JPH06286691A - ウオータージェット推進装置 - Google Patents
ウオータージェット推進装置Info
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- JPH06286691A JPH06286691A JP9672293A JP9672293A JPH06286691A JP H06286691 A JPH06286691 A JP H06286691A JP 9672293 A JP9672293 A JP 9672293A JP 9672293 A JP9672293 A JP 9672293A JP H06286691 A JPH06286691 A JP H06286691A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却水が円滑に供給されずにエンジンがオー
バヒートする現象や、冷却水として供給した海水により
エンジンに錆が発生する現象を防止する。 【構成】 冷却水通路19が形成されたウオータージャ
ケット16と、冷却水通路19の一側とエンジン3のク
ランクケース24との間に配設され,冷却水通路19内
の水をエンジン3のクランクケース24へ送り込むため
の冷却水供給管8と、冷却水通路19の他側とエンジン
3のシリンダヘッド5の出口との間に配設され,シリン
ダヘッド5の出口から排出される水を冷却水通路19内
へ送り込むための冷却水排出管6及びサージタンク7
と、冷却水通路19,冷却水供給管8,エンジン3の冷
却水供給系統,冷却水戻し管6,サージタンク7から成
る経路における水の循環を行うウオーターポンプ25と
を備える。
バヒートする現象や、冷却水として供給した海水により
エンジンに錆が発生する現象を防止する。 【構成】 冷却水通路19が形成されたウオータージャ
ケット16と、冷却水通路19の一側とエンジン3のク
ランクケース24との間に配設され,冷却水通路19内
の水をエンジン3のクランクケース24へ送り込むため
の冷却水供給管8と、冷却水通路19の他側とエンジン
3のシリンダヘッド5の出口との間に配設され,シリン
ダヘッド5の出口から排出される水を冷却水通路19内
へ送り込むための冷却水排出管6及びサージタンク7
と、冷却水通路19,冷却水供給管8,エンジン3の冷
却水供給系統,冷却水戻し管6,サージタンク7から成
る経路における水の循環を行うウオーターポンプ25と
を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウオータージェット推
進装置に係り、特にエンジン冷却用の冷却水循環系統を
内部に備え付けたウオータージェット推進装置に関す
る。
進装置に係り、特にエンジン冷却用の冷却水循環系統を
内部に備え付けたウオータージェット推進装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図6及び図7に示す如く、
モータボート等の小型船舶100の船底側には、公知の
ウオータージェット推進装置101が装備されており、
当該推進装置101のインペラ102をエンジン103
の出力軸104へ連結した構造となっている。小型船舶
100の前進航走時には、エンジン103によりインペ
ラ102を回転して船底の水吸込口105から推進用の
水を吸込んで船尾側の水噴射口106から噴射させるこ
とにより、前進航走させるようになっている。
モータボート等の小型船舶100の船底側には、公知の
ウオータージェット推進装置101が装備されており、
当該推進装置101のインペラ102をエンジン103
の出力軸104へ連結した構造となっている。小型船舶
100の前進航走時には、エンジン103によりインペ
ラ102を回転して船底の水吸込口105から推進用の
水を吸込んで船尾側の水噴射口106から噴射させるこ
とにより、前進航走させるようになっている。
【0003】また、小型船舶100のエンジン103を
冷却する場合には、ウオータージェット推進装置101
のインペラ102の回転で発生する圧力を利用して,ノ
ズル107内部の水を,ノズル107側とエンジン10
3側との間に配設した冷却水供給管108を介してエン
ジン103側へ供給することにより、エンジン103を
冷却し、エンジン103の冷却後は冷却水を排出管10
9から船外へ排出する構成となっている。
冷却する場合には、ウオータージェット推進装置101
のインペラ102の回転で発生する圧力を利用して,ノ
ズル107内部の水を,ノズル107側とエンジン10
3側との間に配設した冷却水供給管108を介してエン
ジン103側へ供給することにより、エンジン103を
冷却し、エンジン103の冷却後は冷却水を排出管10
9から船外へ排出する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術においては、下記の問題があった。 ウオータージェット推進装置101のインペラ102
の回転で発生する圧力を利用してノズル107内部の水
を冷却水供給管108へ取入れる構造となっているた
め、ノズル107内部の水(海水や湖川水等)にゴミや
異物が混入している場合には、冷却水供給管108の冷
却水供給口110に前述のゴミや異物が詰まる現象が発
生し、この結果、冷却水をエンジン103側へ円滑に供
給できなくなり、エンジン103がオーバヒートしてし
まうという問題があった。また、整備点検等のために小
型船舶100を陸上げした場合は、冷却水(海水や湖川
水等)を取入れることができないため、エンジン103
を回転させることができないという問題もあった。 ウオータージェット推進装置101を搭載した小型船
