JPH0628909U - すれ違いビーム用プロジェクタ型前照灯 - Google Patents

すれ違いビーム用プロジェクタ型前照灯

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JPH0628909U
JPH0628909U JP6298892U JP6298892U JPH0628909U JP H0628909 U JPH0628909 U JP H0628909U JP 6298892 U JP6298892 U JP 6298892U JP 6298892 U JP6298892 U JP 6298892U JP H0628909 U JPH0628909 U JP H0628909U
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JP
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bulb
headlight
projection lens
light
mask member
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Application number
JP6298892U
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Inventor
春夫 寺岡
敏寛 藤井
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、前照灯の性能に影響を与える
ことなく車幅灯としての機能も発揮できるようにするこ
とにある。 【構成】回転楕円面をもつ反射鏡20の光軸上に前照灯
バルブ21が設けられている。前照灯バルブ21の前方
に、投影レンズ22が設けられている。投影レンズ22
と前照灯バルブ21との間にマスク部材35が設けられ
ている。マスク部材35は光軸Mの下側にあり、すれ違
いビームとして不要な光をマスキングしている。マスク
部材35と投影レンズ22との間に、車幅灯バルブ40
が設けられている。車幅灯バルブ40は、前照灯として
使用されないマスク部前面側の不要光カット領域42に
おいて、焦点F3 に可能な限り近付けた位置に設けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの車両の照明系に使われるすれ違いビーム用プロジェク タ型前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車の車幅灯は前照灯とは別の位置に設けられているが、図2に示さ れるように、すれ違いビーム用前照灯1の内部に車幅灯バルブ2を設けたものも ある。この種の前照灯1はパラボラ(回転放物面)反射鏡3を備えており、この 反射鏡3の光軸上に前照灯バルブ4を配置するとともに、反射鏡3の下部に車幅 灯バルブ2を配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
パラボラ反射鏡3を有するすれ違いビーム用前照灯1の場合、反射鏡3の下部 に車幅灯バルブ2が設けられていても効率の低下はさほど問題にならない。しか しながらプロジェクタ型前照灯のように回転楕円面反射鏡と投影レンズを用いた 前照灯の場合には、反射鏡近くに車幅灯バルブを設けてしまうと、反射面の一部 が有効に使用できなくなることによって、前照灯としての所定の性能を満足する ことが難しくなる。このため従来は、プロジェクタ型前照灯に車幅灯を内蔵した ものがなかった。
【0004】 従って本考案の目的は、前照灯の性能に影響を与えることなく車幅灯としての 機能も発揮できるようなすれ違いビーム用プロジェクタ型前照灯を提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすために開発された本考案のプロジェクタ型前照灯は、回転 楕円面をもつ反射鏡と、上記反射鏡の第1焦点あるいはその近傍にフィラメント が位置するように設けられた前照灯バルブと、上記前照灯バルブの前方に設けら れた投影レンズと、上記投影レンズと前照灯バルブとの間の光軸下側に設けられ て不要光をマスキングするマスク部材と、上記マスク部材と投影レンズとの間に 位置しかつ投影レンズの焦点と投影レンズの下部とを結ぶ線分よりも下側の不要 光カット領域において投影レンズの焦点近くに設けられた車幅灯バルブとを具備 している。
【0006】
【作用】
前照灯バルブを点灯させると、フィラメントから出た光が回転楕円面反射鏡に よって所定の方向に反射するとともに投影レンズに向かい、マスク部材によって 不要光がカットされた状態で、投影レンズを通ることによって、すれ違いビーム に適した配光特性となる。本考案の車幅灯バルブは、前照灯として使用しないマ スク部材前面側の不要光カット領域に配置されているから、前照灯の効率を悪化 させることはない。
【0007】 車幅灯バルブを点灯させると、車幅灯バルブから出た光が投影レンズを通って 前方に向かう。この車幅灯バルブは、投影レンズの焦点近くに設けられているた め、車幅灯バルブから出た光は投影レンズを通ることによって光軸と平行に近い 方向に屈折し、車幅灯としての機能を果たす。
【0008】
【実施例】
以下に本考案の一実施例について、図1を参照して説明する。 図1に示されたプロジェクタ型前照灯10は、カバーレンズ11とハウジング 12とからなる外囲器13の内部にランプユニット15を備えている。カバーレ ンズ11とハウジング12との接合部分はシール材16によってシールされてい る。
