JPH06290981A - コイルボビンへのコイル巻回方法 - Google Patents

コイルボビンへのコイル巻回方法

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JPH06290981A
JPH06290981A JP4313241A JP31324192A JPH06290981A JP H06290981 A JPH06290981 A JP H06290981A JP 4313241 A JP4313241 A JP 4313241A JP 31324192 A JP31324192 A JP 31324192A JP H06290981 A JPH06290981 A JP H06290981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
coil
lead
coil bobbin
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4313241A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Imato
寿 今任
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コイルボビンにコイルを巻回する際に、線材
の両端のリード線に破断予防用のたるみを容易に設けら
れるようにする。 【構成】 コイルボビン1の一端部に、これと一体に設
けられた端子板4に1対の端子ピン5a,5bが圧入し
てある。コイルボビンの引出し部3aと端子ピン5a、
及び引出し部3aと他方の端子ピン5bとを結ぶ線の中
間位置に、これらの直線を迂回する位置に折り取り可能
な突起6が設けてある。線材7の一端のリード線8aを
端子ピン5a,突起6,引出し部3aを経て巻胴部2に
線材7を巻き取る。巻き取った線材の他端部のリード線
9aは、引出し部,突起6を経て端子ピン5bに絡げと
られる。各リード線の端部を端子ピンに固定した後に自
動巻線機から取り外される。突起6を折り取ると、リー
ド線の緊張状態が解けてリード線がたるんだ状態とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルボビンに線材を
巻き付ける、いわゆるコイル巻回方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】時計等に用いるコイルは、一端に端子板
を備えたコイルボビンに線材を巻き付け、線材の両端を
リード線としてボビンから引き出し、その端部を端子板
に設けられた端子ピンにはんだ付け固定してある。リー
ド線は、緊張させた状態で両端を端子ピンに固定させて
おくと、コイルを時計等の機器に組み込む際や、組み立
てラインにおける搬送中に、作業者の手が触れたり他の
部品と接触することにより断線するおそれがあるので、
リード線の部分には、ある程度のたるみを持たせるよう
にしている。
【0003】リード線にたるみを持たせる手段として
は、端子ピンにリード線を絡げる際に、自動巻線機自体
に、リード線をたるませる機構を採用して、巻線終了後
にリード線にたるみをもたせた状態で、その端部を端子
ピンにからげ取ってその部分を接着剤等によって固定
し、最終的にはリード線を端子ピンにはんだ付け固定し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、自動巻線機自体にリード線にたるみを持たせる機構
を採用すると、自動巻線機の構成が複雑化し、自動巻線
機の価格上昇に起因してコイルの製造コストが上昇する
原因となっている。
【0005】そこで本発明の目的は、自動巻線機の構成
を複雑化することなく、コイルのリード線にたるみを持
たせるようにすることにより、コイルの製造コストの引
き下げを図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のコイルボビンにコイルを巻く方法は、折
り取り可能な突起を設けた端子板を備えたコイルボビン
に線材を巻き取り、コイルボビンに設けられた引出し部
から線材のリード線を引き出し、リード線はコイルボビ
ンの引出し部から端子板の突起を経由し、端子板の端部
近傍に設けられた端子ピンに固定し、巻線終了後に突起
を折り取ることによりリード線にたるみを生じた状態に
するものである。
【0007】
【作用】線材の両端のリード線は、それぞれ端子板の突
起を経由して端子ピンに絡げ取り固定した後に突起を折
り取ると、突起の支持によるリード線の緊張が解けて各
リード線は引出し部と端子ピンとの間にたるみを有する