舶100は、海で使用することが多いため、ノズル10
7側からは塩分を含んだ海水が冷却水としてエンジン1
03側へ供給されることとなり、この結果、エンジン1
03の各機構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易く、
エンジン103の寿命が低下するという問題があった。
また、エンジン103に防錆対策(電触防止対策)を施
すためには、エンジン103内部のジャケットに新たに
亜鉛等の部材を取付けなければならないという問題が発
生する。
た従来技術においては、下記の問題があった。 ウオータージェット推進装置101のインペラ102
の回転で発生する圧力を利用してノズル107内部の水
を冷却水供給管108へ取入れる構造となっているた
め、ノズル107内部の水(海水や湖川水等)にゴミや
異物が混入している場合には、冷却水供給管108の冷
却水供給口110に前述のゴミや異物が詰まる現象が発
生し、この結果、冷却水をエンジン103側へ円滑に供
給できなくなり、エンジン103がオーバヒートしてし
まうという問題があった。また、整備点検等のために小
型船舶100を陸上げした場合は、冷却水(海水や湖川
水等)を取入れることができないため、エンジン103
を回転させることができないという問題もあった。 ウオータージェット推進装置101を搭載した小型船
舶100は、海で使用することが多いため、ノズル10
7側からは塩分を含んだ海水が冷却水としてエンジン1
03側へ供給されることとなり、この結果、エンジン1
03の各機構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易く、
エンジン103の寿命が低下するという問題があった。
また、エンジン103に防錆対策(電触防止対策)を施
すためには、エンジン103内部のジャケットに新たに
亜鉛等の部材を取付けなければならないという問題が発
生する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、エンジン冷却用の冷却水循環系統を内部
に備え付けることにより、従来のように冷却水供給口に
おけるゴミ詰まりにより冷却水がエンジンへ円滑に供給
されずエンジンがオーバヒートする現象や,エンジンへ
冷却水として供給した海水によりエンジンに錆が発生す
る現象等を防止したウオータージェット推進装置の提供
を目的とする。
改善し、特に、エンジン冷却用の冷却水循環系統を内部
に備え付けることにより、従来のように冷却水供給口に
おけるゴミ詰まりにより冷却水がエンジンへ円滑に供給
されずエンジンがオーバヒートする現象や,エンジンへ
冷却水として供給した海水によりエンジンに錆が発生す
る現象等を防止したウオータージェット推進装置の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、船底に配設し
た水吸込口から吸込んだ水が船尾側に配設した水噴射口
へ至る通路を形成するダクトと、該ダクト内の前記水吸
込口の上方側に配設された駆動軸と、前記ダクト内の前
記水噴射口の上流側に配設され前記駆動軸の端部に固定
されたインペラと、冷却水通路を有し前記駆動軸へ回転
力を伝達する水冷式のエンジンとを備えたウオータージ
ェット推進装置において、前記ダクト内の前記駆動軸の
上方側に配設され,内部に前記エンジン冷却用の水の流
通路が形成されたウオータージャケットと、該ウオータ
ージャケットの流通路の下流側と前記エンジンの冷却水
通路の入口との間に配設され,前記ウオータージャケッ
トの流通路内の水を前記エンジンの冷却水通路の入口へ
送り込む冷却水供給管と、前記ウオータージャケットの
流通路の上流側と前記エンジンの冷却水通路の出口との
間に配設され,当該エンジンの冷却水通路から排出され
る水を前記ウオータージャケットの流通路内へ送り込む
冷却水排出管とを具備する構成としている。これによ
り、前述した目的を達成しようとするものである。
た水吸込口から吸込んだ水が船尾側に配設した水噴射口
へ至る通路を形成するダクトと、該ダクト内の前記水吸
込口の上方側に配設された駆動軸と、前記ダクト内の前
記水噴射口の上流側に配設され前記駆動軸の端部に固定
されたインペラと、冷却水通路を有し前記駆動軸へ回転
力を伝達する水冷式のエンジンとを備えたウオータージ
ェット推進装置において、前記ダクト内の前記駆動軸の
上方側に配設され,内部に前記エンジン冷却用の水の流
通路が形成されたウオータージャケットと、該ウオータ
ージャケットの流通路の下流側と前記エンジンの冷却水
通路の入口との間に配設され,前記ウオータージャケッ
トの流通路内の水を前記エンジンの冷却水通路の入口へ
送り込む冷却水供給管と、前記ウオータージャケットの
流通路の上流側と前記エンジンの冷却水通路の出口との
間に配設され,当該エンジンの冷却水通路から排出され
る水を前記ウオータージャケットの流通路内へ送り込む
冷却水排出管とを具備する構成としている。これによ
り、前述した目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ウオータージェット推進装置
のエンジンを駆動すると、駆動軸を介してインペラが回
転するため、水吸込口から水がダクト内へ吸込まれ、水
噴射口から船尾側へ噴射される。この時、ウオータージ
ャケットの流通路内の水は、インペラの回転力により水
吸込口から吸込んだ水で冷却される。そして、ポンプの
駆動により、冷却水は冷却水供給管を介してエンジンの
冷却水通路の入口へ供給される。エンジンの冷却水通路
の入口へ供給された冷却水は、ポンプの駆動により、冷
却水通路を通される結果、エンジンが冷却される。エン
