがブロック内に存在する場合には、
符号量が増大してしまうのである。
【0011】以上のように、符号化・復号を繰り返し行
なう場合には、符号化毎のブロックを一致させることが
重要である。しかしながら、他の機器との整合性などを
考えると、符号化されていない通常の画像データにブロ
ック位置情報を付加することは困難であり、符号化時に
前回のブロック分割情報を得ることはできないことにな
る。
【0012】本発明は、前回符号化時のブロック分割情
報が得られない場合でも、所要符号量を増大させず、し
たがって、画質劣化のおそれのない画像データ圧縮符号
化方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、入力され
た画像が前回符号化されたときのブロック位置を検出
し、今回の符号化ブロックの分割を検出されたブロック
と一致するように行なうことによって解決される。
【0014】本発明は、上記の課題を解決することを目
的としてなされたもので、前回符号化時のブロック分割
位置を検出するブロック位置検出手法と、検出されたブ
ロック位置と一致するようなブロック分割を行ない、各
ブロックを符号化する符号化手法からなる。また、復号
後の画像位置のずれを防ぐために、ブロック分割情報を
出力符号に付加する手法と、付加されたブロック分割情
報に基づいて復号を行なう復号手法を用いることも可能
である。
【0015】
【作用】本発明により提供されるブロック位置検出手法
では、前述のDCTの性質を利用して、ブロック位置の
検出を行なう。通常の画像では、符号化過程におけるD
CT係数の量子化により、高い周波数の係数はその多く
が0となる。復号過程では、そのDCT係数に逆DCT
を行なって画像を再生するので、得られた再生画像に再
びDCTを行なうと、ブロック位置が一致していれば、
得られるDCT係数の高周波成分係数はやはり0となる
ものが多い。しかしながら、ブロック位置が一致してい
ない場合には、前回の符号化時のブロック境界の不連続
データがブロック内に存在するので、高周波成分の係数
も値を持つことになる。したがって、DCTの高周波成
分は、ブロック位置が前回の符号化時と一致する場合が
最も小さくなる。
【0016】この手法では、まず、入力画像を符号化時
と同じ大きさのテストブロックに分割し、これにDCT
を施してすべてのブロックの高周波成分の和を計算す
る。同様にして、テストブロックの位置を水平あるいは
垂直にシフトさせた場合についても計算し、これが、最
小となるようなシフト量を求めることにより、前回符号
化時のDCTブロック位置を検出することができる。
【0017】本発明により提供される符号化および復号
手法では、ブロック位置検出手法のデータをもとにDC
Tを施すブロックを前回の符号化時と一致させることに
より、再符号化時の発生符号量の増加、あるいは、画質
の劣化をおさえることが可能である。また、符号化手法
の出力符号にブロック分割情報を付加することにより、
符号化前後で画像位置がずれることを防ぐことができ
る。
【0018】
【実施例】図3は本発明によるブロック位置検出回路の
一実施例を示したものである。以下の説明では、ブロッ
クの大きさはN×N画素とし、DCTを用いた例につい
て説明する。また、シフト量の検出は、水平方向、垂直
方向を独立に行えるので、ここでは、水平方向について
説明する。
【0019】図3において、入力端子31から入力され
た画像データは、ブロック分割回路32により、テスト
ブロックに分割される。一方、入力された画像データ
は、ディレイ33にも送られる。ディレイ33は、1画
素相当分のディレイ量を有し、各々のブロック分割回路
の入力データは水平に1画素ずつずれた信号となる。そ
の結果、各ブロック分割回路では図4に示すように、水
平に1画素ずつずれた分割が行なわれる。このように分
割された各ブロック内の画像データは、DCT回路13
により離散コサイン変換され、加算回路34により、そ
の交流成分係数の絶対値の総和が算出される。このよう
にして得られた交流成分係数の絶対値和のうち最小とな
るものを判定回路35において判定し、その時のブロッ
ク位置情報を出力すれば、これが前回符号化時のブロッ
ク分割位置情報となる。
【0020】ここで、このテストブロックとして、全画
面を用いる必要はなく、水平方向のブロック位置を検出
する場合、例えば図5に示すような縦N画素の横長の領
域から検出しても、同等の効果が得られる。また、垂直
方向のブロック位置を検出する場合には、ディレイ33
のディレイ量を1ライン分として、各ブロック分割回路
の分割結果が垂直にずれるようにすることにより達成さ
れる。この場合にも、例えば図6に示すような横N画素
の縦長の領域のみから検出することが可能である。
【0021】なお、本実施例ではDCTの交流成分係数
のみの絶対値和を用いたが、二乗和を用いてもほぼ同等
の効果が得られる。直流成分係数については、ブロック
分割位置の影響が少なく、一方、原画像の性質の影響が
大きいため、交流成分のみを用いたほうが、確実な検出
が可能となる。
【0022】図7は本発明による画像符号化回路の一実
施例を示したものである。
【0023】入力端子51から入力された画像データ
は、まず、図3に示すブロック位置検出回路30により