状態となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例として、時計用のコ
イルに線材を巻き取る場合を例に取って説明する。図1
に示すように、本実施例に用いるコイルボビン1は、合
成樹脂成形品によって作られており、円筒体の巻胴部2
の両端部につば部3,3を備え、一方のつば部の端部の
直角方向に端子板4が一体に設けてある。端子板4を有
する側のつば部3には、巻き取られるべき線材よりもや
や幅の広い溝に形成した引出し部3a(図2,3参照)
が設けてけてある。
【0009】端子板4は、つば部3と結合している近傍
の厚みを大きくし、その他の部分を均等厚さとし、端部
近傍に設けられた一対の小孔には導電性の端子ピン5
a,5bが圧入してある。
【0010】端子板4のほぼ中央部には、基部を細く形
成して折り取り容易に形成した突起6が端子板と一体に
設けてある。突起6の設置位置は、引出し部3aと一方
の端子ピン5a、及び引出し部3aと他方の端子ピン5
bとの中継点であり、それぞれの中継点を鈍角の頂点と
する山状にした折れ線で結ぶ頂点に位置するようにして
ある。
【0011】図2は、上記したコイルボビン1に線材7
を巻き取った状態を示している。巻線工程の概要は、初
めに自動巻線機によって線材の一端のリード線8aを一
方の端子ピン5aに絡げ取った後に、突起6を経由して
引出し部3aに導き、引出し部から巻胴部2に線材7を
巻き取る。巻き終わった線材の他端部は,引出し部3a
からリード線9aとして引き出し、このリード線9aは
突起6を経由して、端部を端子ピン5bに絡げ取る。こ
のときリード線8a,9aは、いずれも突起6に支持さ
れて緊張した状態になっている。リード線8a,9a
は、はんだディップ槽(図示せず)に端子ピン5a,5
bに絡められた状態でディップされることにより端子ピ
ン5a,5bにはんだ付けされ、端子ピン5a,5bに
導通が取られて固定される。なお、リード線8a,9a
と端子ピン5a,5bとの固定には、上記の絡め状態に
クリームはんだを塗布後、リフロー炉を通過させるな
ど、他の方法によってはんだ付けしてもよい。
【0012】リード線8a,9aの端部を端子ピン5
a,5bに固定後、その先を切り離して中間製品として
のコイルができ上がる。でき上がったコイルを自動巻線
機から取り出して、突起6を折り取ると、リード線8
a,9aは突起の支持による緊張が解かれて、図3に示
すように、たるんだ状態のリード線8,9になる。
【0013】なお、本発明は、時計用コイルに限らず、
リード線にたるみを持たせる場合のすべての場合に適用
可能である。
【0014】
【本発明の効果】以上説明したように、本発明はコイル
ボビンと一体の端子板に折り取り可能な突起を設け、コ
イルボビンに巻き取った線材の両端のリード線を、この
突起を経由して端子ピンに固定するようにしてあるの
で、巻線終了後に突起を折り取るだけで、リード線にた
るみを設けることができる。このため、自動巻線機にた
るみを設けるための構成を必要としなくなるので、自動
巻線機のコストを引き下げ、その結果としてコイルの製
造コストを引き下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイルボビンの正面の断面図である。
【図2】コイルボビンに線材を巻回し、リード線を突起
によって緊張させてある状態を示す正面図である。
【図3】コイルボビンに線材を巻回した後に突起を折り
取ってリード線にたるみを持たせた状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 コイルボビン 3a 引出し部 4 端子板 5a,5b 端子ピン 6 突起 7 線材 8,8a,9,9a リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り取り可能な突起を設けた端子板を備
    えたコイルボビンに線材を巻き取り、 上記コイルボビンに設けられた引出し部から上記線材の
    リード線を引き出し、 上記リード線は上記引出し部から上記突起を経由して上
    記端子板の端部近傍に設けられた端子ピンに固定し、 巻線終了後に上記突起を折り取ることにより上記リード
    線にたるみを生じた状態にすることを特徴とするコイル
    ボビンへのコイル巻回方法。
JP4313241A 1992-11-24 1992-11-24 コイルボビンへのコイル巻回方法 Pending JPH06290981A (ja)

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