ジンを冷却して高温となった水は、冷却水通路の出口か
ら冷却水排出管を介してダクト内のウオータージャケッ
トの流通路へ戻される。そして、ウオータージャケット
の流通路へ戻された高温水は、水吸込口から吸込んだ水
で再び冷却され、冷却水供給管を介してエンジンの冷却
水通路の入口へ再び供給される。即ち、エンジンの駆動
中は、ウオータージャケットの流通路からエンジンへの
冷却水供給,エンジンからウオータージャケットの流通
路への冷却排水の戻し,ウオータージャケットの流通路
からエンジンへの冷却水供給,という冷却水循環サイク
ルが繰返される。
のエンジンを駆動すると、駆動軸を介してインペラが回
転するため、水吸込口から水がダクト内へ吸込まれ、水
噴射口から船尾側へ噴射される。この時、ウオータージ
ャケットの流通路内の水は、インペラの回転力により水
吸込口から吸込んだ水で冷却される。そして、ポンプの
駆動により、冷却水は冷却水供給管を介してエンジンの
冷却水通路の入口へ供給される。エンジンの冷却水通路
の入口へ供給された冷却水は、ポンプの駆動により、冷
却水通路を通される結果、エンジンが冷却される。エン
ジンを冷却して高温となった水は、冷却水通路の出口か
ら冷却水排出管を介してダクト内のウオータージャケッ
トの流通路へ戻される。そして、ウオータージャケット
の流通路へ戻された高温水は、水吸込口から吸込んだ水
で再び冷却され、冷却水供給管を介してエンジンの冷却
水通路の入口へ再び供給される。即ち、エンジンの駆動
中は、ウオータージャケットの流通路からエンジンへの
冷却水供給,エンジンからウオータージャケットの流通
路への冷却排水の戻し,ウオータージャケットの流通路
からエンジンへの冷却水供給,という冷却水循環サイク
ルが繰返される。
【0008】
【実施例】以下、本発明のウオータージェット推進装置
を適用してなる実施例を図面に基づいて説明する。
を適用してなる実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】先ず、本実施例のウオータージェット推進
装置を搭載した小型船舶の船底の構成を図4に基づき説
明すると、小型船舶1の船底側には、小型船舶1に推進
力を付与するウオータージェット推進装置2が装備され
ており、ウオータージェット推進装置2の駆動源を構成
する水冷式のエンジン3のシリンダヘッド5とダクト4
との間には、冷却水排出管6と,冷却水排出管6へ分岐
管7A・7Bを介して連通接続されたサージタンク7
と,冷却水供給管8とが配設されている。
装置を搭載した小型船舶の船底の構成を図4に基づき説
明すると、小型船舶1の船底側には、小型船舶1に推進
力を付与するウオータージェット推進装置2が装備され
ており、ウオータージェット推進装置2の駆動源を構成
する水冷式のエンジン3のシリンダヘッド5とダクト4
との間には、冷却水排出管6と,冷却水排出管6へ分岐
管7A・7Bを介して連通接続されたサージタンク7
と,冷却水供給管8とが配設されている。
【0010】次に、本実施例のウオータージェット推進
装置の構成を図1乃至図3に基づき説明すると、ウオー
タージェット推進装置2のダクト4の内部には、エンジ
ン3のクランク軸9が貫通状態に配設されており、クラ
ンク軸9の端部側には、ハウジング10の内部に収納さ
れたインペラ11が固定されている。ダクト4の下方部
には、小型船舶1が航走する海(または湖川)から水を
吸込む水吸込口12が配設され、ハウジング10に連設
されたノズル13の端部には、船尾側へ水を噴射する水
噴射口14が配設されている。図中符号15はラダーを
示す。
装置の構成を図1乃至図3に基づき説明すると、ウオー
タージェット推進装置2のダクト4の内部には、エンジ
ン3のクランク軸9が貫通状態に配設されており、クラ
ンク軸9の端部側には、ハウジング10の内部に収納さ
れたインペラ11が固定されている。ダクト4の下方部
には、小型船舶1が航走する海(または湖川)から水を
吸込む水吸込口12が配設され、ハウジング10に連設
されたノズル13の端部には、船尾側へ水を噴射する水
噴射口14が配設されている。図中符号15はラダーを
示す。
【0011】小型船舶1の前進航走時には、エンジン3
の駆動によりクランク軸9を介してインペラ11を回転
させることにより、海(または湖川)から水吸込口12
を介してダクト4の内部へ小型船舶1推進用の水を吸込
み、インペラ11の回転力により水噴射口14を介して
船尾側へ水を噴射させることにより、前進航走するよう
になっている。図1に示す矢印は水吸込口12から吸込
んだ推進用の水の流れる方向を示す。
の駆動によりクランク軸9を介してインペラ11を回転
させることにより、海(または湖川)から水吸込口12
を介してダクト4の内部へ小型船舶1推進用の水を吸込
み、インペラ11の回転力により水噴射口14を介して
船尾側へ水を噴射させることにより、前進航走するよう
になっている。図1に示す矢印は水吸込口12から吸込
んだ推進用の水の流れる方向を示す。
【0012】また、ウオータージェット推進装置2のダ
クト4の内部で且つクランク軸9の上方部には、中空状
のウオータージャケット16が配設されており、当該ウ
オータージャケット16は、その一端部がハウジング1
0側のダクト4に対しボルト17を介して取付けられて
おり、その他端部がクランク軸9に対し軸受18を介し
て取付けられている。ウオータージャケット16は、平
面形状が略長方形状に形成されると共に縦断面形状が略
くの字状に形成された全体的にフラットな形状とされて
おり、その長手方向の略半分に相当する部分の内部に
は、冷却水通路19が形成されている。
クト4の内部で且つクランク軸9の上方部には、中空状