前回符号化時のブロック位置が検出され、その情報に基
づいてブロック分割回路52でブロックに分割される。
この分割により、画像中央部においてN×N画素に分割
されたブロックは、符号化回路10により、通常のJP
EG方式により符号化される。一方、画像周辺部におい
て、N×N画素より小さく分割されたブロックは、周辺
部ブロック符号化回路53により符号化される。周辺部
ブロック符号化回路53では、該当領域を図8のような
4領域に分割し、それぞれの領域をDPCM(Different
ial PCM)により符号化する。また、ブロック位置検出回
路30からのブロック位置情報57は、符号作成回路5
4により2進符号化する。この際、2進符号化でなく差
分符号化などの他の符号化方式を用いることも可能であ
る。
【0024】図9は、DPCM回路の一例である。入力
端子61から入力された画像データは、差分器62に送
られる。一方、画像データは、ディレイ63にも送ら
れ、1画素分遅延されたデータが差分器62に送られ
る。差分器62では両者の差分をとるが、通常の画像で
は、隣接画素間の相関が強いので、差分値は小さな値と
なる。この差分値を量子化回路64で量子化し、可変長
符号化回路65で符号化して、符号を作成する。
【0025】このようにして作成された符号は、図7に
示すマルチプレクサ55で多重化され、最終的な符号と
して出力される。符号語の構成の一例を図10に示す。
図10(1)のように、ヘッダ情報、2進符号化されたブ
ロック位置情報、上端部ブロック情報に続いて、Nライ
ンごとの画像情報を左端部ブロック情報、中央部ブロッ
ク情報、右端部ブロック情報の順で出力し、最後に下端
部ブロック情報を出力する。
【0026】VTR用の符号化等では、1フレームごと
に符号量の上限が決まっていることが多く、この上限を
越えることは許されない。したがって、何らかの制御を
行なって上限を越えないようにするわけであり、万一、
符号量制御がうまく行かず符号量が上限を越えてしまっ
た場合には、符号の出力を打ち切らざるを得ない。この
ような場合、図10(1)の符号語構成では中央部ブロッ
クにも打ち切りの影響がおよびやすいが、図10(2)の
ような符号語構成とすることにより、打ち切りによる影
響を画面周辺とすることが可能である。
【0027】なお、実施例では周辺部ブロック符号化回
路53で用いる符号化方式はDPCMとしたが、M×N
のDCTや1次元DCTを用いた場合も本発明に包含さ
れることは明白である。あるいは、画像の大きさが縦・
横ともNの整数倍であれば、左右端あるいは上下端の領
域を合わせてN×N画素のブロックを作成できるため、
符号化回路10で画像全体を符号化することも可能であ
る。
【0028】図11は本発明に関する復号回路の一実施
例である。入力端子71から入力された符号は、デマル
チプレクサ72によりブロック位置情報、および、中央
部ブロックデータ、周辺部ブロックデータの2種の画像
情報に分離され、それぞれ復号回路73から75に送ら
れる。ブロック位置情報は復号回路75により復号さ
れ、書き込み制御回路76に送られる。画像中央部ブロ
ックデータは符号化回路10の逆変換処理を行なう復号
回路74で、画像周辺部ブロックデータは符号化回路5
3の逆変換処理を行なう復号回路73でそれぞれ復号さ
れ、書き込み制御回路76により、フレームメモリ77
の所定位置に書き込まれる。
【0029】画像信号がアナログで入力される場合、1
画素未満の微小な画像のずれが生ずる可能性があり、こ
れによる圧縮伸張時の画質劣化が考えられる。このよう
な場合、図12に示すように、A/D変換器82にてn
倍オーバサンプリングを行い、同様の手法によりブロッ
ク位置検出回路30にて1/n画素単位のブロック位置
を検出し、検出されたブロック位置情報57をもとにデ
ィレイ回路83およびサブサンプル回路84で補償する
ことができる。また、図13に示すように、ブロック位
置検出回路30からブロック位置情報57とともにDC
T係数の高周波成分の大きさ93を出力し、これが最小
となるようにクロック発生回路92で発生されるA/D
変換のクロックを制御することによって補償することも
可能である。
【0030】なお、説明ではJPEGを用いた例を示し
たが、これ以外にも、2次元DCT、アダマール変換な
どの2次元直交変換を用いた場合でも、あるいは、1次
元の直交変換を用いた場合にも、ブロック位置検出部に
符号化に用いたものと同じ直交変換を用いることにより
適用できる。
【0031】さらには、ブロック位置検出の際に、直交
変換のかわりにテストブロック内の高周波成分量を計算
し、直交変換の場合と同様にテストブロック内の高周波
成分の和を求め、この和が最小となるブロック分割位置
を求めるといった手法でも、同等の効果が得られる。高
周波成分は、ブロックにハイパスフィルタを施し、フィ
ルタ出力データのエネルギーを計算することなどにより
求めることができる。ハイパスフィルタの一例として
は、図14に示すようなフィルタがあげられる。このよ
うにすることにより、直交変換を用いた符号化でなくと
も、画像をブロックに分割して符号化するような場合に
も適用可能となる。
【0032】また、用途によって1画素単位で検出する
必要がない場合には、図3において、ディレイ33のデ