【0009】 ランプユニット15は、回転楕円面をもつ反射鏡20と、この反射鏡20の光 軸M上に設けられた前照灯バルブ21と、前照灯バルブ21の前方に設けられた 投影レンズ22などを備えている。
【0010】 前照灯バルブ21のフィラメント23は反射鏡20の第1焦点F1 またはその 近傍に位置しており、すれ違いビームに適した照射角でフィラメント23の光像 を前方に照射させるようにしている。前照灯バルブ21は、バルブベース部25 において反射鏡20の口金部分26に固定されている。
【0011】 投影レンズ22は反射鏡20の第2焦点F2 の前側に位置し、筒体30の先端 部に保持されている。筒体30の基部は反射鏡20の前端部に保持されている。 このランプユニット15は、エーミング用ねじ31とピボット32によって光軸 Mの傾きを調整できるようになっている。
【0012】 投影レンズ22と前照灯バルブ21との間に、マスク部材35が設けられてい る。このマスク部材35は、筒体30の底面からほぼ垂直に光軸M付近まで立上 がっており、前照灯バルブ21から照射される光のうち、すれ違いビームとして 不要な光をマスキングするようにしている。
【0013】 マスク部材35と投影レンズ22との間に、車幅灯バルブ40が設けられてい る。図示例の車幅灯バルブ40は、マスク部材35の前面側にブラケット40a によって取付けられており、投影レンズ22の焦点F3 と投影レンズ22の下部 41とを結ぶ線分Nよりも下側の不要光カット領域42に収められている。しか もこの車幅灯バルブ40は、そのフィラメント45が焦点F3 に極力近付くよう な位置に設けられている。
【0014】 上記構成のプロジェクタ型前照灯10は、前照灯バルブ21を点灯させると、 フィラメント23から出た光が反射鏡20によって反射するとともに、不要光が マスク部材35によってカットされた状態で投影レンズ22に向かい、投影レン ズ22を通ることによって光束が整えられ、すれ違いビームに適した配光特性と なる。
【0015】 車幅灯バルブ40を点灯させた場合、車幅灯バルブ40のフィラメント45か ら出た光が投影レンズ22を通って前方に向かう。車幅灯フィラメント45は投 影レンズ22の焦点F3 に近付けてあるから、このフィラメント45から出た光 は図中に破線で示すように投影レンズ22を通ることによって光軸Mと平行に近 い方向に屈折する。このため車幅灯としての視認性も優れている。なお、マスク 部材35の前面側を鏡面にしておけば、車幅灯バルブ40から後方に出る光を投 影レンズ22側に反射させることができる。
【0016】 本実施例の車幅灯バルブ40は、前照灯として使われることのない不要光カッ ト領域42すなわちデッドスペースに配置されているから、前照灯10の内部空 間の有効利用が図れる。しかも前照灯バルブ21から出射した光の効率を悪化さ せるようなことがない。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、前照灯の性能に影響を与えることなく車幅灯バルブを前照灯 に内蔵することができる。このため、前照灯と車幅灯のレイアウトのスペース有 効利用が図れるとともに、車体を設計する上でデザイン上の自由度が増し、しか もコストダウンを図る上でも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプロジェクタ型前照灯
の縦断面図。
【図2】従来のパラボラ反射鏡型前照灯の縦断面図。
【符号の説明】
10…プロジェクタ型前照灯、20…反射鏡、21…前
照灯バルブ、22…投影レンズ、23…フィラメント、
35…マスク部材、40…車幅灯バルブ、42…不要光
カット領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転楕円面をもつ反射鏡と、上記反射鏡の
    第1焦点あるいはその近傍にフィラメントが位置するよ
    うに設けられた前照灯バルブと、上記前照灯バルブの前
    方に設けられた投影レンズと、上記投影レンズと前照灯
    バルブとの間の光軸下側に設けられて不要光をマスキン
    グするマスク部材と、上記マスク部材と投影レンズとの
    間に位置しかつ投影レンズの焦点と投影レンズの下部と
    を結ぶ線分よりも下側の不要光カット領域において投影
    レンズの焦点近くに設けられた車幅灯バルブとを具備し
    たことを特徴とするすれ違いビーム用プロジェクタ型前
    照灯。
JP6298892U 1992-09-08 1992-09-08 すれ違いビーム用プロジェクタ型前照灯 Withdrawn JPH0628909U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218145A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 車両用照明装置
JP2012079698A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Osram Sylvania Inc 昼間走行用ライトを備える照明システム

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JP2008218145A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Honda Motor Co Ltd 車両用照明装置
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Effective date: 19970306