のウオータージャケット16が配設されており、当該ウ
オータージャケット16は、その一端部がハウジング1
0側のダクト4に対しボルト17を介して取付けられて
おり、その他端部がクランク軸9に対し軸受18を介し
て取付けられている。ウオータージャケット16は、平
面形状が略長方形状に形成されると共に縦断面形状が略
くの字状に形成された全体的にフラットな形状とされて
おり、その長手方向の略半分に相当する部分の内部に
は、冷却水通路19が形成されている。
【0013】ウオータージャケット16の冷却水通路1
9の上流側には、穴部20が形成されており、当該穴部
20には、取付部材21を介して冷却水排出管6が接続
されている。また、ウオータージャケット16の冷却水
通路19の下流側には、穴部22が形成されており、当
該穴部22には、取付部材23を介して冷却水供給管8
が接続されている。
9の上流側には、穴部20が形成されており、当該穴部
20には、取付部材21を介して冷却水排出管6が接続
されている。また、ウオータージャケット16の冷却水
通路19の下流側には、穴部22が形成されており、当
該穴部22には、取付部材23を介して冷却水供給管8
が接続されている。
【0014】エンジン3に配設された冷却水供給系統を
通過してエンジン3を冷却することにより高温となった
水は、シリンダヘッド5の出口から冷却水排出管6及び
サージタンク7を介してウオータージャケット16の冷
却水通路19へ供給されるようになっている。ウオータ
ージャケット16の冷却水通路19へ供給された高温水
は、インペラ11の回転力により水吸込口12から吸込
んだ推進用の水で冷却されるようになっている。そし
て、ウオータージャケット16の冷却水通路19の冷却
水は、冷却水供給管8を介してエンジン3のクランクケ
ース24へ供給されるようになっている。
通過してエンジン3を冷却することにより高温となった
水は、シリンダヘッド5の出口から冷却水排出管6及び
サージタンク7を介してウオータージャケット16の冷
却水通路19へ供給されるようになっている。ウオータ
ージャケット16の冷却水通路19へ供給された高温水
は、インペラ11の回転力により水吸込口12から吸込
んだ推進用の水で冷却されるようになっている。そし
て、ウオータージャケット16の冷却水通路19の冷却
水は、冷却水供給管8を介してエンジン3のクランクケ
ース24へ供給されるようになっている。
【0015】即ち、本実施例では、ウオータージェット
推進装置2のダクト4内部にウオータージャケット16
を配設すると共に,ウオータージャケット16とエンジ
ン3との間に冷却水排出管6,サージタンク7,冷却水
供給管8を配設することにより、エンジン3を冷却して
高温となった水を冷却水排出管6,サージタンク7によ
りウオータージャケット16へ戻し,戻した高温水を推
進用の水で冷却して冷却水供給管8によりエンジン3へ
冷却水を供給し,エンジン3を冷却して高温となった水
を再び推進用の水で冷却してエンジン3へ冷却水を供給
するという冷却水循環サイクルを繰返すようになってい
る。
推進装置2のダクト4内部にウオータージャケット16
を配設すると共に,ウオータージャケット16とエンジ
ン3との間に冷却水排出管6,サージタンク7,冷却水
供給管8を配設することにより、エンジン3を冷却して
高温となった水を冷却水排出管6,サージタンク7によ
りウオータージャケット16へ戻し,戻した高温水を推
進用の水で冷却して冷却水供給管8によりエンジン3へ
冷却水を供給し,エンジン3を冷却して高温となった水
を再び推進用の水で冷却してエンジン3へ冷却水を供給
するという冷却水循環サイクルを繰返すようになってい
る。
【0016】他方、エンジン3の下方部には、ウオータ
ーポンプ25が配設されており、当該ウオーターポンプ
25は、クランクケース24の端面部とポンプカバー2
6とから構成されている。また、エンジン3の下方部に
は、クランク軸9に対して直交状態にオイルポンプ軸2
7が配設されると共に,オイルポンプ軸27へ連結され
たオイルポンプ28が配設されており、クランク軸9及
びオイルポンプ軸27の外周部には、ギヤ29,30が
各々固定されている。オイルポンプ軸27は、ギヤ2
9,30を介して伝達されたクランク軸9の回転力によ
り回転し、オイルポンプ28とウオーターポンプ25と
を駆動するようになっている。
ーポンプ25が配設されており、当該ウオーターポンプ
25は、クランクケース24の端面部とポンプカバー2
6とから構成されている。また、エンジン3の下方部に
は、クランク軸9に対して直交状態にオイルポンプ軸2
7が配設されると共に,オイルポンプ軸27へ連結され
たオイルポンプ28が配設されており、クランク軸9及
びオイルポンプ軸27の外周部には、ギヤ29,30が
各々固定されている。オイルポンプ軸27は、ギヤ2
9,30を介して伝達されたクランク軸9の回転力によ
り回転し、オイルポンプ28とウオーターポンプ25と
を駆動するようになっている。
【0017】ウオーターポンプ25は、エンジン3のク
ランク軸9及びオイルポンプ軸27を介して駆動される
ことにより、冷却水供給管8から供給された冷却水をエ
ンジン3の冷却水供給系統へ送り込み、エンジン3を冷
却するようになっている。即ち、オイルポンプ軸27を
利用してウオーターポンプ25を駆動すると共に,クラ
ンクケース24の端面部でウオーターポンプ25の一部
を構成することにより、ウオーターポンプ部分の構成を
コンパクト化しコストの低減を図るようになっている。
この場合、ウオーターポンプ25は、エンジン3の外部
に配設することも可能である。
ランク軸9及びオイルポンプ軸27を介して駆動される