ィレイ量を大きくし、ブロック分割回路32のブロック
分割を数画素ずつずらして行なうこともできる。
【0033】また、フレーム内にブロック位置が異なる
領域が複数存在する場合には、その領域を検出し、各領
域についてブロック位置を補正することができる。この
場合、各領域の境界においては、N×N画素に満たない
ブロックに分割されるが、その領域は、周辺部ブロック
と同様にDPCMで符号化する。この符号化について
も、周辺部ブロックの場合のようにDPCM以外の符号
化方式も適用できる。
【0034】図3に示したブロック位置検出回路は、図
15のような構成としても実現可能である。この構成で
は、高周波成分算出回路102にて入力画像のN×N画
素領域内の高周波成分を計算し、分配回路103により
高周波成分算出領域のフレーム内の位置に応じて分配す
る。この際には、高周波成分算出領域の水平あるいは垂
直座標を符号化ブロックの大きさNで割った余りにより
N個の加算回路104へ順次分配する。分配された各デ
ータを加算回路104にて加算することにより、図3の
構成における高周波成分量が得られるので、判定回路3
5によりその最小値を判定することにより、ブロック位
置が検出できる。
【0035】本実施例では、符号化済みの画像を再符号
化することを前提にしてきたが、符号化されていない画
像に対しても、全画面にわたってDCT係数の高周波成
分を計算し、その最小点にあわせてブロック分割を行な
うことにより、符号化効率の向上が期待できる。
【0036】本発明による画像符号化回路、復号回路の
一応用例を図16にしめす。図16は、HDTV信号を
記録あるいは伝送するもので、本発明による画像符号化
回路および画像復号回路を使用することにより、現行T
V用VTRあるいは伝送系により、HDTV信号の記
録、伝送を行なうことができる。この場合、ブロックず
れを補償して符号化、復号しているため、これらの記
録、伝送を繰り返す際に、画像の位置がシフトした場合
でも、画質劣化を抑えることが可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、前回符号化時のブロッ
ク分割情報が得られない場合でも、所要符号量を増大さ
せず、したがって、画質劣化のおそれのない画像データ
圧縮符号化方法および装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】離散コサイン変換(DCT)の説明図。
【図2】JPEGの概略図。
【図3】本発明の一実施例におけるブロック位置検出装
置の第1の概略ブロック図。
【図4】テストブロックの分割を示す図。
【図5】水平方向のシフト量を検出するためのテストブ
ロックを示す図。
【図6】垂直方向のシフト量を検出するためのテストブ
ロックを示す図。
【図7】本発明の一実施例における符号化装置の概略ブ
ロック図。
【図8】画像の領域を示す図。
【図9】DPCMの説明図。
【図10】符号語の構成を示す図。
【図11】本発明の一実施例における復号装置の概略ブ
ロック図。
【図12】アナログ入力時の本発明の一実施例における
符号化装置の第1の概略ブロック図。
【図13】アナログ入力時の本発明の一実施例における
符号化装置の第2の概略ブロック図。
【図14】検出フィルタの例を示す図。
【図15】本発明の一実施例におけるブロック位置検出
装置の第2の概略ブロック図。
【図16】本発明による画像符号化回路、復号回路の一
応用例。
【符号の説明】
10…画像ブロック符号化回路、30…ブロック位置検
出回路、32…テストブロック分割回路、33…ディレ
イ回路、35…判定回路、52…ブロック分割回路、5
3…画像周辺部ブロック符号化回路、54…ブロック位
置情報符号化回路、76…書き込み制御回路、83…デ
ィレイ回路、84…サブサンプル回路、92…クロック
発生回路、102…高周波成分算出回路、103…分配
回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 淳一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 権田 亜紀子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を縦横一定の画素数からなる
    複数のブロックに分割し、これら画像ブロック単位で符
    号化を行なう画像圧縮符号化方法において、 入力画像信号を縦横一定の画素数からなる複数のテスト
    ブロックに分割し、各ブロックに直交変換を行ない、得
    られた直交変換係数の高周波成分の大きさを計算する、
    という手順をテストブロック位置を1ないしは数画素ず
    つずらして行ない、 これらの高周波成分の大きさを比較し、最小となるテス
    トブロック分割位置を検出することを特徴とする画像符
    号化方法。
  2. 【請求項2】入力画像信号を縦横一定の画素数からなる
    複数のブロックに分割し、これら画像ブロック単位で符
    号化を行なう画像圧縮符号化装置において、 入力画像信号を縦横一定の画素数からなる複数のテスト
    ブロックに分割するブロック分割手法を複数持ち、各々
    のブロック分割が1ないしは数画素ずつずれるように設