ことにより、冷却水供給管8から供給された冷却水をエ
ンジン3の冷却水供給系統へ送り込み、エンジン3を冷
却するようになっている。即ち、オイルポンプ軸27を
利用してウオーターポンプ25を駆動すると共に,クラ
ンクケース24の端面部でウオーターポンプ25の一部
を構成することにより、ウオーターポンプ部分の構成を
コンパクト化しコストの低減を図るようになっている。
この場合、ウオーターポンプ25は、エンジン3の外部
に配設することも可能である。
【0018】次に、上記の如く構成した本実施例の動作
を説明する。
を説明する。
【0019】小型船舶1の航走時において、ウオーター
ジェット推進装置2のエンジン3を駆動するとクランク
軸9が回転し、これに伴いクランク軸9の端部に固定さ
れたインペラ11が回転するため、水吸込口12から推
進用の水がダクト4内部へ吸込まれ、図1に矢印で示す
経路を通って水噴射口14から船尾側へ噴射される。こ
の時、ウオータージャケット16の冷却水通路19内部
の水は、インペラ11の回転力により水吸込口12から
吸込んだ推進用の水で冷却される。そして、ウオーター
ポンプ25の駆動により、冷却水は冷却水供給管8を介
してエンジン3のクランクケース24へ供給される。
ジェット推進装置2のエンジン3を駆動するとクランク
軸9が回転し、これに伴いクランク軸9の端部に固定さ
れたインペラ11が回転するため、水吸込口12から推
進用の水がダクト4内部へ吸込まれ、図1に矢印で示す
経路を通って水噴射口14から船尾側へ噴射される。こ
の時、ウオータージャケット16の冷却水通路19内部
の水は、インペラ11の回転力により水吸込口12から
吸込んだ推進用の水で冷却される。そして、ウオーター
ポンプ25の駆動により、冷却水は冷却水供給管8を介
してエンジン3のクランクケース24へ供給される。
【0020】エンジン3のクランクケース24へ供給さ
れた冷却水は、ウオーターポンプ25の駆動により、エ
ンジン3の冷却水供給系統へ供給される結果、エンジン
3が冷却される。エンジン3を冷却して高温となった水
は、シリンダヘッド5の出口から冷却水排出管6及びサ
ージタンク7を介して,ダクト4内部のウオータージャ
ケット16の冷却水通路19へ戻される。そして、冷却
水通路19へ供給された高温水は、水吸込口12から吸
込んだ推進用の水で再び冷却され、冷却水供給管8を介
してエンジン3のクランクケース24へ再び供給され
る。
れた冷却水は、ウオーターポンプ25の駆動により、エ
ンジン3の冷却水供給系統へ供給される結果、エンジン
3が冷却される。エンジン3を冷却して高温となった水
は、シリンダヘッド5の出口から冷却水排出管6及びサ
ージタンク7を介して,ダクト4内部のウオータージャ
ケット16の冷却水通路19へ戻される。そして、冷却
水通路19へ供給された高温水は、水吸込口12から吸
込んだ推進用の水で再び冷却され、冷却水供給管8を介
してエンジン3のクランクケース24へ再び供給され
る。
【0021】即ち、エンジン3の駆動中は、ウオーター
ポンプ25により、ウオータージャケット16の冷却水
通路19からエンジン3への冷却水供給→エンジン3か
らウオータージャケット16の冷却水通路19への高温
水戻し→ウオータージャケット16の冷却水通路19か
らエンジン3への冷却水供給,という冷却水循環サイク
ルが繰返される。
ポンプ25により、ウオータージャケット16の冷却水
通路19からエンジン3への冷却水供給→エンジン3か
らウオータージャケット16の冷却水通路19への高温
水戻し→ウオータージャケット16の冷却水通路19か
らエンジン3への冷却水供給,という冷却水循環サイク
ルが繰返される。
【0022】上述したように、本実施例によれば、ウオ
ータージェット推進装置2のダクト4内部にウオーター
ジャケット16を配設すると共に,ウオータージャケッ
ト16とエンジン3との間に冷却水排出管6,サージタ
ンク7及び冷却水供給管8を配設し、エンジン3を冷却
して高温となった水を冷却水排出管6,サージタンク7
によりウオータージャケット16へ戻し,戻した高温水
を推進用の水で冷却して冷却水供給管8によりエンジン
3へ冷却水を供給し,エンジン3を冷却して高温となっ
た水を再び推進用の水で冷却してエンジン3へ冷却水を
供給するという冷却水循環サイクルを繰返すため、換言
すればウオータージェット推進装置2の内部に冷却水循
環系統を備え付けているため、冷却水として海水を利用
しなくともエンジン3へ冷却水を常時円滑に供給するこ
とが可能となり、この結果、エンジン3を的確に冷却す
ることができる。
ータージェット推進装置2のダクト4内部にウオーター
ジャケット16を配設すると共に,ウオータージャケッ
ト16とエンジン3との間に冷却水排出管6,サージタ
ンク7及び冷却水供給管8を配設し、エンジン3を冷却
して高温となった水を冷却水排出管6,サージタンク7
によりウオータージャケット16へ戻し,戻した高温水
を推進用の水で冷却して冷却水供給管8によりエンジン
3へ冷却水を供給し,エンジン3を冷却して高温となっ
た水を再び推進用の水で冷却してエンジン3へ冷却水を
供給するという冷却水循環サイクルを繰返すため、換言
すればウオータージェット推進装置2の内部に冷却水循
環系統を備え付けているため、冷却水として海水を利用
しなくともエンジン3へ冷却水を常時円滑に供給するこ
とが可能となり、この結果、エンジン3を的確に冷却す
ることができる。
【0023】従って、従来のように船底の水吸込口から
吸込んだ海水をノズルに配設した海水供給口から冷却水
としてエンジンへ供給する場合の如く、エンジンの各機
構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易くエンジンの寿
命が低下するという不具合や、海水に混入したゴミや異
物がノズルの海水供給口に詰まってエンジンへ冷却水を
円滑に供給できずエンジンのオーバーヒートを引き起こ
すといった不具合や、エンジン3のジャケット内部に防
錆用の亜鉛等を取付ける必要が生ずるといった不具合等
を解消することができる。
吸込んだ海水をノズルに配設した海水供給口から冷却水
としてエンジンへ供給する場合の如く、エンジンの各機
構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易くエンジンの寿
命が低下するという不具合や、海水に混入したゴミや異
物がノズルの海水供給口に詰まってエンジンへ冷却水を
円滑に供給できずエンジンのオーバーヒートを引き起こ
すといった不具合や、エンジン3のジャケット内部に防
錆用の亜鉛等を取付ける必要が生ずるといった不具合等
を解消することができる。
【0024】また、本実施例によれば、オイルポンプ軸
27を利用してウオーターポンプ25を駆動すると共
に,クランクケース24の端面部でウオーターポンプ2
5の一部を構成しているため、ウオーターポンプ部分の
構成をコンパクト化することができると共にコストの低
減を図ることができる。
27を利用してウオーターポンプ25を駆動すると共
に,クランクケース24の端面部でウオーターポンプ2
5の一部を構成しているため、ウオーターポンプ部分の
構成をコンパクト化することができると共にコストの低
減を図ることができる。
【0025】次に、本発明の変形例を図5に基づき説明
する。
する。
【0026】図5は本変形例によるウオータージャケッ
トの構成を示す概略図であり、ウオータージャケット4
0は、小型船舶(図示略)の船底側のダクト41に形成
された切欠部42に対し嵌合状態に配置されており、ボ
ルト43,44,ガスケット45,46を介してダクト
41に固定されている。ウオータージャケット40は、
平面形状が略矩形状に形成されており、当該ウオーター
ジャケット40の内部には、冷却水通路47が形成され
ている。
トの構成を示す概略図であり、ウオータージャケット4
0は、小型船舶(図示略)の船底側のダクト41に形成
された切欠部42に対し嵌合状態に配置されており、ボ
ルト43,44,ガスケット45,46を介してダクト
41に固定されている。ウオータージャケット40は、
平面形状が略矩形状に形成されており、当該ウオーター
ジャケット40の内部には、冷却水通路47が形成され
ている。
【0027】ウオータージャケット40の冷却水通路4
7の一端部側には、穴部48が形成されており、当該穴
部48には、エンジンのシリンダヘッド出口(図示略)
へ接続された冷却水排出管49が接続されている。ま
た、ウオータージャケット40の冷却水通路47の他端
部側には、穴部50が形成されており、当該穴部50に
は、エンジンのクランクケース(図示略)へ接続された
冷却水供給管51が接続されている。
7の一端部側には、穴部48が形成されており、当該穴
部48には、エンジンのシリンダヘッド出口(図示略)
へ接続された冷却水排出管49が接続されている。ま
た、ウオータージャケット40の冷却水通路47の他端
部側には、穴部50が形成されており、当該穴部50に
は、エンジンのクランクケース(図示略)へ接続された
冷却水供給管51が接続されている。
【0028】本変形例では、上記実施例と同様に、小型
船舶のダクト41内部へ推進用の水が導入されると、ウ
オータージャケット40の冷却水通路47内部の水が推
進用の水で冷却され、ウオーターポンプの駆動により、
冷却水供給管51を介してエンジンへ供給される。エン
ジンを冷却して高温となった水は、冷却水排出管49を
介して再びウオータージャケット40の冷却水通路47
へ戻されて推進用の水で冷却され、冷却水供給管51を
介して再びエンジンへ供給される。
船舶のダクト41内部へ推進用の水が導入されると、ウ
オータージャケット40の冷却水通路47内部の水が推
進用の水で冷却され、ウオーターポンプの駆動により、
冷却水供給管51を介してエンジンへ供給される。エン
ジンを冷却して高温となった水は、冷却水排出管49を
介して再びウオータージャケット40の冷却水通路47
へ戻されて推進用の水で冷却され、冷却水供給管51を
介して再びエンジンへ供給される。
【0029】即ち、エンジンの駆動中は、ウオーターポ
ンプ25により、ウオータージャケット40の冷却水通
路47からエンジンへの冷却水供給→エンジンからウオ
ータージャケット40の冷却水通路47への高温水戻し
→ウオータージャケット40の冷却水通路47からエン
ジンへの冷却水供給,という冷却水循環サイクルが繰り
返される。
ンプ25により、ウオータージャケット40の冷却水通
路47からエンジンへの冷却水供給→エンジンからウオ
ータージャケット40の冷却水通路47への高温水戻し
→ウオータージャケット40の冷却水通路47からエン
ジンへの冷却水供給,という冷却水循環サイクルが繰り
返される。
【0030】従って、本変形例においても、冷却水とし
て海水を利用しなくともエンジンへ冷却水を常時円滑に
供給することが可能となり、この結果、エンジンを的確
に冷却することができるため、従来のように船底の水吸
込口から吸込んだ海水をノズルに配設した海水供給口か
ら冷却水としてエンジンへ供給する場合の如く、エンジ
ンの各機構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易くエン
ジンの寿命が低下するという不具合や、海水に混入した
ゴミや異物がノズルの海水供給口に詰まってエンジンへ