    定したブロック分割部、あるいは、テストブロックの分
    割を1ないしは数画素ずつずらして行なうことのできる
    ブロック分割部と、 前記ブロック分割部によって分割された各ブロックに、
    直交変換を施す直交変換部と、 前記直交変換部で得られた直交変換係数の高周波成分の
    大きさを計算する計算部と、 テストブロックの分割をずらして計算された高周波成分
    のうち、最小となるものを選択し、最小となったブロッ
    ク分割位置を出力する判断部とを備えたブロック位置検
    出回路を持つことを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のブロック位置検出方法によ
    り検出されたブロック位置情報に基づき、検出されたブ
    ロック位置と一致するようなブロック分割を行ない、符
    号化を行なう画像符号化方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載のブロック位置検出回路によ
    り検出されたブロック位置情報に基づき、検出されたブ
    ロック位置と一致するようなブロック分割を行ない、符
    号化を行なう画像符号化装置。
  5. 【請求項5】請求項3に記載された画像符号化方法にお
    いて、ブロック分割位置情報を出力符号に付加すること
    を特長とする画像符号化方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載された画像符号化装置にお
    いて、ブロック分割位置情報を出力符号に付加すること
    を特長とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載された画像符号化方法によ
    り作成された符号に付加されたブロック分割位置情報に
    基づき、画像を再構成することを特徴とする画像復号方
    法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載された画像符号化装置によ
    り作成された符号に付加されたブロック分割位置情報に
    基づき、画像を再構成することを特徴とする画像復号装
    置。
  9. 【請求項9】請求項6に記載された画像符号化装置、お
    よび、請求項8に記載された画像復号装置を用いて、記
    録速度の低い記録装置により、画像を記録、再生する画
    像記録装置。
  10. 【請求項10】請求項6に記載された画像符号化装置、
    および、請求項8に記載された画像復号装置を用いて、
    伝送容量の少ない伝送系により、画像を伝送する画像伝
    送装置。
  11. 【請求項11】入力画像信号を縦横所定の画素数からな
    る複数のブロックに分割して処理する処理方法におい
    て、 上記入力画像信号のブロック位置を検出し、 該検出されたブロック位置に従って上記入力画像信号を
    ブロック分割し、 該分割された各ブロックを符号化することを特徴とする
    画像符号化方法。
  12. 【請求項12】入力画像信号を縦横所定の画素数からな
    る複数のブロックに分割して処理する装置において、 上記入力画像信号のブロック位置検出回路と、 上記ブロック位置検出回路の出力に従い、上記入力画像
    信号をブロック分割するブロック分割回路と、 該ブロック分割回路で分割されたブロックを符号化する
    符号化回路とを有することを特徴とする画像符号化装
    置。
  13. 【請求項13】画像信号を縦横所定の画素数からなる複
    数のブロックに分割して符号化された符号を復号する復
    号方法において、 符号に付加されたブロック分割情報に基づき、 復号されたブロック内画像データを画面上の所定位置に
    書き込むことを特徴とする画像復号方法。
  14. 【請求項14】画像信号を縦横所定の画素数からなる複
    数のブロックに分割して符号化された符号を復号する装
    置において、 符号に付加されたブロック分割情報を復号する回路と、 上記復号回路によりえられたブロック分割情報に基づい
    て、復号されたブロック内画像データを画面上の所定位
    置に書き込む書き込み制御回路とを有することを特徴と
    する画像復号装置。
JP8044593A 1993-04-07 1993-04-07 画像符号復号方法ならびに装置 Pending JPH06292020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061332A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Canon Inc 撮像装置、表示制御装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP2015192403A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 キヤノン株式会社 符号化装置及び符号化方法

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