冷却水を円滑に供給できずエンジンのオーバーヒートを
引き起こすといった不具合や、エンジンのジャケット内
部に防錆用の亜鉛等を取付ける必要が生ずるといった不
具合等を解消することができる。
て海水を利用しなくともエンジンへ冷却水を常時円滑に
供給することが可能となり、この結果、エンジンを的確
に冷却することができるため、従来のように船底の水吸
込口から吸込んだ海水をノズルに配設した海水供給口か
ら冷却水としてエンジンへ供給する場合の如く、エンジ
ンの各機構部に海水の塩分が原因で錆が発生し易くエン
ジンの寿命が低下するという不具合や、海水に混入した
ゴミや異物がノズルの海水供給口に詰まってエンジンへ
冷却水を円滑に供給できずエンジンのオーバーヒートを
引き起こすといった不具合や、エンジンのジャケット内
部に防錆用の亜鉛等を取付ける必要が生ずるといった不
具合等を解消することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウオータ
ージェット推進装置によれば、エンジンの駆動中は、エ
ンジンを冷却して高温となった水を冷却水排出管により
ウオータージャケットへ戻し,戻した高温水を水吸込口
から吸込んだ水で冷却して冷却水供給管によりエンジン
へ冷却水を供給し,エンジンを冷却して高温となった水
を再び水吸込口から吸込んだ水で冷却してエンジンへ冷
却水を再び供給するという冷却水循環サイクルを繰返す
構造としているため、冷却水として海水を利用しなくと
もエンジンへ冷却水を常時円滑に供給することが可能と
なり、この結果、エンジンを的確に冷却することができ
る。従って、従来のように船底の水吸込口から吸込んだ
海水をノズルに配設した海水供給口から冷却水としてエ
ンジンへ供給する場合の如く、エンジンの各機構部に海
水の塩分が原因で錆が発生し易くエンジンの寿命が低下
するという不具合や、海水に混入したゴミや異物がノズ
ルの海水供給口に詰まってエンジンへ冷却水を円滑に供
給できずエンジンのオーバーヒートを引き起こすといっ
た不具合や、エンジンのジャケット内部に防錆用の亜鉛
等を取付ける必要が生ずるといった不具合等を解消する
ことができる、という顕著な効果を奏することができ
る。
ージェット推進装置によれば、エンジンの駆動中は、エ
ンジンを冷却して高温となった水を冷却水排出管により
ウオータージャケットへ戻し,戻した高温水を水吸込口
から吸込んだ水で冷却して冷却水供給管によりエンジン
へ冷却水を供給し,エンジンを冷却して高温となった水
を再び水吸込口から吸込んだ水で冷却してエンジンへ冷
却水を再び供給するという冷却水循環サイクルを繰返す
構造としているため、冷却水として海水を利用しなくと
もエンジンへ冷却水を常時円滑に供給することが可能と
なり、この結果、エンジンを的確に冷却することができ
る。従って、従来のように船底の水吸込口から吸込んだ
海水をノズルに配設した海水供給口から冷却水としてエ
ンジンへ供給する場合の如く、エンジンの各機構部に海
水の塩分が原因で錆が発生し易くエンジンの寿命が低下
するという不具合や、海水に混入したゴミや異物がノズ
ルの海水供給口に詰まってエンジンへ冷却水を円滑に供
給できずエンジンのオーバーヒートを引き起こすといっ
た不具合や、エンジンのジャケット内部に防錆用の亜鉛
等を取付ける必要が生ずるといった不具合等を解消する
ことができる、という顕著な効果を奏することができ
る。
【図1】本発明を適用した本実施例におけるウオーター
ジェット推進装置の要部の構成を示す一部断面とした概
略図である。
ジェット推進装置の要部の構成を示す一部断面とした概
略図である。
【図2】本実施例におけるウオータージェット推進装置
の全体構成を示す一部断面とした概略図である。
の全体構成を示す一部断面とした概略図である。
【図3】図2に示すエンジン部分の構成を示す一部断面
とした説明図である。
とした説明図である。
【図4】本実施例におけるウオータージェット推進装置
を搭載した小型船舶の船底の構成を示す一部を切欠いた
概略図である。
を搭載した小型船舶の船底の構成を示す一部を切欠いた
概略図である。
【図5】変形例によるジャケット部分の構成を示す一部
断面とした説明図である。
断面とした説明図である。
【図6】従来例におけるウオータージェット推進装置を
搭載した小型船舶の船底の構成を示す概略図である。
搭載した小型船舶の船底の構成を示す概略図である。
【図7】従来例におけるウオータージェット推進装置の
要部の構成を示す一部断面とした概略図である。
要部の構成を示す一部断面とした概略図である。
1 小型船舶 2 ウオータージェット推進装置 3 エンジン 4 ダクト 5 シリンダヘッド 6 冷却水排出管 7 サージタンク 8 冷却水供給管 9 駆動軸としてのクランク軸 11 インペラ 12 水吸込口 14 水噴射口 16,40 ウオータージャケット 19,47 流通路としての冷却水通路 24 クランクケース 25 ウオーターポンプ 30 オイルポンプ軸 42 切欠部
Claims (3)
- 【請求項1】 船底に配設した水吸込口から吸込んだ水
が船尾側に配設した水噴射口へ至る通路を形成するダク
トと、該ダクト内の前記水吸込口の上方側に配設された
駆動軸と、前記ダクト内の前記水噴射口の上流側に配設
され前記駆動軸の端部に固定されたインペラと、冷却水
通路を有し前記駆動軸へ回転力を伝達する水冷式のエン
ジンとを備えたウオータージェット推進装置において、 前記ダクト内の前記駆動軸の上方側に配設され,内部に
前記エンジン冷却用の水の流通路が形成されたウオータ
ージャケットと、 該ウオータージャケットの流通路の下流側と前記エンジ
ンの冷却水通路の入口との間に配設され,前記ウオータ
ージャケットの流通路内の水を前記エンジンの冷却水通
路の入口へ送り込む冷却水供給管と、 前記ウオータージャケットの流通路の上流側と前記エン
ジンの冷却水通路の出口との間に配設され,当該エンジ
ンの冷却水通路から排出される水を前記ウオータージャ
ケットの流通路内へ送り込む冷却水排出管とを具備した
ことを特徴とするウオータージェット推進装置。 - 【請求項2】 船底に配設した水吸込口から吸込んだ水
が船尾側に配設した水噴射口へ至る通路を形成するダク
トと、該ダクト内の前記水吸込口の上方側に配設された
駆動軸と、前記ダクト内の前記水噴射口の上流側に配設
され前記駆動軸の端部に固定されたインペラと、冷却水
通路を有し前記駆動軸へ回転力を伝達する水冷式のエン
ジンとを備えたウオータージェット推進装置において、 前記ダクトに形成された切欠部に嵌合状態に配設され,
内部に前記エンジン冷却用の水の流通路が形成されたウ
オータージャケットと、 該ウオータージャケットの流通路の下流側と前記エンジ
ンの冷却水通路の入口との間に配設され,前記ウオータ
ージャケットの流通路内の水を前記エンジンの冷却水通
路の入口へ送り込む冷却水供給管と、 前記ウオータージャケットの流通路の上流側と前記エン
ジンの冷却水通路の出口との間に配設され,当該エンジ
ンの冷却水通路から排出される水を前記ウオータージャ
ケットの流通路内へ送り込む冷却水排出管とを具備した
ことを特徴とするウオータージェット推進装置。 - 【請求項3】 前記ポンプを、前記エンジンの一部とし
て構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のウオ
ータージェット推進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672293A JPH06286691A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ウオータージェット推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672293A JPH06286691A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ウオータージェット推進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286691A true JPH06286691A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14172634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9672293A Withdrawn JPH06286691A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ウオータージェット推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286691A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248485A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Honda Motor Co Ltd | 小型艇のジェットポンプ取付構造 |
JP2006307865A (ja) * | 2006-08-03 | 2006-11-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 小型船舶 |
AT505159B1 (de) * | 2007-08-20 | 2008-11-15 | Hsr Benelli Gmbh & Co Kg | Pumpe für ein wasserfahrzeug |
CN106246645A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-21 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种散热器及喷水推进装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9672293A patent/JPH06286691A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006248485A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Honda Motor Co Ltd | 小型艇のジェットポンプ取付構造 |
JP2006307865A (ja) * | 2006-08-03 | 2006-11-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 小型船舶 |
AT505159B1 (de) * | 2007-08-20 | 2008-11-15 | Hsr Benelli Gmbh & Co Kg | Pumpe für ein wasserfahrzeug |
CN106246645A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-12-21 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种散热器及喷水推进装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |